JP2529670B2 - 切削植刃とこれを用いた旋削作業実施方法 - Google Patents

切削植刃とこれを用いた旋削作業実施方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属製工作物を切屑(チップ)を形成しなが
ら加工する切粉出し工作機械に使用する切削植刃とこの
植刃を用いた施削作業実施方法に関する。
切削植刃(インサート)は、植刃の上面と側面間の遷
移点で形成された切削切刃を有し、上面で工作中に形成
される切屑と植刃間のすくい(レーキ)面を構成し、ま
た側面で逃げ(クリアランス)面を構成し、すくい面が
切削切刃に引続いて配置されたチップ転倒置面(通称
「ランド」)とこのランドに引続いて配置された湾曲状
に窪んだチップブレーカ面とを備える。
従来から使用されているこの種の切削植刃によって形
成された切屑(連続状)は植刃のチップ転倒置面に接触
することによって剪断応力による切屑の積層形態(ラミ
ネーション)の生じる性質が付与され、且つ切屑中の熱
の一部を切削植刃に熱伝導する。次に切屑は湾曲状にチ
ップブレーカ面に沿わされることによって処理し易くか
つ細片に折れ易い状態になる。即ちラミネーションと細
片形成は時間的にずれた二つの工程で行なわれる。従っ
てその間に切屑の温度が低下するので工作物の切削工作
にかなりの動力を必要とする。
ところで、特開昭59-1105号には、上記従来の切削植
刃に対し、切削工作力を低減させるために、チップブレ
ーカ面の後位境界線が断続した破線になるように凹所を
配設し、それにより切屑が全幅に亘ってではなく、断続
的な局部幅しかチップブレーカ面の後位端縁部分に接触
しないようにし、その結果として切屑の摩擦抵抗力を低
減させ、それにより切削工作に要する動力を低減させよ
うとする改良技術が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は切粉出し切削工作に要する動力を減少
するために、具体的には上記改良植刃よりも格段に減小
させるために、切屑を3段階でしかも敏速に変形させる
切削植刃とこれを用いた施削作業実施方法を提供するこ
とである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、すくい面を規定する上面と、工作物
から連続した切屑、即ちチップ、を形成するための切刃
を構成するように該すくい面と交差している逃げ面を規
定する側面とを含む切削植刃であって、該すくい面が:
該切刃に沿って延在し且つ該切刃から後方へ延在してい
るチップ転倒置面、即ちランド;及びチップ転倒置面に
引続いて後方へ断面視において湾曲線状に延在している
窪んだチップブレーカ面を含んていて、該すくい面には
該切刃に平行な方向に離間配位した凹所、即ち窪み、が
形成されている、斯ゝる構成の切削植刃において、 (1)各凹所は該チップ転倒置面と該窪んだチップブ
レーカ面の両方に、その間の連続した境界線を横切るよ
うに形成され、それにより当該連続境界線が断続した破
線に成るように変更されており;そして (2)各凹所は該切刃に直交する平面に沿った植刃の
断面視において後方へ湾曲線状に延在している表面を有
するように輪郭付けられている ことを特徴とする切削植刃が提供される。
上記構成の植刃は、その植刃の頂面視において好まし
くは実質的に円弧状になる前位境界線を形成し、それに
より切屑が該切刃によって連続的に形成されながら該チ
ップ転倒置面から該チップブレーカ面に案内される際
に、切屑が部分的に該凹所に突入変形することが出来る
ように輪郭付けなければならない。
更にチップブレーカ面の切刃に直角な方向における長
さは従来の植刃のものに較べ格段に短くするのが有利で
ある。
更に本発明によれば、上記構成の切削植刃を用いて、
工作物に対し施削作業を実施する方法として、植刃に対
する工作物の相対的回転中に、下記の三種の切屑変形工
程(1),(2)及び(3)を含む、工作物に対し施削
作業を実施する方法が提供される。
(1)該逃げ面、該切刃及び該すくい面によって構成
された植刃の切削部によって工作物を連続的に切り出
し、それによって該チップ転倒置面に対し押圧力を奏す
る連続した熱切屑を形成し、それと同時に当該熱切屑を
該チップ転倒置面において前記押圧力により変形し、そ
れにより熱切屑が積層形態で該チップ転倒置面に転倒置
され且つ当該転倒置面に沿って後方に移動出来るように
する熱切屑形成/転倒変形工程。
上記工程(1)において、切屑が高温度になった熱い
チップであるのは、先ず植刃の切削部による工作物から
の切り出しの際の発生熱と、切屑が積層形態(ラミネー
ション)で以って転倒変形する際の発生熱とによるもの
である。両種の発生熱は実質的に同時に発生する。両発
生熱は本発明の植刃に限らず、従来の植刃の場合にも切
粉出し工作時に必然的に伴うものである。
上記工程(1)におけるチップ転倒置面では、切屑か
ら植刃への両者間の摩擦作用による熱伝達が変更前の、
即ち元の従来式チップ転倒置面の場合に較べ変更チップ
転倒置面の場合に相対的に抑制される。
(2)前記熱転倒置切屑が後方へ移動する間に、該チ
ップ転倒置面に対する該チップ押圧力によって該離間配
位凹所において該熱転倒置切屑を連続的に変形させるこ
とにより該切屑の下側に離間配位の連続した匍伏部、即
ちランナー、を形成する熱転倒置切屑局部変形工程。
上記工程(1)で得られた熱切屑は変更前の、即ち元
のチップ転倒置面の場合に対し、相対的に増大した高温
度、従って高い変形可能性を有している。
(3)該匍伏部付き熱転倒置切屑が更に後方へ移動す
る間に、該離間配位匍伏部を該離間配位凹所に引続く該
窪んだチップブレーカ面の後位局部と接触させることに
より該離間配位匍伏部を連続的に変形し、それにより当
該匍伏部を該切刃に直交する該平面上で下方へ湾曲させ
る工程であって、熱転倒置切屑の該離間配位匍伏部にお
ける前記湾曲化変形により該窪んだチップブレーカ面で
実行されることになる熱転倒置切屑の該平面上での下方
湾曲化を該切刃に沿った全切屑幅に亘って誘起させるよ
うにした、斯ゝる熱転倒置切屑匍伏部変形工程。
上記工程(2)における、転倒置熱切屑の凹所におけ
る変形により、熱切屑の内部摩擦作用が生起して、切屑
温度を増大させる。
前記全幅に亘る熱切屑湾曲化は該窪んだチップブレー
カ面と少なくとも熱切屑の該離間配位匍伏部との間の摩
擦作用によって実行される。従って、第8図の従来植刃
による切屑の植刃すくい面上の摩擦面域(接触面域)に
較べ、本発明の植刃によれば、第1図や第3図に示すよ
うに対応する摩擦面域が大幅に減小することが可能にな
る。このように減小すれば、必然的に施削工作に要する
切削力が大幅に低減することは明白である。
なお、前記特開昭59-1105号の植刃によれば、本発明
とは違って凹所の配設の結果として生じる破線状境界線
は本発明のようなチップ転倒置面(ランド)とチップブ
レーカ面の間の境界線ではなく、チップブレーカ面とそ
れに接続するすくい面の残部との間の境界線である。し
かも、この公開された植刃によれば切屑はチップブレー
カ面の前位面域全体と凹所群を除く残余の後位面域とを
摩擦面域にして、これらの面域に接触するので、本発明
に較べれば摩擦面域の減小度合は格段に小さい。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照した数件の実施例について本発
明を詳細に説明する。ただしこれらの実施例はもっぱら
発明の解説のためのものであって、本発明はその請求の
範囲内においてこの他にも種々変形し得るものである。
添付図面において互に対応する部品には同一の符号を
付けて示すこととする。
本発明の説明に先立って、従来の切削植刃を第8図及
び第9図を参照して説明する。
従来の切削植刃(インサート)10はこの植刃の上面12
と側面13間の遷移点で規定された切刃11を有する。植刃
の上面12で、機械工作中に生成される切屑(チップ)と
植刃間のすくい面(レーキ面)を構成し、側面13で逃げ
面(クリアランス面)を構成する。すくい面12は切刃11
に連続したチップ転倒置面(ランド)14と、この面14に
連続したチップブレーカ面15とを備える。切屑は工作物
から分離されるとチップ転倒置面14(切刃11に直角方向
に測ったこの面14の幅aは0.4mm以下にある)に沿って
横に滑る。次いで切屑はチップブレーカ面15に沿う。切
屑はチップブレーカ面15の曲率半径R1(5mm以下)に略
沿うような曲率半径に形成される。切刃11に直角方向に
測ったチップブレーカ面15の幅bは2mm以下で、この面1
5の湾曲凹みの深さは0.5mm以下である。上述した工作時
における切屑の変形工程(1)から判るように、切屑の
変形即ちラミネーション形態の転倒変形と前記工程
(3)に対応する工程における切屑の全幅に亘る湾曲化
とは時間的に可成りずれた二つの工程で行なわれる。従
って、この時間的なずれと、後述する摩擦面域の大きさ
とから、切粉出し作業、即ち機械工作は比較的に大きな
動力を消費するものであった。
以下、第1〜7図に本発明の実施例を示す。
第1図及び第2図に示す本発明の第1実施例におい
て、切削植刃20′は従来の切削植刃10と同様に上面22′
と側面23′との間に切刃21′を有する。植刃の上面、即
ちすくい面22′はチップ転倒置面24′とそれに引続いた
湾曲状のチップブレーカ面25′とを備える。チップ転倒
置面24′とチップブレーカ面25′との境界に境界線26′
が設けられる。この境界線26′は断続した直線状であっ
て、切刃21′から最も遠くにあるチップ転倒置面24′上
の点を連らねたものである。この実施例においては境界
線26′上に多数の凹所(窪み)27′が配列され、それら
の凹所27′を上記の境界線26′が継ないでいる。この凹
所27′の列は切刃21′の内側に配列され、即ち切刃21′
に接触することなく且つ切刃21′に平行に互に間隔をあ
けて配列されている。上記の切刃21′に直角な方向に測
った境界線26′までの幅dは第9図の幅aと同じ大きさ
で0.4mm以下である。しかしチップブレーカ面25′の曲
率半径R2は第9図の曲率半径R1よりかなり小さく、0.5m
m以下である。
切刃21′に直角な方向に測ったチップブレーカ面25′
の幅e及びこの面25′の深さfは第9図の幅b及び深さ
cよりも小さくて、幅eは0.2〜0.4mmの範囲内であり、
また深さは0.04〜0.05mmの範囲内である。第8,9図の植
刃の場合と同様に、植刃のチップ転倒置面25′に起因し
て切屑を転倒置するとともに、凹所27′に起因して該切
屑の下側に匍伏部(即ち、ランナーとも称し得る)を生
ずる。この場合に切屑内部の摩擦作用によって切屑は温
度が上昇して切屑はくずれ易くなる。これらの匍伏部と
凹所のお陰で、切屑とすくい面間の摩擦領域はチップの
匍伏部とチップブレーカ面との小さい接触面域に限定さ
れる。第1図に28,29で示したこの摩擦領域は第8図に3
0で示した従来の切削植刃の摩擦領域に対比されるもの
である。摩擦領域が減少すると、必要な切削力が低減す
るだけに留まらず、切屑の温度が増加するので、従って
さらに切屑はくずし易くなる。
なお、「匍伏部」は機能的表現であり、切屑がチップ
ブレーカ面をはうように前進するために設けられたチッ
プ下側部分を意味し、これを形態的表現では「うね」
(リッジ)と称し得る。
従来の切削植刃におけるチップブレーカ面の幅bに比
較して本実施例におけるチップブレーカ面25′の幅eが
小さいので、切屑をカール状に変形するのは従来の切削
植刃よりも速く実行出来る。本発明の切削植刃によれ
ば、切屑のラミネーション+転倒置と湾曲化(カール)
とは引続き速く行なわれる、即ち両者が略同時にしかも
従来の植刃において切屑のラミネーション+転倒変形だ
けに要する時間の約1/2の時間で行なわれる。切屑がそ
の高い温度をすみやかに失うにも拘らず、切屑をくずす
作用に要する負荷が極めて小さくなる。3段階の切屑の
のくずし作用が順次行われるものであるとはいえ、殆ん
ど同時に近い状態で行なわれることになるので切削動力
が顕著に小さくなる。
第1図から判るように境界線26′は切刃21′に平行な
直線部分31′を有した破線状にあらわされる。境界線の
途中に複数の凹所27′があるために直線部分31′は複数
の円弧状曲線部分32′により分離されている。この曲線
部分32′は切刃21′に向って湾曲している。凹所27′は
チップブレーカ面25′の後部に直線部を備えている。こ
の実施例において凹所27′はチップブレーカ面25′の後
位境界線33、即ち後端縁まで延在している。この境界線
33は切刃21′から最も距離が離れたチップブレーカ面2
5′上の点を連ねたものである。
第2図から判るように、凹所27′の底面は境界線33に
近接した底面部分においてチップブレーカ面25′の底面
と合致する。即ち、凹所27′はその後位面域がチップブ
レーカ面25′の後位面域に同一曲率半径で併合(或いは
合流)された状態に形成されている。チップブレーカ面
25′の曲率半径は一定値であって、この曲率半径R2は切
刃21′に近接した凹所27′の前位部分の曲率半径より小
さい。
第3図に示す本発明の第2実施例が第1,2図に示す第
1実施例と異なっている点は、後位境界線が切刃21″に
平行に設けられた直線部分34′と切刃21″側に曲率半径
の中心を有する曲線部35とが交互に設けられて形成され
ていることである。この直線部分34に向き合った曲線部
分32″と曲線部分35に向き合った直線部分31″とが形成
されている。第2実施例において、切刃21″に沿って測
った曲線部分32″の幅は同様にして測った直線部分34の
幅よりも小さい。
第4〜6図に示す本発明の第3実施例では、切刃21
に沿って複数の凹所27が配列されている。この実施例
において、チップブレーカ面25の曲率半径は凹所27
の曲率半径よりも大きい。凹所27の底面はチップブレ
ーカ面25の底面よりもずっと下方にある。凹所27に
はチップ転倒置面24とチップブレーカ面との間に境界
線を備える。この境界線は円形である。
第7図に示す本発明の第4実施例は、すくい角αが増
加するので従って切削力が減少する点を除いて原理的に
は第4〜6図に示す第3実施例と同じである。
前述の3段階のチップ変形を実施することになる本発
明の切削植刃の共通概念は下記の通りである。凹所27の
深さfを0.3mm以下にすること。この深さfは0.1mmより
小さいことが好ましく、0.04〜0.05mmの範囲にすること
が最も好ましい。切刃21から測ったチップ転倒置面24と
チップブレーカ面25の合計幅d+e(即ち、切刃からチ
ップブレーカ面の後端までの距離)を2mm以下にするこ
と。この幅は1mmより小さいことが好ましく、0.6〜0.8m
mの範囲にすることが最も好ましい。切刃21から直角方
向に測ったチップブレーカ面25の幅eを0.8mm以下に
し、0.2〜0.4mmの範囲にすることが好ましい。チップブ
レーカ面25の曲率半径R2は5mm以下にする。この曲率半
径は2mm以下にすることが好ましく、最も好ましいのは
0.5mmである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る切削植刃の第1実施例を示す平面
図、第2図は第1図のII-II線についての断面図、第3
図は本発明に係る切削植刃の第2実施例を示す平面図、
第4図は本発明に係る切削植刃の第3実施例を示す平面
図、第5図は第4図のV−V線についての断面図、第6
図は第4図のVI-VI線についての断面図、第7図は本発
明に係る切削植刃の第4実施例を示す断面図、第8図は
チップ転倒置面及びチップブレーカ面を有する従来の切
削植刃の平面図、第9図は第8図のIX-IX線についての
断面図である。 20……切削植刃、21,21″……切刃、22……上面、23…
…側面、24……チップ転倒置面、25,25″……チップブ
レーカ面、26……前位破線境界線、27……凹所、32″…
…曲線状の第2部分、33……後位境界線、34……直線状
の第3部分、35……曲線状の第4部分。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】すくい面を規定する上面と、工作物から連
    続した切屑、即ちチップ、を形成するための切刃を構成
    するように該すくい面と交差している逃げ面を規定する
    側面とを含む切削植刃であって、該すくい面が:該切刃
    に沿って延在し且つ該切刃から後方へ延在しているチッ
    プ転倒置面、即ちランド;及び該チップ転倒置面に引続
    いて後方へ断面視において湾曲線状に延在している窪ん
    だチップブレーカ面を含んでいて、該すくい面には該切
    刃に平行な方向に離間配位した凹所、即ち窪み、が形成
    されている、斯ゝる構成の切削植刃において、 (1)各凹所は該チップ転倒置面と該窪んだチップブレ
    ーカ面の両方に、その間の連続した境界線を横切るよう
    に形成され、それにより当該連続境界線が断続した破線
    になるように変更されており;そして (2)各凹所はこれと該チップ転倒置面との間に植刃の
    頂面視において実質的に円弧状の前位境界線を形成し、
    そして該切刃に直交する平面に沿った植刃の断面視にお
    いて後方へ湾曲線状に延在している表面を有し、それに
    より切屑が該切刃によって連続的に形成され、そして該
    チップ転倒置面から該チップブレーカ面に案内される際
    に、切屑が部分的に該凹所に突入変形することが出来る
    ように輪郭付けられている、 ことを特徴とする切削植刃。
  2. 【請求項2】該チップ転倒置面と該チップブレーカ面の
    間の該断続境界線が該切刃に平行である、請求項1に記
    載の切削植刃。
  3. 【請求項3】該凹所が0.3mm未満の深さを有する、請求
    項1或いは2に記載の切削植刃。
  4. 【請求項4】該凹所深さが0.1mm未満である、請求項3
    に記載の切削植刃。
  5. 【請求項5】該凹所深さが0.04〜0.05mmである、請求項
    4に記載の切削植刃。
  6. 【請求項6】該チップブレーカ面の後端が該切刃から2m
    m未満の距離(d+e)にある、請求項1或いは2に記
    載の切削植刃。
  7. 【請求項7】該チップブレーカ面の後端が該切刃から1m
    m未満の距離(d+e)にある、請求項6に記載の切削
    植刃。
  8. 【請求項8】該チップブレーカ面の後端が該切刃から0.
    6〜0.8mmの範囲の距離(d+e)にある、請求項7に記
    載の切削植刃。
  9. 【請求項9】該チップブレーカ面の前、後境界線間の距
    離(e)が0.8mm未満である、請求項8に記載の切削植
    刃。
  10. 【請求項10】該チップブレーカ面の該境界線間の距離
    (e)が0.2〜0.4mmの範囲にある、請求項9に記載の切
    削植刃。
  11. 【請求項11】該チップブレーカ面の曲率半径(R2)が
    2mm未満である、請求項1-10のいづれか1項に記載の切
    削植刃。
  12. 【請求項12】該チップブレーカ面の曲率半径(R2)が
    0.5mmである、請求項11に記載の切削植刃。
  13. 【請求項13】すくい面を規定する上面と、工作物から
    連続した切屑、即ちチップ、を形成するための切刃を構
    成するように該すくい面と交差している逃げ面を規定し
    ている側面とを含む切削植刃であって、該すくい面が:
    該切刃に沿って延在し且つ該切刃から後方へ延在してい
    るチップ転倒置面、即ちランド;及び該チップ転倒置面
    に引続いて断面視において湾曲線状に延在している窪ん
    だチップブレーカ面を含んでいて、該すくい面には該切
    刃に平行な方向に離間配位した凹所、即ち窪み、が形成
    されており、各凹所は:該チップ転倒置面と該チップブ
    レーカ面の両方に、その間の連続した境界線を横切るよ
    うに形成され、それによって該チップ転倒置面は当該連
    続境界線を断続した破線に変化させるように変更されて
    おり;そして各凹所は該切刃に直交する平面に沿った植
    刃の断面視において後方へ湾曲線状に延在している表面
    を有するように輪郭付けられている斯ゝる構成の切削植
    刃を用いて、工作物に対し施削作業を実施する方法とし
    て、 植刃に対する工作物の相対的回転中に、下記工程: (1)該逃げ面、該切刃及び該すくい面によって構成さ
    れた植刃の切削部によって工作物を連続的に切り出し、
    それによって該チップ転倒置面に対し押圧力を奏する連
    続した熱切屑を形成し、それと同時に当該熱切屑を該チ
    ップ転倒置面において前記押圧力により変形し、それに
    より熱切屑が積層形態で該チップ転倒置面に転倒置され
    且つ当該転倒置面に沿って後方に移動出来るようにする
    熱切屑形成/転倒変形工程; (2)前記熱転倒置切屑が後方へ移動する間に、該チッ
    プ転倒置面に対する該チップ押圧力によって該離間配位
    凹所において該熱転倒置切屑を連続的に変形させること
    により該切屑の下側に離間配位の連続した匍伏部、即ち
    ランナー、を形成する切屑局部変形工程;そして (3)該匍伏部付き熱転倒置切屑が更に後方へ移動する
    間に、該離間配位匍伏部を該離間配位凹所に引続く該窪
    んだチップブレーカ面の後位局部と接触させることによ
    り該離間配位匍伏部を連続的に変形し、それにより当該
    匍伏部を該切刃に直交する該平面上で下方へ湾曲させる
    工程であって、熱転倒置切屑の該離間配位匍伏部におけ
    る前記湾曲化変形により該窪んだチップブレーカ面で実
    行されることになる熱転倒置切屑の該平面上での下方湾
    曲化を該切刃に沿った全切屑幅に亘って誘起させるよう
    にした、斯ゝる切屑匍伏部変形工程、 を含んで成る、切削植刃を用いた施削作業実施方法。
  14. 【請求項14】該離間配位匍伏部の前記変形が、該離間
    配位凹所の後方に配位する該窪んだチップブレーカ面の
    少なくとも後位端縁局部に対し該離間配位匍伏部を接触
    させることにより実行される、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記全幅に亘る熱切屑湾曲化が該窪んだ
    チップブレーカ面と少なくとも熱切屑の該離間配位匍伏
    部との間の摩擦作用によって実行される、請求項13或い
    は14に記載の方法。
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