JP2529559Y2 - 扉の三方締め錠装置 - Google Patents

扉の三方締め錠装置

Info

Publication number
JP2529559Y2
JP2529559Y2 JP1991092354U JP9235491U JP2529559Y2 JP 2529559 Y2 JP2529559 Y2 JP 2529559Y2 JP 1991092354 U JP1991092354 U JP 1991092354U JP 9235491 U JP9235491 U JP 9235491U JP 2529559 Y2 JP2529559 Y2 JP 2529559Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
door
latch
slider
cylinder lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991092354U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0517054U (ja
Inventor
良三 岸本
春樹 森本
Original Assignee
岸本 三郎
良三 岸本
岸本 安正
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 岸本 三郎, 良三 岸本, 岸本 安正 filed Critical 岸本 三郎
Priority to JP1991092354U priority Critical patent/JP2529559Y2/ja
Publication of JPH0517054U publication Critical patent/JPH0517054U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529559Y2 publication Critical patent/JP2529559Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はロッカー等の扉に取付け
て用いる扉の三方締め錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロッカー等の扉には、シリンダー錠によ
る通常の施錠手段と、扉が閉じた場合に上下両ロッドを
本体側の框に仮止めする仮止め手段とより成る三方締め
錠装置(一例として、実公昭60−25487号公報を
参照)が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】框との係止が外れて上
下両ロッドが釈放位置に保持されている場合、例えば、
扉が開いているときに不用意にシリンダー錠が施錠位置
側に向かって操作されることがある。そして、この誤操
作によってシリンダー錠の掛け金が扉の縁面より突出し
ていると、衣類等を掛け金にひっかけることが往々にし
てあるし、この状態で扉が閉じられると、掛け金は本体
の縁部に当たって折損する。
【0004】また、上記実公昭60−25487号公報
に開示されている扉の三方締め錠装置のように、シリン
ダー錠の掛け金に直接ストッパーを設け、このストッパ
ーに仮止め用ロッドの下部摺動体に設けた突起を係止で
きるようにした構成では、施錠時における仮止め用の上
下両ロッドの拘束状態は安定性に劣り、また、下部摺動
体に対する不当な摺動操作によってシリンダー錠が破壊
されるといった問題がある。
【0005】本考案はこのような問題を解決したもので
あって、その目的はシリンダー錠の掛け金に拘束金具を
関係付け、この拘束金具によって扉の開放時にはシリン
ダー錠の施錠操作を不能にする一方、扉が閉じていてシ
リンダー錠により施錠されている時には、仮止め用のロ
ッドが連結される摺動体を拘束金具によって強固に拘束
できるように改良した扉の三方締め錠装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の特徴とする扉の三方締め錠装置は扉に取付
ける基盤に手掛け用凹部と機構組付け部を形成し、機構
組付け部には扉仮止め用の上下両ロッドがそれぞれ連結
される上下部両摺動体とシリンダー錠とが組付けられて
おり、上部摺動体と下部摺動体を機構組付け部に回動可
能に取付けた連結体の両端にそれぞれ連結して、この
上下両摺動体の間には該上下両摺動体を離す方向に
付勢する第1の戻しバネを設ける一方、手掛け用凹部内
に上記上下両摺動体を摺動させる操作レバーが突出し
ている扉の三方締め錠装置において、両端部側に係止部
がそれぞれ設けられている拘束金具を枢軸によって機構
組付け部上に回動可能に取付ける一方下部摺動体には
上記各係止部のそれぞれと係脱できる係合部が設けらて
おり、この両係合部は、上下部両摺動体が互いに離れる
方向へ向かって摺動したときに、上記拘束金具の各係止
部の移動通路上に臨むように位置決めされていると共
に、シリンダー錠の解錠操作により該シリンダー錠の掛
け金が解錠側に起立しているときは、上記拘束金具を
拘束金具の両係止部が上記下部摺動体の各係合部とは係
止しない回動位置に第2の戻しバネにより保持して、
記上下部両摺動体が第1の戻しバネに抗して互いに引き
寄せられているときには、上記シリンダー錠の掛け金が
上記拘束金具の一端部側に当って施錠方向への回動を阻
止されるように、その拘束金具の一端部側が上記掛け金
の回動通路上に、また一端部側の係止部が上記下部摺
動体の側面部上にそれぞれ位置上記上下部両摺動体
互いに離れ方向へ向かって摺動しときに、上記シ
リンダー錠の施錠操作によって回動する掛け金により上
記拘束金具の一端部側が押圧され、その拘束金具が上記
第2の戻しバネに抗して回動し、上記各係止部に上記各
係合部がそれぞれ係止できるように構成されている。
【0007】
【作用】第1の戻しバネに抗して上下両摺動体が互いに
き寄せられ、上下両ロッドがロッカー本体から釈放さ
れている扉開放時は、拘束金具の一端部側の係止部が
下部摺動体の側面部上に位置し、拘束金具を回動不能の
状態にしている。したがって、施錠をしようとしても
リンダー錠の掛け金は拘束金具の一端部に当たって回
動が阻止されるため、施錠操作ができなくなり、掛け金
の不当な突出を防止できる。
【0008】他方、扉が閉じられ、上下両摺動体が互い
に離れる方向へ向かって摺動したとき、即ち、上下両ロ
ッドがロッカー本体に係止したときは、下部摺動体の係
合部は拘束金具の一端部側の係止部を係止できる(受け
入れできる)位置に移動するため、シリンダー錠の掛け
金により拘束金具の一端部側を押圧して、その拘束金具
を第2の戻しバネに抗して回動させることができる。し
たがって、シリンダー錠の施錠操作を行なえば、掛け金
によって拘束金具は回動し、その一端部側の係止部は下
部摺動体の一方の係合部と、また他端部側の係止部は下
部摺動体の別の係合部とそれぞれ係止し、掛け金による
通常の施錠と同時に拘束金具による下部摺動体の2重ロ
ックができる。
【0009】
【実施例】以下に、本考案の実施例を添付図面により説
明すると、扉に取付ける基盤1に手掛け用凹部2と機構
組付け部3を形成する。手掛け用凹部2は基盤1にあけ
た窓穴の背面側に覆い枠4を取付けて形成されており、
機構組付け部3には扉仮止め用の上下両ロッド5a,5
bが管部6,7の部分でそれぞれ連結される上下一対の
摺動体8,9とシリンダー錠10が組付けられている。
【0010】上部摺動体8と下部摺動体9は機構組付け
部3の相対向した端部分に設けてある受け部11a,1
1bに管部6,7の部分を装着して摺動可能に支持され
ており、この上部摺動体8と下部摺動体9を連結する連
結体12は機構組付け部3に回動可能に軸支13されて
いる。そして、連結体12の二股状に形成されている両
端部12a,12bに上部摺動体8と下部摺動体9に突
設した連結ピン14a,14bを緩挿し、この両連結ピ
ン14a,14bを機構組付け部3上に設けた案内溝1
5a,15bにそれぞれ挿入して、上部摺動体8と下部
摺動体9は反対方向へ向かって摺動できる仕組になって
いる。
【0011】また、上部摺動体8と下部摺動体9は第1
の戻しバネ16によって互いに離れる方向に付勢されて
おり、図示の場合、この第1の戻しバネ16は機構組付
け部3上の掛け止め部3aと下部摺動体9との間に掛け
止められている一方、手掛け用凹部2内には下部摺動体
9の上半部9a側に設けた後述する操作レバー25が突
出しており、この操作レバー25によ上下両摺動体
8,9を第1の戻しバネ16に抗して互いに引き寄せる
ことができる。
【0012】以上の構成は従来の扉の三方締め錠装置と
ほぼ同様であって、本考案ではこのような装置を次のよ
うに改良したものである。即ち、一端部17a側に突起
状の係止部18を、また他端部17b側に鉤状の係止部
19を設けた拘束金具17を枢軸20によって機構組付
け部3上に設けた支持部3bに回動可能に取付け(特に
図6を参照)、この拘束金具17を常時は、即ち、上記
シリンダー錠10の解錠操作により該シリンダー錠10
の掛け金22が解錠側に起立しているときは、両係止部
18,19が下部摺動体9とは係止しない回動位置に第
2の戻しバネ21により保持しており(特に図3を参
照)、3cはその支承部であって、機構組付け部3上に
突設されている。
【0013】シリンダー錠10が施錠されるとき、拘束
金具17の一端部17a側にシリンダー錠10の掛け金
22が当接し、その掛け金22により一端部17a側の
傾斜した縁辺部が押圧され該拘束金具17を第2の戻
しバネ21に抗して回動させることができるように、
束金具17の一端部17a側は掛け金22の回動通路上
また一端部17a側の係止部18は下部摺動体9
の側面部上にそれぞれ位置している。そして、下部摺動
体9には、この下部摺動体9と上部摺動体8が離れ
向へ摺動し時(上下両ロッド5a,5bが本体側に仮
止めされている状態の時)に、上記拘束金具17の一端
部17a側の係止部18が係止できる位置に係合部23
を設けてある。
【0014】また、拘束金具17の一端部17aが掛け
金22により押圧され、係合部23に拘束金具17の一
端部17a側の係止部18が係止した時に、その拘束金
具17の他端部17b側の係止部19が係止できる別の
係合部24を下部摺動体9に設け、扉が閉塞されてシリ
ンダー錠が施錠操作されると、下部摺動体9を上下2個
所で拘束できるように構成されている。
【0015】以上説明の実施例において、一端部17a
側の係止部18が係止する係合部2は下部摺動体9の
下半部9b側に設けた凹部として、また他端部17b側
の係止部19が係止する別の係合部24は下部摺動体9
の中間部9cを水平に折り曲げることによりそれぞれ形
成されている。なお、操作レバー25は下部摺動体9の
上半部9aの先端側をL形に折り曲げて形成されてお
り、その付け根に連設した案内片25aと下部摺動体9
の上半部9aで形成された二俣部分を覆い枠4の切り残
された側壁部分4aに緩く嵌合し、操作レバー25の安
定を図っている。
【0016】本考案に係る扉の三方締め錠装置は図7に
示すように扉31に取付けて用いられ、合鍵41の操作
で掛け金22を回動し、本体側の框に対する上下両ロッ
ド5a,5bの仮止め作用と相俟って掛け金22より施
錠できるものである。なお、シリンダー錠10として
は、例えば掛け金22の正逆回転用作動子10aが取付
けられている、通常の構造のものを用いることができ
る。
【0017】
【考案の効果】本考案は上記の如くであって、扉が開放
状態のときにシリンダー錠を施錠方向へ回動させようと
しても、掛け金が拘束金具の一端部側に当って回動でき
ないので、合鍵による施錠位置までの操作が阻止され、
扉開放時における掛け金の不当な突出を防止できる。
して、掛け金による通常の施錠と同時に拘束金具による
下部摺動体の2重ロックが可能であり、また、シリンダ
ー錠の掛け金と第2の戻しバネの付勢下に置かれている
拘束金具とは離接可能な構造であって、施錠されている
ときに不正な操作により操作レバーが可動しても、シリ
ンダー錠側に全く負荷を与えないので、シリンダー錠の
破損を防止できるという実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので、上下部両摺動体
が互いに離れている状態の背面斜視図である。
【図2】図1に示すものの背面図である。
【図3】図1に示すものの側面図である。
【図4】図1に示すものの上下部両摺動体が互いに引き
寄せられている状態の背面斜視図である。
【図5】図1に示すものの施錠時における状態の背面斜
視図である。
【図6】図1に示すものの一部を分解した状態の背面斜
視図である。
【図7】図1に示すものを扉に取付けた状態を示す正面
斜視図である。
【符号の説明】
1は基盤 2は手掛け用凹部 3は機構組付け部 5a,5bは上下両ロッド 8は上部摺動体 9は下部摺動体 10はシリンダー錠 12は連結体 12a,12bは両端部 16は第1の戻しバネ 17は拘束金具 17aは一端部 17bは他端部 18,19は係止部 20は枢軸 21は第2の戻しバネ 22は掛け金 23,24は係合部 25は操作レバー
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−195760(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉に取付ける基盤に手掛け用凹部と機構
    組付け部を形成し、機構組付け部には扉仮止め用の上下
    両ロッドがそれぞれ連結される上下部両摺動体とシリン
    ダー錠とが組付けられており、上部摺動体と下部摺動体
    を機構組付け部に回動可能に取付けた連結体の両端
    それぞれ連結して、この上下両摺動体の間には該上下
    両摺動体を離す方向に付勢する第1の戻しバネを設け
    る一方、手掛け用凹部内に上記上下両摺動体を摺動さ
    せる操作レバーが突出している扉の三方締め錠装置にお
    いて、両端部側に係止部がそれぞれ設けられている拘束
    金具を枢軸によって機構組付け部上に回動可能に取付け
    る一方下部摺動体には上記各係止部のそれぞれと係脱
    できる係合部が設けらており、この両係合部は、上下部
    両摺動体が互いに離れる方向へ向かって摺動したとき
    に、上記拘束金具の各係止部の移動通路上に臨むように
    位置決めされていると共に、シリンダー錠の解錠操作に
    より該シリンダー錠の掛け金が解錠側に起立していると
    きは、上記拘束金具を該拘束金具の両係止部が上記下部
    摺動体の各係合部とは係止しない回動位置に第2の戻し
    バネにより保持して、上記上下部両摺動体が第1の戻し
    バネに抗して互いに引き寄せられているときには、上記
    シリンダー錠の掛け金が上記拘束金具の一端部側に当っ
    て施錠方向への回動を阻止されるように、その拘束金具
    の一端部側が上記掛け金の回動通路上に、また一端部
    側の係止部が上記下部摺動体の側面部上にそれぞれ位置
    上記上下部両摺動体互いに離れ方向へ向かって
    摺動しときに、上記シリンダー錠の施錠操作によって
    回動する掛け金により上記拘束金具の一端部側が押圧さ
    れ、その拘束金具が上記第2の戻しバネに抗して回動
    し、上記各係止部に上記各係合部がそれぞれ係止できる
    ように構成されていることを特徴とする扉の三方締め錠
    装置。
JP1991092354U 1991-08-22 1991-08-22 扉の三方締め錠装置 Expired - Lifetime JP2529559Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991092354U JP2529559Y2 (ja) 1991-08-22 1991-08-22 扉の三方締め錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991092354U JP2529559Y2 (ja) 1991-08-22 1991-08-22 扉の三方締め錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0517054U JPH0517054U (ja) 1993-03-05
JP2529559Y2 true JP2529559Y2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=14052068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991092354U Expired - Lifetime JP2529559Y2 (ja) 1991-08-22 1991-08-22 扉の三方締め錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529559Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58195760U (ja) * 1982-06-21 1983-12-26 有限会社岡部製作所 耐震型書庫錠

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0517054U (ja) 1993-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0431147Y2 (ja)
US6266981B1 (en) Lock, in particular mortise lock for an exterior door
JPH0893298A (ja) 家具等における扉のラッチ装置
JPH0332213Y2 (ja)
JP2003527506A (ja) ロック
JP2529559Y2 (ja) 扉の三方締め錠装置
JP3647555B2 (ja) 扉錠のハンドル装置
JP3421651B2 (ja) 引き出し回転操作型ロックハンドル装置
JP3993913B2 (ja) プッシュ・プル錠
JP3025872B2 (ja) パチンコ機の施錠装置
JP4542686B2 (ja) 建具
JP3119790B2 (ja) 両開戸の施錠装置
JP3115529B2 (ja) 扉ロック機構
JPH07100986B2 (ja) 錠前のラッチ案内装置とラッチ出没装置及びラッチ係止解除装置
JPH063091Y2 (ja) ラッチ錠
JPH11335094A (ja) ロック機構
JP2704861B2 (ja) 扉用ロックハンドルの掛金装置
JP3324410B2 (ja) 施錠装置
JPS6140860Y2 (ja)
JPH11141207A (ja) ラッチ錠
JP2504717B2 (ja) ロック金具
JP2660675B2 (ja) 回転ラッチ式平面ハンドル装置
JP2001170531A (ja) 壁紙糊付機
JPH0547231Y2 (ja)
JP2542165Y2 (ja) ガードアーム装置付錠前

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term