JP3324410B2 - 施錠装置 - Google Patents

施錠装置

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JP3324410B2
JP3324410B2 JP27264096A JP27264096A JP3324410B2 JP 3324410 B2 JP3324410 B2 JP 3324410B2 JP 27264096 A JP27264096 A JP 27264096A JP 27264096 A JP27264096 A JP 27264096A JP 3324410 B2 JP3324410 B2 JP 3324410B2
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後 秀 之 越
田 公 一 山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば玄関などの
引き戸に取付けられる施錠装置に係わり、とくに、引き
戸を閉めることによって自動的に施錠することができる
施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、施錠操作の負担軽減や、施錠忘れ
の防止対策として、オートロック機構付きの施錠装置が
種々開発されている。
【0003】例えば、ドアノブに取付けられたボタン操
作によって、室内側からは、ノブ操作によってドア開閉
ができるにも拘らず、室外側からは鍵がないと開けられ
ないようにすることができるドア用施錠装置がホテルや
アパートのドアなどに適用されている。
【0004】また、引き戸においても、例えば特開昭5
4−95000号公報には、衝合感知ボルトを戸先から
戸枠側に向けて突出させ、引き戸を閉めることによって
感知ボルトが引っ込むことを利用して、引き戸の閉鎖と
同時に自動的に施錠状態となるようにした装置が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなオートロック機構は、いずれも複雑な構造を備え
ていることから高価であるばかりでなく、オートロック
を解除することを忘れて、うっかり室外側から閉めてし
まった場合には、オートロック機構の作動によって締め
出されてしまうという問題点があり、このような問題点
を解決することが従来のオートロック機構付きの施錠装
置の課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、従来の施錠装置における上記
課題に着目してなされたものであって、構造が簡単であ
って、簡単な操作で自動施錠を行うことができ、施錠操
作の負担が軽減されると共に施錠忘れを防止することが
でき、しかも自動施錠がセット状態にあるか、解除状態
にあるかを容易に視認することができる引き戸用施錠装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る施錠装置は、引き戸に取付ける錠本体と、戸枠に取付
けるストライクを有し、錠本体は、サムターンと、サム
ターンの回動操作に応じて出没し、突出状態において戸
枠に取付けたストライクに係合する鎌を備えていると共
に、さらに戸枠側には、当接部材が引き戸の閉鎖状態に
おいてサムターンに当接する位置とサムターンから離間
した位置との間で移動自在に配設されており、引き戸の
閉鎖による当接部材との当接に基づいてサムターンが鎌
の没入位置から突出位置に回動する構成としたことを特
徴としており、本発明の請求項2に係わる施錠装置は、
引き戸に取付ける錠本体と、戸枠に取付けるストライク
を有し、錠本体は、サムターンと、サムターンの回動操
作に応じて出没し、突出状態において戸枠に取付けたス
トライクに係合する鎌と共に、サムターンを鎌の突出作
動方向に付勢するばねと、サムターンをばねの弾性力に
抗して鎌の没入位置に保持する係止手段を備えており、
さらに戸枠側には、引き戸の閉鎖状態においてサムター
ンに当接する位置とサムターンから離間した位置との間
で移動自在に配設され、引き戸の閉鎖によるサムターン
との当接に基づいて係止手段によるサムターンの保持状
態を解除する当接部材が取付けてある構成としたことを
特徴としており、施錠装置におけるこのような構成を従
来の課題を解決するための手段としている。
【0008】
【0009】 また、本発明の請求項3に係わる施錠装
置は、引き戸に取付ける錠本体と、戸枠に取付けるスト
ライクを有し、錠本体は、サムターンと、サムターンの
回動操作に応じて出没し、突出状態において戸枠に取付
けたストライクに係合する鎌と、サムターンに変位自在
に取付けられた当接部材を備えており、引き戸の閉鎖に
よる戸枠とサムターンから突出した状態に変位した当接
部材との当接に基づいて、サムターンが鎌の没入位置か
ら突出位置に回動する構成としたことを特徴としてお
り、本発明の請求項4に係わる施錠装置は、引き戸に取
付ける錠本体と、戸枠に取付けるストライクを有し、錠
本体は、サムターンと、サムターンの回動操作に応じて
出没し、突出状態において戸枠に取付けたストライクに
係合する鎌を備えていると共に、サムターンを鎌の突出
作動方向に付勢するばねと、サムターンをばねの弾性力
に抗して鎌の没入位置に保持する係止手段と、サムター
ンに変位自在に取付けられ、サムターンから突出した状
態において、引き戸の閉鎖による戸枠との当接に基づい
て係止手段によるサムターンの保持状態を解除する当接
部材を備えている構成としたことを特徴としており、施
錠装置におけるこのような構成を従来の課題を解決する
ための手段としている。
【0010】
【0011】
【発明の作用】 本発明の請求項1に係わる施錠装置
は、鎌を突出状態および没入状態に操作して、施錠およ
び解錠操作を行うサムターンを備ええると共に、戸枠側
に、引き戸の閉鎖状態においてサムターンに当接する位
置とサムターンから離間した位置との間で移動する当接
部材を備え、サムターンは、当接部材との当接に基づい
て鎌の没入位置から突出位置に回動するようになってい
る。したがって、当接部材を引き戸の閉鎖状態において
サムターンに当接し得る部位に位置させた状態で引き戸
を閉めると、サムターンが当接部材に当接することによ
ってサムターンが鎌の突出位置へと回動することから、
引き戸が自動施錠され、あらかじめ当接部材をサムター
ンに当接し得ない位置に移動させておくことによって自
動施錠モードが解除され、引き戸を閉めても施錠される
ことはなく、引き戸の自由な開閉、出入りが許容される
ことになる。すなわち、本発明に係わる施錠装置におい
ては、サムターンと戸枠に配設した当接部材との当接を
利用して自動施錠するようにしているので、複雑な自動
施錠機構が必要なく、施錠装置が安価なものとなる。そ
して、当接部材がサムターンに当接し得る位置にある
か、当接し得ない位置にあるかは一目瞭然なので、施錠
装置が自動施錠モードにあるかどうかを見落としたり、
見誤ったりする可能性は極めて少ないものとなる。
【0012】本発明の請求項2に係わる施錠装置は、サ
ムターンと当接部材を同様に備えると共に、サムターン
をばねによって鎌の突出方向、すなわち施錠方向に付勢
すると共に、付勢用ばねの弾性力に抗してサムターンを
鎌の没入位置、すなわち解錠位置に保持するための係止
手段を設けたものである。したがって、サムターンをば
ねの付勢力に抗して解錠側に回動すると、係止手段によ
りサムターンが解錠位置に保持され、鎌が引っ込んだま
まの状態となる。そこで、引き戸の閉鎖状態において、
係止手段によって鎌の没入位置に保持されたサムターン
に当接し得る部位に当接部材を位置させた状態で引き戸
を閉めると、サムターンが当接部材に当接することによ
って保持手段によるサムターンの係止状態が解除される
ために、ばねの弾性力によってサムターンが鎌の突出方
向に回動して引き戸が自動施錠されることになる。ま
た、あらかじめ当接部材をサムターンに当接し得ない位
置に移動させておけば、引き戸を閉めてもサムターンが
当接部材に触れなくなることから、自動施錠モードが解
除され、請求項1に係わる施錠装置と同様に、引き戸の
自由な開閉、出入りが許容されることになる。さらに同
様に、複雑な自動施錠機構が必要ないので、施錠装置が
安価なものとなると共に、施錠装置が自動施錠モードに
あるかどうかを見落としたり、誤認したりする可能性も
極めて少ないものとなる。
【0013】 本発明の請求項3および請求項4に係わ
る施錠装置においては、サムターンが、変位する当接部
材を取付け、この当接部材をサムターンから突出させる
ことによりサムターンの実質的長さを延長させた状態で
引き戸を閉めると、当接部材が戸枠に当接することか
ら、サムターンが鎌の突出方向に回動することにより自
動施錠され、当接部材を引っ込めることによりサムター
ンの実質的長さを縮小させておくと、引き戸を閉めても
当接部材が戸枠に触れなくなることから自動施錠ができ
なくなり、自動施錠モードが解除されることになる。す
なわち、これら請求項に係わる施錠装置は、請求項1お
よび請求項2に係わる施錠装置における当接部材を戸枠
側に配設する代わりに、サムターンに設けるようにした
ものであって、原理的には請求項1および請求項2記載の
施錠装置と基本的に同じものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
【0015】実施例1 図1ないし図4は、本発明に係わる施錠装置の第1の実
施例を示すものであって、このうち図1および図2は、
この施錠装置を取付けた引き戸および戸枠の構造を示す
正面図および水平断面図である。
【0016】図に示す施錠装置1は、引き戸2の戸当り
框内に取付けられた錠本体3と、戸枠4の戸当りに取付
けられたストライク5を有すると共に、戸枠4の見込面
の室内側に当接部材6を備えており、当接部材6は後述
するサムターン8と同一高さ位置に上下方向に摺動自在
に取付けられている。
【0017】さらに、錠本体3は、引き戸2の室内側
に、サムターン座7およびサムターン8を備え、サムタ
ーン8の時計方向の回動、すなわちサムターン8を図1
中に仮想線で示す位置に移動させた時に、鎌9が軸9a
を中心に回動して突出し、引き戸の閉鎖状態において戸
当りに設けたストライク5に係合することによって引き
戸を施錠状態とするようになっており、逆にサムターン
8の反時計方向への回動、すなわち図1中の実線位置に
移動させた時に、鎌9が引っ込むことにより引き戸を解
錠状態とし、自由な開閉および出入りができるようにな
っている。
【0018】そして、引き戸2の室外側には、図2に示
すように、シリンダ10が取付けてあり、シリンダ10
に差し込んだ鍵によって鎌9の出没操作、すなわち施錠
および解錠操作を室外側から行うことができるようにし
てある。
【0019】なお、鎌9を突出させた状態で引き戸2を
閉めると、鎌9がストライク5にぶつかって鎌9やスト
ライク5が変形することがあるので、これを防止するた
めに錠本体3から戸枠4の側に出没して引き戸2と戸枠
4との当接状態を検知するトリガー11が設けてあり、
このトリガー11が突出している時、つまり引き戸2を
開けた状態では、鎌9の突出操作ができないようになっ
ている。
【0020】図3は、サムターン8およびサムターン座
7の構造を示す拡大断面図であって、サムターン8に
は、図示するように、その軸部にばね12が設けてあ
り、このばね12によってサムターン8が施錠方向、す
なわち鎌9が突出する時計廻り方向に付勢されている。
【0021】さらに、サムターン座7には、サムターン
8の解錠位置、すなわち図1に実線で示した鎌9の引っ
込み作動位置に、係合部材(係止手段)13が取付けて
ある。この係合部材13は、コイルばね13aによって
突出方向に付勢されており、その半球状先端部がサムタ
ーン8の裏面に形成された半球状の凹部8aに係合する
ことによって、サムターン8をばね12の弾性力に抗し
て解錠位置に保持することができるようになっている。
【0022】図4は、図1に示した引き戸2を閉めた状
態を示す正面図であって、サムターン8を解錠方向に操
作することにより、サムターン座7に設けた係合部材1
3によってサムターン8を解錠状態に保持したのち、当
接部材6を図中の仮想線で示す位置に摺動させた状態で
引き戸2を閉めると、サムターン8の上端部が当接部材
6に当接し、これによってサムターン8が時計廻り方向
にわずかに移動することから係合部材13とサムターン
8に形成した半球状の凹部8aとの係合が外れ、ばね1
2の弾性力によってサムターン8が時計廻り方向、つま
り施錠方向に回動するので、鎌9が突出してストライク
5に係合し、引き戸2が自動施錠されることになる。
【0023】また、当接部材6を実線で示す下方位置に
摺動させた状態で引き戸2を閉めた場合には、サムター
ン8は当接部材6に触れないので、係合部材13による
サムターン8の解錠位置への保持状態が持続され、引き
戸2の自由な開閉および自由な出入りが可能となる。
【0024】このとき、当接部材6が上方位置(自動施
錠モード)にあるか下方位置(自動施錠解除)にあるか
は、容易に視認することができ、施錠装置1が自動施錠
モードにあるかどうかを見落としたり、見誤ったりする
ようなことがほとんどなくなり、引き戸2が意に反して
自動施錠されてしまう可能性は極めて少ないものとな
る。
【0025】図5は、当接部材6の他の構造例を示し、
上記実施例に示したスライド構造に代えて、例えば、図
5(a)に示すように、当接部材6をベース6aに軸支
したり、図5(b)に示すように、ばねによってベース
6aから出没させたりすることによって、当接部材6を
サムターン8に当接する位置と当接しない位置の間で移
動させるようにすることができる。
【0026】実施例2 図6および図7は、本発明に係わる施錠装置の第2の実
施例を説明するものであって、図6はこの施錠装置を取
付けた引き戸および戸枠の構造を示す正面図である。
【0027】この実施例に係わる施錠装置1は、第1実
施例において戸枠4の側に設けた当接部材6に代えて、
サムターン8に当接部材8bを摺動自在に取付けること
により、引き戸2を閉めた状態において当接部材8bが
戸枠4に当接する位置まで変位(突出)させることがで
きるようにしたものであって、この当接部材8bを除い
て、第1実施例に係わる施錠装置と構造的、原理的に変
わるところはないので、第1実施例と同一参照符号を付
すことによって説明を省略する。
【0028】すなわち、この実施例に係わる施錠装置1
のサムターン8は、図3に示したように、その軸部に設
けたばね12によって施錠方向、すなわち鎌9が突出す
る時計廻り方向に付勢されると共に、サムターン座7に
設けた係合部材13に係合する半球状の凹部8aが同様
に形成されている。
【0029】さらに、サムターン8には、図6に示すよ
うに当接部材8bがサムターン8の長手方向に摺動自在
に取付けられており、引き戸2を閉めた時に、当接部材
8bをサムターン8から突出させた状態において戸枠4
に当接し、引っ込ませた状態では戸枠4に接触しないよ
うになっている。
【0030】そして、サムターン8を解錠方向に操作
し、サムターン座7に設けた係合部材13にサムターン
8の凹部8aを係合させることによって、サムターン8
を解錠状態に保持したのち、図7に示すように、サムタ
ーン8の当接部材8bを仮想線位置まで移動させてサム
ターン8の実質長さを延長した状態で引き戸2を閉める
と、当接部材8bの先端部が戸枠4に当接して、サムタ
ーン8が時計廻り方向にわずかに移動することから係合
部材13と凹部8aとの係合が外れ、ばね12の弾性力
によってサムターン8が時計廻り方向、つまり施錠方向
に回動し、これによって鎌9が突出してストライク5に
係合し、引き戸2が自動施錠される。
【0031】このとき、当接部材8bを図7中に実線で
示すように引っ込めておけば、引き戸2を閉めても、当
接部材8bが戸枠4に触れないので、係合部材13によ
るサムターン8の解錠位置への保持状態が維持され、引
き戸2の自由な開閉および自由な出入りが可能となる。
【0032】また、サムターン8の当接部材8bは、サ
ムターン8から突出した状態(自動施錠モード)にある
か引っ込んだ状態(自動施錠解除)にあるかは、一目瞭
然であって施錠装置1が自動施錠モードにあるかどうか
を見落としたり、見誤ったりする可能性はほとんどな
く、引き戸2が意に反して自動施錠されてしまう可能性
が極めて少なくなる。加えて、当接部材8bを突出させ
た状態においては、サムターン8の実質的長さが長くな
って施錠および解錠操作が容易になると共に、施錠装置
1の施錠状態あるいは解錠状態を離れた位置からでも容
易に確認することができるようになる。
【0033】なお、上記した実施例においては、当接部
材8bをサムターン8に摺動自在に取付けた例を示した
が、図8に示すように、当接部材8bをサムターン8に
沿ってスライドさせる代わりに、コの字状断面を有する
当接部材8bを支軸8cによって回動自在に取付け、支
軸8cを中心にして折り畳み式に変位させるようにした
り、ばねによってサムターン8から出没させたりするこ
とも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる施錠装置は、上記構成、すなわち施錠および解
錠操作を行うサムターンと、戸枠側に配設された当接部
材との当接によってサムターンが鎌の没入位置(解錠位
置)から突出位置(施錠位置)に回動するので、複雑で
高価な機構を用いることなく施錠装置に自動施錠機能を
付与することができると共に、当接部材がサムターンに
当接する位置と当接し得ない位置との間で移動するよう
になっているので、自動施錠のセットおよび解除操作が
容易で、しかもセット状態にあるかどうかを容易に視認
することができることから、施錠操作の負担が軽減され
ると共に施錠忘れを防止することができ、しかも意に反
して自動施錠してしまう可能性が極めて少ないという極
めて優れた効果をもたらすものである。
【0035】本発明の請求項2に係わる施錠装置におい
ては、同様のサムターンと当接部材を有し、サムターン
を鎌の突出方向、すなわち施錠方向に付勢するばねと、
サムターンを鎌の没入位置、すなわち解錠位置に保持す
る係止手段を備えた構成のものであるから、係止手段に
より解錠位置に保持された状態のサムターンと当接部材
との当接によって、サムターンの保持状態が解除される
ことから引き戸を自動施錠することができ、構造が単純
で製造コストの上昇を最小限に押さえることができると
共に、簡単な操作で自動施錠のセットおよび解除を行う
ことができるので、施錠操作の負担が軽減されると共に
施錠忘れを防止することができ、しかも自動施錠がセッ
ト状態にあるかどうかを容易に視認することができると
いう請求項1に係わる施錠装置と同様の優れた効果がも
たらされる。
【0036】
【0037】 また、本発明の請求項3および請求項4
に係わる施錠装置は、当接部材をサムターンの側に変位
自在に備えた構成のものであるから、当接部材をサムタ
ーンから突出状態に位置させておくことによって、引き
戸の閉鎖による当接部材と戸枠との当接によってサムタ
ーンが鎌の突出位置に回動するので、引き戸を自動施錠
することができ、当接部材を引っ込めておくことによっ
て自動施錠を解除することができるという請求項1およ
び請求項2に係わる施錠装置とそれぞれ同様の効果を得
ることができる。さらに、これら請求項に係わる施錠装
置においては、当接部材をサムターンに備えているの
で、当接部材を突出状態とすることによってサムターン
が実質的に大きくなることから、サムターンがより容易
に操作できるようになると共に、施錠装置が施錠状態に
あるのかどうかが、離れた位置からでも容易に判断でき
るようになるという優れた効果がもたらされる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる施錠装置を取付けた
引き戸および戸枠の外観を示す正面図である。
【図2】図1に示した引き戸および戸枠の水平断面図で
ある。
【図3】図1および図2に示した施錠装置におけるサム
ターンおよびサムターン座の構造を説明する拡大断面図
である。
【図4】図1に示した引き戸の閉鎖状態を説明する正面
図である。
【図5】(a)および(b)は当接部材の他の構造例を
それぞれ示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例に係わる施錠装置を取付け
た引き戸および戸枠の外観を示す正面図である。
【図7】図6に示した引き戸の閉鎖状態を説明する正面
図である。
【図8】当接部材の他の構造例を示すサムターンの側面
図である。
【符号の説明】
1 施錠装置 2 引き戸 3 錠本体 4 戸枠 5 ストライク 6 当接部材 8 サムターン 8b 当接部材 9 鎌 13 係合部材(係止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/08 E05C 3/00 - 3/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き戸に取付ける錠本体と、戸枠に取
    付けるストライクを有し、錠本体は、サムターンと、サ
    ムターンの回転操作に応じて出没し、突出状態において
    戸枠に取付けたストライクに係合する鎌を備えていると
    共に、 さらに戸枠側には、当接部材が引き戸の閉鎖状態におい
    てサムターンに当接する位置とサムターンから離間した
    位置との間で移動自在に配設されており、引き戸の閉鎖
    による当接部材との当接に基づいてサムターンが鎌の没
    入位置から突出位置に回動することを特徴とする施錠装
    置。
  2. 【請求項2】 引き戸に取付ける錠本体と、戸枠に取付
    けるストライクを有し、錠本体は、サムターンと、サム
    ターンの回動操作に応じて出没し、突出状態において戸
    枠に取付けたストライクに係合する鎌と共に、サムター
    ンを鎌の突出作動方向に付勢するばねと、サムターンを
    ばねの弾性力に抗して鎌の没入位置に保持する係止手段
    を備えており、さらに戸枠側には、引き戸の閉鎖状態に
    おいてサムターンに当接する位置とサムターンから離間
    した位置との間で移動自在に配設され、引き戸の閉鎖に
    よるサムターンとの当接に基づいて係止手段によるサム
    ターンの保持状態を解除する当接部材が取付けてあるこ
    とを特徴とする施錠装置。
  3. 【請求項3】 引き戸に取付ける錠本体と、戸枠に取付
    けるストライクを有し、錠本体は、サムターンと、サム
    ターンの回転操作に応じて出没し、突出状態において戸
    枠に取付けたストライクに係合する鎌と、サムターンに
    変位自在に取付けられた当接部材を備えており、引き戸
    の閉鎖による戸枠とサムターンから突出した状態に変位
    した当接部材との当接に基づいて、サムターンが鎌の没
    入位置から突出位置に回動することを特徴とする施錠装
    置。
  4. 【請求項4】 引き戸に取付ける錠本体と、戸枠に取付
    けるストライクを有し、錠本体は、サムターンと、サム
    ターンの回動操作に応じて出没し、突出状態において戸
    枠に取付けたストライクに係合する鎌を備えていると共
    に、サムターンを鎌の突出作動方向に付勢するばねと、
    サムターンをばねの弾性力に抗して鎌の没入位置に保持
    する係止手段と、サムターンに変位自在に取付けられ、
    サムターンから突出した状態において、引き戸の閉鎖に
    よる戸枠との当接に基づいて係止手段によるサムターン
    の保持状態を解除する当接部材を備えていることを特徴
    とする施錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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