JP2528371Y2 - 泡沫状吐水兼用のシャワーヘッド - Google Patents

泡沫状吐水兼用のシャワーヘッド

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JP2528371Y2
JP2528371Y2 JP1993071434U JP7143493U JP2528371Y2 JP 2528371 Y2 JP2528371 Y2 JP 2528371Y2 JP 1993071434 U JP1993071434 U JP 1993071434U JP 7143493 U JP7143493 U JP 7143493U JP 2528371 Y2 JP2528371 Y2 JP 2528371Y2
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靖 馬場
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株式会社ナニワ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、泡沫状吐水兼用のシャ
ワーヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】一般に、浴室や洗面所等にお
いては洗髪等のためのシャワーと、通常の蛇口吐水のよ
うな軸流吐水とを兼用するシャワーヘッドが用いられて
おり、現在、かかるシャワーヘッドの切換操作はワンタ
ッチ式に軽便化されている。かかるシャワーヘッドにつ
いて、次のような提案がなされている(実開平4−99
245号公報参照)。
【0003】これを図2および図3により説明する。な
お、図3は図2の背面側からみた図であって、中心線b
の左側が外観図で、右側が一部断面図である。1は合成
樹脂製のシャワーヘッド本体で、筒状把持部1aと半球
状頭部1bとから一体的に構成されている。この半球状
頭部1bの切断された正面側(吐水側)の端面には、合
成樹脂製の散水プレート体2が螺着されており、この散
水プレート体2の内側にはサポート体3が内蔵されてい
る。
【0004】これらの散水プレート体2やサポート体3
の軸上に、シリンダ弁4が組込まれており、このシリン
ダ弁4は、サポート体3と、シャワーヘッド本体1の軸
受部5とにより支持されている。このシリンダ弁4は、
半球状頭部1bの背面側(反正面側)に設けられた操作
レバー6のシーソー状の作動によって往復動して、弁切
換えができる。
【0005】前記散水プレート体2の中央には、約15
mmφの蛇口用吐水口7が開口されており、また、その
周辺には多数のシャワー用噴霧口8が開口されている。
したがって、柔軟性プラスチックの操作キヤップ18の
外面から、操作レバー6を指先でシーソー状に押せば、
シリンダ弁4が往復動して、シャワーA(図1参照)と
吐水流Bとに切換えられる。
【0006】前記シャワーヘッド本体1の筒状把持部1
aの軸芯には、湯水を導入する主流路9が貫通して設け
られており、この主流路9は、半球状頭部1bに設けた
軸受部5の外周を取り巻くドーナツ状流路10に連通し
ている。
【0007】前記散水プレート体2の大径部2aは半球
状頭部1bに螺着されている。また、この散水プレート
体2の小径部の蛇口用吐水口7には、3枚の金網12が
挿入されてストレーナを構成している。
【0008】前記サポート体3の軸方向中間には、半径
方向に複数の連通孔13が開口されている。この連通孔
13はシャワー用噴霧口8に連通すると共に、ドーナツ
状流路10にも連通している。また、サポート体3の基
部側には、Oリングパッキン14が嵌まり込む切欠段部
17が設けられている。なお、20は操作レバー6の操
作レバー室を示す。
【0009】ところで、かかる吐水兼用のシャワーヘッ
ドでは、きわめてコンパクト化されているものの、泡沫
機能がない、という問題があった。
【0010】なお、吐水流とシャワー流とを組合せたシ
ャワーヘッドで、シャワー用噴霧口から外気を吸引し、
吐水を泡沫流に変える提案は知られている(例えば、実
開昭49−145935号公報および実開昭49−13
9136号公報参照)。
【0011】しかしながら、かかる提案のシャワーヘッ
ドでは、コマ形弁を用いているので、シャワー用噴霧口
から吸引した外気は、吐水流の奥の方で混入することと
なり、ひいては、外気吸引力が低下し、また、吐水流が
分流してシャワー用噴霧口へ流れて更に外気吸引力が低
下して、外気による細かい泡沫流が形成できない、とい
う問題があって、コマ形弁は採用できない。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、かかる
問題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、湯水を導入する主流路9を軸芯にもつ把持部
1aと、該把持部1aに一体的に設けた半球状頭部16
と、からなる合成樹脂製シャワーヘッド本体1であっ
て、前記頭部16の切断された正面側に、前記主流路9
に略直交して往復動するシリンダ弁21を介して、複数
の金網12からなるストレーナをもつ蛇口用吐水口7を
設けることにより、湯水が該シリンダ弁21のシリンダ
内を通って吐水口7へ流れるようにすると共に、該吐水
口7の周辺に多数のシャワー用噴霧口8を設け、前記シ
リンダ弁21を、シャワーヘッド本体1の背面側に設け
たシーソー状に作動する操作レバー6により操作するシ
ャワーヘッドにおいて、前記シリンダ弁21の基部側外
周に、該シリンダ弁21と一体となって移動し、シャワ
ー流Aと吐水流Bとに切換え作動し、かつ、吐水流形成
時、外気流Cをシリンダ弁21の基部側へ流入するのを
遮断する第1のパッキン14を備え、該シリンダ弁21
の先部21b側外周に、該シリンダ弁21と一体となっ
て移動し、シャワー流形成時、吐水流Bとシャワー流A
とを遮断する第2のパッキン25を備えると共に、該シ
リンダ弁21の先部21b側の外周に、吐水流形成時、
前記シャワー用噴霧口8から外気を吸引するスリット状
エア通路24を設けて、該シリンダ弁21を前記金網1
2に接近させたとき吸引した外気流Cが、前記第2のパ
ッキン25の外周を越えてシリンダ弁21の外周先端か
ら、シリンダ弁21内より吐水する吐水流Bへ混入して
泡沫吐水を行わせることを特徴とする泡沫状吐水兼用の
シャワーヘッドにある。
【0013】
【実施例】本考案を添付図面に示す実施例により詳細に
述べる。図1は本考案の実施例の説明用断面図で、図2
に相当する図であり、図1の中心線aの上側図示はシャ
ワー流Aを、下側図示は吐水流Bをそれぞれ形成する図
示である。なお、図2と同一部分には同一符号を付し、
また、共通部分の説明は省略する。
【0014】図1において、全長略95mm、半球状頭
部1bの半径略25mmの大きさのシャワーヘッド本体
1に内蔵されたシリンダ弁21は、中実基部21aと、
シリンダ状先部21bとからなる合成樹脂で一体的に構
成されている。この中実基部21aには、半径方向に複
数の連通孔22が開口されている。また、シャワーヘッ
ド本体1の軸受部5には、Oリングパッキン14(これ
を第1のパッキンともいう)が嵌まり込む切欠段部23
が設けられている。したがって、このOリングパッキン
14は、サポート体3の切欠段部17と、軸受部5の切
欠段部23との間をシリンダ弁21と一体となって往復
動して弁切換えを行う。
【0015】ここにおいて、サポート体3とシリンダ弁
21との間には、次のようなスリット状エア通路24が
形成されている。すなわち、シリンダ弁21のシリンダ
状先部21bの基部側には、前記Oリングパッキン14
が嵌合・保持され、先部21b側には、蛇口用吐水口7
を開閉するゴム輪25(これを第2のパッキンともい
う)が嵌合・保持されている。
【0016】これらのOリングパッキン14とゴム輪2
5との開閉・切換・遮断機能について概説すると、Oリ
ングパッキン14は、シリンダ弁21の中実基部21a
側に設けているので、シャワー流Aと吐水流Bとを切換
えると共に、吐水流形成時、外気流Cをシリンダ弁21
の中実基部21a側で混合させないようにして金網12
に接近させたとき混入するようにしている。したがっ
て、外気流Cは強い力で吸引されて金網12による泡沫
と、大量の外気による泡沫とで、より細かい泡沫流とな
る。特に、3枚の金網12の中間で金網12で分散され
た吐水流Bへ外気が混入するので、更に細かい泡沫流と
なる。また、ゴム輪25は、シャワー流Aを形成すると
き、吐水流Bとシャワー流Aとを遮断する。したがっ
て、シャワー流形成時には吐水は全く行われず、強いシ
ャワー流Aが形成できる。
【0017】一方、サポート体3には、前記連通孔13
(図2参照)に続いて、ゴム輪25がシールする弁シー
ト部26が形成されていて、この弁シート部26に続い
て前記エア通路24が軸方向に形成されている。
【0018】したがって、シリンダ弁21が図1におけ
る中心線aの上図示にあるときは、ゴム輪25が弁シー
ト部26でシールして、シャワー流Aを形成し、シリン
ダ弁21が図1における中心線aの下図示にあるとき
は、ゴム輪25が弁シート部26から離れてエア通路2
4を形成すると共に、Oリングパッキン14が切欠段部
23から離れるので、吐水流Bを形成する。
【0019】この吐水流Bの形成時に、このエア通路2
4に負圧が発生し、シャワー用噴霧口8から外気がC方
向に吸引され、吐水流Bに混入されて泡沫吐水流とな
る。したがって、泡沫状軸流吐水が得られる。なお、エ
ア通路24はシリンダ弁21の方に形成してもよい。
【0020】
【考案の効果】本考案によれば、 きわめてコンパクト化した泡沫状軸流吐水兼用のシャ
ワーヘッドにおいて、シャワー用噴霧口8から外気を吸
引するので、シャワーヘッド本体1のスケールアップを
抑えながら、すなわち、従来のもののコンパクト性を損
なわず、したがって、蛇口用吐水口7の開口径をそのま
まにして、吐水量を減少させないで、泡沫吐水ができ
る。 また、シャワー用噴霧口8から外気を吸引し、しか
も、シリンダ弁21の先部21b側の外周に設けたスリ
ット状エア通路24を通して、吐水口7の金網12に接
近した所で吐水流Bに混入させるので、吸引した外気流
Cの流れ方向と吐水流Bの流れ方向とが同方向となり、
外気流Cの流れを妨げず、しかも、スリット状エア通路
24迄は吐水流Bが浸入しないので、負圧が大となり大
量の外気が前記による大量の吐水流Bに混合でき、金
網12による泡沫吐水流形成と相俟ってきわめて細かい
泡沫流が大量にできる。 シリンダ弁21を、複数の金網12からなるストレー
ナに接近させたとき、シリンダ弁21の外周先端から外
気流Cが流れ込むので、金網12への流入前の吐水流B
に直接、および、金網12で細かく分散された金網中の
吐水流に外気が混入することとなって、細かい泡沫流を
形成することができる。すなわち、スペースの大きい場
所において吐水流へ外気を混入させると、混入が均一と
ならず、間欠的な泡沫流になりがちであるが、このよう
な現象を防止できる。 湯水導入方向と直交して吐水を行わすので、ストレー
ナは1つですむ。すなわち、一般的には泡沫流形成には
基部ストレーナと出口ストレーナの2段を必要とし、こ
れらのストレーナの間の広いスペースにおいて外気を混
入させる構造であるので、出口ストレーナ(本考案の金
網12に相当)に若干でも目詰りが生じると、直ちに外
気を吸引しなくなる欠点があったが、本考案ではかかる
欠点はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の説明用断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【符号の説明】
1…シャワーヘッド本体、1a…筒状把持部、1b…半
球状頭部、4…シリンダ弁、6…操作レバー、7…蛇口
用吐水口、8…シャワー用噴霧口、9…主流路、24…
エア通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水を導入する主流路を軸芯にもつ把
    持部1aと、該把持部1aに一体的に設けた半球状頭部
    16と、からなる合成樹脂製シャワーヘッド本体であ
    って、前記頭部16の切断された正面側に、前記主流路
    に略直交して往復動するシリンダ弁21を介して、複
    数の金網12からなるストレーナをもつ蛇口用吐水口
    を設けることにより、湯水が該シリンダ弁21のシリン
    ダ内を通って吐水口へ流れるようにすると共に、該吐
    水口の周辺に多数のシャワー用噴霧口を設け、前記
    シリンダ弁21を、シャワーヘッド本体の背面側に設
    けたシーソー状に作動する操作レバーにより操作する
    シャワーヘッドにおいて、 前記シリンダ弁21の基部側外周に、該シリンダ弁21
    と一体となって移動し、シャワー流と吐水流とに切
    換え作動し、かつ、吐水流形成時、外気流シリンダ
    弁21の基部側へ流入するのを遮断する第1のパッキン
    14を備え、該シリンダ弁21の先部21b側外周に、
    該シリンダ弁21と一体となって移動し、シャワー流形
    成時、吐水流とシャワー流とを遮断する第2のパッ
    キン25を備えると共に、該シリンダ弁21の先部21
    側の外周に、吐水流形成時、前記シャワー用噴霧口8
    から外気を吸引するスリット状エア通路24を設けて、
    該シリンダ弁21を前記金網12に接近させたとき吸引
    した外気流Cが、前記第2のパッキン25の外周を越え
    てシリンダ弁21の外周先端から、シリンダ弁21内よ
    り吐水する吐水流Bへ混入して泡沫吐水を行わせること
    を特徴とする泡沫状吐水兼用のシャワーヘッド。
JP1993071434U 1993-12-06 1993-12-06 泡沫状吐水兼用のシャワーヘッド Expired - Lifetime JP2528371Y2 (ja)

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JPS49145935U (ja) * 1973-04-12 1974-12-17
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