JP2528269B2 - 軟質帯状材の巻取方法及び巻取装置 - Google Patents

軟質帯状材の巻取方法及び巻取装置

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JP2528269B2 JP6203927A JP20392794A JP2528269B2 JP 2528269 B2 JP2528269 B2 JP 2528269B2 JP 6203927 A JP6203927 A JP 6203927A JP 20392794 A JP20392794 A JP 20392794A JP 2528269 B2 JP2528269 B2 JP 2528269B2
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秀夫 辰野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばタイヤ製造工程
中において用いられるスチールブレーカー等の軟質帯状
材を、巻取ドラムに巻き取るような場合に実施すること
ができる軟質帯状材の巻取方法及び巻取装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】タイヤ製造工程では、回転可能に設けら
れた成形ドラムに対してカーカス部材やサイドウォール
等のタイヤ構成材を次々に貼り付けて、タイヤの原形と
なる筒状のグリーンケースを組み立てるようにする。こ
れらタイヤ構成材の殆どのものは、帯状に長いものを予
め別工程で製造しているが、その製造能率がグリーンケ
ースを組み立てる作業能率よりも相当に早いものについ
ては(例えばスチールブレーカー等がこれに相当す
る)、その製造工程の終段において何らかのかたちでス
トックしておく必要が生じる。
【0003】ところで、この種タイヤ構成材は、上記し
たように帯状に長い形状に製造され、しかも軟質である
と共に粘着性を有している(以下、「軟質帯状材」と言
う)ので、このストック方法としては、例えば糸巻状の
巻取ドラムを回転させながらこの外周に巻き取るように
するのがよく、またこの巻き取り時には、巻回間での相
互接着を防止するうえで、軟質帯状材と共に帯状に形成
された樹脂製の乖離用フィルム(ポリシート製のものを
一般に「ライナー」と呼んでいる)を一緒に巻き取るよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】巻取ドラムに対して軟
質帯状材の巻き取りを始めようとする場合には、これに
先立って巻取ドラムに乖離用フィルムを所定長さだけ巻
き付けておき、巻取ドラムを回転させたときに乖離用フ
ィルムが巻き取られるような状態としている。そしてそ
の後に、この乖離用フィルムに沿わせながら軟質帯状材
の巻き取りを始めるようにしている。そのため、これら
を行う一番最初に、巻取ドラムに対して乖離用フィルム
を少なくとも2〜3周分は巻き付け且つ強く締め付けて
おく必要があり、これをしておかないと、巻取ドラムを
回転させても乖離用フィルムの巻き取りができないもの
であった。
【0005】一方、軟質帯状材の巻き取りが所定長さに
達した後、軟質帯状材を切断し、この切断によって形成
された尾端部を巻取ドラムに巻き取るようにするが、こ
の後も更に巻取ドラムを回転させてその外周に乖離用フ
ィルムを何周か巻き取らせるようにしている。そしてそ
の後、乖離用フィルムを切断しているが、このときに
は、乖離用フィルムの尾端部がばらけることのないよう
に、その外周に径大な輪ゴムを嵌め付ける作業が必要と
なる。
【0006】このような巻取開始時における乖離用フィ
ルムの2〜3周の巻き付け及び締め付け作業や、巻取終
了時における乖離用フィルムへの輪ゴムの嵌め付け作業
は、動作として非常に複雑であり自動化が困難乃至不可
能とされていたため、従来において軟質帯状材の巻取作
業は略全面的に人手により行っていた。従って、作業能
率に劣るものであり、軟質帯状材乃至タイヤの生産効率
を高めるうえで大きなネックとなっていた。また製造コ
ストを低廉化するうえでも障害となっていた。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、軟質帯状材を巻取ドラムへ巻き取る一連の作
業の自動化を図り、もって作業能率を高め、軟質帯状材
はもとよりこの関連製品(タイヤ等)の生産効率の向
上、及び製造コストの低廉化を可能とする軟質帯状材の
巻取方法及び巻取装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、請求
項1に係る本発明の巻取方法では、帯状に形成された乖
離用フィルムの先端部を空の巻取ドラムの外周面に粘着
テープにより貼着し、巻取ドラムを数回転させて乖離用
フィルムを所定長さ分巻き取らせ、その後、乖離用フィ
ルムに沿わせつつ軟質帯状材を巻取ドラムへ供給するこ
とを特徴としている。
【0009】巻取ドラムに乖離用フィルムを貼着するに
際しては、予め巻取ドラムの外周面に粘着テープの先端
部を貼着すると共に、これに先行、後行又は並行して粘
着テープを所定長さに切断し、粘着テープの他端部が巻
取ドラムから垂下する状態とし、巻取ドラムの外周面と
粘着テープの粘着剤付着面との間へ乖離用フィルムの先
端部を差し込み、粘着テープの粘着剤非付着面を巻取ド
ラムへ押圧するようにすることができる。
【0010】請求項3に係る本発明の巻取方法では、帯
状に形成された乖離用フィルムと軟質帯状材とを重ねた
状態にしつつ巻取ドラムを回転させることでそれらの巻
き取りを行い、軟質帯状材の巻き取り長さが所定に達し
た後、軟質帯状材のみを切断し、巻取ドラムを数回転さ
せて乖離用フィルムを所定長さ分巻き取らせ、その後、
乖離用フィルムを切断し、切断によって生じた尾端部を
巻取ドラムに巻き取られた乖離用フィルムの外周面に粘
着テープにより貼着することを特徴としている。
【0011】請求項4に係る本発明の巻取装置では、巻
取ドラムを着脱可能で且つ回転可能に保持するドラム回
転装置と、該ドラム回転装置へ軟質帯状材を誘導する材
料通路に対して設けられた材料切断装置と、上記ドラム
回転装置に対して帯状に形成された乖離用フィルムを所
定長さ分供給するフィルム供給装置と、上記ドラム回転
装置へ粘着剤付着面を向ける状態で粘着テープを所定長
さだけ供給するテープ貼付装置と、上記ドラム回転装置
に対して巻取ドラムを着脱するドラム交換装置とから構
成されていることを特徴としている。
【0012】前記フィルム供給装置は、巻回状態で準備
された乖離用フィルムのロール体を回転自在に保持する
ロール保持部と、該ロール保持部から前記材料通路上へ
巻き出される乖離用フィルムを押圧具により材料通路へ
押し付けつつその直ぐ上流側を切断するカッター部と、
このカッター部より更に上流側の材料通路上に配される
乖離用フィルムの先端部を保持してこれをドラム回転装
置まで移送するフィルム移送部とにより構成することが
できる。
【0013】前記材料切断装置の下部空間を利用して、
空の巻取ドラムを収納準備しておくドラムストック部を
設けるのが好ましい。前記テープ貼付装置には、細帯状
に形成された粘着テープの表裏両面に対してその幅方向
で千鳥配置となるように交互に当接して該粘着テープに
送り駆動を伝えるピンチローラ組体が設けられた構成と
することができる。
【0014】前記ピンチローラ組体のうち粘着テープの
粘着剤付着面側に当接するローラは、外周面に細かい凹
凸を形成しておくのが好ましい。前記テープ貼付装置に
は、送り出された粘着テープをその先端部の粘着剤非付
着面側で吸引して平面状に保持させるテープ保持部が設
けられ、該テープ保持部がドラム回転装置に対して近接
・離反可能に設けられた構成とすることができる。
【0015】
【作用】巻取開始時にあって、巻取ドラムに対して乖離
用フィルムの巻き取りを可能な状態にする場合には、乖
離用フィルムの先端部を粘着テープによって巻取ドラム
の外周面に貼着するようにしている。そのため、巻取ド
ラムに対して乖離用フィルムを2〜3周分巻き付け且つ
締め付けるような作業は不要となる。
【0016】なお、乖離用フィルムの先端部を粘着テー
プによって巻取ドラムの外周面に貼着する動作は、粘着
テープの表裏両面をその幅方向に千鳥配置となるように
当接するピンチローラ組体や、粘着剤非付着面を平面的
に吸引するテープ保持部などを組み合わせることによ
り、機械化(自動化)を可能としている。一方、巻取終
了時にあって、軟質帯状材の巻き取りが所定長さに達し
た後、軟質帯状材の切断、乖離用フィルムの数周分巻き
付け、乖離用フィルムの切断を行った場合には、乖離用
フィルムの尾端部を粘着テープによって巻取外周面に貼
着するようにしている。そのため、乖離用フィルムへ輪
ゴムを嵌め付けるような作業は不要となる。
【0017】なお、乖離用フィルムの尾端部を粘着テー
プによって巻取外周面に貼着する動作についても、上記
と同様にピンチローラ組体やテープ保持部などを組み合
わせることで、機械化(自動化)を可能としている。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は、タイヤ製造工程で用いるスチー
ルブレーカー(以下、本実施例において「軟質帯状材」
と言う)を巻き取る場合に実施された、本発明に係る巻
取装置1を示している。図中Sbが軟質帯状材であっ
て、図外のスチールブレーカー製造装置から製出と同時
進行的に供給されるようになっている。
【0019】なお、以下では、軟質帯状材Sbの搬送方
向に沿った方向を前後方向(図1の右が「前」又は「下
流側」、同左が「後」又は「上流側」)とし、これと直
交する水平方向を左右方向(図2の上が「左」、同下が
「右」)として説明する。この巻取装置1は、軟質帯状
材Sbの搬送方向上流側から下流側へ向けて、材料切断
装置2、フィルム供給装置3、テープ貼付装置4、ドラ
ム回転装置5及びドラム交換装置6を具備しており、ま
た材料切断装置2の下部空間にドラムストック部8が設
けられて成る。10は軟質帯状材Sbの供給安定装置で
あって、搬送ローラ11の回転やピンチローラ12の上
下動等が自動制御されることにより、軟質帯状材Sbに
生じる張力の均整化(過張力の緩和又は張力不足時の張
力付加)や供給過剰時の通過制限等を行うようになって
いる。
【0020】前記材料切断装置2(図1参照)は、図3
乃至図5に示すように軟質帯状材Sbの搬送を支承する
路盤20に対してその上部にカッター部21が設けられ
たものである。カッター部21は、ロッドレスシリンダ
等の走行手段22により走行する移動体23と、この移
動体23に流体圧シリンダ等の上下駆動具24を介して
上下動可能に設けられたカッター刃25とを有してい
る。26はガイドレールである。走行手段22は、軟質
帯状材Sbの搬送方向に対してカッター刃25を斜めに
横切らせるように(後述する路盤20の刃通し隙間20
a参照)設けられている。このカッター刃25は、軟質
帯状材Sbがスチールブレーカである点を考慮して、該
軟質帯状材Sbの幅方向中央部を突き通す槍刃部25a
と、この突き刺し部分を中心として斜め前方又は斜め後
方へ切り裂きを行う切刃部25bとを有している。ま
た、走行手段22の一端寄りとなる路盤20に対してヒ
ータ部28が設けられ、電磁誘導又は熱伝導等によりカ
ッター刃25を加熱(70℃程度)することができるよ
うになっている。
【0021】路盤20には、上記カッター刃25との衝
突干渉を避ける刃通し隙間20aが形成されている。ま
た、この路盤20には、複数の給排孔20bが形成され
ており、路盤20の下部に設けられたエアチャンバー2
9に対して空気の吸引を行うことで、路盤20上に軟質
帯状材Sbを吸着保持でき、これによってカッター部2
1による切断を確実且つ安定的に行わせることができる
ようになっている。また反対に、エアチャンバー29に
対して空気の供給を行うことで、路盤20上を軟質帯状
材Sbが搬送されるときの円滑性及び直進性を高めるこ
とができるようちなっている。
【0022】なお、この路盤20は、軟質帯状材Sbの
材質、幅寸法、肉厚寸法、断面形状、用途などの諸条件
に応じて、軟質帯状材Sbの搬送方向に対する切断角度
を変更できるように、当該路盤20の傾斜面方向に沿っ
て転回可能となっている。200はその転回中心部であ
る。前記フィルム供給装置3(図1参照)は、図6に示
すように軟質帯状材Sbの材料通路となる可動路盤30
に対して設けられたカッター部31と、可動路盤30の
下部側に設けられたロール保持部32と、可動路盤30
の上部側に設けられたフィルム移送部33とにより構成
されている。可動路盤30は、その下側に設けられた流
体圧シリンダ等の駆動具300により下流端側を下向き
に、またフィルム移送部33は、その上側に設けられた
流体圧シリンダ等の駆動具301により上流端側を上向
きに、それぞれ上下揺動可能となされている。
【0023】ロール保持部32は、巻回状態で準備され
た乖離用フィルムFmのロール体FRを回転自在に保持
しつつ、該ロール体FRの外周面に空回り防止用のウエ
イト板303を摺接させるようになっている。本実施例
では、このロール保持部32を上下に二組設け、このう
ちいずれか一方を本使用用とし、同他方を待機用とし
た。ロール体FRから巻き出された乖離用フィルムFm
は、誘導ローラ305及び巻出ローラ組体306を介し
て上記可動路盤30の上部へ導き出されるようになって
いる。なお、巻出ローラ組体306は流体圧シリンダ等
の駆動具307により開閉可能となっており、乖離用フ
ィルムFmのセットが容易に行えるようにしてある。
【0024】カッター部31は、図7及び図8に示すよ
うにロボットシリンダ等の駆動具315により上下動及
びこの上下動軸を中心とした回動が可能とされた押圧具
316と、可動路盤30において押圧具316の直ぐ上
流側に設けられた幅方向のカッター通路30aに対し、
カッター刃317を走行可能にするロッドレスシリンダ
等の走行手段318とを具備して成る。319はガイド
レールである。
【0025】押圧具316はその下面に弾性パッド32
0を具備しており、可動路盤30上の乖離用フィルムF
mを当該可動路盤30へ押し付けて停止させたり、解放
して通過可能としたりするもので、カッター刃317に
よる切断中の押さえとすることは勿論であるが、切断開
始(カッター刃317の掛かり)が確実に行えるように
するうえで重要なものである。なお、本実施例では、乖
離用フィルムFmの左端部であって、しかも切断位置の
下流側のみを押圧する構成としたが、乖離用フィルムF
mの両端部乃至幅方向全部、又は切断位置の上下両側を
押圧する構成とすることも可能である。
【0026】フィルム移送部33は、図6、図7及び図
9に示すように材料通路(可動路盤30)上に導き出さ
れた乖離用フィルムFmの左右両端部を、その表裏両面
から挟持するチャッキング部330と、このチャッキン
グ部330をドラム回転装置5の近傍まで移動させるロ
ッドレスシリンダー等の移動手段331とを有して成
る。332はガイドレールである。
【0027】チャッキング部330は、流体圧シリンダ
等の駆動部335により挟持又は解放動作を行う左右一
対の挟持爪具336を有して成る。待機状態にあって、
これら挟持爪具336は解放状態とされ、下側の爪を、
可動路盤30に設けられた幅方向に長い待機用ピット3
0b内に沈め、且つ乖離用フィルムFmよりも幅方向外
側へ位置付けられるようになっている。そして、この状
態から、各挟持爪具336を相互近接・離反可能に保持
する流体圧シリンダ等の左右動具340と、これら左右
動具340を昇降可能に保持する流体圧シリンダ等の上
下動具341と、上記駆動部335との各作動を適宜組
み合わせて、乖離用フィルムFmの挟持・持上げ又は解
放を行うものである。
【0028】なお、このチャッキング部330は、前記
カッター部31の作動時において、上記した押圧具31
6の補助として作動(乖離用フィルムFmに対する切断
位置上流側の不動保持)させてもよい。前記テープ貼付
装置4(図1参照)は、図10に示すように巻回状態で
準備された粘着テープTpのロール体TRを保持するテ
ープホルダー部40と、このテープホルダー部40から
巻き出された粘着テープTpをドラム回転装置5へ供給
するテープ供給部41とを具備して成る。
【0029】テープホルダー部40には、テープ巻出部
401とテープ切断部402とが設けられている。テー
プ巻出部401は、図12乃至図14に示すように粘着
テープTpの表裏両面に対してその幅方向で千鳥配置と
なるように交互に当接するピンチローラ組体410(4
10a,410b)が設けられ、これらピンチローラ組
体410がモータ等の駆動具412(図10参照)によ
り歯車機構を介して互いの巻き込み方向へ回転駆動され
るようになっている。413はガイドローラであるが、
このガイドローラ413についても、隣接するピンチロ
ーラ組体410(410a)とは交互に嵌まり合う関係
におかれている。
【0030】このようなことから、各ローラ410a,
410b,413と粘着テープTpとの接触面積が小さ
く抑えられているので、ピンチローラ組体410等に対
する粘着テープTpの絡みつきは防止され、円滑な巻き
出しが可能となっている。特に、ピンチローラ組体41
0のうち、粘着テープTpの粘着剤付着面側(図12乃
至図14の上側)に当接するローラ410aは、その外
周面に細かい凹凸を無数に形成してあるので、粘着テー
プTpに対する剥離性が一層高められるようになってい
る。なお、テープ誘導ローラ413についても同様に、
その外周面に細かい凹凸を形成しておくのが好ましい。
【0031】テープ切断部402は、図15及び図16
に示すように上下に対向配置されたギザ刃420,42
1のうち、上側のギザ刃420が、流体圧シリンダ等の
駆動具422によって下降するようになされた、いわゆ
るギロチンカッターである。なお、必ずしもギザ刃42
0,421を使用することが限定されるものではなく、
直線状(傾斜又は水平)の刃を使用したり、或いは回転
する円板刃を使用したりすることも可能である。
【0032】テープ供給部41は、上記したテープホル
ダー部40から巻き出された粘着テープTpを、その先
端部の粘着剤非付着面側で吸引して平面状に保持させる
テープ保持部430を具備しており、このテープ保持部
430が、流体圧シリンダ等の上下動具431によって
ドラム回転装置5へ近接・離反可能に設けられて成る。
【0033】テープ保持部430は、図11に示すよう
にエアチャンバー431において複数の吸気孔432が
設けられた面を擦過しつつ、通気性を有したエンドレス
ベルト435(織布、多孔性帯材、網材等)が架けわた
され、回転駆動されるようになったものである。436
は吸気配管用の接続孔である。また438はモータ等の
回転駆動具である。
【0034】なお、このテープ貼付装置4(テープホル
ダー部40及びテープ供給部41)は、図6に示したよ
うに前記フィルム供給装置3の可動路盤30と一緒に上
下揺動するようになっており、後述するようにドラム回
転装置5の作動時には下方へ退避動する。前記ドラム回
転装置5(図1参照)は、図17に示すように巻取ドラ
ムDrを抜き差し可能とする支承軸50を有し、この支
承軸50の軸心に沿って流体圧シリンダ等の進退駆動具
51により押出板52が進退可能に設けられて成る。支
承軸50は断面角形又はキー構造(スプライン等を含
む)等を有したもので、巻取ドラムDrの中心孔との間
で回転不能状態が得られるようになっている。
【0035】本実施例では、このようなドラム回転装置
5が、図1及び図2に示すように主軸55を中心として
回転可能な反転体56に対して、その対向する2箇所に
各1台づつ、計2台設けられたものとした。主軸55は
内外二重軸構造を有しており、このうち内側の軸500
が各ドラム回転装置5の支承軸50への回転力伝達に用
いられ、外側の軸が501が反転体56への回転力伝達
に用いられるようになっている。図17に示すように内
側の軸500へは、その軸端部に設けられたスプロケッ
ト505にモータ506の回転駆動力が伝えられ、外側
の軸501へは、その軸回りに嵌められた平歯車508
にウォームギヤ(図示略)等を介してモータ509の回
転駆動力が伝えられるようになっている。
【0036】従って、いずれか一方のドラム回転装置5
(図1及び図2の左側)がフィルム供給装置3及びテー
プ貼付装置4に隣接して作動可能とされている場合に、
同他方のドラム回転装置5(図1及び図2の右側)は待
機状態にある。従って例えば、左側のドラム回転装置5
において軟質帯状材Sbの巻き取りを行わせながら、右
側のドラム回転装置5では、巻き取りの終了した巻取ド
ラムDrの取り出しを行わせるという並行処理が可能と
なっている。
【0037】なお、前記主軸55における内側の軸50
0には電磁クラッチ装置(図示略)等を設けておき、軟
質帯状材Sbの巻き取りを行うドラム回転装置5のみに
ついてその支承軸50が回転する構成としておくのが好
ましい。図6に示したように軟質帯状材Sbの巻き取り
を行うドラム回転装置5に対しては、巻取ドラムDrの
外周面にフリーローラ530を当接させたり離反させた
りすることが可能な巻取介助装置531が設けられてい
る。532はフリーローラ530の当接・離反動作を揺
動によって行わせるためのリンク機構であり、533は
その駆動用とされる流体圧シリンダ等の駆動具である。
【0038】前記ドラム交換装置6(図2参照)は、図
18に示すように前後方向に敷設されたレール60上に
沿って走行可能なドラム搬送装置61と、複数の巻取ド
ラムDrを串刺し状に保持するようになされたドラム支
承部62とを有して成り、ドラム搬送装置61が、前記
したドラム回転装置5(図1及び図2の右側で待機状態
にあるもの)から、軟質帯状材Sbを巻取後の巻取ドラ
ムDrを受け取ってドラム支承部62へ送り渡すように
なっている。
【0039】ドラム搬送装置61は、巻取ドラムDrを
抜き差し可能とする支承軸600を有し、この支承軸6
00の軸心に沿って流体圧シリンダ等の進退駆動具60
1により押出板602が進退可能に設けられている。ま
た、図示は省略したが、支承軸600自体も、その軸心
方向に沿って若干の進退が可能な構造となっている。な
お、この支承軸600についても、ドラム回転装置5
(図17参照)の支承軸50と同様に断面角形又はキー
構造(スプライン等を含む)等を有しており、巻取ドラ
ムDrの中心孔との間で回転不能状態が得られるように
なっている。
【0040】ドラム搬送装置61の走行駆動は、図示は
省略したが自走構造を搭載したもの又はチェーン伝動等
により駆動されるもの等、適宜採用可能である。ドラム
支承部62は、巻取ドラムDrの複数個分に相当する長
い支承軸610を有し、この支承軸610が流体圧モー
タ等の旋回駆動具611により水平揺動するようになっ
ている。このような旋回(支承軸610の揺動)は、巻
取ドラムDrの取り出しを容易且つ安全に行えるように
するためのものであり、必須構成ではない。
【0041】なお、ドラム搬送装置61がドラム支承部
62又はドラム回転装置5に対応した位置で停止し、支
承軸600を進出させた場合、この支承軸600の先端
部と、ドラム支承部62の支承軸610の先端部又はド
ラム回転装置5の支承軸50の先端部とは、それぞれピ
ボット状の係合が可能とされており、それぞれの軸心が
必然的に一致されるようになっている。
【0042】前記ドラムストック部8は、図1に示すよ
うに巻取ドラムDrを抜き差し可能とする支承軸80
が、リンク又はチェーン等(いずれも図示略)によって
連結されて縦長の長円軌道81を一方向的に移動される
ようになされたもので、その長円軌道81中の一箇所
に、ドラム回転装置5(図17参照)の押出板52又は
ドラム交換装置6(図18参照)の押出板602と略同
様な構造を有した押出板82が設けられている。
【0043】このドラムストック部8は、前記したよう
に材料切断装置2の下部空間を利用して設けられている
ので、巻取装置1全体としての小型化及び省スペース化
が図れるようになっている。なお、押出板82の位置付
けは、これに対応して停止する支承軸80が、ドラム回
転装置5(図17参照)の支承軸50及びドラム交換装
置6(図18参照)の支承軸600,610と同一高さ
となるようにしておくのがよい。
【0044】次に、このようにして成る巻取装置1の動
きに基づいて、本発明に係る巻取方法を説明する。予
め、図1に示すように軟質帯状材Sbを供給安定装置1
0から材料切断装置2へかけてセットする。また、フィ
ルム供給装置3には乖離用フィルムFmのロール体FR
を、テープ貼付装置4には粘着テープTpのロール体T
Rをそれぞれセットする。更に、ドラム回転装置5の支
承軸50及びドラムストック部8の各支承軸80に、そ
れぞれ空の巻取ドラムDrを差し込み保持させる。
【0045】全てのセットが整った後、運転を開始させ
ると、まずテープ貼付装置4(図10参照)においてテ
ープ巻出部401(ピンチローラ組体410)が作動
し、粘着テープTpを巻き出しながら、その先端部をテ
ープ保持部430で平面的に吸引保持する。そして、テ
ープ切断部402が作動して粘着テープTpを所定長さ
に切断してからテープ保持体430が上昇するか、又は
テープ保持体430が上昇した後にテープ切断部402
が作動するかして、所定長さにした粘着テープTpの先
端部を、図19(a)に示すようにドラム回転装置5
(図1及び図2の左側のもの)の支承軸50に保持され
た巻取ドラムDrの外周面に貼着する。
【0046】テープ保持体430が下降した後、これと
入れ替わり状に巻取介助装置531(図6参照)が作動
して、フリーローラ530により粘着テープTpの粘着
剤非付着面を巻取ドラムDrへ向けて押圧する。このと
き、好ましくはドラム回転装置5において巻取ドラムD
rを小幅で正・逆転させ、粘着テープTpの貼着を確実
にしてその他端部が巻取ドラムDrから垂下する状態を
確保する。
【0047】次に、フィルム供給装置3が作動し、乖離
用フィルムFmの先端部をチャッキング部330(図9
参照)で保持して、この先端部を、巻取ドラムDrの外
周面と粘着テープTpの粘着剤付着面との間へ差し込
む。そして、再び上記巻取介助装置531が作動し、図
19(b)に示すようにフリーローラ530により粘着
テープTpの粘着剤非付着面を乖離用フィルムFm及び
巻取ドラムDrへ向けて押圧する。
【0048】次に、ドラム回転装置5が巻取ドラムDr
(支承軸50)を数回転させ、巻取ドラムDrまわりに
乖離用フィルムFmが所定長さ分巻き取られるようにす
る。そしてその後、供給安定装置10(図1参照)の作
動(搬送ローラ11及びピンチローラ12の回転)によ
り、図19(c)に示すように軟質帯状材Sbを乖離用
フィルムFmに沿って一緒に繰り出させるようにする。
これにより、巻取ドラムDrに対する軟質帯状材Sbの
巻き取りが開始される。
【0049】軟質帯状材Sbの巻き取り長さが所定に達
した後、ドラム回転装置5及び供給安定装置10の作動
が一旦停止され、材料切断装置2が作動して軟質帯状材
Sbの所定箇所を切断する。次に、再びドラム回転装置
5が作動し、図19(d)に示すように切断された軟質
帯状材Sbを全部巻き取った後も、引き続き巻取ドラム
Drを数回転させ、乖離用フィルムFmが所定長さ分巻
き取られるようにする。このとき、乖離用フィルムFm
の巻き付けを堅くしっかりと行わせるために、巻取介助
装置531(図6参照)を作動させて、フリーローラ5
30を乖離用フィルムFmの巻取外周面へ当接させてお
くのが好ましい。
【0050】次に、ドラム回転装置5が再び停止するか
又は作動したままの状態で、フィルム供給装置3のカッ
ター部31(図6参照)が作動して、乖離用フィルムF
mを切断する。そして、ドラム回転装置5は、切断によ
って生じた乖離用フィルムFmの尾端部が巻取ドラムD
r(巻き取られた乖離用フィルムFmの外周面)に達す
るようになるまで、巻取ドラムDrをゆっくりと回転さ
せ、尾端部が達した時点で停止する。
【0051】次に、図19(e)に示すように再び上記
テープ貼付装置4が作動して、乖離用フィルムFmの巻
取外周面とその尾端部とを粘着テープTpにより貼着す
る。このときも、巻取介助装置531を作動させた状態
にしたうえで、好ましくはドラム回転装置5において巻
取ドラムDrを小幅で正・逆転させ、粘着テープTpの
貼着を確実なものとする。
【0052】その後、ドラム回転装置5を保持する反転
体56が180°反転し、前後のドラム回転装置5を入
れ替える。そして後側(図1及び図2の右側)となった
ドラム回転装置5に対して、ドラム交換装置6(図2及
び図18参照)のドラム搬送装置61が正対する位置へ
移動し、互いの支承軸50と600とを一致させる。そ
して、ドラム回転装置5側の押出板52(図17参照)
が進出して、軟質帯状材Sbが巻き取られた後の巻取ド
ラムDrをドラム搬送装置61側へ送り渡すようにな
る。
【0053】次に、ドラム搬送装置61はドラム支承部
62(図18参照)と正対する位置へ移動し、互いの支
承軸600と610とを一致させ、今度はドラム搬送装
置61側の押出板602が進出して、巻取ドラムDrを
ドラム支承部62側へ移載する。このようなドラム交換
装置6の作動中において、前側(図1及び図2の左側)
となったドラム回転装置5に対しては、並行的に軟質帯
状材Sbの巻き取りが行われる。
【0054】ドラム交換装置6のドラム搬送装置61
は、その後、ドラムストック部8(図1参照)の所定位
置(押出板82に対応する位置)と正対する位置まで移
動し、このドラムストック部8の支承軸80から空の巻
取ドラムDrを受け取り、これを後側のドラム回転装置
5へ送り渡すようになる。本発明に係る巻取装置1の細
部にわたる構成及び構造(流体圧シリンダ類を電動モー
タ駆動式又はソレノイド駆動式に変えるか若しくはその
逆にする等)や、本発明に係る巻取方法の細部手順等
は、上記実施例に限定されるものではなく、実施の態様
に応じて適宜変更可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、巻取開始時には、巻取ドラムの外周面に対して
乖離用フィルムの先端部を粘着テープで貼着するように
しているので、巻取ドラムに対する乖離用フィルムの巻
き取りが簡単且つ確実に行えるようになる。また、この
ような方法を採用することで、自動化が可能となる。そ
のため、作業能率の向上が図られ、軟質帯状材はもとよ
りこの関連製品(タイヤ等)の生産効率の向上、及び製
造コストの低廉化が可能となる。
【0056】一方、巻取終了時には、乖離用フィルムの
巻取外周面に対して乖離用フィルムの尾端部を粘着テー
プで貼着するようにしているので、乖離用フィルムがば
らけることを確実に防止できるようになる。また、この
方法を採用することで、自動化が可能となる。そのた
め、作業能率の向上が図られ、軟質帯状材はもとよりこ
の関連製品(タイヤ等)の生産効率の向上、及び製造コ
ストの低廉化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻取装置を示す正面図である。
【図2】本発明に係る巻取装置を示す平面図である。
【図3】図1中の材料切断装置を拡大して示す正面図で
ある。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図1中のフィルム供給装置及びテープ貼付装置
を拡大して示す正面図である。
【図7】図6のC−C線矢視図である。
【図8】図7のD−D線拡大断面図である。
【図9】図7のE−E線拡大断面図である。
【図10】図6中のテープ貼付装置を更に拡大して示す
正面図である。
【図11】図10中のテープ保持部を拡大して示す正面
断面図である。
【図12】図10中のピンチローラ組体を拡大して示す
正面図である。
【図13】図12のF−F線矢視図である。
【図14】図13のG部拡大断面図である。
【図15】図10のH−H線拡大矢視図である。
【図16】図15のJ−J線断面図である。
【図17】図1のK−K線拡大断面図である。
【図18】図1のL−L線拡大断面図である。
【図19】本発明に係る巻取方法の動作説明図である。
【符号の説明】
1 巻取装置 2 材料切断装置 3 フィルム供給装置 4 テープ貼付装置 5 ドラム回転装置 6 ドラム交換装置 8 ドラムストック部 31 カッター部 32 ロール保持部 33 フィルム移送部 41 テープ保持部 316 押圧具 410 ピンチローラ組体 Dr 巻取ドラム Sb 軟質帯状材 Fm 乖離用フィルム FR 乖離用フィルムのロール体 Tp 粘着テープ TR 粘着テープのロール体

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状に形成された乖離用フィルム(F
    m)の先端部を空の巻取ドラム(Dr)の外周面に粘着
    テープ(Tp)により貼着し、巻取ドラム(Dr)を数
    回転させて乖離用フィルム(Fm)を所定長さ分巻き取
    らせ、その後、乖離用フィルム(Fm)に沿わせつつ軟
    質帯状材(Sb)を巻取ドラム(Dr)へ供給すること
    を特徴とする軟質帯状材の巻取方法。
  2. 【請求項2】 巻取ドラム(Dr)に乖離用フィルム
    (Fm)を貼着するに際して、予め巻取ドラム(Dr)
    の外周面に粘着テープ(Tp)の先端部を貼着すると共
    に、これに先行、後行又は並行して粘着テープ(Tp)
    を所定長さに切断し、粘着テープ(Tp)の他端部が巻
    取ドラム(Dr)から垂下する状態とし、巻取ドラム
    (Dr)の外周面と粘着テープ(Tp)の粘着剤付着面
    との間へ乖離用フィルム(Fm)の先端部を差し込み、
    粘着テープ(Tp)の粘着剤非付着面を巻取ドラム(D
    r)へ押圧することを特徴とする請求項1記載の軟質帯
    状材の巻取方法。
  3. 【請求項3】 帯状に形成された乖離用フィルム(F
    m)と軟質帯状材(Sb)とを重ねた状態にしつつ巻取
    ドラム(Dr)を回転させることでそれらの巻き取りを
    行い、軟質帯状材(Sb)の巻き取り長さが所定に達し
    た後、軟質帯状材(Sb)のみを切断し、巻取ドラム
    (Dr)を数回転させて乖離用フィルム(Fm)を所定
    長さ分巻き取らせ、その後、乖離用フィルム(Fm)を
    切断し、切断によって生じた尾端部を巻取ドラム(D
    r)に巻き取られた乖離用フィルム(Fm)の外周面に
    粘着テープ(Tp)により貼着することを特徴とする軟
    質帯状材の巻取方法。
  4. 【請求項4】 巻取ドラム(Dr)を着脱可能で且つ回
    転可能に保持するドラム回転装置(5)と、該ドラム回
    転装置(5)へ軟質帯状材(Sb)を誘導する材料通路
    に対して設けられた材料切断装置(2)と、上記ドラム
    回転装置(5)に対して帯状に形成された乖離用フィル
    ム(Fm)を所定長さ分供給するフィルム供給装置
    (3)と、上記ドラム回転装置(5)へ粘着剤付着面を
    向ける状態で粘着テープ(Tp)を所定長さだけ供給す
    るテープ貼付装置(4)と、上記ドラム回転装置(5)
    に対して巻取ドラム(Dr)を着脱するドラム交換装置
    (6)とから構成されていることを特徴とする軟質帯状
    材の巻取装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルム供給装置(3)は、巻回状
    態で準備された乖離用フィルム(Fm)のロール体(F
    R)を回転自在に保持するロール保持部(32)と、該
    ロール保持部(32)から前記材料通路上へ巻き出され
    る乖離用フィルム(Fm)を押圧具(316)により材
    料通路へ押し付けつつその直ぐ上流側を切断するカッタ
    ー部(31)と、このカッター部(31)より更に上流
    側の材料通路上に配される乖離用フィルム(Fm)の先
    端部を保持してこれをドラム回転装置(5)まで移送す
    るフィルム移送部(33)とにより構成されていること
    を特徴とする請求項4記載の軟質帯状材の巻取装置。
  6. 【請求項6】 前記材料切断装置(2)の下部空間を利
    用して、空の巻取ドラム(Dr)を収納準備しておくド
    ラムストック部(8)が設けられていることを特徴とす
    る請求項4記載の軟質帯状材の巻取装置。
  7. 【請求項7】 前記テープ貼付装置(4)には、細帯状
    に形成された粘着テープ(Tp)の表裏両面に対してそ
    の幅方向で千鳥配置となるように交互に当接して該粘着
    テープ(Tp)に送り駆動を伝えるピンチローラ組体
    (410)が設けられていることを特徴とする請求項4
    記載の軟質帯状材の巻取装置。
  8. 【請求項8】 前記ピンチローラ組体(410)のうち
    粘着テープ(Tp)の粘着剤付着面側に当接するローラ
    (410a)は、外周面に細かい凹凸が形成されている
    ことを特徴とする請求項7記載の軟質帯状材の巻取装
    置。
  9. 【請求項9】 前記テープ貼付装置(4)には、送り出
    された粘着テープ(Tp)をその先端部の粘着剤非付着
    面側で吸引して平面状に保持させるテープ保持部(4
    1)が設けられ、該テープ保持部(41)がドラム回転
    装置(5)に対して近接・離反可能に設けられているこ
    とを特徴とする請求項4記載の軟質帯状材の巻取装置。
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