JP2527591Y2 - モータの支持構造 - Google Patents

モータの支持構造

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JP2527591Y2
JP2527591Y2 JP8459291U JP8459291U JP2527591Y2 JP 2527591 Y2 JP2527591 Y2 JP 2527591Y2 JP 8459291 U JP8459291 U JP 8459291U JP 8459291 U JP8459291 U JP 8459291U JP 2527591 Y2 JP2527591 Y2 JP 2527591Y2
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shaft
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雅彦 森
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電卓等に搭載されるマ
イクロプリンタの駆動源となるモータの支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタにおいては、モータが
過負荷等によりロック状態で停止した場合、モータを再
起動するためには大きなトルクが必要となる。ところ
が、今日普及しているマイクロプリンタ等の小型プリン
タにおいては、製品の低コスト化や小型化のために低ト
ルクのモータを使用しており、このため、前述したロッ
ク状態で停止した場合に、モータを再起動させることが
困難であった。
【0003】このロック状態を回避して再起動可能とす
るために、従来から種々の提案がなされており、その1
種として図3に示す特開平2ー277675号公報に記
載のものがある。
【0004】図3に示す従来のものは、その歯車機構に
特徴を有するものであり、このものは、プリンタを駆動
するためにモータ軸2を一方向に回転させるモータ1
と、このモータ軸2に固定された駆動歯車軸3と、駆動
歯車軸3に一定角度だけ相対回動可能に軸着された駆動
歯車4と、モータ1のコギングトルクより大きくかつプ
リンタの平均トルクより小さい弾性力に設定され、駆動
歯車軸3を駆動歯車4に対して前記モータ1の逆回転方
向に付勢する駆動歯車ばね5と、モータ1の駆動時に駆
動力を伝達する駆動歯車軸3に設けた駆動用突起部3a
と、この駆動用突起部3aと当接する駆動歯車4に設け
た駆動力受け部4aと、モータ1の停止時に駆動歯車ば
ね5の弾性力により駆動歯車4と駆動歯車軸3とが一定
角度回転した位置において係止するために駆動歯車軸3
と当接する駆動歯車4に設けた歯車係止部4bとによっ
て構成されており、モータ1自体はプリンタのフレーム
(図示せず)に固定されている。
【0005】つぎに作用を説明すると、プリンタの印字
工程中に、何らかの原因によりモータ1に最大負荷が作
用してモータ1への駆動信号が切れると、駆動歯車ばね
5によって駆動歯車軸3とモータ軸2とはモータ1の駆
動回転方向Bと逆の方向Aに軸係止部3bと歯車係止部
4bが当接するまで回転する。その後、電源が再投入さ
れて電圧が印加されると、モータ軸2と駆動歯車軸3は
勢い良く回りはじめ、駆動用突起部3aと駆動力受け部
4aとが衝突し、この衝突エネルギとモータ1の起動ト
ルクが再起動時の力として作用することになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成においては、駆動歯車軸3と駆動歯車4という2つ
の部品に分けることが必要となり、部品点数の増加を招
いていた。特に、このマイクロプリンタの市場において
は、前述したようにコストが優先課題であり、性能改善
のためとはいえ、コストアップは望ましくないのが現状
である。
【0007】また、通常、前記の駆動歯車軸3と駆動歯
車4とは、ポリアセタール等のプラスチック形成品を用
いるが、両者の衝突による損傷が発生することがあり、
耐久性に問題があった。
【0008】本考案は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、プリンタの動作中に負荷の大きな工程で
プリンタが停止しても、プリンタの最大負荷より小さい
起動トルクのモータで再起動できるようにして、モータ
の低速回転による低消費電力駆動、低騒音化、小型化、
低コスト化を実現することのできる耐久性に優れたモー
タの支持構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案のモータの支持構
造は、モータ支承体によりモータ本体をモータ軸を中心
に一定角度回動自在に支承し、前記モータ本体を前記モ
ータ軸の駆動回転方向に回動するように付勢する弾性部
材を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案のモータの支持構造によれば、プリンタ
の印字工程中や用紙送り中に何等かの原因で最大負荷工
程で停止して電源が切れると、弾性部材により、モータ
本体はモータ支承体に対して駆動動作時に寄っている位
置と反対側に回動される。その後、電源が再投入されて
規定の仕様電圧範囲内の電圧をモータに印加すると、モ
ータ軸は、ロック状態にあるため当初回転不能であって
も、相対的にモータ本体が自ら回転できる範囲内におい
て勢い良く回動し、この勢いでモータ本体とモータ支承
体とが衝突することになる。そして、この衝突エネルギ
とモータの起動トルクとの重合した力が再起動時の力と
なり、プリンタの最大負荷よりも小さい起動トルクで起
動することができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により説明
する。
【0012】図1および図2は本考案に係るプリンタの
モータの支持構造の実施例の全体を示すものであり、本
実施例においては、モータ1は、そのモータ軸2を中心
としてモータ本体1aが一定角度αだけ回動自在となる
ようにフレーム体6に支承されている。
【0013】すなわち、モータ1のモータ本体1aには
円弧状外周部1bが形成されており、この円弧状外周部
1bが、フレーム体6に形成された支承円弧凹所11に
よってモータ軸2を中心として回動自在に支承されてい
る。
【0014】前記フレーム体6には、モータ本体1aの
回動角度αを規制するために、モータ本体1aの平面状
の外側面と当接するストッパとなる傾斜面6aと鉛直状
の端面6bとが形成されている。この端面6bの下部に
は支承円弧凹所11と連続させてモータ本体1aの回動
を許容する逃げ部となる空所10が形成されている。ま
た、前記モータ1のモータ本体1aをモータ軸2の駆動
回転方向Aと同方向に付勢する弾性部材としてのねじり
コイルばね7が、フレーム体6の端面6b側のモータ本
体1aの軸方向中央部分に配設されている。このねじり
コイルばね7は、コイル部分を軸8をもってフレーム体
6に支持され、コイル部分より外方向に向けて延在する
一方の固定端部7bを固定具9によってフレーム体6に
固定され、上方に向けて延在する他方の付勢端部7aを
モータ本体1aの外側面に当接されている。なお、前記
ねじりコイルばね7の弾性力は小さな値で十分である。
【0015】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0016】プリンタの通常の印字動作時において、モ
ータ1は駆動信号を受けてそのモータ軸2を図2中の矢
印A方向に駆動回転させる。このモータ軸2の回転は駆
動歯車12を介して印字のために必要な所定箇所まで伝
達される。このモータ1の駆動中においては、モータ軸
2の回転の反力により、モータ本体1aは図2中の矢印
B方向の力を受け、ねじりコイルばね7の付勢力に抗し
て図中の実線の位置まで回動し、外側面をフレーム体6
の端面6bに当接させて静止している。
【0017】ところが、プリンタの稼働中に過負荷や、
電圧降下等の原因によりモータ1が停止すると、ねじり
コイルばね7の付勢端部7aによってモータ本体1aは
図中矢印C方向に回動され、外側面をフレーム体6の傾
斜面6aに当接させて停止する。このとき、モータ本体
1aの図2中における右下端部はフレーム体6の空所1
0内に入る。
【0018】その後、復帰動作によって、電源が再投入
されて所定の電力がモータ1に印加されると、モータ軸
2が図2中A方向に回動しようとすると、駆動歯車12
を介して負荷を受け、その反力によりモータ本体1aは
ねじりコイルばね7の小さな弾性力に抗してほぼ無負荷
状態で勢い良く回転を始め、一定角度αだけ回転してモ
ータ支承体であるフレーム体6の端面6bに衝突する。
そして、この衝突エネルギとモータ1の起動トルクとが
積算されて再起動の力として作用することとなり、モー
タ軸2は回動を開始し、その後も回転を継続する。
【0019】したがって、負荷の大きい工程で停止した
プリンタを再起動させるときに、モータ1はそのプリン
タの最大負荷よりも小さな起動トルクで再起動させるこ
とができ、モータ1の低消費電力駆動、小型化、低コス
ト化をはかることができる。また、モータ本体1aは金
属製であり、フレーム体6の端面6bとの衝突による破
損はまったく生じない。
【0020】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、モ
ータ軸を中心にモータ本体が一定角度回動できる範囲を
設け、かつ、モータ本体をその回動範囲内においてモー
タ軸の駆動回転方向に付勢させる弾性部材を設けたこと
によって、モータ軸と駆動歯車とを一体化することがで
き、部品点数も少なく簡単な構成によりモータをその負
荷より小さいトルクで再起動作せることができ、低消費
電力駆動を実現できるとともに、コストも低く抑えるこ
とができる。また、従来のような駆動歯車軸と駆動歯車
の衝突による破損がなくなり耐久性に優れたものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプリンタのモータ支持構造の実施
例を示す平面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】従来のプリンタのモータの構造を示す平面図
【符号の説明】
1 モータ 1a モータ本体 1b 円弧状外周部 2 モータ軸 6 フレーム体(モータ支承体) 6a 傾斜面 6b 端面 7 ねじりコイルばね 7a 付勢端部 7b 固定端部 11 支承円弧凹所 12 駆動歯車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ支承体によりモータ本体をモータ
    軸を中心に一定角度回動自在に支承し、前記モータ本体
    を前記モータ軸の駆動回転方向に回動するように付勢す
    る弾性部材を設けたことを特徴とするモータの支持構
    造。
JP8459291U 1991-10-17 1991-10-17 モータの支持構造 Expired - Lifetime JP2527591Y2 (ja)

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JP8459291U JP2527591Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 モータの支持構造

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Publication Number Publication Date
JPH0535300U JPH0535300U (ja) 1993-05-14
JP2527591Y2 true JP2527591Y2 (ja) 1997-03-05

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Effective date: 19961008