JP2526826Y2 - コネクタ装置 - Google Patents

コネクタ装置

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JP2526826Y2
JP2526826Y2 JP1992010780U JP1078092U JP2526826Y2 JP 2526826 Y2 JP2526826 Y2 JP 2526826Y2 JP 1992010780 U JP1992010780 U JP 1992010780U JP 1078092 U JP1078092 U JP 1078092U JP 2526826 Y2 JP2526826 Y2 JP 2526826Y2
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comb
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ground
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渉 竹川
寿夫 伊藤
実 吉住
憲二 野村
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多極コネクタにおいて
信号線のアース線の配線処理を行うための端子部材に関
するものであり、また、該端子部材を使用したコネクタ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多極コネクタでは樹脂材等で構成される
コネクタ本体に複数のコネクタピン挿通孔がマトリクス
状に整列して穿設され、信号線の中心導体及びアース線
がコネクタピンに圧着され、コネクタピンをコネクタピ
ン挿通孔に挿通してコネクタ本体に係止することにより
各信号線をコネクタ本体に固定している。
【0003】そして、信号線のアース線の配線処理は、
以下のように行われていた。つまり、図7に示すよう
に、コネクタ本体のコネクタピン挿通孔のうち四隅に位
置する挿通孔15をアース用に選択し、挿通孔15に
は、コネクタ本体12の上部空間を取り囲むようなスズ
メッキ線からなる枠状のアース母線16の脚16aが挿
入され接着剤で固定される。そして、信号線におけるア
ース線の配線処理を施す際には、図8に示すように、信
号線17のアース線17aを一本ずつ順にアース母線1
6に巻回した後にはんだ付をして固着していた。
【0004】また、すべての信号線17の中心導体17
bの先端にはコネクタピンをはんだ付けまたはカシメ等
により接続し、このコネクタピンをコネクタ本体12の
所定の挿通孔14に挿入する。コネクタピンには抜け防
止の爪部材が設けられ、挿通孔14と係合し、コネクタ
ピンがコネクタ本体に係止される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来のコネクタは、以
上のように構成されているので、アース母線16に信号
線17のアース線17aを1本ずつ巻回してからはんだ
付けにより接続しなければならず、その手間が煩雑であ
るという問題点があり、また、コネクタ本体12は汎用
のコネクタを用いることができるが、アース母線16及
び脚16aをコネクタ本体12に配置する加工作業を必
要とし、この加工作業が煩雑であるという問題点があっ
た。
【0006】本考案は、上記のような課題を解消するた
めになされたものであり、信号線のアース処理をより短
時間で簡便に行えるコネクタ装置及び該コネクタ装置に
使用する部材を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述事情に鑑
みなされたものであり、多心ケーブル中の複数の信号線
の中心導体及びアース線が接続されるコネクタ装置であ
って、コネクタピン挿通孔群がマトリクス状に形成さ
れ、その周縁の所定の複数のコネクタピン挿通孔がアー
ス線用コネクタピン挿通孔として設定されたコネクタ本
体と、複数の切込み溝を設けた櫛型部とその櫛型部の両
端部の下側から伸びる2つの接続部とを有し、各接続部
にコネクタピンが固着されつつ前記アース線用コネクタ
ピン挿通孔に挿入されるアース線用櫛歯型端子と、を含
み、前記複数の中心導体はそれぞれコネクタピンが固着
されつつコネクタピン挿通孔に個別に挿入され、前記複
数のアース線はそれぞれ前記櫛型部の切込み溝に差し込
まれた状態で固定され、前記アース線用櫛歯型端子の両
端部はそれぞれ内側に屈曲され、前記アース線用櫛歯型
端子を前記コネクタ本体へ配置した場合に、前記櫛型部
が前記コネクタピン挿通孔群の上方から外側へずれた位
置に位置決めされることを特徴とするものである。
【0008】また、本考案に係るコネクタ装置は、前記
櫛型部を覆って挟持する部材であって、前記複数のアー
ス線が切込み溝に挿入された状態において前記櫛型部に
装着されて前記複数のアース線の固定を一括して行う固
設部材を含むことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成に基づくコネクタのアース線用櫛歯型
端子では、コネクタピンに接続するための接続部が設け
られているので、この接続部コネクタピン固着し、
該コネクタピンをコネクタ本体のコネクタピン挿通孔に
挿通し、コネクタ本体に固定する。そして、信号線のア
ース線を櫛歯型端子の切込み溝に1本又は複数本束ねて
差し込み、その後、例えばはんだ付をして固着する。
考案によれば、アース線用櫛歯型端子の両端部がそれぞ
れ内側に屈曲されているので、そのアース線用櫛歯型端
子をコネクタ本体へ配置した場合に、コネクタピン挿通
孔群の上方から櫛型部が外側へずれた位置に位置決めさ
れ、これによってアース線用コネクタピン挿通孔以外の
コネクタピン挿通孔がアース線用櫛歯型端子によって塞
がれたり、あるいはコネクタピン挿入作業が妨げられた
りしてしまう問題を回避できる。すなわち、本考案によ
れば、中心導体の接続作業及びアース線の接続作業の両
者を円滑に行うことができる。更に、本考案によれば、
複数のアース線が切込み溝に挿入された状態において、
固設部材によってそれらのアース線を一括して固定でき
るので作業性を向上できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図を用いて説明す
る。
【0011】本考案に係るアース線用櫛歯型部材Aは、
図1、図3に示すように、横長の板状形状を有し、中央
から左右に信号線のアース線を4本程度挟持しうる0.
3mm幅の溝2aが20本一定間隔に設け、これを櫛型
部2とし、最初は板状にして形成したものを左右両端を
折り曲げて形成したものである。このアース線用櫛歯型
部材Aは、燐青銅等の金属材からなる。また、その両端
には、コネクタピンに接続するための接続部1を有して
いる。すなわち、櫛形部2の両端部が内側に折り曲げら
れており、後に図2で示すように、アース線用櫛歯型端
子Bをコネクタ本体12に設けた場合に、その端子によ
ってアース線用コネクタピン挿通孔以外のコネクタピン
挿通孔がその端子によって塞がれてしまうことを回避で
きる。なお、図7で説明したように、複数のコネクタピ
ン挿通孔がマトリクス状に形成されてコネクタピン挿通
孔群が形成されており、それらの挿通孔の内その周縁の
所定の(本実施例では四隅の4つの)コネクタピン挿通
孔がアース線用コネクタピン挿通孔として機能する。
【0012】コネクタ本体への固定は、図2に示すよう
な上記接続部1をコネクタピン5に挿通し、はんだ付け
又はカシメ等により固定して、アース線用櫛歯型端子B
を形成する。コネクタ本体12には、中心導体の端部に
接続されたコネクタピンを挿入するための挿通孔14が
多数穿設されているが、これらの挿通孔のうち四隅をア
ース線用の挿通孔に選択し、コネクタピン5をコネクタ
本体12のアース用挿通孔に挿通、係止して行う。以上
のようにして、コネクタ装置Cが形成される。次に使用
状態について説明すると、アース線用櫛歯型部材Aにつ
いては、上記のように、接続部1にコネクタピンを固着
してアース線用櫛歯型端子Bを形成し、アース線用櫛歯
型端子Bのコネクタピン5をコネクタ本体12に挿通係
止してコネクタ装置Cを形成する。
【0013】そして、図4に示すように、信号線17の
アース線17aを、アース線用櫛歯型部材Aの溝2aに
4本程度ずつ挟み、すべての信号線17のアース線17
aを溝2aに挟持した後に、信号線17のアース線17
aを一度にアース線用櫛歯型部材Aへはんだ付けする。
これにより、信号線17のアース線17aを1本ずつ巻
回してはんだ付けする手間を省略して、信号線のアース
処理をより短時間で簡便に行える。
【0014】また、信号線17のアース線17aを溝2
aに挟持させた後、図5に示すような固設部材7を用い
て固設すれば、はんだ付の手間が省ける。この固設部材
7は、図6に示すように、断面がほぼU字状で金属性の
ものである。
【0015】なお、上述実施例においては、アース線用
櫛歯型部材Aの両端下部にはんだ付け又はカシメ等によ
りコネクタピン5を接続したが、これに限らず、アース
線用櫛歯型部材Aと一体にコネクタピン5を形成しても
よい。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
アース線用櫛歯型端子の複数の細い溝に複数の信号線の
アース線を挟持し、このアース線用櫛歯型端子の複数の
細い溝に挟持された複数の信号線のアース線を例えば
度に半田付して、信号線のアース処理時間を大幅に短縮
することができる。また、コネクタ本体は汎用のコネク
タを用いることができ、アース母線をコネクタ本体に配
置する加工作業を省略して、製造工程を簡略化すること
ができる。本考案によれば、アース線用櫛歯型端子をコ
ネクタ本体に配置した場合に、その櫛型部をコネクタピ
ン挿通孔群の上方から外側へずれた位置へ位置決めでき
るので、アース線用コネクタピン挿通孔以外のコネクタ
ピン挿通孔が櫛歯型端子によって覆われたりしてしまう
問題を回避でき、また作業性を向上できる。また、本考
案によれば固設部材によって複数のアース線の一括した
固定を行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るアース線用櫛歯型部材を示す斜視
図である。
【図2】本考案に係るコネクタ装置を示す斜視図であ
る。
【図3】本考案に係るアース線用櫛歯型部材を示す拡大
正面図である。
【図4】本考案の使用状態を示す斜視図である。
【図5】アース線用櫛歯型部材に固設部材を設けた状態
を示す斜視図である。
【図6】図5におけるX−X断面図である。
【図7】従来のコネクタ装置を示す斜視図である。
【図8】従来のコネクタ装置の使用状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
A アース線用櫛歯型部材 B アース線用櫛歯型端子 C コネクタ装置 1 接続部 2 櫛型部 2a 溝 5 コネクタピン 7 固設部材 12 コネクタ本体 14 挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野村 憲二 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロ カ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−101387(JP,U) 実開 昭58−21971(JP,U) 実開 昭63−99772(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多心ケーブル中の複数の信号線の中心導
    及びアース線接続されるコネクタ装置であって、 ネクタピン挿通孔群がマトリクス状に形成され、その
    周縁の所定の複数のコネクタピン挿通孔がアース線用コ
    ネクタピン挿通孔として設定されたコネクタ本体と、 複数の切込み溝を設けた櫛型部とその櫛型部の両端部の
    下側から伸びる2つの接続部とを有し、各接続部にコネ
    クタピンが固着されつつ前記アース線用コネクタピン挿
    通孔に挿入されるアース線用櫛歯型端子と、 を含み、 前記複数の中心導体はそれぞれコネクタピンが固着され
    つつコネクタピン挿通孔に個別に挿入され、 前記複数のアース線はそれぞれ前記櫛型部の切込み溝に
    差し込まれた状態で固定され、 前記アース線用櫛歯型端子の両端部はそれぞれ内側に屈
    曲され、 前記アース線用櫛歯型端子を前記コネクタ本体へ配置し
    た場合に、前記櫛型部が前記コネクタピン挿通孔群の上
    方から外側へずれた位置に位置決めされる ことを特徴と
    するコネクタ装置
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記櫛型部を覆って挟持する部材であって、前記複数の
    アース線が切込み溝に挿入された状態において前記櫛型
    部に装着されて前記複数のアース線の固定を一括して行
    う固設部材を含む ことを特徴とするコネクタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ZA807105B (en) * 1979-11-30 1981-07-29 Ici Ltd Compositions of melt-processable processability
JPS58194479A (ja) * 1982-05-07 1983-11-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像記録再生装置
JPS61194590A (ja) * 1985-02-22 1986-08-28 グローリー工業株式会社 傾斜円盤型硬貨選別機

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