JP2526322Y2 - 印刷機のインキ往復ローラにおける往復位相調整装置 - Google Patents

印刷機のインキ往復ローラにおける往復位相調整装置

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JP2526322Y2
JP2526322Y2 JP754091U JP754091U JP2526322Y2 JP 2526322 Y2 JP2526322 Y2 JP 2526322Y2 JP 754091 U JP754091 U JP 754091U JP 754091 U JP754091 U JP 754091U JP 2526322 Y2 JP2526322 Y2 JP 2526322Y2
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shaft
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勝利 岡崎
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は印刷機のインキ往復ロー
ラにおける往復動装置の往復位相調整装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の枚葉印刷機のインキング装置にお
けるインキ往復ローラの駆動装置を図3乃至図5に示
す。版胴1はフレーム14に回転自在に支承され、版胴
1の軸端に版胴ギヤ1bおよびインキ駆動ギヤ1aが取
付けられている。インキ駆動ギヤ1aには中間ギヤ2a
が噛合っており、この中間ギヤ2aに、インキ往復ロー
ラ5に固定されたギヤ5aが、直接あるいは大径の中間
ギヤ2bを介して、噛合っており、各インキ往復ローラ
5が回転する。
【0003】次にシャフト6はフレーム14に回転自在
に支持され、両端にスプロケットホイール6s,6pが
それぞれ取付けられている。大径の中間ギヤ2bの軸に
固設されたスプロケットホイール2sの回転は、チエー
ン7によりスプロケットホイール6sに伝えられる。ま
た、偏心軸8は、フレーム14に固定されたブラケット
10に回転自在に支承された軸24の軸端のフランジ2
4aに偏心して取付けられていて、この軸24のスプロ
ケットホイール24sは、シャフト6のスプポケットホ
イール6pよりチエーン7により駆動されておる。よっ
て偏心軸8の回転により、この軸8の軸端に球面ブッシ
ュ8aを介して取付けられたロッド9は、揺動しつつ往
復動し、フレーム14のブラケット26に回転自在に支
えられたレバー11を揺動させる。各レバー11の先端
に固定されたころ12は、インキ往復ローラ5の軸端に
取付けられたころ受13に係嵌しているので、インキ往
復ローラ5がその軸方向に往復動する。
【0004】上記の往復動装置の構造で、往復動の位相
を調整するには、従来は、スプロケットホイール24s
をフランジ24aに取付けている締付ボルト25を緩め
て取外し、版胴1の回転が偏心軸8に伝わらないように
して、機械全体をインチングで回転し、版胴1の基準位
置に対してインキ往復ローラ5の往復動のデッドポイン
ト(位相)を変える。この位相調整後、スプロケットホ
イール24sを締付ボルト25にて軸24のフランジ2
4aに固定する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。従来のインキ往復ローラの往復
動装置では、その位相調整を偏心軸が取付けられている
軸を駆動するスプロケットホイールの締付ボルトを取外
して行なうようになっており、その調整箇所がフレーム
のギヤケース内に収納されているので、調整するたびに
機械を停止させ、調整機構のある所に行き、手動にて調
整しなければならない。従って、操作性が悪く生産性が
低下する。
【0006】また印刷物の品質を良好にする往復動位相
を得るための版胴の位相は、一度の調整ですむものでな
く、数回繰返えして行わねばならない。往復動位相が正
確でないと印刷物の品質が低下する。本考案は、印刷機
のインキ往復ローラにおける往復動位相の調整を機械の
運転中に遠隔操作で行うことのできる位相調整装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】インキ往復ローラの往復
動駆動系統に、その往復動駆動装置の前に差動歯車機構
を設置し、この差動歯車機構の太陽歯車を駆動する単独
のモータと、このモータの回動量を検知するポテンショ
メータとを設ける。
【0008】
【作用】差動歯車機構の太陽歯車を単独モータにて回動
させることにより、この差動歯車機構の、駆動側歯車あ
るいはスプロケットホイールの基準位置に対する、被駆
動側歯車あるいはスプロケットホイールの位相を変更す
ることが出来る。位相差は太陽歯車を回動させる単独モ
ータの回動量によりきまり、この回動量は単独モータの
回動量を検知するポテンショメータにて検出され、表示
される。
【0009】
【実施例】図1および図2に本考案によるインキ往復ロ
ーラの往復動位相調整装置を示す。図3および図5に示
したフレーム14の駆動側で、インキ駆動ギヤ1aより
中間ギヤ2aインキ往復ローラ歯車5a、中間ギヤ2
b、スプロケットホイール2sを経てシャフト6のスプ
ロケットホイール6sが回転し、更にスプロケットホイ
ール6pにより、図1のように、調整軸31のスプロケ
ットホイール33が回転する。調整軸31は、操作側フ
レーム14の軸受とブラケット32とに回転自在に取付
けられ、スプロケットホイール33,34がベアリング
35を介して回転自在に調整軸31に支承されている。
【0010】次にスプロケットホイール33と34との
間に、差動歯車機構として、サーキュラスプライン3
7、フレックススプライン38およびウエブゼネレータ
39(太陽歯車に相当)よりなるハーモニックドライブ
(登録商標)36が設けられていて、サーキュラスプラ
イン37S及び37Dはぞれスプロケットホイール33
と34に固定して取付けられている。
【0011】また、ウエブゼネレータ39が固設されて
いる調整軸31は、一対のベベルギヤ41を介してブラ
ケット32に取付けられている単独のモータ40により
駆動される。更に調整軸31のベベルギヤ41の軸端側
に設けられた歯車43とポテンショメータ42に取付ら
れた歯車44が噛合っていて、ポテンショメータ42は
モータ40の回転量を検出する。
【0012】次にスプロケットホイール34は、図5に
示したクランジ面24aに、偏心軸8が設けてある軸2
4に取付けられたスプロケットホイール24Sを、チエ
ーン7を介して回転させる。よって偏心軸8が回転する
と、前述の機構ロット9、レバー11、ころ12、ころ
受13により、インキ往復ローラ5は、その軸方向に往
復動する。
【0013】通常運転中のハーモニックドライブ36の
駆動伝達系は、スプロケット6p→スプロケット33→
サーキュラスプライン37S→フレクススプライン38
→サーキュラスプライン37D→スプロケット34→ス
プロケット24Sとなっている。よって位相を調整する
時は、モータ40を廻すと、静止していた調整軸31と
これに固定されたウエブゼネレータ39が回転するの
で、スプロケット33の基準位相(駆動側)に対して、
スプロケット34(被駆動側)の位相が変化する。従っ
て、インキ往復ローラ5の往復動の位相が変わる。この
位相の変わる量はモータ40の回動量によって定まり、
その回動量はポテンショメータ42に検出され、図示し
ない制御装置のディスプレイ装置に表示される。
【0014】尚、位相調整時、モータ40にて回転する
ウエブゼネレータ39により、フレックススプライン3
8を介してサーキュラスプライン37Sとサーキュラス
プライン37Dの歯車比分の位相差が生ずる。この位相
差が往復動位相の調整分となる。
【0015】
【考案の効果】本考案によるインキ往復ローラの往復位
相調整装置は、インキ往復ローラの往復動駆動系統に、
その往復動駆動装置の前に差動歯車機構を設置し、この
差動歯車機構の太陽歯車を駆動するモータと、このモー
タの回動量を検知するポテンショメータとを設けたこと
により、次の効果を有する。
【0016】インキ往復ローラの往復動の位相を、運転
中に遠隔操作にて調整することが出来る。また、ポテン
ショメータでこの調整位相量が表示される。よって操作
性、生産性、安全性が大幅に向上すると共に、容易に安
定した品質の印刷を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における要部の縦断面図であ
る。
【図2】図1に示した装置の駆動系統図である。
【図3】従来のインキ往復ローラの回転駆動装置の側面
図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】図3の平面図である。
【符号の説明】
31 調整軸 33 スプロケットホイール 34 スプロケットホイール 36 差動歯車機構 40 モータ 42 ポテンショメータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機のインキング装置に設置されるイ
    ンキ往復ローラにおいて、前記インキ往復ローラの駆動
    系に設置された差動歯車機構と、前記差動歯車機構の太
    陽歯車を駆動するモータと、前記モータの回動量を検知
    する検知器とを具え、前記差動歯車機構の入力側と出力
    側に所望の位相差を与えるように構成したことを特徴と
    する印刷機のインキ往復ローラにおける往復位相調整装
    置。
JP754091U 1991-02-20 1991-02-20 印刷機のインキ往復ローラにおける往復位相調整装置 Expired - Lifetime JP2526322Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04104444U JPH04104444U (ja) 1992-09-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10815553B2 (en) 2015-08-24 2020-10-27 Nippon Steel Corporation Galvannealed steel sheet and production method thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10815553B2 (en) 2015-08-24 2020-10-27 Nippon Steel Corporation Galvannealed steel sheet and production method thereof

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JPH04104444U (ja) 1992-09-09

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