JP2525387Y2 - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JP2525387Y2 JP1989031047U JP3104789U JP2525387Y2 JP 2525387 Y2 JP2525387 Y2 JP 2525387Y2 JP 1989031047 U JP1989031047 U JP 1989031047U JP 3104789 U JP3104789 U JP 3104789U JP 2525387 Y2 JP2525387 Y2 JP 2525387Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電気カーペット等に用いられる面状発熱体、
詳しくは面状発熱体のうちで、発熱面積が2分割され、
その発熱部位を選択的に選ぶことができ、かつ感熱樹脂
材を介してヒータ電極とセンサー電極とを有する発熱機
能と温度検知であるセンサー機能を一体とした感熱発熱
線を備えた面状発熱体に関する。
(従来の技術) 電気カーペット等の暖房器具は低温輻射と座臥する人
への接触伝熱とで暖房感を得るものであり、面積が広い
ことが必要であるが、近年、省エネルギーの観点から使
用する人数に応じて暖房面積を切り換え、少人数の場合
は小さな面積で使用する使われ方が普及し始めている。
この背景としては、省エネルギー以外に、電気カーペッ
トは他の暖房器、使えば石油ストーブ等と使用されるこ
とも多く、主暖房器具としての輻射暖房感や室温を上昇
させる能力をあまり問題としない使われ方も多いためと
思われる。
従って、電気カーペット等の暖房器具に要求されてい
る機能としては、1人で使用する場合はその人が座って
いる部分のみ暖めることができる接触伝熱を重視した暖
房から、室温を上昇させたり多人数で使用する場合のよ
うに広面積を暖めることができる暖房まで、暖房の仕方
を自由に選ぶことができるものであることが要求され
る。
また、近年ヒータの温度を直接温度検知できるので、
安全性が高く、かつヒータ線以外にセンサー線を有する
タイプのものに比べて、ヒータ線とセンサー線とが一体
化されているので、線の長さが短くてよく、配線作業が
楽である等の理由により、発熱機能と温度検知機能とを
一体とした面状発熱体が実用化され始めている。
この面状発熱体は第5図に示す感熱発熱線Hを第6図
に示す均熱シートCに取り付けた構成となっている。
すなわち、第5図において10はポリエステル繊維等の
撚糸からなる芯糸で、この周囲に銅合金等よりなるヒー
タ電極である発熱線11をスパイラル状に巻き、その上
を、軟質PVC樹脂材に四級アンモニウム塩等の添加剤を
混練した感熱樹脂材となる感熱樹脂層12を押出し被覆し
た後、銅合金等よりなるセンサー電極としての温度検知
電極13をスパイラル状に巻き、更にポリエステルテープ
等よりなる分離層14を設け、軟質PVC等の絶縁層15を被
覆した後、最外層に低密度ポリエチレン等の熱接着層16
を設けた感熱発熱線Hを第6図に示した均熱シートCに
熱融着した面状発熱体を構成している。
この面状発熱体はアルミニウム箔等の金属箔17の両面
に低密度ポリエチレン等の熱接着層18を設けて成る均熱
シートCの一方の熱接着層18と、感熱発熱線Hの最外層
の熱接着層16とが熱溶着により一体化されて構成されて
いる。
すなわち、この面状発熱体は、配線基板にパターンに
応じて感熱発熱線Hを引っ掛けるピンを設け、感熱発熱
線Hをピンに引っ掛けることにより配線基板上にパター
ン配線した後、均熱シートCを重ね合わせ熱プレスする
と同時に、前述のピンを配線基板中に引っ込めることに
より一体化する方法によって製造される。
しかして、これを電気カーペットに使用するには第7
図に示すように、ポリエステル繊維等よりなるフェルト
製の裏面材X上に感熱発熱線Hを取り付けた均熱シート
Cを配し、均熱シートC上にポリエステル繊維等よりな
るカーペットの表面材Yを設け、熱プレスすることによ
り一体化し、電気カーペットとしている。
この種の面状発熱体の温度制御方法としては感熱発熱
線Hが一方の温度検知電極を兼用しているので、センサ
ー信号の弁別に工夫が必要であり、発熱を強制的に止め
て温度チェックを行う方法(例えば特開昭62−115685号
公報参照)や、発熱線のゼロボルト周期を利用して温度
制御を行う方法(例えば特開昭62−256114号公報参照)
等があるが、センサー電圧を利用する方法(特開昭62−
19917号公報など参照)が温度制御が簡単に行え、かつ
精度が高い等の理由により実用化に適している。
第8図はこの種の温度制御方式を発熱ブロックが2分
割された面状発熱体に適用したブロック図の一種であ
り、発熱線4a,4bから感熱樹脂材5を介して温度検知電
極、つまりセンサー電極6a,6bに流れる制御電流によっ
て生ずるセンサー電圧Va,Vbを検知して温度制御用のリ
レーを開閉させてオン,オフ動作させる様にしている。
この温度制御系の場合、一端でヒータ電極4aとセンサ
ー電極6aを接続した感熱発熱線Haの接続側Fa及び一端で
ヒータ電極4bとセンサー電極6bを接続した感熱発熱線Hb
の接続側Fbでは感熱樹脂材5を流れる制御電流は小さ
い。
他端でヒータ電極4aとセンサー電極6aを接続しない感
熱発熱線Haの非接続側Ga及び他端で感熱発熱線Hbのヒー
タ電極4bとセンサー電極6bを接続しない非接続側Gbでは
感熱樹脂材5を流れる制御電流は大きい。
そこで、第9図に示す様に、感熱発熱線Hは端子部D
から見て、aブロック側に感熱発熱線Haの接続側Faと非
接続側Gaとがほぼ並列配設されるようにパターンを形成
し、bブロック側に感熱発熱線Hbの接続側Fbと非接続側
Gaとがほぼ並列配設されるようにパターンを形成し、均
一な温度制御動作ができる様になっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来のこの種の面状発熱体にあっては、第
9図に示す様に、各感熱発熱線Ha,Hbはほぼ均一ピッチ
で配線されているので、座蒲団等が置かれて部分断熱状
態が発生しても、部分断熱部の熱量供給は他の部分と同
じ様に行われる。
分割された発熱ブロックの境界線E上に座蒲団等が置
かれて部分断熱状態が発生すると、部分断熱部の熱量供
給は他の部分と同じ様に行われるが、境界線E近傍での
温度検知は、aブロック側とbブロック側とに分かれて
しまう。
従って、センサー電極6aと6bに流れる制御電流の合計
は座蒲団等が例えばaブロック側にだけ置かれた場合と
同じあるが、aブロック側ではセンサー電極6aの制御電
流だけであるので、温度制御動作が行われない。bブロ
ック側も同様である。
そこで、aブロック側だけ、またはbブロック側だけ
に比べるとセンサー検知が分散されたかたちとなり、境
界線E近傍での部分断熱温度上昇が大きくなるという課
題があった。
しかも部分断熱温度が大きくなるということは、低温
火傷の問題や感熱樹脂材5の特性の経時変化を発生させ
る等の傾向があり改善が望まれていた。
本考案は上記のことに鑑み提案されたもので、その目
的とするところは、分割された発熱ブロックの境界線近
傍でのセンサーの検知能力が分散されても、その部分の
部分断熱温度上昇が大きくならないようにし、ひいては
低温火傷等の問題をなくした面状発熱体を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本考案では、感熱樹脂材を介してヒータ電極とセンサ
ー電極とを設けて感熱発熱線とし、前記センサー電極の
一端を前記ヒータ電極の一端に接続し、2分割された発
熱ブロックの双方に端子部からの往路と復路の感熱発熱
線がほぼ並列に配設されるようにパターンを形成し、温
度上昇によって前記センサー電極に生ずるセンサー電圧
が上昇することを用いて温度制御を行う面状発熱体にお
いて、 前記2分割された発熱ブロックの境界線に沿って端子
部からの往路と復路の感熱発熱線がほぼ並列に配設され
てからそれぞれの発熱ブロックに広がる様に配設された
パターンから成り、発熱ブロックの境界線に近い両側の
感熱発熱線が、前記ヒータ電極とセンサー電極の接続側
とは反対の非接続側で配設され、かつ温度制御回路に接
続されるように構成し、上記目的を達成している。
また、感熱樹脂材を介してヒータ電極とセンサー電極
とを設けて感熱発熱線とし、前記センサー電極の一端を
前記ヒータ電極の一端に接続し、2分割された発熱ブロ
ックの双方に端子部からの往路と復路の感熱発熱線がほ
ぼ並列に配設されるようにパターンを形成し、温度上昇
によって前記センサー電極に生ずるセンサー電圧が上昇
することを用いて温度制御を行う面状発熱体において、 前記2分割された発熱ブロックの境界線に沿って端子
部からの往路と復路の感熱発熱線がほぼ並列に配設され
てからそれぞれの発熱ブロックに広がる様に配設された
パターンから成り、発熱ブロックの境界線に近い何れか
の片側の感熱発熱線が、前記ヒータ電極とセンサー電極
の接続側とは反対の非接続側で配設され、かつ温度制御
回路に接続されるように構成し、上記目的を達成してい
る。
(作用) 本考案では上記のように構成し、感熱発熱線の一端で
センサー電極とヒータ電極とを接続して発熱機能と温度
検知機能を一体とし、2つの発熱ブロックからなる面状
発熱体の境界線近傍において、センサー電極の検知機能
を高めるように感熱発熱線の非接続側を配設し、上記目
的を達成している。
(実施例1) 第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は本考案に係る面状発熱体のパターン図で、
第2図は第1図の面状発熱体に用いる温度制御回路部の
ブロック図の一例である。
面状発熱体1は金属箔の両面に低密度ポリエチレンの
熱接着層を施した均熱シートC上に、図中Eで示した一
点鎖線の境界線を施してAブロックとBブロックに分け
て感熱発熱線Ha,Hbを配設している。
感熱発熱線Haは感熱樹脂材5を介してヒータ電極4aと
センサー電極6aとを配した構成になっており、感熱発熱
線Hbは感熱樹脂材5を介してヒータ電極4bとセンサー電
極6bとを配した構成になっている。
そして、ヒータ電極4aとセンサー電極6aの一端側は接
続されて感熱発熱線Haの接続側Faを形成しており、ヒー
タ電極4bとセンサー電極6bの一端側は接続されて感熱発
熱線Hbの接続側Fbを形成している。
しかして、この実施例では発熱ブロックの境界線Eの
両側は、感熱発熱線Haの接続側Faと反対の非接続側Gaが
並列配設される様にパターン形成し、感熱発熱線Hbの接
続側Fbと反対の非接続側Gbがほぼ並列配設される様にパ
ターン形成しており、境界線Eに近い方に感熱発熱線H
a,Hbの非接続側Ga,Gbを配設したことに特徴を有してい
る。
すなわち、前記均熱シートCの一隅に設けられた端子
部DのD2端子には、感熱発熱線Haの非接続側Gaのヒータ
電極4aとセンサー電極6aを各々分けて接続されており、
発熱ブロックの境界線Eに沿うように配設されてから、
Aブロック図内の所定箇所に配設される。
D1端子には、感熱発熱線Haの接続側Faが接続されてお
り、感熱発熱線Haの非接続側Gaに沿って配設されてい
る。
また、Bブロックに設けられた感熱発熱線Hbも、前記
Aブロックに配設したものと同様の構成で、D3端子に
は、感熱発熱線Hbの非接続側Gbのヒータ電極4bとセンサ
ー電極6bを各々分けて接続されており、発熱ブロックの
境界線Eに沿うように配設されてから、Bブロック内の
所定箇所に配設される。
D4端子には、感熱発熱線Hbの接続側Fbが接続されてお
り、感熱発熱線Hbの非接続側Gbに沿って配設されてい
る。
この様な配線パターンにすると、境界線E近傍での部
分断熱が発生しても、感熱樹脂材5を流れる制御電流の
大きい側が部分断熱の中央側の温度の高い側になるの
で、検知機能が大きい分だけ低温で温度制御が可能とな
るというものである。
上述の構成になる面状発熱体1の温度制御回路2は、
例えば第2図に示す構成になっている。第2図におい
て、Aブロックの感熱発熱線Ha及びBブロックの感熱発
熱線Hbの接続側Fa及びFbは電源側より並列に配設され、
感熱発熱線Haのヒータ電極4aはリレー接点Raに接続さ
れ、また感熱発熱線Hbのヒータ電極4bはリレー接点Rbに
接続されている。
一方、感熱発熱線Ha及びHbのセンサー電極6aまたは6b
は、それぞれバイアス回路を介してリレー接点Raまたは
Rbに接続されている。これらのリレー接点RaまたはRbは
それぞれスイッチSWを介して電源に接続されている。こ
の電源には電源回路が設けてあって、この電源回路には
前記リレー接点のオン−オフを駆動するリレー駆動回
路,スイッチング回路,平滑回路,増幅回路が2つ宛設
けてあって、一方の増幅回路はAブロックのセンサー電
極6a側に接続され、他方の増幅回路はBブロックのセン
サー電極6b側に接続されている。また、前記スイッチン
グ回路と平滑回路との間にはオン時間タイマーが接続さ
れている。
以下、前記面状発熱体1と温度制御回路2との動作に
ついて説明する。
面状発熱体1の端子部Dを温度制御回路2に接続して
スイッチSWをオンにすると、Aブロック及びBブロック
のヒータ電極4a,4bに通電され、両方のヒータ電極4a,4b
に所定の熱量を発生する。一方、センサー電極6a,6bに
も通電されるが、このセンサー電極6a,6bが一定の温度
を感熱しない間はバイアス回路からのセンサー電圧Va,V
bの発生がなく、ヒータ電極4a,4bによる加熱が継続され
面状発熱体1の温度は漸次上昇する。この上昇状態は常
にセンサー電極6a,6bにて検知され、予め設定された温
度以上になるとセンサー電極6a,6bに流れる制御電流に
よって生ずるセンサー電圧Va,Vbを検知して、その信号
をそれぞれ増幅回路,平滑回路,スイッチング回路,リ
レー駆動回路へ伝達し、リレー駆動回路はリレー接点R
a,Rbをオフにしてヒータ電極4a,4bへの通電を切る。こ
れと同時にスイッチング回路の信号でオフ時間タイマー
が設定され、単位時間後リレー接点Ra,Rbをオンにして
ヒータ電極4a,4bを作動させる構成になっている。
上記説明は面状発熱体1のAブロック,Bブロックが同
時に制御される場合についで述べたが、Aブロックまた
はBブロックのいずれか一方が高温になった場合は、前
述した作動により高温側のリレー接点が駆動されること
は当然のことである。
なお、本考案は感熱発熱線を用いたタイプの面状発熱
体のみならず、第3図に示すように、中央に感熱樹脂材
5′を設け、一方の面にヒータ電極4′とセンサー電極
6′を交互に配設し、その上面にポリエステルテープ等
の分離層8′軟質PVC等の絶縁層8″,熱接着層8″′
を積層させ、前記感熱樹脂材5′の裏面に前記ヒータ電
極4′とセンサー電極6′との1組宛に対応する幅で第
2のセンサー電極6″を配し、分離層8′,絶縁層
8″,熱接着層8″′を積層させた構造の面状発熱体に
も適用し得る。
(実施例2) 第4図は本考案の第2実施例を示す。この実施例では
発熱ブロックの境界線Eの片側は、例えば、感熱発熱線
Haの接続側Faと非接続側Gaが並列配設される様にパター
ン形成し、境界線E近傍に感熱発熱線の非接続側を配設
したことに特徴を有している。
前記均熱シートCの一隅に設けられた端子部DのD2
子には、感熱発熱線Haの非接続側Gaが接続されており、
発熱ブロックの境界線Eに沿うように配設されてから、
Aブロック内の所定箇所に配設される。
D1端子には、感熱発熱線Haの接続側Faのヒータ電極4a
とセンサー電極6aを各々分けて接続されており、感熱発
熱線Haの非接続側Gaに沿って配設されている。
また、Bブロックに設けられた感熱発熱線Hbも、前記
Aブロックに配設したものと同様の構成で、D3端子に
は、感熱発熱線Hbの接続側Fbが接続されており、発熱ブ
ロックの境界線Eに沿うように配設されてから、Bブロ
ック内の所定箇所に配設される。
D4端子には、感熱発熱線Hbの非接続側Gbのヒータ電極
4bとセンサー電極6Bを各々分けて接続されており、感熱
発熱線Hbの接続側Fbに沿って配設されている。
この様に、境界線Eの両側が接続側Fa,Fbとなる接続
以外の、片側のみが非接続側GaまたはGbとなる接続も、
部分断熱温度の低減には有効である。
その理由は、境界線E近傍での部分断熱温度が高温に
なるのはA,Bブロック2チャンネルとも発熱する様に選
択されている場合であって、片側のみが発熱する様に切
り替えがされている場合は、部分断熱の熱量供給が不足
し、蓄熱しないので、温度上昇がもともと低いことによ
る。もちろん断熱面積が大きくなると熱量供給は多くな
るが、その場合には、断熱部の感熱発熱線Hの比率も増
すので、低温で制御が行われる。
また、境界線E近傍での配線ピッチを他の部分に比べ
ていくぶん広くする等の方法と併用すればさらに効果的
である。
そして、第1実施例のタイプでも第2実施例のタイプ
でもいずれのものにしても第9図に示した従来例に比べ
て部分断熱温度が低くなる効果が得られることは言うま
でもない。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、2分割された発熱ブロ
ックの境界線に近い側の少なくとも一方の感熱発熱線は
非接続側であり、かつ温度制御回路に接続され、境界線
近傍でのセンサー電極の検知機能を高めるように配線さ
れているので、 部分断熱温度が低くなり、よって低温火傷を防止し、
感熱樹脂材の経年変化がなく耐久性が長くなり、また、
最高温度設定を高くすることが可能となり毛足の長いカ
バー材を使用しても暖房能力が充分ある電気カーペット
が得られる、等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の面状発熱体のパターン
図、第2図は第1図の面状発熱体に接続する温度制御回
路のブロック図、第3図は別の構造の面状発熱体の断面
図、第4図は本考案の第2実施例の面状発熱体のパター
ン図、第5図ないし第9図は従来例である。 1……面状発熱体 2……温度制御回路 4a,4b……ヒータ電極 6a,6b……センサー電極 Ha,Hb……感熱発熱線 Fa,Fb……接続側 Ca,Cb……非接続側

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱樹脂材を介してヒータ電極とセンサー
    電極とを設けて感熱発熱線とし、前記センサー電極の一
    端を前記ヒータ電極の一端に接続し、2分割された発熱
    ブロックの双方に端子部からの往路と復路の感熱発熱線
    がほぼ並列に配設されるようにパターンを形成し、温度
    上昇によって前記センサー電極に生ずるセンサー電圧が
    上昇することを用いて温度制御を行う面状発熱体におい
    て、 前記2分割された発熱ブロックの境界線に沿って端子部
    からの往路と復路の感熱発熱線がほぼ並列に配設されて
    からそれぞれの発熱ブロックに広がる様に配設されたパ
    ターンから成り、発熱ブロックの境界線に近い両側の感
    熱発熱線が、前記ヒータ電極とセンサー電極の接続側と
    は反対の非接続側で配設され、かつ温度制御回路に接続
    されたことを特徴とする面状発熱体。
  2. 【請求項2】感熱樹脂材を介してヒータ電極とセンサー
    電極とを設けて感熱発熱線とし、前記センサー電極の一
    端を前記ヒータ電極の一端に接続し、2分割された発熱
    ブロックの双方に端子部からの往路と復路の感熱発熱線
    がほぼ並列に配設されるようにパターンを形成し、温度
    上昇によって前記センサー電極に生ずるセンサー電圧が
    上昇することを用いて温度制御を行う面状発熱体におい
    て、 前記2分割された発熱ブロックの境界線に沿って端子部
    からの往路と復路の感熱発熱線がほぼ並列に配設されて
    からそれぞれの発熱ブロックに広がる様に配設されたパ
    ターンから成り、発熱ブロックの境界線に近い何れかの
    片側の感熱発熱線が、前記ヒータ電極とセンサー電極の
    接続側とは反対の非接続側で配設され、かつ温度制御回
    路に接続されたことを特徴とする面状発熱体。
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