JP2524561Y2 - 乗用型芝刈機の油圧走行装置 - Google Patents

乗用型芝刈機の油圧走行装置

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JP2524561Y2
JP2524561Y2 JP1910389U JP1910389U JP2524561Y2 JP 2524561 Y2 JP2524561 Y2 JP 2524561Y2 JP 1910389 U JP1910389 U JP 1910389U JP 1910389 U JP1910389 U JP 1910389U JP 2524561 Y2 JP2524561 Y2 JP 2524561Y2
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法身 中村
稔 福田
潤二 宮田
孝次 藤原
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は乗用型芝刈機の油圧走行装置に関し、詳しく
は、油圧モータからの動力を走行車輪に伝えるよう構成
させて成る走行装置に関する。
〔従来の技術〕
上記のように油圧モータからの動力を走行車輪に伝え
るよう構成された走行装置としては、実開昭56−62283
号公報に示されるものが存在し、この従来例では可変容
量型の油圧ポンプを2つ備えると共に、一方の油圧ポン
プからの圧油で駆動される一対の油圧モータを左右の前
車輪に対応して設け、他方の油圧ポンプからの圧油で駆
動される単一の油圧モータを後車輪に対して設けてあ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記従来例のように可変容量型の油圧ポンプ
を2つ設けて走行装置を構成すると、油圧ポンプを2つ
備えることに起因して装置の部品数が増大するばかりで
なく、油圧ポンプの性能の差、あるいは、変速操作系の
機械的誤差によって、変速操作時に2つの油圧ポンプの
変速量に差異を生ずることもある。
特に乗用型の芝刈機では、前述のように前後車輪の変
速量に差異を生ずると、前後車輪の駆動速度の差によっ
て芝を傷めやすく改善の余地がある。
本考案の目的は、作業時には車輪による芝の傷みが少
なく、しかも、部品数の少ない油圧走行装置を合理的に
構成する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、左右の車輪夫々に対して独立に動力
を伝える左右一対の油圧モータを、前車輪、あるいは、
後車輪のうちのいずれか一方の側に備えると共に、他方
の側に、差動装置を介して左右の車輪夫々に対して動力
を伝える単一の油圧モータを備え、これら3つの油圧モ
ータ夫々に圧油を供給する可変容量型の油圧ポンプを備
えて、これら3つの油圧モータ夫々が共通の前記油圧ポ
ンプから供給される圧油によって駆動されるよう構成
し、又、この油圧ポンプから前記車輪または後車輪のう
ちのいずれか一方を駆動する前記油圧モータに圧油を供
給する油路に対して、圧油の供給を許す供給位置と圧油
の供給を阻止する遮断位置とに切換自在な切換弁を介装
し、この切換弁の供給位置への操作によって前後車輪の
全てを駆動する四駆状態を現出し、この切換弁の遮断位
置への操作によって前後車輪のうちのいずれか一方のみ
を駆動する二駆状態を現出するよう構成して成る点にあ
り、その作用、及び、効果は次の通りである。
〔作用〕
上記特徴によると、単一の油圧ポンプで前後の車輪を
駆動することになるので、この油圧ポンプの容量、即
ち、作動油の吐出量の調節によって、前後の車輪の駆動
速度に差異を生ずること無く、前後の車輪を均等に変速
操作できることになる。
又、左右の車輪夫々に対して独立に動力を伝える左右
一対の油圧モータを備えると共に、差動装置を介して左
右の車輪夫々に動力を伝える単一の油圧モータを備えて
いるので、前後の車輪とも、差動状態で駆動することが
可能となり、しかも、前後車輪の油圧モータに対して単
一の油圧ポンプからの作動油が供給されるので、前後車
輪を差動状態で駆動する、所謂、センタデフを用いたも
のと同様の形態で前後車輪に動力を伝えることができ
る。
又、本考案では切換弁の切換操作により二駆状態と四
駆状態との選択が可能となる。
〔考案の効果〕
従って、作業時には車輪の速度差による芝の傷みが少
なく、しかも、差動状態による駆動により、ステアリン
グ時にも、芝を傷めること無く円滑に走行を行い、又、
油圧ポンプが単一なので部品数も低減できる油圧走行装
置が、二駆四駆も切換可能な状態で合理的に構成できた
のである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図に示すように、左右一対の前車輪(1),
(1)、及び、左右一対のステアリング型の後車輪
(2),(2)を備えた車体(3)の前部にエンジン
(4)を備えると共に、車体(4)の中央部にステアリ
ングハンドル(5)、運転座席(6)の夫々を備え、更
に、車体(3)の前部、及び、車体(3)の両脇部夫々
の位置にリール型のモアー(7),(7),(7)を設
けて乗用型芝刈機を構成する。
第1図乃至第3図に示すように、この芝刈機は左右の
前車輪(1),(1)夫々に対して独立に動力を伝える
左右一対の油圧モータ(8),(8)と、差動装置
(9)を介して左右の後車輪(2),(2)に動力を伝
える単一の油圧モータ(10)とこれら3つの油圧モータ
(8),(8),(10)に作動油を供給するため、前記
エンジン(4)で駆動される単一の可変容量型の油圧ポ
ンプ(11)とを有して成る油圧走行装置が備えられ、こ
の油圧走行装置では、前車輪(1),(1)のみを駆動
する二駆状態と、前後車輪(1),(1),(2),
(2)の全てを駆動する四駆状態との切換を行う切換弁
(12)が後車輪駆動用の油路(13)に介装されている。
尚、この切換弁(12)は圧油の供給を許す供給位置と
圧油の供給を阻止する遮断位置とに切換自在に構成さ
れ、該切換弁(12)を供給位置に操作すると油圧ポンプ
(11)の圧油を油圧モータ(10)に供給して四駆状態を
現出し、該切換弁(12)を遮断位置に操作すると油圧ポ
ンプ(11)から油圧モータ(10)への圧油供給を阻止し
て二駆状態を現出する。
又、この油圧走行装置では、ステアリング時等におい
て左右の車輪に速度差を生じた場合には、左右の前車輪
(1),(1)に対する油圧モータ(8),(8)の圧
油のバランスが均等するよう油圧モータ(8),(8)
への油量が自然と変化して差動装置の機能を生じ、又、
左右の後車輪(2),(2)に速度差を生じた場合には
差動装置(9)が、この速度差の変化を許し、更に、前
後車輪(1),(2)に速度差を生じた場合にも、前後
の油圧モータ(8),(8),(10)に対する油量の変
化により、所謂、センタデフを備えたものと同様の機能
を生ずるようになっている。
因みに、前車輪(1),(1)の油圧モータ(8),
(8)に対する油路(14)には左右の油圧モータ
(8),(8)への作動油の油量を等量に分流可能なデ
フロック弁(15)が介装され、又、後車輪(2),
(2)の油圧ポンプ(10)に対する油路(13a)に分岐
して負圧発生防止用のチェック弁(16)が設けられ、二
駆状態での走行時に油路(13a)の圧力低下を生じると
タンク側から作動油を吸入できるようになっている。
第4図に示すように前記差動装置(9)はブラケット
(17)、支軸(18)を介してローリング自在に車体
(3)に対して支持され、この差動装置(9)の後面側
には支持部材(19)を介して前記油圧モータ(10)が取
付けられ、又、差動装置(9)の前面側にはステー(2
0)を介してステアリング用の油圧シリンダ(21)が取
付けられている。
〔別実施例〕
本考案は上記実施例以外に例えば、前記実施例とは逆
に、前輪の側に単一の油圧モータと差動装置とを設け、
後輪の側に2つの油圧モータを設けて実施して良く、
又、四輪ステアリング型に構成することも可能であり、
又、切換弁をバネ力によって、二駆状態、あるいは、四
駆状態のいずれかの側に復帰するよう、切換弁の非操作
時における駆動モードを設定することも可能であり、
又、本考案はブレード型のモアーを備えて実施すること
も可能である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る乗用型芝刈機の油圧走行装置の実施
例を示し、第1図は該装置の油圧回路図、第2図は芝刈
機の全体側面図、第3図は芝刈機の概略平面図、第4図
は差動装置等を表す縦断側面図である。 (1)……前車輪、(2)……後車輪、(8)……油圧
モータ、(9)……差動装置、(10)……油圧モータ、
(11)……油圧ポンプ、(12)……切換弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤原 孝次 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工 株式会社堺製造所内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の車輪夫々に対して独立に動力を伝え
    る左右一対の油圧モータ(8),(8)を、前車輪
    (1)、あるいは、後車輪(2)のうちのいずれか一方
    の側に備えると共に、他方の側に、差動装置(9)を介
    して左右の車輪夫々に対して動力を伝える単一の油圧モ
    ータ(10)を備え、これら3つの油圧モータ(8),
    (8),(10)夫々に圧油を供給する可変容量型の油圧
    ポンプ(11)を備えて、これら3つの油圧モータ
    (8),(8),(10)夫々が共通の前記油圧ポンプ
    (11)から供給される圧油によって駆動されるよう構成
    し、又、この油圧ポンプ(11)から前記前車輪(1)ま
    たは後車輪(2)のうちのいずれか一方を駆動する前記
    油圧モータ(10)に圧油を供給する油路(13)に対し
    て、圧油の供給を許す供給位置と圧油の供給を阻止する
    遮断位置とに切換自在な切換弁(12)を介装し、この切
    換弁(12)の供給位置への操作によって前後車輪
    (1),(2)の全てを駆動する四駆状態を現出し、こ
    の切換弁(12)の遮断位置への操作によって前後車輪
    (1),(2)のうちのいずれか一方のみを駆動する二
    駆状態を現出するよう構成して成る乗用型芝刈機の油圧
    走行装置。
JP1910389U 1989-02-21 1989-02-21 乗用型芝刈機の油圧走行装置 Expired - Lifetime JP2524561Y2 (ja)

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