JP2524455Y2 - ズームレンズのカム構造 - Google Patents

ズームレンズのカム構造

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JP2524455Y2 JP1988072988U JP7298888U JP2524455Y2 JP 2524455 Y2 JP2524455 Y2 JP 2524455Y2 JP 1988072988 U JP1988072988 U JP 1988072988U JP 7298888 U JP7298888 U JP 7298888U JP 2524455 Y2 JP2524455 Y2 JP 2524455Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、カメラ、特にズームレンズ付きレンズシャ
ッタカメラにおいて、ズーミングによって生じる鏡筒の
光軸に対する傾斜、ブレを防止するカム構造に関する。
「従来技術およびその問題点」 本出願人は、先にズームレンズを備えたレンズシャッ
タ式カメラにおいて、ズームレンズの最後端のレンズ面
とフィルム面との間隔を簡単に調整できる、ズームレン
ズカメラのバックピント調整機構を先に開発し、出願し
ている(特願昭63-32544号、実願昭63-18457号、63-184
58号)。
これら先の出願におけるズームレンズでは、カム環の
回動に応じた光軸方向に移動する前群レンズ用枠体(鏡
筒)に、前群レンズおよび後群レンズが支持されてい
る。この前群レンズ用枠体は、カム環の回動によって前
後動されるが、カム環には、前群用、後群用に各2本、
合計4本のカム溝が形成され、これらのカム溝に、前群
レンズ用枠体および後群レンズ枠に植設したピンが嵌入
する。
このカム構造を適用したレンズ支持構造では、前群レ
ンズ用枠体の移動距離が長いと、前群レンズ用枠体が最
も前進した位置において、前群レンズ用枠体とカム環と
の嵌合長が短くなる。そのため、前群レンズ用枠体が光
軸に対して傾き易くまたはブレ易くなり、光軸が狂うお
それがあった。
「考案の目的」 本考案は、上記問題意識に基づいてなされたもので、
特に、前群レンズ(これを支持した鏡筒)の移動距離が
長いズームレンズにおいて、ズーミングにより前群レン
ズが移動しても、その移動に際して光軸が狂うことがな
く、しかもコンパクトさを損なうことのない、ズームレ
ンズのカム構造を提供することを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、前群レンズ用枠体とカム環とを従来よりも
多数のカム溝およびピンによって連動させれば、前群レ
ンズ用枠体のブレを防止できることに着目してなされた
もので、カム環に形成する前群用カム溝の本数を、後群
用カム溝の本数よりも多く設定し、これに嵌入するピン
を前群レンズ用枠体に設けることにより、前群レンズ用
枠体の傾き、前群レンズの傾きを防止したことを特徴と
するものである。
すなわち本考案は、ボディ本体に固定された固定筒
と;この固定筒内に回動可能に嵌められたカム環と;こ
のカム環内に光軸方向移動可能に嵌められた前群レンズ
用枠体と;この前群レンズ用枠体に一体に支持された前
群レンズと;カム環内に、光軸方向に移動可能に支持さ
れた後群レンズとを有し、前群レンズおよび後群レンズ
は、カム環に形成した前群用カム溝および後群用カム溝
により、該カム環の回転に伴って光軸方向に移動するズ
ームレンズにおいて、カム環に形成する前群用のカム溝
の本数を、後群用カム溝の本数よりも多く設定したこと
を特徴としている。
そして固定筒には、1本以上の直進ガイド溝を形成
し、前群レンズ用枠体に、前群用カム溝を貫通してこの
直進ガイド溝に嵌入するピンと、前群用カム溝に嵌入す
るが該前群用カム溝から突出しないピンとを設けること
により、前群カム溝から突出しないピンが嵌まる該カム
溝の外周を他の用途に利用することができる。例えば、
このカム溝の外周には、カム環の回転位置によって焦点
距離を検出するコード板を固定することができる。
前群用カム溝は、3本以上で、略等角度間隔で設ける
ことが好ましく、後群用カム溝は、前群用カム溝の間
に、1本または2本設けることが好ましい。
このズームレンズのカム環構造には、カム環全体を光
軸方向に移動させるスラスト部材を設けてバックピント
調整を行なわせることができる。
また前群レンズ用枠体には、シャッタユニットが設け
られる。このシャッタユニットには、フレキシブル基板
が接続されるが、このフレキシブル基板を、前群レンズ
用枠体の後部に、該枠体と一体に設けたフレキシブル基
板折り返し部材によって折り返しガイドすることによ
り、大きい前群レンズの移動量に対して、無理なく、フ
レキジブル基板をガイドできるガイド構造を得ることが
できる。
「考案の実施例」 以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。
本実施例は、変倍用の前群レンズL1および後群レンズL2
を備え、前群レンズL1が、合焦レンズとしての作用もす
るレンズシャッタ式カメラである。ボディ本体10とこの
ボディ本体10の前方に位置する固定筒14はともに固定部
材であって、ボディ本体10は、固定筒14内に伸びるガイ
ド片12と、このガイド片12の後部に位置する、フィルム
の走行案内部を形成する内レール10aおよび外レール10b
を有する。また、ボディ本体10および固定筒14の外側
は、カメラ本体ケース16によって覆われている。
固定筒14の内周には、カム環20が回動可能に嵌入され
ている。カム環20は、前群レンズL1を光軸方向に所定の
軌跡で移動させるための3本の前群用カム溝20aと、後
群レンズL2を同方向に移動させるための1本の後群用カ
ム溝20bを有している(第3図参照)。3本の前群用カ
ム溝20aは、できるだけ等角度間隔に設けることが好ま
しい。
カム環20内には、前群レンズ用枠体(鏡筒)21が嵌入
され、光軸方向に移動自在に支持されている。前群レン
ズ用枠体21の後端には遮光板22が固着され、該従動環21
の内部には、光軸と平行に2本以上のガイドロッド23が
固定されている。
このガイドロッド23は、前端が、前群レンズ用枠体21
の先端部から内方に伸びるフランジ部21aに固定され、
後端が遮光板22に固定されている。ガイドロッド23に
は、後群レンズL2が固定された後群レンズ枠24が光軸方
向に移動可能に支持されている。
カム環20には、前述のように、前、後群レンズL1、L2
をそれぞれ光軸方向に所定の軌跡で移動させるための3
本の前群用カム溝20aおよび1本の後群用カム溝20bが形
成されている。前群レンズ用枠体21にはこれらの前群用
カム溝20aに嵌入する3本のピン21bが植設されている。
そしてこれらのピン21bのうち、2本は前群用カム溝2
0aを貫通して、固定筒14に形成された光軸方向の直進ガ
イド溝14aに嵌められ、他の1本は、前群用カム溝20aか
ら突出しない位置に収められている。したがって、2本
の直進ガイド溝14aに嵌まるピン21bによって、前群レン
ズ用枠体21は、回転が拘束され、光軸方向移動のみが可
能とされている。このように、カム環20に後群用カム溝
20bよりも多い3本の前群用カム溝20aを設け、前群レン
ズ用枠体21に3本のピン21bを設けたこと、およびピン2
1bのうちの1本を前群用カム溝20aから突出しないよう
にしたことが、本考案の特徴の一つである。
後群レンズ枠24には、1本のピン24aが植設され、こ
のピン24aは、前群レンズ用枠体21に形成された逃げ溝2
1cを貫通して、カム環20の後群用カム溝20bに嵌まって
いる。なお、図示の都合上、第1図および第2図におい
ては、ピン24aをピン21bと同一断面上に記載してある
が、これらは異なる断面上に位置するものである。
カム環20は、図示しないギヤ列および駆動モータを介
して回転駆動される。カム環20が回転すると、前群用カ
ム溝20aおよび直進ガイド溝14aに拘束されて前群レンズ
用枠体21、つまり前群レンズL1が光軸方向に移動し、後
群用カム溝20bに従い、ガイドバー23によって回転を拘
束されている後群レンズ枠24、つまり後群レンズL2が光
軸方向に移動する。この移動に際し、前群レンズL1およ
び後群レンズL2は、その空気間隔を変更しながら、全体
としても前後移動し、ズーミングがなされる。
前群レンズ用枠体21のフランジ部21aには、環状のシ
ャッタユニット25が固定されている。このシャッタユニ
ット25の内周には、ヘリコイド25a、26aを介して前群レ
ンズ保持環26が螺合され、この前群レンズ保持環26に前
群レンズL1が固定されている。
シャッタユニット25は、図示しない測距装置からの測
距信号に応じた角度だけ、その駆動ピン25bを回動させ
るとともに、測光装置からの測光信号に応じてそのシャ
ッタセクタ25cを開閉するものである。駆動ピン25bは、
前群レンズ保持環26に固定された連動腕26bと常時係合
している。したがって、駆動ピン25bが回動すると、前
群レンズ保持環26が連動腕26bの回転角に応じて光軸方
向に移動し、ピント調節がなされる。27は、シャッタユ
ニット25の外周に固定されたレンズカバー筒である。
ガイドロッド23には、後群レンズ枠24を常時後方に移
動付勢するコイルスプリング34が嵌入されている。
カム環20と固定筒14との間には、バック調整機構が設
けられている。このバック調整機構は、固定筒14の外周
面に光軸方向に移動可能に装着され、カム環20をスラス
ト方向に微動させるスラスト部材30を主要部材とする。
スラスト部材30の先端30aは、固定筒14の周方向の遊び
溝14bを貫通してカム環20の周方向溝20cに嵌入されてい
る。
スラスト部材30の本体面には、光軸方向に平行に2本
のガイド孔30bが形成され、周方向に周方向溝30cが形成
されている。各ガイド孔30bには、固定筒14に螺合され
た固定ねじ31が嵌められ、周方向溝30cには、固定筒14
に回動自在に枢着された偏心ピン32が嵌められている。
したがってスラスト部材30は、ガイド孔30bおよびこれ
に嵌められた固定ねじ31によって、光軸方向に移動可能
にガイドされると共に、固定される。さらに、周方向溝
30cおよび偏心ピン32によって、光軸方向に移動可能で
ある。よって、偏心ピン32を回動させると、スラスト部
材30と共にカム環20が光軸方向に移動して、前群レンズ
L1および後群レンズL2が一体に光軸方向に移動し、バッ
ク調整がなされる。スラスト部材30とカム環20との係合
構造は、スラスト部材30に溝を、カム環20にこの溝と係
合する突起を形成したものでもよい。
さらに、カム環20の外周面には、焦点距離を検出する
ための焦点距離コード板35が固定されている。この焦点
距離コード板35は、ピン21bが突出しないカム溝20aの外
周を覆い、他のカム溝20a、20bは覆わない位置に設けら
れている。
この焦点距離コード板35は、絶縁基板35aと、絶縁基
板35a上に形成された帯状導体35bからなる。この帯状導
体35bは、光軸方向に5列の帯状部を有し、各帯状部
は、導体が周方向に所定の間隔で断続的に存在してい
る。つまり、光軸方向に一つのコードを構成し、このコ
ードが、周方向に所定の間隔で複数形成されている。各
コードは、ズームレンズの焦点距離を段階的に表わす信
号となる。
一方、焦点距離コード板35と対向する位置には、各コ
ードを読取るブラシ36が配置され、固定鏡筒14に固定さ
れている。これら焦点距離コード板35およびブラシ36に
よって、カム環20の回転角に対応するズームレンズの焦
点距離が検知される。
シャッタユニット25には、フレキシブル基板40が接続
されている。フレキシブル基板40は、カメラボディ側の
測距装置、測光装置からの作動、制御信号を上記シャッ
タユニット25に伝達するものである。このフレキシブル
基板40は周知のように柔軟な合成樹脂基板に、複数のリ
ード線を互いに絶縁状態で形成してなるもので、後端は
カメラボディ内のCPUに接続されている。
シャッタユニット25に接続されたフレキシブル基板40
は、前群レンズ用枠体21と後群レンズ枠24との間の環状
空間を通って、ボディ本体10のガイド片12の内側に導か
れ、遮光板22に取り付けられたフレキシブル基板折り返
し部材50に導かれている。
フレキシブル基板40は、フレキシブル基板折返し部材
50内で折り返されて前方に方向転換されてシャッタユニ
ット25近傍まで導かれ、ここで再び折り返され、後方に
向けられている。
さらにフレキシブル基板40は、前群レンズ用枠体21と
ガイド片12とで形成される空間内に導かれ、フレキシブ
ル基板折返し部材50よりも上方に形成された遮光板22の
窓22aから前群レンズ用枠体21外に導かれている。そし
て最後に、カム環20とガイド片12とで形成される環状空
間を通って、ボディ本体10の基部に形成された窓10cか
らカメラボディ内に導かれている。上記フレキシブル基
板40において、フレキシブル基板折返し部材50内で折り
返された部分を固定折返し部40a、前方で折り返された
部分を可動折返し部40bとよぶ。
フレキシブル基板折返し部材50は、ガイド板部51、お
よびガイド板部51の長手方向に直交する向きに一体に形
成された円筒部52を有し、平面J字形を呈する。
このフレキシブル基板折返し部材50は、ガイド板部51
を光軸と平行にして、遮光板22に固定されている。上記
フレキシブル基板40は、ガイド板部51に沿って円筒部52
内に導かれ、留めピン53を巻回し方向転換され、再び前
方に導かれている。
次に、上記ズームレンズの動作および作用について第
1図および第2図を参照して説明する。
前、後群レンズL1、L2が最も後退し、レンズカバー筒
27がカメラ本体ケース16内に引込まれた第1図の最短焦
点距離状態にあるときには、レンズカバー筒27および前
群レンズ用枠体21が、カム環20に十分な嵌合長で嵌合し
て、支持された状態にある。したがって、レンズカバー
筒27および前群レンズ用枠体21が光軸に対してブレて、
前群、後群レンズL1、L2の光軸が狂う虞れがない。
また、フレキシブル基板40は、固定折返し部40aおよ
び可動折返し部40bで折り返され、前群レンズ用枠体21
と後群レンズ枠24との間の環状空間内で、三重に折り返
されている。ガイド板部51は、最も光軸側に位置するフ
レキシブル基板40が、光路内に進入しないようにガイド
している。
上記状態でズーミング操作がなされると、カム環20が
回動し、前群用カム溝20aに嵌っているピン21b、後群用
カム溝20bに嵌っているピン24aを介してそれぞれ前群レ
ンズ用枠体21および後群レンズ枠24が前進する。つま
り、前群レンズL1および後群レンズL2が、カム溝20a、2
0bの形状に従い、互いの空気間隔を変えながら前進す
る。この移動によりズーミングが行われることは、前述
の通りである。
また、前群レンズ用枠体21と共にシャッタユニット25
が前方に移動するので、シャッタユニット25とカメラボ
ディとが離れる。しかし、フレキシブル基板折返し部材
50が前群レンズ用枠体21と一体に移動するので、固定折
返し部40aも前群レンズ用枠体21と共に移動し、シャッ
タユニット25と固定折返し部40aとの距離は変わらな
い。したがって、可動折返し部40bは、前群レンズ用枠
体21の移動に伴なって前方に移動する。
前群レンズ用枠体21が最も前進し、レンズカバー筒27
が最も突出した最長焦点距離状態を第2図に示してあ
る。この状態では、レンズカバー筒27がカム環20から突
出し、前群レンズ用枠体21のみがカム環20と嵌合してい
る。しかし、前群レンズ用枠体21には3本のピン21bが
設けられ、かつそのうちの2本のピン21bが、カム環20
の前群用カム溝20aおよび固定筒14の直進ガイド溝14aに
拘束されているので、前群レンズ用枠体21は光軸に対し
てブレ難い。よって、レンズカバー筒17もブレ難く、前
群、後群レンズL1、L2の光軸が狂う虞れがない。
そして前群レンズ用枠体21のピン21bのうち1本は、
カム環20の前群用カム溝20aから突出しないように形成
したので、前群用カム溝20aを3本設けても、カム環20
の外周に焦点距離コード板35を取り付けることが可能に
なった。これにより、スペースの有効利用が図られるこ
ととなり、カメラのコンパクト化に寄与する。
また、後群レンズ枠24は、コイルスプリング34によっ
て常時後方に付勢されているので、ズーミングに際しブ
レることもなく、ズーミング方向が変わっても、いわゆ
るバックラッシュを発生しない。
なお、以上の実施例におけるズームレンズのカム構造
の説明では、カム溝に嵌入するフォロア部材に「ピン」
の用語を使用しているが、本明細書ではこの「ピン」は
「ローラ」を含む概念として使用している。
前群用カム溝20aを4本以上設け、1本以上のピン21b
を前群用カム溝20aから突出しないように形成しても、
上記実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、本考案は、前群、後群レンズL1,L2以外のレン
ズ群を有するズームレンズに適用することも可能であ
る。
「考案の効果」 以上の説明の通り本考案によれば、カム環に形成する
前群レンズ用カム溝の本数を後群レンズ用カム溝の本数
よりも多く設定し、固定筒に1本以上の直進ガイド溝を
形成し、前群レンズ用枠体に、上記前群用カム溝を貫通
して上記直進ガイド溝に嵌入するピン、および上記前群
用カム溝に嵌入するが該前群用カム溝から突出しないピ
ンを設けてあるので、前群レンズ用枠体の光軸に対する
ブレが小さくなり、前群レンズが突出した状態において
も、光軸の狂いを殆ど生じない。また、少なくとも1本
のピンを前群用カム溝から突出させていないので、その
カム溝を覆う位置に焦点距離コード板を取り付けること
が可能となり、ズームレンズおよびこのズームレンズが
取付けられたカメラのコンパクトさを損なうこともな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案を適用したズームレンズ
付きレンズシャッタ式カメラの実施例の要部の異なる状
態を、光軸を含む平面で縦断して示した断面図、第3図
は同実施例のカム環の展開図である。 10……ボディ本体、14……固定筒、14a……直進ガイド
溝、16……カメラ本体ケース、20……カム環、20a……
前群レンズ用カム溝、20b……後群レンズ用カム溝、21
……前群レンズ用枠体、21b……ピン、22……遮光板、2
3……ガイドロツド、24……後群レンズ枠、24a……ピ
ン、25……シャッタユニット、26……前群レンズ保持
環、30……スラスト部材、34……コイルスプリング、35
……焦点距離コード板、40……フレキシブル基板、50…
…フレキシブル基板折り返し部材。

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディ本体に固定された固定筒と;この固
    定筒内に回動可能に嵌められたカム環と;上記カム環に
    形成された前群カム溝および後群用カム溝によって、上
    記カム環の回転に伴って光軸に沿って相対的に接離移動
    する前群レンズおよび後群レンズと;を有するズームレ
    ンズにおいて、 上記カム環に周方向にほぼ等間隔で3本以上の前群用カ
    ム溝を形成し、前群用カム溝の間に、1本または前群用
    カム溝の本数よりも少ない本数の後群用カム溝を形成し
    たこと、 を特徴とするズームレンズのカム構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記固定筒には、1本
    以上の直進ガイド溝が形成され、上記前群レンズは前群
    レンズ用枠体に保持され、この前群レンズ用枠体は、そ
    の外周に設けられた、上記前群用カム溝を貫通して上記
    直進ガイド溝に嵌入するピンと、上記前群用カム溝に嵌
    入するがその前群用カム溝からは突出しないピンとによ
    って上記カム環および固定筒に支持されているズームレ
    ンズのカム構造。
  3. 【請求項3】請求項2において、カム環の外周には、上
    記前群用カム溝から突出しないピンが嵌まるカム溝を覆
    う位置に、焦点距離を検出するコード板が固定されてい
    るズームレンズのカム構造。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれか一項におい
    て、上記前群レンズ用枠体には光軸と平行に直進ガイド
    ロッドが設けられ、この直進ガイドロッドに直進自在
    に、上記後群レンズを保持した後群レンズ用枠が支持さ
    れているズームレンズのカム構造。
  5. 【請求項5】請求項4において、上記後群レンズ用枠
    は、上記前群レンズ用枠体に形成された逃げ溝を貫通し
    て上記カム環の後群用カム溝に嵌入するピンを備えてい
    るズームレンズのカム構造。
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