JP2523407Y2 - シートクッションのばね装置 - Google Patents
シートクッションのばね装置Info
- Publication number
- JP2523407Y2 JP2523407Y2 JP6017390U JP6017390U JP2523407Y2 JP 2523407 Y2 JP2523407 Y2 JP 2523407Y2 JP 6017390 U JP6017390 U JP 6017390U JP 6017390 U JP6017390 U JP 6017390U JP 2523407 Y2 JP2523407 Y2 JP 2523407Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- receiving surface
- fishmouth
- shaped
- cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Springs (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車等のシートクッションのばね装置に
関するるものである。
関するるものである。
〈従来の技術〉 自動車のクッションのばね装置は、一般に第6図及び
第7図で示すように、クッションパネル1の底面開口部
の縁1a上にS字ばね2の両端を固定し、このS字ばね2
の上にパッド3を載せた構造である。
第7図で示すように、クッションパネル1の底面開口部
の縁1a上にS字ばね2の両端を固定し、このS字ばね2
の上にパッド3を載せた構造である。
〈考案が解決しようとする課題〉 近年、自動車の車高が低くなり、これに伴いシートク
ッションとフロア4との間隔も小さく接近している。そ
のため、小さい間隔の中ではS字ばね2の撓み幅(量)
を充分に確保することができないので、着座時の荷重で
S字ばね2が撓むと、シートクッションのばね特性は第
8図のA線で示すように、着座荷重付近から急激に立ち
上がり、所謂底着きが発生してクッション性を阻害して
いる。
ッションとフロア4との間隔も小さく接近している。そ
のため、小さい間隔の中ではS字ばね2の撓み幅(量)
を充分に確保することができないので、着座時の荷重で
S字ばね2が撓むと、シートクッションのばね特性は第
8図のA線で示すように、着座荷重付近から急激に立ち
上がり、所謂底着きが発生してクッション性を阻害して
いる。
また、第7図で示すように、座部下面中央部において
S字ばね2の撓みにより、シートクッションとフロア4
との間隔が小さくなり、着座時における後席乗員のフッ
トスペース8の確保が困難である。
S字ばね2の撓みにより、シートクッションとフロア4
との間隔が小さくなり、着座時における後席乗員のフッ
トスペース8の確保が困難である。
このシートクッションのばね特性としては第8図のB
線で示すように、傾斜直線が理想線である。
線で示すように、傾斜直線が理想線である。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記問題点を解消し、かつ前記理想的なば
ね特性にかぎりなく近付くようにしたばね装置を提供す
るものであり、その特徴とする構成は、クッションパネ
ルの底面開口部中央に前後方向のばね受け面を設け、こ
のばね受け面上に板ばねを前記ばね受け面と交差し、こ
の交差点を固定して前記板ばねの両端を撓み可能に設
け、この板ばねの両端上にフィッシュマウス形ばねをク
ランプ部材によって固着し、このフィッシュマウス形ば
ねに前記クッションパネルの底面と平行なS字ばねの両
端を取り付けたものである。
ね特性にかぎりなく近付くようにしたばね装置を提供す
るものであり、その特徴とする構成は、クッションパネ
ルの底面開口部中央に前後方向のばね受け面を設け、こ
のばね受け面上に板ばねを前記ばね受け面と交差し、こ
の交差点を固定して前記板ばねの両端を撓み可能に設
け、この板ばねの両端上にフィッシュマウス形ばねをク
ランプ部材によって固着し、このフィッシュマウス形ば
ねに前記クッションパネルの底面と平行なS字ばねの両
端を取り付けたものである。
〈作用〉 上記の構成により、着座荷重によって板ばねの両端が
撓み、この板ばねとフィッシュマウス形ばねとが主とし
て着座荷重を受け持ち、S字ばねは水平な初期位置と略
平行な状態を保持する。
撓み、この板ばねとフィッシュマウス形ばねとが主とし
て着座荷重を受け持ち、S字ばねは水平な初期位置と略
平行な状態を保持する。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図において、1はクッションパネルである。このクッシ
ョンパネルの底面開口部中央に前後方向のばね受け面1b
を設ける。
図において、1はクッションパネルである。このクッシ
ョンパネルの底面開口部中央に前後方向のばね受け面1b
を設ける。
このばね受け面1bの上に第2図及び第3図で示すよう
に、板ばね5を前記ばね受け面1bと交差し、その交差点
をボルト9により固定して前記板ばね5の両端を撓み可
能に設ける。
に、板ばね5を前記ばね受け面1bと交差し、その交差点
をボルト9により固定して前記板ばね5の両端を撓み可
能に設ける。
さらに、前記板ばね5の両端上にフィッシュマウス形
ばね6を第4図で示すようにクランプ部材7にて固着
し、このフィッシュマウス形ばね6にクッションパネル
1の底面と平行なS字ばね2の両端を取り付けた構造で
ある。
ばね6を第4図で示すようにクランプ部材7にて固着
し、このフィッシュマウス形ばね6にクッションパネル
1の底面と平行なS字ばね2の両端を取り付けた構造で
ある。
本考案は上記の通りの構造であるから、板ばね5の両
端上にクランプ部材7にて固着したフィッシュマウス形
ばね6によってクッションパネル1の底面開口部中央の
バネ受け面1bに支持されているS字ばね2は非着座時に
は第3図で示すように上方のばね初期位置である。
端上にクランプ部材7にて固着したフィッシュマウス形
ばね6によってクッションパネル1の底面開口部中央の
バネ受け面1bに支持されているS字ばね2は非着座時に
は第3図で示すように上方のばね初期位置である。
この状態で、着座荷重が加わると、荷重に応じて板ば
ね5の両端が撓みを生じ、かつフィッシュマウス形ばね
6も協同して撓みを発生し、両者の相乗作用により撓み
量は第8図のB線のように傾斜直線の理想線が得られ、
着座荷重が板ばね5とフィッシュマウス形ばね6に分散
するので座部下面中央部でのS字ばね2は前記ばね初期
位置から略水平状態を保って下降することとなる。
ね5の両端が撓みを生じ、かつフィッシュマウス形ばね
6も協同して撓みを発生し、両者の相乗作用により撓み
量は第8図のB線のように傾斜直線の理想線が得られ、
着座荷重が板ばね5とフィッシュマウス形ばね6に分散
するので座部下面中央部でのS字ばね2は前記ばね初期
位置から略水平状態を保って下降することとなる。
これにより、S字ばね2の底着きがなくなり、クッシ
ョン性を向上すると共に、座部下面とフロアとの隙間を
保持し、フットスペース8が確保される。
ョン性を向上すると共に、座部下面とフロアとの隙間を
保持し、フットスペース8が確保される。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、クッションパネルの底
面開口部中央に前後方向のばね受け面を設け、このばね
受け面上に板ばねを前記ばね受け面と交差し、この交差
点を固定して前記板ばねの両端を撓み可能に設け、この
板ばねの両端上にフィッシュマウス形ばねをクランプ部
材によって固着し、このフィッシュマウス形ばねに前記
クッションパネルの底面と平行なS字ばねの両端を取り
付けた構成であるから、従来のばね装置に比較すると底
着き感がなくなりクッション性の向上は顕著であり、か
つ座部下面とフロアとの間のフットスペースを充分に確
保できる格別な効果を有している。
面開口部中央に前後方向のばね受け面を設け、このばね
受け面上に板ばねを前記ばね受け面と交差し、この交差
点を固定して前記板ばねの両端を撓み可能に設け、この
板ばねの両端上にフィッシュマウス形ばねをクランプ部
材によって固着し、このフィッシュマウス形ばねに前記
クッションパネルの底面と平行なS字ばねの両端を取り
付けた構成であるから、従来のばね装置に比較すると底
着き感がなくなりクッション性の向上は顕著であり、か
つ座部下面とフロアとの間のフットスペースを充分に確
保できる格別な効果を有している。
第1図は本考案によるクッションパネルの斜視図、第2
図は前記クッションパネルにばねを組み付けた状態の斜
視図、第3図は第2図のIII-III線断面図、第4図は第
3図のIV矢視部の斜視図、第5図は本考案の作用説明
図、第6図は従来の断面斜視図、第7図は同断面図、第
8図は従来のばね装置と本考案のばね装置とのばね特性
比較線図である。 1……クッションパネル、1b……ばね受け面、2……S
字ばね、5……板ばね、6……フィッシュマウス形ば
ね、7……クランプ部材。
図は前記クッションパネルにばねを組み付けた状態の斜
視図、第3図は第2図のIII-III線断面図、第4図は第
3図のIV矢視部の斜視図、第5図は本考案の作用説明
図、第6図は従来の断面斜視図、第7図は同断面図、第
8図は従来のばね装置と本考案のばね装置とのばね特性
比較線図である。 1……クッションパネル、1b……ばね受け面、2……S
字ばね、5……板ばね、6……フィッシュマウス形ば
ね、7……クランプ部材。
Claims (1)
- 【請求項1】クッションパネルの底面開口部中央に前後
方向のばね受け面を設け、このばね受け面上に板ばねを
前記ばね受け面と交差し、この交差点を固定して前記板
ばねの両端を撓み可能に設け、この板ばねの両端上にフ
ィッシュマウス形ばねをクランプ部材によって固着し、
このフィッシュマウス形ばねに前記クッションパネルの
底面と平行なS字ばねの両端を取り付けたことを特徴と
するシートクッションのばね装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6017390U JP2523407Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | シートクッションのばね装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6017390U JP2523407Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | シートクッションのばね装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0419245U JPH0419245U (ja) | 1992-02-18 |
JP2523407Y2 true JP2523407Y2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=31587307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6017390U Expired - Lifetime JP2523407Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | シートクッションのばね装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523407Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4557906B2 (ja) * | 2006-02-15 | 2010-10-06 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用シートクッションフレーム |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP6017390U patent/JP2523407Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0419245U (ja) | 1992-02-18 |
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