JP2522194Y2 - 盤内の幹線バーの接続構造 - Google Patents

盤内の幹線バーの接続構造

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JP2522194Y2 JP1496691U JP1496691U JP2522194Y2 JP 2522194 Y2 JP2522194 Y2 JP 2522194Y2 JP 1496691 U JP1496691 U JP 1496691U JP 1496691 U JP1496691 U JP 1496691U JP 2522194 Y2 JP2522194 Y2 JP 2522194Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、中性線の主幹バーと、
複数個の中性線用スイッチを配列した分岐バーとを接続
する盤内の幹線バーの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、単相三線等の中性線を有する
電路に用いる分電盤等の盤では、中性線に中性線用スイ
ッチを接続している。たとえば、分電盤20では、図2
に示すように、左右一対の取付アングル21が配設さ
れ、両取付アングル21間には、主幹ブレーカ22を取
り付けた取付プレート23と、複数個の分岐ブレーカ2
4および中性線用スイッチ25を取り付けた取付プレー
ト26とが取り付けられる。主幹ブレーカ22は単相3
線用であって、主幹ブレーカ22の負荷側端子には、3
本の主幹バー27a〜27cが結合されている。主幹バ
ー27a、27cの要所には分岐バー28を介して分岐
ブレーカ24が接続される。また、中性線である主幹バ
ー27bの下端には分岐バー29(図1参照)が接続さ
れ、この分岐バー29に複数個の中性線用スイッチ25
が配列される。したがって、分岐ブレーカ24と、中性
線用スイッチ25とを適宜組み合わせて両者の間に負荷
を接続すれば、分岐ブレーカ24を介して負荷に給電す
ることができるのである。
【0003】ところで、分岐バー29は主幹バー27b
に対して直交するように配置され、分岐バー29に主幹
バー27bを重ねた後、固定ねじ8を用いて主幹バー2
7bと分岐バー29とを電気的かつ機械的に結合するよ
うになっている。また、分岐バー29には複数の中性線
用スイッチ25が配列されるから、主幹バー27bを分
岐バー29に接続するためのスペースを確保するため
に、分岐バー29にはスペーサ1が取り付けられる。す
なわち、中性線用スイッチ25は、分岐バー29の長手
方向にスライド自在に取り付けられているのであって、
分岐バー29の両端部に配置されて取付プレート26に
固定された固定具9と、分岐バー29の中央部に固定さ
れるスペーサ1との間に挟まれる形で中性線用スイッチ
25が固定されるのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記構成において、主
幹バー27a〜27cおよび分岐バー28、29は、大
電流が流れるから銅によって形成されているのが普通で
あり、スペーサ1は強度を確保するために鉄などによっ
て形成されているのが普通である。したがって、主幹バ
ー27bと分岐バー29との接続部においては、主幹バ
ー27bと分岐バー29とが直接接触するように、分岐
バー29とスペーサ1との間に主幹バー27bを挟む形
で接続しなければならない。
【0005】しかしながら、従来のスペーサ1には主幹
バー27bが分岐バー29とは反対側に位置するのを禁
止する手段が存在しなかったものであるから、主幹バー
27bと分岐バー29との間にスペーサ1を挟んだ形で
施工することがあり、このような誤施工を行うと主幹バ
ー27bと分岐バー29との接続部の電気抵抗が増加し
て発熱するという問題が生じる。
【0006】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、中性線の主幹バーと分岐バーとの接続部に配
置されるスペーサが、主幹バーと分岐バーとの間に介装
されるような誤施工を防止できる盤内の幹線バーの接続
構造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、中性線の主幹バーに略直交する形で配
置された分岐バーに主幹バーの一端部を重ねた形で電気
的に接続し、分岐バーの長手方向に複数個の中性線用ス
イッチを配列するとともに、分岐バーへの主幹バーの接
続部位で隣接する一対の中性線用スイッチの間にスペー
サを挿入し、分岐バーとスペーサとの間に主幹バーを挟
持した形でスペーサを分岐バーに固定した盤内の幹線バ
ーの接続構造において、スペーサは、各中性線用スイッ
チの側面にそれぞれ当接して両中性線用スイッチの間を
主幹バーが挿入可能な距離に保つ一対の当接面を備え、
スペーサの表面にはスペーサに対して主幹バーが分岐バ
ーの反対側に重なるのを防止する載置禁止片が立設され
ているのである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、スペーサの表面にスペーサ
に対して主幹バーが分岐バーの反対側に重なるのを防止
する載置禁止片が立設されているので、主幹バーがスペ
ーサを挟んで分岐バーの反対側に位置するときには載置
禁止片によって、スペーサから浮き上がった状態となる
のであり、そのような施工が不都合であることがすぐに
わかるのである。その結果、主幹バーと分岐バーとの間
にスペーサを介装して施工するといった誤施工が防止で
きるのである。
【0009】
【実施例】図2に示すように、中性線の主幹バー27b
と分岐バー29との接続部にスペーサ1が配設される。
主幹バー27bは、分岐バー29とスペーサ1との間に
挟持される。また、スペーサ1と主幹バー27bと分岐
バー29とは、スペーサ1を通して挿入される固定ねじ
8によって結合される。分岐バー29には複数個の中性
線用スイッチ25が配列されるのであって、分岐バー2
9の中央部で主幹バー27bが接続される部位に配置さ
れた中性線用スイッチ25は、スペーサ1を介して離間
して配置される。すなわち、主幹バー27bを導入する
ための隙間を確保するために、隣接する中性線用スイッ
チ25の間にスペーサ1が介装されるのである。
【0010】スペーサ1は、図1に示すように、板金を
折曲して形成したものであって、離間させるべき各中性
線用スイッチ25の側面に当接する一対の当接片2を備
え、当接片2の外側面が当接面になる。また、主幹バー
27bの長手方向における先端側に対応したスペーサ1
の端縁には、段部5を介して端子片3が延長されてい
る。端子片3には端子ねじ6が螺合し、欠相を検出する
ための欠相検出線7が端子片3に接続されるようになっ
ている。欠相検出線7の他端は、主幹ブレーカ22の欠
相検出回路などに接続される。ところで、スペーサ1に
は、主幹バー27bの長手方向における端子片3とは反
対側の端縁に、載置防止片4が立設される。このような
載置防止片4を設けたことにより、載置防止片4の上に
主幹バー27bを載置すると、主幹バー27bがスペー
サ1から浮き上がることによって、主幹バー27bの位
置関係が誤りであることが容易にわかるのであり、主幹
バー27bがスペーサ1に対して分岐バー29の反対側
に位置するのを防止できるのである。ここにおいて、ス
ペーサ1を構成する板金を厚肉にすれば、当接片2を設
けなくとも、スペーサ1の周面を当接面として利用する
ことが可能である。
【0011】ところで、中性線用スイッチ25は、以下
のように構成されている。すなわち、図3および図4に
示すように、熱硬化性合成樹脂等の絶縁材料よりなる器
体10を有し、器体10は、一面が開口した箱体である
ボデイ11と、ボデイ11の開口面に覆着される平板状
のカバー12とで構成される。ボデイ11とカバー12
とは、一対の固定鋲13により固着される。
【0012】器体10の後部(図3図中右部)には、後
面および両側面に開放された凹所14が形成されてお
り、この凹所14の後面は、器体10と一体な蓋板15
で覆われている。蓋板15は、器体10から容易に外す
ことができるように、器体10との連結部が比較的薄肉
に形成されている。この凹所14内に分岐バー29が挿
通され、分岐バー29は凹所14の底面と上記蓋板15
との間に挟持される。分岐バー29の幅方向(図3中上
下方向)における凹所14の両側には、ボデイ11の後
面に開口する導入溝16がそれぞれ形成されており、各
導入溝16には枝分かれする形で、各一対の係合溝17
a、17bが形成されている。
【0013】器体10の前面にはハンドル30のレバー
部31が露出するハンドル挿通窓18が形成され、ハン
ドル挿通窓18の上周面は、ハンドル挿通窓18よりも
前方に突出して先端縁が突縁18aとなっている。ま
た、ハンドル挿通窓18の上周面は、後方に向かって上
り傾斜している。ハンドル挿通窓18よりも上方の器体
1の前面は、上部ほど後方に傾斜する傾斜面19を形成
しており、傾斜面19には、銘板を装着することができ
る銘板受け19aが形成されている。
【0014】ハンドル30は、ハンドル挿通窓18から
突出するレバー部31と、レバー部31に連続するカム
部32とを備えていて略J形に形成されており、レバー
部31とカム部32との結合箇所には、軸孔33が形成
されている。軸孔33には、ボデイ11の内周面に突設
された回動軸34が挿通され、ハンドル3は回動軸34
を中心に回動する。すなわち、レバー部31は器体10
の前面に略直交して突出する状態と、器体10の前面に
沿うように下向きに倒れる状態との間で起伏自在となっ
ているのである。レバー部31とカム部32との連結部
の外側面には、係止突起35が突設されており、レバー
部31が倒れた状態では、係止突起35がハンドル挿通
窓18の上周面に形成された係止凹所36に係合して、
ハンドル3が係止されるようになっている。ハンドル3
0のカム部32は、レバー部31が起きたときに、可動
接触子40の操作片41を押圧する。また、レバー部3
1の外側面であってレバー部31を起こしたときにハン
ドル挿通窓18内に入る部位には、オン状態を示す文字
37が表記され、レバー部31を倒したときに、この文
字37が前面に露出するようになっている。オフ状態を
示す文字38は、器体10の前面であって、レバー部3
1を起こしたときに露出し、かつレバー部31を倒した
ときにレバー部31で覆われる部位に表記される。
【0015】可動接触子4は、操作片41と、分岐バー
29に離接する接触片42とが連続する略く形に形成さ
れており、頂点付近に枢支孔43が穿設されている。接
触片42は、器体10の内周面との間に装着された接圧
ばね44により、導電バー2に向かって付勢されてい
る。可動接触子4の枢支孔43には、端子50より延設
された端子片51の先端部に突設されている支点突起5
2が挿入され、支点突起52の回りで可動接触子40が
揺動するようになっている。したがって、操作片41に
ハンドル30のカム部32が当接していないときには、
接圧ばね44のばね力により、接触片42の先端部が分
岐バー29に接触し、操作片41がハンドル30のカム
部32によって押圧されると、接触片42が分岐バー2
9から離れる。このようにしてスイッチ機構部が構成さ
れるのである。端子50は、端子片51の基部に連続す
る端子金具53と、端子金具53に螺合する端子ねじ5
4とを備えており、端子ねじ54は、器体10の前面に
開口する治具挿入孔55に臨んでいる。また、端子50
の下方において器体10には電線導入口56が開口して
いる。したがって、電線導入口56を通して外部電線を
導入し、治具挿入孔55からドライバを挿入して端子ね
じ54の締め付けを行えば、負荷側に接続された外部電
線を端子50に接続することができるのである。ここ
に、治具挿入孔55は、ハンドル30のレバー部31を
倒したときに、レバー部31によって覆われるように位
置関係が設定され、オン時に異物が端子50に触れるこ
とが防止されている。
【0016】以上の構成によれば、分岐バー29を凹所
14と蓋板15との間に挿通することにより、分岐バー
29に器体10を取り付けることができる。また、可動
接触子40を端子50に枢支した形で分岐バー29に離
接させることにより、分岐バー29と可動接触子40と
の間に接点部を形成して分岐バー29と端子50との間
の1箇所のみに接点部を形成しているから、接点圧が接
圧ばね44のばね力のみで安定的に決定されることにな
り、動作特性の製品ごとのばらつきが防止されるのであ
る。
【0017】
【考案の効果】本考案は上述のように、スペーサの表面
にスペーサに対して主幹バーが分岐バーの反対側に重な
るのを防止する載置禁止片が立設されているので、主幹
バーがスペーサを挟んで分岐バーの反対側に位置すると
きには載置禁止片によって、スペーサから浮き上がった
状態となるのであり、そのような施工が不都合であるこ
とがすぐにわかるのである。その結果、主幹バーと分岐
バーとの間にスペーサを介装して施工するといった誤施
工が防止できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す要部斜視図である。
【図2】実施例を示す正面図である。
【図3】実施例に用いる中性線用スイッチのカバーを開
いた状態の側面図である。
【図4】実施例に用いる中性線用スイッチの分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 スペーサ 2 当接片 3 端子片 4 載置禁止片 25 中性線用スイッチ 27b 主幹バー 29 分岐バー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中性線の主幹バーに略直交する形で配置
    された分岐バーに主幹バーの一端部を重ねた形で電気的
    に接続し、分岐バーの長手方向に複数個の中性線用スイ
    ッチを配列するとともに、分岐バーへの主幹バーの接続
    部位で隣接する一対の中性線用スイッチの間にスペーサ
    を挿入し、分岐バーとスペーサとの間に主幹バーを挟持
    した形でスペーサを分岐バーに固定した盤内の幹線バー
    の接続構造において、スペーサは、各中性線用スイッチ
    の側面にそれぞれ当接して両中性線用スイッチの間を主
    幹バーが挿入可能な距離に保つ一対の当接面を備え、ス
    ペーサの表面にはスペーサに対して主幹バーが分岐バー
    の反対側に重なるのを防止する載置禁止片が立設されて
    成ることを特徴とする盤内の幹線バーの接続構造。
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