JP3015143B2 - 分電盤の分岐装置 - Google Patents

分電盤の分岐装置

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JP3015143B2
JP3015143B2 JP3143645A JP14364591A JP3015143B2 JP 3015143 B2 JP3015143 B2 JP 3015143B2 JP 3143645 A JP3143645 A JP 3143645A JP 14364591 A JP14364591 A JP 14364591A JP 3015143 B2 JP3015143 B2 JP 3015143B2
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雄二 平井
晃一 正田
忠晴 土本
浩和 長谷川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主幹ブレーカと複数個
の分岐ブレーカとを内蔵した分電盤ボックスにおいて、
主幹ブレーカの負荷側端子に電気的に接続される導電バ
ーと各分岐ブレーカとを分電盤ボックス内に効率よく配
置するための分電盤の分岐装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、分電盤は、主幹ブレーカや複数
の分岐ブレーカを分電盤ボックス内に配設して構成され
ている。分電盤に用いる分岐ブレーカには多品種がある
から、分電盤の設計仕様ごとに分岐ブレーカの品種を選
択して分電盤ボックス内に配置することが必要である。
複数品種の分岐ブレーカを一つの分電盤ボックス内に配
置するときには、主幹ブレーカの負荷側端子に電気的に
接続される導電バーを各線路ごとに1本ずつ設けて、1
本の導電バーを複数品種の分岐ブレーカで共用している
のが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一つの分電
盤ボックス内に収納される分岐ブレーカの品種は、高々
数品種であるから、施工の省力化のためには、各品種ご
とにまとめ、一括して分電盤ボックスに取り付けること
が考えられる。しかしながら、各品種の分岐ブレーカで
導電バーを共用しているから、導電バーと各分岐ブレー
カとを電気的に接続する接続部材を、分岐ブレーカの品
種の組み合わせに応じて選択することが必要になり、部
品品種の増加につながるという問題が生じる。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、形状の等しい分岐ブレーカをまとめてブロッ
ク化し、異なる品種の分岐ブレーカについて分電盤ボッ
クスへの取付方を画一化することによって、施工を省力
化し、しかも、各ブロックごとに導電バーを設けること
によって、部品品種の増加を防止した分電盤の分岐装置
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、分電盤ボックス内の両側部の定位置に
略平行に配設され一定ピッチの取付部が形成された一対
の取付フレームと、両取付フレームの間に架設され主幹
ブレーカの負荷側端子に電気的に接続される導電バーお
よびそれぞれ複数の分岐ブレーカを保持した複数の取付
プレートとを備え、一つの取付プレートには同形状の器
体を有する分岐ブレーカが配置され、異なる取付プレー
トの間で分電盤ボックスの背板から分岐ブレーカの前面
までの距離を互いに等しくするブレーカ台が各取付プレ
ートに設けられ、導電バーは取付フレームと平行な方向
に配設されていて導電バーの両端部には取付プレートの
両端から突出して他の取付プレートに保持された導電バ
ーに接続可能な接続部が設けられ、異なる取付プレート
の間で分電盤ボックスの背板から接続部までの距離を互
いに等しくする支持台が取付プレートに設けられている
のである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、同形状の器体を有する分岐
ブレーカは、一つの取付プレートにまとめて配置される
のであって、各取付プレートは分電盤ボックスに設けた
一対の取付フレームの間に架設されるから、分岐ブレー
カを仕様ごとに取付プレートによってブロック化するこ
とができるのである。また、各取付プレートには、主幹
ブレーカの負荷側端子に電気的に接続される導電バーが
保持されているので、導電バーと分岐ブレーカとの間を
電気的に接続する部材は、分岐ブレーカの器体の形状ご
とに用意すればよいのであって、分電盤の設計仕様ごと
に異なる部材を用いる必要がないから、部品品種の増加
が防止できるのである。さらに、各取付プレートの導電
バーは、取付プレートの両端から突出して他の取付プレ
ートの導電バーに接続可能な接続部を有し、異なる取付
プレートの間で分電盤ボックスの背板から接続部までの
距離を互いに等しくする支持台を取付プレートに設けて
いるから、各取付プレートに設けた導電バーを順次連結
することができるのである。ここで、隣り合う取付プレ
ートの各接続部が取付プレートの端面から突出している
ので、各取付プレートと導電バーの接続部との絶縁距離
を十分大きくとることができる。以上のようにして、分
岐ブレーカを器体の形状ごとにまとめてブロック化する
ことができるのであり、分電盤の設計仕様に応じてブロ
ックを組み合わせれば、複数品種の分岐ブレーカを分電
盤ボックスに配置することができ、結果的に、分電盤の
施工が省力化されるのである。
【0007】
【実施例】図1に示すように、扉1aを有する分電盤ボ
ックス1の中に左右一対の取付フレーム2が配設され、
両取付フレーム2の間に複数枚(ここでは、5枚)の取
付プレート3が架設される。各取付フレーム2には、取
付部としての取付孔(図示せず)が一定ピッチで穿設さ
れ、取付プレート3の両端部を通して取付孔に取付ねじ
を螺合させることによって、取付フレーム2に取付プレ
ート3が固定される。各取付プレート3には、主幹ブレ
ーカ10、1極形の分岐ブレーカ20、2極形の分岐ブ
レーカ30、中性線用スイッチ40が取着される。
【0008】図1では2枚の取付プレート3に跨がる主
幹ブレーカ10を用いているが、1枚の取付プレート3
に取着できる主幹ブレーカ10を用いてもよい。また、
主幹ブレーカ10として、器体内に3極の接点を有した
単相三線用のものを用いているが、器体内に1極の接点
を有するものを3個用いてもよい。主幹ブレーカ10に
は3個の負荷側端子が設けられ、負荷側端子と、分岐ブ
レーカ20,30や中性線用スイッチ40とは、導電バ
ー7a,7b,7cを介して接続される。導電バー7
a,7cは電力線用になり、導電バー7bは中性線用に
なる。
【0009】分岐ブレーカ20,30は、同形状の器体
を有するもの同士が1枚の取付プレート3にまとめて配
置される。すなわち、分岐ブレーカ20,30を取り付
けた2枚の取付プレート3のうちの一方には1極形の分
岐ブレーカ20が左右4個ずつで合計8個が取着され、
他方には2極形の分岐ブレーカ30が左右3個ずつで合
計6個が取着される。ここに、分岐ブレーカ20,30
も実施例の構成に限定されるものでないのはもちろんの
ことである。
【0010】1極形の分岐ブレーカ20は、図2に示す
ように、取付プレート3に取り付けたブレーカ台21に
固定される。すなわち、図3に示すように、分岐ブレー
カ20は取付プレート3から浮いた状態で取着される。
分岐ブレーカ20の電源側端子には、連絡板22を介し
て導電バー7a,7b,7cが接続される。連絡板22
は導電バー7a,7b,7cに対して接続用ねじ23に
よって固定される。すなわち、導電バー7a,7b,7
cは連絡板22を介して分岐ブレーカ20によって支持
されるのである。ここに、各導電バー7a,7b,7c
が互いに接触して短絡することがないように、導電バー
7a,7b,7cを互いに離間させた状態で保持するた
めに合成樹脂成形品よりなる絶縁基台27が配設され
る。絶縁基台27には、電力線用の導電バー7a,7c
を保持する略コ形の左右一対の保持枠24が形成され、
また、両保持枠24の間には中性線用の導電バー7bが
載置される保持台25が突設される。各保持枠24の内
側および保持台25の先端面には矢尻状の位置決め突起
26が突設されており、導電バー7a,7b,7cに設
けた位置決め孔52に位置決め突起26を挿入すること
によって、絶縁基台27が導電バー7a,7b,7cに
対して位置決めされるのである。ここに、絶縁基台27
は、導電バー7a,7b,7cにのみ結合しているか
ら、取付プレート3からは浮いた状態になっている。す
なわち、分電盤ボックス1の背面から導電バー7a,7
b,7cまでの距離は、連絡板22の形状によって決定
されるのであり、分岐ブレーカ20および連絡板22が
分電盤ボックス1の底面から導電バー7a,7b,7c
までの距離を規制する支持台として機能することにな
る。
【0011】2極形の分岐ブレーカ30は、図4および
図5に示すように、合成樹脂成形品よりなる取付基台3
1を介して取付プレート3に結合されている。取付基台
31は、図8および図9に示すように、左右両側部にブ
レーカ台32を有し、中央部に凹溝状の支持台33を一
体に有した形状に形成される。図8に示すように、ブレ
ーカ台32には、分岐ブレーカ30の位置を決める取付
突起32aが、各分岐ブレーカ30に対して3個ずつ突
設され、分岐ブレーカ30に挿通されるタッピンねじよ
りなる取付ねじ34(図6参照)が螺合するねじ挿入孔
32bが各分岐ブレーカ30に対して1個ずつ形成され
る。すなわち、各分岐ブレーカ30はそれぞれ1本の取
付ねじ34によって取付基台31に結合されるのであ
る。支持台33には、3本の導電バー7a,7b,7c
が配設される。支持台33の底部には、複数個の位置決
め突起33aが突設され、左右で対になっている位置決
め突起33aの間に電力線用の導電バー7a,7cを配
置することによって、導電バー7a,7cの左右の移動
が規制されるようになっている。また、支持台33の中
央には導電バー7a,7b,7cの長手方向に離間した
一対の絶縁壁35が突設され、両絶縁壁35の間には支
持柱36が突設される。各絶縁壁35の先端面には位置
決め突起35aが突設され、中性線用の導電バー7bに
形成された位置決め孔52に係合して導電バー7bの位
置を決めるようになっている。また、図6および図7の
ように、導電バー7bに形成された位置決め孔52を通
して支持柱36の先端面に螺合する固定ねじ59により
導電バー7bが取付基台31に固定される。このように
して、導電バー7a,7b,7cの間の絶縁距離を確保
することができるのである。
【0012】一方、ブレーカ台32の裏面には、図9に
示すように、取付プレート3に穿設された多数の保持孔
3aに係合する複数のフック片37が突設され、また、
各ブレーカ台32の中央部の裏面には、それぞれボス3
8が突設される。さらに、支持台33の中央の背面には
保持孔3aに挿入されるガイド突起39が突設される。
したがって、ガイド突起39を保持孔3aに挿入するこ
とによって取付基台31と取付プレート3との相対位置
を規制しながら、図10のように取付基台31を取付プ
レート3に押し付ければ、保持孔3aにフック片37が
係合し、取付プレート3に対して取付基台31を固定す
ることができるのである。このように、ガイド突起39
を保持孔3aに挿入することによって、取付基台31と
取付プレート3との位置合わせが容易になり、しかも、
取付基台31と取付プレート3とを結合した後には、外
部からの衝撃等による両者の位置ずれが防止できるので
ある。ここに、取付プレート3と取付基台31との結合
強度を高めるときには、取付プレート3を通してボス3
8にねじを螺合させればよい。
【0013】各ブレーカ台32において導電バー7a,
7b,7cと平行な側面の両端部には、それぞれ電線8
を挟み込むことができる電線保持溝32cが形成されて
いる。電線保持溝32cは、図11に示すように、取付
基台31の裏面側に配設される電線8を、ブレーカ台3
2の側面の両端部で取付基台31の表面側に引き出すこ
とができるように形成されている。したがって、取付基
台31を取付プレート3を介して分電盤ボックス1に取
り付けた状態で電線8を電線保持溝32cに挟み込むこ
とができるのであって、電線8が固定されて電線8の仕
舞いがよくなり、また、取付プレート3を分電盤ボック
ス1内に取り付けた後に電線8の固定ができるから、電
線8を固定する作業が容易にできるのである。
【0014】ところで、各導電バー7a,7b,7cは
同形状に形成されていて、図12に示すように、長手方
向においてねじ孔51と、位置決め孔52とが交互に形
成されている。また、導電バー7a,7b,7cの長手
方向の両端部には中央に接続孔53を有した接続部が設
けられ、一方の接続部は導電バー7a,7b,7cの厚
み程度の段差54を介して設けられている。この段差5
4を介して設けられた接続孔53はねじ孔になってい
る。各導電バー7a,7b,7cは、両接続部が取付プ
レート3の端縁から突出するように配置される。電力線
用の導電バー7a,7cには、図13に示すような略コ
形に形成された連絡板55の一方の脚片がねじ孔51に
挿通されるリベット56(図15参照)によって固着さ
れる。連絡板55は、リベット56によって固定される
一方の脚片の先端部に導電バー7a,7cの縁部に当接
して導電バー7a,7cに対する位置を規制する係止片
55aを有し、他方の脚片の先端部には段差部55bを
介して分岐ブレーカ30の電源側端子に接続される接続
片55cが延長される。さらに、上記他方の脚片にはね
じ孔55dが形成される。
【0015】一方、中性線用の導電バー7bを分岐ブレ
ーカ30の電源側端子に接続するには、図14に示すよ
うな形状の連絡板57を用いる。連絡板57には、接続
用ねじ58が挿通される一対の貫通孔57a,57bが
長手方向(導電バー7bに直交する方向)に離間して形
成され、長手方向の一端部には段差部57cを介して分
岐ブレーカ30の電源側端子に接続される接続片57d
が延長される。さらに、連絡板57の側縁には導電バー
7bの縁部に当接して連絡板57の導電バー7bに対す
る位置を規制する係止片57eが設けられる。
【0016】したがって、分岐ブレーカ30の負荷側端
子の電圧を100V(いずれか一方の電力線用の導電バ
ー7a,7cと中性線用の導電バー7bとの間の電圧)
で使用するときには、図15に示すように、導電バー7
bの上面に連絡板57を重ね、貫通孔57aを通して接
続用ねじ58を導電バー7bのねじ孔51に螺合させ
る。このとき、係止片57eが導電バー7bの側縁に当
接することによって、連絡板57の導電バー7bに対す
る位置決めが容易になるのである。また、このとき、連
絡板57の接続片57dは導電バー7bよりも下方に位
置させるようにする。
【0017】また、分岐ブレーカ30の負荷側端子の電
圧を200V(両電力線用の導電バー7a,7cの間の
電圧)で使用するときには、図16の破線および図17
の一部(左列下段、右列中段)の分岐ブレーカ30で示
しているように、導電バー7bの下方を通して連絡板5
5における接続片55c側の脚片の上に連絡板57を重
ね、貫通孔57bを通して接続用ねじ58を連絡板55
のねじ孔55dに螺合させる。このようにして、分岐ブ
レーカ30の電源側端子には、導電バー7a,7cが電
気的に接続されることになる。
【0018】上述したように、連絡板57の取付位置を
変更するだけで、分岐ブレーカ30の電源側端子と導電
バー7a,7b,7cとの接続関係を変えて、100V
と200Vとの使用が可能になるのであり、異なる電圧
仕様に設定する際に同一の部材を用いることができるの
である。したがって、各導電バー7a,7b,7cを同
一形状に形成するとともに、電力線用の導電バー7a,
7cについては連絡板55を固着し、中性線用の導電バ
ー7bと連絡板55とのいずれか一方に接続用ねじ58
によって連絡板57を取着すれば、100V仕様と20
0V仕様とのいずれにも対応することができるようにな
るのであって、部品品種が少なくコストの削減につなが
るのである。また、取付プレート3に取付基台31を介
して導電バー7a,7b,7cおよび分岐ブレーカ30
を取り付け、かつ、導電バー7a,7b,7cの長さを
取付プレート3の幅よりもやや大きい程度に設定してい
るから、他種の分岐ブレーカを使用するときには、他種
の分岐ブレーカを取着した取付プレート3を取付フレー
ム2に架設し、各取付プレート3の導電バー7a,7
b,7cの接続部同士を接続孔53が一致するように重
ねた後、接続孔53を通して接続用ねじ(図示せず)を
用いて両導電バー7a,7b,7cを緊結すればよいの
である。すなわち、各取付プレート3に取着した複数の
分岐ブレーカをブロック化して扱い、ブロック単位で分
岐ブレーカを分電盤ボックス1に配置することができる
のである。
【0019】さらに、上述したように、分岐ブレーカ3
0をブレーカ台32に載置しているので、分電盤ボック
ス1の背板から分岐ブレーカ30の正面までの距離が、
他の取付プレート3に取着した分岐ブレーカ20と同じ
になるように、ブレーカ台32の寸法を設定することが
でき、仕様の異なる分岐ブレーカ20,30を分電盤ボ
ックス1に配置するにもかかわらず、各分岐ブレーカ2
0,30の前面をほぼ一平面上に配置することができる
のである。その結果、分電盤ボックス1内に配設された
中蓋からの分岐ブレーカ20,30の突出量がほぼ一定
になり美麗に仕上げることができるものである。また、
導電バー7a,7b,7cを支持台33の上に載置して
いるから、分電盤ボックス1の背板から各導電バー7
a,7b,7cまでの距離を、他の取付プレート3に取
着した導電バー7a,7b,7cと同じになるように、
支持台33の寸法を設定することができるのである。そ
の結果、各取付プレート3の間で導電バー7a,7b,
7cの位置を統一することができ、互いの導電バー7
a,7b,7cを電気的に接続することができるのであ
る。
【0020】ところで、分岐ブレーカ20,30を取着
した取付プレート3の導電バー7a,7b,7cと、主
幹ブレーカ10の負荷側端子とは、図1に示すように、
導電板12を介して接続する。一方、中性線用スイッチ
40を取着した取付プレート3には、中性線用の導電バ
ー7bに接続される導電板43に対して電気的に接続さ
れ、かつ、取付フレーム2に対して直交する方向に配設
された分岐バー(図示せず)が、一対の絶縁台42の間
に架設された形で設けられる。この分岐バーに複数個の
中性線用スイッチ40が配列される。したがって、1極
形の分岐ブレーカ20と、中性線用スイッチ40との間
に負荷を接続すれば、100Vでの電力供給ができるの
である。さらに、導電板43と分岐バーとの接続点には
中性線の欠相を検出するための電線8が接続される。こ
の電線8は、主幹ブレーカ10における中性線欠相検出
回路に接続されるのであって、中間部は分岐ブレーカ3
0を取着した取付基台31の側部の電線保持溝32cに
保持される。その結果、電線8を美麗に仕舞うことがで
きるのである。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように、同形状の器体を
有する分岐ブレーカ、一つの取付プレートにまとめて
配置されるのであって、各取付プレートは分電盤ボック
スに設けた一対の取付フレームの間に架設されるから、
分岐ブレーカを仕様ごとに取付プレートによってブロッ
ク化することができるのである。また、各取付プレート
には、主幹ブレーカの負荷側端子に電気的に接続される
導電バーが保持されているので、導電バーと分岐ブレー
カとの間を電気的に接続する部材は、分岐ブレーカの器
体の形状ごとに用意すればよいのであって、分電盤の設
計仕様ごとに異なる部材を用いる必要がないから、部品
品種の増加が防止できるという利点がある。さらに、各
取付プレートの導電バーは、取付プレートの両端から突
出して他の取付プレートの導電バーに接続可能な接続部
を有し、異なる取付プレートの間で分電盤ボックスの背
板から接続部までの距離を互いに等しくする支持台を取
付プレートに設けているから、各取付プレートに設けた
導電バーを順次連結することができるのである。ここ
で、隣り合う取付プレートの各接続部が取付プレートの
端面から突出しているので、各取付プレートと導電バー
の接続部との絶縁距離を十分大きくとることができる。
以上のようにして、分岐ブレーカを器体の形状ごとにま
とめてブロック化することができるのであり、分電盤の
設計仕様に応じてブロックを組み合わせれば、複数品種
の分岐ブレーカを分電盤ボックスに配置することがで
き、結果的に、分電盤の施工が省力化されるという効果
を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す正面図である。
【図2】実施例を示す概略断面図である。
【図3】実施例を示す要部分解斜視図である。
【図4】実施例を示す取付プレートに分岐ブレーカを取
着した状態の斜視図である。
【図5】実施例を示す取付プレートに分岐ブレーカを取
着した状態の側面図である。
【図6】実施例を示す取付プレートに分岐ブレーカを取
着した状態の正面図である。
【図7】実施例を示す取付基台に分岐ブレーカを取着し
た状態の断面図である。
【図8】実施例における取付プレートと取付基台との関
係を示す分解斜視図である。
【図9】実施例における取付プレートと取付基台との関
係を示す分解斜視図である。
【図10】実施例における取付プレートと取付基台との
関係を示し、(a) は結合前の状態、(b) は結合後の状態
を示す側面図である。
【図11】実施例を示す取付プレートに分岐ブレーカを
取着した状態の側面図である。
【図12】実施例に用いる導電バーを示す斜視図であ
る。
【図13】実施例に用いる連絡板を示す斜視図である。
【図14】実施例に用いる連絡板を示す斜視図である。
【図15】実施例に用いる各導電バーに連絡板を取り付
けた状態の斜視図である。
【図16】実施例における連絡板の使用方法を示す要部
の側面図である。
【図17】実施例における異なる使用形態を示す要部の
斜視図である。
【符号の説明】
1 分電盤ボックス 2 取付フレーム 3 取付プレート 7a 導電バー 7b 導電バー 7c 導電バー 20 分岐ブレーカ 21 ブレーカ台 30 分岐ブレーカ 31 取付基台 32 ブレーカ台 33 支持台 53 接続孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 浩和 愛知県瀬戸市穴田町737番地12 尾張松 下電工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−156506(JP,U) 実開 昭64−50611(JP,U) 実開 昭56−113408(JP,U) 実開 昭53−17737(JP,U) 実開 平1−159510(JP,U) 実開 昭55−120209(JP,U) 実開 昭52−53333(JP,U) 実開 昭56−129112(JP,U) 実開 昭61−162207(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 1/40 - 1/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分電盤ボックス内の両側部の定位置に略
    平行に配設され一定ピッチの取付部が形成された一対の
    取付フレームと、両取付フレームの間に架設され主幹ブ
    レーカの負荷側端子に電気的に接続される導電バーおよ
    びそれぞれ複数の分岐ブレーカを保持した複数の取付プ
    レートとを備え、一つの取付プレートには同形状の器体
    を有する分岐ブレーカが配置され、異なる取付プレート
    の間で分電盤ボックスの背板から分岐ブレーカの前面ま
    での距離を互いに等しくするブレーカ台が各取付プレー
    トに設けられ、導電バーは取付フレームと平行な方向に
    配設されていて導電バーの両端部には取付プレートの両
    端から突出して他の取付プレートに保持された導電バー
    に接続可能な接続部が設けられ、異なる取付プレートの
    間で分電盤ボックスの背板から接続部までの距離を互い
    に等しくする支持台が取付プレートに設けられて成るこ
    とを特徴とする分電盤の分岐装置。
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