JP2521353B2 - ガス遮断器 - Google Patents

ガス遮断器

Info

Publication number
JP2521353B2
JP2521353B2 JP1166997A JP16699789A JP2521353B2 JP 2521353 B2 JP2521353 B2 JP 2521353B2 JP 1166997 A JP1166997 A JP 1166997A JP 16699789 A JP16699789 A JP 16699789A JP 2521353 B2 JP2521353 B2 JP 2521353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
exhaust passage
chamber
circuit breaker
insulating nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1166997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0334229A (ja
Inventor
正範 筑紫
修 小柳
保春 関
幸夫 黒沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1166997A priority Critical patent/JP2521353B2/ja
Priority to EP90112057A priority patent/EP0405410B1/en
Priority to DE69023053T priority patent/DE69023053T2/de
Priority to US07/543,440 priority patent/US5079392A/en
Priority to KR1019900009456A priority patent/KR0155551B1/ko
Priority to CN90103296A priority patent/CN1019713B/zh
Publication of JPH0334229A publication Critical patent/JPH0334229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2521353B2 publication Critical patent/JP2521353B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/70Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/88Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts
    • H01H33/90Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism
    • H01H33/91Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism the arc-extinguishing fluid being air or gas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/70Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/86Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid under pressure from the contact space being controlled by a valve
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/70Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/88Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts
    • H01H33/90Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism
    • H01H33/901Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism making use of the energy of the arc or an auxiliary arc

Landscapes

  • Circuit Breakers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はガス遮断器に係り、特に熱パツフア式のガス
遮断器に関する。
[従来の技術] 一般に大容量ガス遮断器として、パツフア式ガス遮断
器が知られており、これを第14図に示している。図示し
ない操作装置に駆動シヤフト24を介して連結した可動子
2は固定子3に対して接離可能に対向配置され、両接触
子2,3間の開離に伴つて発生するアークの吹付けガスを
案内する絶縁ノズル6が両者の接触部を包囲して設けら
れている。また駆動シヤフト24にはパツフアシリンダ13
が連結されており、可摺動的に嵌合したピストン11とに
よつてパツフア室1を形成している。このパツフア室1
内のガスは、第15図に示すように接触子2,3間の開離動
作に関連して圧縮され、高圧化されたガスを絶縁ノズル
6によつて案内して両接触子2,3間の開離に伴つて発生
したアークに吹付けて消孤を行なつている。従つて、可
動子2の開離操作を行う構成上操作力の低減には限界が
あつた。
これに対して、低操作力のガス遮断器として第10図に
示す熱パツフア室ガス遮断器が知られている。
この熱パツフア式ガス遮断器は、対をなす固定子3お
よび可動子2と、両接触子2,3の接触部を包囲する絶縁
ノズル6と、この絶縁ノズル6等によつて形成された膨
張室5等から構成されている。図示しない操作装置によ
り可動子2を第11図に示すように左方へ駆動すると、接
触子2,3間の開離によつて発生したアーク4によつて膨
張室5内のガスが加熱加圧され、第12図に示すように可
動子2が絶縁ノズル6から抜け出ると、アーク4は膨張
室5から絶縁ノズル6を介して流れるガス流の吹付けを
受けて消滅する。
このように熱パツフア式ガス遮断器は、先のパツフア
式ガス遮断器のような操作装置によるガス圧縮手段を持
たないため、操作装置の操作力を低減することができ
る。
一方、大電流遮断について考えると、その性能向上の
ためパツフア式ガス遮断器ではダブルフロー方式が採用
されている。つまり第14図および第15図に示すように、
可動子2および駆動シヤフト24の中心軸方向に中空部7
を形成し、この中空部7のパツフア室1よりも下流側に
位置する端を径方向に屈曲させて排出口8とした一連の
排気路を形成し、固定子3が抜け出した後の絶縁ノズル
6と、この中空部7による排気路との2つを流れる吹付
け流を用いている。しかも中空部7側の排気路はピスト
ン11の支持部11aで排出口8を可摺動的に塞いでおり、
固定子3が絶縁ノズル6から抜け出るころ支持部に形成
した開口部12と排出口8が合致してガス流を形成するよ
うにしている。熱パツフア式ガス遮断器においても大電
流遮断性能向上のためには、このダブルフロー方式の技
術が不可欠で、第12図に示すように可動子2が抜け出た
後に絶縁ノズル6によつて形成されるガス流と、固定子
3の中空部7を通して形成されるガス流を得られるよう
にしなければならない。しかし、第11図に示すように可
動子2が絶縁ノズル6から抜ける前に固定子3の中空部
7を介して流れるガス流が形成されてしまい、第12図に
示す大電流遮断時の最適位置での吹付けガス流が不足し
てしまう。一方、固定子3の中空部7を塞いでしまう
と、小電流遮断に悪影響を与えてしまうので、固定子3
の中空部7に第13図に示す圧力動作弁9を設けることが
特開昭53−117758号公報等で提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来のダブルフロー方式の熱パツフア式ガス遮断器は
上述の如き構成があつたため、第13図の固定子3の中空
部7内に大電流遮断時の高温ホツトガスが充満しても遮
断電流の最大値近傍では圧力動作弁9が開かないようば
ね10を設定すると、電流零点近傍で圧力動作弁9が開か
ないことが起こる危険があり、また中空部7に流入した
高温ホツトガスによつてばね10が劣化する危険もあつ
た。
これを解消するために、従来のダブルフロー方式のパ
ツフア式ガス遮断器に熱パツフアを単純に付加して第16
図のように構成するこが考えられる。このガス遮断器は
可動子2の近傍に絶縁ノズル6の内部空間と連通した膨
張室5を形成すると共に、この膨張室5よりも反可動子
側に小径パツフアシリンダ13とピストン11との組合わせ
から成るパツフア室1を形成したものである。
この構成によれば、アークエネルギーの小さな小電流
を遮断する場合、そのアークエネルギーによつて膨張室
5内の圧力が十分上昇することが期待できないので、小
径パツフアシリンダ13とピストン11から成るパツフア室
1内のガスを操作装置による開路操作によつて圧縮し、
これによつい得たガスの吹付けで消孤を行うことができ
る。一方、大電流遮断時においてはアークエネルギーに
よつて膨張室5内で十分な加熱加圧ガスを得ることがで
きると共に、遮断初期において中空部7の排出孔8は支
持部11aによつて塞がれているのでガスの不必要な排出
が抑えられ、固定子3が絶縁ノズル6から抜ける頃、排
出口8と開口部12とが合致するため、中空部7を介して
流れるガス流と絶縁ノズル6のスロート部15から流れる
ガス流とが形成されてダブルフローとなる。
しかしながら、排気路14の下流側端である排出口8は
膨張室5とパツフア室1を越えて駆動シヤフト24の軸方
向に形成されるため、その流路長が長く流路抵抗が大き
くなつて、ダブルフローの効果の低下や、絶縁ノズル6
のスロート部15を通して流れるガス流と、排気路14を通
して流れるガス流とを形成するタイミングの調整が難し
い。
本発明の目的は、ダブルフロー方式のパッファ式ガス
遮断器において、アークの熱エネルギーを利用して十分
な加熱加圧ガスを得るとともに、絶縁ノズルのスロート
部を通して形成されるガス流と共働する他方のガス流の
流路を短縮して大電流遮断性能を向上することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、可動子と連結し
た駆動シヤフトの軸方向に、開路動作に関連してアーク
への吹付け用のガスを圧縮するパツフア室を形成し、こ
のパツフア室よりも上記可動子側に、絶縁ノズルの内側
と連通した円筒部材を設けることによりアークによって
ガスを加圧する膨張室を形成し、さらに上記パッファ室
と上記膨張室間に、アークに作用したガスを排出する排
気路を形成し、この排気路のガス流の下流側に形成した
排出口を少なくとも遮断動作の初期には閉止しておきそ
の後開く閉塞手段を設けたことを特徴とする。
[作用] 本発明によるガス遮断器は上記の如き構成であるか
ら、可動子側に形成されたガス流路の流路長は排出口を
パツフア室の反十分な加熱加圧ガスを得ることができる
とともに、パッファ室と膨張室との間に形成された可動
子側排気路の流路長は、排出口をパッファ室の反可動子
側に形成する可動子側排気路の流路長に比べて、大幅に
短縮することができ、しかも閉塞手段によつて遮断動作
の初期では排出口を閉じておいて不必要なガス流の形成
を抑制しておき、その後、絶縁ノズルのスロート部を通
して流れるガス流と、可動子側排気路を通して流れるガ
ス流とによつて一挙にガス吹付けを行つて大電流遮断性
能を向上させることができる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明の一実施例によるガス遮断器の投入状
態である縦断面図で、図示の部分は消孤性ガスを充填し
た密閉容器内に収納されている。
図示しない操作装置に連結した駆動シヤフト24の左端
部には可動子2が取り付けられ、この可動子2の中空部
7の共に形成した一連の排気路14は、駆動シヤフト24の
軸方向に僅か延びた後、径方向に屈曲して排出口8を形
成している。この排気路14よりも右方の駆動シヤフト24
にはパツフアシリンダ13が連結され、図示しない固定部
材に固定したピストン11に対してパツフアシリンダ13を
可摺動的に構成することによつてパツフア室1を形成し
ている。
可動子2に対向して対を成す固定子3は、可動子2を
包囲して駆動シヤフト24に連結した絶縁ノズル6のスロ
ート部から挿入されて可動子2に接触している。絶縁ノ
ズル6は円筒部材で構成された主可動子18を介して駆動
シヤフト24に連結されており、この絶縁ノズル6と主可
動子18の内側に図示の投入状態ではほぼ密閉された空間
である膨張室5を形成している。この膨張室5は固定子
3の相対的な開離動作によつて排気路14および絶縁ノズ
ル6のスロート部と連通する。また上述の主可動子18
は、固定子3の外周に位置した主固定子17と開離可能に
接触しており、排出路14の端部の排出口8は、パツフア
シリン13の外周に位置して固定された排気ガイド19によ
つて開閉制御されている。排気ガイド19は可動子2の右
方への開離動作の初期において排出口8を閉塞し、所定
距離動作後、排出口8が開口部12に対応することによつ
て閉塞を解く閉塞手段を構成している。
第4図乃至第6図は上述した遮断部の具体的構成例を
示す斜視図である。
第5図に示すようにパツフア室を形成するパツフアシ
リンダ13の左端はほぼ円錐状を成す端蓋26によつて閉じ
られており、この端蓋26にはパツフア室内のガスを噴出
する開孔26aが複数形成されている。この端蓋26の左方
の面にほぼ合致する右方面を有する傘状部材27には、突
部27aが複数形成されていて、この突部27aにより第4図
のように両者を結合したとき、可動子の受け部材28に形
成した切欠き28aを介して連通した排出路14の一部が形
成されると共に、突部27a間に上述した開孔26aが露出す
る。主可動子18には突部27aによつて形成された排気路
の端の排出口8に対応して切欠き18aが形成されている
ため、第4図のような取付け状態では排出口8が表面に
露出し、第6図に示すように排気ガイド19によつて開閉
制御されるように成つている。また第4図のような取付
け状態で、パツフア室と膨張室5は開孔26aによつて連
通される。
次に遮断動作と共に各部の機能について説明する。
図示しない操作装置によつて駆動シヤフト24を図示の
右方へ駆動すると、先ず主可動子18が主固定子17から開
離し、その後可動子2が固定子3から開離してアーク4
が発生する。この開離動作に関連してパツフア室1のガ
スが圧縮されて、パツフア室1とそれに連通した膨張室
5内の圧力を上昇させると共に、可動子2と固定子3間
のアークによつて膨張室5内の圧力が上昇する。
遮断電流が小電流の場合、アーク4による膨張室5内
の圧力上昇は余り期待できず、第2図の如く絶縁ノズル
6のスロート部が固定子3を抜け出た時点で、主にパツ
フア室から同スロート部を通るガス流と排気路14を通る
ガス流との作用によつてアークを消滅させて遮断状態と
なる。この場合の吹付けは大電流遮断時と比べて少くて
済むから、パツフアシリンダ13の径を小さくしてパツフ
ア室1の容量を制限しても良いので、操作装置の操作力
は小さくできる。
一方、遮断電流が大電流の場合、第2図の状態に達す
るまでアーク4による膨張室5内の圧力上昇が十分期待
できる。遮断動作が更に進むと、第3図に示すように絶
縁ノズル6のスロート部は固定子3から抜けでると共
に、この実施例では、これに同期して排出口8が開口部
12に達して閉塞手段25による排気路14の閉塞が解かれ
る。このため圧力上昇したパツフア室1と膨張室5内の
ガスは絶縁ノズル6のスロート部と、排気路14を介して
周囲ガスに至るガス流を形成し、このガス流の吹付けを
受けてアークは消滅する。
上述の説明から分かるように、駆動シヤフト24の軸方
向に沿つてパツフア室1と膨張室5を形成し、これら両
室間に閉塞手段によつて開閉制御される排気路14が位置
するように、排気路14を駆動シヤフト24の径方向に延び
て形成したため、第16図のように排気路を駆動シヤフト
24の中空部によつて形成した場合に比べて、排気路長を
短かくし、流路抵抗の少なくすることができ、第3図の
時点でアーク4に対する強力な吹付けガス流を得ること
ができる。また上述の如く排気路14を形成することによ
つて、排気路14の排出口8の断面積を第16図の場合の排
出口8と同じくしても、駆動シヤフト24の径は第16図の
場合よりも小さくすることができ、可動部の小型軽量化
が図れ、これによつて操作力の低減が可能である。更に
第14図に示す従来のパツフア式ガス遮断器に比べて、強
力な操作が必要な大電流遮断に熱パツフア方式の膨張室
5を付加しパツフア室1を小型にしたため、これによつ
ても操作力の低減が可能となる。
第7図は本発明の他の実施例によるガス遮断器の投入
状態を示す縦断面図である。
このガス遮断器は基本的な構成において先の第1図に
示したものと同一であるが、パツフア室1と膨張室5間
を連通することになる開孔26aに逆止弁22を構成し、こ
の逆止弁22によつて膨張室5内の圧力がパツフア室1内
へ逆流しないようにしている。
従つて、電流遮断時、膨張室5の圧力がパツフア室1
よりも上昇している場合、先ず膨張室5内のガスが吹付
けに用いられ、次いで膨張室5内の圧力がパツフア室1
より低くなると逆止弁22が開いてパツフア室1からのガ
スが吹付けに用いられるので、消孤に作用するガスの吹
付け持続時間を長くすることができる。
第8図は本発明の更に異なる実施例によるガス遮断器
の投入状態を示す縦断面図である。
この実施例におけるガス遮断器も先の第1図に示した
ガス遮断器と基本的には同一構成であるが、閉塞手段の
構成において相違している。つまり排気路14の排出口8
を形成する部分の部材のみ主可動子18の径方向に突出さ
せ、この突出部だけが排気ガイド19と摺動するようにし
て排気ガイド19は排出口8の開閉制御のみを行なうよう
にしている。
従つて、駆動シヤフト24に連なる可動部の摺動抵抗
は、先の実施例よりも減少し、これによつて操作力を軽
減することができる。
また上述した各実施例のガス遮断器において、消孤に
寄与した高温ガスは排出口8が開口部12と合致するま
で、排気ガイド19によつて流出を阻止されているため、
この排気ガイド19として高温ガスによつて損傷されない
テフロンあるいはAl2O3入りのテフロン等の耐温性・潤
滑性に優れた部材を用いるのが良い。この場合、排気ガ
イド19の全体を上記の部材で製作しても良いし、第9図
に示すように高圧ガスの影響を受ける摺動面にのみ耐温
性および潤滑性に優れた部材23を用いても良い。
尚、上記実施例では主可動子18における排気ガイド19
との摺動部に排出口8を形成したが、主固定子17と主可
動子18のない電流容量のものもあるので、主可動子18で
はなく膨張室5を形成する円筒部材に排出口8を形成
し、これを閉塞手段で開閉制御するようにしても良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、可動子の近傍に
絶縁ノズルの内部空間と連通する膨張室を形成したの
で、大電流遮断時にパッファ室からの加圧ガスに加えて
アークエネルギーによって膨張室内で十分な加熱加圧ガ
スを得ることができ、しかもこのような膨張室を形成し
たにもかかわらず、可動子側排気路をパッファ室の膨張
室との間に形成したので、この排気路の流路長を、排出
口をパッファ室の反可動子側に形成する場合に比べて、
短縮してその流路抵抗を小さくすることができ、その結
果、十分なガス吹付け流をアークに有効に作用させて大
電流遮断性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるガス遮断器の投入状態
を示す縦断面図、第2図および第3図は第1図の遮断動
作初期および中期を示す縦断面図、第4図は第1図に示
すガス遮断器の可動部の具体例を示す部分断面斜視図、
第5図は第4図の展開斜視図、第6図は第4図の可動側
全体を示す斜視図、第7図および第8図は本発明のそれ
ぞれ異なる他の実施例によるガス遮断器の縦断面図、第
9図は本発明の更に異なる他の実施例によるガス遮断器
の要部拡大断面図、第10図乃至第12図は従来の熱パツフ
ア式ガス遮断器のそれぞれ異なる動作状態を示す縦断面
図、第13図は従来の他の熱パツフア式ガス遮断器の縦断
面図、第14図および第15図は従来のパツフア式ガス遮断
器の投入状態および遮断状態を示す縦断面図、第16図は
本発明の前提となるガス遮断器の縦断面図である。 1……パツフア室、2……可動子、3……固定子、5…
…膨張室、6……絶縁ノズル、7……中空部、8……排
出口、13……パツフアシリンダ、14……排気路、18……
円筒部材、19……排気ガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 幸夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−181228(JP,A) 特開 昭50−74171(JP,A) 特開 昭52−4067(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開離可能な1対の接触子と、これら接触子
    の接触部を包囲して設けた絶縁ノズルと、開離動作に関
    連してガスを圧縮し上記絶縁ノズルによつて案内される
    ように供給するパツフア室とを備え、上記パツフア室か
    らのガスを上記絶縁ノズル内に位置する方の一方の接触
    子の中空部を通る排気路を介して排出するようにしたガ
    ス遮断器において、上記パツフア室よりも上記一方の接
    触子側に上記絶縁ノズルの内側と連通した円筒部材を設
    け、この円筒部材内に、電流遮断時のアークによつてガ
    スを加圧する膨張室を形成し、さらに上記パツフア室と
    上記膨張室間に上記排気路を形成し、この排気路におけ
    るガス流の下流側端に形成した排出口を少なくとも開離
    動作初期に閉止しその後開く閉塞手段を設けたことを特
    徴とするガス遮断器。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、上記閉塞手
    段は、上記排気路の上記排出口を形成する部材とのみ摺
    動してこれを開閉制御するようにしたことを特徴とする
    ガス遮断器。
JP1166997A 1989-06-30 1989-06-30 ガス遮断器 Expired - Lifetime JP2521353B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1166997A JP2521353B2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 ガス遮断器
EP90112057A EP0405410B1 (en) 1989-06-30 1990-06-25 Gas circuit breaker
DE69023053T DE69023053T2 (de) 1989-06-30 1990-06-25 Gaslastschalter.
US07/543,440 US5079392A (en) 1989-06-30 1990-06-26 Gas circuit breaker
KR1019900009456A KR0155551B1 (ko) 1989-06-30 1990-06-26 가스차단기
CN90103296A CN1019713B (zh) 1989-06-30 1990-06-30 双吹气型气体断路器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1166997A JP2521353B2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 ガス遮断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0334229A JPH0334229A (ja) 1991-02-14
JP2521353B2 true JP2521353B2 (ja) 1996-08-07

Family

ID=15841466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1166997A Expired - Lifetime JP2521353B2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 ガス遮断器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5079392A (ja)
EP (1) EP0405410B1 (ja)
JP (1) JP2521353B2 (ja)
KR (1) KR0155551B1 (ja)
CN (1) CN1019713B (ja)
DE (1) DE69023053T2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2880220B2 (ja) * 1990-01-08 1999-04-05 株式会社日立製作所 ガス遮断器
JPH03205721A (ja) * 1990-01-08 1991-09-09 Hitachi Ltd ガス遮断器
JP2853481B2 (ja) * 1992-09-30 1999-02-03 日本電気株式会社 半導体素子の冷却構造
FR2720188B1 (fr) * 1994-05-19 1996-06-14 Gec Alsthom T & D Sa Disjoncteur à autocompression réduite.
FR2738389B1 (fr) * 1995-08-31 1997-10-24 Schneider Electric Sa Disjoncteur hybrique a haute tension
DE19715313C1 (de) * 1997-04-07 1998-09-03 Siemens Ag Hochspannungs-Leistungsschalter mit einer Kontakteinrichtung und mit einem Isolierkörper
DE19715314C1 (de) * 1997-04-07 1998-10-29 Siemens Ag Hochspannungs-Leistungsschalter mit einer Kontakteinrichtung
JP3876357B2 (ja) * 2002-01-09 2007-01-31 株式会社日立製作所 ガス遮断器
FR2868197B1 (fr) * 2004-03-25 2006-05-19 Areva T & D Sa Dispositif de commande pour l'actionnement coordonne d'au moins deux appareils de commutation dont un est a coupure dans le vide
FR2896336B1 (fr) * 2006-01-17 2009-04-03 Areva T & D Sa Disjoncteur sectionneur d'alternateur de structure compacte
CN101946288B (zh) * 2007-12-21 2012-10-10 Abb研究有限公司 用于气体断路器的弱导电喷嘴和其所用的基于ptfe的材料
EP2180492B1 (de) * 2008-10-22 2013-12-04 ABB Technology AG Schaltkammer für einen Hochspannungsschalter sowie Hochspannungsschalter
CN101930871B (zh) * 2010-08-25 2012-11-21 中国西电电气股份有限公司 一种高压开关设备用高载流能力灭弧室
FR2988215B1 (fr) * 2012-03-16 2014-02-28 Schneider Electric Ind Sas Melange d'hydrofluoroolefine et d'hydrofluorocarbure pour ameliorer la tenue a l'arc interne dans les appareils electriques moyenne et haute tension
EP2835811A4 (en) * 2012-04-06 2015-12-16 Hitachi Ltd GAS CIRCUIT BREAKER
JP2014107181A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Hitachi Ltd 並列コンデンサ付きガス遮断器
FR3001575B1 (fr) * 2013-01-29 2015-03-20 Alstom Technology Ltd Disjoncteur pourvu de moyens reduisant l'arc de commutation entre contacts permanents
CN104201049A (zh) * 2013-08-22 2014-12-10 河南平高电气股份有限公司 压气缸-主触头装置及使用该装置的动端和断路器灭弧室
EP3149757B1 (en) * 2014-06-02 2018-08-08 ABB Schweiz AG High voltage puffer breaker and a circuit breaker unit comprising such a puffer breaker
WO2017162517A1 (en) * 2016-03-24 2017-09-28 Abb Schweiz Ag Electrical circuit breaker device
JP2019075194A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 株式会社日立製作所 ガス遮断器
KR101968228B1 (ko) * 2017-12-28 2019-04-11 효성중공업 주식회사 가스절연 개폐장치용 차단기의 가동부
CN109346370B (zh) * 2018-11-01 2019-10-11 沈阳工业大学 一种活塞助气双能式高压sf6断路器灭弧室
CN109411288B (zh) * 2018-11-20 2024-04-05 许继(厦门)智能电力设备股份有限公司 一种提高高压断路器断口绝缘性能的辅助结构

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5612973B2 (ja) * 1972-06-12 1981-03-25
CH556602A (de) * 1973-01-12 1974-11-29 Sprecher & Schuh Ag Druckgasschalter.
JPS5419054B2 (ja) * 1973-11-07 1979-07-12
JPS524067A (en) * 1975-05-30 1977-01-12 Mitsubishi Electric Corp Gas breaker
US4048456A (en) * 1976-04-01 1977-09-13 General Electric Company Puffer-type gas-blast circuit breaker
CH641591A5 (de) * 1979-02-13 1984-02-29 Sprecher & Schuh Ag Druckgasschalter.
US4440997A (en) * 1982-05-28 1984-04-03 Brown Boveri Electric Inc. Puffer interrupter with arc energy assist
FR2575595B1 (fr) * 1985-01-02 1987-01-30 Alsthom Atlantique Disjoncteur a haute tension a gaz comprime
JPS63181228A (ja) * 1987-01-23 1988-07-26 株式会社東芝 パツフア形ガス遮断器

Also Published As

Publication number Publication date
KR0155551B1 (ko) 1998-11-16
CN1019713B (zh) 1992-12-30
EP0405410B1 (en) 1995-10-18
JPH0334229A (ja) 1991-02-14
DE69023053D1 (de) 1995-11-23
KR910001836A (ko) 1991-01-31
EP0405410A3 (en) 1992-01-08
EP0405410A2 (en) 1991-01-02
DE69023053T2 (de) 1996-06-20
CN1048464A (zh) 1991-01-09
US5079392A (en) 1992-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2521353B2 (ja) ガス遮断器
JP5529143B2 (ja) 改良されたアークブローアウトを伴う高圧回路遮断器用遮断チャンバ
US3941962A (en) Gas blast circuit breaker
JPH04284319A (ja) ガス遮断器
US4163131A (en) Dual-compression gas-blast puffer-type interrupting device
US4259556A (en) Gas puffer-type circuit interrupter
JP2004119344A (ja) ガス遮断器
US5159164A (en) Gas circuit breaker
JP2003197076A (ja) 圧縮ガス遮断器
JP2002075148A (ja) パッファ形ガス遮断器
JP2563856B2 (ja) 中電圧回路遮断器
JP2000268687A (ja) ガス遮断器
JP4113699B2 (ja) ガス遮断器
US4639565A (en) High tension arc-blast circuit breaker
JP2523629B2 (ja) パツフア式ガス遮断器
JPH09265878A (ja) ガス遮断器
JP2682180B2 (ja) パッファ形ガス遮断器
JPH0690899B2 (ja) 圧縮ガス遮断器
JPH07161269A (ja) パッファ形ガス遮断器
JP2003317584A (ja) 熱パッファ形ガス遮断器
JP2020119766A (ja) ガス遮断器
JPH0282419A (ja) パッファ形ガス遮断器
JPH0950747A (ja) パッファ形ガス遮断器
JPH08249989A (ja) パッファ形ガス遮断器
JPH0294332A (ja) パッファ形ガス遮断器