JP2519309Y2 - 樹脂製クリップ - Google Patents

樹脂製クリップ

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JP2519309Y2
JP2519309Y2 JP1990055735U JP5573590U JP2519309Y2 JP 2519309 Y2 JP2519309 Y2 JP 2519309Y2 JP 1990055735 U JP1990055735 U JP 1990055735U JP 5573590 U JP5573590 U JP 5573590U JP 2519309 Y2 JP2519309 Y2 JP 2519309Y2
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substrate
central step
die
elastic locking
mounting plate
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JP1990055735U
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JPH0414889U (ja
Inventor
勝彦 青木
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、被取付部材を、車体のパネル等の取付板
に取付けるのに使用する樹脂製クリップに関するもので
ある。
[従来の技術] 従来のこの種の樹脂製クリップとしては、第5図及び
第6図に示す如き構造のものがある。同図において、1
は多数本の電線2を結束テープ3により束ねてなるワイ
ヤハーネスであって、このワイヤハーネス1はクリップ
4を介して不図示のパネルに固定保持されるものであ
る。すなわち、このクリップ4は、この基板5より起立
する支柱6の先端部より基板5に向けて延びる一対の弾
性係止アーム7及び、この弾性係止アーム7の先端部に
形成された係止爪8を有し、この係止アーム7を、パネ
ル等の取付板10に設けた係止孔11内に挿入してその係止
孔11の開口縁に係止爪8を係止させることによりワイヤ
ーハーネース1を取付板10に保持できるようになってい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このようなものにあっては、その基板
5より起立する支柱6の起立部6′は、基板5に対して
直交しているために、その支柱6は、その起立部6′の
十分な強度を十分に確保できず、大きな外力が支柱6に
加えられると、支柱6がその起立部6′より折損されや
すいという問題点があった。この問題点を解消するため
に、支柱6の起立部6′を、第7図に示す如く、基板5
から起立するに従って次第に基板5と平行な横断面積が
小さくなるようにした円弧状部12を形成することによ
り、その起立部6′の強度を増大せしめることができ
る。しかしながら、このようにすると、同図に示すよう
に、パネル10の係止孔11の開口縁に円弧状部12が干渉し
て基板5との間に隙間13が生じ、取付板10に対してクリ
ップ4を安定して保持させることができないという問題
点が生じる。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記のような従来の問題点に着目してな
されたもので、基板の中央部に、上面が前記基板の上面
よりも低い中央段部を設け、この中央段部に少なくとも
一対の型抜き孔を設けると共に、これら両型抜き孔間に
位置し、かつ前記中央段部から前記基板より上方に起立
する支柱、この支柱の先端部より前記基板に向けて延び
る一対の弾性係止アーム、及びこれら両弾性係止アーム
の各先端に設けられ、かつパネル等の取付板の開口部に
係合する係止爪を、前記両型抜き孔内に型を通すことに
より成形し、さらに、前記支柱の前記基板と平行な断面
積を、前記中央段部から起立して前記基板の上面と少な
くとも面一となるまでの間次第に小さくなるようにした
ことを特徴としている。
[実施例] 以下にこの考案を第1図乃至第4図に示す実施例に基
づいて説明する。
樹脂製クリップ26は、基板20からなり、この基板20
は、第1図の鎖線で示すように、例えば、筺体27の頂板
27′の一部を構成するようになっている。
この基板20の中央部には、筺体27の内部に向かって落
ち込む中央段部21が設けられており、この中央段部21の
上面は、基板20の上面よりも下方に位置している。ま
た、この中央段部の21に、一対の型抜き孔21a,21aが設
けられており、この型抜き孔21a,21aによって、この両
型抜き21a,21間に位置させて、かつ中央段部21の上面か
ら基板20の上面より上方に起立する支柱22が設けられて
いる。
この支柱22の先端部には、それより前記基板20に向け
て延びる一対の弾性係止アーム24が形成されており、さ
らにそれら両弾性係止アーム24の各先端には、パネル等
の取付板10に設けられている開口部11に係合される係止
爪25が形成されている。
そして、支柱22、弾性係止アーム24及び係止爪25の成
形は、前記両型抜き孔21a,21a内に型をスライドされる
ことにより行なわれる。
これによって、樹脂製クリップ26の型抜き方向は、筺
体27の型抜き方向と同一になり、スライドコアを使用す
ることなく樹脂製クリップ26の成形を、筺体27の成形と
同時に行えて型費を低減できる。その結果として、経済
的に樹脂製クリップ26を生産できる。
前記支柱22の前記中央段部21と接続する下端部23は、
基板20と平行な断面積が第1図及び第4図に示すよう
に、前記中央段部21から起立して前記基板20の上面と少
なくとも面一となるまでの間、支柱22の先端部に向って
次第に小さくなるように形成されている。さらに支柱22
の前記基板20の上面から上方への起立する部分の幅寸法
Rは、第4図に示すように前記取付板10に設けられてい
る開口部11の内径寸法以下となるように設定している。
このように形成されている樹脂製クリップ26を使用す
るには、弾性係止アーム24を、取付板10に設けられてい
る開口部11内を貫通させる。これによって、第2図に示
すように、弾性係止アーム24が開口部11を通過した時点
で、基板20の上面が取付板10と当接し、また、同時に弾
性係止アーム24の先端に設けられた係止爪25は、弾性係
止アーム24の弾性復元力で開口部11の口縁に係合する。
その結果、樹脂製筺体27は、樹脂製クリップ26を介して
取付板10に係合保持されるものである。
このように、樹脂製クリップ26においては、その支柱
22の中央段部21と接続する下端部23は、基板20を平行な
断面積が、中央段部21から前記基板20の上面と少なくと
も面一となるまでの間を次第に小さくなるように形成し
たものである。すなわち支柱22の下端部23は、中央段部
21に向けて広がり、従って末広がりに形成されているこ
とから、前記支柱22の強度が十分に確保され、これによ
り支柱22の折損等を未然に防止することができる。
また同時に支柱22の下端部23は、その基板20と平行な
断面積が中央段部21から起立して前記基板20の上面と少
なくとも面一となるまでの間で支柱22の先端部に向って
次第に小さくなるように形成していることから、取付板
10に設けられている開口部11と干渉を起すことがなく、
このため基板20上面と取付板10の面との接合性が良好で
あり、樹脂製クリップ26は取付板10に確実かつ安定して
取付けられる効果がる。
[考案の効果] この考案は前記のようであって、基板20からなり、こ
の基板20の中央部に、上面が前記基板20の上面よりも低
い中央段部21を設け、この中央断部21に少なくとも一対
の型抜き孔21aを設けると共に、これらの両型抜き孔21
a,21間に位置し、かつ前記中央段部21から前記基板20よ
り上方に起立する支柱22、この支柱22の先端部より前記
基板20に向けて延びる一対の弾性係止アーム24、及びこ
れら両弾性係止アーム24の各先端に設けられ、かつパネ
ル等の取付板10の開口部11に係合する係止爪25を、前記
両型抜き孔21a,21a内に型を通すことにより成形したの
で、この考案の樹脂製クリップを、樹脂製筺体と一体
に、かつ極めて経済的に製造できる。
即ち、樹脂製筺体の成形は、頂板或いは底板と直角方
向に型抜きされるので、これら頂板或いは底板の一部を
樹脂製クリップの前記基板とすることにより、スライド
コアを使用することなく樹脂製クリップの成形を、前記
樹脂製筺体の成形と同時に行える。このため、型費を低
減できるので、その結果として、経済的に樹脂製クリッ
プを提供できる。
また、前記支柱の下端部の前記基板と平行な断面積
を、前記中央段部から起立して前記基板の上面と少なく
とも一面となるまでの間次第に小さくなるようにしたの
で、前記支柱の下端部は、前記中央段部に向かって近接
するに従って次第に太く形成されていることから、前記
支柱の強度、特にそれと前記中央段部との接続部におけ
る強度が十分に確保され、これにより、前記支柱の切
損、前記中央段部との接続部における切損を防止するこ
とができる。
同時に、前記支柱の下端部の前記基板と平行な断面積
を前記中央段部から起立して前記基板の上面と少なくと
も面一となるまでの間次第に小さくなるようにしたの
で、前記両弾性係止アームを前記取付板の開口部に貫通
させた際、前記支柱の下端部が前記取付板の開口部に干
渉することがない。
このため、前記樹脂製クリップの前記基板は前記取付
板に密着し、前記樹脂製クリップは、前記取付板の開口
部に確実、かつ安定して装着できるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示した斜視図、第2図はその
正面説明図、第3図はその平面図、第4図はその側面
図、第5図及び第6図はそれぞれ従来例の説明図、第7
図は第6図のA部の拡大説明図である。 20……基板、21……中央段部 21a……型抜き孔、22……支柱 23……下端部、24……弾性係止アーム 25……係止爪、26……樹脂製クリップ 27……樹脂製筺体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板(20)からなり、この基板(20)の中
    央部に、上面が前記基板(20)の上面よりも低い中央段
    部(21)を設け、この中央段部(21)に少なくとも一対
    の型抜き孔(21a)を設けると共に、これら両型抜き孔
    (21a,21a)間に位置し、かつ前記中央段部(21)の上
    面から前記基板(20)より上方に起立する支柱(22)、
    この支柱(22)の先端部より前記基板(20)に向けて延
    びる一対の弾性係止アーム(24)、及びこれら両弾性係
    止アーム(24)の各先端に設けられ、かつパネル等の取
    付板(10)の開口部(11)に係合する係止爪(25)を、
    前記両型抜き孔(21a,21a)内に型を通すことにより成
    形し、さらに、前記支柱(22)の前記基板(20)と平行
    な断面積を、前記中央段部(21)の上面から起立して前
    記基板(20)の上面と少なくとも面一となるまでの間次
    第に小さくなるようにしたことを特徴とする樹脂製クリ
    ップ。
JP1990055735U 1990-05-28 1990-05-28 樹脂製クリップ Expired - Lifetime JP2519309Y2 (ja)

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