JPH0128350Y2 - - Google Patents

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JPH0128350Y2
JPH0128350Y2 JP5801184U JP5801184U JPH0128350Y2 JP H0128350 Y2 JPH0128350 Y2 JP H0128350Y2 JP 5801184 U JP5801184 U JP 5801184U JP 5801184 U JP5801184 U JP 5801184U JP H0128350 Y2 JPH0128350 Y2 JP H0128350Y2
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cable
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holding
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JP5801184U
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、ケーブルのアウタケースをベース上
に固定する装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 ケーブルは、アウタケースの内側に作動ワイヤ
を摺動自在に嵌めていて、このワイヤを作動力の
伝達側と被伝達側との間に結合して用いるもので
ある。アウタケースはしたがつて、ワイヤを保護
し、錆の発生を防ぎ、円滑な作動を保証するとい
う機能を持つている。このようなケーブルは、車
両関係を例にとると、例えばヒータコントロール
のドア作動装置において、ドアとコントロールレ
バー間に接続されて用いられるが、使用機器が何
であろうと、そのアウタケースを適当なベース上
に固定し、ワイヤを可動部材に結合する必要があ
る。
従来この目的のケーブル固定装置は種々提案さ
れている。その一種として、合成樹脂や金属から
なるベース上に、金属から構成した保持クリツプ
を用いてケーブル、すなわちアウタケースを固定
するというタイプの装置が各種提案されているが
従来装置はいずれも保持クリツプを高価なばね鋼
等のばね材料から構成し、そのばね力によつてケ
ーブルをベースに固定するものであるため、全体
として高価になることが否めなかつた。また従来
品のうち、合成樹脂製のベースに、割溝によつて
分離された一対の支持壁を設け、この支持壁間に
アウタケースを挟着するようにしたものは、ケー
ブルを介してこの支持壁にこれを開こうとする力
が加わると、アウタケースの支持力が弱くなつた
り、最悪の場合は支持壁の基部に割れが生じて破
損するおそれがあつた。
「考案の目的」 本考案は、このような合成樹脂製のベース上に
金属製の保持クリツプを用いてケーブルを固定す
るタイプのケーブル固定装置において、ベースに
設ける互いに分離した一対の支持壁の開きを保持
クリツプにより効果的に防止でき、しかも構造が
簡易でばね鋼を用いることなく確実な固定力が得
られ、さらに固定作業も容易な組付性のよい装置
を得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案のケーブル固定装置は、合成樹脂製のベ
ースに、割溝によつて左右に分離され、両者間に
ケーブルのアウタケースを保持する一対の支持壁
と、この一対の支持壁上にそれぞれ穿設されたク
リツプ挿入溝と、この一対の支持壁の前後の少な
くとも一方に形成したクリツプ固定部とを設け、
他方、金属製の保持クリツプに、ベースのクリツ
プ挿入溝にそれぞれ挿入される左右の開き防止脚
と、前後の少なくとも一方に形成され、クリツプ
固定部に挿入固定されるケーブル支持脚と、この
ケーブル支持脚に形成したアウタケース保持切欠
とを設けたことを特徴としている。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第
5図は、本考案のケーブル固定装置を、車両のヒ
ータコントロールのコントロールレバー作動部分
に適用した例を示すもので、車両の適所に固定さ
れる合成樹脂製のベース11に、軸12,13で
二本のコントロールレバー14,15が枢着され
ている。ケーブル20のワイヤ21の一端はこの
コントロールレバー14,15の腕16,17に
固定され、他端は図示しないヒータコントロール
用のドアに接続されていて、コントロールレバー
14,15を軸12,13を中心に揺動させる
と、ヒータコントロールの空気流路が変換され
る。
本考案のケーブル固定装置は、ケーブル20の
アウタケース22を金属製の保持クリツプ40を
用いてベース11の固定部30に固定するもの
で、第5図の二箇所の固定部分Aについて同一の
固定構造となつている。この固定装置を第1図な
いし第4図について説明する。
ベース11の固定部30には、割溝31により
左右に分離された一対の支持壁32,32が直立
され、この支持壁32,32の上面にクリツプ挿
入溝33,33が穿設されている。割溝31の下
方には、半円筒状で下方の解放されたアウタケー
ス保持部34が連設されている。支持壁32,3
2の前後にはそれぞれ、ケーブル保持部35,3
6が設けられ、一方のケーブル保持部35の内側
には、クリツプ固定凹部37が設けられている。
このクリツプ固定凹部37の下部両側には係止段
部38,38が形成されている。ケーブル保持部
35,36には、ケーブル20の端部下面を支持
する半円筒状支持部39がそれぞれ形成され、ケ
ーブル保持部35にはさらに、ワイヤ21の下面
を支持する小径の半円筒状支持部39aが形成さ
れている。支持壁32,32は、合成樹脂材料の
持つ弾性により、微小量拡縮可能である。
保持クリツプ40は、金属板を曲折して形成し
たもので、その左右に、上記クリツプ挿入溝3
3,33に挿入される開き防止脚41,41を有
し、またその前後の一方に、上記クリツプ固定凹
部37に挿入されるケーブル支持脚42を有して
いる。ケーブル支持脚42には、その中央部に、
アウタケース保持切欠43が形成されており、そ
の左右には、上記係止段部38,38と係合する
固定エツジ44,44が設けられている。アウタ
ケース保持切欠43は、奥に固定孔部45を有
し、入口側が幅狭部46となつている。固定孔部
45はケーブル20のアウタケース22と十分な
係止力で係合する径に形成されている。
上記構成の本装置はしたがつて、ケーブル20
の固定部30への固定に当つてまずケーブル20
を固定部30のアウタケース保持部34に挿通
し、アウタケース22を半円筒状支持部39上
に、ワイヤ21を同半円筒状支持部39a上にそ
れぞれ載置する。この際には、支持壁32,32
が若干拡径するから、挿入作業が容易になる。次
に保持クリツプ40を固定部30の上部から被
せ、その開き防止脚41,41をクリツプ挿入溝
33,33に挿入し、同時に、そのケーブル支持
脚42をクリツプ固定凹部37に挿入する。ケー
ブル支持脚42はクリツプ固定凹部37に挿入さ
れると、まずその幅狭口46がアウタケース22
に当つて該ケーブル22を変形させ、次いで固定
孔部45内に該ケーブル22が入る。この際に
は、ケーブル支持脚42の両側の固定エツジ4
4,44が、クリツプ固定凹部37により押圧さ
れて若干内側に変形するように、ケーブル支持脚
42およびクリツプ固定凹部37の幅が設定され
ている。ケーブル支持脚42をさらに押し込む
と、ケーブル支持脚42の左右の固定エツジ4
4,44が係止段部38,38部分に達し、それ
迄内側に押されていた固定エツジ44,44が自
由状態に復して係止段部38,38に嵌まる。よ
つて保持クリツプ40が固定部30に抜け止めら
れ、その結果ケーブル20が固定部30に固定さ
れる。そしてこの状態では、保持クリツプ40の
開き防止脚41,41が、固定部30のクリツプ
挿入溝33,33に嵌まるから、支持壁32,3
2の開きが防止される。
アウタケース22の保持をより確実にするに
は、この開き防止脚41,41により、支持壁3
2,32が自由状態より互いに若干接近するよう
に、クリツプ挿入溝33,33の間隔および開き
防止脚41,41の間隔を設定するのが好まし
い。なおクリツプ挿入溝33,33と、開き防止
脚41,41を接着剤を介して固定すれば、保持
クリツプ40を確実に固定部30に固定すること
ができる。
上記実施例では、固定部30の支持脚32,3
2の前後の一方のみにクリツプ固定凹部37を形
成し、したがつて保持クリツプ40にはその前後
の一方のみにケーブル支持脚42を設けているた
め、保持クリツプ40の成形が容易になり、材料
費の節減が可能という利点が得られる。しかし、
アウタケース22をより強い力で固定部30に固
定することが必要な場合には、このケーブル支持
脚42を保持クリツプ40の前後両方に設けても
よい。
「考案の効果」 以上のように本考案のケーブル固定装置は、ア
ウタケースを支持する、合成樹脂製ベースに設け
た一対の支持壁の開きが、該支持壁にそれぞれ設
けたクリツプ挿入溝と、この挿入溝に挿入される
金属製の保持クリツプの開き防止脚とにより防止
されるから、アウタケースを介して支持壁に加わ
る力によつて支持脚が開いたり破損したりするお
それがない。また保持クリツプは、その前後の少
なくとも一方に設けたケーブル支持脚が、ベース
のクリツプ固定部に固定され、しかもこのケーブ
ル支持脚は、アウタケースを保持する保持切欠を
有するから、ケーブルの固定を容易かつ確実に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のケーブル固定装置の実施例を
示す分解斜視図、第2図は同平面図、第3図、第
4図はそれぞれ第2図の−線、−線に沿
う断面図、第5図は本考案のケーブル固定装置を
を用いた装置としてヒータコントロールのコント
ロールレバー作動部分を示す平面図である。 11……ベース、20……ケーブル、21……
ワイヤ、22……アウタケース、30……固定
部、31……割溝、32……支持壁、33……ク
リツプ挿入溝、34……アウタケース保持部、3
5,36……ケーブル保持部、37……クリツプ
固定凹部(固定部)、38……係止段部、40…
…保持クリツプ、41……開き防止脚、42……
ケーブル支持脚、43……アウタケース保持切
欠、44……固定エツジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 合成樹脂製のベース上に金属製の保持クリツプ
    を用いてケーブルを固定するケーブル固定装置に
    おいて、 上記合成樹脂製のベースに、割溝によつて左右
    に分離され、両者間にケーブルのアウタケースを
    保持する一対の支持壁と、この一対の支持壁上に
    それぞれ穿設されたクリツプ挿入溝と、この一対
    の支持壁の前後の少なくとも一方に形成したクリ
    ツプ固定部とを設け、 上記金属製の保持クリツプに、上記ベースのク
    リツプ挿入溝にそれぞれ挿入される左右の開き防
    止脚と、前後の少なくとも一方に形成され、上記
    クリツプ固定部に挿入固定されるケーブル支持脚
    と、このケーブル支持脚に形成したアウタケース
    保持切欠とを設けたことを特徴とするケーブル固
    定装置。
JP5801184U 1984-04-20 1984-04-20 ケ−ブル固定装置 Granted JPS60169418U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5801184U JPS60169418U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 ケ−ブル固定装置

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JP5801184U JPS60169418U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 ケ−ブル固定装置

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Publication Number Publication Date
JPS60169418U JPS60169418U (ja) 1985-11-09
JPH0128350Y2 true JPH0128350Y2 (ja) 1989-08-29

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ID=30583095

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JP5801184U Granted JPS60169418U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 ケ−ブル固定装置

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JPS60169418U (ja) 1985-11-09

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