JP2518838Y2 - ワイヤと支持部材の固定構造 - Google Patents

ワイヤと支持部材の固定構造

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JP2518838Y2
JP2518838Y2 JP1889291U JP1889291U JP2518838Y2 JP 2518838 Y2 JP2518838 Y2 JP 2518838Y2 JP 1889291 U JP1889291 U JP 1889291U JP 1889291 U JP1889291 U JP 1889291U JP 2518838 Y2 JP2518838 Y2 JP 2518838Y2
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吉田  隆
賢一 大塚
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UD Trucks Corp
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両に用いるワイヤと
支持部材の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の変速操作装置、詳しくは
図6,図7に示すように操作ワイヤ1の端にラバーブッ
シュ2が内蔵された環状のハウジング3が設けられた側
には、シフトする際の衝撃を和らげるため、鉛製の円弧
状のウエイトからなる支持部材11が固定されている
(パーツカタログ1990・4 日産ディーゼル工業株
式会社発行 P48)。
【0003】そして、操作ワイヤ1と支持部材11の固
定は、支持部材11の一部に形成されたワイヤ固定凹部
5に操作ワイヤ1端を挿入し、ワイヤ固定凹部端部5a
に穿設されたボルト孔6に挿着した固定ボルト7と固定
ナット8の締付けにより操作ワイヤ1端と支持部材11
とを固定してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、軟質材であ
る支持部材11と硬質材である操作ワイヤ1とを固定ボ
ルト7と固定ナット8のカシメのみで固定すると、操作
ワイヤ1と支持部材11との接触部の面圧が高くなり、
確実な固定が得にくい。また、操作ワイヤ1と支持部材
11との確実な固定を得るために、前記ワイヤ固定凹部
5の形状を大きくせざるを得ず、レイアウト的にもトラ
ンスミッション付近の狭い場所なので、支持部材11の
取付作業が困難であった。
【0005】本考案は上記に鑑みてなされたもので、支
持部材の確実な固定が得られると共に、取付作業が容易
になるワイヤと支持部材の固定構造を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、軟質材である
支持部材の一部に形成されたワイヤ固定凹部に硬質材で
あるワイヤ端を挿入し、ワイヤ固定凹部端部に穿設され
たボルト孔に挿着した固定ボルトと固定ナットの締付け
によりワイヤ端と支持部材とを固定したワイヤと支持部
材の固定構造において、上記ワイヤ固定凹部部分に板金
製の断面略W字状のプレートを介装してワイヤ端を挿入
してなることを特徴とする。
【0007】
【作用】ワイヤ固定凹部部分に板金製の断面略W字状の
プレートを介装してワイヤ端を挿入すれば、軟質材であ
る支持部材と硬質材である操作ワイヤとの面圧は、プレ
ートが緩衝材となって低下し、操作ワイヤと支持部材の
固定がより確実になる。また、ワイヤ固定凹部の形状が
比較的小さくなって、レイアウト的に自由度が増し、支
持部材の取付作業が容易になる。
【0008】
【実施例】以下、図により本考案を詳細に説明する。図
1及び図2は、本考案のワイヤと支持部材の固定構造の
一実施例を示したものである。1は硬質材である操作ワ
イヤで、その操作ワイヤ1の端にはラバーブッシュ2が
内蔵された環状のハウジング3が設けられている。
【0009】一方、4は環状のウエイトからなる軟質材
である支持部材で、その一部にワイヤ固定凹部5が形成
され、またワイヤ固定凹部端部5aにボルト孔6が穿設
されている。ワイヤ固定凹部5及びボルト孔6が穿設さ
ているワイヤ固定凹部5部分には、図3に示すように板
金製の断面略W字状のプレート9が介装されている。そ
のプレート9には前記ワイヤ固定凹部端部5aに穿設さ
れたボルト孔6に対応してホルト孔10が穿設され、ま
たプレート9の一側面には溶接により固定ナット(又は
回り止め)8が一体に設けられている。そのプレート9
が装着された支持部材4のワイヤ固定凹部5には、操作
ワイヤ1の端が挿入され、ボルト孔6に挿着された固定
ボルト7とプレート9に一体になった固定ナット(又は
回り止め)8の締付けにより操作ワイヤ1端のラバーブ
ッシュ2が内蔵されているハウジング3の外周に環状の
支持部材4が設けられている。
【0010】かかる操作ワイヤ1と支持部材4の固定構
造であれば、ワイヤ固定凹部5部分に介装したプレート
9が緩衝材として作用するので、軟質材である支持部材
4側の面圧が低下し、操作ワイヤ1と支持部材4の確実
な固定が維持され、耐久性が増大できる。また、プレー
ト9を介在することによって操作ワイヤ1と支持部材4
との確実な固定が得られるため、ワイヤ固定凹部5の形
状を小さくすることができる。従って、支持部材4の取
付部分がレイアウト的に自由度が増し、支持部材4の取
付作業が容易になる。
【0011】更に、プレート9に固定ナット(又は回り
止め)8が一体に設けられているので、固定ボルト7の
締付け作業が容易になる。図4及び図5は本考案の他の
実施例で、上記実施例における環状のウエイトからなる
支持部材4に代えて円弧状のウエイトからなる支持部材
11とした場合である。
【0012】この実施例の場合も、ワイヤ固定凹部5部
分に介装したプレート9により操作ワイヤ1と支持部材
11の確実な固定が維持され、耐久性が増大する。上記
実施例は車両に用いる操作ワイヤ1とウエイトからなる
支持部材4,11の固定構造を示したが、本考案はこれ
に限定されることなく、例えばバッテリのターミナル部
分のワイヤとターミナル(支持部材)の固定構造にも応
用できる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、支持部材
のより確実な固定が得られ、またレイアウト的に自由度
が増して支持部材の取付作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側面図である。
【図2】本考案の一実施例の背面図である。
【図3】本考案の一実施例のプレートの拡大背面図であ
る。
【図4】本考案の他の実施例の側面図である。
【図5】本考案の他の実施例の背面図である。
【図6】従来例の側面図である。
【図7】従来例の背面図である。
【符号の説明】
1 操作ワイヤ 2 ラバーブンシュ 3 ハウジング4,11 支持部材 5 ワイヤ固定凹部 5a ワイヤ固定凹部端部6, 10 ボルト孔 7 固定ボルト 8 固定ナット(又は回り止め) 9 プレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質材である支持部材の一部に形成され
    たワイヤ固定凹部に硬質材であるワイヤ端を挿入し、ワ
    イヤ固定凹部端部に穿設されたボルト孔に挿着した固定
    ボルトと固定ナットの締付けによりワイヤ端と支持部材
    とを固定したワイヤと支持部材の固定構造において、上
    記ワイヤ固定凹部部分に板金製の断面略W字状のプレー
    トを介装してワイヤ端を挿入してなることを特徴とする
    ワイヤと支持部材の固定構造。
JP1889291U 1991-03-27 1991-03-27 ワイヤと支持部材の固定構造 Expired - Lifetime JP2518838Y2 (ja)

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JPH04114824U JPH04114824U (ja) 1992-10-09
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