JP2518625Y2 - プール水の循環濾過装置 - Google Patents

プール水の循環濾過装置

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JP2518625Y2
JP2518625Y2 JP1989013072U JP1307289U JP2518625Y2 JP 2518625 Y2 JP2518625 Y2 JP 2518625Y2 JP 1989013072 U JP1989013072 U JP 1989013072U JP 1307289 U JP1307289 U JP 1307289U JP 2518625 Y2 JP2518625 Y2 JP 2518625Y2
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water
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敏信 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプール水の循環濾過を行う濾過塔内に充填さ
れている濾過材の洗浄工程で用いる洗浄水を循環使用す
るようになしたプール水の循環濾過装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
個人用は勿論のこと、学校用又は業務用のプールに
は、第4図に示すようなプール水の循環濾過装置が付設
されている。
この従来の循環濾過装置を第4図に基づき説明すれ
ば、図中30はプール(図示せず)に接続されたプール水
取出管、31は当該プール水取出管30の管路中に付設した
弁、32はこの弁31の後段に付設した送水ポンプである。
33は送水ポンプ32の吐出側に接続した送水管で、当該送
水管33は途中で二方向に分岐しており、一方の分岐管34
の先端部は濾過塔35の頂部に接続されている。36は分岐
管34の管路中に付設した弁、37は送水管33から分岐した
他方の分岐管、38は当該分岐管37の管路中に付設した
弁、39は濾過塔35の上部に付設した逆洗水の排水管、40
は当該排水管39中に付設した弁、41は濾過塔35内に充填
した濾過材である。また、42は濾過塔35の下端部に接続
した処理水の出口管であり、当該出口管42には、前記分
岐管37の先端部が接続されていると共に、プールに処理
水を戻す戻し管43と、洗浄工程で用いる洗浄水の排水管
44が接続さている。
45は戻し管43中に付設した弁、46は排水管44中に付設
した弁をそれぞれ示すものである。
そして、プール水の循環濾過にあたっては、弁38,40,
46を閉、弁31,36,45を開として、送水ポンプ32を駆動す
ると、プール水は送水ポンプ32の吸込力によりプール水
取出管30より送水管33及び分岐管34を通り、濾過塔35の
頂部に導かれ、当該濾過塔35内を下向流にて通流するこ
とにより、内部の濾過材41に汚濁成分が捕捉され、処理
水は濾過塔35の下端部から出口管42及び戻し管43を通っ
て再びプールへ戻されるものである。
この循環濾過が繰り返し行われると、濾過材が捕捉し
ている汚濁成分の量が増加してきて、濾過能力が低下し
てくるので、従来より逆洗工程と洗浄工程からなる濾過
材の再生処理が行われている。
先づ、逆洗工程は、弁35,45,46を閉、弁31,38,40を開
としてから、送水ポンプ32を駆動して、プール水を濾過
塔35の下端部から濾過塔35内へ流入させ、濾過塔35の上
部へ向かう上向流により濾過材41を展開流動させ、濾過
材41が捕捉した汚濁成分を排水管39を通じて逆洗水と一
緒に系外へ排出することにより行われている。
一方、洗浄工程は、再生工程終了後の次の循環濾過
(採水工程)に備えるため、逆洗工程で緩んだ濾過材
(濾過層)を密な状態に詰め、濾過能力を回復させるた
めに行われるもので、その操作は弁38,40,45を閉、弁3
1,36,46を開として行われる。すなわち、送水ポンプ32
を運転すると、プール水はプール水取出管30より送水管
33及び分岐管34を通り、濾過塔35の頂部に導かれ、濾過
塔35内を下降流にて流下するときに得られるピストン効
果により濾過層が充分詰められ密な状態となり、濾過能
力が回復してくるものである。
そして、この洗浄水は従来、排水管44を通じ系外に排
出させていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記したように、従来は洗浄工程で用いる洗浄水を回
収しないで、そのまゝ系外に排出させていた。洗浄工程
での洗浄水の流量は、通常の濾過工程のときの採水流量
と同じであるため、この工程のために多量のプール水が
無駄に排出されることゝなり、水資源節約の見地から経
済的にも甚だしい不利を招来することゝなっていた。
本考案の目的は、洗浄工程で用いる洗浄水(プール
水)を排水管を介して系外に排出することなく、これを
再び送水ライン中に戻し循環使用するようになして、プ
ール水の浪費問題を解消するようになしたプール水の循
環濾過装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の構成を詳述すれ
ば、送水ポンプの吸込力によってプール水を濾過塔の頂
部に導き、当該濾過塔内を下降流に通すことによりプー
ル水に含まれている汚濁成分を分離し、処理水を再びプ
ールへ戻すようにしたプール水循環濾過装置おいて、前
記濾過塔の下部に付設されている処理水の出口管の管路
中に、濾過塔内に充填されている濾過材の洗浄工程のと
きに使用する洗浄水の循環送水管の一端部を接続させる
と共に、当該循環送水管の他端部を、弁を介して前記送
水ポンプの吸込側に接続し、更に送水ポンプの吐出側と
濾過塔を結ぶ管路中に、凝集剤注入管を接続し、循環送
水管を用いた濾過材の洗浄工程の際、洗浄水中に前記注
入管を通じて凝集剤を注入するようになしたことを特徴
とするプール水の循環濾過装置である。
本考案によれば、濾過塔の下部から出た洗浄水は循環
送水管を通って再び送水ライン中に戻され、濾過材の濾
過能力が回復するまで繰り返し使用することができるの
で経済的に甚だ有利となると共に、上記濾過材の洗浄工
程の際に、洗浄水中に凝集剤を注入することができ、循
環する洗浄水の水質が改善されてより好ましい洗浄効果
をもたらすことができるようになるものである。
〔実施例〕
以下、本考案装置の具体的構成を図示の実施例に基づ
き詳細に説明する。
第1図は本考案循環濾過装置の一実施例を示すフロー
図、第2図は本考案循環濾過装置の他の実施例を示すフ
ロー図、第3図は本考案循環濾過装置に用いる濾過材の
例を示す概略図である。
図中1は図示しないプールに接続されたプール水取出
管、2は当該プール水取出管1の管路中に付設した弁、
3はこの弁2の後段に付設した送水ポンプ、4は送水ポ
ンプ3の吐出側に接続した送水管である。
送水管4は途中で二方向に分岐しており、一方の分岐
管5の先端部は弁6を介して濾過塔7の頂部に接続され
ている。また、他方の分岐管8は弁9を介して濾過塔7
の下端部に接続した処理水の出口管10に接続されてい
る。
11は濾過塔7の上部に付設した逆洗水の排水管、12は
当該排水管11の管路中に付設した弁、13は濾過塔7内に
充填した濾過材である。
14は濾過塔7を出た処理水をプールに戻す戻し管で、
前記出口管10に接続されている。
15は戻し管14の管路中に付設した弁、16は出口管10に
接続した洗浄水の循環送水管、17は当該循環送水管16の
管路中に付設した弁で、循環送水管16の他端部はこの弁
17を介して送水ポンプ3の吸込側に接続されている。
18は凝集剤貯槽、19はこの凝集剤貯槽18内の凝集剤を
送水管4中に注入するための注入管、20は当該注入管19
中に付設した凝集剤注入ポンプである。21はpH調整剤貯
槽、22はこのpH調整剤貯槽21内のpH調整剤を前記同様送
水管4中に注入するための注入管、23は当該注入管22中
に付設したpH調整剤注入ポンプである。
そして、通常のプール水の濾過工程のときは、弁9,1
2,17を閉、弁2,6,15を開として送水ポンプ3を運転する
と、プール水は送水ポンプ3の吸込力によりプール水取
出管1より送水管4及び分岐管5を通り、弁6を介して
濾過塔7の頂部に導かれ、当該濾過塔7内を下向流にて
流下することにより、内部の濾過材13により汚濁成分が
捕捉され、処理水となって濾過塔7の下端部から出口管
10及び戻し管14を通じて再びプールへ戻されるものであ
る。
次に、逆洗工程の際は、弁6,15,17を閉、弁2,9,12を
開としてから送水ポンプ3を駆動すると、プール水は送
水管4、分岐管8及び出口管10を通じて濾過塔7の下端
部から濾過塔7内へ流入し、濾過塔7の上部へ向かう上
向流により濾過材13を展開流動させ、濾過材13が捕捉し
た汚濁成分と一緒になって排水管11を通じて系外に排出
されていくものである。
逆洗工程の次に洗浄工程を行うが、この理由は前記逆
洗により、濾過塔7内の濾過材13は流動して緩んだ状態
となり、ただちに濾過を行える状態ではないため、洗浄
水の下降流によるピストン効果によって緩んだ濾過材13
を締めて濾過能力を回復させるためである。
この洗浄工程にあたっては、弁2,9,12,15を閉とし、
弁6及び17を開とすることにより行われる。
すなわち、送水ポンプ3を運転すると、送水管4、分岐
管5及び濾過塔7内に滞留している洗浄水(プール水)
は、出口管10および循環送水管16を通じて送水ポンプ3
に吸込まれ、次いで送水管4及び分岐管5を通じて濾過
塔7の頂部より濾過塔7内に入り、下降流となって濾過
材13を下方向に詰める作用をなし、濾過塔7の下端部よ
り出口管10及び循環送水管16を通じて再び送水ポンプ3
の吸込側に戻り、以下この循環を繰り返して濾過材13の
濾過能力が次第に回復してくるものである。その際、凝
集剤貯槽18内に貯溜してある凝集剤を凝集剤注入ポンプ
20の運転により注入管19を通じ送水管4中に注入すると
共に、洗浄水のpHを調整する必要が生じた場合には、こ
の凝集剤注入と併行してpH調整剤貯槽21内のpH調整剤を
pH調整剤注入ポンプ23の運転により注入管22を通じて送
水管4中に注入するものである。
洗浄水の循環洗浄により濾過材13の濾過能力が回復して
きたときに洗浄工程を終了し、今度は弁9,12,17を閉、
弁2,6,15を開とする通常の濾過工程に移行するものであ
り、処理水を戻し管14を通じてプールに戻すものであ
る。
なお、本考案循環濾過装置に用いる濾過材13は第3図
(A)に示すように、支持床13Aの上部に1種類の濾砂1
3Cを配置した単層構造のものであってもよいし、第3図
(B)に示すように、支持床13Aの上部に濾砂13Cを配置
し、さらにその上にアンスラサイト13Dを配置した二層
構造のものとしてもよく、さらに第3図(C)に示すよ
うに、支持床13Aの上部に柘榴石からなる濾材13Bを配置
し、その上に濾砂13Cを配置し、この濾砂13Cの上にアン
スラサイト13Dを配置した三層構造のものとしてもよい
ものである。
〔考案の効果〕
本考案プール水の循環濾過装置は以上のように、濾過
材の洗浄工程で用いる洗浄水を系外に排出することな
く、循環送水管を通じてこれを再び送水ライン中に戻
し、繰り返し使用するようになすと共に、上記洗浄工程
において洗浄水に凝集剤を添加できるようになしたもの
で洗浄工程に伴うプール水の浪費を抑えることができて
経済的に甚だ有利であるばかりでなく、凝集剤の添加に
よって循環する洗浄水の水質を改善することができ、よ
り好ましい洗浄効果をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案循環濾過装置の一実施例を示すフロー
図、第2図は本考案循環濾過装置の他の実施例を示すフ
ロー図、第3図は本考案循環濾過装置に用いる濾過材の
構成を示す概略図、第4図は従来のプール水循環濾過装
置の一例を示すフロー図である。 1:プール水取出管、2:弁 3:送水ポンプ、4:送水管 5:分岐管、6:弁 7:濾過塔、8:分岐管 9:弁、10:出口管 11:排水管、12:弁 13:濾過材、14:戻し管 15:弁、16:循環送水管 17:弁、18:凝集剤貯槽 19:注入管、20:凝集剤注入ポンプ 21:pH調整剤貯槽、22:注入管 23:pH調整剤注入ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/52 B01D 23/24 Z 1/66 29/08 540A 530D

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送水ポンプの吸込力によってプール水を濾
    過塔の頂部に導き、当該濾過塔内を下降流にて通すこと
    によりプール水に含まれている汚濁成分を分離し、処理
    水を再びプールへ戻すようにしたプール水循環濾過装置
    において、前記濾過塔の下部に付設されている処理水の
    出口管の管路中に、濾過塔内に充填されている濾過材の
    洗浄工程のときに使用する洗浄水の循環送水管の一端部
    を接続させると共に、当該循環送水管の他端部を、弁を
    介して前記送水ポンプの吸込側に接続し、更に送水ポン
    プの吐出側と濾過塔を結ぶ管路中に、凝集剤注入管を接
    続し、循環送水管を用いた濾過材の洗浄工程の際、洗浄
    水中に前記注入管を通じて凝集剤を注入するようになし
    たことを特徴とするプール水の循環濾過装置。
JP1989013072U 1989-02-08 1989-02-08 プール水の循環濾過装置 Expired - Lifetime JP2518625Y2 (ja)

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JPH02105450U JPH02105450U (ja) 1990-08-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0663372B2 (ja) * 1985-12-16 1994-08-22 株式会社南湖荘 循環式プ−ル
JPS63302998A (ja) * 1987-05-30 1988-12-09 Keisuke Kumazawa 高濃度の有機廃水の処理方法

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