JP2940364B2 - 浮上ろ材を用いたろ過機におけるろ材の洗浄方法 - Google Patents

浮上ろ材を用いたろ過機におけるろ材の洗浄方法

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利治 松波
重幸 藤村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発スチロール等の
軽量な粒状のろ材を用いたろ過機におけるろ材の洗浄方
法の改良に関し、原水の供給を停止することなく、短時
間にろ材を洗浄再生することができる洗浄方法を提供せ
んとするものである。
【0002】
【従来の技術】この種、従来の浮上ろ材を用いたろ過機
におけるろ材の洗浄方法としては、特開昭63−185
416号がある。このものでは、目詰りしたろ材を洗浄
するのに、原水の供給を停止してろ材を機械的に撹拌し
てろ材を解きほぐしたのち、その一部の汚水を排出し、
次いで、原水を槽内に供給して再び撹拌したのち、汚水
を排出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上述の従来
のものでは、ろ材を洗浄するに当たって、原液の供給を
停止してろ材の一部を洗浄し、次いで、原液を供給して
ろ材の全体を洗浄するものであって、2回に渡る撹拌洗
浄に時間を要するとともに、洗浄汚水の排出及び運転を
再開するための原水の注入に長時間を要する。そして、
この間はろ過運転のすべてを停止しなければならない。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
な従来の課題を次のような手法を用いることによって解
決したものであり、その要旨とするところは、密閉タン
ク内に粒状の浮上ろ材を充填し、その密閉タンクの頂部
にろ液取出用のノズルを設け、その下底部にろ材の洗浄
排水の排出口を設けた原水の上向流式ろ過機において、
目詰りしたろ材を洗浄するに当たり、原水を供給しつつ
目詰りしたろ材を撹拌分散させ、分離水をノズルから排
水したのち、ノズルから原水をろ材中に噴出させ、ろ材
を洗浄した汚水を密閉タンクの下底部の排出口から取り
出すようにしたものである。V1〜V5は、上述各管路
にそれぞれ設けたバルブを示すものである。
【0005】
【作用】この発明に係る方法によれば、ろ材を洗浄する
のに洗浄水として、原水を用いるので、洗浄するに当た
ってタンク内への原水の供給を中断することがなく、然
も、ろ材と向流させて洗浄したろ材をすすぎながら夾雑
物を含む汚水のみを排出するものであって、この間、タ
ンク内を空にすることがなく、従って、洗浄を終えて次
段のろ過運転に直ちに入ることができる。すなわち、従
来のろ材の流出を懸念しながら、2回に渡ってタンク内
を空にするのに比較すれば、はるかに短時間でろ材を洗
浄することができるものである。以下、図に基づいて、
この発明を具体的に説明する。
【0006】
【実施例】図1において、符号1は密閉タンク、2は仕
切板、3は仕切板2に装着した集水ノズル、4は浮上ろ
材層、5はろ液の溜部、6aはろ液の取出管、6bは捨
て水管、7は原水の供給と汚水の排出を兼ねるピット、
7aは原水の供給管、7bは汚水の排出管、7cは逆洗
用原水の供給管、8はろ材の撹拌翼である。尚、符号V
1〜V5は、上述各管路にそれぞれ設けたバルブを示す
ものである。
【0007】上述のように構成したろ過機では、次のよ
うにろ過並びにろ材の洗浄が行われる。すなわち、ろ過
作業の場合は、供給元管10からの原水が、バルブV
2、供給管7a、ピット7を経て密閉タンク1に送られ
る。そして、ろ材層4中を上昇する間に、含有する夾雑
物が捕捉され、集水ノズル3及びバルブV4を経て取出
管6aからろ液が機外に取り出される。
【0008】上述のようなろ過運転をしてろ材が目詰り
したときは、バルブV2から原水の供給を継続しなが
ら、バルブV4を閉止し、バルブV5を開放して撹拌翼
8を回転させる。この撹拌翼8によってろ材が分散して
夾雑物が分離し、分離水のみをバルブV5を経て、機外
に排出することができる。
【0009】次に、撹拌翼8を停止するとともに、バル
ブV2を閉止し、バルブV1を開放すると密閉タンク1
内では、夾雑物を分離したろ材が浮上し、ろ材層(ろ過
層)を形成する。この密閉タンク1内でろ材が浮上して
ろ材層を形成する時間は、従来のタンク内の汚水を抜き
取る時間に比較すれば極く短時間である。以上のように
して、ろ材層中の夾雑物を分離したのちは、バルブV5
を閉止し、バルブV3を開放することによって、バルブ
V1を経た原水がノズル3からろ材層4中に流入(逆
流)し、ろ材層4をすすぐと同時に、ピット7およびバ
ルブV3を経て機外に流出し、ピット7等の密閉タンク
1の底部に沈降した夾雑物を排出することができる。そ
して、夾雑物を排出したのちは、バルブV1を閉止し、
バルブV2およびバルブV4を開放することによって、
原水は密閉タンク内を上昇し、そのろ過水を取出管6
aから得ることができる。
【0010】すなわち、この発明では、夾雑物が分離さ
れたろ材を原水ですすぐと同時に分離された夾雑物を原
水によって押し流して排出することを特長とするもの
で、この間、密閉タンク内を空にすることがなく、従来
のろ材を洗浄するのに比較してろ過上の雑時間を大巾に
短縮し得たものである。
【0011】図2は、上述のろ過作業及びろ材の洗浄時
の各バルブ及び撹拌翼の作動状態を示すもので、ろ材の
洗浄再生時(バルブV3又はV5が開のとき)バルブV
又はバルブV2が開いていて、密閉タンク1内に原水
が供給されて密閉タンク内が空にならず、バルブ操作だ
けで次段のろ過作業に直ちに移れることを示している。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
は、浮上ろ材を用いたろ過機において、ろ材が目詰りし
たとき、ろ過タンク内の原水を抜くことなく、ろ材の洗
浄再生ができ、従来のこの種ろ過機がろ材洗浄の際に、
タンク内の原水を抜いて再び供給する時間を完全に排除
し、この種ろ過機の稼動率を高め得たものであり、特
に、ろ過水を他に使用しない例えば、放流水の処理に用
いて卓効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に用いる浮上ろ材を用いたろ過装置の
模式縦断側面図である。
【図2】この発明におけるろ過機を運転する際の各部に
用いたバルブ及び撹拌翼の作動状態を示す図表である。
【符号の説明】
1 密閉タンク 3 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−220305(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 29/00 - 29/96

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉タンク1内に粒状の浮上ろ材を充填
    し、その密閉タンク1の頂部にろ液取出用のノズル3を
    設け、その下底部にろ材の洗浄排水の排出口7を設けた
    原水の上向流式ろ過機において、目詰りしたろ材を洗浄
    するに当たり、原水を供給しつつ目詰りしたろ材を撹拌
    分散させ、分離水をノズル3から排水したのち、ノズル
    3から原水をろ材中に噴出させ、ろ材を洗浄した汚水を
    密閉タンク1の下底部から取り出すことを特長とする浮
    上ろ材を用いたろ過機におけるろ材の洗浄方法。
JP27785793A 1993-10-07 1993-10-07 浮上ろ材を用いたろ過機におけるろ材の洗浄方法 Expired - Lifetime JP2940364B2 (ja)

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