JP2518253Y2 - ゲートカット装置 - Google Patents

ゲートカット装置

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JP2518253Y2
JP2518253Y2 JP12688090U JP12688090U JP2518253Y2 JP 2518253 Y2 JP2518253 Y2 JP 2518253Y2 JP 12688090 U JP12688090 U JP 12688090U JP 12688090 U JP12688090 U JP 12688090U JP 2518253 Y2 JP2518253 Y2 JP 2518253Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は樹脂成形品に生じる異種のゲートを効率良く
切断し、又成形品の移載機能も有するゲートカット装置
に関する。
(従来の技術) 樹脂成形品に生じるゲートを切断するための装置とし
て、本出願人は既に実開平1−178928号のようなゲート
カット装置を提案している。この装置は、ニッパで切断
したゲートが周囲に飛散して散逸するのを防止するた
め、切断時に切断ゲートを把持するグリッパをニッパに
隣接して設け、グリッパとニッパの両者を一組としてロ
ボットハンドに設けた装置である。
(考案が解決しようとする課題) しかし従来の場合、樹脂成形品に一体となって生ずる
ゲートが単一の種類のみであれば特に問題はないが、例
えばダイレクトゲート、サイドゲート又はフィルムゲー
ト等の形式やサイズ等の異なったゲートが複数形成され
る場合には、上述のようなゲートカット装置のみでは対
応しきれなかった。
更に、形成品のゲートを切断処理した後に次の工程等
に搬送するため、ハンガ等に積み込む必要があるが、従
来のゲートカット装置は移載機能を有しておらず、新た
に移載機能を設ける必要があった。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決するため、本考案はロボットのアー
ム先端に着脱自在な支持軸を設け、この支持軸に成形品
搬送用のグリッパを設けた。
そしてこのグリッパの側方に、前記支持軸と直角方向
に少なくとも2種類以上のゲートを切断する異種のニッ
パを複数設けた。
(作用) ゲートの種類に応じて適切なニッパを用いて効率よく
切断することが出来る。
又、形成品搬送用のグリッパによって移載機能を持た
せることにより、別途移載装置を設ける必要がない。し
かもこの成形品搬送用のグリッパを支持軸の軸心附近に
設ければ、重量のあるワークでも安定して移送すること
が出来、又剛性確保の面からも有利である。
(実施例) 本考案のゲートカット装置の実施例について添付した
図面に基づき説明する。
第1図は、本考案のゲートカット装置を備えた多関節
ロボット周辺の各装置の配置列を示す全体図、第2図は
ゲートカット装置の斜視図、第3図は成形品を示す斜視
図である。
本ゲートカット装置は、射出成形によって成形した車
両用インストルメントパネルのゲートを切断するための
装置として、第1図に示す多関節ロボットのアーム先端
に構成されているが、第1図の周辺装置等を説明する前
に、まず第3図のワークWについて説明する。
このワークWは、例えばABS樹脂を材質とし、所定の
製品面に梨地模様が形成されるとともに、図中上方の成
形面には複数のダイレクトゲートDが形成され、図中下
方の端面には複数のサイドゲートSが形成されている。
そして本考案のゲートカット装置は、これらダイレクト
ゲートDとサイドゲートSを切断処理すべく構成されて
いる。
このワークWは、第1図に示す射出成形装置10によっ
て成形される。この射出成形装置10は、図中手前の不図
示の固定プレートに対して進退動可能な可動プレート11
を備え、この可動プレート11は四隅のダイバー12に案内
されて前後動自在となるとともに、この可動プレート11
に可動型13が設けられている。そしてこの可動型13は、
固定プレート上の固定型との間で型閉めして、キャビテ
ィを形成し、このキャビティ内に充填された樹脂が固化
したら型開きして樹脂成形品を得る。又可動型13の型閉
め型開きを円滑に行なわしめるため、四隅にはガイドピ
ン14を設けている。
この射出成形装置10の隣には、ワーク受け治具20が設
けられている。このワーク受け治具20は、下方に設けら
れた回動装置21と、この回動装置21によって垂直軸まわ
りに回動可能なワーク受けコラム22を備え、このワーク
受けコラム22は、上方が開放された多角柱(実施例では
4角柱)形状となって、コラム各側面に夫々異なったタ
イプのワークWを保持し得るようにしている。つまり1
つの面には、ワークWの上下端面を受ける一対の受け部
23,23と、ワークWの一方の側面を支える一対の受け部2
4,24が設けられ、しかもワークWの上下端面をクランプ
するため、シリンダユニットで開閉する一対のクランパ
25,25が設けられている。そして各面の受け部23,24とク
ランパ25の位置は、夫々異なったワークWの形状に対応
した位置とされている。
そしてこのようなワーク受け治具20の前面に多関節ロ
ボット1が設けられるとともに、この多関節ロボット1
のアーム先端に、後述する本考案のゲートカット装置2
が設けられている。
一方、この多関節ロボット1に隣接してハンガ装置30
が設けられている。このハンガ装置30が設けられてい
る。このハンガ装置30は、レール31にローラ32を介して
懸吊されるハンガ33を備え、このハンガ33が多関節ロボ
ット1のアームの軌道範囲内に延出し臨んでいる。
ところで前述の射出成形装置10とワーク受け治具20の
間の上方には、上部レール41が架設されている。そして
この上部レール41に沿って移動自在な取出機40には、昇
降シリンダユニット42が設けられて、シリンダロッド下
端のチャック部43が上下動自在とされている。そしてこ
のチャック部43には、チャックしたワークWを所定角度
回動させて、タイバー12との干渉を避け得るよう、回動
機構を設けている。
それでは本考案のゲートカット装置2の細部について
第2図に基づき説明する。
多関節ロボット1のアーム端1aには、着脱自在な支持
軸3が装着され、この支持軸3の先端には基板4が固着
されている。そしてこの基板4は、中央がコの字型に折
曲されて、支持軸3は基板4中央の頂面部に対して垂直
に取り付けられている。又、このコの字型の基板4の下
面凹部には、一対のグリップ片5a,5aを備えたグリッパ
5が設けられている。そして実施例の場合、このグリッ
プ片5a,5aの延出方向は、支持軸3の軸方向と一致させ
且つ軸心を中心として対称形に設けている。
一方、基板4の両端部には、タイプの異なる2種のカ
ット機構6,7を設けている。すなわち一方のカット機構
6は既述のダイレクトゲートDの切断用であり、他方の
カット機構7はサイドゲートSの切断用である。
そして一方のカット機構6には、切断方向が基板4底
面と平行となる一対の第1ニッパ6a,6aを設けるととも
に、切断時にゲートD上端部を把持しておくグリッパ機
構6bを設けている。
又、他方のカット機構7には、切断方向が基板4底面
に対して直交方向となる一対の第2ニッパ7a,7aを設け
ている。このため第1ニッパ6aと第2ニッパ7aの切断方
向は、お互いに直交することとなる。そして各ニッパ6
a,7a及びグリップ機構6b並びに中央のグリッパ片5aは、
いずれも周知の手段で開閉駆動される。
以上のように構成した本考案のゲートカット装置の作
動の概要について、第4図及び第5図をも用いて説明す
る。
第1図に示すように成形された樹脂成形品Wは、開い
た金型から取出機40によって取り出され、搬送されてワ
ーク受け治具20に位置決めされる。すなわち各受け部2
3,24とクランパ25との間でワークWを挟み込みクランプ
する。
この際、ワークWの種類によってワーク受けコラム22
が回動して、対応する受け面が割り出される。
続いて、多関節ロボット1のアームが延出して、第4
図に示す要領で時計まわりにゲートD,Sを切断処理す
る。つまり一方のカット機構6で最下端のダイレクトゲ
ートDから始まって図中矢示方向に進行し、この際ダイ
レクトゲートDの上端部をカット機構6のグリッパ機構
6bによって把持した後、ゲートD根本を第1ニッパ6aで
切断し、切断後グリッパ機構6bは、把持するゲートDを
下方不図示のバスケット内に落下させ投入する。
又、この間ゲートカット装置2自体も支持軸3まわり
に回動する状態で進行する。
上端のダイレクトゲートDを切断したゲートカット装
置2は、今度は他方のカット機構7によってサイドゲー
トSの切断処理を行なうが、サイドゲートSの切断部は
薄肉であるため、ダイレクトゲートDのような大きな切
断力を必要とせず、このため飛散防止のグリッパは不要
である。そして同じく時計まわりに切断して約1周した
時点で、すべてゲートD,Sの切断処理が完了する。
勿論、このカット機構6,7は実施例のような2種に限
定されるものではなく、又その種類も任意である。
次に、このゲートカット装置2によって、ワークWを
ハンガ33に移載する。つまり第5図に示すように、切断
処理完了時の姿勢から90°反転して中央のグリッパ5に
よりワークWを把持して、ワーク受け治具20から取り出
し、第1図に示すハンガ33に積み込む。そしてこの際グ
リッパ5は支持軸3の延長線上にあるため、ワークWの
重量があっても安定した状態で移送できる。
(考案の効果) 以上のように本考案のゲートカット装置は、ゲートの
特性に応じた異種のニッパを複数設けて、ゲートの種類
にあった切断方式で切断作業するようにしたため、作業
を効率良く行なうことが出来、品質も向上する。
又、ゲートカット装置に成形品搬送用のグリッパを設
けることにより、1台のロボットで異種のゲート切断を
行なった後、切断処理後のワークの搬送も可能となり、
省人化、省設備化に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のゲートカット装置を備えた多関節ロボ
ット周辺の各装置の配備例を示す全体図、第2図はゲー
トカット装置の斜視図、第3図は成形品を示す斜視図、
第4図,第5図は作用図で第4図は切断作業中、第5図
は搬送中の状態を示す。 尚同図中、1は多関節ロボット、2はゲートカット装
置、3は支持軸、5はグリッパ、6,7はカット機構、6a
は第1ニッパ、7aは第2ニッパ、Dはダイレクトゲー
ト、Sはサイドゲート、Wはワークを示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成形品のゲートを切断するゲートカッ
    ト装置において、この装置は、ロボットのアーム先端に
    着脱自在な支持軸と、この支持軸に設けられた成形品搬
    送用のグリッパを備え、このグリッパの側方には、前記
    支持軸と直角方向に少なくとも2種類以上のゲートを切
    断する異種のニッパを複数設けたことを特徴とするゲー
    トカット装置。
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DE102017122833B4 (de) * 2016-10-07 2021-05-12 Fanuc Corporation Verfahren und Schneidesystem zum Schneiden eines an einem Formteil gebildeten Angussteils

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