JP2516992Y2 - スピンドル回転機構 - Google Patents

スピンドル回転機構

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JP2516992Y2
JP2516992Y2 JP1990056193U JP5619390U JP2516992Y2 JP 2516992 Y2 JP2516992 Y2 JP 2516992Y2 JP 1990056193 U JP1990056193 U JP 1990056193U JP 5619390 U JP5619390 U JP 5619390U JP 2516992 Y2 JP2516992 Y2 JP 2516992Y2
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JP
Japan
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shaft
metal
oil
wrapping
rotation mechanism
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JP1990056193U
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English (en)
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JPH0414812U (ja
Inventor
亮 岡芹
Original Assignee
日本コロムビア株式会社
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Publication date
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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は光ディスクを回転するスピンドル部の構造に
関するものである。
「従来の技術」 第2図(a)(b)(c)に従来例であるスピンドル
部の概略構成図を示す。従来この箇所には第2図(a)
に示すようにミニチュア玉軸受が2組使用されていた。
また、音響対策のために包油メタル(含油金属)を用い
て第2図(b)のような片メタル化、第2図(c)のよ
うな両メタル化が進められている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上述の両メタルを使用したスピンドル
には以下に示す問題点がある。
(a)メタル内径の一般的な公差は10μm程度なのでシ
ャフトが振れながら回転する。
(b)スピンドルでの使用時には、メタルへの面圧がデ
ィスクのインバランスのみでしか得られられないことに
加え、特にコンパクトディスクの記録、再生機などで
は、線速度も遅いため、潤滑油を負荷域に引き込んで油
圧を生じさせることが難しい。このような条件下ではメ
タルを使用する場合は、運転間隔を非常に小さくしなけ
ればならないが、問題点(a)に記述したように困難で
ある。
(c)例えば光ディスク装置として構成された場合、外
乱に対してシャフトとメタルの隙間分の非線形動作によ
り、音とびが発生しやすくなる。
「課題を解決するための手段」 本考案は、磁性金属のシャフトと、シャフトを包油メ
タルにより所定の間隔を有し軸支する第1及び第2の軸
受と、第1及び第2の軸受の略中間部にシャフトに対向
し非接触の位置にシャフトを吸引する磁石を具備するス
ピンドル回転機構である。
「作用」 本考案によると2つの包油メタル(含油金属)により
所定の間隔を有しシャフトが軸支されシャフトの中間部
を磁石によって吸引し、シャフトが包油メタルの定位置
に押圧され、回転中のシャフトの振れ回り現象が低減す
ると同時に、包油メタルのポンプ作用によって、シャフ
トが包油メタルに押し付けられた部分に潤滑油が入り込
み油圧によりシャフトを滑らかに支えることができ、シ
ャフトが磁石により吸引され包油メタルの一軸受面に押
された状態で保持され、油圧により滑らかな回転を得て
微細な回転軸心の変動を阻止することができる。
「実施例」 以下本考案の実施例を図を用いて説明する。第1図に
本考案による概略構成図を示す。
図においてディスク1を載置したターンテーブル2
は、基台3に固定されたステータ4とシャフト6に軸支
されたローター5によって、駆動力が与えられ回転す
る。そして、ローター5に係合するシャフト6は、2つ
の包油メタル7とスラスト受8によって軸支されてい
る。そして、円環状の断面を有する永久磁石9が前記の
2つの包油メタル7の中間部に配設さる。
シャフト6は、一般的にマルテンサイト系ステンレス
が主であり、永久磁石9に吸引されるので、シャフト6
は常時包油メタル7のいずれかの面に押し付けられてい
る。又、面圧による軸トルクの変化は、永久磁石9で吸
引されたシャフトが包油メタル7へ押し付けられる押し
付け力(50〜300g程度)では、ほとんど影響のないこと
も実験的に確認されている。そのため押し付け力の多少
の誤差は全く問題ないので永久磁石9はラフに配置する
ことができる。
「考案の効果」 本考案によれば、シャフトを磁石で吸引し、所定の間
隔を有し磁石の両側に2つの包油メタルの軸受により軸
支する簡単な機構により、包油メタルの一軸受面に磁力
によって常に押された状態でシャフトが保持され、シャ
フトの心振れによる微細なガタツキを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略構成図、第2図
(a)(b)(c)は従来例を示す概略構成図。 1……ディスク、2……ターンテーブル、3……基台 4……ステータ、5……ローター、6……シャフト 7……包油メタル、8……スラスト受、9……永久磁石

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性金属のシャフトと、包油メタルにより
    前記シャフトを所定の間隔を有し軸支する第1及び第2
    の軸受と、前記第1及び第2の軸受の略中間部に前記シ
    ャフトに対向し非接触の位置に前記シャフトを吸引する
    磁石を具備することを特徴とするスピンドル回転機構。
JP1990056193U 1990-05-29 1990-05-29 スピンドル回転機構 Expired - Lifetime JP2516992Y2 (ja)

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JPH0414812U JPH0414812U (ja) 1992-02-06
JP2516992Y2 true JP2516992Y2 (ja) 1996-11-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4897541U (ja) * 1972-02-24 1973-11-19
JPS49104535U (ja) * 1972-12-27 1974-09-07
JPS5287553A (en) * 1976-01-13 1977-07-21 Nippon Seiko Kk Preventing mechanism for blowing out nonuniformity effect of static pr essure gas bearing

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0414812U (ja) 1992-02-06

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