JP2516661Y2 - シートカッターにおけるsmcシートの巻き癖矯正装置 - Google Patents

シートカッターにおけるsmcシートの巻き癖矯正装置

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JP2516661Y2
JP2516661Y2 JP2314391U JP2314391U JP2516661Y2 JP 2516661 Y2 JP2516661 Y2 JP 2516661Y2 JP 2314391 U JP2314391 U JP 2314391U JP 2314391 U JP2314391 U JP 2314391U JP 2516661 Y2 JP2516661 Y2 JP 2516661Y2
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JP
Japan
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smc
sheet
roll
cutter
straightening
Prior art date
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JP2314391U
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JPH04111422U (ja
Inventor
康一 川森
徹 成松
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Sekisui Chemical Co Ltd
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Tsukishima Kikai Co Ltd
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Publication date
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シートカッターにおけ
るSMCロール体の巻き癖矯正装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、浴槽などの強化プラスチック
製品を製造するための成形材料としてSMC(シートモ
ールディングコンパウンド)が広く使用されている。こ
のSMCは、液状の不飽和ポリエステル樹脂にチョップ
ドストランドなどの補強材、充填材および増粘材を添加
し、流動性を失わせてシート状としたもので、粘着性を
有している。このため、通常SMC1は、図3および図
4に示すように、その上面および下面をSMC1の幅よ
りも大きな幅のポリエチレンなどのフィルム2,2で覆
ってSMCシート1Sに形成され、さらに、このSMC
シート1Sを芯管3に巻き付けてSMCロール体1Rに
形成されている。
【0003】一方、強化プラスチック製品の成形に際し
ては、SMCロール体1Rを回転自在に支持してSMC
シート1Sを引き出し、そのSMCシート1Sのフィル
ム2,2を剥離した後、SMC1を設定長さに切断し、
その切断されたSMC(以下、カット状SMCとい
う。)1aを後段に供給するシートカッターが用いられ
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、SMCロー
ル体1Rは、芯管3にSMCシート1Sを巻き付けて形
成されていることから、シートカッターにおいて、SM
Cロール体1RからSMCシート1Sを繰り出す場合、
SMCシート1Sに形成された一定の曲率が巻き癖とし
て残る結果、SMC1がその巻き癖が付いた方向にフィ
ルム2に付着したまま巻き取られたり、切断刃に絡まっ
て詰まりを生じたり、切断後もその巻き癖によって湾曲
状態を維持し、後工程でのハンドリングに支障をきたす
などの問題があった。特に、この傾向は、SMCシート
1Sの繰り出しが進み、その曲率が増大するにつれて顕
著となる。
【0005】本考案はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、SMCシートの巻き癖を矯正できるようにし
たシートカッターにおけるSMCシートの巻き癖矯正装
置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、SMCロール
体を支持する受け台と、このSMCロール体から引き出
されたSMCシートを上下から挟み込んで繰り出す一対
のピンチロールとを少なくとも備えたシートカッターに
おいて、これらの受け台とピンチロールとの間に位置し
て1個もしくは複数個の矯正ロールを設け、ピンチロー
ルによるSMCシートの繰り出しに先立って、SMCロ
ール体への巻き付けによって形成される曲率と逆方向の
曲率を形成するようにSMCシートを矯正ロールに巻き
付けるように構成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】SMCロール体を受け台に支持してSMCシー
トを引き出し、ピンチロールによって上下から挟み込ん
でSMCシートを繰り出す。そして、ピンチロールによ
るSMCシートの繰り出しに先立って、SMCシートの
巻き付けによって形成される曲率と逆方向の曲率を形成
するように、SMCシートを矯正ロールに巻き付ける。
【0008】この結果、SMCシートの巻き癖が矯正ロ
ールへの巻き付けによって除去されて矯正されることか
ら、以後のSMCの処理を円滑に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】10はシートカッターであり、このシート
カッター10は、SMCロール体1Rの芯管3を回転自
在に支持する受け台11と、この受け台11に支持され
て引き出されたSMCシート1Sを上下方向から挟み込
んで下流側に繰り出す一対のピンチロール12,12
と、このピンチロール12の繰り出し側で剥離されたフ
ィルム2,2を巻き取る巻取りロール13,13と、S
MC1を幅方向(図1の紙面に直交する方向)に切断す
る切断刃14とより構成されている。
【0011】また、前述の受け台11とピンチロール1
2,12間には、SMCシート1Sの巻き癖を矯正する
矯正ロール15が設けられている。すなわち、この矯正
ロール15は、SMCシート1Sが芯管3に巻き付けら
れる際にSMCシート1Sに形成される曲率と逆方向の
曲率を形成するようにSMCシート1Sが巻き付けられ
ている。この結果、SMCシート1Sには曲げ力が作用
させられて巻き癖が除去される。
【0012】この矯正ロール15は、その直径が小さい
ほど曲率が大きくなって矯正効果が良好となり、直径7
0mm以下が好ましい。また、断面円形に限らず多角形
でもよい他、特に回転する必要はなく、SMCシート1
Sが円滑に通過できるように、表面を滑らかに形成して
あればよいものである。
【0013】なお、16は接続テーブルであり、ガイド
ロール17を介して導かれる。
【0014】一方、下側のピンチロール12には駆動モ
ータ(図示せず)が連結される他、上下のピンチロール
12,12間には図示しない歯車伝達機構が配設されて
おり、この結果、SMCシート1Sは、上下のピンチロ
ール12,12によって挾持されると同時に、それらが
互いに逆方向に回転駆動することにより下流側に繰り出
される。
【0015】一方、切断刃14はホルダー14aに固定
されており、このホルダー14aをSMC1の幅方向に
設けられた図示しない案内ビームに沿って走行させるこ
とにより、SMC1を任意の長さで切断することができ
る。
【0016】また、18は、シートカッター10の接続
テーブル16にその搬送面が連続するように設けられた
シートカッターコンベアであり、シートカッター10の
切断刃14で切断されたカット状SMC1aを所定位置
まで搬送するものである。そして、このシートカッター
コンベア18は、シートカッター10のピンチロール1
2,12によるSMCシート1Sの繰り出しに同期して
作動し、ピンチロール12,12によるSMCシート1
Sの繰り出し量と同一距離だけ搬送するように回転制御
されている。
【0017】したがって、ピンチロール12,12を互
いに逆方向に回転駆動させることにより、SMCシート
1Sを挾持して下流側に繰り出すことができる。この
際、ピンチロール12,12によるSMCシート1Sの
繰り出しに先立って、SMCシート1Sは矯正ロール1
5を懸回して巻き癖が除去されており、平板状に搬送さ
れる。そして、ピンチロール12,12によって繰り出
されたSMC1は、切断刃14によって所定長さに切断
され、この切断されたカット状SMC1aはシートカッ
ターコンベア18に供給される。
【0018】なお、矯正ロール15は1個に限らず、図
2に示すように、ガイドローラ17を挟んで複数個の矯
正ロール15A,15Aを設けることも可能で、この場
合には矯正効果がより大きくなる。そして、ガイドロー
ル17を図示しないエアシリンダを用いてその位置を変
更できるように構成することにより、SMCロール体1
Rに巻き付けられたSMCシート1Sが繰り出されてS
MCロール体1Rの巻き径が小さくなり、巻き癖が顕著
となる時点から矯正を開始するようにすることもできる
(図2実線状態)。この場合、ガイドロール17を移動
することに代えて矯正ロール15もしくは15Aを移動
するように構成しても同一の効果が得られる。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、SMCロ
ール体から引き出されたSMCシートを、その巻き付け
によって形成される曲率と逆方向の曲率を形成するよう
に矯正ロールに巻き付けるように構成したことにより、
SMCシートの巻き癖が矯正され、その切断時や搬送時
に支障を与えることがなく、円滑に作業を遂行すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の矯正ロールを設けたシートカッターの
概略側面図である。
【図2】他の実施例の矯正ロールを設けたシートカッタ
ーの概略側面図である。
【図3】SMCロール体の斜視図である。
【図4】図3のB部拡大図である。
【符号の説明】
1 SMC 1a カット状SMC 10 シートカッター 11 受け台 12 ピンチロール 15,15A 矯正ロール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SMCロール体を支持する受け台と、こ
    のSMCロール体から引き出されたSMCシートを上下
    から挟み込んで繰り出す一対のピンチロールとを少なく
    とも備えたシートカッターにおいて、これらの受け台と
    ピンチロールとの間に位置して1個もしくは複数個の矯
    正ロールを設け、ピンチロールによるSMCシートの繰
    り出しに先立って、SMCロール体への巻き付けによっ
    て形成される曲率と逆方向の曲率を形成するようにSM
    Cシートを矯正ロールに巻き付けるように構成したこと
    を特徴とするシートカッターにおけるSMCシートの巻
    き癖矯正装置。
JP2314391U 1991-03-15 1991-03-15 シートカッターにおけるsmcシートの巻き癖矯正装置 Expired - Lifetime JP2516661Y2 (ja)

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JPH04111422U JPH04111422U (ja) 1992-09-28
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