JP2515313Y2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2515313Y2
JP2515313Y2 JP2333090U JP2333090U JP2515313Y2 JP 2515313 Y2 JP2515313 Y2 JP 2515313Y2 JP 2333090 U JP2333090 U JP 2333090U JP 2333090 U JP2333090 U JP 2333090U JP 2515313 Y2 JP2515313 Y2 JP 2515313Y2
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slider
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秋山  登
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はディスク状記録媒体を収納したディスクカー
トリッジに関する。
〔従来の技術〕
記録再生装置に使用されるディスク状記録媒体は、不
使用時に破損したり、塵埃が付着したりするのを防止す
るために、ディスクカートリッジ内にこのディスク状記
録媒体を収納することによって保護している。このよう
なディスクカートリッジとして、例えば第9図および第
10図に示すようなものがある。第9図において、符号10
1は上半片101aと下半片101bとからなるケースであり、
このケース101にはディスク状記録媒体(図示せず)が
収納されている。ケース101にはこのディスクカートリ
ッジが記録再生装置に装着されたときに、ディスク状記
録媒体を回転させるための回転穴(図示せず)や情報の
読み書きを行うためにヘッドを接近可能なヘッド挿入穴
(図示せず)が形成されている。
ここで、前記回転穴やヘッド挿入穴からケース101内
部に塵埃が侵入するのを防止するために、このケース10
1には第10図にも示すようにシャッタ102が取り付けられ
ている。また、シャッタ102にはケース101内に収装され
たねじりコイルばね103によって常時付勢されて、前記
回転穴やヘッド挿入穴を閉止している。ねじりコイルば
ね103の付勢力に抗してシャッタ102を摺動させると、前
記回転穴やヘッド挿入穴は開口される。
ところで、記録再生装置にこのディスクカートリッジ
の表裏を誤って逆に装着すると、記録再生装置の開閉ピ
ンPはケース101の反対側に対向してしまうことにな
る。このようにケース101の図9に示されると反対側へ
開閉ピンPが位置すると、この開閉ピンPは閉止状態に
あるシャッタ102を閉止方向に動かそうとしてしまう。
そうすると、開閉ピンPによってシャッタ102やケース1
01が損壊してしまう虞が生じる。そこで、そのような場
合は開閉ピンPの動作を阻止するために、ケース101に
は阻止壁104を上方へ突出形成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のディスクカートリッ
ジにおいては、金属製のシャッタ102がケース101に直に
摺接しているので、このシャッタ102をケース101に対し
てスムーズに摺動させにくいという問題点があった。
そこで、例えば第10図に示すように、ケース101に対
して滑接するスライダー105をシャッター102に取り付け
ることが考えられる。このようにスライダー105が取り
付けられたシャッター102を開放するためにスライダー1
05をねじりコイルばね103の付勢力に抗して右下方に摺
動させると、ケース101の上方端部には阻止壁104が形成
されているので、スライダー105は阻止壁104に当接して
その摺動が阻止されてしまい、シャッター102を完全に
開放することができないという新たな問題が生じる。
〔課題を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために、本考案にあって
は、ディスク状記録媒体2が収納されたケース1と、こ
のケース1に取り付けられた付勢部材によって閉止方向
に付勢され、ケースとは別体の開閉ピンPによって開放
方向に押される、ケース1上で開閉動作可能なシャッタ
5と、このシャッタ5に取り付けられ前記ケース1と滑
接するスライダー15と、前記ケース1における前記スラ
イダー15の滑接する部分に形成された、閉止状態にある
前記シャッタに対し閉止方向への前記開閉ピンPの動作
を阻止するための阻止壁25とを備え、前記スライダー15
に、前記シャッタの開放方向において前記阻止壁25と当
接しないような逃げ部27を形成したディスクカートリッ
ジの構成とするものである。
〔作用〕
ディスクカートリッジを記録再生装置に装着すると、
この回転穴やヘッド挿入穴を開口するためにこの装置の
開閉ピンがシャッタを押して摺動させる。このとき、シ
ャッタはケースに対して直に摺接しているのではなく、
スライダーを介して摺接している。したがって、シャッ
タをケースに対してスムーズに摺動させることができ
る。
また、シャッターを開放するためにスライダーを摺動
させると、阻止壁はスライダーに形成された逃げ部に入
ってしまう。このため、スライダーは前記阻止壁に当接
してその摺動が阻止されることがない。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第8図は本考案に係る3.5インチ用のデ
ィスクカートリッジの一実施例を示す図である。
第1図および第2図において符号1はディスクカート
リッジのケースであり、このケース1は合成樹脂製であ
って全体が矩形の平板状筐体の上半片1aと下半片1bとか
らなっている。ケース1内には光学的情報を記録した3.
5インチの光ディスク2(ディスク状記録媒体)が収納
されている。ケース1の下半片1bの中央には、光ディス
ク2が記録再生装置に装着されたときに、ケース1内の
光ディスク2をスピンドルモータ(図示せず)によって
回転させるための回転穴4が形成され、この回転穴4か
ら光ディスク2の中心部に設けられたハブ部2aが露出し
ている。またケース1の上下半片1a,1bには光ディスク
2に記録された情報を読み取るための光ヘッド(図示せ
ず)が接近可能なようにヘッド挿入穴3が形成されてい
る。
光ディスク2を使用しない場合には、前記回転穴4や
ヘッド挿入穴3から塵埃がケース1内に侵入するのを防
止するために、このケース1にはシャッタ5が取付けら
れている。シャッタ5は第3図に示すようにステンレス
鋼等の金属薄板を略中央から断面略コの字形に折り曲げ
て形成され、前記回転穴4及びヘッド挿入穴3を開閉す
るための開閉板部6と、この開閉板部6よりも折り曲げ
長さが短い補助開閉板部7とを有している。また、前記
シャッタ5の折り曲げられた部分(同図中上部)にはケ
ース1の記録再生装置挿入側先端部に位置するガイド板
部8が形成されている。
ここで、ケース1の記録再生装置挿入先端部分に形成
されたガイド部Gは、第4図に示すように、図上左側に
形成されケース1の上端面から落込んだ位置に水平方向
に伸びる第1ガイド表面11と、この第1ガイド表面11と
は前記ヘッド挿入穴3に対して反対側に形成された第2
ガイド表面12とを有している。そして、前記両ガイド表
面11,12間には、連結部13が形成されている。
前記第1ガイド表面11の前記ヘッド挿入穴3側には、
シャッタ5を開閉するための開閉ピンPがシャッタ5を
開放したときに落込むための逃げ凹み14が形成されてい
る。前記開閉ピンPはシャッタ5を頭上右側に移動せし
め、前記ヘッド挿入穴3を開放する。このようにヘッド
挿入穴3が開放されたときに前記開閉ピンPは前記逃げ
凹み14内に落込む。
断面略コの字型のガイド板部8の内面側にはガイド部
Gに摺接するポリカーボネイト等の合成樹脂製のスライ
ダー15が取り付けられており、このスライダー15は第4
図中略右半分がガイド板部8の内面側にタッピングねじ
16によって固着されている。また、このスライダー15の
略右半分には第2ガイド表面12と摺接する第2摺接面部
15aが設けられ、第2摺接面部15aと第2ガイド表面12と
はともに合成樹脂製であるので、この第2摺接面部15a
は第2ガイド表面12に対して滑性を有している。
さらに、この略右半分の右端側部分には第1ばね受部
17が形成されている。ケース1内にはねじりコイルばね
18を収納するための収納室19が設けられ、この収納室19
の右上方端のケース1には第2ばね受部20が形成されて
いる。第1,第2ばね受部17,20にはねじりコイルばね18
の一端、他端がそれぞれ係合し、このねじりコイルばね
18によってスライダー15を第4図中左方へ付勢してい
る。
一方、スライダー15の略左半分は第5図に示すように
記録再生装置のヘッド(図示せず)が側方からヘッド挿
入口3へ接近可能なように厚さを薄く形成している。ま
た、このスライダー15の略左半分の左端側部には第1ガ
イド表面11と摺接する第1摺接面部15bが突出形成され
ており、この第1摺接面部15bは前記同様の理由から第
1ガイド表面11に対して滑性を有している。
また、スライダー15の摺動方向両端には第6図および
第7図に示すように断面略矢じり状の第1,第2嵌合突起
部21,22がそれぞれ同図中下方に向けて一体形成されて
いる。第1嵌合突起部21の中心線部分には第6図中下方
に向けて割り溝21bを形成している。第1、第2嵌合突
起部21,22はケース1に前記摺動方向に沿ってそれぞれ
形成された第1、第2嵌合溝23,24内に圧入してスライ
ダー15が摺動されるときにこのケース1から容易に外れ
るのを防止している。
スライダー15の第4図中上方部には前記した第1ばね
受部17が第1嵌合突起部21と連成されているが、第1ば
ね受部17はねじりコイルばね18の直角に折り曲げられた
先端18aが収装されるように形成されている。また、こ
の第1ばね受部17には、第6図に示すようにねじりコイ
ルばね18が容易に脱するのを阻止するために引張り突起
17aが形成されるとともに、この第1ばね受部17は第1
割り溝21bと連通している。スライダー15を第4図中右
方へ摺動させると、ねじりコイルばね18は同じ右方へ押
圧されるが、このねじりコイルばね18の一端腕部18b
は、第1ばね受部17に係合する先端18aを中心に第1嵌
合突起部21に向けて回動し、第1割り溝21b内に入り込
む。
ところで、記録再生装置にディスクカートリッジの表
裏を誤って逆に装着すると、前記したように開閉ピンP
は閉止状態にあるシャッタをさらに閉止方向に押すよう
に動作してしまう。この開閉ピンPの動作を防止するた
めに、第4図および第8図に示すように上半片1aの前記
挿入先端部分であってガイド表面11とヘッド挿入穴3に
対して反対側に、阻止壁25が同図中上方へ向けて部分的
に突出形成されている。また、阻止壁25に隣接して(同
図中右方側)開閉ピンPが入り込むノッチ26が形成され
ている。このため、シャッター5を開放するためにスラ
イダー15を第5図中右方へ摺動させると、このスライダ
ー15は阻止壁25に当接してその摺動が阻止されてしま
い、シャッター5を完全に開放することができなくな
る。
そこで、スライダー15の第5図中右端側であってその
上端側には、上半片1aのノッチ部分26の長さl1と阻止壁
25の長さl2を加えた長さと略同じ長さ(l1+l2)だけ切
り欠かれて逃げ部27が形成されている。また、逃げ部27
は第6図にも示すように、スライダー15の同図中右端側
に断面略平板状の阻止壁25と略同じ分だけ切り欠かれて
形成されている。このため、第8図に示すようにシャッ
ター5を開方するためにスライダー15を右下方へ摺動さ
せても、阻止壁25は逃げ部27内に入ってしまう。したが
って、スライダー15はこの阻止壁25に当接してその摺動
が阻止されることなく、最後まで摺動させることがで
き、シャッター5を完全に開放することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、シャッターにケ
ースと摺接するスライダーを取り付けたので、シャッタ
ーはケースに対して滑性を有するスライダーを介して摺
動させることができる。したがって、シャッターをケー
スに対しスムーズに摺動させることができる。
また、スライダーの滑接する部分には閉止状態にある
シャッタに対し閉止方向への開閉ピンの動作を阻止する
阻止壁を設けたので、このディスクカートリッジを表裏
逆向きに記録再生装置に装填してもその開閉ピンによる
シャッタ、ケース等の損壊を防止することができる。
また、スライダーに阻止壁と当接しないような逃げ部
を形成したので、シャッターを開放するためにスライダ
ーを摺動させても前記阻止壁は前記逃げ部に入ってしま
う。したがって、スライダーは前記阻止壁に当接してそ
の摺動が阻止されることなく、最後まで摺動させること
ができ、シャッターを完全に開放することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本考案に係るディスクカートリッ
ジの一実施例を示す図であり、第1図はこのディスクカ
ートリッジの表側の斜視図、第2図は同裏側の斜視図、
第3図はシャッターの断面図、第4図および第5図はそ
れぞれこのディスクカートリッジの下半片の部分拡大正
面図およびこのディスクカートリッジの平面図であり、
第6図および第7図はそれぞれ第4図におけるVI−VI線
断面図およびVII−VII線断面図、第8図はこのケースの
部分斜視図である。第9図および第10図は従来のディス
クカートリッジを示す図であり、第9図はこのディスク
カートリッジの裏側の斜視図、第10図はこのケースの部
分斜視図である。 1……ケース、2……3.5インチ用のディスク状記録媒
体、3……ヘッド挿入穴、4……回転穴、5……シャッ
ター、15……スライダー、17……第1ばね受部、21,22
……嵌合突起部、25……阻止壁、27……逃げ部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体が収納されたケース
    と、このケースに取り付けられた付勢部材によって閉止
    方向に付勢され、ケースとは別体の開閉ピンによって開
    放方向に押される、ケース上で開閉動作可能なシャッタ
    と、このシャッタに取り付けられ前記ケースと滑接する
    スライダーと、前記ケースにおける前記スライダーの滑
    接する部分に形成された、閉止状態にある前記シャッタ
    に対し閉止方向への前記開閉ピンの動作を阻止するため
    の阻止壁とを備え、前記スライダーに、前記シャッタの
    開放方向において前記阻止壁と当接しないような逃げ部
    を形成したことを特徴とするディスクカートリッジ。
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