JP2514336B2 - フライスカツタ構造 - Google Patents
フライスカツタ構造Info
- Publication number
- JP2514336B2 JP2514336B2 JP61256185A JP25618586A JP2514336B2 JP 2514336 B2 JP2514336 B2 JP 2514336B2 JP 61256185 A JP61256185 A JP 61256185A JP 25618586 A JP25618586 A JP 25618586A JP 2514336 B2 JP2514336 B2 JP 2514336B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- chips
- milling cutter
- cutter
- allowance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Milling Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、カッタの厚み方向で切削代が異なる場合
に用いる、フライスカッタ構造に関するものである。
に用いる、フライスカッタ構造に関するものである。
(従来技術) フライスカッタには耐摩耗性や耐熱性に優れた超硬合
金やセラミックス等のチップを取り付けて切刃としたも
のが多く使用され、1枚の切刃がカッタの厚さ一ぱいの
刃幅を持つのが一般的であるが、一部に、1枚の切刃に
かかる負荷を軽減するために、厚さ方向を分割して複数
列の各列均等に配列した切刃を持つフライスカッタが使
用されていた。(例えば実開昭59-50622号公報) この複数列に分割した切刃を持つフライスカッタも、
切削抵抗が刃幅方向に均等にかかる場合はよいが、切削
代がフライスカッタの厚さ方向に異なっている場合は、
切削代の大きい部分に当たる側の切刃が大きい負荷を受
け、反対に切削代の小さい部分に当たる側の切刃が軽負
荷となり、結果的に負荷の大きい側の切刃に無理が及ば
ない切削条件で加工することとなるため、切削能率は低
下し、同時に切削代大側の切刃は消耗が激しくて、全体
が不均一となるため、チップを頻繁に取り替える必要が
あるといった問題点があった。
金やセラミックス等のチップを取り付けて切刃としたも
のが多く使用され、1枚の切刃がカッタの厚さ一ぱいの
刃幅を持つのが一般的であるが、一部に、1枚の切刃に
かかる負荷を軽減するために、厚さ方向を分割して複数
列の各列均等に配列した切刃を持つフライスカッタが使
用されていた。(例えば実開昭59-50622号公報) この複数列に分割した切刃を持つフライスカッタも、
切削抵抗が刃幅方向に均等にかかる場合はよいが、切削
代がフライスカッタの厚さ方向に異なっている場合は、
切削代の大きい部分に当たる側の切刃が大きい負荷を受
け、反対に切削代の小さい部分に当たる側の切刃が軽負
荷となり、結果的に負荷の大きい側の切刃に無理が及ば
ない切削条件で加工することとなるため、切削能率は低
下し、同時に切削代大側の切刃は消耗が激しくて、全体
が不均一となるため、チップを頻繁に取り替える必要が
あるといった問題点があった。
(発明の目的) この発明はフライスカッタの厚み方向に切削代が異な
る場合に、切削代に応じて切刃に平均的に負荷がかかる
ように切刃を配置して、切削能率を向上し、チップの寿
命を延ばしてチップ交換サイクルの長期化をはかること
を目的とするものである。
る場合に、切削代に応じて切刃に平均的に負荷がかかる
ように切刃を配置して、切削能率を向上し、チップの寿
命を延ばしてチップ交換サイクルの長期化をはかること
を目的とするものである。
(発明の構成) 前記の目的を達するためのこの発明は、カッタ本体の
円周方向に切刃となるチップを配列したフライスカッタ
において、上記カッタ本体の厚み方向に複数のチップを
取付け可能とし、上記カッタ本体の厚み方向に切削代の
異なるワークに対して、切削代大側に対応するチップ数
を切削代小側に対応するチップ数より多くしたフライス
カッタ構造である。
円周方向に切刃となるチップを配列したフライスカッタ
において、上記カッタ本体の厚み方向に複数のチップを
取付け可能とし、上記カッタ本体の厚み方向に切削代の
異なるワークに対して、切削代大側に対応するチップ数
を切削代小側に対応するチップ数より多くしたフライス
カッタ構造である。
(実施例) 以下この発明を図面に示す実施例にもとづいて詳細説
明する。
明する。
図において、(1)はカッタ本体で、円形の中心に軸
穴(2)を持ち、円周方向に切刃となるチップ(3)
を、カッタの厚み(T)を3つに区分して配列して取り
付けてある。
穴(2)を持ち、円周方向に切刃となるチップ(3)
を、カッタの厚み(T)を3つに区分して配列して取り
付けてある。
この3列に区分した各列のチップ(3)の数は、第3
図の外周展開図に示す如く、左端のA列には9枚、中央
のB列には6枚、右端のC列には3枚が取り付けてあ
り、側面から見た配置は第1図に示す通りである。
図の外周展開図に示す如く、左端のA列には9枚、中央
のB列には6枚、右端のC列には3枚が取り付けてあ
り、側面から見た配置は第1図に示す通りである。
このフライスカッタは第4図に示す如く、切削代
(Q)が三角形の断面を持っているワーク(W)に対し
てP矢の方向にフライスカッタを切り込む場合、フライ
スカッタのA列、B列、C列のチップが切削する切削代
はそれぞれ図示の通りとなり、A列に該当する部分が最
も切削代が多く、続いてB列、C列の順となり、この切
削代の多少に応じてチップ(3)がほぼ平均的に働いて
局部的な摩耗とならず、チップの交換は全部を同時に行
うようになってチップの交換サイクルを延ばすことがで
きるものである。
(Q)が三角形の断面を持っているワーク(W)に対し
てP矢の方向にフライスカッタを切り込む場合、フライ
スカッタのA列、B列、C列のチップが切削する切削代
はそれぞれ図示の通りとなり、A列に該当する部分が最
も切削代が多く、続いてB列、C列の順となり、この切
削代の多少に応じてチップ(3)がほぼ平均的に働いて
局部的な摩耗とならず、チップの交換は全部を同時に行
うようになってチップの交換サイクルを延ばすことがで
きるものである。
なお、チップの配列は図示例の3列に限定することな
く、2列あるいは4列以上であってもよく、また各列の
チップの数も自由である。
く、2列あるいは4列以上であってもよく、また各列の
チップの数も自由である。
(発明の効果) 以上説明したこの発明に係るフライスカッタ構造によ
れば、負荷の大小に応じてチップの数を配置したことに
より、局部的な過負荷がなくなって重切削が可能とな
り、切削能率が向上するとともに、チップの摩耗が平均
化してチップの寿命を延ばすことができ、同時にチップ
交換サイクルを長期化することができるものである。
れば、負荷の大小に応じてチップの数を配置したことに
より、局部的な過負荷がなくなって重切削が可能とな
り、切削能率が向上するとともに、チップの摩耗が平均
化してチップの寿命を延ばすことができ、同時にチップ
交換サイクルを長期化することができるものである。
第1図はこの発明の一実施例を示すフライスカッタの側
面図、第2図は第1図の平面図、第3図は円周を展開し
てチップの配列を示した図、第4図はこのフライスカッ
タにより切削されるワークの切削代の例を示す図であ
る。 (1)……カッタ本体、(2)……軸穴、(3)……チ
ップ
面図、第2図は第1図の平面図、第3図は円周を展開し
てチップの配列を示した図、第4図はこのフライスカッ
タにより切削されるワークの切削代の例を示す図であ
る。 (1)……カッタ本体、(2)……軸穴、(3)……チ
ップ
Claims (1)
- 【請求項1】カッタ本体の円周方向に切刃となるチップ
を配列したフライスカッタにおいて、上記カッタ本体の
厚み方向に複数のチップを取付け可能とし、上記カッタ
本体の厚み方向に切削代の異なるワークに対して、切削
代大側に対応するチップ数を切削代小側に対応するチッ
プ数より多くしたことを特徴とする、フライスカッタ構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61256185A JP2514336B2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | フライスカツタ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61256185A JP2514336B2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | フライスカツタ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63109909A JPS63109909A (ja) | 1988-05-14 |
JP2514336B2 true JP2514336B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=17289084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61256185A Expired - Fee Related JP2514336B2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | フライスカツタ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514336B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2546130Y2 (ja) * | 1990-10-25 | 1997-08-27 | 住友電気工業株式会社 | スローアウェイ式スカラップカッタ |
JP4828437B2 (ja) * | 2007-01-12 | 2011-11-30 | 株式会社フジクラ | 光送受信装置およびその製造方法 |
JP2011240417A (ja) * | 2010-05-14 | 2011-12-01 | Kobe Steel Ltd | サイドカッター |
CN103331473B (zh) * | 2013-05-17 | 2015-10-28 | 西安交通大学 | 一种超密齿面铣刀及其设计方法 |
JP6514876B2 (ja) * | 2014-10-27 | 2019-05-15 | オークマ株式会社 | 工作機械における送り軸の制御方法及び工作機械 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS607919B2 (ja) * | 1979-12-11 | 1985-02-27 | 富士電機株式会社 | 多相交流電動機の給電方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS607919U (ja) * | 1983-06-28 | 1985-01-19 | 東芝タンガロイ株式会社 | スロ−アウエイ式のスカラツプカツタ |
-
1986
- 1986-10-27 JP JP61256185A patent/JP2514336B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS607919B2 (ja) * | 1979-12-11 | 1985-02-27 | 富士電機株式会社 | 多相交流電動機の給電方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63109909A (ja) | 1988-05-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |