JPH09303402A - 玉軸受用保持器 - Google Patents

玉軸受用保持器

Info

Publication number
JPH09303402A
JPH09303402A JP8124867A JP12486796A JPH09303402A JP H09303402 A JPH09303402 A JP H09303402A JP 8124867 A JP8124867 A JP 8124867A JP 12486796 A JP12486796 A JP 12486796A JP H09303402 A JPH09303402 A JP H09303402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cage
ball bearing
ball
pocket
balls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8124867A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Muto
泰之 武藤
Mamoru Aoki
護 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP8124867A priority Critical patent/JPH09303402A/ja
Publication of JPH09303402A publication Critical patent/JPH09303402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
    • F16C33/412Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
    • F16C33/414Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
    • F16C33/416Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
    • F16C33/418Details of individual pockets, e.g. shape or ball retaining means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保持器音の発生を抑制し、玉軸受の振動及び
騒音を低減する。 【構成】 保持器6aは、円環状で、円周方向複数個所
にポケット8を備える。ポケット8の内面を、円筒面1
4と、この円筒面14の端部に形成されてポケット8の
直径方向内方に突出する突条15とで構成する。これに
より、玉5の転動面とポケット8の内面との摩擦特性を
向上させると共に、これら両面同士の間に潤滑剤が送り
込まれ易くする。又、突条15と玉の転動面との係合に
より、保持器6aの変位を制限する。そして、保持器音
の発生を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の玉軸受用保持器は、各種
回転機械装置に使用される玉軸受を構成する保持器の改
良に関し、この保持器と玉との滑り接触部分の潤滑を十
分に確保して玉軸受の振動と騒音とを低減する。
【0002】
【従来の技術】各種回転機械装置の軸受部等、各種回転
部分を支持する為の玉軸受として、例えば図14に示す
様な玉軸受が広く使用されている。この玉軸受は、外周
面に内輪軌道1を有する内輪2と内周面に外輪軌道3を
有する外輪4とを同心に配置し、上記内輪軌道1と外輪
軌道3との間に複数個の玉5、5を転動自在に設けて成
る。図示の例の場合、上記内輪軌道1と外輪軌道3と
は、共に深溝型としている。又、上記複数個の玉5、5
は、保持器6に設けたポケット8、8内に、転動自在に
保持している。
【0003】上記図14に示した玉軸受を構成する保持
器6は、波形プレス保持器と呼ばれるもので、それぞれ
が金属板材をプレス成形する事により得られる、波形で
円環状に形成された1対の素子9、9を組み合わせて成
る。これら両素子9、9は、それぞれの円周方向複数箇
所に、ポケット8、8を構成する為の凹部8a、8aを
形成している。そして、この1対の素子9、9同士を上
記凹部8a、8aから外れた部分で突き合わせ、これら
各部分を複数のリベット10により結合固定して、円環
状で円周方向複数箇所にポケット8、8を有する保持器
6としている。上記各凹部8a、8aの内面中間部は、
上記各玉5、5の外面の曲率半径よりも僅かに大きな曲
率半径を有する、断面円弧状の球状凹面としている。こ
の為、1対の素子9、9を突き合わせると、上記凹部8
a、8aが組み合わされてポケット8、8を構成する。
これら各ポケット8、8の内面中間部には保持面とし
て、上記玉5、5の転動面の曲率半径よりも僅かに大き
な曲率半径の保持凹面11を設けている。
【0004】又、図15に示した、冠型保持器と呼ばれ
る保持器6aは、合成樹脂等により造られた円環状の主
部7の円周方向複数箇所に、玉5、5(図14参照)を
転動自在に保持するポケット8、8を設けている。この
様な冠型の保持器6aの場合、上記各ポケット8、8
は、上記主部7に互いに間隔をあけて配置された1対の
弾性片12、12の片側面と、上記主部7の軸方向(図
15の上下方向)片面(図15の上面)でこの1対の弾
性片12、12の間部分に設けられた球面状の凹面部1
3、13とから構成される。この凹面部13、13の曲
率半径は、上記玉5の転動面の曲率半径よりも僅かに大
きい。これら各弾性片12、12の片側面と凹面部1
3、13とが、保持凹面をなす。
【0005】玉軸受を組み立てる場合には上記各玉5、
5を、各ポケット8、8を構成する1対ずつの弾性片1
2、12の先端縁同士の間隔を弾性的に押し広げつつ、
これら1対の弾性片12、12の間に押し込む。上記保
持器6aは、この様にして上記各ポケット8、8内に玉
5、5を抱き込む事により、これら各玉5、5を、前記
内輪軌道1と外輪軌道3(図14参照)との間に、転動
自在に保持する。
【0006】前述した保持器6或は上述した保持器6a
を備えた玉軸受の使用時には、上記複数個の玉5、5の
転動に伴って、上記内輪2と外輪4との相対回転を自在
とする。この際上記複数の玉5、5は、自転しつつ上記
内輪2の周囲を公転する。又、上記両保持器6、6a
は、上記玉5、5の公転速度と同じ速度で、上記内輪2
の周囲を回転する。
【0007】上記内輪2の外周面と外輪4の内周面との
間部分には、グリースその他の潤滑油等の潤滑剤を充填
若しくは連続的に供給して、上記相対回転が円滑に行な
われる様にする。そして、玉軸受に振動や騒音が生じな
い様にすると共に、焼き付き等の故障を防止する。尚、
一部の玉軸受では、シール板やシールド板等の密封部材
により、内輪2外周面と外輪4内周面との間の空間の両
端開口を塞ぎ、この空間から潤滑剤が漏洩したり、或は
この空間内に塵芥等の異物が進入するのを防止する場合
もある。但し、前記図14は、この様な密封部材を持た
ない玉軸受を示している。
【0008】上述した様な保持器6、6aを組み込んだ
玉軸受の場合、必要量の潤滑剤を充填若しくは供給して
も、この保持器6、6aに振動が誘発され、当該保持器
6、6aを組み込んだ玉軸受に、保持器音と呼ばれる騒
音や振動が発生する場合がある。この様な保持器6、6
aの振動は、保持器6、6aの玉5、5に対する動き量
が大きい事に起因して玉5、5と保持器6、6aとの間
の滑り摩擦に基づいて発生する。この様な保持器音の発
生を抑える為に従来から、ポケット8、8の内面と玉
5、5の転動面との間の隙間を小さくして、玉5、5に
対する保持器6、6aの動き量を小さくし、保持器音の
発生を抑える事が行なわれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に玉
5、5に対する保持器6、6aの動き量を小さくしただ
けでは、上記保持器6、6aのポケット8、8の内面形
状に起因して保持器音が発生する。即ち、図14〜15
に示した従来構造の場合には、上記ポケット8、8の内
面形状が球状凹面である為、この内面と玉5、5の転動
面との摩擦面積が広い。特に、上記動き量を少なくすべ
く、上記内面の曲率半径と転動面の曲率半径との差を少
なくすると、上記摩擦面積が広くなり、これら内面と転
動面との滑り摩擦に基づく振動が発生し易くなる。本発
明の玉軸受用保持器は、この様な不都合を解消すべく、
玉5、5に対する保持器6、6aの動き量を小さくし、
しかも上記内面と転動面との摩擦面積を狭くして摩擦振
動の発生を防止すべく考えたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の玉軸受用保持器
は、前述した従来の玉軸受用保持器と同様に、複数の玉
を転動自在に保持すべく、全体を円環状に形成し、円周
方向複数個所にポケットを設けている。特に、本発明の
玉軸受用保持器に於いては、上記各ポケットの内面が、
円筒面と、この円筒面の少なくとも軸方向一端部にこの
円筒面の周方向に亙り形成されてこの円筒面の直径方向
内方に突出した、断面円弧状の突条とを備えている。
【0011】
【作用】上述の様に構成される本発明の玉軸受用保持器
が、複数の玉を転動自在に保持する際の作用自体は、前
述した従来の玉軸受用保持器の場合と同様である。特
に、本発明の玉軸受用保持器の場合には、玉に対する保
持器の動き量を小さくし、しかもポケットの内面と転動
面との摩擦面積を狭くして、摩擦振動の発生を防止でき
る。即ち、玉に対する保持器の動き量は、突条と玉との
係合により制限できる。従って、各ポケットの内面に於
けるこの突条の形成位置を規制すれば、上記動き量を小
さく抑えて、保持器がラジアル方向に変位する事に伴う
保持器音の発生を抑える事ができる。又、上記各ポケッ
トの内面を、円筒面と突条とで形成している為、これら
各ポケット内に転動自在に保持される玉の転動面とポケ
ットの内面との接触面積を狭くできる。従って、これら
内面と転動面との摩擦に伴う保持器音の発生も抑える事
ができる。しかも、上記内面と転動面との間には、大き
な隙間が存在する為、潤滑剤がこのポケットの内面と玉
の転動面との間の隙間に取り込まれ易くなり、滑り接触
部分の潤滑状態が良好になる。即ち、本発明の玉軸受用
保持器の場合には、各ポケットの内面と転動面との接触
状態が、面接触よりも線接触若しくは点接触に近い状態
となり、しかも接触部分に十分な潤滑剤が供給される
為、これら内面と転動面との間の滑り摩擦が軽減され
る。これらにより、保持器音と呼ばれる振動・騒音が発
生しにくくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。図示の例は、本発明を冠型保持
器に適用したものである。本例の場合には、前記図15
に示した様な全体形状を有する冠型の保持器6aのポケ
ット8、8の内面形状を変える事により、保持器音の低
減を図っている。即ち、本例の場合には、保持器6aを
構成する上記各ポケット8、8の内面はそれぞれ、円筒
面14と、この円筒面14の軸方向一端部で、上記各ポ
ケット8、8の外径側(保持器6aの外周側)開口周縁
部に設けられた突条15とを備える。このうちの円筒面
14の中心軸は、上記保持器6a本体の直径方向に存在
する。又、上記突条15は、断面円弧状で、この円筒面
14の周方向に亙り形成されて、この円筒面14の直径
方向内方に突出している。
【0013】上記円筒面14の内径は、上記ポケット8
内に転動自在に保持すべき玉5の外径よりも僅かに大き
い。又、この玉5を、内輪2外周面の内輪軌道1と外輪
4内周面の外輪軌道3との間に転動自在に保持した状態
(図14に示す様に組み付けた状態)で、上記玉5の転
動面と上記突条15とは、摺接若しくは微小隙間を介し
て対向する。
【0014】上述の様に構成される本発明の玉軸受用保
持器が、複数の玉5を転動自在に保持する際の作用自体
は、前述の図15に示した従来の玉軸受用の保持器の場
合と同様である。特に、本発明の玉軸受用保持器の場合
には、玉5に対する保持器6aの動き量を小さくし、し
かも上記各ポケット8、8の内面と上記玉5の転動面と
の摩擦面積を狭くして、摩擦振動の発生を防止できる。
【0015】即ち、玉5に対する保持器6aの動き量
は、上記各ポケット8、8の突条15と玉5の転動面と
の係合により制限できる。従って、上記各ポケット8、
8の内面に於けるこの突条8、8の形成位置を規制すれ
ば、上記動き量を小さく抑えて、保持器6aがラジアル
方向に変位する事に伴う保持器音の発生を抑える事がで
きる。又、上記各ポケット8、8の内面を、円筒面14
と突条15とで形成している為、これら各ポケット8、
8内に転動自在に保持される玉5、5の転動面とポケッ
ト8、8の内面との接触面積を狭くできる。従って、こ
れら内面と転動面との摩擦に伴う保持器音の発生も抑え
る事ができる。しかも、上記内面と転動面との間には、
図2に示す様に、大きな隙間16が存在する為、グリー
ス等の潤滑剤が、これら各ポケット8の内面と玉5の転
動面との間の隙間16に取り込まれ易くなり、滑り接触
部分の潤滑状態が良好になる。
【0016】即ち、本発明の玉軸受用保持器の場合に
は、上記各ポケット8の内面と玉5の転動面との接触状
態が、面接触よりも線接触若しくは点接触に近い状態と
なり、しかも接触部分に十分な潤滑剤が供給される。こ
の為、これら内面と転動面との間の滑り摩擦が軽減され
る。これらにより、保持器音と呼ばれる振動・騒音が発
生しにくくなる。
【0017】この様に、保持器6aのポケット8の内面
と玉5の転動面との滑り接触部分の摩擦特性及び潤滑特
性が向上する事により、本例の保持器6aを用いて構成
した玉軸受に、振動や騒音が発生し難くなる。本発明者
は、本発明の効果を確認すべく、前述の図15に示した
従来の保持器を用いた玉軸受と、本発明に係る保持器を
用いた玉軸受とがそれぞれ発生する、騒音の周波数スペ
クトルを測定し、比較する実験を行なった。実験に使用
した玉軸受は、外輪の外径が35mm、同幅が11mm、内
輪の内径が15mm、玉径が6mm、玉数が8個である。
【0018】この様な条件下で行なった実験の結果を、
それぞれの玉軸受の周波数スペクトルとして図3に示
す。この図に於いて、横軸は周波数を、縦軸は騒音レベ
ルを、それぞれ表している。又、測定結果を表す2本の
線のうち、鎖線aは、本発明に係る保持器を用いて構成
された玉軸受が発生する騒音の周波数スペクトルを、実
線bは従来の保持器を用いて構成された玉軸受が発生す
る騒音の周波数スペクトルを、それぞれ表している。
尚、これら各玉軸受を構成する構成各部品のうち、保持
器以外の構成各部品に就いては、互いに同一(同等)の
部品を使用した。この図3から分かる様に、本発明に係
る保持器を用いた玉軸受の場合、周波数スペクトルのピ
ークが小さい。尚、この実験の過程で、前記突条15の
断面形状の曲率半径を種々変えて同様の実験を行なった
結果、この曲率半径は、玉5の外径の2%以上にする事
が、保持器音の低減効果を高める面から好ましい事が分
った。
【0019】次に、図4〜5は、本発明の実施の形態の
第2例を示している。上述した第1例の場合には、ポケ
ット8の内面の外径側開口周縁部に突条15を形成して
いたのに対して、本例の場合には、ポケット8の内面の
内径側開口周縁部に、突条15を形成している。その他
の構成及び作用は、上述した第1例の場合と同様であ
る。
【0020】次に、図6〜7は、本発明の実施の形態の
第3例を示している。本例の場合には、ポケット8の内
面の内径側、外径側両開口周縁部に、突条15、15を
形成している。その他の構成及び作用は、前述した第1
例及び上述した第2例の場合と同様である。
【0021】次に、図8〜9は、本発明の実施の形態の
第4例を示している。本例の場合には、各ポケット8の
内面の外径側開口周縁部に突条15a、15aを、周方
向中間部を除いて設けている。その他の構成及び作用
は、前述した第1例の場合と同様である。
【0022】次に、図10〜11は、本発明の実施の形
態の第5例を示している。本例の場合には、ポケット8
の内面の内径側開口周縁部に突条15a、15aを、周
方向中間部を除いて設けている。その他の構成及び作用
は、前述した第1例の場合と同様である。
【0023】次に、図12〜13は、本発明の実施の形
態の第6例を示している。本例の場合には、ポケット8
の内面の内径側、外径側両開口周縁部に、それぞれ中央
部を除いて1対ずつの突条15a、15aを形成してい
る。その他の構成及び作用は、前述した第4例及び上述
した第5例の場合と同様である。
【0024】
【発明の効果】本発明の玉軸受用保持器は、以上に述べ
た通り構成され作用する為、玉の転動面と保持器に形成
したポケットの内面との滑り接触部分の摩擦状態及び潤
滑状態が良好になる。この結果、本発明の玉軸受用保持
器を用いて構成した玉軸受は、保持器音の発生が抑制さ
れ、低振動、低騒音の玉軸受を得られる。更に、本発明
の玉軸受用保持器の場合、玉の転動面と保持器に形成し
たポケットの内面との滑り接触部分の摩擦が低減する
為、保持器の耐摩耗性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す、保持器の
一部を示す拡大斜視図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本発明の効果を確認する為に行なった実験の結
果を示す線図。
【図4】本発明の実施の形態の第2例を示す、保持器の
一部を示す拡大斜視図。
【図5】図4のB−B断面図。
【図6】本発明の実施の形態の第3例を示す、保持器の
一部を示す拡大斜視図。
【図7】図6のC−C断面図。
【図8】本発明の実施の形態の第4例を示す、保持器の
一部を示す拡大斜視図。
【図9】図8のD−D断面図。
【図10】本発明の実施の形態の第5例を示す、保持器
の一部を示す拡大斜視図。
【図11】図10のE−E断面図。
【図12】本発明の実施の形態の第6例を示す、保持器
の一部を示す拡大斜視図。
【図13】図12のF−F断面図。
【図14】従来から知られている玉軸受の1例を示す部
分切断斜視図。
【図15】従来から知られている保持器の別例を示す斜
視図。
【符号の説明】
1 内輪軌道 2 内輪 3 外輪軌道 4 外輪 5 玉 6、6a 保持器 7 主部 8 ポケット 8a 凹部 9 素子 10 リベット 11 保持凹面 12 弾性片 13 凹面部 14 円筒面 15、15a 突条 16 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の玉を転動自在に保持すべく、全体
    を円環状に形成され、円周方向複数個所にポケットが設
    けられている玉軸受用保持器に於いて、上記各ポケット
    の内面が、円筒面と、この円筒面の少なくとも軸方向一
    端部にこの円筒面の周方向に亙り形成されてこの円筒面
    の直径方向内方に突出した、断面円弧状の突条とを備え
    ている事を特徴とする玉軸受用保持器。
JP8124867A 1996-05-20 1996-05-20 玉軸受用保持器 Pending JPH09303402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8124867A JPH09303402A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 玉軸受用保持器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8124867A JPH09303402A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 玉軸受用保持器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09303402A true JPH09303402A (ja) 1997-11-25

Family

ID=14896067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8124867A Pending JPH09303402A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 玉軸受用保持器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09303402A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6719459B1 (en) 1999-10-18 2004-04-13 Nsk Ltd. Ball bearing
JP2012180886A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Ntn Corp 保持器および転がり軸受
WO2013002036A1 (ja) * 2011-06-27 2013-01-03 Ntn株式会社 玉軸受用の合成樹脂製保持器および玉軸受
DE10353098B4 (de) * 2002-11-15 2013-03-21 Ntn Corp. Aus einem Harz hergestellter Kugelhalter für ein Kugellager
JP2013068249A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Jtekt Corp 玉軸受及び玉軸受用の保持器
CN108775341A (zh) * 2018-04-27 2018-11-09 洛阳轴承研究所有限公司 一种轴承保持架及使用该轴承保持架的轴承

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56113826A (en) * 1979-12-24 1981-09-08 Skf Kugellagerfabriken Gmbh Plastic made snap holder for ball bearing
JPS63172617A (ja) * 1986-11-26 1988-07-16 エスカーエフ ゲーエムベーハー 深みぞ玉軸受用のスナップ保持器を製造するための注型あるいは射出成形工具、並びにこの工具で製造されるスナップ保持器
JPH0659627U (ja) * 1993-02-01 1994-08-19 日本精工株式会社 合成樹脂製冠型保持器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56113826A (en) * 1979-12-24 1981-09-08 Skf Kugellagerfabriken Gmbh Plastic made snap holder for ball bearing
JPS63172617A (ja) * 1986-11-26 1988-07-16 エスカーエフ ゲーエムベーハー 深みぞ玉軸受用のスナップ保持器を製造するための注型あるいは射出成形工具、並びにこの工具で製造されるスナップ保持器
JPH0659627U (ja) * 1993-02-01 1994-08-19 日本精工株式会社 合成樹脂製冠型保持器

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6719459B1 (en) 1999-10-18 2004-04-13 Nsk Ltd. Ball bearing
US7070334B2 (en) 1999-10-18 2006-07-04 Nsk Ltd Ball Bearing
US7404675B2 (en) 1999-10-18 2008-07-29 Nsk Ltd. Ball bearing
DE10353098B4 (de) * 2002-11-15 2013-03-21 Ntn Corp. Aus einem Harz hergestellter Kugelhalter für ein Kugellager
JP2012180886A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Ntn Corp 保持器および転がり軸受
WO2013002036A1 (ja) * 2011-06-27 2013-01-03 Ntn株式会社 玉軸受用の合成樹脂製保持器および玉軸受
JP2013007468A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Ntn Corp 玉軸受用の合成樹脂製保持器および玉軸受
CN103688069A (zh) * 2011-06-27 2014-03-26 Ntn株式会社 球轴承用的合成树脂制保持器以及球轴承
US9022662B2 (en) 2011-06-27 2015-05-05 Ntn Corporation Retainer made of synthetic resin for use in ball bearing and ball bearing
CN103688069B (zh) * 2011-06-27 2016-11-23 Ntn株式会社 球轴承用的合成树脂制保持器以及球轴承
JP2013068249A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Jtekt Corp 玉軸受及び玉軸受用の保持器
CN108775341A (zh) * 2018-04-27 2018-11-09 洛阳轴承研究所有限公司 一种轴承保持架及使用该轴承保持架的轴承

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3744663B2 (ja) ラジアル玉軸受用保持器及びラジアル玉軸受
JP3039087B2 (ja) 保持器付自動調心ころ軸受
US20040141672A1 (en) Resin-made ball retainer for a rolling bearing
JPH11125256A (ja) 玉軸受用保持器
JP3684642B2 (ja) 転がり軸受用保持器
JP2000320548A (ja) 転がり軸受
JPH09303402A (ja) 玉軸受用保持器
JP2001116051A (ja) 玉軸受用保持器及び玉軸受
JP2021167649A (ja) 転がり軸受
JPH074439A (ja) 高速アンギュラ玉軸受
JPH1151061A (ja) ころ軸受用合成樹脂製保持器
JPH11166540A (ja) 転がり軸受用保持器
JP2002303326A (ja) 転がり軸受用保持器及び転がり軸受
JP2000039024A (ja) 転がり軸受用保持器
JPH10318264A (ja) ころ軸受用合成樹脂製保持器
JPH11325080A (ja) ラジアル玉軸受用保持器
JP2021179236A (ja) 転がり軸受
JP2009063098A (ja) 転がり軸受
US11221044B2 (en) Rolling bearing
JPH0979265A (ja) 玉軸受用冠型保持器
JP2005155759A (ja) 転がり軸受
JPH08277842A (ja) 玉軸受用保持器
JP2000346080A (ja) 転がり軸受
JP2004162921A (ja) 転がり軸受
JP2004211870A (ja) 玉軸受用保持器及び玉軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329