JP2513370Y2 - スライド式排気ブレ−キの弁作動用復動式エア−シリンダ−装置 - Google Patents

スライド式排気ブレ−キの弁作動用復動式エア−シリンダ−装置

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JP2513370Y2
JP2513370Y2 JP1986156320U JP15632086U JP2513370Y2 JP 2513370 Y2 JP2513370 Y2 JP 2513370Y2 JP 1986156320 U JP1986156320 U JP 1986156320U JP 15632086 U JP15632086 U JP 15632086U JP 2513370 Y2 JP2513370 Y2 JP 2513370Y2
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一儀 滝川
亮一 鈴木
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Usui Co Ltd
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Usui Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、一般にトラック、或いはバス等の大型車輌
において、排気管の途中に介在連結して急降坂時に排気
ガスの流路を閉塞して車輌に制動機能を及ぼすスライド
式排気ブレーキの弁作動用復動式エアーシリンダー装置
の構造の改良に関するものである。
[従来の技術] スライド式排気ブレーキとしては、例えば特公昭62−
34931号公報に記載されているブレーキ弁が知られてい
る。このブレーキ弁は第4図に示すごとく、排気ブレー
キ本体部37とアクチュエータ38とを備えており、排気ブ
レーキ本体37は、内燃機関の排気システムに直列に設定
されるハウジング39を備え、排気ガスが該排気ガス流路
40を流れるように構成されている。細長いロッド41によ
って起動される板状弁部材(主ゲート)42は、排気ガス
流路40を制限しそれにより周知の方法でエンジンの回転
を遅らせる閉位置との間を動くように組込まれている。
一方、ロッド41の反対側の端部には、アクチュエータ38
のシリンダーケース43内に配置されたピストン44が取付
けられている。アクチュエータ38は復動式エアーシリン
ダー型のもので、ロッド41は給排気孔47を通してチャン
バー45内に加圧流体が導入されることにより圧縮ばね46
に抗して伸張され、加圧流体が給排気孔47より排出され
ることにより圧縮ばね46の作用でロッド41、ピストン44
が元の位置に戻る仕組みとなっている。
しかるに、このような構成の排気ブレーキにおける復
動式エアーシリンダー装置は、排気ガス流路40の開路時
の衝撃を緩和する緩衝機構を具備していないため、衝撃
音が大きいだけでなくアクチュエータ38のピストン44、
シリンダーケース43等の摩耗も著しく、耐久性の面でも
好ましくなかつた。
そこで、これらの問題点を改善すべく、排気ガス流路
40の開路時の衝撃を緩和する緩衝機構を具備した復動式
エアーシリンダー装置が提案されている。従来、この種
の復動式エアーシリンダー装置としては、第3図に例示
するように、頂壁部(22)の側壁に電磁弁(図示せず)
を介して外部の給排源路に通ずる給排気孔(22′)を有
し、且つ底壁部(23)に同様にして前記電磁弁を介して
別路連結される給排気路(23′)を貫通して構成したシ
リンダーケース(21)の内部に、ピストン部材(24)を
内装すると共に、該ピストン部材の頂面部に一体に設け
た突出壁(24′)部を上側気体室(A′)に備えたクッ
ションシール(26)に排気ガス流路での常時開路状態に
あって嵌合せしめるように設け、ピストン部材(24)の
ピストンロッド(25)の端部をシリンダーケース(21)
の底壁部(23)を貫通して排気ブレーキ本体の取付け基
台側に突出させ、その該端部に排気ガス流路を開閉する
板状弁部材を連着して構成していた。尚第3図で
(B′)はピストン部材(24)の下側気体室である。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、これら従来の復動式エアーシリンダー
装置においては、弁部材の開路時の衝撃緩和として働く
前記クッションシール(26)とピストン部材(24)側の
突出壁(24′)との嵌合手段等による緩衝構造にあって
は、排気ガスによる熱影響によってクッションシール
(26)に早期老化を招いて緩衝機能を劣化せしめる等の
不具合を生ぜしめ、更にこの不具合による弁部の常時開
路状態にシリンダーケース(21)のピストン部材(24)
の下側気体室(B′)に供給される圧縮エアーが該ピス
トン部材と該シリンダーケースとの摺擦面での間隙及び
ピストンロッド(25)と底壁部(23)側に設けたシール
或いはブッシュとの間隙からの洩れによって、前記気体
室(B′)内部の圧力に低下を招き、また排気管に伝わ
る機関振動、或いは走行振動等に加えて弁部材の自重に
起因して弁部材に下方への移動を生ぜしめて排気ガスの
流通を阻害し、構成部品への熱影響による不具合を増
し、車輌の走行状態に悪影響を及ぼすこととなり、従っ
てこの防止策として常時の開路状態に気体室(B′)に
給排気路(23′)からの過大な圧縮エアーの供給を余儀
なくされる問題を有するものであった。
本考案は、このような従来の前記問題を極めて効果的
に解決したものであって、弁部材の開閉時の衝撃を緩和
して長期に亘り緩衝機能を確実に発揮せしめ、同時に熱
影響による不具合の発生をなくすと共に、機関振動、走
行振動や更に弁部材の自重による弁部材の下方への移動
を防止して車輌の走行状態を良好に保持せしめ、且つ高
温の排気ガスに弁部材がさらされて各部が大きな熱影響
をうけることもなくなり、更に常に開路状態に維持する
ための圧縮エアーの供給を一切不要とし、弁部材の開閉
作動時だけに供給するようにした復動式エアーシリンダ
ー装置を提供することを目的とするものである。
[問題を解決するための手段] 本考案は、頂壁部の側壁に給排気孔を、底壁部に給排
気路を貫通してそれぞれ外部の吸気源に連結して構成し
たシリンダーケース内部に、ピストン部材を内装すると
共に該ピストン部材のピストンロッドの下端部を該シリ
ンダーケースの底壁部を貫通して排気ブレーキ本体の取
付け基台側を突出させ、且つ該下端部にブレーキ本体側
の排気ガス流路を開閉する板状弁部材を連着した弁作動
用復動式エアーシリンダー装置において、前記シリンダ
ーケースの上側に頂壁部を固定して前記ピストン部材の
上側気体室を形成し、ピストン部材或いは頂壁部の内壁
のいずれか一方にマグネット部材を設け、且つ前記上側
気体室に設けられたスプリング体の一端を前記マグネッ
ト部材に、また他端をピストン部材或いは頂壁部の内壁
のいずれか他方に固定し、排気ガス流路での開路状態に
あってピストン部材或いはスプリング体を吸着せしめる
ように構成したスライド式排気ブレーキの弁作動用復動
式エアーシリンダー装置を要旨とするものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第1図は本考案のスライド式排気ブレーキの弁作動用復
動式エアーシリンダー装置の開路状態時の縦断面図、第
2図は他の実施例を示す拡大断面図であって、(1)は
シリンダーケースであって、その上端に頂壁部(2)が
固定されて上側気体室(A)が形成され、該頂壁の側壁
に電磁弁(図示せず)を介して外部の給気源路(図示せ
ず)と前記上側気体室(A)を連通する給排気孔
(2′)を、また底壁部(3)に同様にして前記電磁弁
とピストン部材(4)の下側気体室(B)とを連通する
前記給気源路とは別路の給排気路(3′)がそれぞれ貫
設されており、前記シリンダーケースの内部には前記ピ
ストン部材(4)が摺動自在に内装されていると共に、
該ピストン部材のピストンロッド(5)の下端部を該シ
リンダーケースの底壁部(3)を貫通して排気ブレーキ
本体(7)の取付け基台側に突出させ、且つ該下端部に
ブレーキ本体(7)側の排気ガス流路(8)を開閉する
板状弁部材(6)が連着されて排気ブレーキの弁作動用
復動式エアーシリンダー装置が構成されている。
(9)は上側気体室(A)にあって頂壁部(2)の内
壁にその一端を従来公知のろう付け、溶接或いは接合等
で固定してスプリング体(10)を吊設した状態をもっ
て、前記ピストン部材(4)に対向して設けられ且つ前
記スプリング体側の下端部が圧入やろう付け等により固
定されたマグネット部材である。尚マグネット部材
(9)をピストン部材(4)側の頂面部に備え、一方ス
プリング体(10)の下端に磁気吸着しうる部材を取付け
て固定するよう構成することもできる。
また、本考案は第2図に示す通り、ピストン部材
(4)と対向してシリンダーケース(1)の頂壁部
(2)の内壁にマグネット部材(9)を設けて、該マグ
ネット部材に前記と同様にスプリング部材(4)の一端
を固定し、一方該スプリング部材の下端部をピストン部
材(4)に前記と同様にして固定しても、第1図実施例
と同様の効果が得られる。この場合マグネット部材
(9)はシリンダーケース(1)と同様に鋳ぐるんでも
よいし、後に頂壁部(2)の内壁に固着してもよい。い
ずれにしても排気ガス流路(8)での開路時にスプリン
グ体(10)の弾性により衝撃を吸収緩和せしめ、且つそ
の後の開路状態にあってピストン部材(4)、或いはス
プリング体(10)をそれぞれ吸着せしめて常時開路状態
に維持するように構成されている。
[作用] 本考案はこのように構成されているため、車輌の常時
走行時における弁部材(6)の排気ガス流路(8)での
開路時に、圧縮エアーは給排気路(3′)からピストン
部材(4)の下側気体室(B)に供給され、該ピストン
部材を押し上げると共に、ピストン部材(4)の上側気
体室(A)側のエアーは給排気孔(2′)より外部の給
気源路側に放出される。そしてピストン部材(4)がス
プリング体(10)を圧縮して衝撃が吸収緩和され、同時
にマグネット部材(9)によって該ピストン部材
(4)、或いはスプリング体(10)が磁気吸着されるこ
ととなり、該磁気吸着によりその後弁部材(6)を開路
の位置に維持されるため圧縮エアーの供給を不要とする
ものである。
一方、閉路時に際しては給排気孔(2′)からのピス
トン部材(4)の上側気体室(A)への圧縮エアーの供
給によって前記磁気吸着状態を解放し、該ピストン部材
を押し下げると共に、ピストン部材(4)の下側気体室
(B)側のエアーを給排気路(3′)により外部の給気
源路側に放出される。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による復動式エアーシリ
ンダー装置は、弁部材(6)の排気ガス流路(8)での
開路時におけるピストン部材(4)がスプリング体(1
0)を圧縮して該スプリング体の有する弾性によって衝
撃を吸収緩和せしめることができ、同時にマグネット部
材(9)によってピストン部材(4)側を磁気吸着して
その位置に保持するため、走行中での排気管に伝わる機
関振動、走行振動及び弁部材(6)の自重等による該弁
部材の下方への移動の憂いが全くなく、従って車輌の走
行状態を良好に保持することができ、また開路状態にあ
って圧縮エアーの下側気体室(B)への供給を一切不要
とする等、極めて有用なスライド式排気ブレーキの弁作
動用復動式エアーシリンダー装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すスライド式排気ブレー
キの弁作動用復動式エアーシリンダー装置の開路状態時
の縦断面図、第2図は他の実施例の要部拡大断面図、第
3図は従来例を示す同上エアーシリンダー装置単体の縦
断面図、第4図は同じく従来のスライド式排気ブレーキ
の全体構成を一部破断して示す概略図である。 (2)…頂壁部、(4)ピストン部材、(8)…排気ガ
ス流路、(9)…マグネット部材、(10)…スプリング
体、(A)…上側気体室。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂壁部の側壁に給排気孔を、底壁部に給排
    気路を貫通してそれぞれ外部の吸気源に連結して構成し
    たシリンダーケース内部に、ピストン部材を内装すると
    共に該ピストン部材のピストンロッドの下端部を該シリ
    ンダーケースの底壁部を貫通して排気ブレーキ本体の取
    付け基台側を突出させ、且つ該下端部にブレーキ本体側
    の排気ガス流路を開閉する板状弁部材を連着した弁作動
    用復動式エアーシリンダー装置において、前記シリンダ
    ーケース(1)の上側に頂壁部(2)を固定して前記ピ
    ストン部材(4)の上側気体室(A)を形成し、ピスト
    ン部材(4)或いは頂壁部(2)の内壁のいずれか一方
    にマグネット部材(9)を設け、且つ前記上側気体室
    (A)に設けられたスプリング体(10)の一端を前記マ
    グネット部材(9)に、また他端をピストン部材(4)
    或いは頂壁部(2)の内壁のいずれか他方に固定し、排
    気ガス流路(8)での開路状態にあってピストン部材
    (4)或いはスプリング体(10)を前記マグネット部材
    により磁気吸着せしめるように構成したことを特徴とす
    るスライド式排気ブレーキの弁作動用復動式エアーシリ
    ンダー装置。
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