JP2512859Y2 - パイプ式モジュラワイパ装置の躯体取付け構造 - Google Patents

パイプ式モジュラワイパ装置の躯体取付け構造

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JP2512859Y2
JP2512859Y2 JP1990100583U JP10058390U JP2512859Y2 JP 2512859 Y2 JP2512859 Y2 JP 2512859Y2 JP 1990100583 U JP1990100583 U JP 1990100583U JP 10058390 U JP10058390 U JP 10058390U JP 2512859 Y2 JP2512859 Y2 JP 2512859Y2
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孝 星野
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株式会社三ツ葉電機製作所
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自家用車、バス、トラツク等の車両に装備
されるパイプ式モジユラワイパ装置の躯体取付け構造に
関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種モジユラワイパ装置のなかには、ワイ
パモータが取付けられる側のブラケツトとワイパ軸が取
付けられる側のブラケツトとの連結をパイプ材を用いて
行うものがある。
ところで従来、モジユラワイパ装置は、ブラケツトを
セツテイングラバー(防振材)を介して躯体(Body)側
に直接防振的に取付ける構造になつているので、ブラケ
ツトには、その取付けに必要な複数の取付け孔(または
溝)を作成しなければならないことになる。しかるにこ
れら複数の取付け孔(または溝)の軸芯方向は、複雑な
躯体面に合わせる必要があるためどうしても多次元的な
ものに成らざるを得ず、そして取付け孔の数が多いほど
これが顕著となつて、ブラケツトを型成形するにあた
り、抜型がアンダーカツトにならないように注意を払わ
なければならず、この結果、金型形状が複雑になるうえ
にセツテイングラバーのセツトに手間がかかる等の欠点
がある。
そこで、ブラケツト同志を連結する連結パイプを躯体
側に連結してブラケツトの躯体側への取付け強度を確保
することが提唱されるが、ブラケツト間に、ワイパモー
タの駆動力を各ワイパ軸に伝達すべくリンク作動する第
一、第二のワイパリンクのそれぞれを亘るように配され
たものでは、ワイパリンクが邪魔になつて連結パイプの
躯体側への取付けの自由度が損なわれるという問題があ
る。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができるパイプ式モジユラワイパ装置の躯体
取付け構造を提供することを目的として創案されたもの
であつて、ワイパモータおよび第一ワイパ軸が取付けら
れる第一ブラケツトと第二ワイパ軸が取付けられる第二
ブラケツトとを連結パイプを介して一体的に連結すると
共に、前記両ブラケツト間に、ワイパモータの駆動力を
各ワイパ軸に伝達すべくリンク作動する第一、第二のワ
イパリンクのそれぞれを亘るように配してなるパイプ式
モジユラワイパ装置を躯体側に取付けるにあたり、前記
少なくとも一方のブラケツトの連結パイプの端部を、該
一方のブラケツトとの取付け位置から延長させて延長部
を形成し、該パイプ延長部を、躯体側に防振材を介して
取付けたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、ブラケツト同志
を連結するための連結パイプを躯体側との締結部材に有
効利用して、ブラケツトの形状を簡略化できるようにし
たものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1はパイプモジユラタイプのワイパ装置
であつて、該ワイパ装置1を構成する第一ブラケツト2
にはワイパモータ3、第一のワイパ軸4が設けられ、ま
た第二ブラケツト5には前記とは別の第二のワイパ軸6
が設けられている。そして、両第一ブラケツト2、第二
ブラケツト5は連結パイプ7によつて一体的に連結され
ていると共に、ワイパモータ3のモータ軸に止着された
モータアーム(図示せず)と第二ブラケツト5側の第二
のワイパ軸6に設けたリンクアーム6aとの間には第一ワ
イパリンク8がさらにリンクアーム6aと第一ブラケツト
2側の第一のワイパ軸4に設けたリンクアーム4aとの間
には第二ワイパリンク9がそれぞれ介装されており、モ
ータ駆動に伴い各ワイパ軸4、6が往復回動することに
よつて各ワイパ軸4、6に設けたワイパアーム(図示せ
ず)が往復揺動して窓面の払拭作動を行うようになつて
いること等は何れも従来通りである。
そして、前記両ブラケツト2、5はそれぞれ防振的に
躯体側(Body側)10側に取付けられるものであるが、第
一ブラケツト2および第二ブラケツト5には、従来通り
セツテイングラバー11が設けられた取付け部12が形成さ
れる一方、近接して本考案が実施された取付け部13、14
が形成されている。
前記取り付け部12は、第一ブラケツト2(または第二
ブラケツト5)に穿設した取付け孔(または溝)2a(5
a)にセツテイングラバー11が嵌着され、セツテイング
ラバー11の内周部にさらにカラー15を嵌合せしめた状態
で躯体10にボルトナツト16を介して一体的に緊締するも
のであつて、このものは従来通りのものである。
また、取付け部13は第一ブラケツト2側を躯体10に取
付けるためのものであるが、このものにおいては、前記
連結パイプ7の第一ブラケツト2側端がブラケツト取付
け位置よりも延長されており、その第一ブラケツト2に
近接する延長部7aの内周に円筒状をしたセツテイングラ
バー17が圧入状に内嵌され、そしてこのセツテイングラ
バー17に躯体10側から突出する取付けピン18を圧入状に
嵌入することで躯体10に防振的に取付けられるようにな
つている。
一方、取付け部14は第二ブラケツト5側を躯体10に取
付けるためのものであるが、このものにおいては、前記
連結パイプ7の第二ブラケツト5側端がブラケツト取付
け位置よりも延長されており、その第二ブラケツト5に
近接する延長部7bの外周に、躯体10側に設けられ円弧状
のセツテイングラバー19を圧入状に内嵌した取付け金具
20が嵌入組付けされることで躯体10側に防振的に取付け
られるようになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、ワイ
パ装置1は、第一ブラケツト2、第2ブラケツト5を躯
体10側に取付けることによつて組み込まれるものである
が、その場合に、両ブラケツト2、5を一体的に連結固
定するための連結パイプ7に、両ブラケツト2、5に近
接する延長部7a、7bを形成し、この延長部7a、7bにセツ
テイングラバー17、19をそれぞれ圧入状に嵌着し、これ
を用いて躯体10側に防振的に取付けられることになる。
この様に、本考案が実施されたものにおいては、第一
ブラケツト2、第二ブラケツト5を躯体10に取付ける場
合に、第一ブラケツト2、第二ブラケツト5を一体的に
連結固定するための連結パイプ7を有効に利用し、これ
を取付け部材として兼用して躯体10側に防振的に取付け
ることができ、この結果、第一ブラケツト2、第二ブラ
ケツト5は、取付け孔(または溝)の数がその分だけ少
なくなつて、これら各取付け孔(または溝)の軸芯方向
を複雑な躯体面に合わせるため金型を複雑にせざる得な
いことが回避され、第一ブラケツト2、第二ブラケツト
5の金型成形性が改善されると共に組付け性が向上す
る。
しかも、連結パイプ7の躯体側取付け部位が、該連結
パイプ7のブラケツト2、5への取付け部位よりも外方
に延長したパイプ延長部7a、7bであるため、両ブラケツ
ト2、5間にそれぞれ亘るようにして配される第一、第
二のワイパリンク8、9が邪魔になつてしまうことがな
く、自由度の高い連結パイプ7の躯体側への取付けがで
きることになつて、加工性が向上する。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、ワイパ装置は、パイプ式モジユラワイパ装置
を躯体側に取付ける場合に、ブラケツトと共に、両ブラ
ケツト同志を一体的に連結固定する連結パイプの延長部
が防振材を介して躯体側に防振的に取付けられる。
この結果、パイプ式モジユラワイパ装置を躯体側に取
付ける場合に、連結パイプが躯体側への取付け部材にそ
のまま有効に兼用されることとなつて、ブラケツトにお
いては、連結パイプが躯体側に取付けられる分だけ取付
け孔(または溝)の数を少なくでき、軸芯方向が複雑な
躯体面に合うようブラケツトに形成される取付け孔(ま
たは溝)を形成するための金型の多次元性が低減するこ
とになつて、金型成形性を改善できるうえ、組付け性を
も向上する。
しかも連結パイプの躯体側取付け部位が、該連結パイ
プのブラケツトへの取付け部位よりも外方に延長したパ
イプ延長部であるため、両ブラケツト間にそれぞれ亘る
ようにして配される第一、第二のワイパリンクが邪魔に
なつてしまうことがなく、自由度の高い連結パイプの躯
体側への取付けができることになつて、加工性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るパイプ式モジユラワイパ装置の躯
体取付け構造の実施例を示したものであつて、第1図は
ワイパ装置の斜視図、第2図は第1図におけるA−A断
面図、第3図は第1図におけるB−B断面図、第4図は
第一ブラケツト側の要部断面図、第5図は第1図におけ
るX矢視図、第6図は取り付け部12を示す断面図であ
る。 図中、1はワイパ装置、2は第一ブラケツト、5は第二
ブラケツト、7は連結パイプ、7a、7bは延長部、8、9
はワイパリンク、11、17、19はセツテイングラバーであ
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイパモータおよび第一ワイパ軸が取付け
    られる第一ブラケツトと第二ワイパ軸が取付けられる第
    二ブラケツトとを連結パイプを介して一体的に連結する
    と共に、前記両ブラケツト間に、ワイパモータの駆動力
    を各ワイパ軸に伝達すべくリンク作動する第一、第二の
    ワイパリンクのそれぞれを亘るように配してなるパイプ
    式モジユラワイパ装置を躯体側に取付けるにあたり、前
    記少なくとも一方のブラケツトの連結パイプの端部を、
    該一方のブラケツトとの取付け位置から延長させて延長
    部を形成し、該パイプ延長部を、躯体側に防振材を介し
    て取付けたことを特徴とするパイプ式モジユラワイパ装
    置の躯体取付け構造。
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