JP2510379B2 - 自動二輪車の後輪駆動装置 - Google Patents

自動二輪車の後輪駆動装置

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JP2510379B2
JP2510379B2 JP4164322A JP16432292A JP2510379B2 JP 2510379 B2 JP2510379 B2 JP 2510379B2 JP 4164322 A JP4164322 A JP 4164322A JP 16432292 A JP16432292 A JP 16432292A JP 2510379 B2 JP2510379 B2 JP 2510379B2
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JP
Japan
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arm
rear wheel
bearing
sprocket
wheel
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JP4164322A
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JPH05246368A (ja
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實 森岡
光可 小浜
敏秋 岸
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車の後輪駆動装
置に関し、特に後輪駆動時にリヤアームに大きな曲げ力
が加わるのを防止できるようにした自動二輪車の後輪駆
動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車にあっては、車体フレームに
軸受を介してリヤアームの前端側を枢支し、このリヤア
ームの後端で後輪を支持するようにしたものが知られて
おり、更にこのような自動二輪車の中には後輪をリヤア
ームで片持ち式に支持した構造のものも知られている。
このような自動二輪車では、リヤアームの後端に設けた
スプロケットとエンジンの出力軸とを駆動チェーンで連
結し、エンジンの動力を駆動チェーンを介して後輪に伝
達している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の自動
二輪車では、平面視で駆動チェーンの延長方向がリヤア
ームの軸受から離れているので、駆動チェーンの延長方
向がリヤアームの長さ方向と一致せず、後輪駆動時にリ
ヤアームに大きな曲げ力が加わってしまうとういう不具
合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、片持ち式リヤアームの前端側を軸受を介して
車体フレームに枢支し、前記片持ち式リヤアームの後端
側で後輪を支持した自動二輪車に於いて、前記片持ち式
リヤアームを後輪に沿って屈曲し、その後端の軸受を後
輪支持部に近接して同後輪の幅内に及んで設け、同軸受
を挟んで後輪支持部と反対側に後輪駆動用のスプロケッ
トを設け、このスプロケットとエンジンの出力軸とを駆
動チェーンで連結し、この駆動チェーンが平面視で前記
軸受上を通るようにした。
【0005】
【作用】片持ち式リヤアームを後輪に沿って屈曲し、そ
の後端の軸受を後輪支持部に近接して同後輪の幅内に及
んで設け、同軸受を挟んで後輪支持部と反対側に後輪駆
動用のスプロケットを設けたことから、リヤアームのス
ペースを確保しつつその後端部の軸受を挟んで後輪とス
プロケットを近接配置することができるので、同軸受を
支えるリヤアームの剛性が確保されるとともにその後端
部に作用する曲げモーメントが最小限に抑えられ、ま
た、駆動チェーンが平面視でリヤアーム前端側の軸受上
を通ることから、リヤアーム前端部に作用するチェーン
張力による曲げモーメントが最小限に抑えられる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基
づいて詳述する。図1は本発明に係る自動二輪車の側面
図、図2はパワーユニット及び艤装品を取り外した状態
の側面図、図3は同底面図である。フレーム1は鋼板製
で側面視略凹状を成し、左右一対構成され、V型内燃エ
ンジン5のクランクケース5aをフレーム1の基部1a
に結合するとともに、エンジン5の前方シリンダ部6の
側面にフレーム1の前部起立部2を結合し、後方シリン
ダ部7の後部にフレーム1の後部起立部3を結合してエ
ンジン5が凹状フレーム1に搭載される。
【0007】フレーム1の後部起立部3から一体成形し
た後方に延出するステップブラケット4に、シートカウ
ルを成すリヤボディ10、ステップ11及びその他の艤
装品が結合支持され、このリヤボディ10は前部で後方
シリンダ部7に後部起立部3と共締めされる。リヤボデ
ィ10上にはシート12が載置され、リヤボディ10の
前部にエンジン5上方に臨むフロントボディ13が連結
される。斯かる凹状フレーム1の前部起立部2にはリー
ディング式に揺動アーム20が軸受18、18を介して
枢支され、後部起立部3にはトレーリング式に揺動アー
ム30が軸受19を介して枢支される。
【0008】前記リーディング式揺動アーム20はアッ
パーアーム21とロアーアーム25とから成り、ロアー
アーム25の基部はフォーク状を成し、アッパーアーム
21はその基部22で左側のフレーム1の前部起立部2
上端に枢支され、両側の前部起立部2の中間部にロアー
アーム25のフォーク部26が枢支される。そしてフロ
ントリーディングアーム20を構成するこれらアッパー
アーム21とロアーアーム25はともにその中間部2
3、27を同一側方、即ち左側に配置され、且つ前輪4
5の操向軸線K方向上方に湾曲23a、27a形成さ
れ、前方へ延出されたその前部24、28を車体中心線
Nに近づけるように屈曲して形成されている。両アーム
21、25の前部24、28にステアリングプレート4
1が中間部及び下部でともに継手40、40にて操向動
自在に連結され、このプレート41の下部寄り部で前輪
45の車軸46が片持ち支承される。
【0009】ところで、ステアリングプレート41は前
輪45の操向軸線Kに沿って上方に延出され、プレート
41の上部42は図4及び図5に示す如く前輪45のタ
イヤ48側方に屈曲され、この上部42にはコネクティ
ングロッド44が継手43を介して連結される。他方、
エンジン5の前方シリンダ部6のヘッドカバー9の上部
にはステアリングアーム50が水平揺動自在に枢支さ
れ、このアーム50の基部の基部上にはステアリングス
テム52が継手51を介して連結され、ステム52上に
は既知の如くバーハンドル53が固着される。前記コネ
クティングロッド44とステアリングアーム50の先部
とを継手54にて連結する。
【0010】一方、前記トレーリング式揺動アーム30
の基部はフォーク状を成し、このフォーク部31でフレ
ーム1の両側の後部起立部3中間部に枢支される。斯か
るリヤトレーリングアーム30は中間部32を左側へ一
旦屈曲し、後部33を車体中心線Nに近づけて更に屈曲
して形成され、この後部33で後輪35の車軸36が片
持ち支承される。後車軸36の端部にはスプロケット3
7が固着され、このスプロケット37とエンジン5側の
出力軸とはチェーン38で連結される。このチェーン3
8は車体の前後方向に延出し、図3に示すように前記軸
受19上を通る。そして左側のフレーム1の前部起立部
2下端内側にはブラケット55が前方に臨んで枢支さ
れ、このブラケット55にはリンク56が中間部で枢支
され、リンク56の上端には前記ロアーアーム25のフ
ォーク部26基部左側から後下方へ弧状に一体成形した
レバー29が枢着されており、リンク56の下端にはシ
ョックアブソーバー57の前端が枢着されている。この
ショックアブソーバー57はフレーム1の下面の左側に
前後方向へ向けて配置され、その後端でフレーム1のリ
ヤクロスメンバー58から垂設したブラケット59に枢
支される。
【0011】又右側のフレーム1の後部起立部3の下端
内側にはブラケット60が後方に臨んで枢支され、この
ブラケット60にはリンク61が中間部で枢支され、リ
ンク61の上端には前記リヤトレーリングアーム30の
フォーク部31の右側から下方へ一体成形したボス34
が枢着されており、リンク61の下端にはショックアブ
ソーバー62の後端が枢着されている。このショックア
ブソーバー62もフレーム1の下面の右側に前記ショッ
クアブソーバー57と平行に配置され、その前端でフレ
ーム1のフロントクロスメンバー63から垂設したブラ
ケット64に枢支される。尚、左右の前方シリンダ部6
の前面から排気管66、66が下方へ延び、フレーム1
下面に平行に延出され、左右の後方シリンダ部7の後面
から下方に延びる排気管67、67と集合し、マフラー
68、68に連結される。
【0012】以上のように本実施例では、車体の前後方
向に延出する後輪駆動用のチェーン38が平面視でリヤ
トレーリングアーム30の軸受19上を通るので、リヤ
トレーリングアーム30とチェーン38の延長方向が一
致し、後輪駆動時にリヤトレーリングアーム30に大き
な曲げ力が加わるのを防止することができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、片持ち式リヤアーム
を後輪に沿って屈曲し、その後端の軸受を後輪支持部に
近接して同後輪の幅内に及んで設け、同軸受を挟んで後
輪支持部と反対側に後輪駆動用のスプロケットを設けた
ことから、リヤアームのスペースを確保しつつその後端
部の軸受を挟んで後輪とスプロケットを近接配置するこ
とができるので、同軸受を支えるリヤアームの剛性が確
保されるとともにその後端部に作用する曲げモーメント
が最小限に抑えられ、また、駆動チェーンが平面視でリ
ヤアーム前端側の軸受上を通ることから、リヤアーム前
端部に作用するチェーン張力による曲げモーメントが最
小限に抑えられる。したがって、本発明に係る自動二輪
車の後輪駆動装置は、片持ち式リヤアームの重量増加を
招くことなく、その簡易な構成によってリヤアーム前後
の軸受の耐久性を確保することができるという顕著な作
用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の側面図
【図2】パワーユニット及び艤装品を取り外した状態で
の側面図
【図3】パワーユニット及び艤装品を取り外した状態で
の底面図
【図4】操舵系の一部破断正面図
【図5】操舵系の一部破断側面図
【符号の説明】
1…フレーム 5…エンジン 19…軸受 30…リヤアーム 35…後輪 37…スプロケット 38…チェーン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片持ち式リヤアームの前端側を軸受を介
    して車体フレームに枢支し、前記片持ち式リヤアームの
    後端側で後輪を支持した自動二輪車に於いて、前記片持
    ち式リヤアームを後輪に沿って屈曲し、その後端の軸受
    を後輪支持部に近接して同後輪の幅内に及んで設け、同
    軸受を挟んで後輪支持部と反対側に後輪駆動用のスプロ
    ケットを設け、このスプロケットとエンジンの出力軸と
    を駆動チェーンで連結し、この駆動チェーンが平面視で
    前記軸受上を通るようにしたことを特徴とする自動二輪
    車の後輪駆動装置。
JP4164322A 1992-05-29 1992-05-29 自動二輪車の後輪駆動装置 Expired - Lifetime JP2510379B2 (ja)

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JPH05246368A JPH05246368A (ja) 1993-09-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2397317A1 (fr) * 1977-05-17 1979-02-09 Jillet Didier Ensemble de montage d'une moto
JPS54154977A (en) * 1978-05-29 1979-12-06 Fujitsu Ltd Semiconductor device and its manufacture

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