JP2509774Y2 - 車両の下部車体構造 - Google Patents

車両の下部車体構造

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JP2509774Y2
JP2509774Y2 JP10590389U JP10590389U JP2509774Y2 JP 2509774 Y2 JP2509774 Y2 JP 2509774Y2 JP 10590389 U JP10590389 U JP 10590389U JP 10590389 U JP10590389 U JP 10590389U JP 2509774 Y2 JP2509774 Y2 JP 2509774Y2
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JP
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floor panel
heat exchanger
tunnel
exhaust pipe
vehicle
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JP10590389U
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幸治 野間
直浩 今岡
雄三 佐藤
博和 山崎
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車体のフロア部にクーラーコンデンサ等の熱
交換器を配置する自動車の下部車体構造に関する。
(従来技術) 車体のフロント側にエンジンを搭載したフロントエン
ジン式の自動車において、デザイン上の要求から車体の
フロントノーズを縮めたいという場合に、クーラーコン
デンサ等の熱交換器がエンジンルーム内にあったので
は、フロントノーズの短縮化が十分に達成できない。そ
こで、このような自動車のフロントノーズを出来るだけ
短縮するためには、熱交換器をエンジンルーム外に配置
することが必要となり、実際に、フロアパネルの下側に
熱交換器を配置するようにしたものが従来から知られて
いる。その場合に、フロントエンジン式の自動車では、
フロアパネルは中央部が段上げされ、フロアパネル前部
にはプロペラシャフトが通るトンネル部が設けられるの
が普通であることから、この車体構造を利用して、段上
げされたフロアパネル中央部の下面側に熱交換器を配設
し、走行風をトンネル部からも取り入れて熱交換器の冷
却性能を高めようという考え方が行われている。また、
このようなフロアパネル下側の位置に熱交換機を配設す
る場合に、熱交換器の冷却はトンネル部から導入する走
行風だけで行い、熱交換器を配設したフロアパネルの下
方はアンダーカバーで覆ってフロア下の整流効果を高め
るようにするという考え方もなされている。しかしなが
ら、フロアパネルのトンネル部には、上記のようにプロ
ペラシャフトが設けられるだけでなく、通常はエンジン
の排気管も配設されるため、走行風がトンネル部で暖め
られてしまい、そのために熱交換器の冷却性能がそれほ
ど向上せず、特に、アンダーカバーを設けた場合は冷却
性能が大幅に悪化するといった問題を解決できなかっ
た。
実開昭62-76024号公報には、エンジンが車体の中央ま
たは後部に搭載されたミッドシップまたはリヤエンジン
式の車両において、車体フロア部にラジエータを兼ねた
熱交換器を配置し、フロア下部の空気取り入れ口から取
り入れた走行風または車内冷房時の車内の空気をこの熱
交換器に導いて車体の後部上面または後端面に設けた空
気流出口から排出するよう構成したものが記載されてい
る。しかし、このような特殊な構成は、通常のフロント
エンジン式の自動車には適用することができない。
(考案の目的) 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、
フロアパネルの下側に配置した熱交換器にトンネル部か
ら導かれる冷却用の走行風が排気管の熱によって暖めら
れるのを防止し、熱交換器の冷却性能を高めることを目
的とする。
(考案の構成) 本考案に係る車両の下部車体構造は、フロアパネルの
中央部を前部に対して段上げし、フロアパネルの前部
に、上方に膨らんだ形で前後に延びて前端部および中央
部下面側に開口するトンネル部を設け、このトンネル部
に排気管を配設するとともに、段上げされた中央部の下
面側の一側方に熱交換器を配置し、かつ、トンネル部内
および前記フロアパネルの中央部下方を左右に仕切る位
置に、前後方向に延びるレインフォースメントを設け
て、このレインフォースメントにより排気管側と熱交換
器側とを分離するようにしたことを特徴とするものであ
って、この構成により上記目的を達成した。
(作用) トンネル部内に前方から流れ込む走行風は、前後方向
のレインフォースメントによって仕切られた空間を分離
された状態で後方に流れる。その際、排気管側を流れる
走行風はそのままフロア下を後方に流れ、一方、レイン
フォースメントによって排気管側と分離された熱交換器
側のトンネル部内およびフロアパネルの中央部下方に流
れる走行風は、排気管に接することなく、冷風のまま導
かれて熱交換器を冷却する。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の1実施例に係る自動車のフロアパネ
ル前部近傍の斜視図、第2図は第1図のA−A断面図、
第3図は同フロアパネルの一部破断斜視図、第4図は第
3図のB−B断面図、第5図は第3図のC−C断面図で
ある。
この実施例において、フロアパネル1は前部2に対し
中央部3が段上げされた形に形成され、前部2には、真
中を前後方向に延びるトンネル部2aが段上げされた上記
中央部3と同じ高さで形成されている。そして、フロア
パネル1の前端には、車室4とエンジンルーム5とを区
画するダッシュパネル6が設けられている。第2図に仮
想線で示すように、排気管7は、上記トンネル部2aを通
り、フロアパネル1の上記中央部3の下側を後方に延設
される。また、上記ダッシュパネル6の前面側には、エ
ンジン8の上方および側方からの熱風を避けてエンジン
8下方からの冷風だけを上記トンネル部2a内に導くよう
導風板9が配設されている。図で白ヌキの矢印はエンジ
ン8下方からの冷風の流れを示し、斜線入りの矢印はエ
ンジン8上方および側方を通過した熱風の流れを示す。
フロアパネル1の下面側には、上記トンネル部2a内お
よびフロアパネル1の中央部3下方を左右に仕切るよう
に前後に延びるレインフォースメント10が設けられてい
る。そして、上記排気管7は、このレインフォースメン
ト10によって仕切られたトンネル部2a内の一方の空間に
配設されている。また、レインフォースメント10を挟ん
で反対側のトンネル部2a内空間にはプロペラシャフト11
が配設されている。
フロアパネル1の下面側には、第4図に示すように、
その前部2から段上げされた中央部3へ移行する部分に
車幅方向に延びるクロスメンバ12が設けられている。こ
のクロスメンバ12は、断面くの字状であって、その両側
縁部がフロアパネル1の前部2と中央部3の下面に固定
され、トンネル部2aの両側においてフロアパネル1の下
面との間に断面平行四辺形の間隙を形成する。上記トン
ネル部2aは、このクロスメンバ12を貫通した形で前記中
央部3の下面側に開口する。また、フロアパネル1の中
央部3下面側には、上記クロスメンバ12から離れた後方
位置にやはり車幅方向に延びる別のクロスメンバ13が設
けられている。この後側のクロスメンバ13は、断面略U
字状であって、両側縁部がフロアパネル1の中央部3下
面に固定されている。そして、上記レインフォースメン
ト10によって仕切られたフロアパネル1下面側スペース
の片側には、前後二つのクロスメンバ12,13の間に、図
示しないブラケットを介しクーラーコンデンサ14が保持
されている。クーラーコンデンサ14は、下面側にファン
15を収納したファンカウル16を備える。クーラーコンデ
ンサ14は、フロアパネル1側縁のサイドシール17側が高
く、内側に向かうにしたがって低くなるよう配設されて
いる。また、前後クロスメンバ12,13の底部には、クー
ラーコンデンサ14を下方から覆うようにアンダーカバー
18が取り付けられている。そして、後側のクロスメンバ
13の底部には、アンダーカバー18との間に、クーラーコ
ンデンサ14を通過して空気を後方に抜くための空気抜き
部19が設けられている。なお、図で20は、フロアパネル
1の下面を前後方向に延びるフロアサイドフレームであ
る。
エンジン8の下方を通った走行風は、ほとんど加熱さ
れないまま導風板9に導かれてトンネル部2a内に入り、
一方、エンジン8の上方および側方を通って加熱され熱
風となった走行風は、ダッシュパネル6に遮られ、導風
板9の左右からフロア下に流れる。そして、トンネル部
2a内に入った走行風は、レインフォースメント10によっ
て仕切られた排気管7側とプロペラシャフト11側の空間
をそれぞれ独立して流れ、そのうち、プロペラシャフト
11側を流れる走行風は、排気管7によって加熱されるこ
となく冷風のままフロアパネル1の中央部3下面側に流
れ、クーラーコンデンサ14を上方から下方に通過する。
そして、クーラーコンデンサ14を冷却した後の空気は、
後側クロスメンバ13底部の空気抜き部19から後方に抜け
る。
この実施例では、上記のようにトンネル部2aを介し走
行風が冷風状態のまま導かれることにより、クーラーコ
ンデンサ14の冷却性能が十分に達成され、したがって、
クーラーコンデンサ14の保護を兼ねるアンダーカバー18
を設けてフロア下の整流効果を高め、空気抵抗を低減す
ることが可能となっている。
なお、本考案は、アンダーカバーを省略するなど、他
のいろいろな態様で実施することが可能である。
また、上記実施例ではフロアパネルの下側にクーラー
コンデンサを配置したものを説明したが、本考案は、そ
の他の熱交換器をフロア下に配置するものに対しても適
用することができる。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成されているので、フロアパ
ネルの下側に配置した熱交換器にトンネル部から導かれ
る走行風が排気管の熱によって暖められるのが防止さ
れ、熱交換器の冷却性能が高められる。また、排気管側
と熱交換器側とを分離するレインフォースメントが前後
方向に設けられることにより、車体前後方向の曲げ剛性
が高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動車のフロアパネル
前部近傍の斜視図、第2図は第1図のA−A断面図、第
3図は同実施例におけるフロアパネルの一部破断斜視
図、第4図は第3図のB−B断面図、第5図は第3図の
C−C断面図である。 1:フロアパネル、2:前部、2a:トンネル部、3:中央部、
7:排気管、10:レインフォースメント、14:クーラーコン
デンサ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアパネルの中央部を前部に対して段上
    げし、前記フロアパネルの前部に、上方に膨らんだ形で
    前後に延びて前端部および前記中央部下面側に開口する
    トンネル部を設け、該トンネル部に排気管を配設すると
    ともに、段上げされた前記中央部の下面側の一側方に熱
    交換器を配置し、かつ、前記トンネル部内および前記フ
    ロアパネルの中央部下方を左右に仕切る位置に、前後方
    向に延びるレインフォースメントを設けて、該レインフ
    ォースメントにより前記排気管側と前記熱交換器側とを
    分離するようにしたことを特徴とする車両の下部車体構
    造。
JP10590389U 1989-09-08 1989-09-08 車両の下部車体構造 Expired - Lifetime JP2509774Y2 (ja)

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JPH0344088U JPH0344088U (ja) 1991-04-24
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