JP2509171B2 - 避雷装置 - Google Patents

避雷装置

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JP2509171B2
JP2509171B2 JP59254092A JP25409284A JP2509171B2 JP 2509171 B2 JP2509171 B2 JP 2509171B2 JP 59254092 A JP59254092 A JP 59254092A JP 25409284 A JP25409284 A JP 25409284A JP 2509171 B2 JP2509171 B2 JP 2509171B2
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zinc oxide
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cylindrical shield
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幹夫 望月
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、避雷装置、特に、酸化亜鉛形避雷装置の
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の接地金属容器に収納された酸化亜鉛形避雷装置
の一例を示すと第5図のとおりである。
図において、符号(1)は接地金属容器、(2)は酸
化亜鉛を主成分とする複数個の焼結体よりなる非直線抵
抗体(以下、酸化亜鉛素子という)で構成された接地金
属容器(1)に収納の酸化亜鉛素子スタツク、(3)は
酸化亜鉛素子スタツク(2)の高電圧側において、酸化
亜鉛素子スタツク(2)の中心軸に対して、開口部の端
部を直角に形成した円筒状シールドリング、(4)は酸
化亜鉛素子スタツク(2)の中間部に接続されたリング
状シールドリングであり、(5)は接地金属容器(1)
内の主回路を接地金属容器(1)から絶縁している絶縁
部材である。
第5図に示すような装置の電気的等価回路を示すと第
6図のとおりであり、図において符号(6)は酸化亜鉛
素子のもつ静電容量、(7)は上記酸化亜鉛素子と接地
金属容器(1)との間の浮遊容量を示し、各浮遊容量
C1,C2,C3,C4,C5の大きさを第7図に示す。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の避雷装置はこのように構成されているために、
酸化亜鉛素子スタツク(2)と接地金属容器(1)との
間の浮遊容量は第7図に示すように、課電側の円筒状シ
ールドリング(3)に覆われた部分の容量C1,C2と、そ
れ以外の部分の容量C3,C4,C5との差が大きく、従つて、
酸化亜鉛素子スタツク(2)に加わる電圧は円筒状シー
ルドリング(3)の開口部に位置する素子(例えば第6
図中Cm)にもつとも大きく課せられ、他の部分の素子の
分担電圧は低くなり、その結果、各素子の分担が各素子
間で極端に不均衡となり、第4図の線(a)に示すよう
になる。従つて、避雷装置の長期安定性を低下せしめる
という欠点があつた。
この発明は、このような問題点を解決するためになさ
れたものであつて、円筒状シールドリングの開口部の酸
化亜鉛素子スタツクに接地金属容器と間の浮遊容量の変
化率を小さくすることにより、酸化亜鉛素子スタツク部
の電位分布を均等化することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明にかかる避雷装置は、その高電圧側の円筒状
シールドリングの開口部の端部を、酸化亜鉛素子スタツ
クの中心軸に対して、傾斜させた円筒状シールドリング
を取り付けることにあるものである。
〔作用〕
この発明は上記のように構成されるので、接地金属容
器と酸化亜鉛素子スタツクとの間の各浮遊容量間の差、
特に、円筒状シールドリングの開口部をはさんだ浮遊容
量間の差には大きな変化はなく、均衡した浮遊容量が得
られ、従つて、均等分圧にすることができる。
〔実施例〕
以下、この発明をその一実施例を示す図に基づいて説
明する。なお、接地金属容器(1)、酸化亜鉛素子スタ
ツク(2)、リング状シールドリング(4)および絶縁
部材(5)はいずれも従来の避雷装置におけるものと同
等のものである。
第1図において、符号(11)は酸化亜鉛素子スタツク
(2)の高電圧側に設けられ、その開口部側端部(12)
が、酸化亜鉛素子スタツク(2)の中心軸に対して、傾
斜して形成されている円筒状シールドリングであり、そ
の全高さLは直径寸法Dに対して1:0.5〜1であり、ま
た、酸化亜鉛素子スタツク(2)の全体の高さHに対す
る、酸化亜鉛素子スタツク(2)に被さる傾斜部の深さ
寸法Tの比を1:0.3〜0.5となるように設定されている。
このような構成を有する避雷装置における電気的等価
回路を示すと第2図のとおりである。その浮遊容量は第
3図に示すように、課電側の円筒状シールドリングに覆
われた素子部と接地金属容器(1)との間の浮遊容量
C1,C2と、それ以外の部分の浮遊容量C3,C4,C5との差が
小さくなつている。
〔発明の効果〕
この発明によれば、浮遊容量の差がほぼ均等に近いの
で、酸化亜鉛素子スタツクの分担電圧も、第4図の線
(b)に示すように、理想的分圧特性線(c)に近く、
円筒状シールドリング開口部に集中することなく、均等
分圧とすることができる効果を有しており、従つて、避
雷装置の長期安定性の向上を計ることができ、信頼性の
高い製品の供給に貢献し得る効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による接地金属容器に収納
されている酸化亜鉛形避雷装置の構成説明図、第2図は
第1図に示す避雷装置の電気的等価回路図、第3図は第
1図の避雷装置による対接地金属容器浮遊容量の大きさ
を示す線図、第4図は各酸化亜鉛素子の電位分布を示す
分担電圧線図、第5図は従来の接地金属容器に収納され
た酸化亜鉛形避雷装置の構成説明図、第6図は第5図に
示す避雷装置の電気的等価回路図、第7図は第5図の避
雷装置による各対接地金属容器浮遊容量の大きさを示す
線図である。 (1)……接地金属容器、(2)……酸化亜鉛素子スタ
ツク、(4)……リング状シールドリング、(5)……
絶縁部材、(11)……円筒状シールドリング、(12)…
…開口部側端部。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化亜鉛を主成分とした複数個の焼結体よ
    りなる非直線抵抗体である酸化亜鉛素子を接地金属容器
    内に積みあげて収納した酸化亜鉛素子スタツクの高電圧
    側に円筒状シールドリングを接続してなる避雷装置にお
    いて、上記高電圧側の円筒状シールドリングの開口部側
    端部を、上記酸化亜鉛素子スタツクの中心軸に対して、
    傾斜させて形成した円筒状シールドリングを設けている
    ことを特徴とする避雷装置。
JP59254092A 1984-12-03 1984-12-03 避雷装置 Expired - Lifetime JP2509171B2 (ja)

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JPS61133603A JPS61133603A (ja) 1986-06-20
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