JP2508874B2 - コルゲ―ト積層体の製造方法 - Google Patents

コルゲ―ト積層体の製造方法

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JP2508874B2 JP2066648A JP6664890A JP2508874B2 JP 2508874 B2 JP2508874 B2 JP 2508874B2 JP 2066648 A JP2066648 A JP 2066648A JP 6664890 A JP6664890 A JP 6664890A JP 2508874 B2 JP2508874 B2 JP 2508874B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、段ボールシート、積層構造の電池、積層
型の熱交換素子等、コルゲート積層体の製造方法に関す
るものである。
[従来の技術] コルゲート積層体として例えば空調装置に広く採用さ
れている熱交換素子は、平板シートである間隔板を挟ん
で交互に波の方向を変えてコルゲート紙材を積層して得
られた構造で、立方体や菱形立体、直方体等種々の形の
ものがある。こうした熱交換素子は、従来においては例
えば特開昭52−155453号公報に示されているような方法
で製造されてきた。その製造方法は、基本的には第3図
及び第4図に示す工程図の通りである。即ち、コルゲー
トシート1の片面に平シート2を貼り合わせた構造のシ
ート材3を幅方向にコルゲートシート1の山4及び谷が
走る形態にロール巻きにしたコルゲートロール5からシ
ート材3を引き出し、所定の長さmに切断刃により切断
し、積層構造要素13を形成する。次に積層構造要素13の
波形部分の山4に接着剤14を塗布装置15で塗り、積層構
造要素13を交互に向きを変えて多段に、積上げ装置で積
上げブロック状の積層体16を形成する。最後に積層体16
を第1,第2の各切断装置17,18で所定の寸法形状に小切
りにして複数の積層型の熱交換素子19を形成する。
立方体や直方体の熱交換素子19の場合、コルゲートシ
ート1による交互の流体流路は直角に交差するので積層
構造要素13を一段おきに90゜反転させて積上げていけば
よく、スクラップ(廃材)Sの出る割合は少なく、比較
的歩留まりはよい。それでも第4図のSで示すように、
製品にならない部分ができる。
菱形の熱交換素子19の場合には、シート材3を菱形に
切断して積み上げるが、第5図に示すように正方形に裁
断した積層構造要素13を一段おきに例えば45゜反転させ
て積上げ、菱形に小切りにするか、或は第6図に示すよ
うに対角線方向に波が走るように正方形に裁断した積層
構造要素13aを一段おきに積層し、菱形に小切りにする
かのいずれかの方法で製造されるが、スクラップSの出
る割合が多く、歩留まりはよくない。
[発明が解決しようとする課題] 従来のコルゲート積層体の製造方法においては、図示
Sの部分がスクラップとなり、無駄が多くいずれの形の
ものについても歩留まりが悪い。即ち、コルゲートロー
ル5に巻かれたシート材3は、その製造設備の制約等か
ら通常2000mm以下の幅になっている。小さい寸法の積層
体16を作るには歩留まりの良い寸法に切ったコルゲート
ロール5を使うが、例えば歩留まりの良い寸法が700mm
であれば、2000mmのコルゲートロール5からは2個しか
取れず、600mm分がスクラップSないしは途中半端なも
のになる。また、コルゲートロール5の幅寸法lを一辺
とする大きさしかできず、正方形の積層構造要素13では
一辺の長さlのものが最大限度で、これ以上のものは作
れない。また、コルゲートロール5はコルゲートシート
1の山4及び谷が幅方向に走る形態に巻かれているた
め、第6図のような対角線方向に山4及び谷が走る積層
構造要素13aを作るにはシート材3をくの字の切断線で
切断しなくてはならず、切断時点で多くの無駄ができる
ばかりでなく、積層体16を小切りにする階段でもスクラ
ップSができてしまう。
この発明はかかる従来の課題を解決するためになされ
たもので、幅の決まったコルゲートロールから自由な寸
法及び形のコルゲート積層体を無駄なく作ることができ
るコルゲート積層体の製造方法を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] この発明に係るコルゲート積層体の製造方法は、幅寸
法及び波形方向の決まったコルゲートロールからシート
材を引き出し、適当な長さに切断し、これらを互いに幅
方向の面で繋ぎ合わせ、シート材の当初の幅寸法の整数
倍の長さの一辺をもつ接合連続シート材を形成し、この
接合連続シート材を接合部分に沿う方向に切断し、所定
の寸法形状の積層構造要素を形成し、これらを多段に積
上げ積層体とするものである。
またこの発明に係る他のコルゲート積層体の製造方法
は、幅寸法及び波形方向の決まったコルゲートロールか
らシート材を引き出し、適当な長さに切断し、これを互
いに幅方向の面で繋ぎ合わせ、当初の幅寸法の整数倍の
長さの一辺をもつ接合連続シート材を形成し、この接合
連続シート材を接合部分に沿う方向に切断し、所定の寸
法形状の積層構造要素を形成する製造工程に、この製造
工程と同内容の工程を含み、かつ積層構造要素を水平面
方向で反転させる反転工程を含む別系統の製造工程を並
列させ、一方の製造工程による積層構造要素と他方の製
造工程による積層構造要素とを交互に多段に積上げ積層
体とするものである。
[作用] この発明のコルゲート積層体の製造方法においては、
幅寸法及び波形方向の決まったコルゲートロールからの
シート材を切断し、幅方向を長さ方向に交換して互いに
繋ぎ合わせて当初の幅寸法の整数倍の長さの一辺をもつ
接合連続シート材をうることにより、コルゲートロール
の幅寸法からくる制約を無くすことができ、繋ぎ合わせ
の数と切断間隔の長さを選ぶことにより自由な大きさの
接合連続シート材ができ、この接続連続シート材を切断
して得られる積層構造要素の大きさもコルゲートロール
の寸法に制限されないものとなり、材料の無駄を最小に
することができる。
またこの発明の他のコルゲート積層体の製造方法にお
いては、特に上述の方法を並列に行うのでコルゲートロ
ールの幅寸法からくる制約を無くすことができ、材料の
無駄を最小にすることができるうえ、迅速に積層体を作
ることができるようになる。
[実施例] 第1図及び第2図はいずれもこの発明によるコルゲー
ト積層体の製造方法の一実施例、特に積層型の熱交換素
子の製造装置と工程とを対応関係にして示したものであ
る。始めに図面に基づき基本的な実施例について説明す
ると、原材料は紙質材料で、コルゲートシート1の片面
に平シート2を貼り合わせた構造のシート材3である。
このシート材3は規定の幅寸法lをもち、幅方向にコル
ゲートシート1の山4及び谷が走る形態にロール巻きに
されたコルゲートロール5とされている。まず始めにコ
ルゲートロール5のシート材3は切断工程Iにより、コ
ルゲートロール5から引き出され、順次適当な長さmに
幅方向に切断される。この切断工程Iにはシート材3の
長さ方向両端を切断し揃えるサイドカッタ6とm間隔に
切断していくカッタ7とを有する。切断工程Iで切断さ
れたシート材3は次のシート転換工程IIの反転装置8に
より、水平面内で90゜回転させられる。シート転換工程
IIで方向転換された各シート材3は、接合工程IIIに送
られ、切断工程Iでの非切断面において相互に突き合わ
され、突き合わせ面で接着ローラ9により接着される。
各シート材3の接着はシート材3と同質のリボンテープ
10の貼着又は接着剤によって行われ、この工程で、シー
ト材3の当初の幅寸法lの整数倍の長さの一辺と切断の
間隔mの長さの一辺をもつ接合連続シート材11が形成さ
れる。即ち、接合連続シート材11は、繋ぎ合わせるシー
ト材3の枚数に応じた寸法の一辺と、切断の間隔mによ
る寸法の一辺からなり、コルゲートロール5の幅寸法l
による規制を受けないものとなる。この接合工程IIIで
形成された接合連続シート材11は切断工程IVに送られ、
所定寸法にカッタ12により接合部分に沿う方向で切断さ
れ、所定の寸法形状の積層構造要素13が形成される。積
層構造要素13はその山4に例えば酢酸ビニル系の接着剤
14が塗布装置15により塗布され次の積上げ工程Vにおい
て、多段に積上げられ積層体16が形成される。積層体16
は最後に第1及び第2の切断装置17,18により、小切り
にされ所定の寸法形状の積層型の熱交換素子19が得られ
る。
接合連続シート材11の辺の寸法を、製造する積層型の
熱交換素子19の辺に関する寸法の整数倍に設定しておけ
ば、切断装置17,18による小切りにおいてスクラップ部
分ができることは事実上なくなる。また始めの切断工程
Iでの切断線をコルゲートロール5の幅lに平行にして
いけば、図示のような一段おきに山4及び谷が直交する
積層構造となるが、切断線をコルゲートロール5の幅l
に例えば45゜の角度にしていけば、斜め方向に山及び谷
の走る接合連続シート材11が得られ、コルゲートロール
5の幅lに平行に切断したものとの積み上げにより、従
来例として第6図に示したような菱形の熱交換素子を製
造することもできる。即ち、無駄のでない歩留まりの良
い寸法の接合連続シート材11をコルゲートロール5から
形成した後、積層体16を作っていくので、スクラップの
出る割合を最小にすることが可能である。
次に第1図にその装置を示した他のコルゲート積層体
の製造方法を説明する。この実施例の特徴は、先の実施
例における積層構造要素13を形成するまでの製造工程を
二列並列にしたことである。ただし、片方の製造工程に
は接着剤14を塗布した後の積層構造要素13を水平面方向
で反転させる反転工程VIを含んでいる。即ち、一方の製
造工程による積層構造要素13と他方の製造工程による積
層構造要素13とを交互に多段に積上げ積層体16とするも
ので、材料の無駄を最小にすることができるうえ、迅速
に積層体16を作ることができる。
なおこれらのコルゲート積層体の製造方法は、積層型
の熱交換素子19の製造のみならず、例えば段ボールシー
トや積層構造の電池等種々のコルゲート積層体の製造に
適用することができ、材料も紙質以外のものでもリボン
テープ10又は接着剤の選択により実施することができ
る。
[発明の効果] 以上のようにこの発明のコルゲート積層体の製造方法
によれば、幅寸法及び波形方向の決まったコルゲートロ
ールからのシート材を切断し、幅方向を長さ方向に変換
して互いに幅方向の面で繋ぎ合わせて当初の幅寸法の整
数倍の長さの一辺をもつ自由な大きさの接合連続シート
材から積層構造要素を形成するため、切断の仕方と寸法
の設定により形状に拘らず材料の無駄を最小にすること
ができる。
またこの発明の他のコルゲート積層体の製造方法によ
れば、特に上述の方法を並列に行うのでコルゲートロー
ルの幅寸法からくる制約を無くすことができ、材料の無
駄を最小にすることができるうえ、迅速に積層体を作る
ことができ、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるコルゲート積層体の製造装置の
一実施例を示す説明図、第2図はこの発明によるコルゲ
ート積層体の製造方法の実施例を示す説明図、第3図は
従来のコルゲート積層体の製造装置を示す説明図、第4
図は従来の製造方法を示す説明図、第5図と第6図はそ
れぞれ従来の菱形コルゲート積層体の製造方法を示す説
明図である。図において、1はコルゲートシート、2は
平シート、3はシート材、4は山、5はコルゲートロー
ル、9は接着ローラ、10はリボンテープ、11は接合連続
シート材、13は積層構造要素、14は接着剤、16は積層
体、17,18は切断装置、19は熱交換素子、Iは切断工
程、IIはシート転換工程、IIIは接合工程、IVは切断工
程、Vは積上げ工程、VIは反転工程である。なお、図中
同一符号は、同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コルゲートシートの片面に平シートを貼り
    合わせた構造のシート材を幅方向にコルゲートシートの
    山及び谷が走る形態にロール巻きにしたコルゲートロー
    ルからシート材を引き出し、適当な長さに切断する切断
    工程、切断した各シート材を幅方向の面において相互に
    突き合わせ、接合してシート材の当初の幅寸法の整数倍
    の長さの一辺をもつ接合連続シート材を形成する接合工
    程、この接合工程で形成された接合連続シート材を接合
    部分に沿う方向に切断し、所定の寸法形状の積層構造要
    素を形成する切断工程、積層構造要素を接着剤を介して
    多段に積上げ積層体を形成する積上げ工程を含むコルゲ
    ート積層体の製造方法。
  2. 【請求項2】コルゲートシートの片面に平シートを貼り
    合わせた構造のシート材を幅方向にコルゲートシートの
    山及び谷が走る形態にロール巻きにしたコルゲートロー
    ルからシート材を引き出し、適当な長さに切断する切断
    工程、切断した各シート材を幅方向の面において相互に
    突き合わせ、接合してシート材の当初の幅寸法の整数倍
    の長さの一辺をもつ接合連続シート材を形成する接合工
    程、この接合工程で形成された接合連続シート材を接合
    部分に沿う方向に切断し、所定の寸法形状の積層構造要
    素を形成する切断工程を含む製造工程に、この製造工程
    と同内容の各工程を含み、かつ積層構造要素を水平面方
    向で反転させる反転工程を含む別系統の製造工程を並列
    させ、一方の製造工程による積層構造要素と他方の製造
    工程による積層構造要素とを交互に接着剤を介して多段
    に積上げ積層体を形成することを特徴とするコルゲート
    積層体の製造方法。
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