JP2507045Y2 - 携行ジャッキを座席下に格納したフロア構造 - Google Patents

携行ジャッキを座席下に格納したフロア構造

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JP2507045Y2
JP2507045Y2 JP13019590U JP13019590U JP2507045Y2 JP 2507045 Y2 JP2507045 Y2 JP 2507045Y2 JP 13019590 U JP13019590 U JP 13019590U JP 13019590 U JP13019590 U JP 13019590U JP 2507045 Y2 JP2507045 Y2 JP 2507045Y2
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力業 出光
賢一 岩永
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日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用ねじ式携行ジャッキを自動車の座席
下に格納したフロアの構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、使用頻度の比較的少ないねじ式携行ジャッキ
は、車室内の空間を狭めないように、セダン等の自動車
ではトランクルームのコーナに格納されるか、或いはス
テーションワゴン、バン等の自動車では車室後部の荷物
室側方のアウタパネルとインナパネルで囲まれた空間に
格納され、可撓性の弾性バンド等で固定されている(例
えば、実開昭60-182264、実開昭61-14206)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来のジャッキの格納構造では、トランクル
ームや荷物室に荷物を積載しているときに、タイヤがパ
ンクする等してジャッキを取出す必要がある場合に、荷
物が邪魔になって素速くジャッキを取出すことができな
い問題点があった。
この点を解決するために、座席の下に凹部を形成して
この凹部にジャッキを格納することが考えられるが、ジ
ャッキを収容可能な凹部は比較的大きな空間を形成する
ためフロアパネルの強度上、特別の配慮を必要とする。
本考案の目的は、車室内の空間を狭めずに、しかも荷
物積載時においても容易にジャッキを取出すことので
き、かつフロアパネルの強度を低下させることのない携
行ジャッキを座席下に格納したフロア構造を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は起立又は取外し
可能に構成されたシートクッションの下の床高のフロア
パネルに凹部が形成され、この凹部にねじ式携行ジャッ
キをそのベッド裏面を自動車前方に向けて横たえて格納
し、かつこの凹部を覆う蓋を備えたフロア構造である。
その特徴とするところは、下端縁を前記フロアパネル
の車幅方向に固着して前記凹部の前壁を形成するシート
フロントパネルと、下端縁を前記フロアパネルの前後方
向に固着して前記凹部の側壁を形成するリインフォース
メントパネルと、下端縁の一部分を前記シートクッショ
ンの下のフロアパネルの車幅方向に固着し、この下端縁
の残りの部分を前記シートフロントパネルの上端縁に固
着し、後部フランジ端縁を前記ジャッキのベッド裏面に
当接するように突設したフロアクロスメンバと、前記凹
部に内設され、前記横たわるジャッキの受金が当接する
当て板とそのベッドの側部が載る台板とこの台板から上
方に延びて前記フロアクロスメンバの後部フランジに固
着される連結板と前記蓋を係止する係止孔とを有するジ
ャッキ収納ケースとを備え、前記リインフォースメント
パネルの上端縁の一部分が前記シートフロントパネルと
前記フロアクロスメンバとに一体的に固着されたことに
ある。
[作用] 座席のシートクッションの下にジャッキを格納するこ
とにより、車室内の空間を狭めることなく、しかも荷物
積載時においても、このシートクッションを起立又は取
外すことにより容易に凹部からジャッキを取出すことが
できる。
また格納したジャッキとシートフロントパネルとフロ
アクロスメンバとジャッキ収納ケースの連結板とリイン
フォースメントパネルとにより上記凹部を形成したフロ
アパネルを補強することができる。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図〜第4図に示すように、13は自動車のフロアパ
ネルであって、フロント・フロアパネル13aとセンタ・
フロアパネル13bとリヤ・フロアパネル13cとにより構成
される。センタ・フロアパネル13bは後部座席12(第2
図)を設置するために、フロント・フロアパネル13aよ
り床高に形成され、その後部左座席12下には凹部14が形
成される。このセンタ・フロアパネル13bの凹部14の前
方部分及び左側方部分はフロント・フロアパネル13aと
同一レベルになっている。そして凹部14の前壁としてシ
ートフロントパネル21が、また凹部14の側壁としてリイ
ンフォースメントパネル22がそれぞれ設けられる。この
凹部14にねじ式携行ジャッキ11が格納される。
センタ・フロアパネル13bの前側の車幅方向にはフロ
アクロスメンバ15の下端縁の大部分が溶着され、その残
りの部分がシートフロントパネル21の上端縁に固着され
る。このフロアクロスメンバ15の前部斜面には座席12の
シートクッション12aを矢印Aに示すように起立可能に
枢着するためのブラケット12bが固着される。シートバ
ック12cはブラケット12dに矢印Bに示すように倒伏可能
に枢着される。
前記シートフロントパネル21はその下端縁がセンタ・
フロアパネル13bの車幅方向に溶着される。またリイン
フォースメントパネル22はその下端縁がフロアパネル13
bの前後方向に溶着され、かつマウントブラケット23の
一端にも溶着される(第4図)。そしてリインフォース
メントパネル22の前端縁がシートフロントパネル21及び
フロアクロスメンバ15に一体的に溶着される。
マウントブラケット23はシャシフレーム24から突設し
たステー28に弾性体29を介して固定され、かつその他端
がインナパネル27の内側面に溶着される。これによりマ
ウントブラケット23はフロアパネル13をシャシフレーム
24に支持する。30は作業孔であって、この孔30からボル
ト31をマウントブラケット23と弾性体29とステー28に挿
通し、ナット32を螺合してマウントブラケット23を固着
する。
第3図に詳しく示すように、凹部14にはジャッキ収納
ケース25が凹部底部にスポット溶接されて固着され、ジ
ャッキ11はそのベッド11a裏面を自動車前方に向けて横
たえてこの収納ケース25内に納められる。収納ケース25
は、横たわるジャッキ11の受金11bが当接する当て板25a
と、そのベッド11aの側部が載る台板25bと、この台板25
bから上方に延びてフロアクロスメンバ15の後部フラン
ジ15aにスポット溶接されて固着される連結板25cと、収
納ケース25に取外し可能な蓋26を係止する係止孔25dと
を有する。
この蓋26はその前端がフロアクロスメンバ15の左後部
フランジ15aに設けられた係止部15fに取外し可能に係止
し、弾性突片26aを備えたその後端がケース25の係止孔2
5dに取外し可能に係止する。
ジャッキ11が収納ケース25内に横たわった状態でフロ
アクロスメンバ15の後部フランジ15a端縁はこのジャッ
キ11のベッド11a裏面に当接するように突設される。10
はジャッキ11のハンドル棒であって、第5図に示すよう
にフロアクロスメンバ15の後部フランジ15aに沿って2
つのクリップ16及び17により取外し可能に固定される。
このような凹部を設けたフロア構造では、ジャッキ11
を取出す必要がある場合には、トランクルームや荷物室
に荷物を積載していても、シートクッション12aを起立
させて、蓋26を外すだけの簡単な操作で、素速くジャッ
キ11を凹部14から取出し、またハンドル棒10をフロアク
ロスメンバ15に固着したクリップ16及び17から取外すこ
とができる。またジャッキ11はシートクッション12aの
下の凹部14に格納されるため、従来のように可撓性の弾
性バンドで保持しなくて済む。
更に凹部14を形成したセンタ・フロアパネル13bはそ
の前側にフロアクロスメンバ15が溶着され、このメンバ
15の左端部がシートフロントパネル21とジャッキ収納ケ
ース25の連結板25cとリインフォースメントパネル22と
に一体的に固着され、かつリインフォースメントパネル
22はその下端縁でマウントブラケット23に固着されるた
め、凹部14の形成によってフロアパネル13の強度が低下
することはない。特にジャッキ11のベッド11a裏面をフ
ロアクロスメンバ15の後端縁に当接するように、ジャッ
キ11のねじ棒の長さを調整すれば、より一層強度が向上
する。
[考案の効果] 以上述べたように、従来ではトランクルームや荷物室
にねじ式携行ジャッキを格納していたため、このトラン
クルーム等に積荷があるときに、荷物が邪魔になって素
速くジャッキを取出すことができなかったものが、本考
案によれば座席の下のフロアパネルに凹部を設け、この
凹部にジャッキを格納するようにしたので、車室内の空
間を狭めることなく、しかも荷物積載時においても、座
席のシートクッションを起立又は取外すことにより容易
にジャッキ及びそのハンドル棒を取出すことができる。
また、格納したジャッキとシートフロントパネルとフ
ロアクロスメンバとジャッキ収納ケースの連結板とリイ
ンフォースメントパネルとにより上記凹部を形成したフ
ロアパネルを補強することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例ジャッキ収納ケースの蓋を外した
状態のフロアパネルの座席を省略した概略斜視図。 第2図はそのフロアパネルに座席を固定した状態の断面
図。 第3図はその凹部の構造を示す第4図のIII-III線断面
図。 第4図はその収納ケースの蓋を外した状態の凹部の構造
を示す第3図のIV-IV線断面図。 第5図はそのフロアクロスメンバを後方から視た斜視
図。 10:ハンドル棒、11:ねじ式携行ジャッキ、11a:ジャッキ
のベッド、11b:ジャッキの受金、12:座席、12a:シート
クッション、12b:シートバック、13:フロアパネル、14:
凹部、15:フロアクロスメンバ、15a:フロアクロスメン
バの後部フランジ、21:シートフロントパネル、22:リイ
ンフォースメントパネル、23:マウントブラケット、24:
シャシフレーム、25:ジャッキ収納ケース、25a:当て
板、25b:台板、25c:連結板、25d:係止孔、26:蓋、26a:
弾性突片。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】起立又は取外し可能に構成されたシートク
    ッションの下の床高のフロアパネルに凹部が形成され、 この凹部にねじ式携行ジャッキをそのベッド裏面を自動
    車前方に向けて横たえて格納し、 かつこの凹部を覆う蓋を備えたフロア構造であって、 下端縁を前記フロアパネルの車幅方向に固着して前記凹
    部の前壁を形成するシートフロントパネルと、 下端縁を前記フロアパネルの前後方向に固着して前記凹
    部の側壁を形成するリインフォースメントパネルと、 下端縁の一部分を前記シートクッションの下のフロアパ
    ネルの車幅方向に固着し、この下端縁の残りの部分を前
    記シートフロントパネルの上端縁に固着し、後部フラン
    ジ端縁を前記ジャッキのベッド裏面に当接するように突
    設したフロアクロスメンバと、 前記凹部に内設され、前記横たわるジャッキの受金が当
    接する当て板とそのベッドの側部が載る台板とこの台板
    から上方に延びて前記フロアクロスメンバの後部フラン
    ジに固着される連結板と前記蓋を係止する係止孔とを有
    するジャッキ収納ケースと を備え、 前記リインフォースメントパネルの上端縁の一部分が前
    記シートフロントパネルと前記フロアクロスメンバとに
    一体的に固着されたことを特徴とする携行ジャッキを座
    席下に格納したフロア構造。
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