JP2501974Y2 - 管端防食管継手 - Google Patents

管端防食管継手

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JP2501974Y2 JP1990024988U JP2498890U JP2501974Y2 JP 2501974 Y2 JP2501974 Y2 JP 2501974Y2 JP 1990024988 U JP1990024988 U JP 1990024988U JP 2498890 U JP2498890 U JP 2498890U JP 2501974 Y2 JP2501974 Y2 JP 2501974Y2
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、水道管等の管継手、特に接続すべき管部材
の端面に水密に当接される弾性パッキンを差込部に装着
した管端防食管継手に関する。
従来の技術 例えば、管継手又は水道水を送る水道管が腐食して赤
水が発生し、水道水の流出量が減少する現象が発生する
ことがある。水質悪化に伴う塩素添加量が増加される場
合にも同様に管路の腐食が発生する。現在、管路の腐食
を防止するため、管部材及び管継手の内周面又は内外周
の両面に耐食性の樹脂ライニングが施されている。樹脂
ライニングを形成したパイプを使用する場合、所定長さ
にパイプが切断される。パイプの切断された端面には樹
脂ライニングのない金属面がそのまま露出するので、金
属面からパイプの腐食が進行することが多い。
第5図は、パイプの端面の腐食を防止した従来の管継
手を示す。管継手1の継手本体5には、管部材6を螺着
する雌ねじ部3が設けられる。また、継手本体5内には
溶融樹脂を射出成形してコア2が設けられる。継手本体
5の雌ねじ部3に螺合するねじ7が管部材6の外周面に
設けられる。管部材6の内面に樹脂ライニング8が施さ
れている。管継手1のコア2の差込部2aには環状のゴム
製パッキン9が装着される。パッキン9はねじ公差内に
おいて管部材6の差し込み量が最も浅い位置にセットさ
れる。パッキン9を水密に密着させて、管部材6の端面
の耐食性が図られる。
第6図に示すように、バリ取りのため管部材6の端面
に形成された面取り部6aに合致して傾斜面9aがパッキン
9に設けられ、傾斜面9aを管部材6の面取り部6aに密着
させて防食を図ることができる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来のパッキン9ではパッキン9の傾
斜面9aの反対側に平坦部9bが形成されるので、管部材6
の面取り部6aに傾斜面9aを当接するため、パッキン9の
傾斜面9aが必ず外側に向く正しい方向からパッキン9を
管継手1に装着しなければならない。第7図に示すよう
に、管継手1に対してパッキン9の装着方向を誤ると、
パッキン9の反対側の平坦部9bが管部材6の端面に対向
し、パッキン9の平坦部9bは管部材6の面取り部6aに密
接しない。このため、面取り部6aは管部材6内の流体に
暴露され、耐食性を確保できない不都合がある。
本考案の目的は、弾性パッキンを管端に確実に当接さ
せて管端の腐食を防止できる管端防食管継手を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 この考案による管端防食管継手は、管部材(20)を接
続する雌ねじ部(13)を備えた継手本体(15)と、継手
本体(15)の内部に設けられかつ接続すべき管部材(2
0)内に挿入する差込部(12)を有する樹脂製のコア(1
1)と、コア(11)の差込部(12)に装着された環状の
弾性パッキン(30)とを備えている。弾性パッキン(3
0)は径方向外側に先細のテーパ部(34)を有する。弾
性パッキン(30)のテーパ部(34)は、厚み方向の中心
軸(35)に対して対称でかついずれでも管部材(20)の
傾斜面(23)に当接可能な一対の傾斜面(31、32)を有
し、一対の傾斜面(31、32)の一方は管部材(20)の傾
斜面(23)に当接する。
作用 弾性パッキン(30)の一対の傾斜面(31、32)は厚み
方向の中心軸(35)に対して対称でかついずれでも管部
材(20)の傾斜面(23)に当接可能であるから、弾性パ
ッキン(30)の継手本体(15)内への装着方向に制約が
なく、装着方向を特に意識する必要がない。このため、
弾性パッキン(30)の誤装着を防止でき組立作業の効率
を向上できる。また、弾性パッキン(30)のテーパ部
(34)の一対の傾斜面(31、32)の一方が管部材(20)
の傾斜面(23)に大きな接触面で確実かつ水密に密着す
る。弾性パッキン(30)の頂部に形成されたリブ(43)
は管部材(20)の端面(24)に水密に当接して腐食を抑
制することができる。
実施例 以下、本考案による管端防食管継手の実施例を第1図
〜第4図について説明する。
第1図及び第2図に示すエルボ型の管継手10は、鋳物
製の継手本体15と、継手本体15の内周面に沿って設けら
れた防食性合成樹脂製のコア11とを備えている。継手本
体15の両口端の各々の内周面に形成された雌ねじ部13は
接続すべき管部材20の接続端部の外周に形成された外周
ねじ21にねじ連結される。コア11の両端は薄い肉厚の環
状の差込部12が設けられ、差込部12と雌ねじ部13との間
に空隙部14が形成される。第1図に示すように、管継手
10内のコア11によりその両端に形成される差込部12に
は、ゴム製環状の弾性パッキン30が装着される。管部材
20の内周面には長さ方向に耐食性の樹脂ライニング22が
設けられる。通常、管部材20の端面は施工時の端面に傾
斜面23(第2図)と傾斜面23に連なって外面に端面24が
形成される。
弾性パッキン30は、厚み方向の中心軸35に対して対称
に傾斜する一対の傾斜面31、32を形成する径方向外側に
先細のテーパ部34を有し、テーパ部34の先端に頂部33が
形成される。一対の傾斜面31、32の一方が管部材20の傾
斜面23に水密に当接する。
管部材20とのねじ連結の際に、コア11の差込部12によ
って形成された空隙部14に弾性パッキン30が挿入され
る。対称の傾斜面31、32を有する環状の弾性パッキン30
は装着方向に規制がなく、いずれの方向からでも空隙部
14に装着可能である。管部材20の外周ねじ21を管継手10
側の雌ねじ部13に螺合させ、管継手10又は管部材20を相
対方向に回転させると、管部材20が管継手10内に進行
し、第2図及び第3図(a)のように、弾性パッキン30
の傾斜面32は、管部材20の傾斜面23に水密に当接して、
傾斜面23が腐食から保護される。弾性パッキン30は管部
材20によって圧縮され、管部材20の傾斜面23に密着す
る。同時に、圧縮変形した弾性パッキン30の変形部34が
樹脂ライニング22の端面22aに密着する。このように、
管部材20の傾斜面23に弾性パッキン30の一方の傾斜面32
が水密に密着して、傾斜面23は水道水による腐食から保
護される。
第2図に示す弾性パッキン30では、管部材20の端面24
に密着しないが、第4図に示す弾性パッキン40は、傾斜
面41、42が交差する頂部から外側に突出して管部材20の
端面24に水密に密着する環状リブ43を備えている。環状
リブ43により、管部材20の端面24が腐食から保護され
る。
考案の効果 前記のように、本考案の管端防食管継手では、弾性パ
ッキンの管継手に対して組込方向に制約がなく、いずれ
の方向からでも組立可能である。このため、組立作業の
効率化を図ることができる。組立後は、弾性パッキンの
傾斜面に管部材の端面の前面が密接し、良好な水密接合
が可能となり、管部材の傾斜面の腐食が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による管端防食管継手の実施例を示す断
面図、第2図は管端と弾性パッキンとの当接状態を示す
拡大断面図、第3図(a)は弾性パッキンのねじ込み前
の状態を示す部分断面図、第3図(b)は弾性パッキン
のねじ込み後の状態を示す部分断面図、第4図は弾性パ
ッキンの他の実施例を示す断面図、第5図は従来のパッ
キンを用いた管継手の断面図、第6図は従来のパッキン
の正しい装着方向を示す断面図、第7図は従来のパッキ
ンの誤った装着方向を示す断面図である。 10……管継手、11……コア、12……差込部、14……空隙
部、20……管部材、23……傾斜面、24……端面、30、40
……弾性パッキン、31、32、41、42……傾斜面、34……
テーパ部、35……中心軸、43……リブ、

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管部材(20)を接続する雌ねじ部(13)を
    備えた継手本体(15)と、継手本体(15)の内部に設け
    られかつ接続すべき管部材(20)内に挿入する差込部
    (12)を有する樹脂製のコア(11)と、コア(11)の差
    込部(12)に装着された環状の弾性パッキン(30)とを
    備えた管端防食管継手において、 弾性パッキン(30)は径方向外側に先細のテーパ部(3
    4)を有し、 弾性パッキン(30)のテーパ部(34)は、厚み方向の中
    心軸(35)に対して対称でかついずれでも管部材(20)
    の傾斜面(23)に当接可能な一対の傾斜面(31、32)を
    有し、 一対の傾斜面(31、32)の一方は管部材(20)の傾斜面
    (23)に当接することを特徴とする管端防食管継手。
  2. 【請求項2】径方向外側に突出しかつ管部材(20)の端
    面(24)に当接するリブ(43)が弾性パッキン(30)の
    傾斜面(41、42)の頂部に形成された請求項1に記載の
    管端防食管継手。
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