JP2501229B2 - タンデム冷間圧延機の制御方法 - Google Patents

タンデム冷間圧延機の制御方法

Info

Publication number
JP2501229B2
JP2501229B2 JP63273264A JP27326488A JP2501229B2 JP 2501229 B2 JP2501229 B2 JP 2501229B2 JP 63273264 A JP63273264 A JP 63273264A JP 27326488 A JP27326488 A JP 27326488A JP 2501229 B2 JP2501229 B2 JP 2501229B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
rolling mill
work roll
roll bending
intermediate roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63273264A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02121712A (ja
Inventor
誠 侍留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP63273264A priority Critical patent/JP2501229B2/ja
Publication of JPH02121712A publication Critical patent/JPH02121712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501229B2 publication Critical patent/JP2501229B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、金属ストリップのタンデム冷間圧延機の制
御方法に関するものである。
〈従来の技術〉 従来の金属ストリップのタンデム冷間圧延機におい
て、中間ロールシフト手段を備えた6段圧延機は、初段
スタンドのみ、或いは初段スタンド及び最終スタンド、
或いは全スタンドに設置する等種々の配置で使用されて
きた。しかし、いずれの場合でも6段圧延機は中間ロー
ルシフト制御による金属ストリップの形状制御に重点が
置かれて使用されており、金属ストリップの板幅方向板
厚分布制御(以下板クラウン制御と呼ぶ)に関しては満
足できるものではなかった。
この点を改良するために、中間ロールシフト手段を備
えた6段圧延機に作業ロールベンディング手段を付加し
て、中間ロールシフト制御と作業ロールベンディング制
御により金属ストリップの形状制御及び板クラウン制御
を両立させることが提案されたが、満足いく結果が得ら
れなかった。
更に、特開昭61-140303号公報の装置は中間ロールシ
フト手段を備えた6段圧延機に作業ロールベンディング
手段と中間ロールベンディング手段を付加して、中間ロ
ールシフト制御、作業ロールベンディング制御、中間ロ
ールベンディング制御により、金属ストリップの形状制
御及び板クラウン制御を両立させようとするものであ
る。
なお、前段スタンドに作業ロールシフト手段を備えた
4段圧延機を配置し、最終スタンドに中間ロールシフト
手段を備えた6段圧延機を配置した例もあるが、能力的
に圧延範囲の全域をカバーできない欠点がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記の中間ロールシフト手段を備えた6段圧
延機において、中間ロールシフト制御、作業ロールベン
ディング制御、中間ロールベンディング制御により、最
終スタンドで形状制御を行う場合には次の問題がある。
即ち、最近の高圧下率圧延等による高荷重下では、第
4図に示すように板幅方向板端部に局部的な形状不良
(耳伸び)を生じる欠点がある。これは、主に作業ロー
ルの偏平変形が原因であり、対策としては、上下ロール
異周速圧延或いは圧下率の低減が考えられる。しかし、
異周速圧延は金属ストリップの表裏面の板面粗度差を生
じたり、金属ストリップの通板が困難な欠点があり、ま
た圧下率の低減は圧延機スタンド数の増加又は母板厚の
低減が必要となり採用し難い。
なお、第4図は圧延後の鋼帯の板幅方向急峻度分布を
模式的に示した図であり、A部は上記の6段圧延機制御
で制御可能な範囲であり、B部は板端部の局部的伸び部
分であり、本発明が最大限に制御効果を発揮する範囲を
示す。
本発明は上記の問題を解決したタンデム冷間圧延機の
制御方法を提供することを目的とするものである。
なお、本発明では先端が先細り形状の作業ロールを使
用するが、従来上下作業ロールの接触による圧延限界を
解消するために、板幅相当部にロール先細り加工を施し
た例は文献にあるが、本発明のように先端が先細り形状
の作業ロールをシフトさせて使用するのは全く知られて
いなかった。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、複数のスタンドからなるタンデム圧延機の
全スタンドに、片側端部が先細り形状とされて、この先
細り形状部を上下勝手反対に配置して組み込んだ上下一
対の作業ロールと、この作業ロールを中間ロールおよび
バックアップロールで順次支持し、かつ作業ロールシフ
ト手段、中間ロールシフト手段、作業ロールベンディン
グ手段、中間ロールベンディング手段を備えた6段圧延
機を配置し、金属ストリップの板幅方向全般にわたる形
状制御を、最終スタンドを除くスタンドにおいて、作業
ロールベンディング力制御及び中間ロールベンディング
力制御により行い、最終スタンドにおいては、金属スト
リップの板幅方向端部の局部的形状制御を、先ず作業ロ
ールベンディング力制御及び中間ロールベンディング力
制御により行い、この制御が不十分な場合には中間ロー
ルシフト位置制御を追加し、更にこれらの制御が不十分
な場合には作業ロールシフト位置制御を追加して行い、
一方、金属ストリップの板クラウン制御を、最終スタン
ドを除くスタンドにおいて作業ロールシフト位置制御に
より行う、ことを特徴とするタンデム冷間圧延機の制御
方法である。
〈作用〉 本発明は、金属ストリップの板幅方向全般にわたる形
状制御、板幅方向端部の形状制御及び板クラウン制御を
最終スタンドと最終スタンドを除くスタンドに分けるこ
とによりそれぞれの制御性を高めることができ、かつ従
来実施されていなかった先端が先細り形状の作業ロール
シフト制御を採用することにより、一層板幅方向端部の
形状制御及び板クラウン制御の制御性を高めることがで
きる。
〈実施例〉 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明を3スタンドタンデム冷間圧延機に
適用した場合の全体構成図であり、第2図は各スタンド
の6段圧延機の説明図である。
図において、1は金属ストリップ、2は片側端部が先
細り形状の上下一対の作業ロールであり、この先細り形
状部を上下勝手反対に配置してある。3は片側端部が先
細り形状の上下一対の中間ロールであり、この先細り形
状部を上下交互に配置してある。4は上下一対のバック
アップロールである。
5は作業ロールベンディング装置、6は中間ロールベ
ンディング装置、7は作業ロールシフト装置、8は中間
ロールシフト装置、9は最終圧延スタンド出側の形状検
出器、10は最終スタンド出側の板クラウン測定器であ
る。図において、矢印の番号は、それぞれの装置による
力の作用方向を示す。11は荷重検出器である。12は形状
制御装置の全体を示し、12aは形状制御に関する設定値
の入力設定装置である。
12bはNo.1、2スタンドの荷重変化に基づく形状制御
装置であり、基準荷重値に対しての変化分の作業ロール
ベンディング力及び中間ロールベンディング力補正式を
有しており、それにより補正ベンディング力値を演算,
出力する。
12cは最終スタンド出側の形状検出器9の出力に基づ
く最終スタンド形状制御装置である。形状制御装置12で
は、形状検出器9の出力は板クラウン値と板幅方向端部
の局部伸び値に分離処理される。形状検出器9により検
出された板クラウン値により、形状制御装置12cはNo.3
スタンドの作業ロールベンディング力と中間ロールベン
ディング力に対し補正値を演算,出力する。そしてこの
制御があらかじめ設定した限界値に達した場合には、形
状制御装置12cは中間ロールシフト位置,中間ロールベ
ンディング力,作業ロールベンディング力への補正値を
演算,出力する。
一方、形状検出器9により検出された板幅方向端部の
局部伸び値により、形状制御装置12cは作業ロールシフ
ト位置を変更する。具体的には、板幅方向端部の局部伸
びが大の時に、作業ロール2の先細り部が板幅内部に入
る方向に作業ロール2をシフトさせる。
13は板クラウン制御装置の全体を示し、13aは板クラ
ウン制御に関する設定値の入力設定装置、13bは板クラ
ウン測定器10の出力に基づきNo.1、2スタンドの作業ロ
ールシフト位置を制御する板クラウン制御装置である。
しかして、圧延条件、特に金属ストリップの材質、板
幅、圧延スケジュール、荷重予測値により、作業ロール
シフト位置、中間ロールシフト位置、作業ロールベンデ
ィング力、中間ロールベンディング力を設定する。そし
て、 金属ストリップの板幅方向全般にわたる形状制御
は、最終スタンドを除くスタンドにおいて、作業ロール
ベンディング力制御及び中間ロールベンディング力制御
により行い、スタンド間に形状検出器が設置されない場
合は、この制御は予測制御となる。
金属ストリップの板幅方向端部の形状制御は、最終
スタンドにおいて、出側の形状検出器9の略連続的な信
号値により、作業ロールベンディング力制御及び中間ロ
ールベンディング力制御によりダイナミック制御し、作
業ロールベンディング力制御及び中間ロールベンディン
グ力制御が限界に達した時に、中間ロールシフト位置制
御を追加する。更にこれらの制御が不十分な場合には、
作業ロールシフト位置制御を追加する。
板クラウン制御は、最終スタンド出側に設置した板
クラウン測定器13の出力値に基づいて、最終スタンドを
除く他のスタンドの上記作業ロールのシフト位置制御に
より行う。
次に、第3図は上記の本発明を適用した3タンデム冷
間圧延機により鋼帯を圧延した結果を、従来の制御方法
の場合と比較して示したグラフである。このグラフから
分かるように、本発明の制御方法により、板急峻度及び
板クラウンが大幅に向上したことが分かる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の制御方法によれば、金
属ストリップのタンデム冷間圧延において、金属ストリ
ップの形状及び板クラウンを大幅に向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を3スタンド冷間圧延機に適用した場合
の全体構成図、第2図は第1図の各スタンドの6段圧延
機の説明図である。第3図は本発明の実施結果を従来の
制御方法の場合と比較して示したグラフである。第4図
は従来の6段圧延機制御により圧延した鋼帯の板幅方向
急峻度分布を模式的に示した図である。 1……金属ストリップ、2……作業ロール、3……中間
ロール、4……バックアップロール、5……作業ロール
ベンディング装置、6……中間ロールベンディング装
置、7……作業ロールシフト装置、8……中間ロールシ
フト装置、9……形状検出器、10……板クラウン検出
器、11……荷重検出器、12……形状制御装置、13……板
クラウン制御装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスタンドからなるタンデム圧延機の
    全スタンドに、片側端部が先細り形状とされて、この先
    細り形状部を勝手反対に配置して組み込んだ上下一対の
    作業ロールと、この作業ロールを中間ロールおよびバッ
    クアップロールで順次支持し、かつ作業ロールシフト手
    段、中間ロールシフト手段、作業ロールベンディング手
    段、中間ロールベンディング手段を備えた6段圧延機を
    配置し、 金属ストリップの板幅方向全般にわたる形状制御を、最
    終スタンドを除くスタンドにおいて作業ロールベンディ
    ング力制御及び中間ロールベンディング力制御により行
    い、 最終スタンドにおいては、金属ストリップの板幅方向端
    部の局部的形状制御を、先ず作業ロールベンディング力
    制御及び中間ロールベンディング力制御により行い、こ
    の制御が不十分な場合には中間ロールシフト位置制御を
    追加し、更にこれらの制御が不十分な場合には作業ロー
    ルシフト位置制御を追加して行い、 一方、金属ストリップの板クラウン制御を、最終スタン
    ドを除くスタンドにおいて作業ロールシフト位置制御に
    より行う、 ことを特徴とするタンデム冷間圧延機の制御方法。
JP63273264A 1988-10-31 1988-10-31 タンデム冷間圧延機の制御方法 Expired - Fee Related JP2501229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63273264A JP2501229B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 タンデム冷間圧延機の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63273264A JP2501229B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 タンデム冷間圧延機の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02121712A JPH02121712A (ja) 1990-05-09
JP2501229B2 true JP2501229B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=17525410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63273264A Expired - Fee Related JP2501229B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 タンデム冷間圧延機の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501229B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066637A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Hitachi Ltd 熱間タンデム圧延ミルのクラウン形状制御装置および方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4847111B2 (ja) * 2005-11-29 2011-12-28 株式会社日立製作所 多段式圧延機及び多段式圧延機の制御方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55120409A (en) * 1979-03-09 1980-09-16 Nippon Steel Corp Controlling method for shape in six-stage rolling mill

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066637A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Hitachi Ltd 熱間タンデム圧延ミルのクラウン形状制御装置および方法
JP4504406B2 (ja) * 2007-09-14 2010-07-14 株式会社日立製作所 熱間タンデム圧延ミルのクラウン形状制御装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02121712A (ja) 1990-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2210825A1 (en) Rolling method and rolling mill of strip for reducing edge drop
US5720196A (en) Hot-rolling method of steel piece joint during continuous hot-rolling
JP2501229B2 (ja) タンデム冷間圧延機の制御方法
US4856313A (en) Method of controlling strip crown in planetary rolling
JPS6049042B2 (ja) 熱間薄板の圧延方法
JP4813014B2 (ja) 冷間タンデム圧延機の形状制御方法
JP3244119B2 (ja) 板材圧延における板形状・エッジドロップ制御方法
JPH05237527A (ja) 熱間圧延の板プロフィル制御方法
JPH0318411A (ja) 形状制御性にすぐれた冷間圧延方法
JPS61154709A (ja) 板材の厚さプロフイル制御装置
JPS6141643B2 (ja)
JP4086119B2 (ja) 酸洗前熱延鋼帯の冷間圧延における形状制御方法
Espenhahn et al. Modernization of a Cold Rolling Mill for High-Alloy Silicon Strips
JPH0631321A (ja) 圧延機における形状制御方法および装置
JPS5939410A (ja) 圧延方法
JPH01321007A (ja) エツジドロツプ制御手段を含む板材の圧延方法
JPS595362B2 (ja) 板圧延における板厚制御方法
KR950016915A (ko) 연속냉간압연기에서 극박재의 형상제어방법
CA1302743C (en) Method of controlling strip crown in planetary rolling
JPS63212007A (ja) 多段圧延機における板厚と形状の非干渉制御法
JP3064140B2 (ja) タンデム圧延機
JP2680252B2 (ja) 多段圧延機の形状制御方法
JPH0246284B2 (ja)
JPH06277727A (ja) 板クラウン制御方法
JPH06182414A (ja) 冷間圧延機における反り制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees