JP2500695Y2 - 洗面所用パン部材 - Google Patents

洗面所用パン部材

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JP2500695Y2
JP2500695Y2 JP1989126405U JP12640589U JP2500695Y2 JP 2500695 Y2 JP2500695 Y2 JP 2500695Y2 JP 1989126405 U JP1989126405 U JP 1989126405U JP 12640589 U JP12640589 U JP 12640589U JP 2500695 Y2 JP2500695 Y2 JP 2500695Y2
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JP
Japan
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floor
waist wall
wall
toilet
waist
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JP1989126405U
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宣文 山縣
和 渋谷
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東陶機器株式会社
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は便器に加え更に手洗器が設備される洗面所の
為のパン部材に関する。
(従来の技術) 最近、防水性の床とこの床から立上がる腰壁とを一体
的に成形して成るパン部材が洗面所に使用されることが
ある。
上記床は単一のフロアから成り、このフロアの周縁部
に沿って上記腰壁が延設されている。
上記パン部材は、洗面所への設置後、上記フロアに便
器が設置され、腰壁上に壁パネルが建付けられる。
(考案が解決しようとする課題) 上記洗面所は便器の外に更に手洗器を備えている。
この手洗器は防水性の床の上方に配設する必要があ
る。
この為上記洗面所はパン部材の床とは別に防水床を必
要とし、その分だけ床施工に手間取る。
この点、上記パン分材の床の上方に手洗器を配設すれ
ば床施工を簡略化できる。
だが、上記パン部材の床の上方に手洗器を配設する
と、便器利用者以外の者が手洗器を使用することができ
なくなる。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本考案は、防水性の床とこの床
の周縁部から立上がる腰壁とを一体的に成形して成る洗
面所用パン部材において、床は便器が設置される第一の
フロアと、手洗器が上方に配設される第二のフロアと、
これらの第一及び第二のフロアを相互に連結する第三の
フロアとを略同じ高さで連続的且つ一体的に形成して構
成し、腰壁は周縁部及び第一のフロアと第二のフロアと
の間の境界部に沿って連続して高さ一定に設けた。
(作用) 前記パン部材を洗面所に設置した後、第一のフロアに
便器を設置し、第二のフロアの上方に洗面器を配設す
る。
前記腰壁上には壁パネルが立設される。
この腰壁と壁パネルとは、便器が設置された第一のフ
ロアの上方に位置する空間と、洗面器が配設された第二
のフロア上方の空間とを相互に分離する。
上記第一のフロア上方の空間と第二のフロアの上方の
空間とは前記第三のフロアの上方に位置する空間を介し
て互に連通している。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本考案に係るパン部材が適用された洗面所の
平面図、第2図は第1図のA−A線断面図である。
洗面所1は略箱型の部屋状構造物として組立てられて
いる。
この洗面所1の下部構造としてパン部材2が使用され
ている。
パン部材2は防水性を有する繊維強化プラスチック材
で一体的に成形されている。
この一体成形品としてのパン部材2は平たく形成され
た床3と、この床3から立上がる腰壁4とから成る。
上記床3は大便器ユニット5が設置される第一のフロ
ア3aと、手洗器ユニット6が設置される第二のフロア3b
と、これら第一及び第二のフロア3a、3bを相互に連結す
る第三のフロア3cとから成る。
腰壁4は床3の周縁部に沿って連続的に形成されてい
る。つまり、上記第一のフロア3aの右縁に位置する第一
の腰壁部4aと、第一のフロア3aの後縁に位置する第二の
腰壁部4bと、第一のフロア3aの左縁に位置する第三の腰
壁部4cと、第二のフロア3bの右縁に位置する第四の腰壁
部4dと、第二のフロア3bの後縁に位置する第五の腰壁部
4eと、第二のフロア3bの左縁に位置する第六の腰壁部4f
と、第三のフロア3cの左縁に位置する第七の腰壁部4g
と、第三のフロア3cの前縁に位置する第八の腰壁部4h
と、第三のフロア3cの右縁に位置する第九の腰壁部4i
と、第三のフロア3cの後縁に位置する第十の腰壁部4jと
から成る。
上記第一の腰壁部4aはその後端が第二の腰壁部4bの右
端に連続し、第二の腰壁部4bの左端は第三の腰壁部4cの
後端に連続し、第三の腰壁部4cの前端は第十の腰壁部4j
の右端に連続し、第十の腰壁部4jの左端は第四の腰壁部
4dの前端に連続し、第四の腰壁部4dの後端は第五の腰壁
部4eの右端に連続し、第五の腰壁部4eの左端は第六の腰
壁部4fの後端に連続しており、第六の腰壁部4fの前端は
第七の腰壁部4gの後端と離間対峙して洗面所1の出入口
7を構成している。
上記第七の腰壁部4gはその前端が第八の腰壁部4hの左
端に連続し、第八の腰壁部4hの右端は第九の腰壁部4iの
前端に連続し、第九の腰壁部4iの後端は第一の腰壁部4a
の前端に連続している。
前記大便器ユニット5は第一のフロア3aと第二の腰壁
部4bとに固定された配管ユニット5aと、この配管ユニッ
トの前面に取着され第一のフロア3aに固定された洋風の
水洗式便器5bとから成る。
便器5bは固定時におけるその前端が前記第十の腰壁部
4jより後方に位置している。
便器5bの右方に位置する第一の腰壁部4aの高さ方向中
央部には紙巻器8が取付けられる。
前記手洗器ユニット6は第二のフロア3bと第五の腰壁
部4eとに固定された配管ユニット6aと、この配管ユニッ
ト6aの上面に嵌着固定され第二のフロア3bの上方に位置
する手洗器6bとから成る。
前記洗面所1の上部構造はパン部材2の腰壁4の上縁
部から立上がる上壁9と、この上壁9の上縁部間に渡さ
れた天井(図示せず)とから成る。上壁9は壁パネルを
連設して構成され、上記第五の腰壁部4eの上方に位置す
る壁パネルの前面には姿身9aが取付けられている。
洗面所1はその内部全体がトイレスペースSになって
いる。トイレスペースSは大便器ユニット5が設置され
た便所S1と、手洗器ユニット6が設置された手洗場S2
と、これらの便所S1及び手洗場S2を相互に連結する連結
スペースS3とを有している。
便所S1は第一のフロア3aと、第一乃至第三の腰壁部4a
〜4cと、これらの腰壁部4a〜4cの上方に位置する壁パネ
ルと、第一のフロア3aの上方に位置する天井とにより画
成される。
手洗場S2は第二のフロア3bと、第四乃至第六の腰壁部
4d〜4fと、これらの腰壁部4d〜4fの上方に位置する壁パ
ネルと、第二のフロア3bの上方に位置する天井とにより
画成される。
連結スペースS3は第三のフロア3cと、第七乃至第十の
腰壁部4g〜4jと、これらの腰壁部4g〜4jの上方に位置す
る壁パネル及び出入口7の上方に位置する欄間パネル
と、第三のフロア3cの上方に位置する天井とにより画成
される。
第3図はパン部材の斜視図である。
前記腰壁4は、その第一、第二、第五、第六、第七、
第八及び第九の腰壁部4a,4b,4e,4f,4g,4h,4iの上縁部
に、これらの上縁部から一旦外方へ突出した後に上方へ
立上がる壁載せ部10が連続的且つ一体的に形成されてい
る。
上記壁載せ部10は、第一の腰壁部4aの前部と第九の腰
壁部4iとの各上縁部に沿った部分が他の部分より外方に
向って幅広に突出形成された棚部11になっている。
前記第三、第四及び第十の腰壁部4c,4d,4jはその各上
縁部が水平な壁載せ部12により一体的に連結されてい
る。
上記第三、第四及び第十の腰壁部4c,4d,4jと壁載せ部
12とは互いに共働して第一のフロア3aと第二のフロア3b
との間の境界部に沿った仕切用腰壁13を構成している。
上記壁載せ部10の棚部11を除く部分の上面と、棚部11
の外縁部上面と、仕切用腰壁13を構成する壁載せ部12の
上面中央部とにはそれぞれ壁パネルが立設され、これら
の壁パネルが前記上壁9を構成する。
なお前記腰壁4はその第一の腰壁部4aと第六の腰壁部
4fとの後縁寄り下部にそれぞれ配管取合孔14,15が形成
され、第一の腰壁部4aの前部には紙巻器取付孔16が設け
られている。
以上に述べた構成を有する洗面所の作用を次に説明す
る。
前記部屋状構造物としての洗面所1はビルジング躯体
の床上に組立てられる。
この組立ては、先ずパン部材2を躯体床上に設置し、
次いでパン部材2の壁載せ部10,12上面に壁パネルを立
設して上壁9を構築し、この上壁9の上縁部間に天井を
張る手順で行なう。
上記手順により組立てられた洗面所1はトイレスペー
スSを画成し、このトイレスペースSに所要のトイレ機
器が設置される。
それらのトイレ機器のうち前記大便器ユニット5は便
所S1に設置され、手洗器ユニット6は手洗場S2に設置さ
れる。
上記便所S1と手洗場S2とは、前記仕切用腰壁13とその
壁載せ部12上に立設された壁パネルとにより相互に分離
され、連結スペースS3を介して連通する。
従って手洗場S2に設置された手洗器ユニット6の手洗
器6bは、便所S1に設置された大便器ユニット5の便器5b
が使用されているかいないかにかかわらず気楽に利用す
ることができ、また便器5bの利用も手洗器6bの使用状態
を気にすることなく行なえる。
なお以上において、パン部材2の床3を構成する第一
乃至第三のフロア3a〜3cの下面或いはこれらのフロア下
面と対応した位置にある腰壁4の外側面を補強材で連結
することは差支えず、また前記第一のフロア3aと第二の
フロア3bとを連続させるとともに仕切用腰壁13の内面中
空領域をその一部又は全体にわたり中実な構造としてパ
ン部材の剛性を上げるようにしても良い。
また前記仕切用腰壁13に配管取合孔を形成することも
差支えない。
(考案の効果) 以上の説明により明らかな如く本考案によれば、床を
便器が設置される第一のフロアと、手洗器が上方に配設
される第二のフロアと、これらの第一及び第二のフロア
を相互に連結する第三のフロアとを略同じ高さで連続的
且つ一体的に形成して構成したので、洗面所用パン部材
の床を、便器の設置場所としてだけでなく、手洗器の配
設エリアとしても利用でき、手洗器を上方に配設する為
の防水床を別設する必要がなく、洗面所の床施工が簡略
化される。又、腰壁を床の周縁部及び第一のフロアと第
二のフロアとの間の境界部に沿って連続して高さ一定に
設けたので、壁パネルの高さ寸法を一定にすることがで
き、施工が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパン部材が適用された洗面所の平
面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図はパン
部材の斜視図である。 1…洗面所 2…パン部材、3…床 3a…第一のフロア 3b…第二のフロア 3c…第三のフロア 4…腰壁 4a…第一の腰壁部 4b…第二の腰壁部 4c…第三の腰壁部 4d…第四の腰壁部 4e…第五の腰壁部 4f…第六の腰壁部 4g…第七の腰壁部 4h…第八の腰壁部 4i…第九の腰壁部 4j…第十の腰壁部 5b…便器、6b…手洗器 11…棚部 13…仕切用腰壁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水性の床とこの床の周縁部から立上がる
    腰壁とを一体的に成形して成る洗面所用パン部材におい
    て、 前記床は便器が設置される第一のフロアと、手洗器が上
    方に配設される第二のフロアと、これらの第一及び第二
    のフロアを相互に連結する第三のフロアとが略同じ高さ
    で連続的且つ一体的に形成されて成り、 前記腰壁は前記周縁部及び第一のフロアと第二のフロア
    との間の境界部に沿って連続して高さ一定に設けられて
    いることを特徴とする洗面所用パン部材。
  2. 【請求項2】前記第一のフロアに臨む腰壁に外方に向っ
    て突出する幅広の棚部を形成したことを特徴とする請求
    項1記載の洗面所用パン部材。
JP1989126405U 1989-10-27 1989-10-27 洗面所用パン部材 Expired - Lifetime JP2500695Y2 (ja)

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JPH0364592U JPH0364592U (ja) 1991-06-24
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JPH0216186U (ja) * 1988-07-14 1990-02-01

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