JP2024513492A - がんの治療のためのprmt5阻害剤を使用する併用療法 - Google Patents

がんの治療のためのprmt5阻害剤を使用する併用療法 Download PDF

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Abstract

本開示は、がんを治療する方法に関する。本開示は更に、PRMT5阻害剤である化合物を、特にKRASG12C阻害剤と組み合わせて用いて、対象におけるがんを治療することに関する。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2021年4月8日に出願された米国仮特許出願第63/172,639号、及び2021年10月6日に出願された米国仮特許出願第63/252,998号の優先権を主張し、これらの各々の開示は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は、がんを治療する方法に関する。本開示は更に、タンパク質アルギニンN-メチルトランスフェラーゼ5(PRMT5)阻害剤である化合物を、特にキルステンラット肉腫ウイルス性がん遺伝子ホモログ(KRAS)グリシン-システイン(G12C)(KRASG12C)阻害剤と組み合わせて用いて、対象におけるがんを治療することに関する。
PRMT5は、S-アデノシル-L-メチオニン(SAM)由来のメチル基のタンパク質L-アルギニン残基のグアニジノ官能基のオメガ-窒素への転移(オメガ-モノメチル化)及び第2のメチル基の他のオメガ-窒素への転移を触媒し、対称性ジメチルアルギニン(sDMA)をもたらす、II型アルギニンメチルトランスフェラーゼである。PRMT5は、メチロソームタンパク質50(MEP50)と複合体を形成し、これは、基質認識及び配向に必要であり、PRMT5触媒ヒストン2A及びヒストン4メチルトランスフェラーゼ活性にも必要である(例えば、Ho et al.(2013)PLoS ONE 8(2):e57008を参照されたい)。
p16/CDKN2aのホモ接合型欠失ががんに一般的であり、これらの変異は、メチルチオアデノシンホスホリラーゼ(MTAP)をコードする遺伝子を含む、隣接遺伝子の共欠失を一般的に伴う。全てのヒトがんの約15%が、MTAP遺伝子のホモ接合型欠失を有すると推定される(例えば、Firestone & Schramm(2017)J.Am.Chem Soc.139(39):13754-13760を参照されたい)。
MTAP活性を欠く細胞は、PRMT5の強力な阻害剤であるMTAP基質、メチルチオアデノシン(MTA)のレベルが上昇している。PRMT5活性を阻害することにより、メチル化活性が低下し、PRMT5枯渇又は活性の喪失に対する細胞増殖の感受性が増加する。したがって、MTAP活性の喪失は、PRMT5のメチル化活性を低下させ、細胞をPRMT5活性に選択的に依存させる。
がんにおける細胞生存率及びその有病率に対するPRMT5の重要性にもかかわらず、PRMT5を阻害する効果的な療法は達成困難である。したがって、広範ながんを治療するための新たなPRMT5阻害剤療法の開発が依然として必要とされている。
本開示の一態様は、対象におけるがんを治療するための方法を提供する。かかる方法は、対象に、治療有効量のKRASG12C阻害剤及び治療有効量のPRMT5阻害剤を投与することを含む。
がんの治療を必要とする対象におけるがんを治療するための方法も本明細書に提供される。かかる方法は、がんがMTAPホモ接合型欠失に関連する(例えば、MTAP関連がんである)と決定することを含む。これらの方法は、任意選択的に、がんがKRASG12C変異に関連すると決定することを更に含む。かかる方法は、対象に、治療有効量のKRASG12C阻害剤及び治療有効量のPRMT5阻害剤を投与することを更に含む。
本発明のこれら及び他の特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲と併せて以下の発明を実施するための形態からより完全に理解されるであろう。特許請求の範囲は、その中での列挙によって定義されるものであり、本明細書に記載の特徴及び利点の具体的な考察によって定義されるものではないことに留意されたい。
添付の図面は、本開示の方法の更なる理解を提供するために含まれており、本明細書に組み込まれ、かつ本明細書の一部を構成する。これらの図面は、本開示の1つ以上の実施形態を説明し、その記述と併せて、本開示の原理及び動作を説明するのに役立つ。
免疫不全マウスで成長したKRASG12C及びCDKN2A/MTAPDEL肺腫瘍異種移植片LU99モデルにおける実施例1の方法の結果を説明する。この方法で使用したPRMT5阻害剤は、100mg/kgで1日2回(BID)投与したMRTX9768であり、KRASG12C阻害剤は、30mg/kgで1日1回(QD)投与したMRTX849であった。平均腫瘍体積±標準誤差は、指示した試験日の平均値をプロットしたものである。 免疫不全マウスで成長したKRASG12C及びCDKN2A/MTAPDEL肺腫瘍異種移植片LU99モデルにおける実施例2の方法の結果を説明する。この方法で使用したPRMT5阻害剤は、200mg/kgでBID投与したMRTX7477であり、KRASG12C阻害剤は、30mg/kgでQD投与したMRTX849であった。平均腫瘍体積±標準誤差は、指示した試験日の平均値をプロットしたものである。 LU99 PRMT5-041肺腫瘍異種移植片モデルにおける実施例3の方法の結果を説明する。この方法で使用したPRMT5阻害剤は、50mg/kgでQD投与したMRTX1719であり、KRASG12C阻害剤は、30mg/kgでQD投与したMRTX849であった。平均腫瘍体積±標準誤差は、指示した試験日の平均値をプロットしたものである。 SW1573 PRMT5-044肺腫瘍異種移植片モデルにおける実施例4の方法の結果を説明する。この方法で使用したPRMT5阻害剤は、50mg/kgでQD投与したMRTX1719であり、KRASG12C阻害剤は、100mg/kgでQD投与したMRTX849であった。平均腫瘍体積±標準誤差は、指示した試験日の平均値をプロットしたものである。
開示されたプロセス及び材料が説明される前に、本明細書に記載の態様は、特定の実施形態に限定されず、したがって当然のことながら多様であり得ることが理解されるべきである。本明細書で使用される用語は、特定の態様を説明することのみを目的とし、本明細書で具体的に定義されない限り、限定することが意図されないことも理解されるべきである。
本開示を考慮すると、本明細書に記載の方法及び組成物は、当業者によって、所望の必要性を満たすように構成することができる。本開示は、対象においてがんを治療することの改善を提供する。本明細書で使用される場合、「対象」又は「患者」という用語は、互換的に使用され、哺乳動物、最も好ましくはヒトを含む任意の動物を指す。
本明細書に提供される方法は、肺、前立腺、***、脳、皮膚、子宮頸がん、精巣がんなどの腫瘍を含む多種多様ながんの治療に使用され得る。より具体的には、本発明の組成物及び方法によって治療され得るがんには、星状細胞、***、子宮頸部、結腸直腸、子宮内膜、食道、胃、頭頸部、肝細胞、喉頭、肺、口腔、卵巣、前立腺、及び甲状腺のがん並びに肉腫が含まれるが、これらに限定されない。より具体的には、これらの化合物は、以下を治療するために使用することができる:心臓:肉腫(血管肉腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫)、粘液腫、横紋筋腫、線維腫、脂肪腫、及び奇形腫;肺:気管支原性がん(扁平上皮細胞、未分化小細胞、未分化大細胞、腺がん)、肺胞(細気管支)がん、気管支腺腫、肉腫、リンパ腫、軟骨性過誤腫、中皮腫;消化管:食道(扁平上皮細胞がん、腺がん、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃(がん腫、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓(導管腺がん、インスリノーマ、グルカゴノーマ、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、ビポーマ)、小腸(腺がん、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経線維腫、線維腫)、大腸(腺がん、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫);尿生殖路:腎臓(腺がん、ウィルムス腫瘍(腎芽細胞腫)、リンパ腫、白血病)、膀胱及び尿道(扁平上皮細胞がん、移行上皮がん、腺がん)、前立腺(腺がん、肉腫)、精巣(精上皮腫、奇形腫、胎児性がん、奇形がん、絨毛がん、肉腫、間質細胞がん、線維腫、線維腺腫、類腺腫瘍、脂肪腫);肝臓:肝臓がん(肝細胞がん)、胆管がん、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、血管腫;胆管:胆嚢がん、膨大部がん、胆管がん;骨:骨原性肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨大細胞腫瘍脊索腫、骨軟骨腫(骨軟骨性外骨症)、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、類骨腫、及び巨細胞腫;神経系:頭蓋(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫、神経膠腫症)、脳(星状細胞腫、髄芽腫、神経膠腫、上衣腫、胚細胞腫(松果体腫)、多形膠芽腫、乏突起細胞腫、シュワン腫、網膜芽細胞腫、先天性腫瘍)、脊髄神経線維腫、髄膜腫、神経膠腫、肉腫);婦人科:子宮(子宮内膜がん)、頸部(子宮頸がん、前腫瘍子宮頸部異形成)、卵巣(卵巣がん(漿液性嚢胞腺がん、粘液性嚢胞腺がん、未分類がん腫)、顆粒膜卵胞膜細胞腫、セルトリ-ライディッヒ細胞腫、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰(扁平上皮細胞がん、上皮内がん、腺がん、線維肉腫、黒色腫)、膣(明細胞がん、扁平上皮細胞がん、ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫)、卵管(がん腫);血液学的:血液(骨髄性白血病(急性及び慢性)、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群)、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫);皮膚:悪性黒色腫、基底細胞がん、扁平上皮細胞がん、カポジ肉腫、異形成母斑、脂肪腫、血管腫、皮膚線維腫、ケロイド、乾癬;並びに副腎:神経芽腫。
本開示の方法のある特定の実施形態では、がんは、MTAP関連がんである。例えば、ある特定の実施形態では、がんは、MTAP遺伝子ホモ接合型欠失(MTAPDEL)を含む。対象は、MTAP関連がんを有すると同定又は診断され得、ここで、例えば、MTAPDELは、好適なアッセイ又はキットを使用して決定される。代替として、対象は、MTAP関連がんを有することが疑われるか、又は対象は、対象がMTAP関連がんを有することを示す臨床記録を有する。
本開示の方法のある特定の実施形態では、がんは、KRASG12C遺伝子変異を含む。対象は、KRASG12Cがんを有すると同定又は診断され得、ここで、KRASG12C変異は、好適なアッセイ又はキットを使用して決定される。代替として、対象は、KRASG12Cがんを有することが疑われるか、又は対象は、対象がKRASG12Cがんを有することを示す臨床記録を有する。
本開示の方法のある特定の実施形態では、がんは、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤2A(CDKN2A)遺伝子ホモ接合型欠失(CDKN2ADEL)を更に含む。対象は、CDKN2ADELを有すると同定又は診断され得、ここで、欠失は、好適なアッセイ又はキットを使用して決定される。代替として、対象は、CDKN2ADELがんを有することが疑われるか、又は対象は、対象がCDKN2ADELがんを有することを示す臨床記録を有する。
本明細書に記載の方法又は使用のうちのいずれかのいくつかの実施形態では、アッセイは、対象からのサンプル(例えば、生物学的サンプル又は生検サンプル(例えば、パラフィン包埋生検サンプル))を使用して、患者がMTAPDEL及び/又はKRASG12C及び/又はCDKN2ADELを有するかどうかを決定するために使用される。かかるアッセイとしては、次世代シーケンシング、免疫組織化学、蛍光顕微鏡検査、ブレークアパートFISFI分析、サザンブロッティング。ウエスタンブロッティング、FACS分析、ノーザンブロッティング、及びPCRベースの増幅(例えば、RT-PCR及び定量的リアルタイムRT-PCR)が挙げられるが、これらに限定されない。当該技術分野で周知であるように、アッセイは、典型的には、例えば、少なくとも1つの標識された核酸プローブ又は少なくとも1つの標識された抗体若しくはその抗原結合断片を用いて行われる。
ある特定の実施形態では、本開示の方法におけるがんは、肺がん、膵臓がん、結腸がん、頭頸部がん、膀胱がん、食道がん、リンパ腫、胃がん、皮膚がん、乳がん、及び脳がんから選択される。
ある特定の実施形態では、本開示の方法におけるがんは、肺がん、膵臓がん、結腸がん、頭頸部がん、食道がん、及び黒色腫から選択される。
ある特定の実施形態では、本開示の方法におけるがんは、肺がん(例えば、腺がん及び扁平上皮細胞を含む中皮腫又は非小細胞肺がん(NSCLC))、膵臓がん、結腸がん、頭頸部がん(扁平上皮がん(HNSCC)など)、膀胱がん、食道がん、リンパ腫(例えば、びまん性大細胞B細胞リンパ腫)、胃がん、黒色腫、乳がん、並びに脳がん(例えば、多形性膠芽腫及び膠腫)から選択される。
ある特定の実施形態では、本開示の方法におけるがんは、肺がん(例えば、腺がん及び扁平上皮細胞を含む中皮腫又はNSCLC)、膵臓がん、結腸がん、頭頸部がん(例えば、扁平上皮がん(HNSCC))、食道がん、及び黒色腫から選択される。
ある特定の実施形態では、本開示の方法におけるがんは、中皮腫、NSCLC(例えば、腺がん及び扁平上皮細胞)、膵臓がん、HNSCC、及び結腸がんから選択される。
本開示の方法の一実施形態では、がんは、肺がんである。例えば、肺がんは、NSCLC(例えば、腺がん及び扁平上皮細胞)又は中皮腫であり得る。ある特定の実施形態では、がんは、NSCLCである。
本開示の方法の一実施形態では、がんは、膵臓がんである。
本開示の方法の一実施形態では、がんは、結腸がんである。
上記で提供されるように、KRASG12C阻害剤は、本開示の方法で投与される。本明細書で使用する場合、「KRASG12C阻害剤」は、KRASG12Cの酵素活性の全て又は一部を負に調節又は阻害することができる化合物を指す。本発明のKRASG12C阻害剤は、(例えば、12位のシステイン残基のスルフヒドリル側鎖と共有結合付加物を形成することによって)KRASG12Cと相互作用し、不可逆的に結合し、KRASG12Cの酵素活性の阻害を生じさせる。
ある特定の実施形態では、KRASG12C阻害剤は、アダグラシブ(以下、MRTX849としても知られている、Mirati Therapeutics,Inc.、San Diego,California)、ソトラシブ(AMG510としても知られている、Amgen Inc.、Thousand Oaks,California)、JNJ-74699157(ARS-3248としても知られている、Janssen Research & Development,LLC、Raritan,New Jersey)、GDC-6036(Roche、Basel,Switzerland)、LY3499446(Eli Lilly and Company、Indianapolis,Indiana)、JDQ443(Novartis Pharmaceuticals、Basel,Switzerland)、D-1553(InventisBio Inc.、Shanghai,China)、及びそれらの組み合わせから選択される。
本開示の方法の一実施形態では、KRASG12C阻害剤は、アダグラシブ又はソトラシブである。一実施形態では、KRASG12C阻害剤は、ソトラシブである。
一実施形態では、KRASG12C阻害剤は、アダグラシブである。アダグラシブが、以下の構造を有する。
ある特定の実施形態では、本開示のKRASG12C阻害剤は、2017年11月23日に公開された国際特許公開第2017/201161A1号、2019年5月23日に公開された国際特許公開第2019/099524A1号、2019年11月14日に公開された国際特許公開第2019/217307A1号、2020年3月5日に公開された国際特許公開第2020/047192A1号、又は2020年5月22日に公開された国際特許公開第2020/101736A1号、又は2020年7月16日に公開された国際特許公開第2020/146613A1号に開示されているKRASG12C阻害剤のうちのいずれか1つであり、全て、参照によりそれらの全体が組み込まれる。
上記で提供されるように、PRMT5阻害剤は、本開示の方法でも投与される。本明細書で使用される場合、「PRMT5阻害剤」は、本明細書に記載の本開示の化合物を指す。これらの化合物は、特に、インビトロ若しくはインビボでの結合型MTAの存在下で、又はMTAのレベルの上昇を発現する細胞中で、PRMT5の酵素活性の全て又は一部を負に調節するか又は阻害することができる。ある特定の実施形態では、PRMT5阻害剤は、MTA協同性PRMT5阻害剤である。
ある特定の実施形態では、本開示のPRMT5阻害剤は、2021年3月18日に開示された国際特許公開第2021/050915A1号に開示されているPRMT5阻害剤のうちのいずれか1つであり、参照によりそれらの全体が組み込まれる。
ある特定の他の実施形態では、本開示のPRMT5阻害剤は、2021年3月11日に開示された米国仮特許出願第63/200,521号に開示されているPRMT5阻害剤のうちのいずれか1つであり、参照によりその全体が組み込まれる。
例えば、本明細書に記載の本開示の方法におけるPRMT5阻害剤は、式IIA、IIB、又はIICの化合物であって、

式中、
Aが、CR又はNであり、
Dが、(C(R1-2-NH

であるか、又はDが、

であり、ここで、メチレンがEに結合しており、ここで、EがCであり、
Eが、C、CR、又はNであり、
Lが各々独立して、結合又はC-Cアルキレンであり、
Wが、CR又はNであり、
Xが各々独立して、結合、O、S、-NR-、又は-NRC(O)-であり、
Zが各々独立して、結合、-SO-、-SO-、-CH(OH)-、又は-C(O)-であり、
が各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、シアノメチル、-(NR、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、-SO-Cアルキル、-X-arC-Cアルキル、ヘテロアルキル、C-Cアルキニル、-X-ハロアルキル、-X-C-Cアルキル、-Z-C-Cアルキル、ヘテロシクリル、-X-L-シクロアルキル、-Z-シクロアルキル、-X-アリール、-Z-アリール、又は-X-ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロシクリル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールが1つ以上のRで任意選択的に置換され、
が各々独立して、水素又はC-Cアルキルであり、
が各々独立して、シアノ、オキソ、ハロゲン、C-Cアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルコキシ-C-Cアルキル、-X-ハロアルキル、-Z-シクロアルキル、-X-arC-Cアルキル、シアノで置換される-X-arC-Cアルキル、C-Cアルキル若しくはオキソで任意選択的に置換される-X-L-シクロアルキル、1つ以上のC-Cアルキル若しくはオキソで任意選択的に置換される-X-L-ヘテロアリール、1つ以上のC-Cアルキル若しくはオキソで任意選択的に置換される-X-L-ヘテロシクリル、又は-X-アリールであり、
が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、C-Cアルキル-アルコキシ、N(R、NRC(O)R、C(O)R、オキセタン、及びTHFであり、
が、H又は1つ以上のハロゲンで任意選択的に置換されるC-Cアルキルであり、
が、H又はC-Cアルキルであり、
が各々独立して、H若しくはC-Cアルキル、ハロゲン、又はハロアルキルである、化合物、又はその薬学的に許容される塩である(実施形態1)。
実施形態2は、式IIAの化合物として本開示の方法におけるPRMT5阻害剤を提供する。
実施形態3は、式IIBの化合物として本開示の方法におけるPRMT5阻害剤を提供する。
実施形態4は、式IICの化合物として本開示の方法におけるPRMT5阻害剤を提供する。
実施形態5は、WがCRである、実施形態1~4のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態6は、AがCRである、実施形態1~4のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態7は、EがNである、実施形態1~4のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態8は、WがCRであり、AがCRであり、EがNである、実施形態1~7のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態9は、Rが、ベンゾチオフェン、ナフタレン、キノリン、クロマン、イソクロマン、ジヒドロベンゾジオキシン、インドラジン、テトラヒドロインドラジン、ジヒドロイソベンゾフラン、ベンゼン、イソキノリノン、ベンゾジオキソン、チエノピリジン、テトラヒドロインドロン、インドリジン、ジヒドロインドリジノン、イマダゾピリジノン、チエノピリミジン、チオフェン、ピロロピリミジノン、チアゾロピリジノン、ジヒドロピロリジン、イソインダロン、及びテトラヒドロイソキノリンから選択される、実施形態1~8のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態10は、Rが各々独立して、シアノ、オキソ、ハロゲン、C1-C3アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ-C1-C3アルキル、1つ以上のC1-C3アルキル又はオキソで任意選択的に置換される-X-L-ヘテロシクリル、C1-C3アルキル又はオキソで任意選択的に置換される-X-L-シクロアルキルである、実施形態1~8のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態11は、Rが、水素、ヒドロキシ、塩素、-NHC(O)CH、-C(O)CFH、-NH、-CF、-CH、-O-CHCH、-CH-CH-O-CH、オキセタン、及びTHFから選択される、実施形態1~8のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態12は、L、X、及びZのうちの1つが結合である、実施形態1~11のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態13は、L、X、及びZが全て結合である、実施形態12に記載の方法を提供する。
本開示の一態様は、PRMT5阻害剤が式(IIIC)の化合物であって、

式中、
Aが、CR又はNであり、
Dが、-CH-NH

であり、
Wが、CR又はNであり、式中、Rが、H又はC-Cアルキルであり、
G、Q、J、及びUが独立して、C(H)、C(R)、及びNから選択されるが、但し、G、Q、J、及びUのうちの1つのみ又は2つのみがNであることができることを条件とし、
が各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cシクロアルコキシ、C-Cシクロアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルであり、
が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16であり、
式中、Rが各々独立して、H又はC-Cアルキルであり、R15が水素又はメチルであり、R16がC-Cアルキルであり、
が、C-Cアルキル又はC-Cハロアルキルである、化合物、又はその薬学的に許容される塩である、方法を提供する(実施形態14)。
実施形態15は、AがCHである、実施形態14に記載の方法を提供する。
実施形態16は、WがNである、実施形態14又は15に記載の方法を提供する。
実施形態17は、WがCHである、実施形態14又は15に記載の方法を提供する。
実施形態18は、Dが-CH-NHである、実施形態14~17のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態19は、PRMT5阻害剤が以下の式の実施形態14に記載の化合物である、本開示の方法を提供する。
実施形態20は、Rが、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16である、実施形態14~19のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態21は、Rが、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16である、実施形態14~19のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態22は、Rが、水素、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、ジフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、(メトキシ)メチル、(エトキシ)メチル、(メトキシ)エチル、(エトキシ)エチル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、-C(O)-ジフルオロメチル、-NH、又は-NH(CO)CHである、実施形態14~19のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態23は、Rが、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16である、実施形態14~19のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態24は、Rが、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16である、実施形態14~19のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態25は、Rが、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、ジフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、(メトキシ)メチル、(エトキシ)メチル、(メトキシ)エチル、(エトキシ)エチル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、-C(O)-ジフルオロメチル、-NH、又は-NH(CO)CHである、実施形態14~19のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態26は、G、Q、J、及びUが各々独立して、C(H)である、実施形態23~25のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態27は、G、Q、J、及びUが独立して、C(H)及びC(R)から選択される、実施形態23~25のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態28は、G、Q、J、及びUが独立して、C(H)及びNから選択される、実施形態23~25のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態29は、
が、水素であり、
G、Q、J、及びUのうちの少なくとも1つがC(R)であり、残りのG、Q、J、及びUが独立して、C(H)、C(R)、及びNから選択され、Rが各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cシクロアルコキシ、C-Cシクロアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルである、実施形態14~19のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態30は、G、Q、J、及びUのうちの1つ又は2つがNである、実施形態29に記載の方法を提供する。
実施形態31は、
が、水素であり、
G、Q、J、及びUのうちの少なくとも1つがC(R)であり、残りのG、Q、J、及びUが独立して、C(H)及びC(R)から選択され、Rが各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cシクロアルコキシ、C-Cシクロアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルである、実施形態14~19のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態32は、G、Q、J、及びUのうちの少なくとも1つがC(R)であり、残りのG、Q、J、及びUが独立して、C(H)であり、例えば、G、Q、J、及びUのうちの1つのみがC(R)である、実施形態31に記載の方法を提供する。
実施形態33は、G、Q、J、及びUのうちの2つがC(R)であり、残りのG、Q、J、及びUが独立して、C(H)である、実施形態31に記載の方法を提供する。
実施形態34は、G、Q、J、及びUのうちの3つがC(R)であり、残りのG、Q、J、及びUがC(H)である、実施形態31に記載の方法を提供する。
実施形態35は、G、Q、J、及びUが、それらが結合しているチオフェンと一緒になって、

を形成する、実施形態14~19のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態36は、G、Q、J、及びUが、それらが結合しているチオフェンと一緒になって、ベンゾ[b]チオフェンを形成する、実施形態35に記載の方法を提供する。
実施形態37は、Rが、存在する場合、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cシクロアルコキシ、C-Cシクロアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルである、実施形態14~36のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態38は、Rが、存在する場合、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルである、実施形態14~36のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態39は、Rが、存在する場合、ヒドロキシ、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、2,2-ジフルオロエトキシ、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、(メトキシ)メチル、(エトキシ)メチル、(メトキシ)エチル、又は(エトキシ)エチルである、実施形態14~36のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態40は、Rがメチルである、実施形態14~39のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態41は、Rがエチルである、実施形態14~39のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態42は、Rがプロピル(例えば、イソプロピル)である、実施形態14~39のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態43は、Rがジフルオロメチル又はトリフルオロメチルである、実施形態14~39のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態44は、PRMT5阻害剤が以下の式のものであり、

式中、
G、Q、J、及びUが、それらが結合しているチオフェンと一緒になって、

を形成し、
式中、Rが各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルであり、
が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16である、実施形態14に記載の方法を提供する。
実施形態45は、PRMT5阻害剤が以下の式のものであり、

式中、
G、Q、J、及びUが、それらが結合しているチオフェンと一緒になって、

を形成し、
式中、Rが各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルであり、
が、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16である、実施形態14に記載の方法を提供する。
実施形態46は、PRMT5阻害剤が以下の式のものであり、

式中、
G、Q、J、及びUが、それらが結合しているチオフェンと一緒になって、

を形成し、
式中、Rが各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルである、実施形態14に記載の方法を提供する。
実施形態47は、PRMT5阻害剤が式(IIIB)の化合物であって、

式中、
Aが、CR又はNであり、
Dが、-CH-NH

であり、
Wが、CR又はNであり、式中、Rが、H又はC-Cアルキルであり、
51が、水素、フルオロ、クロロ、若しくはメチルであるか、又はR51及びR52が、それらが結合している原子と一緒になって、C-Cヘテロシクロアルキル(例えば、ヒドロフラニル)を形成し、
52が、フルオロ、クロロ、若しくはメチルであるか、又はR52及びR53が、それらが結合している原子と一緒になって、フェニルを形成し、
53が、水素、フルオロ、クロロ、又はメチルであり、
54が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシであり、
が、-O-又は-CH-であり、
が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、又は-NR15(CO)R16であり、式中、R15が水素又はメチルであり、R16がC-Cアルキルであり、
が、C-Cアルキル又はC-Cハロアルキルである、化合物、又はその薬学的に許容される塩である、本開示の方法を提供する。
実施形態48は、
Aが、-CH又は-CCHであり、
Dが、-CH-NHであり、
Wが、-CH、-CCH、又はNであり、
51、R52、R53、及びR54が各々独立して、水素、フルオロ、クロロ、又はメチルから選択され、
が、-O-であり、
が、水素、フルオロ、クロロ、又はメチルであり、
が、C-Cアルキル又はC-Cハロアルキルである、実施形態47に記載の方法を提供する。
実施形態49は、
A及びWが、-CHであり、
Dが、-CH-NHであり、
51、R52、及びR53が各々独立して、水素、フルオロ、クロロ、及びメチルから選択され、
54が、水素であり、
が、-O-であり、
が、水素であり、
が、メチルである、実施形態47又は48に記載の方法を提供する。
実施形態50は、
A及びWが、-CHであり、
Dが、-CH-NHであり、
51及びR52が各々独立して、フルオロ、クロロ、及びメチルから選択され、
53及びR54が、水素であり、
が、-O-であり、
が、水素であり、
が、メチルである、実施形態47~49のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態51は、AがCHである、実施形態47に記載の方法を提供する。
実施形態52は、WがNである、実施形態47又は48に記載の方法を提供する。
実施形態53は、WがCHである、実施形態47又は48に記載の方法を提供する。
実施形態54は、Dが-CH-NHである、実施形態47~50のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態55は、R54が水素又はメチルである、実施形態47~51のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態56は、R54が水素である、実施形態47~51のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態57は、R54がメチルである、実施形態47~51のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態58は、PRMT5阻害剤が以下の式のもの、

例えば、

などである、実施形態47に記載の方法を提供する。
実施形態59は、Lが-CH-である、実施形態47~55のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態60は、Lが-O-である、実施形態47~55のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態61は、Rが、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16であり、例えば、Rが、水素、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、ジフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、(メトキシ)メチル、(エトキシ)メチル、(メトキシ)エチル、(エトキシ)エチル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、-C(O)-ジフルオロメチル、-NH、又は-NH(CO)CHである、実施形態47~57のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態62は、Rが、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシであり、例えば、Rが、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシである、実施形態47~57のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態63は、Rが、水素、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、メトキシ、又はエトキシである、実施形態47~57のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態64は、Rが、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16であり、例えば、Rが、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、ジフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、(メトキシ)メチル、(エトキシ)メチル、(メトキシ)エチル、(エトキシ)エチル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、-C(O)-ジフルオロメチル、-NH、又は-NH(CO)CHである、実施形態47~57のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態65は、Rが、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシであり、例えば、Rが、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシである、実施形態47~57のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態66は、Rが、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、メトキシ、又はエトキシである、実施形態47~57のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態67は、Rがメチルである、実施形態47~63のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態68は、Rがエチルである、実施形態47~63のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態69は、Rがプロピル(例えば、イソプロピル)である、実施形態47~63のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態70は、Rがジフルオロメチル又はトリフルオロメチルである、実施形態47~63のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態71は、R53が水素又はメトキシであるか、又はR53が水素である、実施形態47~67のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態72は、PRMT5阻害剤が以下の式のものである、実施形態47に記載の方法を提供する。
実施形態73は、R52がフルオロであり、R51が、水素、フルオロ、クロロ、又はメチルである、実施形態47~69のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態74は、R52がフルオロであり、R51がクロロである、実施形態47~69のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態75は、R52がフルオロであり、R51がメチル又は水素である(例えば、R52がフルオロであり、R51がメチルであるか、又はR52がフルオロであり、R51が水素である)、実施形態47~69のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態76は、R51及びR52が、それらが結合している原子と一緒になって、ヒドロフラニル(例えば、

)を形成する、実施形態47~69のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態77は、PRMT5阻害剤が

である、実施形態47~76のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態78は、PRMT5阻害剤が

である、実施形態47~77のいずれか1つに記載の方法を提供する。
本開示の一態様は、PRMT5阻害剤が式(IIIA)の化合物であって、

式中、
Aが、CR又はNであり、
Dが、-CH-NH

であり、
Wが、CR又はNであり、式中、Rが、H又はC-Cアルキルであり、
が、

であり、
式中、R56が、水素、フルオロ、クロロ、又はメチルであり、
G、Q、J、及びUが独立して、C(H)、C(R)、及びNから選択されるが、但し、G、Q、J、及びUのうちの1つのみ又は2つのみがNであることができることを条件とし、
が各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cシクロアルコキシ、C-Cシクロアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルであり、
が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、又は-NR15(CO)R16であり、式中、R15が水素又はメチルであり、R16がC-Cアルキルであり、
が、C-Cアルキル又はC-Cハロアルキルである、化合物、又はその薬学的に許容される塩である、方法を提供する(実施形態79)。
本開示の一態様は、PRMT5阻害剤が式(IIIA)の化合物であって、

式中、
Aが、CR又はNであり、
Dが、-CH-NH

であり、
Wが、CR又はNであり、式中、Rが、H又はC-Cアルキルであり、
が、

であり、
式中、R56が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、又はC-Cハロアルコキシであり、
が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、又は-NR15(CO)R16であり、式中、R15が水素又はメチルであり、R16がC-Cアルキルであり、
が、C-Cアルキル又はC-Cハロアルキルである、化合物、又はその薬学的に許容される塩である、方法を提供する(実施形態80)。
実施形態81は、AがCHである、実施形態79又は80に記載の方法を提供する。
実施形態82は、WがNである、実施形態79又は80に記載の方法を提供する。
実施形態83は、WがCHである、実施形態79又は80に記載の方法を提供する。
実施形態84は、Dが-CH-NHである、実施形態79又は80に記載の方法を提供する。
実施形態85は、以下の式のものである、実施形態79又は80に記載の方法を提供する。
実施形態86は、Rが、

である、実施形態79又は81~85に記載の方法を提供する。
実施形態87は、G、Q、J、及びUが独立して、C(H)及びC(R)から選択される、実施形態86に記載の方法を提供する。
実施形態88は、G、Q、J、及びUが独立して、C(H)である、実施形態86に記載の方法を提供する。
実施形態89は、G、Q、J、及びUのうちの少なくとも1つがC(R)であり、残りのG、Q、J、及びUが独立して、C(H)であり、例えば、G、Q、J、及びUのうちの1つのみがC(R)である、実施形態86に記載の方法を提供する。
実施形態90は、UがNであり、G、Q、及びJが独立して、C(H)及びC(R)から選択される、実施形態86に記載の方法を提供する。
実施形態91は、GがNであり、Q、J、及びUが独立して、C(H)及びC(R)から選択される、実施形態86に記載の方法を提供する。
実施形態92は、Rが、存在する場合、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cシクロアルコキシ、C-Cシクロアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルである、実施形態79又は81~91のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態93は、Rが、存在する場合、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルである、実施形態79又は81~91のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態94は、Rが、存在する場合、ヒドロキシ、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、2,2-ジフルオロエトキシ、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、(メトキシ)メチル、(エトキシ)メチル、(メトキシ)エチル、又は(エトキシ)エチルである、実施形態79又は81~91のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態95は、Rが、存在する場合、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシであり、例えば、Rが、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシである、実施形態79又は81~91のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態96は、Rが、存在する場合、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、メトキシ、又はエトキシである、実施形態79又は81~91のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態97は、R56が、フルオロ、クロロ、又はメチルである、実施形態79又は81~91のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態98は、Rが、

である、実施形態80~85に記載の方法を提供する。
実施形態99は、R56が、水素、フルオロ、クロロ、又はメチルである、実施形態80~85又は98のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態100は、Rが、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16であり、例えば、Rが、水素、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、ジフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、(メトキシ)メチル、(エトキシ)メチル、(メトキシ)エチル、(エトキシ)エチル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、-C(O)-ジフルオロメチル、-NH、又は-NH(CO)CHである、実施形態79~99のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態101は、Rが、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシであり、例えば、Rが、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシである、実施形態79~99のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態102は、Rが、水素、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、メトキシ、又はエトキシである、実施形態79~99のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態103は、Rが、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16であり、例えば、Rが、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、ジフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、(メトキシ)メチル、(エトキシ)メチル、(メトキシ)エチル、(エトキシ)エチル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、-C(O)-ジフルオロメチル、-NH、又は-NH(CO)CHである、実施形態79~99のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態104は、Rが、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシであり、例えば、Rが、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシである、実施形態79~99のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態105は、Rが、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、メトキシ、又はエトキシである、実施形態79~99のいずれかに記載の方法を提供する。
実施形態106は、Rがメチルである、実施形態79~105のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態107は、Rがエチルである、実施形態79~105のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態108は、Rがプロピル(例えば、イソプロピル)である、実施形態79~105のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態109は、Rがジフルオロメチル又はトリフルオロメチルである、実施形態79~105のいずれか1つに記載の方法を提供する。
本明細書に記載の本開示の方法のある特定の実施形態では、PRMT5阻害剤は、

である。
本明細書に記載の本開示の方法のある特定の実施形態では、PRMT5阻害剤は、

である。
本明細書に記載の本開示の方法のある特定の実施形態では、PRMT5阻害剤は、

である。
本明細書に記載の本開示の方法のある特定の実施形態では、PRMT5阻害剤は、

である。
本開示のPRMT5阻害剤及び/又は本開示のKRASG12C阻害剤は、治療有効量のかかる阻害剤及び薬学的に許容される担体、賦形剤、及び/又は希釈剤を含む薬学的組成物として提供され得る。本開示のPRMT5阻害剤及び/又は本開示のKRASG12C阻害剤は、当該技術分野で周知の任意の方法により製剤化され得、非経口、経口、舌下、経皮、局所、鼻腔内、気管内、又は直腸内を含むがこれらに限定されない任意の経路により投与するために調製され得る。ある特定の実施形態では、本開示のPRMT5阻害剤及び/又は本開示のKRASG12C阻害剤は、病院環境において静脈内投与される。ある特定の他の実施形態では、投与は、好ましくは、経口経路によるものであり得る。
担体の特徴は、投与経路に依存するであろう。本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される」という用語は、細胞、細胞培養物、組織、又は生物などの生体系と適合性があり、かつ活性成分の生物学的活性の有効性を妨害しない非毒性物質を指す。したがって、本開示の薬学的組成物は、阻害剤に加えて、希釈剤、充填剤、塩、緩衝液、安定剤、可溶化剤、及び当該技術分野で周知の他の材料を含み得る。薬学的に許容される製剤の調製は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,18th Edition,ed.A.Gennaro,Mack Publishing Co.,Easton,Pa.,1990に記載されている。
本開示のPRMT5阻害剤及びKRASG12C阻害剤は、治療有効量で投与される。本明細書で使用される場合、「治療有効量」又は「有効量」という語句は、研究者、医師、又は他の臨床医によって組織、系、対象、又はヒトにおいて求められている生物学的反応又は医薬品反応を誘発する活性薬剤の量を指す。一般に、治療有効量は、深刻な毒性作用を引き起こすことなく、対象に生物学的反応又は医薬品反応を送達するのに十分である。活性薬剤の用量は、1日当たり約0.01~300mg/kg、例えば、1日当たり0.1~100mg/kg、より一般的には、1日当たり、レシピエントの体重1kg当たり0.5~約25mgの範囲であり得る。典型的な局所投与量は、好適な担体中の0.01~3%重量/重量の範囲になる。
本開示の方法のある特定の実施形態では、治療有効量のPRMT5阻害剤は、1日当たり約0.01~300mg/kgの範囲である。例えば、ある特定の実施形態では、PRMT5阻害剤の治療有効量は、1日当たり約0.1~100mg/kg、又は1日当たり25~100mg/kg、又は1日当たり50~100mg/kgの範囲である。
ある特定の実施形態では、PRMT5阻害剤の治療有効量は、臨床的に確立された治療量(例えば、PRMT5阻害剤が単独で投与されるときに必要とされる量など)の1%未満、例えば、10%未満、若しくは25%未満、又は50%未満である。
本開示の方法のある特定の実施形態では、治療有効量のKRASG12C阻害剤は、1日当たり約0.01~300mg/kgの範囲である。例えば、特定の実施形態では、KRASG12C阻害剤の治療有効量は、1日当たり約0.1~100mg/kg、又は1日当たり0.1~50mg/kg、又は1日当たり10~100mg/kg、又は1日当たり10~50mg/kgの範囲である。
ある特定の実施形態では、KRASG12C阻害剤の治療有効量は、臨床的に確立された治療量(例えば、KRASG12C阻害剤が単独で投与されるときに必要とされる量など)の1%未満、例えば、10%未満、若しくは25%未満、又は50%未満である。
併用療法は、本開示のPRMT5阻害剤及びKRASG12C阻害剤の使用を定義する際に、薬物併用の有益な効果をもたらすレジメン(例えば、本開示のPRMT5阻害剤及びKRASG12C阻害剤は、順次与えられる別個の組成物として製剤化することができる)において、各薬剤の連続した投与を受け入れることが意図されており、同様に、これらの薬剤の同時投与を実質的に同時に受け入れることも意図されており、例えば、これらの活性薬剤の固定比率を有する単一の剤形、又は各薬剤について複数の若しくは別個の剤形である。本開示は、投与の順序に限定されない:本開示のPRMT5阻害剤は、本開示のKRASG12C阻害剤の投与の前又は後(すなわち、順次)のいずれか、又は同時に(すなわち、同時に)投与され得る。
本開示の方法は、第一選択治療として有用である。したがって、本開示の方法のある特定の実施形態では、対象は、別の第一選択治療を以前に受けていない。
本開示の方法はまた、第一選択維持又は第二選択治療としても有用である。したがって、本開示の方法のある特定の実施形態では、対象は、別の第一選択療法を以前に完了している。例えば、ある特定の実施形態では、本開示の方法は、別の第一選択化学療法を以前に完了した対象におけるがんの進行及び再発の遅延を提供し得る。例えば、ある特定の実施形態では、対象は、白金ベース及び/又はタキサンベースの化学療法(例えば、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチン、パクリタキセル、ドセタキセルなど)を以前に完了している。本開示の方法のある特定の実施形態では、対象は、別の第一選択化学療法を以前に完了しており、かかる化学療法に部分的に応答している。
定義
簡潔にするために、化学部分を定義し、全体を通して主に一価の化学部分(例えば、アルキル、アリールなど)と称される。それにもかかわらず、このような用語はまた、当業者に明白な適切な構造的状況下で対応する多価部分を伝えるために使用され得る。例えば、「アルキル」部分が一般に一価ラジカル(例えば、CH-CH-)を指す一方で、ある特定の状況下では、二価連結部分が「アルキル」であり得、この場合、当業者であれば、このアルキルが「アルキレン」という用語に相当する二価ラジカル(例えば、-CH-CH-)であることを理解するであろう。(同様に、二価部分が必要とされ、かつ「アリール」であると記載されている状況下では、当業者であれば、「アリール」という用語が対応する二価部分、アリーレンを指すことを理解するであろう)。全ての原子が結合形成のためのそれらの通常の原子価数を有することが理解される(すなわち、炭素の場合には4、Nの場合には3、Oの場合には2、Sの場合にはSの酸化状態に応じて2、4、又は6)。
「アミノ」という用語は、-NHを指す。
「アセチル」という用語は、「-C(O)CHを指す。
本明細書で使用される場合、「アシル」という用語は、アルキルカルボニル又はアリールカルボニル置換基を指し、アルキル及びアリール部分は、本明細書で定義されるとおりである。
本明細書で使用される「アルキル」という用語は、1~12個の炭素原子を有する飽和直鎖及び分枝鎖脂肪族基を指す。したがって、「アルキル」は、C、C、C、C、C、C、C、C、C、C10、C11、及びC12基を含む。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、及びヘキシルが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、「アルケニル」という用語は、2~12個の炭素原子を有する1つ以上の炭素-炭素二重結合を有する不飽和直鎖又は分枝鎖脂肪族基を意味する。したがって、「アルケニル」は、C、C、C、C、C、C、C、C、C10、C11、及びC12基を含む。アルケニル基の例としては、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、及びヘキセニルが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される「アルキニル」という用語は、2~12個の炭素原子を有する1つ以上の炭素-炭素三重結合を含む不飽和直鎖又は分枝鎖脂肪族基を意味する。したがって、「アルキニル」は、C、C、C、C、C、C、C、C、C10、C11、及びC12基を含む。アルキニル基の例としては、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、及びヘキシニルが挙げられるが、これらに限定されない。
「アルキレン」「アルケニレン」又は「アルキニレン」基は、上記の本明細書に定義されるような、2つの他の化学基の間に位置し、それらを連結するように機能するアルキル、アルケニル、又はアルキニル基である。アルキレン基の例としては、メチレン、エチレン、プロピレン、及びブチレンが挙げられるが、これらに限定されない。例示的なアルケニレン基としては、エテニレン、プロペニレン、及びブテニレンが挙げられるが、これらに限定されない。例示的なアルキニレン基としては、エチニレン、プロピニレン、及びブチニレンが挙げられるが、これらに限定されない。
「アルコキシ」という用語は、-OC-Cアルキルを指す。
本明細書で用いられる「シクロアルキル」という用語は、3~12個の炭素を有する飽和及び部分不飽和環状炭化水素基である。したがって、「シクロアルキル」としては、C、C、C、C、C、C、C、C10、C11、及びC12環状炭化水素基が挙げられる。シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルが挙げられるが、これらに限定されない。
「ヘテロアルキル」という用語は、本明細書の上で定義されるとおりであり、鎖中の1個以上の炭素原子が独立してO、S、又はNRで置き換えられ、Rが水素又はC-Cアルキルであるアルキル基を指す。ヘテロアルキル基の例としては、メトキシメチル、メトキシエチル、及びメトキシプロピルが挙げられる。
「アリール」基は、1~3個の芳香環を含むC-C14芳香族部分である。したがって、「アリール」としては、C、C10、C13、及びC14環状炭化水素基が挙げられる。例示的なアリール基は、C-C10アリール基である。特定のアリール基としては、フェニル、ナフチル、アントラセニル、及びフルオレニルが挙げられるが、これらに限定されない。「アリール」基はまた、縮合環のうちの1つ以上が非芳香族である縮合多環式(例えば、二環式)環系を含むが、但し、少なくとも1つの環がインデニルなどの芳香族であることを条件とする。
「アラルキル」又は「アリールアルキル」基は、アルキル基に共有結合したアリール基を含み、この部分は、アルキル部分を介して別の基に結合している。例示的なアラルキル基は、ベンジル、フェネチル、及びナフチルメチルを含むが、これらに限定されない、-(C-C)アルキル(C-C10)アリールである。例えば、arC-Cアルキルは、C-Cアルキルに共有結合したアリール基である。
「ヘテロシクリル」又は「複素環式」基は、3~12個の原子(3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12個の原子)、例えば、4~8個の原子を有する単環式又は二環式(縮合又はスピロ)環構造であり、ここで、1個以上の環原子が独立して、-C(O)-、N、NR、O、又はSであり、環原子の残りが四級又はカルボニル炭素である。複素環式基の例としては、エポキシ、オキシラニル、オキセタニル、アゼチジニル、アジリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオフェニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、イミダゾリジニル、チアゾリジニル、チアタニル、ジチアニル、トリチアニル、アザチアニル、オキサチアニル、ジオキソラニル、オキサゾリジニル、オキサゾリジノニル、デカヒドロキノリニル、ピペリドニル、4-ピペリドニル、チオモルホリニル、ジメチル-モルホリニル、及びモルホリニルが挙げられるが、これらに限定されない。隣接する環式のO原子及び/又はS原子を有する化合物が、特にこの用語の範囲から除外される。
本明細書で使用される場合、「L-ヘテロシクリル」とは、アルキレンリンカーを介して別の基に共有結合したヘテロシクリル基を指す。
本明細書で使用される場合、「ヘテロアリール」という用語は、5~14個の環原子、好ましくは5、6、10、13、又は14個の環原子を有し、環状アレイ内で共有される6、10、又は14個のπ電子を有し、かつ炭素原子に加えて、各々独立してN、O、又はSである、1~3個のヘテロ原子を有する基を指す。ヘテロアリールは、縮合環のうちの1つ以上が非芳香族である縮合多環式(例えば、二環式)環系も含むが、但し、少なくとも1つの環が芳香族であり、少なくとも1つの環がN、O、又はS環原子を含むことを条件とする。ヘテロアリール基の例としては、アクリジニル、アゾシニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-3(4H)-オン、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンズチアゾリル、ベンズトリアゾリル、ベンズテトラゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンズイミダゾリニル、カルバゾリル、4aH-カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H-インダゾリル、インドレニル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H-インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3-オキサジアゾリル、1,2,4-オキサジアゾリル、1,2,5-オキサジアゾリル、1,3,4-オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペロニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾール、ピリドイミダゾール、ピリドチアゾール、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリニル、2H-ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H-キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラゾリル、6H-1,2,5-チアジアジニル、1,2,3-チアジアゾリル、1,2,4-チアジアゾリル、1,2,5-チアジアゾリル、1,3,4-チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3-トリアゾリル、1,2,4-トリアゾリル、1,2,5-トリアゾリル、1,3,4-トリアゾリル、及びキサンテニルが挙げられる。
「L-ヘテロアラルキル」又は「L-ヘテロアリールアルキル」基は、アルキレンリンカーを介して別の基に共有結合したヘテロアリール基を含む。ヘテロアルキル基の例は、C-Cアルキル基、及び5、6、9、又は10個の環原子を有するヘテロアリール基を含む。ヘテロアラルキル基の例としては、ピリジルメチル、ピリジルエチル、ピロリルメチル、ピロリルエチル、イミダゾリルメチル、イミダゾリルエチル、チアゾリルメチル、チアゾリルエチル、ベンゾイミダゾリルメチル、ベンゾイミダゾリルエチル、キナゾリニルメチル、キノリニルメチル、キノリニルエチル、ベンゾフラニルメチル、インドリニルエチル、イソキノリニルメチル、イソイノジルメチル、シンノリニルメチル、及びベンゾチオフェニルエチルが挙げられる。隣接する環式のO原子及び/又はS原子を有する化合物が、特にこの用語の範囲から除外される。
「アリーレン」、「ヘテロアリーレン」、又は「ヘテロシクリレン」基は、それぞれ、2つの他の化学基間に位置し、かつそれらを接続する役割を果たす、本明細書の上で定義される二価アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル基である。
本明細書で用いられる場合、部分(例えば、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、尿素など)が、置換基を明示的に記載することなく「任意選択的に置換される」と説明される場合、その基が1~4つ、好ましくは1~3つ、より好ましくは1つ又は2つの非水素置換基を任意選択的に有することを意味する。
本明細書で用いられる「ハロゲン」又は「ハロ」という用語は、塩素、臭素、フッ素、又はヨウ素を指す。
「ハロアルキル」という用語は、1個以上の水素がハロゲンにより置き換えられているアルキル鎖を指す。例示的なハロアルキルは、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロクロロメチル、クロロメチル、及びフルオロメチルである。
「ヒドロキシアルキル」という用語は、-アルキレン-OHを指す。
本開示の化合物の方法は、以下の実施例によって更に例示され、これは、本開示を、範囲又は趣旨において、それらに記載される特定の手順及び化合物に限定するものとして解釈されるべきではない。
研究デザイン:
本開示のPRMT5阻害剤は、細胞内代謝産物MTAに結合したときに、PRMT5に結合し、更にそれを阻害することによって、MTAP欠失がんにおける選択的活性を示す。上記のように、MTAPは、メチオニンサルベージ経路における酵素であり、がん細胞におけるその欠失は、これらの細胞におけるMTAの蓄積をもたらす。PRMT5は、細胞生存に必要な必須酵素であり、したがって、本開示のPRMT5阻害剤は、MTAP欠失がんを選択的に治療する新規のアプローチを表す。
単一の変異ががんを引き起こすことはない可能性が高く、ほとんどの場合、がんを発症する原因となるのは複数の変異である。本発明者らは、併用療法の使用によって、PRMT5阻害剤による特定のがんの治療が改善されることを見出した。特に、本発明者らは、驚くべきことに、PRMT5阻害剤とKRASG12C阻害剤の組み合わせ療法が、いずれかの阻害剤単独と比較してより高い抗腫瘍活性を提供することを見出した。
研究手順:
免疫不全の雌のnu/nuマウスに、50%マトリゲル中の5×10個のLU99肺がん細胞を移植した。腫瘍は、それらが約150~200mmに達するまで、キャリパーを使用して測定した。動物は、A)ビヒクル(0.5%メチルセルロース(4000cps)/0.2% Tween80水溶液)、B)PRMT5阻害剤、C)KRASG12C阻害剤、又はD)PRMT5阻害剤及びKRASG12C阻害剤を受け取るように無作為化され、これらは、全て21日間経口(PO)投与した。腫瘍体積を、週に2回測定した(n=5/処置群)。平均腫瘍体積及び平均の標準誤差を計算し、各研究日にGraphPadでプロットした。
実施例1
この実施例を、上記の研究手順に従って行った。PRMT5阻害剤は、100mg/kgで1日2回(BID)投与したMRTX9768であった。MRTX9768は、2-(4-(4-(アミノメチル)-1-オキソ-1,2-ジヒドロフタラジン-6-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-フルオロ-1-ナフトニトリルであり、参照によりその全体が組み込まれる2021年3月18日に公開された国際特許公開第2021/050915A1号の304頁で実施例16-1として開示されている。
この実施例で使用したKRASG12C阻害剤は、30mg/kgで1日1回(QD)投与したMRTX849であった。MRTX849(アダグラシブ)は、2-((S)-4-(7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-5,6,7,8-テトラヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-4-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペラジン-2-イル)アセトニトリルであり、Hallin et al.2020,Cancer Discov.10(1):54-71の図1Aに開示されている。
結果を図1及び表1に提供する。MRTX9768とMRTX849との組み合わせは、このKRASG12C及びCDKN2A/MTAPDEL肺腫瘍異種移植片LU99モデルにおいて、いずれかの阻害剤単独と比較して、より高い抗腫瘍活性をもたらした。
実施例2
この実施例を、実質的に上記の研究手順に従って行った。PRMT5阻害剤は、200mg/kgでBID投与したMRTX7477であった。MRTX7477は、2-(4-(4-(アミノメチル)-1-オキソ-1,2-ジヒドロフタラジン-6-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-1-ナフトニトリルであり、参照によりその全体が組み込まれる2021年3月18日に公開された国際特許公開第2021/050915A1号の226頁で実施例4-147として開示されている。この実施例で使用したKRASG12C阻害剤は、30mg/kgでQD投与した実施例1のMRTX849と同じであった。
結果を図2及び表2に提供する。MRTX7477とMRTX849との組み合わせは、このKRASG12C及びCDKN2A/MTAPDEL肺腫瘍異種移植片LU99モデルにおいて、いずれかの阻害剤単独と比較して、より高い抗腫瘍活性をもたらした。
実施例3
本開示の化合物を、LU99 PRMT5-041腫瘍異種移植片モデルで評価し、結果を図3及び表3に提供する。この実施例は、LU99 PRMT5-041異種移植片腫瘍を有するマウスを除いて、実質的に上記の研究手順に従って実施した。PRMT5阻害剤は、50mg/kgでQD投与したMRTX1719であった。MRTX1719は、(2M)-2-(4-(4-(アミノメチル)-1-オキソ-1,2-ジヒドロフタラジン-6-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-4-クロロ-6-シクロプロポキシ-3-フルオロベンゾニトリルであり、参照によりその全体が組み込まれる2021年3月18日に公開された国際特許公開第2021/050915A1号の307頁で実施例16-8として開示されている。この実施例で使用したKRASG12C阻害剤は、30mg/kgでQD投与した実施例1のMRTX849と同じであった。
実施例4
本開示の化合物を、SW1573 PRMT5-044胃腫瘍異種移植片モデルで評価し、結果を図4及び表4に提供する。この実施例は、SW1573 PRMT5-044異種移植片腫瘍を有するマウスを除いて、実質的に上記の研究手順に従って実施した。PRMT5阻害剤は、50mg/kgでQD投与したMRTX1719であった。この実施例で使用したKRASG12C阻害剤は、100mg/kgでQD投与した実施例1のMRTX849と同じであった。
本明細書に記載の実施例及び実施形態は、例証のみを目的としており、それを考慮して様々な修正又は変更が当業者に提案され、本出願の趣旨及び範囲並びに添付の特許請求の範囲に組み込まれることが理解される。本明細書で引用される全ての刊行物、特許、及び特許出願は、全ての目的のために参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (34)

  1. 対象におけるがんを治療するための方法であって、
    前記対象に、治療有効量のキルステンラット肉腫ウイルスがん遺伝子ホモロググリシン-システイン(KRASG12C)阻害剤と、治療有効量のタンパク質アルギニンN-メチルトランスフェラーゼ5(PRMT5)阻害剤とを投与することを含む、方法。
  2. 前記がんが、メチルチオアデノシンホスホリラーゼ(MTAP)遺伝子ホモ接合型欠失を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記がんが、KRASG12C遺伝子変異を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記がんが、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤2A(CDKN2A)遺伝子ホモ接合型欠失を更に含む、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記がんが、肺がん、膵臓がん、結腸がん、頭頸部がん、食道がん、又は黒色腫である、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記がんが、非小細胞肺がん(NSCLC)などの肺がんである、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記がんが、膵臓がん又は結腸がんである、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記KRASG12C阻害剤が、アダグラシブ、ソトラシブ、JNJ-74699157、GDC-6036、LY3499446、JDQ443、D-1553、及びそれらの組み合わせから選択される、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記KRASG12C阻害剤が、アダグラシブである、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記KRASG12C阻害剤が、ソトラシブである、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記PRMT5阻害剤が、メチルチオアデノシン(MTA)協同性PRMT5阻害剤である、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記PRMT5阻害剤が、式IIA、IIB、又はIICの化合物であって、

    式中、
    Aが、CR又はNであり、
    Dが、(C(R1-2-NH

    であるか、又はDが、

    であり、ここで、前記メチレンがEに結合しており、ここで、EがCであり、
    Eが、C、CR、又はNであり、
    Lが各々独立して、結合又はC-Cアルキレンであり、
    Wが、CR又はNであり、
    Xが各々独立して、結合、O、S、-NR-、又は-NRC(O)-であり、
    Zが各々独立して、結合、-SO-、-SO-、-CH(OH)-、又は-C(O)-であり、
    が各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、シアノメチル、-(NR、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、-SO-Cアルキル、-X-arC-Cアルキル、ヘテロアルキル、C-Cアルキニル、-X-ハロアルキル、-X-C-Cアルキル、-Z-C-Cアルキル、ヘテロシクリル、-X-L-シクロアルキル、-Z-シクロアルキル、-X-アリール、-Z-アリール、又は-X-ヘテロアリールであり、ここで、前記ヘテロシクリル、前記シクロアルキル、前記アリール、及び前記ヘテロアリールが1つ以上のRで任意選択的に置換され、
    が各々独立して、水素又はC-Cアルキルであり、
    が各々独立して、シアノ、オキソ、ハロゲン、C-Cアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルコキシ-C-Cアルキル、-X-ハロアルキル、-Z-シクロアルキル、-X-arC-Cアルキル、シアノで置換される-X-arC-Cアルキル、C-Cアルキル若しくはオキソで任意選択的に置換される-X-L-シクロアルキル、1つ以上のC-Cアルキル若しくはオキソで任意選択的に置換される-X-L-ヘテロアリール、1つ以上のC-Cアルキル若しくはオキソで任意選択的に置換される-X-L-ヘテロシクリル、又は-X-アリールであり、
    が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、C-Cアルキル-アルコキシ、N(R、NRC(O)R、C(O)R、オキセタン、及びTHFであり、
    が、H又は1つ以上のハロゲンで任意選択的に置換されるC-Cアルキルであり、
    が、H又はC-Cアルキルであり、
    が各々独立して、H若しくはC-Cアルキル、ハロゲン、又はハロアルキルである、化合物、又はその薬学的に許容される塩である、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記PRMT5阻害剤が、式IIIAの化合物であって、

    式中、
    Aが、CR又はNであり、
    Dが、-CH-NH

    であり、
    Wが、CR又はNであり、式中、Rが、H又はC-Cアルキルであり、
    が、

    であり、
    式中、R56が、水素、フルオロ、クロロ、又はメチルであり、
    G、Q、J、及びUが独立して、C(H)、C(R)、及びNから選択されるが、但し、G、Q、J、及びUのうちの1つのみ又は2つのみがNであることができることを条件とし、
    が各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cシクロアルコキシ、C-Cシクロアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルであり、
    が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、又は-NR15(CO)R16であり、式中、R15が水素又はメチルであり、R16がC-Cアルキルであり、
    が、C-Cアルキル又はC-Cハロアルキルである、化合物、又はその薬学的に許容される塩である、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記PRMT5阻害剤が、

    又はそれらの薬学的に許容される塩である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記PRMT5阻害剤が、式IIIBの化合物であって、

    式中、
    Aが、CR又はNであり、
    Dが、-CH-NH

    であり、
    Wが、CR又はNであり、式中、Rが、H又はC-Cアルキルであり、
    51が、水素、フルオロ、クロロ、若しくはメチルであるか、又はR51及びR52が、それらが結合している原子と一緒になって、C-Cヘテロシクロアルキル(例えば、ヒドロフラニル)を形成し、
    52が、フルオロ、クロロ、若しくはメチルであるか、又はR52及びR53が、それらが結合している原子と一緒になって、フェニルを形成し、
    53が、水素、フルオロ、クロロ、又はメチルであり、
    54が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、又はC-Cアルコキシであり、
    が、-O-又は-CH-であり、
    が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、又は-NR15(CO)R16であり、式中、R15が水素又はメチルであり、R16がC-Cアルキルであり、
    が、C-Cアルキル又はC-Cハロアルキルである、化合物、又はその薬学的に許容される塩である、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  16. Aが、-CH又は-CCHであり、
    Dが、-CH-NHであり、
    Wが、-CH、-CCH、又はNであり、
    51、R52、R53、及びR54が各々独立して、水素、フルオロ、クロロ、又はメチルから選択され、
    が、-O-であり、
    が、水素、フルオロ、クロロ、又はメチルであり、
    が、C-Cアルキル又はC-Cハロアルキルである、請求項15に記載の方法。
  17. A及びWが、-CHであり、
    Dが、-CH-NHであり、
    51、R52、及びR53が各々独立して、水素、フルオロ、クロロ、及びメチルから選択され、
    54が、水素であり、
    が、-O-であり、
    が、水素であり、
    が、メチルである、請求項15又は16に記載の方法。
  18. A及びWが、-CHであり、
    Dが、-CH-NHであり、
    51及びR52が各々独立して、フルオロ、クロロ、及びメチルから選択され、
    53及びR54が、水素であり、
    が、-O-であり、
    が、水素であり、
    が、メチルである、請求項15~17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記PRMT5阻害剤が、

    又はその薬学的に許容される塩である、請求項15に記載の方法。
  20. 前記PRMT5阻害剤が、

    又はその薬学的に許容される塩である、請求項15に記載の方法。
  21. 前記PRMT5阻害剤が、MRTX1719又はその薬学的に許容される塩であり、前記KRASG12C阻害剤が、アダグラシブである、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記PRMT5阻害剤が、MRTX1719又はその薬学的に許容される塩であり、前記KRASG12C阻害剤が、ソトラシブである、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記PRMT5阻害剤が、式IIICの化合物であって、

    式中、
    Aが、CR又はNであり、
    Dが、-CH-NH

    であり、
    Wが、CR又はNであり、式中、Rが、H又はC-Cアルキルであり、
    G、Q、J、及びUが独立して、C(H)、C(R)、及びNから選択されるが、但し、G、Q、J、及びUのうちの1つのみ又は2つのみがNであることができることを条件とし、
    が各々独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、C-Cアルコキシ、C-Cハロアルコキシ、C-Cシクロアルコキシ、C-Cシクロアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、又はC-CアルコキシC-Cアルキルであり、
    が、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cハロアルキル、ヒドロキシ、C-Cアルコキシ、C-CアルコキシC-Cアルキル、C-Cヘテロシクロアルキル、-C(O)-C-Cハロアルキル、-N(R、又は-NR15(CO)R16であり、
    式中、Rが各々独立して、H又はC-Cアルキルであり、R15が水素又はメチルであり、R16がC-Cアルキルであり、
    が、C-Cアルキル又はC-Cハロアルキルである、化合物、又はその薬学的に許容される塩である、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記PRMT5阻害剤が、

    又はその薬学的に許容される塩である、請求項23に記載の方法。
  25. 前記PRMT5阻害剤の前記治療有効量が、1日当たり約0.01~300mg/kgの範囲である、請求項1~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記PRMT5阻害剤の前記治療有効量が、1日当たり約0.1~100mg/kgの範囲である、請求項1~24のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記PRMT5阻害剤の前記治療有効量が、臨床的に確立された治療量の1%未満、例えば、10%未満、又は25%未満、又は50%未満である、請求項1~26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記KRASG12C阻害剤の前記治療有効量が、1日当たり約0.01~300mg/kgの範囲である、請求項1~27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記KRASG12C阻害剤の前記治療有効量が、1日当たり約0.1~100mg/kgの範囲である、請求項1~27のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記KRASG12C阻害剤の前記治療有効量が、前記臨床的に確立された治療量の1%未満、例えば、10%未満、又は25%未満、又は50%未満である、請求項1~29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記KRASG12C阻害剤及び前記PRMT5阻害剤が、順次投与される、請求項1~30のいずれか一項に記載の方法。
  32. 前記KRASG12C阻害剤及び前記PRMT5阻害剤が、同時に投与される、請求項1~30のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記対象が、第一選択化学療法を以前に受けた又は完了した、請求項1~32のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記第一選択化学療法が、白金ベース及び/又はタキサンベースの化学療法である、請求項33に記載の方法。
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