JP2024084406A - 液体吐出装置、液体吐出装置の制御方法 - Google Patents

液体吐出装置、液体吐出装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】気泡排出時に液体の消費を抑制できる液体吐出装置、液体吐出装置の制御方法を提供する。【解決手段】液体吐出ヘッド12と、第1貯留室34と第2貯留室35とを有する液体貯留部20と、第1貯留室34から気泡を排出させる第1排出流路51と、第2貯留室35から気泡を排出させる第2排出流路52と、キャリッジ14と、被接続部22に対して接続および離間が可能な接続部26と、負圧発生部と、第1開閉部55と、第2開閉部57と、第1押圧部74と、第2押圧部75と、第1レバー81と、第2レバー82と、第1状態と第2状態とに切り替え可能な切替部材83と、を備え、第1レバー81は、切替部材83が第1状態の場合、キャリッジ14の移動に連動して第1押圧部74を移動させることが可能であり、第2レバー82は、切替部材83が第2状態の場合、キャリッジ14の移動に連動して第2押圧部75を移動させることが可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、プリンターなどの液体吐出装置、液体吐出装置の制御方法に関する。
例えば特許文献1のように、液体吐出ヘッドの一例である記録ヘッドから液体の一例であるインクを噴射して記録する液体吐出装置の一例であるプリンターがある。プリンターは、気泡貯留室と、排出路と、負圧発生部の一例であるポンプと、を備える。気泡貯留室は、記録ヘッドに液体を供給する流路に設けられる。気泡貯留室は、インク内に含まれている気泡を貯留する。排出路は、気泡貯留室の天井壁から延びる。ポンプは、排出路を介して気泡貯留室を吸引することで、気泡貯留室に貯留される気泡を排出する。
特開2010-179661号公報
液体を供給する流路に複数の貯留室を設ける場合、複数の貯留室において、気泡の量が偏ることがある。この場合、複数の貯留室を吸引すると、一の貯留室から気泡が排出される一方で、他の貯留室から液体が排出されるおそれがある。したがって、貯留室から液体が無駄に消費されるおそれがある。
上記課題を解決する液体吐出装置は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、第1貯留室と第2貯留室とを有し、液体供給源から前記液体吐出ヘッドに供給される前記液体を貯留可能な液体貯留部と、前記第1貯留室から気泡を排出させる第1排出流路と、前記第2貯留室から気泡を排出させる第2排出流路と、前記液体吐出ヘッド、前記液体貯留部、前記第1排出流路および前記第2排出流路を搭載し、走査方向に往復移動可能なキャリッジと、前記第1排出流路および前記第2排出流路に接続する被接続部に対して、接続および離間が可能な接続部と、前記接続部と接続し、前記第1排出流路と前記第2排出流路とに負圧を作用させる負圧発生部と、前記第1排出流路を開閉可能な第1開閉部と、前記第2排出流路を開閉可能な第2開閉部と、前記第1開閉部を開閉させるように移動可能な第1押圧部と、前記第2開閉部を開閉させるように移動可能な第2押圧部と、前記キャリッジの移動に連動して回動する第1レバーと、前記キャリッジの移動に連動して回動する第2レバーと、第1状態と第2状態とに切り替え可能であって、前記第1レバーと前記第2レバーの位置を変位可能な切替部材と、を備え、前記第1レバーは、前記切替部材が前記第1状態の場合、前記キャリッジの移動に連動して前記第1押圧部を移動させることが可能であり、前記第2レバーは、前記切替部材が前記第2状態の場合、前記キャリッジの移動に連動して前記第2押圧部を移動させることが可能である。
上記課題を解決する液体吐出装置の制御方法は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、第1貯留室と第2貯留室とを有し、液体供給源から前記液体吐出ヘッドに供給される前記液体を貯留可能な液体貯留部と、前記第1貯留室から気泡を排出させる第1排出流路と、前記第2貯留室から気泡を排出させる第2排出流路と、前記液体吐出ヘッド、前記液体貯留部、前記第1排出流路および前記第2排出流路を搭載し、走査方向に往復移動可能なキャリッジと、前記第1排出流路および前記第2排出流路に接続する被接続部に対して、接続および離間が可能な接続部と、前記接続部と接続し、前記第1排出流路と前記第2排出流路とに負圧を作用させる負圧発生部と、前記第1排出流路を開閉可能な第1開閉部と、前記第2排出流路を開閉可能な第2開閉部と、前記第1開閉部を開閉させるように移動可能な第1押圧部と、前記第2開閉部を開閉させるように移動可能な第2押圧部と、前記キャリッジの移動に連動して回動する第1レバーと、前記キャリッジの移動に連動して回動する第2レバーと、第1状態と第2状態とに切り替え可能であって、前記第1レバーと前記第2レバーの位置を変位可能な切替部材と、を備えた液体吐出装置の制御方法であって、前記切替部材が前記第1状態の場合、前記キャリッジの移動に連動した前記第1レバーにより前記第1押圧部を移動させ、前記第1貯留室から気泡を排出させることと、前記切替部材が前記第2状態の場合、前記キャリッジの移動に連動した前記第2レバーにより前記第2押圧部を移動させ、前記第2貯留室から気泡を排出させることと、を含む。
液体吐出装置の一例を示す模式図である。 液体貯留部、排出流路、及び、開放部を示す模式図である。 基準状態の開放部を示す正面図である。 基準状態の開放部を示す平面図である。 基準状態の開放部とキャリッジを示す平面図である。 第2状態の開放部を示す正面図である。 第2状態の開放部を示す平面図である。 第2状態の開放部とキャリッジを示す平面図である。 第1状態の開放部を示す正面図である。 第1状態の開放部を示す平面図である。 第1状態の開放部とキャリッジを示す平面図である。 開放部と接続部の斜視図である。 図12におけるF13-F13線矢視断面図である。 基準状態の接続部を示す背面図である。 第2状態の接続部を示す背面図である。 第1状態の接続部を示す背面図である。
[一実施形態]
以下、液体吐出装置、液体吐出装置の制御方法の一実施形態について図を参照しながら説明する。液体吐出装置は、例えば、用紙、布帛などの媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を印刷するインクジェット式のプリンターである。
図面では、液体吐出装置11が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示し、水平面に沿う方向をX軸とY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。本実施形態では、軸を中心とする360度未満の回転を回動ともいう。
<液体吐出装置の全体構成>
図1に示すように、液体吐出装置11は、液体吐出ヘッド12を備える。液体吐出ヘッド12は、ノズル13を有する。液体吐出ヘッド12は、ノズル13から液体を吐出するように構成される。液体吐出ヘッド12は、ノズル13から媒体99に液体を吐出することによって、媒体99に画像を印刷する。
液体吐出装置11は、キャリッジ14を備える。キャリッジ14は、液体吐出ヘッド12を搭載する。キャリッジ14は、媒体99に対して走査するように構成される。換言すると、キャリッジ14は、走査方向Dsに往復移動可能である。すなわち、本例の液体吐出装置11は、キャリッジ14が走査方向Ds、及び走査方向Dsとは反対の方向に移動して印刷を行うシリアルタイプのプリンターである。
液体吐出装置11は、装着部15を備えてもよい。装着部15は、複数の液体供給源16が装着されるように構成されてもよい。装着部15には、例えば、4つの液体供給源16が装着可能である。液体供給源16は、例えば、インクタンク、インクカートリッジなどである。4つの液体供給源16は、例えば、それぞれ異なる液体を収容する。4つの液体供給源16は、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクをそれぞれ収容する。図面においては、1つの液体供給源16のみが図示されている。
液体吐出装置11は、複数の供給流路17を備えてもよい。液体吐出装置11は、例えば、4つの供給流路17を備える。複数の供給流路17は、複数の液体供給源16から液体吐出ヘッド12に液体を供給するための流路である。液体吐出ヘッド12は、複数の液体供給源16から供給される液体をノズル13から吐出する。
複数の供給流路17は、複数の液体供給源16と液体吐出ヘッド12とに接続される。複数の供給流路17は、複数の液体供給源16にそれぞれ接続される。複数の供給流路17は、液体吐出ヘッド12に接続される。すなわち、一の供給流路17は、一の液体供給源16と液体吐出ヘッド12とに接続される。供給流路17は、装着部15から延びる。供給流路17は、装着部15に液体供給源16が装着されることによって、液体供給源16と接続される。
供給流路17は、例えば、第1供給流路18と、第2供給流路19とを含む。第1供給流路18は、液体供給源16と接続される。第2供給流路19は、液体吐出ヘッド12と接続される。供給流路17において、第1供給流路18、第2供給流路19の順に液体が流れる。第1供給流路18は、キャリッジ14の内外を延びる。第2供給流路19は、キャリッジ14内を延びる。
液体吐出装置11は、液体貯留部20を備える。液体吐出装置11は、複数の液体貯留部20を備えてもよい。液体吐出装置11は、例えば、4つの液体貯留部20を備える。図面においては、1つの液体貯留部20のみが図示されている。複数の液体貯留部20は、複数の供給流路17にそれぞれ位置する。すなわち、一の液体貯留部20は、一の供給流路17に位置する。液体貯留部20は、例えば、第1供給流路18と第2供給流路19との間に位置する。液体貯留部20は、キャリッジ14に搭載される。液体貯留部20は、液体供給源16から液体吐出ヘッド12に供給される液体を貯留可能である。液体貯留部20の構成については、後で説明する。
液体吐出装置11は、排出流路21を備える。液体吐出装置11は、複数の排出流路21を備えてもよい。液体吐出装置11は、例えば、4つの排出流路21を備える。図面においては、1つの排出流路21のみが図示されている。複数の排出流路21は、複数の液体貯留部20からそれぞれ延びる。すなわち、一の排出流路21は、一の液体貯留部20から延びる。複数の排出流路21は、キャリッジ14に搭載される。
排出流路21は、液体貯留部20内の気泡を排出するための流路である。液体供給源16から液体貯留部20に供給される液体に、気泡が含まれていることがある。そのため、液体貯留部20内の上部に、気泡が溜まりやすい。排出流路21は、例えば、液体貯留部20の上部に接続される。排出流路21の構成については、後で説明する。
液体吐出装置11は、被接続部22を備えてもよい。被接続部22は、複数の排出流路21と接続される。被接続部22は、複数の排出流路21と接続されることによって、複数の排出流路21を合流させる。被接続部22は、例えば、キャリッジ14に搭載される。被接続部22の構成については、後で説明する。
液体吐出装置11は、メンテナンスユニット24を備える。メンテナンスユニット24は、液体吐出装置11をメンテナンスするためのユニットである。
メンテナンスユニット24は、負圧発生部25を有する。負圧発生部25は、例えば、ポンプである。具体的には、負圧発生部25は、チューブポンプである。負圧発生部25は、例えば、複数の排出流路21に接続される。本例では、負圧発生部25は、被接続部22に接続されることによって、複数の排出流路21に接続される。負圧発生部25は、例えば、複数の排出流路21に直接接続されてもよい。本例では、負圧発生部25は、キャリッジ14が所定位置に移動することによって、複数の排出流路21に接続される。所定位置については、後で説明する。負圧発生部25は、例えば、キャリッジ14がホームポジションに位置することによって、複数の排出流路21に接続される。ホームポジションとは、例えば、液体吐出ヘッド12が媒体99に液体を吐出しない場合に、キャリッジ14が待機するポジションである。負圧発生部25は、吸引することによって、複数の排出流路21に負圧を作用させる。これにより、負圧発生部25は、液体貯留部20に溜まる気泡を吸引する。これにより、液体貯留部20から気泡が排出される。
メンテナンスユニット24は、接続部26を有する。接続部26は、負圧発生部25と接続される。接続部26は、例えば、被接続部22と接続可能である。接続部26が被接続部22と接続されることによって、負圧発生部25は、複数の排出流路21に接続される。負圧発生部25は、例えば、接続部26を介して複数の排出流路21に負圧を作用させる。接続部26は、複数の排出流路21に直接接続されてもよい。
接続部26は、例えば、キャリッジ14が所定位置に移動することによって、被接続部22に接続される。具体的には、接続部26は、キャリッジ14が所定位置に移動する過程で、被接続部22に接続される。キャリッジ14がホームポジションに位置する場合に、被接続部22に接続部26が挿入される。このとき、接続部26は、被接続部22に接続される。キャリッジ14がホームポジションから接続部26に接近することによって、接続部26が被接続部22に対してさらに挿入される。所定位置とは、ホームポジションよりも接続部26に接近した位置である。キャリッジ14は、所定位置に移動する過程で、ホームポジションを経由する。したがって、キャリッジ14が所定位置に移動することによって、被接続部22に接続部26が挿入される。
被接続部22に接続部26が挿入されることによって、被接続部22に接続部26が接続される。これによれば、被接続部22に接続部26が常時接続される場合と比べて、キャリッジ14に追従するように接続部26を液体吐出装置11内で引き回す必要がない。そのため、液体吐出装置11の構成が簡易になる。
メンテナンスユニット24は、収容部27を有してもよい。収容部27は、負圧発生部25と接続される。負圧発生部25が吸引する気泡及び液体は、収容部27に排出される。収容部27は、メンテナンスによって生じた廃液を収容する。
メンテナンスユニット24は、キャップ28を有してもよい。キャップ28は、液体吐出ヘッド12に接触するように構成される。キャップ28は、液体吐出ヘッド12に接触することによって、ノズル13を覆う。キャップ28がノズル13を覆うように液体吐出ヘッド12に接触することを、キャッピングという。キャッピングによって、キャップ28内にノズル13と通じる空間が形成される。キャッピングによって、ノズル13の乾燥が抑制される。
キャップ28は、液体吐出ヘッド12に接触する位置と、液体吐出ヘッド12に接触しない位置とに変位するように構成される。キャップ28は、例えば、上下に移動可能に構成される。キャップ28は、液体吐出ヘッド12と対向する状態で上方に移動することによって、液体吐出ヘッド12に接触する。例えば、キャップ28は、キャリッジ14がホームポジションに位置する場合に、液体吐出ヘッド12と接触可能となる。
キャップ28は、負圧発生部25と接続されてもよい。この場合、負圧発生部25は、排出流路21内及びキャップ28内を吸引する。詳しくは、負圧発生部25は、被接続部22内及びキャップ28内を吸引する。
負圧発生部25は、キャップ28内を吸引することによって、キャップ28から液体を吸引する。例えば、キャップ28がキャッピングする状態で負圧発生部25がキャップ28内を吸引すると、キャップ28内の負圧がノズル13に作用する。これにより、増粘した液体、固化した液体などがノズル13から排出される。すなわち、メンテナンスユニット24は、液体吐出ヘッド12をクリーニングする。キャップ28から吸引された液体は、収容部27に収容される。
メンテナンスユニット24は、切換部29を有してもよい。切換部29は、メンテナンスユニット24において、負圧発生部25と接続部26との間、且つ、負圧発生部25とキャップ28との間、に位置する。すなわち、負圧発生部25は、切換部29を介して接続部26と接続される。負圧発生部25は、切換部29を介してキャップ28と接続される。
切換部29は、負圧発生部25の接続先を切り換えるように構成される。すなわち、切換部29は、例えば、負圧発生部25の接続先を接続部26とキャップ28とで切り換える。切換部29は、例えば、切換弁である。これにより、1つの負圧発生部25が、排出流路21及びキャップ28の双方に負圧を作用させることができる。すなわち、液体吐出装置11の構成が簡易になる。メンテナンスユニット24は、排出流路21と接続される負圧発生部25とは別に、キャップ28と接続されるポンプを有してもよい。
液体吐出装置11は、開放部30を備えてもよい。開放部30は、排出流路21を開放するように構成される。例えば、開放部30が排出流路21を開放することによって、その排出流路21から被接続部22に気泡が流れることが可能となる。
開放部30は、例えば、キャリッジ14が所定位置に位置する場合に、排出流路21を開放させる。具体的には、開放部30は、キャリッジ14がホームポジションから所定位置に移動した場合に、排出流路21を開放させる。排出流路21が開放されると、排出流路21から被接続部22に気泡が流れることが可能となる。本例では、キャリッジ14が所定位置に位置しない場合には、排出流路21が閉鎖される。そのため、印刷中や印刷待機時に排出流路21から液体が漏れ出すおそれが低減される。開放部30の構成については、後で説明する。
液体吐出装置11は、制御部32を備える。制御部32は、液体吐出装置11を制御する。制御部32は、例えば、液体吐出ヘッド12、キャリッジ14、メンテナンスユニット24などを制御する。制御部32は、負圧発生部25を制御する。制御部32は、例えば、負圧発生部25の回転数を制御することによって、負圧発生部25による吸引流量を制御する。吸引流量とは、例えば、単位時間当たりに吸引される流体の容積である。吸引流量が大きいほど、負圧発生部25によって作用する負圧が大きくなる。
制御部32は、コンピュータープログラムにしたがって各種処理を実行する1つ以上のプロセッサーでもよい。制御部32は、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路などの1つ以上の専用のハードウェア回路でもよい。制御部32は、上記プロセッサー及び上記ハードウェア回路の組み合わせを含む回路でもよい。プロセッサーは、CPU並びに、RAM及びROMなどのメモリーを含む。メモリーは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード又は指令を格納している。メモリー、すなわちコンピューター可読媒体は、汎用又は専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
<液体吐出装置の詳細構成>
次に、液体貯留部20、排出流路21、被接続部22、開放部30、及び、接続部26の構成について説明する。
まず、液体貯留部20について説明する。複数の液体貯留部20はそれぞれ同様の構成であるため、ここでは1つの液体貯留部20について説明する。本例では、液体供給源16から液体吐出ヘッド12に向かって液体が流れる方向を供給方向ともいう。本例では、供給方向における液体供給源16側を上流、液体吐出ヘッド12側を下流ともいう。
図2に示すように、液体貯留部20は、第1貯留室34と、第2貯留室35と、を有する。本例の第1貯留室34は、第2貯留室35の下流に配置される圧力室である。液体供給源16から供給される液体は、第2貯留室35及び第1貯留室34に貯留される。
第2貯留室35は、例えば、第1フィルター室36と、第2フィルター室37とを含む。第1フィルター室36は、供給方向において、第2フィルター室37よりも上流に位置する。そのため、液体は、第2貯留室35において、第1フィルター室36から第2フィルター室37に流れる。
第2貯留室35は、第1貯留室34よりも上流に位置する。そのため、液体は、液体貯留部20において、第2貯留室35、第1貯留室34の順に流れる。詳しくは、液体は、第1フィルター室36、第2フィルター室37、第1貯留室34の順に流れる。
本例では、第1フィルター室36に第1供給流路18が通じる。本例では、第1貯留室34に第2供給流路19が通じる。したがって、本例では、第1貯留室34は、第2貯留室35を介して第1供給流路18と通じる。
液体貯留部20は、例えば、貯留体38と、第1可撓膜39とを有する。貯留体38は、例えば、樹脂製のケースである。第1可撓膜39は、例えば、可撓性を有するフィルムである。液体貯留部20は、貯留体38に第1可撓膜39が貼り付けられることによって、液体を貯留可能に構成される。貯留体38は、第1供給流路18及び第2供給流路19と接続される。貯留体38は、第1貯留室34及び第2貯留室35を画定する。第1可撓膜39は、第1貯留室34を画定する。そのため、第1可撓膜39が変位することによって、第1貯留室34の容積が変化する。
貯留体38は、例えば、区画壁40を有する。区画壁40は、液体貯留部20内を区画する壁である。区画壁40は、液体貯留部20内の空間を第1貯留室34と第2貯留室35とに区画する。区画壁40には、第1貯留室34と第2貯留室35とを通じさせる貫通穴41が開口する。
貯留体38は、例えば、分離壁42を有する。分離壁42は、第2貯留室35を第1フィルター室36と第2フィルター室37とに分ける壁である。分離壁42には、第1フィルター室36と第2フィルター室37とを通じさせる取付穴43が開口する。
液体貯留部20は、例えば、フィルター44を有する。フィルター44は、第2貯留室35に位置する。本実施形態の第2貯留室35は、フィルター44が配置されるフィルター室である。フィルター44は、貯留体38に取り付けられる。フィルター44は、分離壁42に取り付けられる。フィルター44は、例えば、取付穴43に嵌め込まれる。液体は、フィルター44を通過することによって、第1フィルター室36から第2フィルター室37に流れる。液体がフィルター44を通過することによって、液体から異物が除去される。
液体貯留部20は、調整弁45を有してもよい。調整弁45は、供給流路17を開閉する。調整弁45が開くことによって、液体貯留部20を通じて第1供給流路18から第2供給流路19に流れる。
調整弁45は、液体吐出ヘッド12内の圧力を調整する弁である。調整弁45は、第1貯留室34の圧力を調整することによって、液体吐出ヘッド12内の圧力を調整する。調整弁45は、液体吐出ヘッド12内が所定圧力以下になった場合に、供給流路17を開放する。調整弁45は、液体吐出ヘッド12内の圧力が所定の負圧となるように、第1貯留室34の圧力を調整する。調整弁45は、例えば、調整弁体46と、調整ばね47とを有する。
調整弁体46は、例えば、軸部分48と、板部分49とを有する。軸部分48は、貫通穴41に挿入される。板部分49は、軸部分48の一端に位置する。板部分49は、第2フィルター室37に位置する。軸部分48の他端は、第1貯留室34に位置する。そのため、調整弁体46は、第1貯留室34と第2フィルター室37とにわたって位置する。軸部分48の他端は、第1可撓膜39に接触する。第1可撓膜39に、軸部分48の他端と接触する接触板50が取り付けられていてもよい。
調整ばね47は、第2フィルター室37に位置する。調整ばね47は、例えば、分離壁42と板部分49とに接触する。調整ばね47は、板部分49を区画壁40に向けて押し付ける。板部分49は、区画壁40に接触することによって、貫通穴41を塞ぐ。
第1貯留室34内の圧力が小さくなると、第1可撓膜39が区画壁40に接近するように変位する。例えば、液体吐出ヘッド12が液体を吐出することによって第1貯留室34の圧力が小さくなると、第1可撓膜39は、第1貯留室34の容積が小さくなるように変位する。これにより、第1可撓膜39は、調整弁体46を調整ばね47に向けて押し付ける。
第1可撓膜39が調整弁体46を押し付ける力が、調整ばね47が調整弁体46を押し付ける力を上回ると、板部分49が区画壁40から離れる。板部分49が区画壁40から離れると、貫通穴41が開放される。これにより、第2フィルター室37から第1貯留室34に液体が流れる。第1貯留室34に液体が流入すると、第1貯留室34内の圧力が大きくなる。第1貯留室34内の圧力が大きくなると、第1可撓膜39が区画壁40から離れるように変位する。その結果、板部分49が区画壁40に接触する。このようにして、調整弁45は、第1貯留室34の圧力を所定の負圧に調整する。
次に、排出流路21について説明する。複数の排出流路21はそれぞれ同様の構成であるため、ここでは1つの排出流路21について説明する。
排出流路21は、例えば、第1排出流路51と、第2排出流路52とを有する。第1排出流路51及び第2排出流路52は、貯留体38に接続される。第1排出流路51は、第1貯留室34と通じる流路である。第1排出流路51は、例えば、第1貯留室34の上部と通じる。第2排出流路52は、第2貯留室35と通じる流路である。詳しくは、第2排出流路52は、第1フィルター室36と通じる。第2排出流路52は、例えば、第1フィルター室36の上部と通じる。
第1排出流路51は、第1貯留室34から気泡を排出させる流路である。第2排出流路52は、第2貯留室35から気泡を排出させる流路である。詳しくは、第2排出流路52は、第1フィルター室36に溜まる気泡を排出させる流路である。
第1排出流路51及び第2排出流路52は、それぞれ抵抗部53を有してもよい。すなわち、1つの排出流路21は、2つの抵抗部53を有する。抵抗部53は、第1排出流路51及び第2排出流路52において、液体が流れる場合に流路抵抗が大きくなるように構成された部分である。抵抗部53は、液体が流れる場合に圧力損失が大きくなる部分である。
抵抗部53は、排出流路21において供給流路17よりも圧力損失が大きくなるように構成される部分である。詳しくは、抵抗部53は、排出流路21において第1供給流路18よりも圧力損失が大きくなるように構成される部分である。これにより、一の液体貯留部20において、その液体貯留部20に接続される供給流路17を液体が流れる場合よりも、その液体貯留部20に接続される排出流路21を液体が流れる場合に、圧力損失が大きい。したがって、一の液体貯留部20において、液体は、供給流路17よりも、排出流路21を流れにくい。
抵抗部53は、例えば、排出流路21において流路断面積が小さい部分によって構成される。すなわち、抵抗部53は、排出流路21を細くすることによって構成される。したがって、抵抗部53の流路径は、供給流路17の流路径よりも小さい。抵抗部53は、例えば、排出流路21において屈曲する部分によって構成されてもよい。抵抗部53は、例えば、排出流路21の流路長を長くすることによって構成されてもよい。排出流路21は、供給流路17よりも液体が流れにくいように構成されていればよい。
排出流路21は、複数の収容体と、複数の開閉弁とを有する。詳しくは、1つの排出流路21は、2つの収容体を有する。1つの排出流路21は、2つの開閉弁を有する。第1排出流路51は、第1収容体54と、第1開閉部55とを有する。第2排出流路52は、第2収容体56と、第2開閉部57とを有する。第1収容体54及び第2収容体56は、それぞれ同様の構成である。第1開閉部55及び第2開閉部57は、それぞれ同様の構成である。
第1収容体54は、第1排出流路51に位置する。第1収容体54は、第1開閉部55を収容する。第1収容体54は、第1排出流路51の端部を構成する。第1収容体54は、被接続部22と接続される。第1収容体54は、第1接続口58が開口する第1開口板59を有する。第1接続口58によって、第1収容体54内と被接続部22内とが通じる。すなわち、第1接続口58によって、第1排出流路51内と被接続部22内とが通じる。
第1開閉部55は、第1排出流路51が有する開閉弁である。第1開閉部55は、第1排出流路51を開閉可能である。第1開閉部55は、通常、第1排出流路51を閉鎖する。したがって、第1排出流路51は、通常、被接続部22に対して閉鎖される。第1開閉部55は、第1開閉弁体60と、第1開閉ばね61とを含む。第1開閉弁体60及び第1開閉ばね61は、第1収容体54に収容される。第1開閉部55は、開放部30によって開放される。
第1開閉弁体60は、例えば、第1軸部分62と、第1板部分63とを有する。第1軸部分62は、第1接続口58に挿入される。第1板部分63は、第1軸部分62の一端に位置する。第1板部分63は、第1収容体54内に位置する。第1軸部分62の他端は、被接続部22内に位置する。そのため、第1開閉弁体60は、第1収容体54と被接続部22とにわたって位置する。
第1開閉ばね61は、第1収容体54内に位置する。第1開閉ばね61は、第1板部分63に接触する。第1開閉ばね61は、第1開閉弁体60を被接続部22に向けて押し付ける。第1開閉ばね61は、第1板部分63を第1開口板59に向けて押し付ける。第1板部分63は、第1開口板59に接触することによって、第1接続口58を塞ぐ。これにより、第1排出流路51が閉鎖される。
第2収容体56は、第2排出流路52に位置する。第2収容体56は、第2開閉部57を収容する。第2収容体56は、第2排出流路52の端部を構成する。第2収容体56は、被接続部22と接続される。第2収容体56は、第2接続口64が開口する第2開口板65を有する。第2接続口64によって、第2収容体56内と被接続部22内とが通じる。すなわち、第2接続口64によって、第2排出流路52内と被接続部22内とが通じる。
第2開閉部57は、第2排出流路52が有する開閉弁である。第2開閉部57は、第2排出流路52を開閉可能である。第2開閉部57は、通常、第2排出流路52を閉鎖する。したがって、第2排出流路52は、通常、被接続部22に対して閉鎖される。第2開閉部57は、第2開閉弁体66と、第2開閉ばね67とを含む。第2開閉弁体66及び第2開閉ばね67は、第2収容体56に収容される。第2開閉部57は、開放部30によって開放される。
第2開閉弁体66は、例えば、第2軸部分68と、第2板部分69とを有する。第2軸部分68は、第2接続口64に挿入される。第2板部分69は、第2軸部分68の一端に位置する。第2板部分69は、第2収容体56内に位置する。第2軸部分68の他端は、被接続部22内に位置する。そのため、第2開閉弁体66は、第2収容体56と被接続部22とにわたって位置する。
第2開閉ばね67は、第2収容体56内に位置する。第2開閉ばね67は、第2板部分69に接触する。第2開閉ばね67は、第2開閉弁体66を被接続部22に向けて押し付ける。第2開閉ばね67は、第2板部分69を第2開口板65に向けて押し付ける。第2板部分69は、第2開口板65に接触することによって、第2接続口64を塞ぐ。これにより、第2排出流路52が閉鎖される。
次に、被接続部22について説明する。
被接続部22は、第1排出流路51および第2排出流路52に接続する。被接続部22は、合流部71を有してもよい。合流部71には、複数の収容体が接続される。合流部71には、複数の第1収容体54と、複数の第2収容体56とが接続される。すなわち、本例の被接続部22には、複数の第1排出流路51と、複数の第2排出流路52とが接続される。合流部71には、排出流路21を通じて気泡、液体などが流入する。合流部71は、合流体72と、第2可撓膜73とを有してもよい。
合流体72は、複数の収容体と接続される。合流体72は、例えば、樹脂製のケースである。第2可撓膜73は、合流体72に取り付けられる。第2可撓膜73は、例えば、可撓性を有するフィルムである。第2可撓膜73が変位することによって、合流部71の容積が変化する。
被接続部22は、複数の動作板を有する。被接続部22は、例えば、2つの動作板を有する。具体的には、被接続部22は、第1押圧部74と、第2押圧部75とを有する。本例の第1押圧部74及び第2押圧部75は、合流部71内に位置する。本例の第1押圧部74と第2押圧部75は、鉛直方向に並んで設けられるが、図2では横並びで図示する。第1押圧部74と第2押圧部75は、水平方向に並んで設けられてもよい。
第1押圧部74は、1以上の第1開閉弁体60と接触可能である。具体的には、第1押圧部74は、複数の第1軸部分62と接触可能である。本例では、第1押圧部74は、4つの第1軸部分62のそれぞれと接触可能である。第2押圧部75は、1以上の第2開閉弁体66と接触可能である。具体的には、第2押圧部75は、複数の第2軸部分68と接触可能である。本例では、第2押圧部75は、4つの第2軸部分68と接触可能である。
第1押圧部74は、第1開閉部55を開閉させるように移動可能である。第1押圧部74が第1収容体54に接近すると、第1開閉弁体60が第1押圧部74によって押される。第1開閉弁体60が第1押圧部74によって押されることによって、第1板部分63が第1開口板59から離れる。このように本実施形態では、第1押圧部74によって、複数の第1排出流路51が一斉に開放される。
第2押圧部75は、第2開閉部57を開閉させるように移動可能である。第2押圧部75が第2収容体56に接近すると、第2開閉弁体66が第2押圧部75によって押される。第2開閉弁体66が第2押圧部75によって押されることによって、第2板部分69が第2開口板65から離れる。このように本例では、第2押圧部75によって、複数の第2排出流路52が一斉に開放される。
被接続部22は、挿入部76を有する。挿入部76には、接続部26が挿入される。挿入部76に接続部26が挿入されることによって、被接続部22と負圧発生部25とが接続される。すなわち、挿入部76に接続部26が挿入されることによって、複数の排出流路21と負圧発生部25とが接続される。挿入部76は、挿入体77と、弁部78と、シール部79とを有する。
挿入体77は、合流体72と連なる。挿入体77内は、合流体72内と通じる。合流体72内に流入した気泡及び液体は、挿入体77内に流入する。挿入体77には、第3接続口80が開口する。第3接続口80には、接続部26が挿入される。第3接続口80は、奥の口径が小さくなるようにテーパー状に形成されてもよい。
弁部78は、挿入体77内に位置する。弁部78は、被接続部22を開閉する。弁部78は、通常、第3接続口80を塞ぐ。被接続部22は、弁部78によって閉鎖される。弁部78は、挿入体77に接続部26が挿入されることによって被接続部22を開放する。弁部78は、例えば、挿入体77に挿入される接続部26に押されることによって、第3接続口80から離れる。これにより、被接続部22が開放される。
シール部79は、挿入体77に取り付けられる。シール部79は、第3接続口80に位置する。第3接続口80に接続部26が挿入されると、シール部79は、接続部26と挿入体77とをシールする。シール部79は、例えば、挿入部76に接続部26が挿入されることによって接続部26の外周面に密着する。これにより、シール部79は、接続部26と挿入体77とをシールする。これにより、第3接続口80から液体が漏れ出るおそれが低減される。
次に、開放部30について説明する。
開放部30は、第1レバー81と、第2レバー82と、切替部材83と、を有する。第1レバー81は、第1排出流路51を開放させる部材である。第2レバー82は、第2排出流路52を開放させる部材である。
第1レバー81は、被接続部22に接近したり離れたりできる。第1レバー81は、被接続部22に接近することによって、第2可撓膜73越しに第1押圧部74に接触する。第1レバー81は、被接続部22に接近することによって、第1押圧部74を第1排出流路51に向けて押し付ける。これにより、複数の第1排出流路51が一斉に開放される。
第2レバー82は、被接続部22に接近したり離れたりできる。第2レバー82は、被接続部22に接近することによって、第2可撓膜73越しに第2押圧部75に接触する。第2レバー82は、被接続部22に接近することによって、第2押圧部75を第2排出流路52に向けて押し付ける。これにより、複数の第2排出流路52が一斉に開放される。
図3に示すように、第1レバー81および第2レバー82は、それぞれ弁開放レバーおよびカムレバーを有する。具体的には、第1レバー81は、第1弁開放レバー84と、第1カムレバー85とを有する。第2レバー82は、第2弁開放レバー86と、第2カムレバー87と、を有する。
本例の切替部材83は、カム部材である。切替部材83は、第1カム88と、第2カム89と、第3カム90とを有してもよい。切替部材83は、第1状態と第2状態とに切り替え可能である。本例の切替部材83は、基準状態から第1状態及び第2状態に切り替わる。
切替部材83は、例えば負圧発生部25を駆動する駆動源から駆動力が伝達されてもよい。例えば駆動源は、正転駆動することで負圧発生部25に負圧を発生させ、逆転駆動することで切替部材83を駆動してもよい。
図4に示すように、第1カムレバー85は、第1凸部91を有してもよい。第1弁開放レバー84は、第1孔92を有してもよい。第1凸部91は、第1孔92に挿入される。第1弁開放レバー84は、第1凸部91を中心として回動可能である。第1弁開放レバー84は、第1接触部93と、第1作用部94とを有してもよい。第1接触部93は、キャリッジ14に接触可能である。第1作用部94は、第2可撓膜73に接触可能である。第1弁開放レバー84は、図示しないばねにより第1作用部94がキャリッジ14から離れる方向に力を受けている。
第2カムレバー87は、第2凸部95を有してもよい。第1弁開放レバー84は、第2孔96を有してもよい。第2凸部95は、第2孔96に挿入される。第2弁開放レバー86は、第2凸部95を中心として回動可能である。第2弁開放レバー86は、第2接触部97と、第2作用部98と、を有してもよい。第2接触部97は、キャリッジ14に接触可能である。第2作用部98は、第2可撓膜73に接触可能である。第2弁開放レバー86は、図示しないばねにより第2作用部98がキャリッジ14から離れる方向に力を受けている。
<基準状態>
図3~図5に示すように、基準状態の場合の切替部材83の回転位相は、0度である。
図3に示すように、基準状態の場合、第1カム88は、第1カムレバー85を押さない。第2カム89は、第2カムレバー87を押さない。
図3,図4に示すように、基準状態の場合、第1カムレバー85、第2カムレバー87、第1弁開放レバー84、第2弁開放レバー86は、基準位置に位置する。
図5に示すように、キャリッジ14は、走査方向Dsに移動して所定位置に位置することにより、第1接触部93及び第2接触部97を押す。第1弁開放レバー84は、第1接触部93がキャリッジ14に押されることにより、第1凸部91を中心として回動する。第2弁開放レバー86は、第2接触部97がキャリッジ14に押されることにより、第2凸部95を中心として回動する。すなわち、第1レバー81及び第2レバー82は、キャリッジ14の移動に連動して回動する。
基準状態にあるとき、キャリッジ14に押された第1弁開放レバー84が回動しても、第1作用部94は、第1押圧部74を移動させない。基準状態にあるとき、キャリッジ14に押された第2弁開放レバー86が回動しても、第2作用部98は、第2押圧部75を移動させない。そのため、複数の第1排出流路51及び複数の第2排出流路52は、閉鎖されている。
キャリッジ14は、走査方向Dsとは反対の方向に移動して第1接触部93及び第2接触部97から離れる。キャリッジ14が第1接触部93から離れると、第1弁開放レバー84は、図示しないばねの力により、第1作用部94がキャリッジ14から離れる方向に回動する。キャリッジ14が第2接触部97から離れると、第2弁開放レバー86は、図示しないばねの力により、第2作用部98がキャリッジ14から離れる方向に回動する。
<第2状態>
図6~図8に示すように、切替部材83は、基準状態から駆動方向Ddに回転することにより、第2状態に切り替える。第2状態にする場合、切替部材83の回転位相は、例えば90度である。
図6に示すように、切替部材83は、第2レバー82の位置を変位可能である。切替部材83は、回転する第2カム89が第2カムレバー87を押す。第2カムレバー87は、第2カム89に押されることにより、図示しない軸を中心として図6において反時計回り方向に回動する。第2カムレバー87の軸は、第1カムレバー85の軸と平行に設けられてもよい。
図7に示すように、第2カムレバー87は、第2弁開放レバー86の回動中心を移動させてもよい。第2カムレバー87が回動すると、第2凸部95及び第2弁開放レバー86は、切替部材83に近づくように変位する。第2凸部95及び第2弁開放レバー86は、走査方向Dsとは反対の方向に変位してもよい。
図8に示すように、キャリッジ14は、所定位置に移動することで第1接触部93及び第2接触部97を押す。第1弁開放レバー84は、第1接触部93がキャリッジ14に押されることにより、第1凸部91を中心として回動する。第2弁開放レバー86は、第2接触部97がキャリッジ14に押されることにより、第2凸部95を中心として回動する。すなわち、第1レバー81及び第2レバー82は、キャリッジ14の移動に連動して回動する。
第2状態にあるとき、キャリッジ14に押された第1弁開放レバー84が回動しても、第1作用部94は、第1押圧部74を移動させない。キャリッジ14に押されて回動した第2弁開放レバー86は、第2作用部98が第2押圧部75を移動させる。
第2レバー82は、切替部材83が第2状態の場合、キャリッジ14の移動に連動して第2押圧部75を移動させることが可能である。第2押圧部75を第2レバー82が移動させることによって、複数の第2排出流路52が開放される。このとき、複数の第1排出流路51は、閉鎖されている。
<第1状態>
図9~図11に示すように、切替部材83は、第2状態から駆動方向Ddに回転することにより、第1状態に切り替える。第1状態にする場合、切替部材83の回転位相は、例えば180度である。
図9に示すように、第2カム89は、第2カムレバー87から外れる。そのため、第2カムレバー87及び第2弁開放レバー86は、図示しないばねの力によって基準位置に戻る。
切替部材83は、第1レバー81の位置を変位可能である。切替部材83は、回転する第1カム88が第1カムレバー85を押す。第1カムレバー85は、第1カム88に押されることにより、軸を中心として図9において反時計回り方向に回動する。
図10に示すように、第1カムレバー85は、第1弁開放レバー84の回動中心を移動させてもよい。第1カムレバー85が回動すると、第1凸部91及び第1弁開放レバー84は、切替部材83に近づくように変位する。第1凸部91及び第1弁開放レバー84は、走査方向Dsとは反対の方向に変位してもよい。
図11に示すように、キャリッジ14は、所定位置に移動することで第1接触部93及び第2接触部97を押す。第1弁開放レバー84は、第1接触部93がキャリッジ14に押されることにより、第1凸部91を中心として回動する。第2弁開放レバー86は、第2接触部97がキャリッジ14に押されることにより、第2凸部95を中心として回動する。
第1状態にあるとき、キャリッジ14に押されて回動した第1弁開放レバー84は、第1作用部94が第1押圧部74を移動させる。キャリッジ14に押された第2弁開放レバー86が回動しても、第2作用部98は、第2押圧部75を移動させない。
すなわち、第1レバー81は、切替部材83が第1状態の場合、キャリッジ14の移動に連動して第1押圧部74を移動させることが可能である。第1押圧部74を第1レバー81が移動させることによって、複数の第1排出流路51が開放される。このとき、複数の第2排出流路52は、閉鎖されている。
本例では、複数の第1排出流路51、及び、複数の第2排出流路52の双方が同時に開放されない。したがって、第1開閉部55及び第2開閉部57は、キャリッジ14の移動に連動することによって個別に開閉される。これにより、第1貯留室34と第2貯留室35は、個別に気泡が吸引される。
次に、接続部26について説明する。
図12に示すように、接続部26は、吸引管101と、支持部102と、ばね103と、を有してもよい。接続部26は、被接続部22に対して、接続および離間が可能である。接続部26は、キャリッジ14が所定位置に移動することで、被接続部22に対して接続される。接続部26は、キャリッジ14が所定位置から離れることで、被接続部22から離間する。
吸引管101は、先端が丸みを帯びて形成されてもよい。支持部102は、吸引管101を支持する。支持部102は、走査方向Ds、および走査方向Dsとは反対の方向にスライド移動可能に設けられてもよい。支持部102は、図13に示す第1軸104と、第2軸105とを有してもよい。第2軸105は、複数に分割されていてもよい。
図13に示すように、吸引管101は、走査方向Dsとは異なる第1方向D1に回動可能であってもよい。第1方向D1は、第1軸104を中心とする回転方向である。支持部102は、走査方向Ds及び第1方向D1とは異なる第2方向D2に回動可能であってもよい。第2方向D2は、第2軸105を中心とする回転方向である。吸引管101は、被接続部22に接続される際に、第3接続口80に案内されてもよい。吸引管101は、第3接続口80に沿って第1方向D1及び第2方向D2に移動することで、被接続部22に対する位置が調整される。
図14に示すように、支持部102は、カムフォロア107を有してもよい。カムフォロア107は、例えば第3カム90に接する突起である。切替部材83が基準状態の場合、支持部102は、仮吸引位置Ptに位置する。
図15に示すように、切替部材83が第2状態の場合、支持部102は、本吸引位置Ppに位置する。
図16に示すように、切替部材83が第1状態の場合、支持部102は、本吸引位置Ppに位置する。本吸引位置Ppは、仮吸引位置Ptよりも切替部材83に近い位置である。
<制御方法>
次に、液体吐出装置11の制御方法について説明する。
気泡の排出を行う場合、制御部32は、キャリッジ14を所定位置に移動させる。このとき、切替部材83は、基準状態である。
図5に示すように、基準状態では、キャリッジ14が所定位置に位置しても第1押圧部74及び第2押圧部75は移動しない。そのため、第1排出流路51及び第2排出流路52は、開放されない。
図14に示すように、基準状態では、支持部102が仮吸引位置Ptに位置する。キャリッジ14が所定位置に移動すると、接続部26は、被接続部22に接続する。すなわち、キャリッジ14は、所定位置に移動することで接続部26と被接続部22を接続させると共に、第1押圧部74および第2押圧部75を移動させない。換言すると、制御部32は、キャリッジ14を所定位置に移動させることで、第1押圧部74および第2押圧部75を移動することなく、接続部26と被接続部22を接続させる。
接続部26と被接続部22の接続とは、吸引管101が挿入部76に差し込まれて弁部78を開放することである。接続部26は、キャリッジ14が移動することに伴い、まずシール部79と接触する。キャリッジ14がさらに移動すると、接続部26は、シール部79と接触しながら、弁部78と接触する。キャリッジ14がさらに移動すると、接続部26は、弁部78を開放して挿入部76に挿入される。
接続部26と被接続部22を接続した状態で負圧発生部25を駆動すると、被接続部22に負圧が作用する。具体的には、合流部71内が吸引される。制御部32は、キャリッジ14を所定位置に位置させてから、第1排出流路51および第2排出流路52を開放させる前に、被接続部22に負圧を作用させる。
負圧発生部25の負圧が所定の圧力に到達した後、制御部32は、切替部材83を駆動方向Ddに回転させて第2状態にする。制御部32は、キャリッジ14を所定位置に位置させたまま第2状態にする。
図15に示すように、第2状態になると、支持部102及び吸引管101が本吸引位置Ppに移動する。吸引管101は、さらに挿入部76の奥まで挿し込まれる。
図8に示すように、第2状態になると、第2レバー82が第2押圧部75を移動させて、第2開閉部57を開放する。制御部32は、切替部材83が第2状態の場合、キャリッジ14の移動に連動した第2レバー82により第2押圧部75を移動させ、第2貯留室35から気泡を排出させる。第2状態になる前に合流部71は、予め負圧にされている。第2開閉部57が開放されると、負圧発生部25は、第2排出流路52に負圧を作用させる。負圧発生部25は、吸引管101、挿入部76、合流部71及び第2排出流路52を介して第2貯留室35に負圧を作用させる。第2貯留室35内の気泡は、第2排出流路52を介して排出される。
第2貯留室35の気泡を排出した後、制御部32は、切替部材83を駆動方向Ddに回転させて第1状態にする。制御部32は、キャリッジ14を所定位置に位置させたまま第1状態にする。
図16に示すように、第2状態から第1状態になっても、支持部102は、本吸引位置Ppに位置する。すなわち、第2状態から第1状態の切り換えにおいて、支持部102は移動しない。接続部26は、被接続部22との接続状態を維持する。合流部71は、負圧に保たれる。
図11に示すように、第1状態になると、第2レバー82は、第2押圧部75から離れる。第2レバー82は、第2押圧部75を第2開閉部57から離れるように移動させて第2開閉部57を閉鎖する。
第1レバー81は、第1押圧部74を移動させて第1開閉部55を開放する。制御部32は、切替部材83が第1状態の場合、キャリッジ14の移動に連動した第1レバー81により第1押圧部74を移動させ、第1貯留室34から気泡を排出させる。第1開閉部55が開放されると、負圧発生部25は、第1排出流路51に負圧を作用させる。負圧発生部25は、吸引管101、挿入部76、合流部71及び第1排出流路51を介して第1貯留室34に負圧を作用させる。第1貯留室34内の気泡は、第1排出流路51を介して排出される。
複数の排出流路21は、それぞれ抵抗部53を有する。抵抗部53によって、排出流路21は、液体が流れる場合と、気泡が流れる場合とで、圧力損失に差が生じる。排出流路21を気泡が流れる場合には、排出流路21を液体が流れる場合と比べて、圧力損失が小さくなる。したがって、負圧発生部25による負圧は、気泡が流れる排出流路21に集中的に作用する。そのため、気泡がない貯留室から液体が流れにくくなる。これにより、複数の貯留室にまとめて負圧を作用させる場合でも、複数の貯留室のうち、気泡のある貯留室から気泡が優先的に吸引される。
第1貯留室34の気泡を排出した後、制御部32は、切替部材83を駆動方向Ddに回転させて基準状態にしてもよい。制御部32は、キャリッジ14を所定位置に位置させたまま基準状態にする。
図5に示すように、基準状態になると、第1レバー81及び第2レバー82が第1押圧部74及び第2押圧部75から離れる。そのため、第1開閉部55及び第2開閉部57が閉鎖される。
制御部32は、基準状態にしたあとに、負圧発生部25の駆動を停止させてもよい。制御部32は、第1貯留室34および第2貯留室35から気泡を排出し、キャリッジ14を所定位置に位置させて第1排出流路51および第2排出流路52を閉鎖した後に、被接続部22への負圧の作用を停止させてもよい。
<実施形態の作用>
本実施形態の作用について説明する。
供給流路17に複数の貯留室を設ける場合、気泡の量に偏りがある場合がある。例えばフィルター44より上流の第2貯留室35には、フィルター44より下流の第1貯留室34より気泡が溜まりやすい。しかし、切替部材83が第1状態と第2状態を切り替えることで、第1貯留室34と第2貯留室35は、別々に負圧が作用される。
<実施形態の効果>
本実施形態の効果について説明する。
(1-1)切替部材83が第1状態の場合、第1貯留室34からの気泡の吸引が可能になる。切替部材83が第2状態の場合、第2貯留室35からの気泡の吸引が可能になる。すなわち、切替部材83の状態によって各々の貯留室から個別に気泡の吸引ができるため、気泡排出時に液体の消費を抑制できる。
(1-2)第1レバー81及び第2レバー82は、それぞれ弁開放レバー及びカムレバーを有する。そのため、キャリッジ14の移動の力のみで第1押圧部74及び第2押圧部75を移動させる場合に比べて、キャリッジ14の動作負荷を小さくできる。
(1-3)第2貯留室35には、フィルター44に捕捉された気泡が溜まる。第1貯留室34には、液体に溶けた状態でフィルター44を通過した後に現れた気泡が溜まる。そのため、第1貯留室34と第2貯留室35では、気泡の量の偏りが大きくなりやすい。しかし、第1貯留室34と第2貯留室35は、切替部材83の状態によって個別に吸引することができるため、適切に気泡を排出することができる。
(1-4)キャリッジ14が所定位置に移動するとき、接続部26と被接続部22は接続されるが、第1押圧部74および第2押圧部75は移動されない。したがって、接続部26と被接続部22の接続と、第1排出流路51および第2排出流路52の開閉と、を異なるタイミングで行うことができる。
(1-5)支持部102に支持される吸引管101は、第1方向D1及び第2方向D2に回動可能である。したがって、例えば経年劣化などで接続部26と被接続部22の位置にずれが生じた場合でも、接続部26を被接続部22に接続させることができる。
(1-6)接続部26と被接続部22を接続させた後、第1排出流路51および第2排出流路52を開放させる前に被接続部22に負圧を作用させる。そのため、先に被接続部22に負圧を作用させておくことで、第1排出流路51および第2排出流路52が開放されたときに逆流が生じる虞を低減できる。
(1-7)第1排出流路51及び第2排出流路52を閉鎖した後に被接続部22への負圧の作用を停止させる。そのため、第1排出流路51および第2排出流路52に逆流が生じる虞を低減できる。
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・制御部32は、第1状態にした後に、キャリッジ14を所定位置に移動させてもよい。制御部32は、第1状態にさせたままで、キャリッジ14を所定位置から移動させてもよい。
・制御部32は、第2状態にした後に、キャリッジ14を所定位置に移動させてもよい。制御部32は、第2状態にさせたままで、キャリッジ14を所定位置から移動させてもよい。
・制御部32は、第1開閉部55及び第2開閉部57を閉塞させる前に負圧発生部25の駆動を停止させてもよい。制御部32は、第1排出流路51および第2排出流路52を閉鎖する前に被接続部22への負圧の作用を停止させてもよい。
・制御部32は、第1開閉部55もしくは第2開閉部57を開放させた後に負圧発生部25を駆動させてもよい。制御部32は、第1排出流路51もしくは第2排出流路52を開放させた後に被接続部22に負圧を作用させてもよい。
・接続部26は、移動可能な支持部102を備えない構成としてもよい。被接続部22と接続部26は、キャリッジ14が所定位置に移動する途中で接続してもよい。キャリッジ14は、吸引管101の先端が被接続部22に接続される位置で一時停止した後、所定位置に移動してもよい。負圧発生部25は、キャリッジ14が一時停止した際に被接続部22に負圧を作用させてもよい。所定位置に移動することで、吸引管101は、被接続部22に差し込まれてもよい。
・第1貯留室34は、第2貯留室35より上流に設けられてもよい。
・供給流路17には、3つ以上の貯留室を設けてもよい。
・切替部材83は、第1カムレバー85と第2カムレバー87の少なくとも一方を備えない構成としてもよい。切替部材83は、第1弁開放レバー84と第2弁開放レバー86のうち少なくとも一方を直接移動させてもよい。
・液体吐出装置11は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体吐出装置であってもよい。液体吐出装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。ここでいう液体は、液体吐出装置から吐出させることができるような材料であればよい。例えば、液体は、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属、金属融液、のような流状体を含むものとする。液体は、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体吐出装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を吐出する装置がある。液体吐出装置は、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。液体吐出装置は、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ、光学レンズ、などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する装置であってもよい。液体吐出装置は、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する装置であってもよい。
[定義]
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)液体吐出装置は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、第1貯留室と第2貯留室とを有し、液体供給源から前記液体吐出ヘッドに供給される前記液体を貯留可能な液体貯留部と、前記第1貯留室から気泡を排出させる第1排出流路と、前記第2貯留室から気泡を排出させる第2排出流路と、前記液体吐出ヘッド、前記液体貯留部、前記第1排出流路および前記第2排出流路を搭載し、走査方向に往復移動可能なキャリッジと、前記第1排出流路および前記第2排出流路に接続する被接続部に対して、接続および離間が可能な接続部と、前記接続部と接続し、前記第1排出流路と前記第2排出流路とに負圧を作用させる負圧発生部と、前記第1排出流路を開閉可能な第1開閉部と、前記第2排出流路を開閉可能な第2開閉部と、前記第1開閉部を開閉させるように移動可能な第1押圧部と、前記第2開閉部を開閉させるように移動可能な第2押圧部と、前記キャリッジの移動に連動して回動する第1レバーと、前記キャリッジの移動に連動して回動する第2レバーと、第1状態と第2状態とに切り替え可能であって、前記第1レバーと前記第2レバーの位置を変位可能な切替部材と、を備え、前記第1レバーは、前記切替部材が前記第1状態の場合、前記キャリッジの移動に連動して前記第1押圧部を移動させることが可能であり、前記第2レバーは、前記切替部材が前記第2状態の場合、前記キャリッジの移動に連動して前記第2押圧部を移動させることが可能である。
この構成によれば、切替部材が第1状態の場合、第1貯留室からの気泡の吸引が可能になる。切替部材が第2状態の場合、第2貯留室からの気泡の吸引が可能になる。すなわち、切替部材の状態によって各々の貯留室から個別に気泡の吸引ができるため、気泡排出時に液体の消費を抑制できる。
(B)液体吐出装置において、前記切替部材はカム部材であって、前記第1レバーおよび前記第2レバーは、それぞれ弁開放レバーおよびカムレバーを有し、前記カムレバーは、前記弁開放レバーの回動中心を移動させてもよい。
この構成によれば、第1レバー及び第2レバーは、それぞれ弁開放レバー及びカムレバーを有する。そのため、キャリッジの移動の力のみで第1押圧部及び第2押圧部を移動させる場合に比べて、キャリッジの動作負荷を小さくできる。
(C)液体吐出装置において、前記第2貯留室は、フィルターが配置されるフィルター室であって、前記第1貯留室は、前記フィルター室の下流に配置される圧力室であってもよい。
この構成によれば、第2貯留室には、フィルターに捕捉された気泡が溜まる。第1貯留室には、液体に溶けた状態でフィルターを通過した後に現れた気泡が溜まる。そのため、第1貯留室と第2貯留室では、気泡の量の偏りが大きくなりやすい。しかし、第1貯留室と第2貯留室は、切替部材の状態によって個別に吸引することができるため、適切に気泡を排出することができる。
(D)液体吐出装置において、前記キャリッジは、所定位置に移動することで、前記第1押圧部および前記第2押圧部を移動することなく、前記接続部と前記被接続部を接続させてもよい。
この構成によれば、キャリッジが所定位置に移動するとき、接続部と被接続部は接続されるが、第1押圧部および第2押圧部は移動されない。したがって、接続部と被接続部の接続と、第1排出流路および第2排出流路の開閉と、を異なるタイミングで行うことができる。
(E)液体吐出装置において、前記接続部は、吸引管と、前記吸引管を支持する支持部と、を有し、前記吸引管は、前記走査方向とは異なる第1方向に回動可能であって、前記支持部は、前記走査方向及び前記第1方向とは異なる第2方向に回動可能であってもよい。
この構成によれば、支持部に支持される吸引管は、第1方向及び第2方向に回動可能である。したがって、例えば経年劣化などで接続部と被接続部の位置にずれが生じた場合でも、接続部を被接続部に接続させることができる。
(F)液体吐出装置の制御方法は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、第1貯留室と第2貯留室とを有し、液体供給源から前記液体吐出ヘッドに供給される前記液体を貯留可能な液体貯留部と、前記第1貯留室から気泡を排出させる第1排出流路と、前記第2貯留室から気泡を排出させる第2排出流路と、前記液体吐出ヘッド、前記液体貯留部、前記第1排出流路および前記第2排出流路を搭載し、走査方向に往復移動可能なキャリッジと、前記第1排出流路および前記第2排出流路に接続する被接続部に対して、接続および離間が可能な接続部と、前記接続部と接続し、前記第1排出流路と前記第2排出流路とに負圧を作用させる負圧発生部と、前記第1排出流路を開閉可能な第1開閉部と、前記第2排出流路を開閉可能な第2開閉部と、前記第1開閉部を開閉させるように移動可能な第1押圧部と、前記第2開閉部を開閉させるように移動可能な第2押圧部と、前記キャリッジの移動に連動して回動する第1レバーと、前記キャリッジの移動に連動して回動する第2レバーと、第1状態と第2状態とに切り替え可能であって、前記第1レバーと前記第2レバーの位置を変位可能な切替部材と、を備えた液体吐出装置の制御方法であって、前記切替部材が前記第1状態の場合、前記キャリッジの移動に連動した前記第1レバーにより前記第1押圧部を移動させ、前記第1貯留室から気泡を排出させることと、前記切替部材が前記第2状態の場合、前記キャリッジの移動に連動した前記第2レバーにより前記第2押圧部を移動させ、前記第2貯留室から気泡を排出させることと、を含む。この方法によれば、上記液体吐出装置と同様の効果を奏することができる。
(G)液体吐出装置の制御方法は、前記キャリッジを所定位置に移動させることで、前記第1押圧部および前記第2押圧部を移動させずに前記接続部と前記被接続部を接続させることと、前記キャリッジを前記所定位置に位置させてから、前記第1排出流路および前記第2排出流路を開放させる前に、前記被接続部に負圧を作用させることと、を含んでもよい。
この方法によれば、接続部と被接続部を接続させた後、第1排出流路および第2排出流路を開放させる前に被接続部に負圧を作用させる。そのため、先に被接続部に負圧を作用させておくことで、第1排出流路および第2排出流路が開放されたときに逆流が生じる虞を低減できる。
(H)液体吐出装置の制御方法は、前記第1貯留室および前記第2貯留室から気泡を排出し、前記キャリッジを前記所定位置に位置させて前記第1排出流路および前記第2排出流路を閉鎖した後に、前記被接続部への負圧の作用を停止させることを含んでもよい。
この方法によれば、第1排出流路及び第2排出流路を閉鎖した後に被接続部への負圧の作用を停止させる。そのため、第1排出流路および第2排出流路に逆流が生じる虞を低減できる。
11…液体吐出装置、12…液体吐出ヘッド、13…ノズル、14…キャリッジ、15…装着部、16…液体供給源、17…供給流路、18…第1供給流路、19…第2供給流路、20…液体貯留部、21…排出流路、22…被接続部、24…メンテナンスユニット、25…負圧発生部、26…接続部、27…収容部、28…キャップ、29…切換部、30…開放部、32…制御部、34…第1貯留室、35…第2貯留室、36…第1フィルター室、37…第2フィルター室、38…貯留体、39…第1可撓膜、40…区画壁、41…貫通穴、42…分離壁、43…取付穴、44…フィルター、45…調整弁、46…調整弁体、47…調整ばね、48…軸部分、49…板部分、50…接触板、51…第1排出流路、52…第2排出流路、53…抵抗部、54…第1収容体、55…第1開閉部、56…第2収容体、57…第2開閉部、58…第1接続口、59…第1開口板、60…第1開閉弁体、61…第1開閉ばね、62…第1軸部分、63…第1板部分、64…第2接続口、65…第2開口板、66…第2開閉弁体、67…第2開閉ばね、68…第2軸部分、69…第2板部分、71…合流部、72…合流体、73…第2可撓膜、74…第1押圧部、75…第2押圧部、76…挿入部、77…挿入体、78…弁部、79…シール部、80…第3接続口、81…第1レバー、82…第2レバー、83…切替部材、84…第1弁開放レバー、85…第1カムレバー、86…第2弁開放レバー、87…第2カムレバー、88…第1カム、89…第2カム、90…第3カム、91…第1凸部、92…第1孔、93…第1接触部、94…第1作用部、95…第2凸部、96…第2孔、97…第2接触部、98…第2作用部、99…媒体、101…吸引管、102…支持部、103…ばね、104…第1軸、105…第2軸、107…カムフォロア、D1…第1方向、D2…第2方向、Dd…駆動方向、Ds…走査方向、Pp…本吸引位置、Pt…仮吸引位置。

Claims (8)

  1. ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    第1貯留室と第2貯留室とを有し、液体供給源から前記液体吐出ヘッドに供給される前記液体を貯留可能な液体貯留部と、
    前記第1貯留室から気泡を排出させる第1排出流路と、
    前記第2貯留室から気泡を排出させる第2排出流路と、
    前記液体吐出ヘッド、前記液体貯留部、前記第1排出流路および前記第2排出流路を搭載し、走査方向に往復移動可能なキャリッジと、
    前記第1排出流路および前記第2排出流路に接続する被接続部に対して、接続および離間が可能な接続部と、
    前記接続部と接続し、前記第1排出流路と前記第2排出流路とに負圧を作用させる負圧発生部と、
    前記第1排出流路を開閉可能な第1開閉部と、
    前記第2排出流路を開閉可能な第2開閉部と、
    前記第1開閉部を開閉させるように移動可能な第1押圧部と、
    前記第2開閉部を開閉させるように移動可能な第2押圧部と、
    前記キャリッジの移動に連動して回動する第1レバーと、
    前記キャリッジの移動に連動して回動する第2レバーと、
    第1状態と第2状態とに切り替え可能であって、前記第1レバーと前記第2レバーの位置を変位可能な切替部材と、
    を備え、
    前記第1レバーは、前記切替部材が前記第1状態の場合、前記キャリッジの移動に連動して前記第1押圧部を移動させることが可能であり、
    前記第2レバーは、前記切替部材が前記第2状態の場合、前記キャリッジの移動に連動して前記第2押圧部を移動させることが可能であることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記切替部材はカム部材であって、
    前記第1レバーおよび前記第2レバーは、それぞれ弁開放レバーおよびカムレバーを有し、
    前記カムレバーは、前記弁開放レバーの回動中心を移動させることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第2貯留室は、フィルターが配置されるフィルター室であって、
    前記第1貯留室は、前記フィルター室の下流に配置される圧力室であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記キャリッジは、所定位置に移動することで、前記第1押圧部および前記第2押圧部を移動することなく、前記接続部と前記被接続部を接続させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置。
  5. 前記接続部は、吸引管と、前記吸引管を支持する支持部と、を有し、
    前記吸引管は、前記走査方向とは異なる第1方向に回動可能であって、
    前記支持部は、前記走査方向及び前記第1方向とは異なる第2方向に回動可能であることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    第1貯留室と第2貯留室とを有し、液体供給源から前記液体吐出ヘッドに供給される前記液体を貯留可能な液体貯留部と、
    前記第1貯留室から気泡を排出させる第1排出流路と、
    前記第2貯留室から気泡を排出させる第2排出流路と、
    前記液体吐出ヘッド、前記液体貯留部、前記第1排出流路および前記第2排出流路を搭載し、走査方向に往復移動可能なキャリッジと、
    前記第1排出流路および前記第2排出流路に接続する被接続部に対して、接続および離間が可能な接続部と、
    前記接続部と接続し、前記第1排出流路と前記第2排出流路とに負圧を作用させる負圧発生部と、
    前記第1排出流路を開閉可能な第1開閉部と、
    前記第2排出流路を開閉可能な第2開閉部と、
    前記第1開閉部を開閉させるように移動可能な第1押圧部と、
    前記第2開閉部を開閉させるように移動可能な第2押圧部と、
    前記キャリッジの移動に連動して回動する第1レバーと、
    前記キャリッジの移動に連動して回動する第2レバーと、
    第1状態と第2状態とに切り替え可能であって、前記第1レバーと前記第2レバーの位置を変位可能な切替部材と、
    を備えた液体吐出装置の制御方法であって、
    前記切替部材が前記第1状態の場合、前記キャリッジの移動に連動した前記第1レバーにより前記第1押圧部を移動させ、前記第1貯留室から気泡を排出させることと、
    前記切替部材が前記第2状態の場合、前記キャリッジの移動に連動した前記第2レバーにより前記第2押圧部を移動させ、前記第2貯留室から気泡を排出させることと、
    を含むことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
  7. 前記キャリッジを所定位置に移動させることで、前記第1押圧部および前記第2押圧部を移動させずに前記接続部と前記被接続部を接続させることと、
    前記キャリッジを前記所定位置に位置させてから、前記第1排出流路および前記第2排出流路を開放させる前に、前記被接続部に負圧を作用させることと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置の制御方法。
  8. 前記第1貯留室および前記第2貯留室から気泡を排出し、前記キャリッジを前記所定位置に位置させて前記第1排出流路および前記第2排出流路を閉鎖した後に、前記被接続部への負圧の作用を停止させることを含むことを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置の制御方法。
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