JP2024078807A - シート搬送装置、画像形成装置、判定方法 - Google Patents

シート搬送装置、画像形成装置、判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送ローラーの寿命の到来を精度よく判定可能なシート搬送装置、画像形成装置、及び判定方法を提供すること。【解決手段】画像形成装置100は、シートと接触して当該シートを搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーによって搬送される前記シートにおける画像の有無及び当該画像に含まれる現像剤の種類を判定する第1判定処理部61と、前記搬送ローラーによって前記シートが搬送されるごとに前記搬送ローラーの摩耗量に関連する特定値を更新する更新処理部63と、更新処理部63によって更新される前記特定値が第1判定処理部61による判定結果に対応する閾値を超えるか否かを判定する第2判定処理部64と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、シート搬送装置、画像形成装置、及び判定方法に関する。
シートに画像を形成するプリンターなどの画像形成装置が知られている。また、搬送されるシートが、裏面に画像が形成された裏紙である場合に、当該シートの裏面の画像に含まれる現像剤がインク及びトナーのいずれであるかを判定可能な前記画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2006-84675号公報
ところで、前記画像形成装置においてシートの搬送に用いられる搬送ローラーは、シートとの接触により摩耗する。前記搬送ローラーの摩耗が進行すると、前記搬送ローラーによるシートの搬送性能が低下する。これに対し、従来の前記画像形成装置では、前記搬送ローラーによるシートの搬送枚数が予め定められた枚数に到達した場合に、当該搬送ローラーの寿命が到来した旨が報知される。
ここで、前記画像形成装置によってシートに画像が形成されると、そのシートの摩擦係数が変化することがある。シートの摩擦係数が変化すると、そのシートの搬送に用いられる前記搬送ローラーに要求される搬送性能も変化する。しかしながら、従来の前記画像形成装置では、前記搬送ローラーの寿命が到来したか否かが判定される際に、搬送対象のシートが前記画像形成装置によって画像を形成されたシート、つまり裏紙であるか否かという事情は考慮されない。
本発明の目的は、搬送ローラーの寿命の到来を精度よく判定可能なシート搬送装置、画像形成装置、及び判定方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート搬送装置は、搬送ローラーと、第1判定処理部と、更新処理部と、第2判定処理部とを備える。前記搬送ローラーは、シートと接触して当該シートを搬送する。前記第1判定処理部は、前記搬送ローラーによって搬送される前記シートにおける画像の有無及び当該画像に含まれる現像剤の種類を判定する。前記更新処理部は、前記搬送ローラーによって前記シートが搬送されるごとに前記搬送ローラーの摩耗量に関連する特定値を更新する。前記第2判定処理部は、前記更新処理部によって更新される前記特定値が前記第1判定処理部による判定結果に対応する閾値を超えるか否かを判定する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記シート搬送装置と、画像形成部とを備える。前記画像形成部は、前記シート搬送装置によって搬送される前記シートに画像を形成する。
本発明の他の局面に係る判定方法は、シートと接触して当該シートを搬送する搬送ローラーを備えるシート搬送装置で実行され、第1判定ステップと、更新ステップと、第2判定ステップとを含む。前記第1判定ステップでは、前記搬送ローラーによって搬送される前記シートにおける画像の有無及び当該画像に含まれる現像剤の種類が判定される。前記更新ステップでは、前記搬送ローラーによって前記シートが搬送されるごとに前記搬送ローラーの摩耗量に関連する特定値が更新される。前記第2判定ステップでは、前記更新ステップによって更新される前記搬送ローラーの摩耗量が前記第1判定ステップによる判定結果に対応する閾値を超えるか否かが判定される。
本発明によれば、搬送ローラーの寿命の到来を精度よく判定可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成ユニットの構成を示す断面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のメディアセンサーの構成を示す側面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される寿命判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置100の構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の構成について説明する。
なお、説明の便宜上、画像形成装置100が使用可能な設置状態(図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向D1と定義する。また、図1に示される画像形成装置100の紙面左側の面を正面(前面)として前後方向D2を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置100の正面を基準として左右方向D3を定義する。
画像形成装置100は、画像データに基づいて画像を形成するプリント機能を有する画像処理装置である。具体的に、画像形成装置100は、前記プリント機能を含む複数の機能を有する複合機である。なお、本発明の画像形成装置は、前記プリント機能を有するプリンター、ファクス装置、又はコピー機であってもよい。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置100は、ADF(Auto Document Feeder)1、画像読取部2、画像形成部3、シート搬送部4、操作表示部5、記憶部6、及び制御部7を備える。
ADF1は、画像読取部2によって画像が読み取られる原稿を搬送する。ADF1は、原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備える。
画像読取部2は、原稿の画像を読み取るスキャン機能を実現する。画像読取部2は、原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備える。
画像形成部3は、前記プリント機能を実現する。具体的に、画像形成部3は、電子写真方式に従って、シート搬送部4から供給されるシートにカラー又はモノクロの画像を形成する。なお、画像形成部3は、インクジェット方式に従って、シート搬送部4から供給されるシートに画像を形成してもよい。
シート搬送部4は、画像形成部3によって画像が形成されるシートを搬送する。
操作表示部5は、画像形成装置100のユーザーインターフェイスである。操作表示部5は、表示部及び操作部を備える。前記表示部は、制御部7からの制御指示に応じて各種の情報を表示する。例えば、前記表示部は、液晶ディスプレーである。前記操作部は、ユーザーの操作に応じて制御部7に各種の情報を入力する。例えば、前記操作部は、タッチパネルである。
記憶部6は、不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶部6は、フラッシュメモリーである。なお、記憶部6は、SSD(Solid State Drive)、又はHDD(Hard Disk Drive)であってもよい。
制御部7は、画像形成装置100を統括的に制御する。図2に示されるように、制御部7は、CPU11、ROM12、及びRAM13を備える。CPU11は、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。ROM12は、CPU11に各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め格納される不揮発性の記憶装置である。RAM13は、CPU11が実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶装置である。CPU11は、ROM12に予め格納された各種の制御プログラムを実行することにより、画像形成装置100を統括的に制御する。
なお、制御部7は、画像形成装置100を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。また、制御部7は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
[画像形成部3の構成]
次に、図1~図3を参照しつつ、画像形成部3の構成について説明する。ここで、図3は画像形成ユニット24の構成を示す断面図である。
図1に示されるように、画像形成部3は、複数の画像形成ユニット21~24、光走査装置25、中間転写ベルト26、二次転写ローラー27、定着装置28、及び排紙トレイ29を備える。
画像形成ユニット21は、Y(イエロー)のトナーを用いて中間転写ベルト26にトナー像を形成する。画像形成ユニット22は、C(シアン)のトナーを用いて中間転写ベルト26にトナー像を形成する。画像形成ユニット23は、M(マゼンタ)のトナーを用いて中間転写ベルト26にトナー像を形成する。画像形成ユニット24は、K(ブラック)のトナーを用いて中間転写ベルト26にトナー像を形成する。図1に示されるように、画像形成ユニット21~24は、画像形成装置100の前後方向D2に沿って、画像形成装置100の前方側からイエロー、シアン、マゼンタ、及びブラックの順に併設される。
図3に示されるように、画像形成ユニット24は、感光体ドラム31、帯電ローラー32、現像装置33、一次転写ローラー34、及びドラム清掃部35を備える。また、画像形成ユニット21~23各々は、画像形成ユニット24と同様の構成を備える。また、画像形成ユニット21~24各々は、図1に示されるトナーコンテナ36を備える。
感光体ドラム31には、静電潜像が形成される。感光体ドラム31は、不図示のモーターから供給される回転駆動力を受けて、図3に示されるドラム回転方向D4に回転する。これにより、感光体ドラム31は、表面に形成される静電潜像を搬送する。
帯電ローラー32は、予め設定された帯電電圧の印加を受けて、感光体ドラム31の表面を帯電させる。帯電ローラー32によって帯電された感光体ドラム31の表面には、光走査装置25から射出される画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に静電潜像が形成される。
現像装置33は、感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像を現像する。現像装置33は、一対の撹拌部材、及び現像ローラーを備える。前記一対の撹拌部材は、現像装置33の内部に収容されたトナー及びキャリアを撹拌する。この撹拌により、トナーとキャリアとが摩擦帯電する。前記現像ローラーは、前記一対の撹拌部材によって撹拌されたトナーを汲み上げて、汲み上げたトナーを感光体ドラム31との間の対向領域に搬送する。また、前記現像ローラーは、予め設定された現像バイアス電圧の印加を受けて、前記対向領域に搬送されたトナーを感光体ドラム31へ供給する。これにより、感光体ドラム31における光走査装置25から射出された光が照射された露光領域に対して選択的にトナーが供給されて、感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像が現像される。なお、現像装置33には、トナーコンテナ36からトナーが供給される。
一次転写ローラー34は、予め設定された一次転写電流の供給を受けて、感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト26に転写する。
ドラム清掃部35は、一次転写ローラー34によるトナー像転写後の感光体ドラム31の表面に残存するトナーを除去する。
光走査装置25は、画像形成ユニット21~24各々の感光体ドラム31の表面へ向けて、画像データに基づく光を射出する。
中間転写ベルト26には、画像形成ユニット21~24各々の感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像が転写される。中間転写ベルト26は、駆動ローラー、張架ローラー、及び4つの一次転写ローラー34によって所定のテンションで張架される。中間転写ベルト26は、不図示のモーターから供給される回転駆動力を受けて前記駆動ローラーが回転することで、図1及び図3に示されるベルト回転方向D5に回転する。これにより、中間転写ベルト26は、転写されたトナー像を搬送する。
二次転写ローラー27は、予め設定された二次転写電流の供給を受けて、中間転写ベルト26の表面に転写されたトナー像をシート搬送部4によって搬送されるシートに転写する。
定着装置28は、二次転写ローラー27によってシートに転写されたトナー像を当該シートに定着させる。
排紙トレイ29には、定着装置28によってトナー像が定着されたシートが排出される。
[シート搬送部4の構成]
次に、図1、図2、及び図4を参照しつつ、シート搬送部4の構成について説明する。ここで、図4はメディアセンサー48の構成、及び給紙路45におけるメディアセンサー48の設置位置を通過するシートSH1を示す図である。
図1に示されるように、シート搬送部4は、給紙カセット41、ピックアップローラー42、給紙ローラー43、分離ローラー44、給紙路45、排紙路46、反転搬送路47、及びメディアセンサー48を備える。
給紙カセット41は、画像形成部3によって画像が形成されるシートを収容する。例えば、給紙カセット41には、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシートが収容される。給紙カセット41の底部には、リフト板41A(図1参照)が設けられている。リフト板41Aは、給紙カセット41に収容されたシート束をピックアップローラー42との接触位置まで持ち上げる。
ピックアップローラー42は、給紙カセット41の上側に設けられる。ピックアップローラー42は、リフト板41Aによって持ち上げられたシート束における最上層のシートと接触して、当該シートを給紙ローラー43へ搬送する。
給紙ローラー43は、ピックアップローラー42によって搬送されるシートの上面と接触して、当該シートを給紙路45へ搬送する。給紙ローラー43は、本発明の搬送ローラーの一例である。
分離ローラー44は、給紙ローラー43の下側に設けられる。分離ローラー44は、不図示の付勢部材によって給紙ローラー43へ向けて付勢されている。これにより、給紙ローラー43と分離ローラー44との間に、シートをつまむニップ部が形成される。分離ローラー44は、前記ニップ部に複数枚のシートが搬送される場合に、その複数枚のシートのうちの給紙ローラー43と接触するシートから他のシートを分離する。
給紙路45は、給紙カセット41から二次転写ローラー27によってトナー像が転写される二次転写位置へ至るシートの移動通路である。給紙路45では、シートが図1及び図4に示される第1搬送方向D6へ搬送される。
排紙路46は、前記二次転写位置から定着装置28を経由して排紙トレイ29へ至るシートの移動通路である。排紙路46では、シートが図1に示される第2搬送方向D7へ搬送される。排紙路46における第2搬送方向D7の下流側の端部には、排紙ローラー46A(図1参照)が設けられている。排紙ローラー46Aは、シートを排紙トレイ29へ排出する。
反転搬送路47は、画像形成部3によって画像が形成されたシートの反転、及び画像形成部3への反転されたシートの再搬送に用いられる。反転搬送路47は、排紙路46における定着装置28と排紙ローラー46Aとの間の分岐位置P1(図1参照)で排紙路46から分岐する。また、反転搬送路47は、給紙路45における前記二次転写位置よりも第1搬送方向D6の上流側の合流位置P2(図1参照)で給紙路45に合流する。反転搬送路47では、シートが図1に示される第3搬送方向D8へ搬送される。
図1に示されるように、排紙路46における分岐位置P1には、可動ガイド部材46Bが設けられている。可動ガイド部材46Bは、第2搬送方向D7へ搬送されるシートを排紙ローラー46Aへ案内する第1姿勢(図1参照)と、排紙ローラー46Aによって第2搬送方向D7とは逆方向へ搬送されるシートを反転搬送路47へ案内する第2姿勢との間で姿勢変化可能に設けられる。
画像形成装置100では、シートの両面に画像が形成される場合に、排紙ローラー46A、及び可動ガイド部材46Bが用いられて、片面に画像が形成されたシートが反転搬送路47へ送られる。具体的に、制御部7は、第2搬送方向D7へ搬送されるシートの後端が分岐位置P1を通過した後であって当該シートが排紙トレイ29へ排出される前に、排紙ローラー46Aを逆回転させる。これにより、シートが第2搬送方向D7とは逆方向へ搬送される。また、制御部7は、可動ガイド部材46Bを前記第1姿勢から前記第2姿勢へ姿勢変化させる。これにより、第2搬送方向D7とは逆方向へ搬送されるシートが反転搬送路47へ案内される。
メディアセンサー48は、シートに関する各種情報の検出に用いられる。図1に示されるように、メディアセンサー48は、給紙路45における合流位置P2よりも第1搬送方向D6の下流側であって、前記二次転写位置よりも第1搬送方向D6の上流側に設けられる。
メディアセンサー48は、図2に示される反射型光センサー51、透過型光センサー52、及び変位センサー53を備える。
反射型光センサー51は、図4に示される第1光射出部51A、正反射光受光部51B、及び拡散反射光受光部51Cを備える。
第1光射出部51Aは、給紙路45におけるメディアセンサー48の設置位置を通過するシートSH1の第1面へ向けて第1射出光L1(図4参照)を射出する。シートSH1の前記第1面は、前記二次転写位置でトナー像が転写される面である。なお、図4では、第1射出光L1が矢印付きの太線によって示されている。例えば、第1光射出部51Aは、予め定められた波長の光を発光する発光ダイオードなどの発光素子である。なお、第1光射出部51Aは、発光素子から射出される光をシートSH1の前記第1面へ導く導光部材を備えていてもよい。
正反射光受光部51Bは、第1光射出部51Aから射出されてシートSH1の前記第1面で反射された光のうちの正反射光L2(図4参照)の光量を検出する。なお、図4では、正反射光L2が矢印付きの実線によって示されている。例えば、正反射光受光部51Bは、正反射光L2を受光して、受光量に応じた電気信号を出力するフォトトランジスタなどの受光素子である。
拡散反射光受光部51Cは、第1光射出部51Aから射出されてシートSH1の前記第1面で反射された光のうちの拡散反射光L3(図4参照)の光量を検出する。なお、図4では、拡散反射光L3が矢印付きの破線によって示されている。例えば、拡散反射光受光部51Cは、拡散反射光L3を受光して、受光量に応じた電気信号を出力するフォトトランジスタなどの受光素子である。
透過型光センサー52は、図4に示される第2光射出部52A、及び透過光受光部52Bを備える。
第2光射出部52Aは、シートSH1の前記第1面へ向けて第2射出光L4(図4参照)を射出する。なお、図4では、第2射出光L4が矢印付きの太線によって示されている。例えば、第2光射出部52Aは、予め定められた波長の光を発光する発光ダイオードなどの発光素子である。なお、第2光射出部52Aは、発光素子から射出される光をシートSH1の前記第1面へ導く導光部材を備えていてもよい。
メディアセンサー48では、第1光射出部51Aが第2光射出部52Aとしても機能する。つまり、第1射出光L1及び第2射出光L4は、同一の光である。なお、第2光射出部52Aは、第1光射出部51Aとは別に設けられたものであってもよい。
透過光受光部52Bは、第2光射出部52Aから射出されてシートSH1を透過した透過光L5(図4参照)の光量を検出する。なお、図4では、透過光L5が矢印付きの点線によって示されている。例えば、透過光受光部52Bは、透過光L5を受光して、受光量に応じた電気信号を出力するフォトトランジスタなどの受光素子である。
変位センサー53は、図4に示されるレバー部材53Aを備える。また、変位センサー53は、不図示の変位量検出部を備える。
レバー部材53Aは、シートSH1との接触により予め定められた基準位置から変位可能に設けられる。なお、図4では、前記基準位置に設置されたレバー部材53Aが一点鎖線によって示されている。例えば、レバー部材53Aは、図4に示される揺動軸53Bを中心に揺動可能に設けられる。揺動軸53Bは、第1搬送方向D6(図4参照)と直交するシートSH1の幅方向(左右方向D3)に延在する軸である。レバー部材53Aは、シートSH1との接触により、前記基準位置から揺動軸53Bを中心とする揺動方向へ、シートSH1の厚さに応じた量だけ変位する。
前記変位量検出部は、レバー部材53Aの前記基準位置からの変位量を検出する。例えば、前記変位量検出部は、揺動軸53Bの回動に応じて電気抵抗が変化する可変抵抗器を含み、前記可変抵抗器の電気抵抗に応じた電気信号を出力する電気回路である。
ところで、給紙ローラー43は、シートとの接触により摩耗する。給紙ローラー43の摩耗が進行すると、給紙ローラー43によるシートの搬送性能が低下する。これに対し、従来の画像形成装置では、給紙ローラー43によるシートの搬送枚数が予め定められた枚数に到達した場合に、当該給紙ローラー43の寿命が到来した旨が報知される。
ここで、シートに画像が形成されると、そのシートの摩擦係数が変化することがある。シートの摩擦係数が変化すると、給紙ローラー43に要求される搬送性能も変化する。しかしながら、従来の画像形成装置では、給紙ローラー43の寿命が到来したか否かが判定される際に、搬送対象のシートが画像を形成されたシート、つまり裏紙であるか否かという事情は考慮されない。
これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、以下に説明するように、給紙ローラー43の寿命の到来を精度よく判定可能である。
[制御部7の構成]
次に、図2を参照しつつ、制御部7の構成について説明する。
図2に示されるように、制御部7は、第1判定処理部61、検出処理部62、更新処理部63、及び第2判定処理部64を含む。シート搬送部4、及び制御部7は、本発明のシート搬送装置の一例である。
具体的に、制御部7のROM12には、制御部7のCPU11を上述の各部として機能させるための寿命判定プログラムが予め格納されている。そして、制御部7のCPU11は、ROM12に格納された前記寿命判定プログラムを実行することにより、上述の各機能部として機能する。なお、制御部7に含まれる一部、又は全部の機能部は、電子回路で構成されていてもよい。また、前記寿命判定プログラムは、複数のプロセッサーを制御部7に含まれる各機能部として機能させるためのプログラムであってもよい。
検出処理部62は、給紙ローラー43によって搬送されるシートの面の粗さを検出する。
例えば、検出処理部62は、メディアセンサー48の反射型光センサー51を用いて、シートの面の粗さを検出する。
具体的に、シートの表面における算術平均高さと、拡散反射光L3の光量に対する正反射光L2の光量の割合との間には、正の相関関係がある。つまり、反射型光センサー51によって検出される正反射光L2の光量、及び拡散反射光L3の光量に基づいて、シートの面の粗さを示す算術平均高さを取得することが可能である。
例えば、検出処理部62は、予め記憶部6に格納される、拡散反射光L3の光量に対する正反射光L2の光量の割合と、シートの表面における算術平均高さとの対応関係を示す第1テーブルデータを用いて、シートの表面における算術平均高さを取得する。なお、検出処理部62は、拡散反射光L3の光量に対する正反射光L2の光量の割合と、シートの表面における算術平均高さとの関係を示す関係式を用いて、シートの表面における算術平均高さを算出してもよい。
なお、検出処理部62は。反射型光センサー51に替えて、シートの面の粗さを計測可能な公知の計測器を用いて、シートの面の粗さを検出してもよい。
第1判定処理部61は、給紙ローラー43によって搬送されるシートにおける画像の有無を判定する。つまり、第1判定処理部61は、給紙ローラー43によって搬送されるシートが裏紙であるか否かを判定する。
例えば、第1判定処理部61は、メディアセンサー48の透過型光センサー52を用いて、シートにおける画像の有無を判定する。
具体的に、シートに画像が存在する場合には、シートに画像が存在しない場合と比較して、透過型光センサー52の透過光受光部52Bにおいて検出される透過光L5の光量が低下する。そのため、透過光受光部52Bによって検出される透過光L5の光量と、シートに画像が存在しない場合の透過光L5の光量に対応する第1基準値との比較結果に基づいて、シートにおける画像の有無を判定可能である。
例えば、第1判定処理部61は、シートがメディアセンサー48の設置位置を通過する期間中に透過光受光部52Bによって検出される透過光L5の光量の最低値が前記第1基準値を下回る場合に、シートに画像が存在すると判定する。また、第1判定処理部61は、シートがメディアセンサー48の設置位置を通過する期間中に透過光受光部52Bによって検出される透過光L5の光量の最低値が前記第1基準値以上である場合に、シートに画像が存在しないと判定する。
ここで、シートの厚さが厚いほど、透過光L5の光量は低下する。そのため、画像形成装置100では、変位センサー53によって検出されるシートの厚さに基づいて、第2光射出部52Aの射出光量が調整される。具体的に、制御部7は、変位センサー53によって検出されるシートの厚さが厚いほど、第2光射出部52Aの射出光量を多くする。これにより、シートの厚さに関わらず、シートにおける画像の有無を判定可能である。なお、制御部7は、変位センサー53によって検出されるシートの厚さに基づいて、前記第1基準値を切り替えてもよい。
第1判定処理部61は、給紙ローラー43によって搬送されるシートに画像が存在すると判定した場合に、当該画像に含まれる現像剤の種類を判定する。
例えば、第1判定処理部61は、シートに画像が存在すると判定した場合に、当該画像に含まれる前記現像剤がトナー、及びインクのいずれであるかを判定する。
例えば、第1判定処理部61は、検出処理部62によって検出されるシートの面の粗さに基づいて、シートに存在する画像に含まれる前記現像剤がトナー、及びインクのいずれであるかを判定する。
具体的に、シートが、裏面にトナー画像が形成された裏紙である場合には、当該シートへのトナー画像形成時に当該シートに対して実行された定着工程により、当該シートの面が平滑化されている。そのため、シートの面の粗さに基づいて、シートに存在する画像に含まれる前記現像剤がトナーか否かを判定可能である。また、裏紙として用いられる画像形成済みシートの多くは、電子写真方式、又はインクジェット方式によって画像が形成されたシートである。そのため、シートに存在する画像に含まれる前記現像剤がトナーではないと判定された場合に、当該現像剤がインクであると判定可能である。
例えば、第1判定処理部61は、検出処理部62によって取得されるシートの表面における算術平均高さが予め定められた第2基準値以下である場合に、シートに存在する画像に含まれる前記現像剤がトナーであると判定する。また、第1判定処理部61は、検出処理部62によって取得されるシートの表面における算術平均高さが前記第2基準値を超える場合に、シートに存在する画像に含まれる前記現像剤がインクであると判定する。例えば、前記第2基準値は、画像形成装置100によって裏面にトナー画像が形成された裏紙の表面における算術平均高さの測定結果に基づいて定められる。
なお、第1判定処理部61は、反射型光センサー51に替えて、シートの裏面との間の距離を検出可能な距離センサーを用いて、シートにおける画像の有無、及び当該画像に含まれる現像剤の種類を判定してもよい。つまり、第1判定処理部61は、シートの裏面との間の距離が変動する場合に、当該裏面に前記現像剤が存在すると判定してもよい。また、第1判定処理部61は、シートの裏面と当該裏面に存在する前記現像剤との高低差に基づいて、前記現像剤の種類を判定してもよい。
更新処理部63は、給紙ローラー43によってシートが搬送されるごとに、給紙ローラー43の摩耗量に関連する特定値を更新する。
例えば、前記特定値は、シートが搬送されるごとに算出される摩耗値の累積値である。
例えば、前記摩耗値は、検出処理部62による検出結果に基づいて取得される。つまり、更新処理部63は、給紙ローラー43によってシートが搬送されるごとに、検出処理部62による検出結果に基づいて前記特定値を更新する。
例えば、更新処理部63は、予め記憶部6に格納される、シートの表面における算術平均高さと、前記摩耗値との対応関係を示す第2テーブルデータを用いて、前記摩耗値を取得する。ここで、前記第2テーブルデータでは、シートの表面における算術平均高さが高くなるほど、その算術平均高さに対応する前記摩耗値が大きくなるように、シートの表面における算術平均高さと、前記摩耗値との対応関係が定められている。なお、更新処理部63は、シートの表面における算術平均高さと、前記摩耗値との関係を示す関係式を用いて、前記摩耗値を算出してもよい。
なお、前記摩耗値は、シートの種類に基づいて特定される値であってもよい。この場合、更新処理部63は、メディアセンサー48によって検出される各種情報に基づいてシートの種類を特定し、特定されたシートの種類に基づいて前記摩耗値を取得すればよい。
また、前記特定値は、給紙ローラー43によるシートの搬送枚数であってもよい。この場合、更新処理部63は、シートが搬送されるごとに前記特定値をカウントアップすればよい。
第2判定処理部64は、更新処理部63によって更新される前記特定値が、第1判定処理部61による判定結果に対応する閾値を超えるか否かを判定する。
ここで、前記閾値は、第1判定処理部61によってシートにトナーを含む画像が存在すると判定された場合に対応する第1閾値、及び第1判定処理部61によってシートに画像が存在しないと判定された場合に対応する第2閾値を含む。前記第2閾値は、前記第1閾値よりも高い。これは、裏面にトナー画像が形成されたシートは、トナーに含まれるワックス成分により、摩擦係数が低下しているためである。
例えば、第2判定処理部64は、第1判定処理部61によってシートにトナーを含む画像が存在すると判定された場合に、更新処理部63によって更新される前記特定値が前記第1閾値を超えるか否かを判定する。
また、第2判定処理部64は、第1判定処理部61によってシートにインクを含む画像が存在すると判定された場合に、更新処理部63によって更新される前記特定値が前記第2閾値を超えるか否かを判定する。
また、第2判定処理部64は、第1判定処理部61によってシートに画像が存在しないと判定された場合に、更新処理部63によって更新される前記特定値が前記第2閾値を超えるか否かを判定する。
なお、前記閾値は、第1判定処理部61によってシートにインクを含む画像が存在すると判定された場合に対応する第3閾値を含んでいてもよい。前記第3閾値は、インクに含まれる成分によるシートの摩擦係数への影響に基づいて設定されればよい。
[寿命判定処理]
以下、図5を参照しつつ、画像形成装置100において制御部7により実行される寿命判定処理の一例とともに、本発明の判定方法について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部7により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。例えば、前記寿命判定処理は、シートに画像を形成する画像形成処理が実行される場合において、給紙カセット41からシートが搬送されるごとに実行される。以下、給紙カセット41から搬送されたシートを、「対象シート」と呼称することがある。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部7は、前記対象シートの面の粗さを検出する。ここで、ステップS11の処理は、制御部7の検出処理部62により実行される。
具体的に、制御部7は、前記対象シートがメディアセンサー48の設置位置を通過する期間中に、第1光射出部51Aに第1射出光L1を射出させて、反射型光センサー51に正反射光L2の光量及び拡散反射光L3の光量を検出させる。また、制御部7は、反射型光センサー51による検出結果に基づいて、拡散反射光L3の光量に対する正反射光L2の光量の割合を取得する。そして、制御部7は、前記第1テーブルデータにおいて、取得された割合に対応付けられている算術平均高さを、前記対象シートの面の粗さを示す値として取得する。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部7は、前記対象シートにおける画像の有無を判定する。ここで、ステップS12の処理は、制御部7の第1判定処理部61により実行される。
具体的に、制御部7は、前記対象シートがメディアセンサー48の設置位置を通過する期間中に、第2光射出部52Aに第2射出光L4を射出させて、透過型光センサー52に透過光L5の光量を検出させる。そして、制御部7は、検出された透過光L5の光量の最低値が前記第1基準値を下回る場合に、シートに画像が存在すると判定する。また、制御部7は、検出された透過光L5の光量の最低値が前記第1基準値以上である場合に、シートに画像が存在しないと判定する。なお、第2光射出部52Aの射出光量は、変位センサー53によって検出される前記対象シートの厚さに基づいて調整される。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部7は、ステップS12の処理による判定結果に応じて処理を分岐させる。具体的に、制御部7は、前記対象シートに画像が存在すると判定された場合は(S13のYes側)、処理をステップS14に移行させる。また、制御部7は、前記対象シートに画像が存在しないと判定された場合は(S13のNo側)、処理をステップS15に移行させる。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部7は、前記対象シートの画像に含まれる前記現像剤の種類を判定する。ここで、ステップS14の処理は、制御部7の第1判定処理部61により実行される。ステップS12、及びステップS14の処理は、本発明における第1判定ステップの一例である。
具体的に、制御部7は、ステップS11の処理によって取得された算術平均高さが前記第2基準値以下である場合に、前記対象シートの画像に含まれる前記現像剤がトナーであると判定する。また、制御部7は、ステップS11の処理によって取得された算術平均高さが前記第2基準値を超える場合に、前記対象シートの画像に含まれる前記現像剤がインクであると判定する。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部7は、前記特定値を更新する。ここで、ステップS15の処理は、制御部7の更新処理部63により実行される。ステップS15の処理は、本発明における更新ステップの一例である。
具体的に、制御部7は、前記第2テーブルデータにおいて、ステップS11の処理によって取得された算術平均高さに対応付けられている前記摩耗値を取得する。そして、制御部7は、取得された前記摩耗値を前記特定値に加算することにより、前記特定値を更新する。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部7は、ステップS12及びステップS14の処理の結果に基づいて、前記閾値を設定する。ここで、ステップS16の処理は、制御部7の第2判定処理部64により実行される。
具体的に、制御部7は、ステップS14の処理によって前記対象シートの画像に含まれる前記現像剤がトナーであると判定された場合に、前記第1閾値を前記閾値として設定する。また、制御部7は、ステップS14の処理によって前記対象シートの画像に含まれる前記現像剤がインクであると判定された場合に、前記第2閾値を前記閾値として設定する。また、制御部7は、ステップS12の処理によって前記対象シートに画像が存在しないと判定された場合に、前記第2閾値を前記閾値として設定する。
<ステップS17>
ステップS17において、制御部7は、ステップS15の処理によって更新された前記特定値が、ステップS16の処理によって設定された前記閾値を超えるか否かを判定する。ここで、ステップS17の処理は、制御部7の第2判定処理部64により実行される。ステップS17の処理は、本発明における第2判定ステップの一例である。
ここで、制御部7は、前記特定値が前記閾値を超えると判定すると(S17のYes側)、処理をステップS18に移行させる。また、前記特定値が前記閾値を超えていなければ(S17のNo側)、制御部7は、処理をステップS21に移行させる。
<ステップS18>
ステップS18において、制御部7は、前記画像形成処理を中止させる。
<ステップS19>
ステップS19において、制御部7は、給紙ローラー43の寿命が到来した旨を報知する。
具体的に、制御部7は、給紙ローラー43の寿命が到来した旨を示すメッセージを操作表示部5に表示させる。また、制御部7は、給紙ローラー43の寿命が到来した旨を示すメッセージを、画像形成装置100と通信可能に接続された外部の情報処理装置の表示部に表示させてもよい。
なお、制御部7は、ステップS18、及びステップS19のいずれかの処理を省略してもよい。
<ステップS21>
ステップS21において、制御部7は、前記対象シートの種類を特定する。
具体的に、制御部7は、メディアセンサー48によって検出される各種情報に基づいて、前記対象シートの種類を特定する。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部7は、ステップS21の処理によって特定された前記対象シートの種類に基づいて、前記画像形成処理の実行条件を設定する。
具体的に、制御部7は、特定された前記対象シートの種類に基づいて、定着装置28によるトナー像の定着温度を設定する。また、制御部7は、特定された前記対象シートの種類に基づいて、前記対象シートの搬送速度を設定してもよい。
このように、画像形成装置100では、シートにおける画像の有無、及び当該画像に含まれる前記現像剤の種類に基づいて、給紙ローラー43の寿命が到来したか否かの判定に用いられる前記閾値が切り替えられる。これにより、裏面にトナー画像が形成されているか否かによって異なるシートの摩擦係数を考慮して、給紙ローラー43の寿命が到来したか否かを判定可能である。従って、給紙ローラー43の寿命の到来を精度よく判定可能である。
また、画像形成装置100では、検出処理部62による検出結果に基づいて取得される前記摩耗値の累積値に基づいて、給紙ローラー43の寿命が到来したか否かが判定される。これにより、給紙ローラー43によるシートの搬送枚数に基づいて給紙ローラー43の寿命が到来したか否かが判定される構成と比較して、給紙ローラー43の寿命の到来を精度よく判定可能である。
なお、本発明の搬送ローラーは、給紙ローラー43でなくてもよい。例えば、本発明の搬送ローラーは、給紙路45、排紙路46、又は反転搬送路47に設けられる、シートの搬送に用いられるローラー部材であってもよい。
また、本発明の現像剤は、トナー、及びインクに限られなくてよい。
また、本発明は、ADF1に適用されてもよい。つまり、本発明の搬送ローラーは、読取対象の原稿の搬送に用いられるローラー部材であってもよい。
[発明の付記]
以下、上述の実施形態から抽出される発明の概要について付記する。なお、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることが可能である。
<付記1>
シートと接触して当該シートを搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーによって搬送される前記シートにおける画像の有無及び当該画像に含まれる現像剤の種類を判定する第1判定処理部と、前記搬送ローラーによって前記シートが搬送されるごとに前記搬送ローラーの摩耗量に関連する特定値を更新する更新処理部と、前記更新処理部によって更新される前記特定値が前記第1判定処理部による判定結果に対応する閾値を超えるか否かを判定する第2判定処理部と、を備えるシート搬送装置。
<付記2>
前記搬送ローラーによって搬送される前記シートの面の粗さを検出する検出処理部を備え、前記更新処理部は、前記搬送ローラーによって前記シートが搬送されるごとに前記検出処理部による検出結果に基づいて前記特定値を更新する、付記1に記載のシート搬送装置。
<付記3>
前記第1判定処理部は、前記現像剤がトナー及びインクのいずれであるかを判定し、前記閾値は、前記第1判定処理部によって前記シートにトナーを含む画像が存在すると判定された場合に対応する第1閾値、及び前記第1判定処理部によって前記シートに画像が存在しないと判定された場合に対応しており前記第1閾値よりも高い第2閾値を含む、付記1又は2に記載のシート搬送装置。
<付記4>
付記1~3のいずれかに記載のシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送される前記シートに画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
<付記5>
シートと接触して当該シートを搬送する搬送ローラーを備えるシート搬送装置で実行される判定方法であって、前記搬送ローラーによって搬送される前記シートにおける画像の有無及び当該画像に含まれる現像剤の種類を判定する第1判定ステップと、前記搬送ローラーによって前記シートが搬送されるごとに前記搬送ローラーの摩耗量に関連する特定値を更新する更新ステップと、前記更新ステップによって更新される前記搬送ローラーの摩耗量が前記第1判定ステップによる判定結果に対応する閾値を超えるか否かを判定する第2判定ステップと、を含む判定方法。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 シート搬送部
5 操作表示部
6 記憶部
7 制御部
41 給紙カセット
42 ピックアップローラー
43 給紙ローラー
44 分離ローラー
45 給紙路
46 排紙路
47 反転搬送路
48 メディアセンサー
51 反射型光センサー
52 透過型光センサー
53 変位センサー
61 第1判定処理部
62 検出処理部
63 更新処理部
64 第2判定処理部
100 画像形成装置

Claims (5)

  1. シートと接触して当該シートを搬送する搬送ローラーと、
    前記搬送ローラーによって搬送される前記シートにおける画像の有無及び当該画像に含まれる現像剤の種類を判定する第1判定処理部と、
    前記搬送ローラーによって前記シートが搬送されるごとに前記搬送ローラーの摩耗量に関連する特定値を更新する更新処理部と、
    前記更新処理部によって更新される前記特定値が前記第1判定処理部による判定結果に対応する閾値を超えるか否かを判定する第2判定処理部と、
    を備えるシート搬送装置。
  2. 前記搬送ローラーによって搬送される前記シートの面の粗さを検出する検出処理部を備え、
    前記更新処理部は、前記搬送ローラーによって前記シートが搬送されるごとに前記検出処理部による検出結果に基づいて前記特定値を更新する、
    請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記第1判定処理部は、前記現像剤がトナー及びインクのいずれであるかを判定し、
    前記閾値は、前記第1判定処理部によって前記シートにトナーを含む画像が存在すると判定された場合に対応する第1閾値、及び前記第1判定処理部によって前記シートに画像が存在しないと判定された場合に対応しており前記第1閾値よりも高い第2閾値を含む、
    請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送される前記シートに画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
  5. シートと接触して当該シートを搬送する搬送ローラーを備えるシート搬送装置で実行される判定方法であって、
    前記搬送ローラーによって搬送される前記シートにおける画像の有無及び当該画像に含まれる現像剤の種類を判定する第1判定ステップと、
    前記搬送ローラーによって前記シートが搬送されるごとに前記搬送ローラーの摩耗量に関連する特定値を更新する更新ステップと、
    前記更新ステップによって更新される前記搬送ローラーの摩耗量が前記第1判定ステップによる判定結果に対応する閾値を超えるか否かを判定する第2判定ステップと、
    を含む判定方法。
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