JP2024072411A - 研磨方法、基板の製造方法、および研磨装置 - Google Patents

研磨方法、基板の製造方法、および研磨装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2024072411000001
【課題】研磨時における基板の表面へのパーティクルの付着および基板の表面の損傷を防ぐ研磨方法、基板の製造方法及び研磨装置を提供する。
【解決手段】保護膜形成部での研磨方法は、基板の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程と、保護膜形成工程の後で、保護膜のうち基板の周縁部上に位置する部分を除去する予備除去工程と、研磨工程と、研磨工程の後で、保護膜を除去する保護膜除去工程と、を含む。研磨工程では、保護膜のうち基板の周縁部上に位置する部分は除去されているため、保護膜の研磨は行われず、基板の周縁部の研磨のみが行われ、保護膜の研磨屑が発生することを防止でき、保護膜の研磨屑により研磨テープが目詰まりしてしまうなどの不具合の発生を防止することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、研磨方法、基板の製造方法、および研磨装置に関する。
従来から、シリコンウェハ等の基板の周縁部を研磨するベベル研磨装置が知られている。ベベル研磨装置は、基板に研磨液を供給しながら、基板の周縁部に研磨具を押し当てることで、基板の周縁部を研磨する(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014-124731号公報
研磨時に発生する研磨屑などのパーティクルが、基板の表面に付着する可能性がある。また、装置の誤作動などにより研磨具が基板の表面に接触して、基板の表面が傷つく可能性がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、研磨時における基板の表面へのパーティクルの付着および基板の表面の損傷を防ぐことが可能な研磨方法、基板の製造方法、および研磨装置を提供することを目的とする。
(1):本発明の一態様に係る研磨方法は、基板の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程と、前記保護膜形成工程の後で、前記基板の周縁部を研磨する研磨工程と、前記研磨工程の後で、前記保護膜を除去する保護膜除去工程と、を含む。
(2):(1)に係る研磨方法において、前記研磨工程の前に、前記保護膜のうち前記周縁部上に位置する部分を除去する予備除去工程を行ってもよい。
(3):(1)に係る研磨方法において、前記研磨工程において、前記保護膜のうち前記周縁部上に位置する部分を、前記周縁部とともに研磨してもよい。
(4):(1)~(3)のいずれか一つに係る研磨方法において、前記保護膜形成工程は、前記基板の表面に、前記保護膜となる保護膜液を塗布する塗布工程を含んでいてもよい。
(5):(4)に係る研磨方法において、前記保護膜形成工程は、前記塗布工程の後で、前記保護膜液を乾燥させる乾燥工程をさらに含んでいてもよい。
(6):(4)に係る研磨方法において、前記保護膜形成工程は、前記塗布工程の後で、前記保護膜液を加熱する加熱工程をさらに含んでいてもよい。
(7):(4)に係る研磨方法において、前記保護膜形成工程は、前記塗布工程の後で、前記保護膜液を冷却する冷却工程をさらに含んでいてもよい。
(8):(4)に係る研磨方法において、前記保護膜形成工程は、前記塗布工程の後で、前記保護膜液に紫外線を照射する紫外線照射工程をさらに含んでいてもよい。
(9):(1)~(3)のいずれか一つに係る研磨方法において、前記保護膜形成工程は、前記基板の表面に前記保護膜を貼り付ける貼付工程を含んでいてもよい。
(10):(1)~(9)のいずれか一つに係る研磨方法において、前記保護膜除去工程では、前記保護膜に剥離液を供給することで、前記保護膜を除去してもよい。
(11):(1)~(9)のいずれか一つに係る研磨方法において、前記保護膜除去工程では、前記保護膜を加熱することで、前記保護膜を除去してもよい。
(12):(1)~(9)のいずれか一つに係る研磨方法において、前記保護膜除去工程では、前記保護膜を、吸着力または粘着力を用いて前記基板の表面から剥がすことで、前記保護膜を除去してもよい。
(13):(1)~(9)のいずれか一つに係る研磨方法において、前記保護膜除去工程では、前記保護膜を前記基板の表面から擦り落とすことで、前記保護膜を除去してもよい。
(14):(1)~(9)のいずれか一つに係る研磨方法において、前記保護膜除去工程では、前記保護膜に高圧流体を噴射することで、前記保護膜を除去してもよい。
(15):(1)~(14)のいずれか一つに係る研磨方法において、前記保護膜形成工程、前記研磨工程、および前記保護膜除去工程は、同一の筐体内で行われてもよい。
(16):本発明の一態様に係る基板の製造方法は、上記研磨方法を用いる。
(17):本発明の一態様に係る研磨装置は、ステージを有し、前記ステージ上に載置された基板の表面に保護膜を形成する保護膜形成部と、前記基板の周縁部を研磨する研磨部と、前記保護膜を除去する保護膜除去部と、前記保護膜形成部、前記研磨部、および前記保護膜除去部を収容する筐体と、を備える。
(18):(17)に係る研磨装置において、前記基板を洗浄する洗浄部と、前記保護膜形成部と前記研磨部との間、前記研磨部と前記保護膜除去部との間、および前記保護膜除去部と前記洗浄部との間で、前記基板を搬送する1つ以上の搬送機構と、をさらに備えていてもよい。
(19):(17)に係る研磨装置において、前記基板を洗浄する洗浄部、をさらに備え、前記保護膜除去部および前記洗浄部は、同一のエリアに位置する前記基板に対して処理を行うように構成され、前記研磨装置は、前記保護膜形成部と前記研磨部との間、および前記研磨部と前記エリアとの間で、前記基板を移動させる1つ以上の移動機構、をさらに備えていてもよい。
上記本発明の一態様によれば、研磨時における基板の表面へのパーティクルの付着および基板の表面の損傷を防ぐことができる。
第1実施形態に係る研磨装置の全体構成を示す平面図である。 基板の周縁部を示す拡大断面図である。 第1実施形態に係る保護膜形成部を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る研磨部を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る保護膜除去部を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る研磨方法のフローチャートである。 第1実施形態に係る研磨方法を説明する図である。 第2実施形態に係る保護膜形成部を模式的に示す図である。 第2実施形態に係る研磨方法のフローチャートである。 第2実施形態に係る研磨方法を説明する図である。 第3実施形態に係る研磨装置の全体構成を示す平面図である。 第4実施形態に係る研磨装置の全体構成を示す平面図である。 第1実施形態の第1変形例に係る保護膜形成部を模式的に示す図である。 第1実施形態の第2変形例に係る保護膜形成部を模式的に示す図である。 第1実施形態の第3変形例に係る保護膜形成部を模式的に示す図である。 第1実施形態の第4変形例に係る保護膜形成部を模式的に示す図である。 第1実施形態の第1変形例に係る保護膜除去部を模式的に示す図である。 第1実施形態の第2変形例に係る保護膜除去部を模式的に示す図である。 第1実施形態の第3変形例に係る保護膜除去部を模式的に示す図である。 第1実施形態の第4変形例に係る保護膜除去部を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る研磨装置1の全体構成を示す平面図である。研磨装置1は、シリコンウェハ等の基板W(ワーク)の周縁部Cを研磨するベベル研磨装置である。
まず、処理対象である基板Wについて説明する。基板Wとしては、半導体ウェハ、ガラス基板(液晶表示装置用、プラズマディスプレイ用)、光ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、磁気ディスク用基、プリント配線基板、メモリー回路用基板、ロジック回路用基板およびイメージセンサ用基板(例えばCMOSセンサー用基板)などの各種デバイスが含まれる。また、形状としては円形状に限らず、例えば矩形状のものでもよい。また、円形の場合の半導体ウェハの大きさとしては、例えば、直径100mm、150mm、200mm、300mmおよび450mmのウェハが含まれる。
図2は、基板Wの周縁部Cを示す拡大断面図である。基板Wの一方の面(図2に示される基板Wの上側の面)を、基板Wの表面という。基板Wの表面におけるデバイス形成領域Dには、デバイスが形成される。デバイス形成領域Dは、平面視において基板Wの中央部に設けられる。基板Wの他方の面(図2に示される基板Wの下側の面)を、基板Wの裏面という。
周縁部Cは、トップエッジ部E1と、ボトムエッジ部E2と、ベベル部Bと、を有する。トップエッジ部E1は、基板Wの表面における、デバイス形成領域Dよりも外側に位置する部分である。すなわち、トップエッジ部E1は、基板Wの表面における外縁部である。ボトムエッジ部E2は、基板Wの裏面における、平面視においてトップエッジ部E1と重なる部分である。すなわち、ボトムエッジ部E2は、基板Wの裏面における外縁部である。ベベル部Bは、トップエッジ部E1およびボトムエッジ部E2よりも外側に位置する部分である。ベベル部Bは、トップエッジ部E1の外縁およびボトムエッジ部E2の外縁から外側に向かうに従い互いに近づくように傾斜する一対の傾斜部と、一対の傾斜部の外縁を接続する側面部とを有する。ベベル部Bの側面部は、基板Wの最外縁を構成する。なお、ベベル部Bは、曲線状に形成されていてもよい。
図1に戻り、研磨装置1は、筐体2と、ロード/アンロード部10と、保護膜形成部20と、研磨部30と、保護膜除去部40と、洗浄部50と、乾燥部60と、第1搬送ロボット71(搬送機構)と、複数の第2搬送ロボット72(搬送機構)と、第3搬送ロボット73(搬送機構)と、第1仮置台75と、第2仮置台76と、制御部80(制御盤)と、を備える。
筐体2は、矩形箱状である。筐体2は、平面視で略長方形に形成されている。筐体2には、保護膜形成部20、研磨部30、保護膜除去部40、洗浄部50、および乾燥部60が収容されている。本実施形態では、筐体2内において、保護膜形成部20、研磨部30、保護膜除去部40、および洗浄部50は、筐体2の長手方向に沿って配置される。しかしながら、保護膜形成部20、研磨部30、保護膜除去部40、洗浄部50、および乾燥部60の配置はこれに限られない。
ロード/アンロード部10は、筐体2の長手方向における一端部に設けられる。ロード/アンロード部10は、基板Wを収容する複数のフロントロード部11を備える。複数のフロントロード部11は、筐体2の幅方向に配列されている。フロントロード部11には、例えば、オープンカセット、SMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッド、またはFOUP(Front Opening Unified Pod)が搭載される。SMIF、FOUPは、内部に基板Wのカセットを収納し、隔壁で覆った密閉容器であり、外部空間とは独立した環境を保つことができる。
第1搬送ロボット71は、ロード/アンロード部10に配置される。第1搬送ロボット71は、フロントロード部11の配列方向に沿って移動可能である。第1搬送ロボット71は、フロントロード部11から基板Wを出し入れする。第1搬送ロボット71は、フロントロード部11から処理前の基板Wを取り出して、第1仮置台75に仮置きする。第1搬送ロボット71は、処理後の基板Wを乾燥部60から取り出してフロントロード部11に収納する。第1搬送ロボット71は、上下に2つのハンドを備えており、基板Wの処理前、処理後でハンドを使い分けている。例えば、フロントロード部11に処理後の基板Wを戻すときは上側のハンドを使用し、フロントロード部11から処理前の基板Wを取り出すときは下側のハンドを使用する。
複数の第2搬送ロボット72は、保護膜形成部20と、研磨部30と、保護膜除去部40と、洗浄部50と、第1仮置台75と、第2仮置台76との間で基板Wを搬送する。例えば、第2搬送ロボット72は、第1仮置台75に仮置きされた処理前の基板Wを保護膜形成部20に搬送する。複数の第2搬送ロボット72は、保護膜形成部20と研磨部30との間、研磨部30と保護膜除去部40との間、および保護膜除去部40と洗浄部50との間で、基板Wを搬送する。第2搬送ロボット72は、洗浄部50における洗浄後の基板Wを第2仮置台76に仮置きする。第3搬送ロボット73は、第2仮置台76に仮置きされた洗浄後の基板Wを乾燥部60に搬送する。
制御部80は、ロード/アンロード部10、保護膜形成部20、研磨部30、保護膜除去部40、洗浄部50、乾燥部60、および第1~第3搬送ロボット71~73の動作を統括的に制御する。
制御部80の各機能部のうちの一部又は全部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、不揮発性の記録媒体(非一時的な記録媒体)を有する記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより、ソフトウェアとして実現される。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置などの非一時的な記録媒体である。
図3は、保護膜形成部20を模式的に示す図である。保護膜形成部20は、第1回転ステージ21と、塗布ノズル22(保護膜液供給部)と、ガス供給部23と、を有する。
保護膜形成部20は、基板Wの表面に保護膜Pを形成する。保護膜Pとしては、例えば、アルカリ可溶性樹脂、または有機溶剤可溶性樹脂などが用いられる。アルカリ可溶性樹脂は、例えば、アクリルやスチレンを含む。保護膜Pとして、金属や、二酸化ケイ素(SiO)などが用いられてもよい。保護膜Pの材質はこれに限られず、上記以外の材質を採用してもよい。
第1回転ステージ21には、基板Wが載置される。第1回転ステージ21は、例えば基板Wの裏面を吸着することで、基板Wを保持する。第1回転ステージ21は、不図示のモータにより回転される。第1回転ステージ21の回転に伴い、第1回転ステージ21に載置される基板Wも回転する。
塗布ノズル22は、第1回転ステージ21の上方に配置される。塗布ノズル22は、第1回転ステージ21上に載置された基板Wの表面に保護膜液を供給する。塗布ノズル22は、基板Wの中央部に保護膜液を供給する。基板Wの回転による遠心力により、保護膜液は基板Wの表面上に拡散される。すなわち、スピンコート法により基板Wの表面の全体に保護膜液が塗布される。
ガス供給部23は、第1回転ステージ21の上方に配置される。ガス供給部23からは、圧縮ガスが噴射される。ガス供給部23は、基板Wの表面に塗布された保護膜液に圧縮ガスを供給することで、保護膜液を乾燥させる。これにより、保護膜Pが形成される。
保護膜Pが形成された基板Wは、第2搬送ロボット72により、保護膜形成部20から研磨部30へ搬送される。
図4は、研磨部30を模式的に示す図である。研磨部30は、第2回転ステージ31と、研磨液供給部32と、研磨テープ33と、研磨ヘッド34と、を備える。研磨部30は、基板Wの周縁部Cを研磨する。なお、第2回転ステージ31の構成は、第1回転ステージ21と同様であるので、ここでは記載を省略する。
研磨液供給部32は、第2回転ステージ31の上方に配置される。研磨液供給部32は、基板Wに研磨液を供給し、基板Wを研磨液によってコーティングする。研磨液は、例えば純水である。
研磨ヘッド34は、第2回転ステージ31の側方に配置される。研磨ヘッド34は、不図示の移動機構により、基板Wに対して移動可能である。また、研磨ヘッド34は、不図示の傾斜機構により、基板Wの表面に対して傾斜可能である。
研磨ヘッド34は、押圧部34aと、テープ送り部34bと、を有する。テープ送り部34bは、研磨テープ33を所定の方向に送る。押圧部34aは、研磨テープ33を基板Wの周縁部Cに押し付ける。これにより、基板Wの周縁部Cが研磨される。
研磨された基板Wは、第2搬送ロボット72により、研磨部30から保護膜除去部40へ搬送される。
図5は、保護膜除去部40を模式的に示す図である。保護膜除去部40は、第3回転ステージ41と、剥離液供給部42と、を有する。保護膜除去部40は、基板Wの表面に形成される保護膜Pを除去する。なお、第3回転ステージ41の構成は、第1回転ステージ21と同様であるので、ここでは記載を省略する。
剥離液供給部42は、第3回転ステージ41の上方に配置される。剥離液供給部42は、基板Wの表面に剥離液を供給する。例えば保護膜Pとしてアルカリ可溶性樹脂が用いられる場合、剥離液としては、アルカリ性薬液が用いられる。アルカリ性薬液は、例えば、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)を含む。例えば保護膜Pとして有機溶剤可溶性樹脂が用いられる場合、剥離液としては、有機溶剤が用いられる。例えば保護膜Pとして金属や、二酸化ケイ素(SiO)が用いられる場合、剥離液としては、酸性薬液が用いられる。剥離液の材質は、保護膜Pの具体的な材質によって適宜変更してもよい。例えば、剥離液として、オゾン水、または超音波水などが用いられてもよい。剥離液によって、保護膜Pが溶解され、基板Wの表面に形成される保護膜Pが除去される。
保護膜Pが除去された基板Wは、第2搬送ロボット72により、保護膜除去部40から洗浄部50へ搬送される。
洗浄部50は、例えば洗浄液を基板Wに供給することで、基板Wを洗浄する。洗浄後の基板Wは、第2搬送ロボット72および第3搬送ロボット73により、洗浄部50から乾燥部60へ搬送される。
乾燥部60は、例えばロタゴニ乾燥(IPA(Iso-Propyl Alcohol)乾燥)を行うことで、基板Wを乾燥させる。乾燥後の基板Wは、第1搬送ロボット71により、フロントロード部11に収納される。
次に、研磨装置1を用いた研磨方法について説明する。研磨方法は、基板Wの製造方法の一部である。
図6は、本実施形態に係る研磨方法のフローチャートである。本実施形態に係る研磨方法は、保護膜形成工程S1と、研磨工程S2と、保護膜除去工程S3と、洗浄工程S4と、基板乾燥工程S5と、を含む。なお、保護膜形成工程S1と、研磨工程S2と、保護膜除去工程S3と、洗浄工程S4と、基板乾燥工程S5とは、同一の筐体2内で行われる。
保護膜形成工程S1は、保護膜形成部20において行われる。図7(a)に示されるように、保護膜形成工程S1では、基板Wの表面に保護膜Pを形成する。保護膜形成工程S1は、塗布工程と、保護膜乾燥工程と、を有する。
塗布工程では、第1回転ステージ21に基板Wを載置し、回転ステージを回転させることで、基板Wを回転させる。基板Wを回転させた状態で、塗布ノズル22から、基板Wの表面における中央部に、保護膜液を供給する。基板Wの回転による遠心力により、保護膜液は基板Wの表面上に拡散され、基板Wの表面の全体に保護膜液が塗布される。
保護膜乾燥工程は、塗布工程の後に行われる。保護膜乾燥工程では、ガス供給部23から、基板Wの表面に塗布された保護膜液に圧縮ガスを供給することで、保護膜液を乾燥させる。これにより、基板Wの表面に保護膜Pが形成される。
研磨工程S2は、保護膜形成工程S1の後に行われる。研磨工程S2は、研磨部30において行われる。図7(b)に示されるように、研磨工程S2では、基板Wの周縁部Cを研磨する。具体的には、第2回転ステージ31に基板Wを載置し、第2回転ステージ31を回転させることで、基板Wを回転させる。基板Wを回転させた状態で、研磨液供給部32から、基板Wに研磨液を供給し、基板Wを研磨液によってコーティングする。その後、基板Wを回転させた状態で、研磨ヘッド34の押圧部34aにより研磨テープ33を基板Wの周縁部Cに押し付けることで、基板Wの周縁部Cを研磨する。不図示の移動機構および傾斜機構により、研磨ヘッド34を基板Wの周縁部Cに対して移動させることで、トップエッジ部E1、ボトムエッジ部E2、およびベベル部Bを研磨することができる。このとき、基板Wの周縁部Cとともに、保護膜Pのうち周縁部C上に位置する部分も研磨される。
保護膜除去工程S3は、研磨工程S2の後に行われる。保護膜除去工程S3は、保護膜除去部40において行われる。図7(c)に示されるように、保護膜除去工程S3では、基板Wの表面に形成される保護膜Pを除去する。具体的には、第3回転ステージ41に基板Wを載置し、第3回転ステージ41を回転させることで、基板Wを回転させる。基板Wを回転させた状態で、剥離液供給部42から、基板Wの表面に剥離液を供給する。剥離液によって、保護膜Pを溶解し、基板Wの表面に形成される保護膜Pを除去する。
洗浄工程S4は、保護膜除去工程S3の後に行われる。洗浄工程S4は、洗浄部50において行われる。洗浄工程S4では、例えば洗浄液を基板Wに供給することで、基板Wを洗浄する。
基板乾燥工程S5は、洗浄工程S4の後に行われる。基板乾燥工程S5は、乾燥部60において行われる。基板乾燥工程S5では、乾燥部60において、例えばロタゴニ乾燥を行うことで、基板Wを乾燥させる。
以上説明したように、本実施形態に係る研磨方法は、基板Wの表面に保護膜Pを形成する保護膜形成工程S1と、保護膜形成工程S1の後で、基板Wの周縁部Cを研磨する研磨工程S2と、研磨工程S2の後で、保護膜Pを除去する保護膜除去工程S3と、を含む。
また、本実施形態に係る基板Wの製造方法は、上記研磨方法を用いて基板Wを製造する。
また、本実施形態に係る研磨装置1は、第1回転ステージ21を有し、第1回転ステージ21上に載置された基板Wの表面に保護膜Pを形成する保護膜形成部20と、基板Wの周縁部Cを研磨する研磨部30と、保護膜Pを除去する保護膜除去部40と、保護膜形成部20、研磨部30、および保護膜除去部40を収容する筐体2と、を有する。
このような研磨方法、基板の製造方法、および研磨装置1によれば、基板Wの周縁部Cを研磨する前に、基板Wの表面に保護膜Pを形成する。これにより、研磨時に発生する研磨屑などのパーティクル(異物)が、基板Wの表面に付着することを防止できる。なお、保護膜Pを形成することで、基板Wの表面に直接付着しようとするパーティクルのみではなく、例えば基板Wに供給される研磨液に流されて基板Wの裏面から表面に移動してきたパーティクルについても、基板Wの表面に付着することを防止できる。また、保護膜Pを形成することで、装置の誤作動などにより研磨ヘッド34などの部品が基板Wの表面に接触して、基板Wの表面が傷つくことを防止できる。
また、本実施形態に係る研磨方法では、研磨工程S2において、保護膜Pのうち周縁部C上に位置する部分を、周縁部Cとともに研磨する。
これにより、周縁部Cを研磨するときに、保護膜Pのうち周縁部C上に位置する部分を除去することができるため、工程を短縮化することができる。
また、本実施形態に係る研磨装置1は、基板Wを洗浄する洗浄部50と、保護膜形成部20と研磨部30との間、研磨部30と保護膜除去部40との間、および保護膜除去部40と洗浄部50との間で、基板Wを移動させる1つ以上の第2搬送ロボット72と、をさらに備える。
これにより、保護膜形成部20、研磨部30、保護膜除去部40、および洗浄部50のそれぞれの構造がシンプルになる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る研磨装置1について説明する。本実施の形態に係る研磨装置1は、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、異なる点を中心に説明する。
図8は、本実施形態に係る保護膜形成部20を模式的に示す図である。本実施形態では、保護膜形成部20が、第2剥離液供給部25をさらに備える。
第2剥離液供給部25は、基板Wの表面における周縁部Cのみに剥離液を供給するよう構成される。第2剥離液供給部25における剥離液としては、保護膜除去部40の剥離液供給部42で用いられる剥離液と同様のものが用いられてもよい。剥離液によって、保護膜Pのうち基板Wの周縁部C上に位置する部分が溶解され、保護膜Pが部分的に除去される。すなわち、剥離液によって、保護膜Pのうち基板Wの周縁部C上に位置する部分が除去され、保護膜Pのうち基板Wの周縁部C以外に位置する部分は、基板Wの表面に形成されたままとなっている。
図9は、本実施形態に係る研磨方法のフローチャートである。本実施形態に係る研磨方法は、予備除去工程S11をさらに備える。すなわち、本実施形態に係る研磨方法は、保護膜形成工程S1と、予備除去工程S11と、研磨工程S2と、保護膜除去工程S3と、洗浄工程S4と、基板乾燥工程S5と、を含む。
図10(a)に示される保護膜形成工程S1は、図7(a)に示される保護膜形成工程S1と同様である。すなわち、保護膜形成工程S1では、基板Wの表面に保護膜Pを形成する。
予備除去工程S11は、保護膜形成工程S1の後、かつ研磨工程S2の前に行われる。予備除去工程S11は、保護膜形成部20において行われる。図10(b)に示されるように、予備除去工程S11では、保護膜Pのうち基板Wの周縁部C上に位置する部分を除去する。具体的には、基板Wを回転させた状態で、第2剥離液供給部25から、基板Wの表面における周縁部Cに剥離液を供給する。剥離液によって、保護膜Pのうち基板Wの周縁部C上に位置する部分を溶解し、保護膜Pのうち基板Wの周縁部C上に位置する部分を除去する。
研磨工程S2では、基板Wの周縁部Cを研磨する。図10(c)に示されるように、本実施形態に係る研磨工程S2では、保護膜Pのうち基板Wの周縁部C上に位置する部分は除去されているため、保護膜Pの研磨は行われず、基板Wの周縁部Cの研磨のみが行われる。したがって、研磨工程S2において保護膜Pの研磨屑が発生することを防止でき、保護膜Pの研磨屑により研磨テープ33が目詰まりしてしまうなどの不具合の発生を防止することができる。
図10(d)に示される保護膜除去工程S3は、図7(c)に示される保護膜除去工程S3と同様である。すなわち、保護膜除去工程S3では、基板Wの表面に形成される保護膜Pを除去する。
また、洗浄工程S4および基板乾燥工程S5は、第1実施形態と同様である。
以上説明したように、本実施形態に係る研磨方法は、研磨工程S2の前に、保護膜Pのうち周縁部C上に位置する部分を除去する予備除去工程S11を行う。
これにより、研磨工程S2において保護膜Pの研磨屑が発生することを防止でき、研磨工程S2における保護膜Pの研磨屑による不具合を防止することができる。
なお、予備除去工程S11では、保護膜Pのうち基板Wの周縁部C上に位置する部分に加えて、保護膜Pのうち研磨テープ33に干渉する可能性がある部分を除去してもよい。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る研磨装置1Aについて説明する。本実施の形態に係る研磨装置1Aは、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、異なる点を中心に説明する。
図11は、第3実施形態に係る研磨装置1Aの全体構成を示す平面図である。
本実施形態では、保護膜除去部40と、洗浄部50とが、同一のエリア(以下、除去洗浄エリアA1ともいう)に配置されている。すなわち、保護膜除去部40および洗浄部50は、同一の除去洗浄エリアA1に位置する基板Wに対して処理を行うように構成される。例えば、除去洗浄エリアA1において、第3回転ステージ41に載置される基板Wに対して、基板Wの表面に形成される保護膜Pを除去する保護膜除去工程S3が行われた後に、基板Wを洗浄する洗浄工程S4が行われる。
また、第2搬送ロボット72は、保護膜形成部20と研磨部30との間、および研磨部30と除去洗浄エリアA1との間で、基板Wを搬送する。
以上説明したように、本実施形態に係る研磨装置1Aでは、保護膜除去部40および洗浄部50は、同一の除去洗浄エリアA1に位置する基板Wに対して処理を行うように構成される。研磨装置1Aは、保護膜形成部20と研磨部30との間、および研磨部30と除去洗浄エリアA1との間で、基板Wを搬送する1つ以上の第2搬送ロボット72、をさらに備える。
これにより、研磨装置1の省スペース化を図ることができる。また、第2搬送ロボット72により基板Wを搬送する回数を減らすことができる。さらに、保護膜除去部40により保護膜Pを除去した基板Wを、同一の除去洗浄エリアA1において、洗浄部50により洗浄することができるため、作業の効率化を図ることができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係る研磨装置1Bについて説明する。本実施の形態に係る研磨装置1Bは、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、異なる点を中心に説明する。
本実施形態では、第3実施形態と同様に、保護膜除去部40と、洗浄部50とが、同一の除去洗浄エリアA1に配置されている。さらに、保護膜形成部20と、研磨部30とが、同一のエリア(以下、形成研磨エリアA2ともいう)に配置されている。すなわち、保護膜形成部20および研磨部30は、同一の形成研磨エリアA2に位置する基板Wに対して処理を行うように構成される。例えば、第1回転ステージ21および第2回転ステージ31として、共通の回転ステージが用いられる。形成研磨エリアA2において、この共通の回転ステージに載置される基板Wに対して、基板Wの表面に保護膜Pを形成する保護膜形成工程S1が行われた後に、基板Wの周縁部Cを研磨する研磨工程S2が行われる。
また、第2搬送ロボット72は、除去洗浄エリアA1と形成研磨エリアA2との間で、基板Wを搬送する。
これにより、研磨装置1の省スペース化を図ることができる。また、第2搬送ロボット72により基板Wを搬送する回数を減らすことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を記載し説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって制限されている。
例えば、研磨装置1に設置される保護膜形成部20、研磨部30、保護膜除去部40、洗浄部50、乾燥部60の数は、適宜変更されてもよく、2以上であってもよい。
上記の実施形態では、保護膜形成部20において、スピンコート法により基板Wの表面の全体に保護膜液が塗布される。しかしながら、本発明はこれに限られない。
図13に示されるように、保護膜形成部20は、塗布ノズル22の代わりに、霧状の保護膜液を供給するシャワーヘッド121(保護膜液供給部)を備えていてもよい。シャワーヘッド121は、第1回転ステージ21の上方に配置される。平面視において、シャワーヘッド121は、基板Wの全体を覆うよう設けられている。シャワーヘッド121には、複数の供給孔が形成されている。シャワーヘッド121から、霧状の保護膜液を基板Wの表面の全体に供給することで、均一な厚さを有する保護膜Pを形成することができる。
図14に示されるように、保護膜形成部20は、塗布ノズル22の代わりに、エアロゾル状の保護膜液を供給する塗布スプレー122(保護膜液供給部)を備えていてもよい。塗布スプレー122は、第1回転ステージ21の上方に配置される。平面視において、塗布スプレー122は、基板Wの全体を覆うよう設けられている。塗布スプレー122から、エアロゾル状の保護膜液を基板Wの表面の全体に供給することで、均一な厚さを有する保護膜Pを形成することができる。
図15に示されるように、保護膜形成部20は、塗布ノズル22の代わりに、塗布ローラ123を備えていてもよい。塗布ローラ123は、例えばスポンジローラである。塗布ローラ123は、第1回転ステージ21の上方に配置される。塗布ローラ123は、第1回転ステージ21に載置される基板Wの表面に接触可能に構成される。保護膜液を含ませた塗布ローラ123を基板Wの表面に所定の圧力で接触させることで、保護膜液を基板Wの表面の全体に塗布してもよい。
上記の実施形態では、保護膜形成工程S1は、塗布工程と、保護膜乾燥工程と、を有する。保護膜形成部20において、ガス供給部23から、基板Wの表面に塗布された保護膜液に圧縮ガスを供給し、保護膜液を乾燥させることで、保護膜Pを形成する。しかしながら、本発明はこれに限られない。
ガス供給部23から、基板Wの表面に塗布された保護膜液に加熱ガスを吹き付けて、保護膜液を加熱することで、保護膜Pを形成してもよい。すなわち、保護膜形成工程S1は、保護膜乾燥工程の代わりに、塗布工程の後で、保護膜液を加熱する加熱工程を有していてもよい。
ガス供給部23から、基板Wの表面に塗布された保護膜液に冷却ガスを吹き付けて、保護膜液を冷却することで、保護膜Pを形成してもよい。すなわち、保護膜形成工程S1は、保護膜乾燥工程の代わりに、塗布工程の後で、保護膜液を冷却する冷却工程を有していてもよい。
図16に示されるように、保護膜形成部20は、ガス供給部23の代わりに、保護膜液が塗布された基板Wの表面に紫外線を照射する照射部125を備えていてもよい。照射部125から保護膜液に紫外線を照射して保護膜液を硬化させることで、保護膜Pを形成してもよい。すなわち、保護膜形成工程S1は、保護膜乾燥工程の代わりに、塗布工程の後で、保護膜液に紫外線を照射する紫外線照射工程を有していてもよい。
また、これらの工程が適宜組み合わせられていてもよい。例えば、保護膜形成工程S1が、塗布工程と、乾燥工程と、紫外線照射工程とを含んでいてもよく、塗布工程と、加熱工程と、紫外線照射工程とを含んでいてもよい。
上記の実施形態では、保護膜形成部20において、保護膜液を基板Wの表面に塗布し、保護膜液を乾燥させることで、保護膜Pを形成する。しかしながら、本発明はこれに限られない。
保護膜形成部20において、シート状の保護膜Pを基板Wの表面に貼り付けることで、保護膜Pが形成されてもよい。すなわち、保護膜形成工程S1は、塗布工程および保護膜乾燥工程の代わりに、基板Wの表面に保護膜Pを貼り付ける貼付工程を含んでいてもよい。
また、この場合、基板Wの表面において、シート状の保護膜Pを、基板Wのうち周縁部Cを除いた部分のみに貼り付けてもよい。これにより、第2実施形態における予備除去工程S11を行うことなく、保護膜Pのうち基板Wの周縁部C上に位置する部分を除去することができる。
上記の実施形態では、保護膜除去部40において、剥離液供給部42から、基板Wの表面に剥離液を供給することで、基板Wの表面に形成される保護膜Pが除去される。しかしながら、本発明はこれに限られない。
図17に示されるように、保護膜除去部40は、剥離液供給部42の代わりに、保護膜Pを加熱する加熱部141を備えていてもよい。保護膜除去工程S3では、加熱部141により保護膜Pを加熱して蒸発させることで、保護膜Pを除去してもよい。
図18に示されるように、保護膜除去部40は、剥離液供給部42の代わりに、粘着テープ142(粘着部)を備えていてもよい。保護膜除去工程S3では、粘着テープ142に保護膜Pを粘着させて、粘着力を用いて基板Wの表面から剥がすことで、保護膜Pを除去してもよい。あるいは、保護膜除去部40は、剥離液供給部42の代わりに、保護膜Pを吸着保持する真空吸着部を備えていてもよい。保護膜除去工程S3では、真空吸着部により保護膜Pを吸着して、吸着力を用いて基板Wの表面から剥がすことで、保護膜Pを除去してもよい。
図19に示されるように、保護膜除去部40は、剥離液供給部42の代わりに、剥離ローラ143を備えていてもよい。剥離ローラ143は、例えばスポンジローラである。剥離ローラ143は、第3回転ステージ41の上方に配置される。剥離ローラ143は、第3回転ステージ41に載置される基板Wの表面に接触可能に構成される。剥離ローラ143を基板Wの表面に所定の圧力で接触させることで、保護膜Pを基板Wの表面から擦り落とす。すなわち、保護膜除去工程S3では、剥離ローラ143により保護膜Pを基板Wの表面から擦り落とすことで、保護膜Pを除去してもよい。
図20に示されるように、保護膜除去部40は、剥離液供給部42の代わりに、高圧流体供給部144を備えていてもよい。保護膜除去工程S3では、高圧流体供給部144から保護膜Pに高圧流体を噴射することで、保護膜Pを除去してもよい。
1 研磨装置
2 筐体
20 保護膜形成部
21 第1回転ステージ(ステージ)
22 塗布ノズル(保護膜液供給部)
23 ガス供給部
25 第2剥離液供給部
30 研磨部
31 第2回転ステージ
32 研磨液供給部
33 研磨テープ
34 研磨ヘッド
40 保護膜除去部
41 第3回転ステージ
42 剥離液供給部
50 洗浄部
60 乾燥部
71 第1搬送ロボット(搬送機構)
72 第2搬送ロボット(搬送機構)
73 第3搬送ロボット(搬送機構)
W 基板
C 周縁部
P 保護膜
A1 除去洗浄エリア
A2 形成研磨エリア

Claims (19)

  1. 基板の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程と、
    前記保護膜形成工程の後で、前記基板の周縁部を研磨する研磨工程と、
    前記研磨工程の後で、前記保護膜を除去する保護膜除去工程と、を含む研磨方法。
  2. 前記研磨工程の前に、前記保護膜のうち前記周縁部上に位置する部分を除去する予備除去工程を行う、請求項1に記載の研磨方法。
  3. 前記研磨工程において、前記保護膜のうち前記周縁部上に位置する部分を、前記周縁部とともに研磨する、請求項1に記載の研磨方法。
  4. 前記保護膜形成工程は、前記基板の表面に、前記保護膜となる保護膜液を塗布する塗布工程を含む、請求項1に記載の研磨方法。
  5. 前記保護膜形成工程は、前記塗布工程の後で、前記保護膜液を乾燥させる乾燥工程をさらに含む、請求項4に記載の研磨方法。
  6. 前記保護膜形成工程は、前記塗布工程の後で、前記保護膜液を加熱する加熱工程をさらに含む、請求項4に記載の研磨方法。
  7. 前記保護膜形成工程は、前記塗布工程の後で、前記保護膜液を冷却する冷却工程をさらに含む、請求項4に記載の研磨方法。
  8. 前記保護膜形成工程は、前記塗布工程の後で、前記保護膜液に紫外線を照射する紫外線照射工程をさらに含む、請求項4に記載の研磨方法。
  9. 前記保護膜形成工程は、前記基板の表面に前記保護膜を貼り付ける貼付工程を含む、請求項1に記載の研磨方法。
  10. 前記保護膜除去工程では、前記保護膜に剥離液を供給することで、前記保護膜を除去する、請求項1に記載の研磨方法。
  11. 前記保護膜除去工程では、前記保護膜を加熱することで、前記保護膜を除去する、請求項1に記載の研磨方法。
  12. 前記保護膜除去工程では、前記保護膜を、吸着力または粘着力を用いて前記基板の表面から剥がすことで、前記保護膜を除去する、請求項1に記載の研磨方法。
  13. 前記保護膜除去工程では、前記保護膜を前記基板の表面から擦り落とすことで、前記保護膜を除去する、請求項1に記載の研磨方法。
  14. 前記保護膜除去工程では、前記保護膜に高圧流体を噴射することで、前記保護膜を除去する、請求項1に記載の研磨方法。
  15. 前記保護膜形成工程、前記研磨工程、および前記保護膜除去工程は、同一の筐体内で行われる、請求項1~3のいずれか一項に記載の研磨方法。
  16. 請求項1に記載の研磨方法を用いた、基板の製造方法。
  17. ステージを有し、前記ステージ上に載置された基板の表面に保護膜を形成する保護膜形成部と、
    前記基板の周縁部を研磨する研磨部と、
    前記保護膜を除去する保護膜除去部と、
    前記保護膜形成部、前記研磨部、および前記保護膜除去部を収容する筐体と、
    を備える、研磨装置。
  18. 前記基板を洗浄する洗浄部と、
    前記保護膜形成部と前記研磨部との間、前記研磨部と前記保護膜除去部との間、および前記保護膜除去部と前記洗浄部との間で、前記基板を搬送する1つ以上の搬送機構と、
    をさらに備える、請求項17に記載の研磨装置。
  19. 前記基板を洗浄する洗浄部、をさらに備え、
    前記保護膜除去部および前記洗浄部は、同一のエリアに位置する前記基板に対して処理を行うように構成され、
    前記研磨装置は、前記保護膜形成部と前記研磨部との間、および前記研磨部と前記エリアとの間で、前記基板を移動させる1つ以上の移動機構、をさらに備える、請求項17に記載の研磨装置。
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