JP2024042446A - 半導体集積回路、半導体集積回路の制御方法、及び回路システム - Google Patents

半導体集積回路、半導体集積回路の制御方法、及び回路システム Download PDF

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

【課題】高速ロック及び低ジッタの位相同期を実現する半導体集積回路、その制御方法、及び回路システムを提供する。【解決手段】実施形態に係る半導体集積回路は、第1クロック信号の開始及び停止を検出する第1検出回路と、第1クロック信号を入力し、第1クロック信号の周波数及び位相に同期した第2クロック信号を出力する第1発振回路と、第3クロック信号を出力し、第3クロック信号の周波数は第1発振回路のフリーランの周波数に対応する第2発振回路と、第2クロック信号の周波数が第1クロック信号の周波数にロックした状態であるか否かを判定する判定回路と、第2クロック信号の周波数と、第3クロック信号の周波数との周波数差を検出する第2検出回路と、判定回路の判定の結果、第1検出回路の検出の結果、及び第2検出回路との検出の結果に基づいて、第3クロック信号の周波数を変更する制御回路とを備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体集積回路、半導体集積回路の制御方法、及び回路システムに関する。
一般的に、入力される基準信号の位相と、出力する信号の位相とを同期させる位相同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)が知られている。位相同期ループ(PLL)において、位相の同期を高速にロックさせるべく、入力される基準信号の位相への追従性を高めると、入力される基準信号のジッタへの追従性も高まる。この結果、入力される基準信号のジッタが出力信号により多く伝わる。
特開2013-046248号公報 特表2010-509817号公報 特開2018-182525号公報
実施形態が解決しようとする課題は、高速ロック及び低ジッタの位相同期を実現する半導体集積回路、半導体集積回路の制御方法、及び回路システムを提供することにある。
実施形態に係る半導体集積回路は、第1クロック信号の入力の開始及び停止を検出する第1検出回路と、第1クロック信号を入力し、第1クロック信号の周波数及び位相に同期した第2クロック信号を出力する第1発振回路と、制御信号に基づいて可変の周波数を有し、第1及び第2クロック信号とは異なる第3クロック信号を出力し、第3クロック信号の周波数は第1発振回路のフリーランの周波数に対応する第2発振回路と、第2クロック信号の周波数が第1クロック信号の周波数にロックした状態であるか否かを判定する判定回路と、第2クロック信号の周波数と、第3クロック信号の周波数との周波数差を検出する第2検出回路と、判定回路の判定の結果、第1検出回路の検出の結果、及び第2検出回路との検出の結果に基づいて、制御信号を第2発振回路に出力して第3クロック信号の周波数を変更する制御回路と、を備える。
実施形態に係る半導体集積回路のブロック構成図である。 周波数差に対するロック時間及びジッタの伝わりやすさの関係を例示する概念図である。 実施形態に係る半導体集積回路の制御方法の一例である。 実施形態に係る半導体集積回路の動作波形を示す図である。 実施形態に係る半導体集積回路を搭載する回路システムの一例を示す図である。 実施形態に係る半導体集積回路を搭載する回路システムの一例を示す図である。 実施形態に係る半導体集積回路を搭載する回路システムの一例を示す図である。
図面を参照して、実施形態について説明する。以下に説明する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して説明を省略する。図面は模式的なものである。
また、以下に示す実施形態は、技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を特定するものではない。この実施形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[実施形態]
(半導体集積回路の構成)
図1に示すように、実施形態に係る半導体集積回路100は、第1検出回路の一例である入力クロック検出回路11と、制御回路の一例であるコントローラ12と、判定回路の一例である周波数ロック判定回路13と、第1発振回路14と、第2発振回路15と、第2検出回路の一例である周波数差検出回路16とを備える。
半導体集積回路100は、例えば、位相同期ループ(以下、PLLとも称する。)回路が適用可能である。以下の説明において、半導体集積回路100の一例であるPLL回路について説明する。
入力クロック検出回路11は、第1クロック信号の一例である入力クロック信号CLK_INの入力の開始及び停止を検出する。入力クロック検出回路11は、例えば、入力クロック信号CLK_INの入力の開始及び停止を検出した場合、クロック検出信号CLKDをコントローラ12に出力する。ここで、クロック検出信号CLKDには、入力クロック信号CLK_INが入力されている状態と入力されていない状態とを示す情報が含まれる。なお、入力クロック信号CLK_INは、入力クロック検出回路11及び第1発振回路14に入力される。
コントローラ12は、周波数ロック判定回路13の判定の結果、入力クロック検出回路11の検出の結果、及び周波数差検出回路16との検出の結果に基づいて、周波数制御信号FRCを第2発振回路15に出力する。
コントローラ12は、周波数ロック判定回路13にカウントの開始及び終了を指示する。具体的には、コントローラ12は、例えば、クロック検出信号CLKDの情報に基づいて、周波数ロック判定回路13に判定開始信号FLDを出力する。ここで、判定開始信号FLDとは、カウントを開始するコマンドを含む信号である。
コントローラ12は、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数を制御する。具体的には、コントローラ12は、例えば、周波数差検出信号FDDの情報に基づいて、第2発振回路15に制御信号の一例である周波数制御信号FRCを出力する。ここで、周波数差検出信号FDDの情報には、第1発振回路14が出力する第2クロック信号の一例である出力クロック信号CLK_OUTと、第2発振回路15が出力する第3クロック信号の一例であるフリーランクロック信号CLK_FRとの周波数差の情報が含まれる。以下の説明において、出力クロック信号CLK_OUTと、フリーランクロック信号CLK_FRとの周波数差を周波数差ΔFと称する。
コントローラ12は、例えば、周波数差ΔFに基づいて、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数を変更する。具体的には、コントローラ12は、出力クロック信号CLK_OUTの周波数が入力クロック信号CLK_INの周波数と同じになるまでの第1期間に、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数が入力クロック信号CLK_INの周波数に近づくように周波数制御信号FRCを出力する。この結果、第1期間に、出力クロック信号CLK_OUTの周波数が入力クロック信号CLK_INの周波数と同じになる。この状態は、周波数ロックともいう。すなわち、第1期間に、周波数ロックの状態となる。周波数制御信号FRCは、第2発振回路15が出力するフリーランクロック信号CLK_FRの周波数を制御するコマンドを含む信号である。
また、コントローラ12は、第1期間に後続する第2期間に、周波数差ΔFが大きくなるように、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数を変更する。具体的には、コントローラ12は、第2期間に、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数が入力クロック信号CLK_INの周波数から離隔するように周波数制御信号FRCを出力する。フリーランクロック信号CLK_FRの周波数が入力クロック信号CLK_INの周波数から離隔しても、周波数ロックの状態は維持される。この結果、第2期間にも、出力クロック信号CLK_OUTの周波数が入力クロック信号CLK_INの周波数と同じになる。すなわち、第2期間にも、周波数ロックの状態が継続する。ここで、第2期間とは、入力クロック信号CLK_INの入力の開始後、且つ、出力クロック信号CLK_OUTの周波数が入力クロック信号CLK_INに周波数ロックした状態となった後の期間である。
コントローラ12は、第2期間に後続する第3期間に、周波数差ΔFがゼロに近くなるようにフリーランクロック信号CLK_FRの周波数を変更する。具体的には、コントローラ12は、第3期間に、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数が入力クロック信号CLK_INの周波数に近づくように周波数制御信号FRCを出力する。ここで、第3期間とは、入力クロック信号CLK_INの入力の停止後の期間である。
周波数ロック判定回路13は、出力クロック信号CLK_OUTの周波数が入力クロック信号CLK_INの周波数と同じであるか、すなわち周波数ロックした状態であるか否かを判定する。周波数ロック判定回路13は、タイマ機能を有する。具体的には、周波数ロック判定回路13は、例えば、判定開始信号FLDの情報に基づいて、所定の時間の間にカウントし、所定の時間が経過した後、コントローラ12に判定終了信号FLEを出力する。ここで、所定の時間とは、例えば、入力クロック信号CLK_INの周波数又は周期に対応する時間である。また、判定終了信号FLEとは、所定の時間のカウントの終了に伴う判定結果を含む信号である。
第2発振回路15は、コントローラ12から、周波数制御信号FRCを受ける。第2発振回路15は、周波数制御信号FRCに基づいて、ある周波数のフリーランクロック信号CLK_FRを出力する。具体的には、第2発振回路15は、受けた周波数制御信号FRCに基づいて、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数を制御し、周波数を制御したフリーランクロック信号CLK_FRを出力する。なお、第2発振回路15が出力するフリーランクロック信号CLK_FRは、入力クロック信号CLK_IN及び出力クロック信号CLK_OUTとは異なる。また、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数は、第1発振回路14がフリーラン状態での出力クロック信号CLK_OUTの周波数に対応する。
第2発振回路15は、周波数制御信号FRCに基づいて制御電圧VCLTを生成し、生成した制御電圧VCLTを第1発振回路14に出力する。ここで、制御電圧VCLTとは、第1発振回路14が出力する出力クロック信号CLK_OUTの周波数を制御する電圧である。
第1発振回路14は、入力クロック信号CLK_INを受ける。第1発振回路14は、入力クロック信号CLK_INの位相及び周波数に同期した出力クロック信号CLK_OUTを出力する。具体的には、第1発振回路14は、入力クロック信号CLK_INの立上りエッジ及び/又は立下りエッジに基づいて、出力クロック信号CLK_OUTの立上りエッジ及び立下りエッジを、入力クロック信号CLK_INの位相及び周波数に同期させる。また、第1発振回路14は、第2発振回路15から、制御電圧VCLTを受ける。第1発振回路14は、入力クロック信号CLK_INが入力されない状態では、制御電圧VCLTに基づいて、周波数を調整した出力クロック信号CLK_OUTを出力する。なお、第1発振回路14は、例えば、入力クロック信号CLK_INの立上りエッジ及び/又は立下りエッジのタイミングで出力クロック信号CLK_OUTに対して位相補正のための電流を印加してもよい。また、第1発振回路14は、例えば、注入同期(Injection Lock)型の発振回路であってもよい。
第1発振回路14が出力した出力クロック信号CLK_OUTは、周波数差検出回路16に出力される。
周波数差検出回路16は、出力クロック信号CLK_OUTの周波数と、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数との周波数差ΔFを検出する。周波数差検出回路16は、周波数差検出信号FDDをコントローラ12に出力する。
次に、周波数差ΔFに対するロック時間及びジッタの伝わりやすさの関係について、図2を用いて説明する。
図2において、周波数差ΔFに対するロック時間の特性を曲線Lで示す。また、周波数差ΔFに対する入力クロック信号CLK_INのジッタの伝わりやすさの特性を曲線Gで示す。ここで、ジッタとは、ランダムジッタ、デターミニスタティックジッタ、周期的ジッタ、データ依存ジッタ、トータルジッタなどが挙げられる。
曲線L上のP0に示すように、周波数差ΔFが小さいほど、周波数をロックする時間が少なく(すなわち早く)なる。曲線L上のP1に示すように、周波数差ΔFが大きいほど、周波数をロックする時間が多く(すなわち遅く)なる。一方、曲線G上のP2に示すように、周波数差ΔFが小さいほど、入力クロック信号CLK_INのジッタの伝わりやすさを示す値が大きく(すなわち伝わりやすく)なる。曲線G上のP3に示すように、周波数差ΔFが大きいほど、入力クロック信号CLK_INのジッタの伝わりやすさを示す値が小さく(すなわち伝わりにくく)なる。このような特性に基づいて、半導体集積回路100は、前述の動作を行う。すなわち、半導体集積回路100は、第1期間において、周波数ロックの状態となるまでは高速ロックするために周波数差ΔFを小さくする。そして、半導体集積回路100は、周波数ロックの状態となった後の第2期間において、第2発振回路15から出力するフリーランクロック信号CLK_FRの周波数をずらすことで入力クロック信号CLK_INのジッタを伝わりにくくする。
(制御方法)
次に、図3に示すフローチャート及び図4に示すタイミングチャートを用いて、実施形態に係る半導体集積回路100の制御方法を説明する。図4に示す波形は、(a)入力クロック信号CLK_IN、(b)フリーランクロック信号CLK_FR、(c)周波数差ΔF、及び(d)出力クロック信号CLK_OUTである。図4に示すt0のタイミングは、入力クロック信号CLK_INの入力の開始を検出した時点である。例えば、入力クロック信号CLK_INのLレベルが継続している状態で入力クロック信号CLK_INのトグルが開始する場合は、入力クロック信号CLK_INの立上りエッジを検出することで入力の開始を検出できる。t1のタイミングは、周波数ロックが検出されてから所定時間が経過した時点である。t2のタイミングは、入力クロック信号CLK_INの入力の停止を検出した時点である。例えば、入力クロック信号CLK_INがトグルしている状態から、入力クロック信号CLK_INの立上りエッジも立下りエッジもない状態を検出することで入力の停止を検出できる。
コントローラ12は、図4に示すt0より前の期間において、第2発振回路15が出力するフリーランクロック信号CLK_FRの周波数を規定値としている。t0より前の期間は、後述するS15の処理の後の状態と同じ状態となっている。具体的には、コントローラ12は、入力クロック信号CLK_INの周波数にフリーランクロック信号CLK_FRの周波数が合うように、周波数制御信号FRCを第2発振回路15に出力している。
この状態で、図3に示すように、S11において、入力クロック検出回路11は、入力クロック信号CLK_INの開始を検出したかを判定する。入力クロック信号CLK_INの開始を検出した場合(S11のYES)、処理はS12に進む。具体的には、図4に示すt0において、入力クロック検出回路11は、入力クロック信号CLK_INの開始を検出し、クロック検出信号CLKDをコントローラ12に出力する。入力クロック信号CLK_INの開始を検出しなかった場合(S11のNO)、処理はS11を繰り返す。具体的には、図4に示すt0より前の期間において、入力クロック検出回路11は、入力クロック信号CLK_INの開始の検出を繰り返している。
S12において、第1発振回路14は、入力クロック信号CLK_INに対して出力クロック信号CLK_OUTが周波数ロックするよう制御する。周波数ロックについて、具体的には、図4に示すt0において、コントローラ12は、クロック検出信号CLKDの入力に応じて、周波数ロック判定回路13にカウント開始を指示する。周波数ロック判定回路13は、ある時間が経過後に、周波数ロックの状態となったかを判定する。ある時間は、第1発振回路14が周波数ロックの制御において周波数引き込みに要する時間に相当する。ある時間が経過した後、第1発振回路14による制御の結果、周波数ロックの状態となる。これに応じて、周波数ロック判定回路13は、周波数ロックの状態となったと判断し、コントローラ12に判定終了信号FLEを出力する。すなわち、第1発振回路14は、出力クロック信号CLK_OUTの周波数が入力クロック信号CLK_INの周波数にロックした状態となるよう制御する。
S13において、コントローラ12は、入力クロック信号CLK_INの周波数に対して、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数をずらす。つまり、コントローラ12は、周波数ロックした状態となった後に、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数を変更する。具体的には、図4に示すt1において、コントローラ12は、入力クロック信号CLK_INの周波数に対して、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数を変更するように、周波数制御信号FRCを第2発振回路15に出力する。第2発振回路15は、周波数制御信号FRCに基づいて周波数を変更したフリーランクロック信号CLK_FRを出力する。コントローラ12は、出力クロック信号CLK_OUTと、第2発振回路15が出力するフリーランクロック信号CLK_FRとの周波数差ΔFを検出する。すなわち、図4に示すt1からt2の期間(第2期間)において、周波数差ΔFが大きくなるようにフリーランクロック信号CLK_FRの周波数が変更される。つまり、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数の変更によって、周波数差ΔFは大きくなる。周波数差ΔFを大きくすることにより、入力クロック信号CLK_INのジッタは、出力クロック信号CLK_OUTに伝わりにくくすることができる。ここで、t1からt2の期間(第2期間)とは、入力クロック信号CLK_INの入力の開始後、且つ、出力クロック信号CLK_OUTの周波数が入力クロック信号CLK_INの周波数にロックした状態となった後の期間である。
S14において、入力クロック検出回路11は、入力クロック信号CLK_INの停止を検出する。具体的には、図4に示すt2において、入力クロック検出回路11は、入力クロック信号CLK_INの停止を検出し、クロック検出信号CLKDをコントローラ12に出力する。
S15において、コントローラ12は、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数を規定値にする。つまり、コントローラ12は、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数を変更する。ここで、規定値は、入力クロック信号CLK_INの周波数の近傍の周波数である。具体的には、コントローラ12は、出力クロック信号CLK_OUTと、第2発振回路15が出力するフリーランクロック信号CLK_FRとの周波数差ΔFを検出する。図4に示すt2以降(第3期間)において、コントローラ12は、周波数差ΔFがゼロに近づくようにフリーランクロック信号CLK_FRの周波数を変更する。つまり、コントローラ12は、例えば、クロック検出信号CLKDの入力に応じて、フリーランクロック信号CLK_FRの周波数を規定値にするように、周波数制御信号FRCを第2発振回路15に出力する。第2発振回路15は、周波数制御信号FRCに基づいて周波数を変更したフリーランクロック信号CLK_FRを出力する。すなわち、図4に示すt2より後の期間において、出力クロック信号CLK_OUT及びフリーランクロック信号CLK_FRの周波数は、規定値に応じた周波数となる。ここで、t2以降(第3期間)とは、入力クロック信号CLK_INの入力の停止後の期間である。
(実施形態の効果)
以上説明したように、実施形態によれば、入力クロック信号に対して出力クロック信号を周波数ロックの状態とする制御において、入力クロック信号の周波数に対する、周波数ロックの制御で使用するフリーランクロック信号の周波数を制御する。具体的には、入力クロック信号が入力されたことに応じて、高速ロックするように周波数差を小さくし、周波数ロックの状態となった後、入力クロック信号のジッタを伝わりにくくするようにフリーランクロック信号の周波数をずらす。すなわち、実施形態によれば、高速ロック及び低ジッタを実現する半導体集積回路、半導体集積回路の制御方法を提供することができる。
[回路システム]
実施形態に係る半導体集積回路100を搭載する回路システム1の構成について説明する。
回路システム1は、図5に示すように、半導体集積回路100と、第1の回路200と、第2の回路300とを備える。すなわち、回路システム1には、実施形態に記載の半導体集積回路100を適用可能である。
半導体集積回路100は、第1の回路200及び第2の回路300と通信する。具体的には、半導体集積回路100は、例えば、バスを介して、第1の回路200及び第2の回路300と電気的に接続され、第1の回路200と、第2の回路300との通信を中継する。すなわち、半導体集積回路100は、例えば、データストローブ信号(以下、DQSという。)を入力クロック信号CLK_INとし、 DQS信号を出力クロック信号CLK_OUTとして出力してもよい。他の信号線は、図示及び説明を省略する。
第1の回路200は、第1I/F211を備える。具体的には、第1の回路200は、例えば、メモリコントローラであってもよい。第1I/F211は、第1インターフェイスの一例である。第1I/F211は、電子回路により構成される。
第1I/F211は、例えば、半導体集積回路100を介して、第2の回路300との通信を実行する。第1I/F211は、例えば、DQS信号を送受信する。第1I/F211は、例えば、NANDインターフェイスであってもよい。なお、送受信される信号は、一例としてDQS信号を挙げたが、他の信号であってもよい。
第2の回路300は、第2I/F311を備える。具体的には、第2の回路300は、例えば、NANDフラッシュメモリのような不揮発性半導体メモリであってもよい。第2I/F311は、第2インターフェイスの一例である。第2I/F311は、電子回路により構成される。
第2I/F311は、例えば、半導体集積回路100を介して、第1の回路200との通信を実行する。第2I/F311は、例えば、DQS信号を送受信する。第2I/F311は、例えば、信号を送受信する信号制御回路であってもよい。なお、送受信される信号の一例としてDQS信号を挙げたが、他の信号であってもよい。
以下の説明において、インターリーブ動作とは、ある処理をする構成を複数束ねて、束ねた構成の数倍の速度で処理する動作を称する。
実施形態に係る半導体集積回路100Aを搭載される回路システム1Aの構成について説明する。
回路システム1Aは、図6に示すように、第1の回路200Aと、第2の回路300とを備える。第1の回路200Aは、第1I/F211Aを備える。回路システム1Aは、図6に示した回路システム1に対し、第1の回路200Aの第1I/F211Aに半導体集積回路100Aを備える点で異なる。すなわち、回路システム1Aには、実施形態に記載の半導体集積回路100Aを適用可能である。なお、第2の回路300の構成は、説明が重複するため省略する。
具体的には、第1の回路200Aは、例えば、メモリコントローラであってもよい。第1I/F211Aは、第1インターフェイスの別の一例である。第1I/F211Aは、電子回路により構成される。
第1I/F211Aは、半導体集積回路100Aを備える。第1I/F211Aは、例えば、半導体集積回路100Aを介して、第2の回路300との通信を実行する。第1I/F211Aは、例えば、NANDインターフェイスであってもよい。
半導体集積回路100Aは、例えば、DQS信号を入出力する。具体的には、半導体集積回路100Aは、第1の回路200Aと第2の回路300との通信を中継する。なお、送受信される信号は、一例としてDQS信号を挙げたが、他の信号であってもよい。
実施形態に係る半導体集積回路100Bを搭載される回路システム1Bの構成について説明する。
回路システム1Bは、図7に示すように、第1の回路200と、第2の回路300Bとを備える。第2の回路300Bは、第2I/F311Bを備える。回路システム1Bは、図6に示した回路システム1に対し、第2の回路300Bの第2I/F311Bに半導体集積回路100Bを備える点で異なる。すなわち、回路システム1Bには、実施形態に記載の半導体集積回路100Bを適用可能である。なお、第1の回路200の構成は、説明が重複するため省略する。
具体的には、第2の回路300Bは、例えば、NANDフラッシュメモリのような不揮発性半導体メモリであってもよい。第2I/F311Bは、第2インターフェイスの別の一例である。第2I/F311Bは、電子回路により構成される。
第2I/F311Bは、半導体集積回路100Bを備える。第2I/F311Bは、例えば、半導体集積回路100Bを介して、第1の回路200との通信を実行する。第2I/F311Bは、例えば、信号の送受信する信号制御回路であってもよい。
半導体集積回路100Bは、例えば、DQS信号を入出力して送受信する。具体的には、半導体集積回路100Bは、第1の回路200と第2の回路300Bとの通信を中継する。なお、送受信される信号は、一例としてDQS信号を挙げたが、他の信号であってもよい。
(回路システムの効果)
以上説明したように、実施形態に係る半導体集積回路を介して信号を送受信することにより、例えば、インターリーブ動作時に、入力クロック信号に対して高速に周波数ロックし、ジッタの少ないクロック信号を生成することができる。すなわち、高速ロック及び低ジッタを実現する回路システムを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1A、1B・・・回路システム
11・・・入力クロック検出回路
12・・・コントローラ
13・・・周波数ロック判定回路
14・・・第1発振回路
15・・・第2発振回路
16・・・周波数差検出回路
100、100A、100B・・・半導体集積回路
200、200A・・・第1の回路
211、211A・・・第1I/F
300、300B・・・第2の回路
311、311B・・・第2I/F
CLK_IN 入力クロック信号
CLK_OUT 出力クロック信号
CLK_FR フリーランクロック信号
CLKD クロック検出信号
FDD 周波数差検出信号
FLD 判定開始信号
FLE 判定終了信号
FRC 周波数制御信号
VCTL 制御電圧

Claims (7)

  1. 第1クロック信号の入力の開始及び停止を検出する第1検出回路と、
    前記第1クロック信号を入力し、前記第1クロック信号の周波数及び位相に同期した第2クロック信号を出力する第1発振回路と、
    制御信号に基づいて可変の周波数を有し、前記第1及び前記第2クロック信号とは異なる第3クロック信号を出力し、前記第3クロック信号の前記周波数は前記第1発振回路のフリーランの周波数に対応する第2発振回路と、
    前記第2クロック信号の周波数が前記第1クロック信号の周波数にロックした状態であるか否かを判定する判定回路と、
    前記第2クロック信号の周波数と、前記第3クロック信号の周波数との周波数差を検出する第2検出回路と、
    前記判定回路の判定の結果、前記第1検出回路の検出の結果、及び前記第2検出回路との検出の結果に基づいて、前記制御信号を前記第2発振回路に出力して前記第3クロック信号の前記周波数を変更する制御回路と、
    を備える、半導体集積回路。
  2. 前記制御回路は、前記第1クロック信号の入力の開始後、且つ、前記第2クロック信号の周波数が前記第1クロック信号の周波数にロックした状態となった後に、前記周波数差が大きくなるように前記第3クロック信号の前記周波数を変更する、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記制御回路は、前記第1クロック信号の入力の停止後に、前記周波数差がゼロに近くなるように前記第3クロック信号の前記周波数を変更する、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 第1クロック信号を入力し、前記第1クロック信号の周波数及び位相に同期した第2クロック信号を出力する第1発振回路と、制御信号に基づいて可変の周波数を有し、前記第1及び前記第2クロック信号とは異なる第3クロック信号を出力する第2発振回路と、を備える、半導体集積回路の制御方法において、
    前記第3クロック信号の前記周波数は前記第1発振回路のフリーランの周波数に対応し、
    前記第1クロック信号の入力の開始を検出し、
    前記第2クロック信号の周波数が前記第1クロック信号の周波数にロックした状態となるよう制御し、
    前記状態となった後に、前記第3クロック信号の周波数を変更し、
    前記第1クロック信号の入力の停止を検出し、
    前記第3クロック信号の周波数を変更する、
    半導体集積回路の制御方法。
  5. 前記第2クロック信号の周波数と、前記第3クロック信号の周波数との周波数差を検出し、
    前記第1クロック信号の入力の開始後、且つ、前記第2クロック信号の周波数が前記第1クロック信号の周波数にロックした状態となった後に、前記周波数差が大きくなるように前記第3クロック信号の前記周波数を変更する、請求項4に記載の半導体集積回路の制御方法。
  6. 前記第2クロック信号の周波数と、前記第3クロック信号の周波数との周波数差を検出し、
    前記第1クロック信号の入力の停止後に、前記周波数差がゼロに近くなるように前記第3クロック信号の前記周波数を変更する、請求項4に記載の半導体集積回路の制御方法。
  7. 第1の回路と、
    前記第1の回路と信号を送受信する第2の回路と、
    前記第1の回路と前記第2の回路との通信を中継する請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の半導体集積回路と、
    を備える、回路システム。
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