JP2024017139A - 洗濯機 - Google Patents

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寛之 森田
Hiroyuki Morita
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Abstract

【課題】自動投入装置のフィルタ部材の目詰まりが視認し易く掃除が容易な洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機は、水槽と、水槽に洗濯処理剤を自動で投入する自動投入装置と、を備える。自動投入装置は、複数回の洗濯運転に使用する洗濯処理剤を貯留可能なタンクを有する。タンクは、上部に開口部を有する容器状に形成されたタンク本体と、タンク本体に着脱可能に取り付けられて開口部を開閉するタンクカバーと、タンクカバーを厚み方向に貫いて形成されて洗濯処理剤の注入を可能にする注ぎ口と、注ぎ口の鉛直下方に設けられて、異物を捕集可能なフィルタ部材と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年では、ユーザの利便性向上のために、洗濯処理剤を自動投入用のタンクに予め複数回分貯留しておき、各洗濯運転時に必要量をタンクから自動的に投入する自動投入装置を備えた洗濯機が開発されている。このような自動投入装置は、タンク内に貯留されている洗濯処理剤を例えばシリンジポンプなどによって所定量だけ吸い出して、水槽に投入する。
タンクには、洗濯運転複数回分の量の洗濯処理剤を比較的長期間にわたって貯留するため、異物が混入する虞がある。シリンジポンプ内に異物が混入すると、正確な量が吸い出せなかったり、故障したりする虞があるため、タンクに異物捕集用のフィルタが設けられた構成が知られている。
特開2016-011618号公報
タンクの奥深くにフィルタが設けられている場合、フィルタはユーザにとって見え難い位置となるため、フィルタに目詰まりが起こっていることがすぐに認識されない。その結果、正確な量の洗濯処理剤が投入されない虞がある。更に、タンクの奥深くに設けられたフィルタは取り外し難いため、ユーザにとって清掃作業が容易ではない。
そこで、自動投入装置のフィルタ部材の目詰まりが視認し易く掃除が容易な洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、水槽と、前記水槽に洗濯処理剤を自動で投入する自動投入装置と、を備える。前記自動投入装置は、複数回の洗濯運転に使用する洗濯処理剤を貯留可能なタンクを有する。前記タンクは、上部に開口部を有する容器状に形成されたタンク本体と、前記タンク本体に着脱可能に取り付けられて前記開口部を開閉するタンクカバーと、前記タンクカバーを厚み方向に貫いて形成されて前記洗濯処理剤の注入を可能にする注ぎ口と、前記注ぎ口の鉛直下方に設けられて、異物を捕集可能なフィルタ部材と、を有する。
第1実施形態による洗濯機の外観の一例を示す斜視図 第1実施形態による洗濯機の内部構造の一例を概略的に示す構成図 第1実施形態による洗濯機について、タンクの一例を示す斜視図 第1実施形態による洗濯機について、タンクの内部構造の一例を移動機構の動作順に示す断面図(その1) 第1実施形態による洗濯機について、タンクの内部構造の一例を移動機構の動作順に示す断面図(その2) 第1実施形態による洗濯機のフィルタ部材の一例の概略正面図 第1実施形態による洗濯機のフィルタ部材の一例の概略側面図 第1実施形態による洗濯機のフィルタ部材の一例の概略平面図 第1実施形態による洗濯機について、第2フィルタ部材を設けた場合のタンクの内部構造の一例を示す断面図 第2実施形態によるタンクの内部構造の一例を示す断面図 第3実施形態によるタンクの内部構造の一例を示す断面図 第3実施形態による洗濯機のフィルタ部材の一例の概略正面図 第3実施形態による洗濯機のフィルタ部材の一例の概略側面図 第4実施形態による洗濯機について、タンクの内部構造の一例を示す断面図
以下、複数の実施形態による洗濯機について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。各実施形態は、図1に示す横軸または斜め軸型のドラム式洗濯機、及び図示しない縦軸型の洗濯機のいずれにも適用することができる。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1~図9を参照して説明する。洗濯機10は、図1~図2に示すように、外箱11、水槽12、回転槽13、回転槽モータ15、排水機構16、操作パネル17、給水機構18、及び自動投入装置20を備えている。なお、図1において、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を洗濯機10の上側とする。洗濯機10は、回転槽13の回転軸が水平へ向かう横軸型又は後方へ向かって下降傾斜した斜め軸型のドラム式洗濯機である。
洗濯機10は、例えばヒートポンプ式やヒータ式の乾燥機能を有していても良いし、備えていなくても良い。水槽12は、外箱11内に配置されて図示しないサスペンションによって弾性的に支持されている。回転槽13は、水槽12内に回転可能に配置されている。この場合、水槽12及び回転槽13は、洗濯物を収容する洗濯槽として機能する。
回転槽モータ15は、水槽12の外側に設けられており、回転槽13に接続されている。また、回転槽モータ15は、図示しない制御装置に電気的に接続されており、制御装置からの制御信号に基づき駆動して回転槽13を回転させる。
図2に示す排水機構16は、水槽12内に貯留されている水を洗濯機10の機外に排出するための機能を有する。排水機構16は、排水経路161と、排水弁162と、を有している。排水経路161は、例えば可撓性を有する排水ホースで構成されており、一方の端部が排水弁162に接続され、他方の端部が洗濯機10の機外に引き出されている。排水弁162は、例えば電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁で構成されている。排水弁162は、水槽12の底部に設けられた排水口121と、排水経路161との間に設けられている。排水弁162は、図示しない制御装置に電気的に接続されており、制御装置からの制御信号に基づき、排水経路161を開閉する。
操作パネル17は、外箱11の上面部の前側部分に設けられており、制御装置に電気的に接続されている。操作パネル17には、詳細は図示しないが、電源スイッチや、スタートキー、ユーザが洗濯運転コースの設定等を行うための各種操作キー等が設けられている。ユーザは、洗濯運転を実行させるにあたって、自動投入装置20により自動で洗濯処理剤を投入するか、又は図示しない手動用投入ケースを用いて手動で1回分の洗濯処理剤を投入するかを、操作パネル17を用いて選択操作できる。
給水機構18は、図1に示すように、例えば外箱11内の水槽12の上方左奥部に設けられている。給水機構18は、例えば水道等の給水源からの水を受けて水槽12内への給水を行う。給水機構18は、例えば図2に示すように、接続口181、給水経路182、供給部183、及び給水弁184を有している。接続口181は、外箱11の上面部において左奥部に露出するように設けられている。接続口181は、例えばホースを介して水道の蛇口等の外部の水源に接続される。
給水経路182は、接続口181から水槽12及び回転槽13までを接続する経路である。供給部183は、給水経路182の途中部分に設けられており、自動投入装置20により洗濯処理剤が供給される部分である。給水弁184は、電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁である。給水弁184は、接続口181と給水経路182との間に設けられている。そして、給水弁184は、制御装置に電気的に接続されており、制御装置からの制御信号に基づき給水経路182を開閉する。
自動投入装置20は、予め複数回分の洗濯処理剤を貯留しておき、複数回の洗濯運転に亘って所定量の洗濯処理剤を自動で水槽12内に供給する機能を有している。なお、本実施形態において、洗濯処理剤とは、洗剤や柔軟仕上げ剤等を含むものである。自動投入装置20は、タンク収容部21、収容部カバー22、投入ポンプ23、タンク30、及び残量検出装置40を有している。
タンク30は、例えば樹脂製であって、前後方向又は左右方向に長い矩形状で中空の容器で構成されており、内部に液状の洗濯処理剤を貯留することができる。この場合、タンク30は、複数回の運転で使用する洗濯処理剤を貯留するために十分な容量を有している。この場合、タンク30の容量は特に限定されないが、ユーザの利便性を考慮すると、少なくとも数百mL~2L程度に設定することが好ましい。また、本実施形態の場合、自動投入装置20は、タンク30を2つ有している。この場合、2つのタンク30のうち一方は、洗濯処理剤として洗剤を貯留するためのものである。また、2つのタンク30のうち他方は、洗濯処理剤として柔軟仕上げ剤を貯留するためのものである。
なお、これら2つのタンク30の容量は同一であっても良いし異なっていても良い。しかし、一般的な洗濯運転においては、柔軟仕上げ剤よりも洗剤の方がより多く消費する。したがって、これら2つのタンク30のうち洗剤を貯留するためのタンク30の方が、柔軟仕上げ剤を貯留するためのタンク30よりも容量が大きいことが好ましい。
タンク収容部21は、上面が開口した箱状に構成されて外箱11の内部に設けられている。タンク収容部21は、2つのタンク30を左右又は前後に並べて収容可能に構成されている。また、各タンク30は、タンク収容部21に着脱可能に収容される。収容部カバー22は、外箱11に取り付けられており、タンク収容部21の上面の開口を開閉することができる。ユーザは、収容部カバー22を開放した状態で各タンク30を洗濯機10の上方に引き出して洗濯機10から取り外すことができる。
自動投入装置20は、各タンク30に対応した数の投入ポンプ23を有している。本実施形態の場合、自動投入装置20は、タンク30を2つ有しているため、投入ポンプ23もそれぞれ2つずつ有している。図2では、2組のタンク30及び投入ポンプ23のうち1組について示している。投入ポンプ23は、流入側にポンプ接続部231を有しており、ポンプ接続部231を介してタンク30に接続される。これにより、タンク30は、対応する投入ポンプ23を介して供給部183に接続される。投入ポンプ23は、例えばシリンジポンプであり、タンク30内に貯留されている洗濯処理剤を一定量吸引して、供給部183に吐出する。なお、一つの投入ポンプ23で複数のタンク30から独立して洗濯処理剤を吸引できる構成であっても良い。
この構成において、給水弁184が開放されると、接続口181から供給された水道水が給水経路182に流入し供給部183を通る。供給部183には、自動投入装置20の動作によって、給水弁184の動作前に所要量の洗濯処理剤が予め供給される。供給部183に洗濯処理剤が貯留している場合、給水経路182を通る水は、その洗濯処理剤を溶かしながら流れて、水槽12内に供給される。このように、自動投入装置20は、洗濯機10の運転中に、水槽12に対して所定量の洗濯処理剤を自動で投入する。
次に、タンク30及び残量検出装置40の詳細な構成について図3~図5も参照して説明する。タンク30は、タンク本体31、タンクカバー32、処理剤出口33、吸込み管34、及び漏出防止弁35を有している。タンク本体31は、タンク30の外殻を構成しており、例えばプラスチックなどの合成樹脂で構成されている。
本実施形態の場合、タンク本体31は、全体として略直方体状の容器状に形成されており、前面部311、側面部312、背面部313、底面部314、及び開口部315を有している。前面部311は、タンク本体31の前面を構成する。側面部312は、タンク本体31の左右の側面部を構成する。背面部313は、タンク本体31の背面を構成する。底面部314は、タンク本体31の底面を構成する。そして、開口部315は、タンク本体31の上部に開いた開口であって、タンク本体31の内部と外部とを連通する。
タンクカバー32は、着脱可能にタンク本体31の上部に取り付けられて、開口部315を閉塞する。タンクカバー32は、概ね矩形の板状であって、タンク本体31と同様に例えばプラスチックなどの合成樹脂で構成されている。タンクカバー32は、注ぎ口321と、蓋部材322とを有する。注ぎ口321は、タンクカバー32の一部を厚み方向に貫いて形成された開口であり、タンクカバー32がタンク本体31に取り付けられた状態でタンク本体31の内部と外部とを連通する。蓋部材322は、ヒンジ323によってタンクカバー32に取り付けられて、注ぎ口321を開閉可能に構成されている。注ぎ口321は、ユーザが処理剤をタンク30に投入する際の入口となる。ユーザは、蓋部材322を開けて、注ぎ口321を通して洗濯処理剤をタンク本体31内に投入することができる。
注ぎ口321は、タンクカバー32の長手方向に関して、タンクカバー32の中央部ではなくユーザ寄りつまりこの場合前寄りに形成されている。また、注ぎ口321は、タンクカバー32の短手方向に関して、タンクカバー32の中央部に形成されている。
処理剤出口33は、タンク本体31の下側後部、この場合、背面部313に設けられている。処理剤出口33には、投入ポンプ23のポンプ接続部231が挿入される。これにより、タンク本体31内と投入ポンプ23とが接続される。吸込み管34は、処理剤出口33に接続されており、タンク本体31の底面部314の近傍まで垂直下方へ延びている。吸込み管34の下端部は、タンク本体31の底面部314から僅かに離れている。
漏出防止弁35は、処理剤出口33と吸込み管34との間に設けられている。漏出防止弁35は、タンク30がタンク収容部21から取り外されて、処理剤出口33にポンプ接続部231が接続されていない場合に、タンク本体31内に貯留されている洗濯処理剤が処理剤出口33からタンク本体31外部へ漏れ出ることを防止する機能を有する。漏出防止弁35は、処理剤出口33にポンプ接続部231が接続されている場合には、処理剤出口33と吸込み管34との間を開く。これにより、投入ポンプ23は、タンク本体31内に貯留されている洗濯処理剤を吸い出すことが可能になる。一方、漏出防止弁35は、処理剤出口33にポンプ接続部231が接続されていない場合には、処理剤出口33と吸込み管34との間を閉じ、これによりタンク本体31内の洗濯処理剤が処理剤出口33から外部へ流出することを防ぐ。
残量検出装置40は、タンク30内に貯留されている洗濯処理剤の残量を検出する機能を有する。本実施形態の場合、残量検出装置40は、タンク30内に貯留されている洗濯処理剤の残量を複数段階で検出することできる。残量検出装置40は、移動機構50、永久磁石41、及び磁気センサ42を有している。移動機構50は、タンク本体31の内部に設けられており、タンク本体31内に貯留されている洗濯処理剤の液面の高さ位置の変化に伴い上下方向の成分を含む方向へ移動するように構成されている。本実施形態の場合、移動機構50は、タンク本体31内に貯留されている洗濯処理剤の液面の高さ位置の変化に伴って揺動可能に構成されている。
移動機構50は、揺動レバー51とフロート52とを有しており、揺動レバー51とフロート52とが一体的に揺動可能に構成されている。本実施形態の場合、揺動レバー51とフロート52とは一体に構成されている。なお、揺動レバー51とフロート52とは、別体に構成しても良い。揺動レバー51は、全体として上下方向に長い長尺の板状又は棒状に構成されている。揺動レバー51の上側の端部は、タンクカバー32の後部に設けられた軸36を支点に揺動可能に取り付けられている。また、揺動レバー51の下側の端部は、フロート52に接続されている。
フロート52は、例えば中空形状に形成されており、内部に密閉された空間を有している。フロート52の内部の空間を含めた全体の密度は、洗濯処理剤に浮くように調整されている。フロート52は、タンク30内に残留している洗濯処理剤の残量に応じて、つまり洗濯処理剤の液面の高さ位置に応じて、浮き沈みする。この場合、フロート52は、揺動レバー51を介して軸36に接続されている。したがって、フロート52は、軸36を支点とし揺動レバー51の長さ寸法を半径とした円弧状の軌跡に沿って移動する。このように、フロート52は、洗濯処理剤の残量の増減に伴って、予め定められた一定の軌跡に沿って移動する。
タンク30内の洗濯処理剤の量が増加して洗濯処理剤の液面が上昇すると、フロート52は、軸36を中心とした円弧状の軌跡を描きながら上昇する。そして、フロート52は、図5に示すように、最終的にタンク本体31の前面部311の内側に当たり、これにより移動機構50の揺動が止まる。このときの洗濯処理剤の液面位置を、上昇端位置Ltとする。換言すれば、洗濯処理剤の液面位置が上昇端位置Ltよりも下がることで、移動機構50の下降方向への移動つまり揺動が開始する。
また、本実施形態の場合、タンク30は、規制部37を有している。規制部37は、揺動レバー51又はフロート52に接触して移動機構50の揺動を規制する機能を有する。本実施形態の場合、規制部37は、タンクカバー32の後部に設けられており、タンクカバー32の内側から下方へ延び出た棒状又は板状に構成されている。
タンク30内の洗濯処理剤の量が減少して洗濯処理剤の液面が下降すると、フロート52は、軸36を中心とした円弧状の軌跡を描きながら下降する。そして、揺動レバー51は、図5示すように、最終的に規制部37に当たって揺動が規制され、これにより移動機構50の揺動が止まる。このときの洗濯処理剤の液面位置を、下降端位置Lbとする。換言すれば、洗濯処理剤の液面位置が下降端位置Lbよりも上がることで、移動機構50の上昇方向への移動つまり揺動が開始する。
ここで、例えば一般的な液体洗剤は、一般的な洗濯機の最大量である10~12kg程度の洗濯物を洗濯する場合に、40mL~60mL程度の使用を目安にしていることが多い。そこで、本実施形態において、下降端位置Lbにおける洗濯処理剤の量は、1~2回程度の洗濯運転を実行できる程度の量、例えば100mLに設定されている。そして、上昇端位置Ltにおける洗濯処理剤の量は、下降端位置Lbにおける洗濯処理剤の量の2~3倍程度の量、例えば250mLに設定されている。
永久磁石41は、フロート52の移動と連動して移動するように構成されている。本実施形態の場合、永久磁石41は、板状又はブロック状に構成されており、フロート52の内部に設けられている。永久磁石41は、フロート52の移動に伴って一体的に移動する。
磁気センサ42は、タンク収容部21の内部又は外部に設けることができる。本実施形態では、磁気センサ42はタンク収容部21の底面211の外側この場合下方に設けられている。磁気センサ42は、非接触で永久磁石41の存在を検出可能であって永久磁石41のとの距離に相関した値を出力する機能を有する。すなわち、磁気センサ42は、永久磁石41の接近及び離間を検出することができる。本実施形態の場合、磁気センサ42は、ホール効果により永久磁石41の接近及び離間を検知するいわゆるホールセンサである。
本実施形態では、磁気センサ42は、N極を検出する片極検出型である。永久磁石41は、N極が磁気センサ42に近くなるようにつまり下側を向くように設置されている。図4に示す液面が上昇端位置Ltの状態では、磁気センサ42の出力電圧はVhighとなる。出力電圧がVhighの場合、タンク30内に処理剤が十分貯留されていることを示す。図5に示す液面が下降端位置Lbの状態では、磁気センサ42の出力電圧はVlowとなる。出力電圧がVlowの場合、タンク30内に貯留された処理剤が残り少なくなっていることを示す。
タンク30は、更にフィルタ部材60を備える。フィルタ部材60は、洗濯処理剤に含まれるごみなどの異物を捕集する機能を有する。フィルタ部材60は、タンク30内部に設けられて、タンク30内部の空間を注ぎ口321側の空間と吸込み管34が設けられた空間とに仕切っている。すなわち、注ぎ口321から注入された処理剤は、投入ポンプ23によって吸引されて吸込み管34を介してタンク30外に流出する前に必ずフィルタ部材60を通過するため、投入ポンプ23内に侵入して目詰まりを起こすことが抑制される。
フィルタ部材60は、注ぎ口321の鉛直方向下方に設けられている。本実施形態では、フィルタ部材60は、タンク30の長手方向に関してユーザ寄りこの場合前寄りに設けられている。これにより、洗濯処理剤を注入する際に蓋部材322を開けることで、ユーザはフィルタ部材60を視認することができる。そのため、ユーザは、フィルタ部材の目詰まりや異常などを速やかに認知することができる。フィルタ部材60は、蓋部材322を開いた状態で蓋部材322の下端部と注ぎ口321とによって画定される注入可能面積を、下方に向けて延長した領域に設けられている。そのため、ユーザが注ぎ口321から注入した洗濯処理剤は、全てフィルタ部材60を通過する。
フィルタ部材60は、図6~図8にも示すように、上部が開口した概ね直方体の容器状に形成されて、前面部61と、側面部62と、背面部63と、底面部64と、開口部65と、鍔部66とを有する。前面部61は、概ね前後方向に対して垂直な面を形成し、フィルタ部材60の前側の面を構成する。左右の側面部62は、概ね左右方向に対して垂直な面を形成し、フィルタ部材60の左右の面を構成する。背面部63は、概ね前後方向に対して垂直な面を形成し、フィルタ部材60の背部の面を構成する。前面部61と、側面部62と、背面部63とは、フィルタ部材60の周面部を形成する。底面部64は、概ね水平方向に延びる面を形成し、フィルタ部材60の底部を構成する。開口部65は、フィルタ部材60の上部に形成された開口であって、フィルタ部材60の内部の空間と外部の空間とを連通する。鍔部66は、前面部61の上端部と、側面部62の上端部と、背面部63の上端部とからフィルタ部材60の外側に向かって水平方向に張り出して形成されて、開口部65の周囲を囲んでいる。
フィルタ部材60は、多数の孔67を有している。多数の孔67は、洗濯処理剤は通すが、ごみなどの異物は通さない。多数の孔67は、少なくとも前面部61と、側面部62と、背面部63と、底面部64とのいずれか一部に形成されている。本実施形態では、多数の孔67は、前面部61と、側面部62と、背面部63と、底面部64との全てに形成されている。また、多数の孔67は、前面部61と、側面部62と、背面部63と、底面部64とのそれぞれの概ね全体に亘って形成されている。
フィルタ部材60は、例えば樹脂や金属などで構成することができる。本実施形態では、フィルタ部材60は、樹脂を射出成型して形成されている。多数の孔67は、前面部61と、側面部62と、背面部63と、底面部64とをそれぞれ厚み方向に貫くように形成されている。各孔67のサイズは、例えば0.5mm~0.7mmの範囲内に設定することができる。本実施形態では、各孔67は、一辺が0.7mmの正方形に形成されている。他の実施形態では、各孔67は、長方形、多角形、円形、楕円形、長円形などに形成されていても良い。
本実施形態では、フィルタ部材60はタンクカバー32に着脱可能に装着されている。タンクカバー32は、複数の把持部324、325を有する。前側の把持部324は、フィルタ部材60を前側から把持する。後側の把持部325は、フィルタ部材60を後側から把持する。これにより、把持部324、325は、フィルタ部材60の前後方向、上下方向への移動を規制する。把持部324、325は、例えば注ぎ口321の左右方向の外側に設けられている。把持部324、325はそれぞれフィルタ部材60に向かって突出する上下一対の凸部を有しており、凸部と凸部との間にフィルタ部材60の鍔部66を把持する。なお、図4、5には注ぎ口321の左側に設けられた把持部324、325しか現れていないが、注ぎ口321の右側にも同様に把持部324、325が設けられていても良い。本実施形態では、把持部324、325はタンクカバー32と一体に形成されている。
フィルタ部材60をタンクカバー32に装着する場合には、まず、前部又は後部の一方の鍔部66を把持部324、325のいずれかに挿し込む。続いて、他方の鍔部66を把持部324、325の残りの側に挿し込む。
図7、8等に示すように、背面部63は、傾斜部631を有する。傾斜部631は、背面部63の上部に設けられており、上に進むほど後方へ向かう傾斜面を形成する。傾斜部631には、孔67が形成されていない。傾斜部631には、指示部68が形成されている。指示部68は、傾斜部631の例えば左右方向の中央部において傾斜部631から上方に突出して左右方向に長く延びる突条である。指示部68は、最高液面位置Lmaxを示している。最高液面位置Lmaxは、タンク30に最大貯留可能量だけ貯留した場合の液面の位置である。最高液面位置Lmaxは、上昇端位置Ltよりも上方である。なお、本実施形態では、指示部68は、傾斜部631の上下方向の中央よりも下側に形成されている。
把持部324、325は、最高液面位置Lmaxよりも上方に位置している。また、鍔部66は傾斜部631よりも上方に位置しており、その結果、指示部68は鍔部66よりも下方に位置している。そのため、鍔部66と把持部324、325とは、タンク30内部に洗濯処理剤が多量に貯留された状態でも、必ず液面よりも上方に位置している。そのため、鍔部66と把持部324、325とが洗濯処理剤に浸かることが抑制される。
フィルタ部材60の深さ寸法は、ユーザが洗濯処理剤を注いだ際に、洗濯処理剤が溢れかえらない程度の所定の深さ以上に設定されている。すなわち底面部64の高さ位置は、底面部64に流れ落ちた洗濯処理剤が溢れかえらない程度の所定の高さ以下に設定されている。例えば、底面部64は、注ぎ口321から40mm以上下方に位置していても良い。更に、底面部64の高さ位置は、揺動レバー51又はフロート52が最も高い位置となる液面が上昇端位置Ltの場合に、揺動レバー51又はフロート52に当たらない位置に設定されている。更にまた、底面部64の高さ位置は、タンクカバー32を取り外す際に、邪魔にならない位置に設定されている。すなわち、底面部64は、タンクカバー32を手前側の辺を支点に回転させるように動かしてタンク本体31から取り外す場合、底面部64が描く軌跡がタンク本体31に当たらない位置となるように設定されている。
以上説明した本実施形態によれば、洗濯機10は、水槽12と、水槽12に洗濯処理剤を自動で投入する自動投入装置20とを備える。自動投入装置20は、複数回の洗濯運転に使用する洗濯処理剤を貯留可能なタンク30を有する。タンク30は、タンク本体31と、タンクカバー32と、注ぎ口321と、フィルタ部材60と、を有する。タンク本体31は、上部に開口部315を有する容器状に形成されている。タンクカバー32は、タンク本体31に着脱可能に取り付けられて開口部315を開閉する。注ぎ口321は、タンクカバー32を厚み方向に貫いて形成されて洗濯処理剤の注入を可能にする。フィルタ部材60は、注ぎ口321の鉛直下方に設けられて、異物を捕集可能に構成されている。
これにより、洗濯処理剤をタンク30に注入するユーザにとって、フィルタ部材60は視認し易い位置に配置されている。そのため、タンクカバー32を取り外して奥まで覗き込まなくとも、洗濯処理剤を注入する動作の過程で、ユーザはフィルタ部材60の目詰まりや異物の存在に気づきやすくなる。また、ユーザがフィルタ部材60を目にする機会が少なくないため、フィルタ部材の清掃作業を忘れてしまうことが抑制される。したがって、自動投入装置20のフィルタ部材60の目詰まりが視認し易く、掃除が容易な洗濯機10が提供される。
本実施形態のフィルタ部材60は、タンクカバー32に着脱可能に装着される。
これによれば、タンクカバー32をタンク本体31から取り外すことで、フィルタ部材60も同時にタンク本体31から取り外せる。そのため、ユーザや作業員がフィルタ部材を観察したい場合に、比較的簡単に手に取ることができる。更に、フィルタ部材60はタンクカバー32から取り外せるため、清掃が容易となる。したがって、フィルタ部材60の目詰まりの視認性と掃除の容易性が更に向上する。また、フィルタ部材60が経年劣化した際に、フィルタ部材60のみ交換することができるので、交換に掛かるコストを削減することができる。
タンクカバー32は、フィルタ部材60がタンクカバー32に装着された状態でフィルタ部材60の移動を規制する把持部324、325を有する。フィルタ部材60は、フィルタ部材60がタンクカバー32に装着された状態で把持部324、325に移動を規制される鍔部66を有する。フィルタ部材60が装着されたタンクカバー32がタンク本体31を閉鎖する状態で、鍔部66は、洗濯処理剤の最大貯留可能量における液面の位置つまり最高液面位置Lmaxよりも上方に位置する。
これにより、鍔部66に洗濯処理剤が付着しづらいため、ユーザがフィルタ部材60を取り外して清掃する際に、手指に洗濯処理剤が付着しないで済む。また、鍔部66と把持部324、325とに洗濯処理剤が付着することにより固着し、その結果、フィルタ部材60が取り外し難くなる事態の発生が抑制される。
フィルタ部材60は、周面部すなわち前面部61、側面部62、及び背面部63と、上部の開口部65と、底面部64とを有する容器状に形成されている。前面部61、側面部62、及び背面部63と、底面部64との少なくとも一部又は全部とに厚み方向に貫通した多数の孔67が形成されている。
これにより、フィルタ部材60を板状又はシート状ではなく、容器状とすることで、注入された洗濯処理剤が溢れ出たり跳ね返ったりすることを抑制する。更に、底面部64のみならず周面部にも孔67を設けることで、一度に濾過することができる洗濯処理剤の量が増加し、一層溢れ難くすることができる。
なお、図9に示すように、タンク30は更に第2フィルタ部材38を有していても良い。この場合、第2フィルタ部材38は、例えば網状に構成されており、タンク本体31内に設けられている。第2フィルタ部材38は、タンク本体31の吸込み管34の近傍において、開口部315側の空間と、吸込み管34が設けられた空間と、を仕切っている。これにより、第2フィルタ部材38は、開口部315からフィルタ部材60を介してタンク本体31内に投入された洗剤が吸込み管34から投入ポンプ23に吸込まれる際に、その洗剤中に含まれているごみ等を捕集する機能を有する。この場合、タンクカバー32を外した際に内部に入り込んでしまったほこりなどが第2フィルタ部材38によって捕集されることが期待される。
(第2実施形態)
次に、図10を参照して第2実施形態について説明する。本実施形態の洗濯機10において、フィルタ部材60は、タンクカバー32ではなく、タンク本体31に着脱可能に装着されている。
この場合、タンク本体31は、第2把持部39を有する。第2把持部39は、例えばタンク本体31の左右の側面部312の上部に形成されている。第2把持部39は、タンク本体31の左右方向の中央部に向かって突出して形成された上下一対の凸部を有しており、凸部と凸部との間に鍔部66を把持して、鍔部66の上下方向及び左右方向への移動を規制する。なお、図10には左の側面部312に設けられた第2把持部39しか現れていないが、右の側面部312にも同様に第2把持部39が設けられていても良い。本実施形態では、第2把持部39はタンク本体31と一体に形成されている。
この場合も、第2把持部39と鍔部66とは、最高液面位置Lmaxよりも上方に位置している。そのため、第2把持部39と鍔部66とが洗濯処理剤に浸かることが抑制される。
本実施形態によっても、上記実施形態と同様の効果が奏される。
(第3実施形態)
続いて、図11~図13を参照して第3実施形態について説明する。本実施形態の洗濯機10は、フィルタ部材60に替えて、フィルタ部材70を備える。フィルタ部材70は、タンクカバー32に着脱可能に装着される。フィルタ部材70は、液切れが容易な形状を有している。
フィルタ部材70は、上部が開口した概ね直方体の容器状に形成されて、前面部71と、左右の側面部72と、背面部73と、底面部74と、上部の開口部75と、鍔部76と、孔77とを有する。前面部71は、概ね前後方向に対して垂直な面を形成し、フィルタ部材70の前側の面を構成する。左右の側面部72は、概ね左右方向に対して垂直な面を形成し、フィルタ部材70の左右の面を構成する。背面部73は、概ね前後方向に対して垂直な面を形成し、フィルタ部材70の背部の面を構成する。前面部71と、側面部72と、背面部73とは、フィルタ部材70の周面部を形成する。底面部74は、フィルタ部材60の底部を構成する。開口部75は、フィルタ部材70の上部に形成された開口であって、フィルタ部材70の内部の空間と外部の空間とを連通する。鍔部76は、前面部71の上端部と、側面部72の上端部と、背面部73の上端部とからフィルタ部材70の外側に向かって水平方向に張り出して形成されて、開口部75の周囲を囲んでいる。
底面部74は、タンク30の中央部に向かって下降する傾斜面を形成している。この場合、底面部74は、後方に向かうほど下降する傾斜面を形成している。すなわち、前面部71の下端部の高さ位置は、背面部73の下端部の高さ位置よりも上方に位置する。更に底面部74は、左右方向に関しても、中央部に向かうほど下降するように傾斜しており、断面V字状に形成されている。フィルタ部材70内部に洗濯処理剤が沢山入っている状態では、洗濯処理剤は周面部に形成された孔77や、底面部74に形成された孔77などから、多方向に向けて流れ出る。フィルタ部材70内部の洗濯処理剤が少なくなると、洗濯処理剤は底面部74の傾斜に沿って流れ、底面部74の最も低い位置に集まって流れ落ちる。
背面部73の上部には、傾斜部731が形成されている。傾斜部731は、上昇するほど後方に向かう傾斜面を形成する。傾斜部731の例えば左右方向の中央部には、最高液面位置Lmaxを示す指示部78が設けられている。指示部78は、傾斜部813から上方に突出して左右方向に延びる突条である。鍔部76は、最高液面位置Lmaxよりも上方に位置している。
本実施形態によっても、上記各実施形態と同様の効果が奏される。
本実施形態によれば、底面部74は、タンク30の中央部ほど下降する傾斜面を形成している。
これにより、フィルタ部材70からの洗濯処理剤の液通りが良くなる。特に、孔77における表面張力の影響が大きくなるフィルタ部材70内部の洗濯処理剤が少量となった状況下で、洗濯処理剤を最も低い一箇所に集めることができるため、表面張力に打ち克って洗濯処理剤を下方に通すことが容易となる。したがって、フィルタ部材70からの液切れが向上できる。更に、洗濯処理剤に異物が混入していた場合、異物は底面部74の傾斜に沿ってタンク30の中央部寄りに移動し易くなるため、異物の発見が容易となる。
(第4実施形態)
続いて、図14を参照して第4実施形態について説明する。本実施形態の洗濯機10は、フィルタ部材60に替えて、フィルタ部材80を備える。フィルタ部材80は、タンクカバー32に着脱可能に装着される。フィルタ部材80は、袋状に形成されている。
フィルタ部材80は、枠部81と、袋部82とを有する。枠部81は、袋部82を支持する。枠部81は、例えば矩形の筒状に形成されており、鍔部812を有している。鍔部812は、枠部81の上端部から外側に向けて張り出して形成されており、フィルタ部材80がタンクカバー32に装着された状態で把持部324、325に把持される。袋部82は、枠部81の下方に設けられている。袋部82は、柔軟性を有する目の細かい網目状部材で形成されている。フィルタ部材80内部に注入された洗濯処理剤は、袋部82の網目から下方に流れ落ちる。袋部82は柔軟性を有するため、洗濯処理剤の重みで変形する。そのため、洗濯処理剤が一か所に集まり易くなり液圧が上がるため、細かい網目でも、比較的速やかに洗濯処理剤が通過することができる。
枠部81は、限定しないが、例えば金属や樹脂などで構成することができる。袋部82は、限定しないが、例えばPETやナイロン、シリコンなどの樹脂で構成することができる。
枠部81の背面部には、傾斜部813が形成されている。傾斜部813は、上昇するほど後方へ向かう傾斜面を形成する。傾斜部813の例えば左右方向の中央部には、最高液面位置Lmaxを示す指示部83が形成されている。指示部83は、傾斜部813から上方に突出して左右方向に延びる突条である。
本実施形態によっても、上記各実施形態と同様の効果が奏される。
本実施形態によれば、フィルタ部材80は、枠部81と、枠部81に支持されて柔軟な網目状部材で袋状に形成された袋部82とを有する。
これにより、フィルタ部材80を比較的速やかに洗濯処理剤が通過するため、タンク30への洗濯処理剤の注入が短時間で可能となり、ユーザを煩わせることが抑制される。更に、注入された洗濯処理剤が柔軟性のある袋部82から受ける反発力は、剛性の高い部材から受ける反発力と比較して小さいため、洗濯処理剤が飛び散ったり溢れ出たりといった事態の発生が抑制される。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、フィルタ部材60は着脱可能に構成されていたが、これに限らない。例えば、フィルタ部材60は、注ぎ口321を有するタンクカバー32と一体に形成されていても良い。この場合、洗濯機10の部品点数を減らすことができるため、組み立て作業の作業性ひいては製造性を向上することができる。
なお、上記各実施形態は適宜組み合わせて実施することもできる。
例えば、フィルタ部材70、80は、それぞれタンクカバー32に替えて、タンク本体31に着脱可能に装着されていても良い。また、フィルタ部材70、80は、タンクカバー32と一体に形成されていても良い。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…洗濯機、12…水槽、20…自動投入装置、30…タンク、31…タンク本体、32…タンクカバー、321…注ぎ口、324、325…把持部、60…フィルタ部材、61…前面部(周面部)、62…側面部(周面部)、63…背面部(周面部)、64…底面部、65…開口部、66…鍔部、67…孔、70…フィルタ部材、71…前面部(周面部)、72…側面部(周面部)、73…背面部(周面部)、74…底面部、75…開口部、76…鍔部、77…孔、80…フィルタ部材、81…枠部、812…鍔部、83…袋部

Claims (6)

  1. 水槽と、
    前記水槽に洗濯処理剤を自動で投入する自動投入装置と、を備え、
    前記自動投入装置は、複数回の洗濯運転に使用する洗濯処理剤を貯留可能なタンクを有し、
    前記タンクは、
    上部に開口部を有する容器状に形成されたタンク本体と、
    前記タンク本体に着脱可能に取り付けられて前記開口部を開閉するタンクカバーと、
    前記タンクカバーを厚み方向に貫いて形成されて前記洗濯処理剤の注入を可能にする注ぎ口と、
    前記注ぎ口の鉛直下方に設けられて、異物を捕集可能なフィルタ部材と、を有する、
    洗濯機。
  2. 前記フィルタ部材は、前記タンクカバーに着脱可能に装着される
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記タンクカバーは、前記フィルタ部材が前記タンクカバーに装着された状態で前記フィルタ部材の移動を規制する把持部を有し、
    前記フィルタ部材は、前記フィルタ部材が前記タンクカバーに装着された状態で前記把持部に移動を規制される鍔部を有し、
    前記フィルタ部材が装着された前記タンクカバーが前記タンク本体を閉鎖する状態で、前記鍔部は、前記洗濯処理剤の最大貯留可能量における液面の位置よりも上方に位置する、
    請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記フィルタ部材は、周面部と、上部の開口部と、底面部とを有する容器状に形成され、
    前記周面部と前記底面部との少なくとも一部又は全部とに厚み方向に貫通した多数の孔が形成されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
  5. 前記底面部は、前記タンクの中央部ほど下降する傾斜面を形成している、
    請求項4に記載の洗濯機。
  6. 前記フィルタ部材は、枠部と、前記枠部に支持されて柔軟な網目状部材で袋状に形成された袋部とを有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
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