JP2024014031A - 検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法 - Google Patents

検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024014031A
JP2024014031A JP2022116575A JP2022116575A JP2024014031A JP 2024014031 A JP2024014031 A JP 2024014031A JP 2022116575 A JP2022116575 A JP 2022116575A JP 2022116575 A JP2022116575 A JP 2022116575A JP 2024014031 A JP2024014031 A JP 2024014031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
mark
substrate
detection device
illumination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022116575A
Other languages
English (en)
Inventor
竣 戸田
Shun Toda
俊樹 岩井
Toshiki Iwai
靖行 吽野
Yasuyuki Unno
雄一 藤田
Yuichi Fujita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2022116575A priority Critical patent/JP2024014031A/ja
Priority to US18/346,296 priority patent/US20240027926A1/en
Priority to KR1020230092815A priority patent/KR20240013057A/ko
Publication of JP2024014031A publication Critical patent/JP2024014031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7049Technique, e.g. interferometric
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7088Alignment mark detection, e.g. TTR, TTL, off-axis detection, array detector, video detection
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/0002Lithographic processes using patterning methods other than those involving the exposure to radiation, e.g. by stamping
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70605Workpiece metrology
    • G03F7/70616Monitoring the printed patterns
    • G03F7/70633Overlay, i.e. relative alignment between patterns printed by separate exposures in different layers, or in the same layer in multiple exposures or stitching
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7042Alignment for lithographic apparatus using patterning methods other than those involving the exposure to radiation, e.g. by stamping or imprinting

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

【課題】第1物体と第2物体の相対位置を高い検出精度で検出する技術を提供する。【解決手段】第1物体と第2物体とにそれぞれ第1マークと第2マークを設け、検出装置は、第1、第2マークを照明光で照明する照明系と、撮像素子を含み、照明系によって照明された第1、第2マークからの回折光を撮像素子の撮像面に結像させる検出系と、を備え、第1、第2マークは、第1方向または第1方向に直交する第2方向における相対位置を示す光学情報を撮像面に形成可能に構成され、照明光は、照明系の瞳面における照明系の光軸およびその近傍のみを通過する光であり、検出系の瞳面26には、検出系の光軸を第3方向に平行な方向に横切る第1遮光部261と、検出系の光軸を第4方向に平行な方向に横切る第2遮光部262とを含む遮光体260が設けられ、第3方向は、第1方向に共役な方向であり、第4方向は、第2方向に共役な方向である。【選択図】図8

Description

本発明は、検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法に関する。
インプリント装置では、基板の上に配置されたインプリント材にモールドを接触させインプリント材を硬化させることによってインプリント材の硬化物からなるパターンが形成される。このようなインプリント装置では、基板とモールドを正確に位置合わせすることが重要である。特許文献1には、基板に設けられた回折格子からなるマークとモールドに設けられた回折格子からなるマークとを使って基板とモールドとを位置合わせする技術が記載されている。
特表2008-522412号公報
マークを照明すると、マークとその外側の領域との境界であるエッジで反射された光がノイズ光として撮像素子に入射し、これがマークの検出精度を低下させうる。特に、マークの面積が縮小されると、マークからの位置情報を検出するための光によって形成される像に与えるノイズ光の影響が大きくなり、検出精度の低下が顕著になりうる。
本発明は、第1物体と第2物体とにそれぞれ設けられた第1マークと第2マークとの相対位置を高い検出精度で検出するために有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、重ねて配置された第1物体と第2物体とにそれぞれ設けられた第1マークと第2マークとの相対位置を検出する検出装置に係り、前記検出装置は、前記第1マークおよび前記第2マークを照明光で照明する照明系と、撮像素子を含み、前記照明系によって照明された前記第1マークおよび前記第2マークからの回折光を前記撮像素子の撮像面に結像させる検出系と、を備え、前記第1マークおよび前記第2マークは、第1方向または前記第1方向に直交する第2方向における前記相対位置を示す光学情報を前記撮像面に形成可能に構成され、前記照明光は、前記照明系の瞳面における前記照明系の光軸およびその近傍のみを通過する光であり、前記検出系の瞳面には、前記検出系の光軸を第3方向に平行な方向に横切る第1遮光部と、前記検出系の前記光軸を第4方向に平行な方向に横切る第2遮光部とを含む遮光体が設けられ、前記第3方向は、前記第1方向に共役な方向であり、前記第4方向は、前記第2方向に共役な方向である。
本発明によれば、第1物体と第2物体とにそれぞれ設けられた第1マークと第2マークとの相対位置を高い検出精度で検出するために有利な技術が提供される。
照明系の瞳面(a)の光強度分布および検出系の瞳面(b)の光強度分布を例示する図。 リソグラフィー装置の一例としてのインプリント装置の装置を例示する図。 検出装置の構成を例示する図。 モールドマーク(a)および基板マーク(b)を例示する図。 モアレ縞を発生する回折格子を例示する図。 モアレ縞を発生する回折格子を例示する図。 パターンエッジ光を例示する図。 照明系の瞳面(a)に配置される照明絞りおよび検出系の瞳面(b)に配置される照明絞りを例示する図。 パターンエッジ光の有無によるモアレ縞の位相差計測への影響を説明するための図。 物品製造方法を例示する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図2には、原版のパターンを基板に転写するリソグラフィー装置の一例としてのインプリント装置10の構成が示されている。インプリント装置10は、半導体デバイスなどのデバイスの製造に使用され、被処理体である基板17上の未硬化のインプリント材18をモールド(型)16を使って成形することによって、インプリント材18の硬化物からなるパターンを基板17の上に形成する。インプリント装置10によって基板17の上にパターンを形成するパターン形成処理は、接触工程、充填・アライメント工程、硬化工程および分離工程を含みうる。接触工程では、基板17のショット領域の上のインプリント材18とモールド16のパターン領域16aとが接触させられる。充填・アライメント工程では、基板17とパターン領域16aとで規定される空間にインプリント材18が充填されるとともに、基板17のショット領域とモールド16のパターン領域16aとのアライメントがなされる。ショット領域は、1回のパターン形成処理によってパターンが形成される領域、換言すると、1回のパターン形成処理によってモールド16のパターン領域16aが転写される領域である。
インプリント材としては、硬化用のエネルギーが与えられることにより硬化する硬化性組成物(未硬化状態の樹脂と呼ぶこともある)が用いられる。硬化用のエネルギーとしては、電磁波、熱等が用いられうる。電磁波は、例えば、その波長が10nm以上1mm以下の範囲から選択される光、例えば、赤外線、可視光線、紫外線などでありうる。硬化性組成物は、光の照射により、あるいは、加熱により硬化する組成物でありうる。これらのうち、光の照射により硬化する光硬化性組成物は、少なくとも重合性化合物と光重合開始剤とを含有し、必要に応じて非重合性化合物または溶剤を更に含有してもよい。非重合性化合物は、増感剤、水素供与体、内添型離型剤、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマー成分などの群から選択される少なくとも一種である。インプリント材は、液滴状、或いは複数の液滴が繋がってできた島状又は膜状となって基板上に配置されうる。また、インプリント材は、スピンコーターやスリットコーターによって基板上に膜状に供給されてもよい。インプリント材の粘度(25℃における粘度)は、例えば、1mPa・s以上100mPa・s以下でありうる。基板の材料としては、例えば、ガラス、セラミックス、金属、半導体(Si、GaN、SiC等)、樹脂等が用いられうる。必要に応じて、基板の表面に、基板とは別の材料からなる部材が設けられてもよい。基板は、例えば、シリコンウエハ、化合物半導体ウエハ、石英ガラスである。以下では、インプリント材として光硬化性組成物を採用した例を説明するが、これはインプリント材の種類を制限することを意図したものではない。
本明細書および添付図面では、基板17の表面に平行な方向をXY平面とするXYZ座標系において方向を示す。XYZ座標系におけるX軸、Y軸、Z軸にそれぞれ平行な方向をX方向、Y方向、Z方向とし、X軸周りの回転、Y軸周りの回転、Z軸周りの回転をそれぞれθX、θY、θZとする。X軸、Y軸、Z軸に関する制御または駆動は、それぞれX軸に平行な方向、Y軸に平行な方向、Z軸に平行な方向に関する制御または駆動を意味する。また、θX軸、θY軸、θZ軸に関する制御または駆動は、それぞれX軸に平行な軸の周りの回転、Y軸に平行な軸の周りの回転、Z軸に平行な軸の周りの回転に関する制御または駆動を意味する。また、位置は、X軸、Y軸、Z軸の座標に基づいて特定されうる情報であり、姿勢は、θX軸、θY軸、θZ軸の値で特定されうる情報である。位置決めは、位置および/または姿勢を制御することを意味する。アライメント(位置合わせ)は、基板17のショット領域とモールド16のパターン領域とのアライメント誤差(重ね合わせ誤差)が低減されるように基板17およびモールドの少なくとも一方の位置および/または姿勢を制御することを含みうる。また、アライメントは、基板17のショット領域およびモールド16のパターン領域の少なくとも一方の形状を補正あるいは変更するための制御を含みうる。接触工程および分離工程は、モールド駆動機構13によってモールド16を駆動することによって実行されうるが、基板駆動機構14によって基板17を駆動することによって実行されてもよい。あるいは、接触工程および分離工程は、モールド駆動機構13によってモールド16を駆動し、かつ基板駆動機構14によって基板17を駆動することによって実行されてもよい。
インプリント装置10は、硬化部11と、検出装置12と、モールド駆動機構13と、基板駆動機構14と、制御部Cとを備えうる。インプリント装置10は、塗布部15を更に備えてもよい。硬化部11は、基板17の上のインプリント材18とモールド16を接触させる接触工程の後に、インプリント材18に対して硬化エネルギーとしての紫外光等の光を照射し、インプリント材18を硬化させる。硬化部11は、例えば、光源と、該光源から射出される光を被照射面となるモールド16のパターン領域16aに対して所定の形状で均一に照射するための複数の光学素子とを含みうる。特に、硬化部11による光の照射領域(照射範囲)は、パターン領域16aの表面積と同程度、またはパターン領域16aの面積よりもわずかに大きいことが望ましい。これは、照射領域を必要最小限とすることで、照射に伴う熱に起因してモールド16または基板17が膨張し、インプリント材18に転写されるパターンに位置ずれや歪みが発生することを抑えるためである。加えて、基板17などで反射した光が塗布部15に到達し、塗布部15の吐出部に残留したインプリント材18を硬化させてしまうことで、塗布部15の動作に異常が生じることを防止するためでもある。ここで、光源としては、例えば、高圧水銀ランプ、各種エキシマランプ、エキシマレーザーまたは発光ダイオードなどが採用されうる。光源は、被受光体であるインプリント材18の特性に応じて適宜選択されうる。
図3には、検出装置12の構成例が示されている。検出装置12は、モールド(第1物体)16に配置されたモールドマーク(第1マーク)19と基板(第2物体)17に配置された基板マーク(第2マーク)20との相対位置を光学的に検出あるいは計測するように構成される。モールドマーク(第1マーク)19および基板マーク(第2マーク)20は、X方向(第1方向)またはY方向(第2方向)における前記相対位置を示す光学情報を後述の撮像素子25の撮像面に形成可能に構成される。検出装置12は、照明系22と、検出系21とを含みうる。照明系22の一部と検出系21の一部とは共有されうる。照明系22は、光源23を含み、光源23からの光を使って照明光を生成し、この照明光により計測対象物(第1マーク、第2マーク)を照明する。この照明光は、無偏光の光でありうる。検出系21は、照明光で照明された計測対象物からの光を検出することによって計測対象物としてのモールドマーク(第1マーク)19と基板マーク(第2マーク)20との相対位置を検出する。
検出装置12の光軸のうち基板17およびモールド16の位置における光軸は、基板17の上面およびモールド16の下面(パターン領域16a)に対して垂直、即ち、Z軸に平行である。検出装置12は、モールドマーク19および基板マーク20の位置に合わせて、不図示の駆動機構によってX方向およびY方向に駆動可能に構成されうる。検出装置12は、モールドマーク19または基板マーク20の位置に検出系21の焦点を合わせるためにZ方向に駆動可能に構成されてもよい。検出装置12は、焦点合わせ用の光学素子あるいは光学系を含んでよい。検出装置12を使って検出あるいは計測されたモールドマーク19と基板マーク20との相対位置に基づいて、基板駆動機構14による基板17の位置決め、および、不図示の補正機構によるパターン領域16の形状および倍率の補正が制御されうる。補正機構は、モールド駆動機構13に搭載され、モールド16を変形させることによってモールド16のパターン領域16aの形状および倍率を調整しうる。モールドマーク19および基板マーク20については後で詳述する。
モールド駆動機構13は、真空吸引力または静電吸引等によりモールド16を保持するモールドチャック(不図示)と、モールドチャックを駆動することによってモールド16を駆動するモールド駆動部(不図示)とを含みうる。また、モールド駆動機構13は、前述の補正機構を含みうる。モールド駆動部は、例えば、モールドチャックあるいはモールド16をZ軸に関して駆動するように構成されうる。モールド駆動部は、更に、モールドチャックあるいはモールド16をθX軸、θY軸、θZ軸、X軸およびY軸の少なくとも1つの軸に関して駆動するように構成されてもよい。
基板駆動機構14は、真空吸着力または静電力等により基板17を保持する基板チャックと、基板チャックを駆動することによって基板17を駆動する基板駆動部(不図示)とを含みうる。基板駆動部は、例えば、基板チャックあるいは基板17をX軸、Y軸およびθZ軸に関して駆動するように構成されうる。基板駆動部は、更に、基板ドチャックあるいは基板17をθX軸、θY軸、Z軸の少なくとも1つの軸に関して駆動するように構成されてもよい。
塗布部(ディスペンサ)15は、基板17の上に未硬化のインプリント材18を塗布あるいは配置する。塗布部15は、インプリント装置10の筐体の外部に配置されてもよく、この場合には、塗布部15は、インプリント装置10の構成要素ではないものと理解されてもよい。
モールド16は、そのパターン領域16aに基板17(の上のインプリント材18)に転写すべき回路パターン等のパターンを有する。モールド16は、硬化エネルギーとしての光を透過させる材料、例えば石英で構成されうる。基板17は、例えば、単結晶シリコン基板等の半導体基板、あるいは、半導体基板の上に少なくとも1つの層を有する基板でありうる。
制御部Cは、硬化部11、検出装置12、モールド駆動機構13、基板駆動機構14および塗布部15を制御するように構成されうる。制御部Cは、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)又は、プログラムが組み込まれたコンピュータ、又は、これらの全部または一部の組み合わせによって構成されうる。FPGAには、PLD(Programmable Logic Device)、又は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)が含まれうる。制御部Cは、メモリおよびプロセッサを含み、メモリに記憶(保存)された演算式、パラメータおよびコンピュータプログラムに基づいて動作し、インプリント装置10の動作及び機能を定義しうる。検出装置12の機能、例えば、撮像素子25によって撮像された画像を処理する機能の少なくとも一部は、制御部Cに組み込まれたモジュールによって提供されてもよく、その場合、制御部Cの当該モジュールは、検出装置12の一部として理解されうる。
ここで、インプリント装置10によって実行されるインプリント処理あるいはパターン形成処理について説明する。まず、基板搬送機構(不図示)により基板17が基板駆動機構14の基板チャックに搬送され、基板チャックに固定される。続いて、基板17のショット領域が塗布部15による塗布位置に移動するように基板駆動機構14によって基板17が駆動される。その後、塗布部15により基板のショット領域(インプリント領域)にインプリント材18が塗布、配置あるいは供給される(塗布工程)。
次に、インプリント材18が配置されたショット領域がモールド16のパターン領域16aの直下位置に配置されるように基板駆動機構14によって基板17が駆動される。次いで、例えば、モールド駆動機構13によってモールド16を降下させることによって基板17の上のインプリント材18とモールド16のパターン領域16aとが接触させられる(接触工程)。これにより、基板17とモールド16のパターン領域16aとの間の空間(パターン領域16aの凹部を含む)にインプリント材18が充填される(充填工程)。また、それぞれモールドマーク19と基板マーク20とで構成される複数のマーク対について、モールドマーク19と基板マーク20との相対位置が検出装置12を使って検出あるいは計測される。そして、その結果に基づいてパターン領域16aと基板17のショット領域とのアライメントがなされる(アライメント工程)。この際に、補正機構によってモールド16のパターン領域16aの形状が補正されてもよい。また、不図示の加熱機構によって基板17のショット領域の形状が補正されてもよい。
充填およびアライメント工程が完了した段階で、硬化部11によってモールド16を通してインプリント材18に光が照射され、インプリント材18が硬化される(硬化工程)。この際、検出装置12は、硬化部11の光路を遮らないように退避駆動されうる。続いて、モールド駆動機構13によってモールド16を上昇させることによってモールド16が基板17の上の硬化したインプリント材18から分離される(分離工程)。
インプリント装置10は、検出装置12を備え、検出装置12の出力に基づいて原版(あるいはパターン領域)と基板(あるいはショット領域)とのアライメントを行い、原版のパターンを基板に転写するリソグラフィー装置の一例として理解されうる。インプリント装置10は、モールドマーク19(第1マーク)が設けられたモールド16(第1物体あるいは原版)と基板マーク20(第2マーク)が設けられた基板17(第2物体)とのアライメントを検出装置12の出力に基づいて行う。
以下、図3を参照しながら検出装置12の詳細を説明する。前述のように、検出装置12は、照明系22および検出系21を含み、照明系22の一部と検出系21の一部とは共有されうる。照明系22は、プリズム24等を介して光源23からの光で生成される照明光を共通光軸へ導き、モールドマーク19および基板マーク20を照明する。光源23は、例えば、ハロゲンランプ、LED、半導体レーザー(LD)、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、スーパーコンティニウム光源、LDLS(Laser-Driven Light Source)光源の少なくも1つを含みうる。光源23が発生する照明光の波長は、インプリント材18を硬化させないように選択される。
プリズム24は、照明系22および検出系21によって共有され、照明系22の瞳面1もしくはその近傍、または、検出系21の瞳面2もしくはその近傍に配置されうる。モールドマーク19および基板マーク20は、回折格子で構成されるマークを含みうる。検出系21は、照明系22によって照明されたモールドマーク19および基板マーク20で回折された回折光同士の干渉により発生する干渉光(干渉縞あるいはモアレ縞)の光学像を撮像素子25の撮像面に形成しうる。撮像素子25は、例えば、CCDセンサまたはCMOSセンサなどで構成されうる。
プリズム24は、反射面RSとして、2つの部材が貼り合わせられた面(貼り合わせ面)を有し、その貼り合わせ面に反射膜24aを有しうる。プリズム24は、表面に反射膜24aを有する板状の光学素子で置き換えられてもよい。プリズム24が配置されている位置は、照明系22および検出系21の瞳面1、2およびそれらのいずれかの近傍でなくてもよい。照明系22の瞳面1には、照明絞り27(例えば、ピンホール板)が配置されうる。検出系21の瞳面2には、検出絞り26が配置されうる。照明絞り27は、照明系22の瞳面1の光強度分布を規定するものである。なお、照明絞り27は、任意的な構成要素であってよく、反射膜24aの領域を規定することによって光軸に平行な照明光が形成されてもよい。
図4には、アライメントマークであるモールドマーク19および基板マーク20の概略図である。モールドマーク19は、例えば、マーク19a、回折格子19bおよび回折格子19b′で構成されうる。基板マーク20は、例えば、マーク20a、回折格子20bおよび回折格子20b′で構成されうる。マーク19a、29aは、粗検マークであり、回折格子19b、19b′、20b、20b’は、精検マークである。
回折格子19b、19b’、20b、20b’は、周期的なパターンを有しうる。マーク19aとマーク20aの幾何的な中心位置に基準として、検出装置12による検出結果からモールド16と基板17の相対位置を求めることができる。モールドマーク19の回折格子19b(19b’)および基板マーク20の回折格子20b(20b’)からの回折光によって干渉縞(モアレ縞)が発生するため、モールドマーク19および基板マーク20の回折効率に応じてモアレ縞の光量が変化する。特に、回折効率は波長の変化に応じて周期的に変化するため、効率よくモアレ縞を検出することができる波長とモアレ縞の検出が困難な波長とが存在しうる。モアレ縞の検出が困難な波長の光はノイズとなりうる。
図5は、モアレ縞を発生する回折格子の一例を示す図である。以下、図5(a)乃至図5(d)を参照して、回折格子19b及び回折格子20bからの回折光によるモアレ縞の発生の原理、及び、モアレ縞を用いた回折格子19bと回折格子20bとの相対位置の検出について説明する。モールド16に設けられた回折格子19bおよび基板17に設けられた回折格子20bの計測方向のパターン(格子)の周期が僅かに異なっている。周期が互いに異なる2つの回折格子を重ねると、2つの回折格子からの回折光同士の干渉によって、回折格子間の周期差を反映した周期を有するパターン、所謂、モアレ縞(モアレ)が現れる。この際、回折格子同士の相対位置によってモアレ縞の位相が変化するため、モアレ縞を検出することで回折格子19bと回折格子20bとの相対位置、即ち、モールド16と基板17との相対位置を求めることができる。
具体的には、周期が僅かに異なる回折格子19bと回折格子20bとを重ねると、回折格子19b及び20bからの回折光が重なり合うことで、図5(c)に示すように、周期の差を反映した周期を有するモアレ縞が発生する。モアレ縞は、回折格子19bと回折格子20bとの相対位置によって明暗の位置(縞の位相)が変化する。例えば、回折格子19b及び20bのうち一方の回折格子をX方向にずらすと、図5(c)に示すモアレ縞は、図5(d)に示すモアレ縞に変化する。モアレ縞は、回折格子19bと回折格子20bとの間の実際の位置ずれ量を拡大し、大きな周期の縞として発生するため、検出系21の解像力が低くても、回折格子19bと回折格子20bとの相対位置を高精度に検出することができる。回折格子19b、19b’、20b、20b’について、1次元の回折格子パターンで説明したが、例えば図6のように回折格子20b、20b’をチェッカーボード状のパターンにすることができる。回折格子パターンをチェッカーボード状にすることによって、図4に示すY方向のみでなくX方向にも光を回折させることができる。
パターンエッジからの散乱光および異物からの散乱光があるとモアレ計測において計測誤差につながる。アライメントマークに対してXY平面に垂直なZ方向から照明光を入射させた場合、検出系21の瞳面2のX軸およびY軸をノイズ光が通過する。これはモールドマーク19および基板マーク20のパターンのエッジがX軸およびY軸のどちらかに平行であるためである。そのため、モアレ縞検出に必要となる信号として検出系21の瞳の中心から偏心した領域を通過した光を撮像素子25で検出し、検出系21の瞳におけるX軸およびY軸に入射するノイズ光を遮断することが好ましい。これによりパターンエッジからの散乱光によるノイズを低減することができる。また、チェッカーボードの対向する2辺がそれぞれX軸およびY軸のどちらかに平行ではない場合、パターンエッジからの散乱光は検出系21の瞳面2のX軸およびY軸以外も通過しうる。そのため、パターンエッジはそれぞれX軸およびY軸のどちらかに平行であることが望ましい。これは、基板マーク20の回折格子パターンがチェッカーボードであり、モールドマーク19の回折格子パターンがラインアンドスペースである場合に限定されるものではない。例えば、基板マーク20の回折格子パターンがラインアンドスペースであり、モールドマーク19の回折格子パターンがチェッカーボードであってもよい。
次に、モアレ縞検出による相対位置の決定方法について説明する。回折格子19bと回折格子20bは、周期的なパターンで構成されており、計測方向の周期が微小に異なるため、これらを重ね合わせると、Y方向に光強度が変化するモアレ縞が形成される。また、回折格子19bと回折格子20bの周期の違いによって、相対位置が変化したときのモアレ縞のシフト方向が異なる。例えば、回折格子19bの周期が回折格子20bの周期よりも僅かに大きい場合、基板17が相対的に+Y方向へシフトすると、モアレ縞も+Y方向へシフトする。一方、回折格子19bの周期が回折格子20bの周期より僅かに小さい場合、基板17が相対的に+Y方向へシフトすると、モアレ縞は-Y方向へシフトする。
回折格子19b′および回折格子20b′によって別のモアレ縞が形成される。回折格子19bと回折格子20bとの間の周期の大小関係と、回折格子19b’と回折格子20b’との間の周期の大小関係とは逆である。そのため、相対位置が変化すると、計測される2つのモアレ縞の位置が互いに反対方向に変化する。モアレ縞を発生させるモールド側と基板側の周期的なマークが1周期分ずれていると、モアレ縞検出の原理上、1周期分のずれを検出できない。そのため検出精度が低いマーク19aとマーク20aを用いて、モールド16と基板17との間に1周期分の相対的な位置ずれがないことが確認されうる。
続いて、図1(a)、(b)を参照しながら照明系22の瞳面1および検出系21の瞳面2における光強度分布を例示的に説明する。図1(a)に例示されるように、照明系22の瞳面1の出口には、x軸およびy軸の交点(即ち光軸)上に集中した光強度を有する光強度分布3が生成されうる。図1(b)には、光強度分布3によって照明されたマーク19b、20b(19b’、20b’)からの回折光4a~4d、5a~5d、6によって検出系21の瞳面1に形成される光強度分布が例示されている。照明系22の瞳面1の座標系として、xyz座標系が定義されている。照明系22の瞳面1におけるx軸、y軸は、それぞれXYZ座標系におけるZ軸、Y軸と一致する。x軸に平行なx方向は、X軸に平行なX方向に共役な方向であり、y軸に平行なy方向は、Y軸に平行なY方向に共役な方向である。照明系22において、x方向とX方向とが共役とは、モールド16/基板17と照明系22の瞳面1との間に照明系22の光軸を折り曲げる反射面(例えば、反射面RS)が存在しない場合には、x方向とX方向が同一方向であることを意味する。照明系22において、x方向とX方向とが共役とは、モールド16/基板17と瞳面1との間に光軸を折り曲げる反射面が存在する場合には、該反射面によって瞳面1に写像されたX方向がx方向と一致することを意味する。該反射面が存在する場合において、x方向とX方向とが一致する場合もあるし、一致しない場合もある。y方向とY方向との共役についても同様である。
図3に示された例では、モールド16/基板17と検出系21の瞳面2との間に検出系21の光軸を折り曲げる反射面が存在しない。よって、検出系21の瞳面2の座標系として、xyz座標系を定義すると、x軸はX軸と一致し、y軸はY軸と一致する。x軸に平行なx方向(第3方向)は、X軸に平行なX方向(第1方向)に共役な方向であり、y軸に平行なy方向(第4方向)は、Y軸に平行なY方向(第2方向)に共役な方向である。検出系21において、x方向とX方向とが共役とは、モールド16/基板17と検出系21の瞳面2との間に検出系21の光軸を折り曲げる反射面が存在しない場合には、x方向とX方向が同一方向であることを意味する。検出系21において、x方向とX方向とが共役とは、モールド16/基板17と検出系21の瞳面2との間に光軸を折り曲げる反射面が存在する場合には、該反射面によって瞳面2に写像されたX方向がx方向と一致することを意味する。該反射面が存在する場合において、x方向とX方向とが一致する場合もあるし、一致しない場合もある。y方向とY方向との共役についても同様である。
ここでは、計測方向(モアレ縞における光強度が変化する方向)がX方向(第1方向)と一致する場合に関して説明する。モールドマーク19の回折格子19b(19b’)と基板マーク20の回折格子20b(20b’)との相対位置は、モールドマーク19と基板マーク20との相対位置と等価である。検出系21は、計測方向におけるモールドマーク19の回折格子19b(19b’)と基板マーク20の回折格子20b(20b’)との相対位置を示す情報を撮像素子25の撮像面に結像させる。
照明系22の瞳面1の出口に、X軸およびY軸の交点(照明系22の光軸)およびその近傍に集中した光強度を有する光強度分布3が形成される場合、換言すると、照明光が照明系22の瞳面1における照明系22の光軸およびその近傍のみを通過する場合を考える。この場合、光源23から放射された光のうち光軸と平行な成分の光のみが照明光としてモールドマーク19(回折格子19b、19b’)に入射するとみなすことができる。モールドマーク19(回折格子19b、19b’)では、X軸方向に+1次および-1次の回折光が発生する。モールドマーク19(回折格子19b、19b’)で発生する回折光のうち、+1次回折光は光軸に対してX軸の正方向に回折する光とし、-1次回折光は光軸に対してX軸の負方向に回折する光とする。それぞれの回折光が基板マーク20(回折格子20b、20b’)に入射することで+1次および-1次の回折光がそれぞれ発生する。基板マーク20はチェッカーボードとなっているため、基板マーク20で回折した光の進行方向はX軸成分およびY軸成分の両方を持つ。ここで、基板マーク20で発生する回折光のうち、+1次回折光は進行方向に光軸に対してY軸の正方向成分を含む回折光とし、-1次回折光は進行方向に光軸に対してY軸の負方向成分を含む回折光とする。
図1において、例えば、検出系21の瞳面2において、回折光4aは、モールドマーク19に照明光が入射し、-1次方向に回折した後、基板マーク20において+1次方向に回折した光を表す。このような回折光4aを(-1、+1)と表す。このような表現方法に従うと、瞳面2には、回折光(-1、+1)の他に回折光4b(+1、+1)、回折光4c(-1、-1)、回折光4d(+1、-1)が入射する。回折光4aと回折光4bが撮像素子25の撮像面で結像してX方向に光強度が変化する干渉縞(モアレ縞)が発生する。同様に回折光4cと回折光4dによってもX方向に光強度が変化する干渉縞が発生する。
モールドマーク19(19b、19b’)のピッチをPmxとし、基板マーク20(20b、20b’)のX方向およびY方向のピッチをそれぞれPwx、Pwyとする。検出系21の瞳面2において回折光4aのX軸からの距離はf・tanθwyとして表せる。fは、検出系21の瞳面2およびモールドマーク19/基板マーク20との間に配置されたレンズ群の焦点距離、θwyは、基板マーク20でのY方向の回折角とする。回折角θwyは、arcsin(λ/Pwy)である。これは、回折角θは、光の波長をλ、マークピッチをpとした場合にsinθ=λ/pと表すことができるためである。波長λは、例えば、レーザー光源を使った場合のように単一の波長であってもよいし、例えば、500~800nmの波長帯域に強度分布を持ってもよい。一方で、回折光4aのY軸からの距離は、f・tan(θmx-θwx)と表すことができる。θmxは、モールドマーク19でのX軸方向の回折角、θwxは、基板マーク20でのX軸方向の回折角である。θmx-θwxは、arcsin(λ/Pmx)-arcsin(λ/Pwx)である。これは、モールドマーク19/基板マーク20に入射した光は、X軸方向に、モールドマーク19および基板マーク20のそれぞれで回折するためである。また、計測方向が瞳面1、2のX軸と直交するY軸(第2方向)と同様の場合のモールドマーク19/基板マーク20に関しても同様のことが言え、回折光5a、5b、5c、5dをそれぞれ説明できる。
パターンエッジ光6について図7を用いて説明する。パターンエッジ光6とは、モールドマーク19および基板マーク20の回折格子19b(19b’)、20b(20b’)のパターン全体のエッジにおける回折光である。なお、19b(19b’)、20b(20b’)を構成する個々の微小なパターン要素のエッジ部分ではそれぞれのピッチが細かいため回折光として検出されない。モールドマーク19の回折格子19bにおけるパターンエッジ光について説明する。回折格子19bの全体におけるエッジに入射した光は、エッジと直交する軸方向にのみ回折する。これは、回折格子19bの全体におけるエッジがX、Y軸のどちらかにそれぞれ平行であるためである。例えば、X軸と平行な方向のエッジに光が入射した場合、回折光はY軸方向と平行な方向となる。一方で、Y軸方向と平行な方向のエッジに光が入射した場合は、X軸方向と平行な方向に回折する。これは、モールドマーク19の回折格子19b′、基板マーク20の回折格子20b、20b′における回折光についても同様に言える。そのため、パターンエッジ光6は、検出系21の瞳面2におけるX軸およびその近傍、ならびに、Y軸およびその近傍を通過する。
不要光であるパターンエッジ光6を除去するための照明絞り27および検出絞り26について図8を用いて説明する。モールドマーク19に光軸と平行な光を入射させるためには、照明系22の瞳面1の出口に、X軸およびY軸の交点(即ち光軸)およびその近傍のみに集中した光強度を有する光強度分布を形成することが有利である。そこで、X軸およびY軸の交点に開口(ピンホール)を有する照明絞り27(ピンホール板)が瞳面1に配置されうる。これにより、光源23の光軸と平行な光のみをモールドマーク19(回折格子19b、19b’)に入射させることが可能となる。
撮像素子25の撮像面にモアレ縞を結像させる回折光4a~4d、5a~5dは、検出系21の瞳面2におけるX軸およびY軸上ではない領域に入射する。一方で、パターンエッジ光6は、検出系21の瞳面2におけるX軸およびその近傍、ならびに、Y軸およびその近傍に入射する。パターンエッジ光6は、モアレ縞の位相差から回折格子19b(19b’)と回折格子20b(20b’)との相対位置を計測する上でノイズ光となる。そこで、X軸およびその近傍、ならびに、Y軸およびその近傍に遮光体260を有する検出絞り26を検出系21の瞳面2に配置することでパターンエッジ光6が遮断することができる。
検出系21の瞳面2に配置される遮光体260は、検出系21の光軸をx軸に平行な方向(第3方向)に横切る第1遮光部261と、検出系21の光軸をy軸に平行な方向(第4方向)に横切る第2遮光部262とを含みうる。遮光体260は、更に、光軸に対して調心された第3遮光部263を含んでもよい。第3遮光部は、円形状を有しうる。前述のように、x軸に平行な方向(第3方向)は、X軸に平行な方向(第1方向)に共役な方向であり、y軸に平行な方向(第4方向)は、Y軸に平行な方向(第2方向)に共役な方向である。照明絞り27は、直径dを有するピンホールを備えるピンホール板でありうる。
検出系21の瞳面2は、遮光体260が配置されていない領域に光透過領域265を有する。照明光で照明されたモールドマーク19(19b、19b’)と基板マーク20(20b、20b’)からの回折光は、光透過領域265を通過して、モールド16と基板17との相対位置を示す光学情報を撮像素子25の撮像面に形成する。照明光で照明されたモールドマーク19(19b、19b’)と基板マーク20(20b、20b’)からの光のうち該相対位置を示す光学情報を含まない不要光は、第1遮光部262および第2遮光部262の双方で遮断されうる。
照明系22の瞳面1の出口に形成される光強度分布3における集中した光強度部(つまり、ピンホール)の直径をdとした場合、検出系21の瞳面2におけるパターンエッジ光6の幅もdとなる。そのため、パターンエッジ光6を遮断するには、検出絞り26の第1遮光部261および第2遮光部262の幅Dは、dと等しいか、dより大きいことが好ましい。モアレ縞を撮像素子25の撮像面に結像させるための回折光4a~4d、5a~5dは、検出系21の瞳面2における遮光体260以外の領域に入射する必要がある。例えば、回折光4aについては、検出系21の瞳面2において、X軸からの距離|f・tanθwy|およびY軸からの距離|f・tan(θmx-θwx)|がどちらも遮光体260の幅Dの半分および回折光4aの半径rの和よりも大きいことが好ましい。ここで、遮光体260の幅Dは、X方向に関しては第2遮光部262のX方向の幅であり、Y方向に関しては第1遮光部261のY方向の幅である。この条件を数式で表現すると、遮光体260の幅Dは、以下の式を満たすことが好ましい。
|f・tanθwy|-r≧D/2≧d/2、および、
|f・tan(θmx‐θwx)|-r≧D/2≧d/2
ここで、rは、モールドマーク19および基板マーク20のピッチの数が有限であるため、dよりも大きい。また、例えば、回折光5aの場合、遮光体Dの幅は、以下の式を満たすことが好ましい。
|f・tanθwx|-r≧D/2≧d/2、および
|f・tan(θmy-θwy)|-r≧D/2≧d/2
なお、回折光5aを発生するするマークは、計測方向がY方向のマークである。
パターンエッジ光6の有無によるモアレ縞の位相差計測への影響について図9を用いて説明する。パターンエッジ光6が含まれるモアレ縞の計測方向の任意断面31のように、モアレ縞の両端にパターンエッジ光6があると、これがノイズ成分となり、相対位相の計測精度が悪化する。また、モアレ縞とパターンエッジ光6が近接するほどノイズ成分の影響は大きくなるため、アライメントマークの小型化が困難となる。一方で、パターンエッジ光6が除去されたモアレ縞の計測方向の任意断面32のように、モアレ信号のみの場合には相対位相の計測精度が向上する。また、撮像素子25のショットノイズも低減することでも相対位相の計測精度向上が見込まれる。
次に、上記の実施形態に代表されるインプリント装置を利用した物品製造方法について説明する。物品は、例えば、半導体デバイス、ディスプレイデバイス、MEMS等でありうる。物品製造方法は、リソグラフィー装置あるいはインプリント装置を使って原版のパターンを基板に転写する転写工程と、転写工程を経た基板から物品が得られるように該基板を加工する加工工程と、を含みうる。転写工程は、例えば、基板17のショット領域の上のインプリント材18とモールド16とを接触させる接触工程を含みうる。また、転写工程は、基板17のショット領域(あるいは基板マーク)とモールド16との相対位置を計測する計測工程を含みうる。また、転写工程は、計測工程の結果に基づいて基板17のショット領域とモールド16とをアライメントするアライメント工程を含みうる。また、転写工程は、基板17の上のインプリント材18を硬化させる硬化工程と、そのインプリント材18とモールド16とを分離する分離工程とを含みうる。これにより、基板17の上にインプリント材18の硬化物からなるパターンが形成あるいは転写される。加工工程は、例えば、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等が含まれうる。
インプリント装置を用いて形成した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。基板の加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。
次に、インプリント装置によって基板にパターンを形成し、該パターンが形成された基板を処理し、該処理が行われた基板から物品を製造する物品製造方法について説明する。図10(a)に示すように、絶縁体等の被加工材2zが表面に形成されたシリコンウエハ等の基板1zを用意し、続いて、インクジェット法等により、被加工材2zの表面にインプリント材3zを付与する。ここでは、複数の液滴状になったインプリント材3zが基板上に付与された様子を示している。
図10(b)に示すように、インプリント用の型4zを、その凹凸パターンが形成された側を基板上のインプリント材3zに向け、対向させる。図10(c)に示すように、インプリント材3zが付与された基板1zと型4zとを接触させ、圧力を加える。インプリント材3zは型4zと被加工材2zとの隙間に充填される。この状態で硬化用のエネルギーとして光を型4zを介して照射すると、インプリント材3zは硬化する。
図10(d)に示すように、インプリント材3zを硬化させた後、型4zと基板1zを引き離すと、基板1z上にインプリント材3zの硬化物のパターンが形成される。この硬化物のパターンは、型の凹部が硬化物の凸部に、型の凸部が硬化物の凹部に対応した形状になっており、即ち、インプリント材3zに型4zの凹凸パターンが転写されたことになる。
図10(e)に示すように、硬化物のパターンを耐エッチングマスクとしてエッチングを行うと、被加工材2zの表面のうち、硬化物が無いか或いは薄く残存した部分が除去され、溝5zとなる。図10(f)に示すように、硬化物のパターンを除去すると、被加工材2zの表面に溝5zが形成された物品を得ることができる。ここでは硬化物のパターンを除去したが、加工後も除去せずに、例えば、半導体素子等に含まれる層間絶縁用の膜、つまり、物品の構成部材として利用してもよい。
本明細書の開示は、以下の検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法を含む。
(項目1)
重ねて配置された第1物体と第2物体とにそれぞれ設けられた第1マークと第2マークとの相対位置を検出する検出装置であって、
前記第1マークおよび前記第2マークを照明光で照明する照明系と、
撮像素子を含み、前記照明系によって照明された前記第1マークおよび前記第2マークからの回折光を前記撮像素子の撮像面に結像させる検出系と、を備え、
前記第1マークおよび前記第2マークは、第1方向または前記第1方向に直交する第2方向における前記相対位置を示す光学情報を前記撮像面に形成可能に構成され、
前記照明光は、前記照明系の瞳面における前記照明系の光軸およびその近傍のみを通過する光であり、
前記検出系の瞳面には、前記検出系の光軸を第3方向に平行な方向に横切る第1遮光部と、前記検出系の前記光軸を第4方向に平行な方向に横切る第2遮光部とを含む遮光体が設けられ、
前記第3方向は、前記第1方向に共役な方向であり、前記第4方向は、前記第2方向に共役な方向である、
ことを特徴とする検出装置。
(項目2)
前記照明系は、前記照明系の前記瞳面に配置されたピンホール板を有し、前記照明光は、前記ピンホール板のピンホールを通過した光である、
ことを特徴とする項目1に記載の検出装置。
(項目3)
前記第4方向における前記第1遮光部の幅、および、前記第3方向における前記第2遮光部の幅は、前記ピンホールの直径と等しいか、前記直径より大きい、
ことを特徴とする項目2に記載の検出装置。
(項目4)
前記照明系および前記検出系は、プリズムを共有し、
前記照明系の前記瞳面は、光源と、前記プリズムとの間に配置され、前記照明光は、前記プリズムで反射された後に前記第1マークおよび前記第2マークを照明する、
ことを特徴とする項目2又は3に記載の検出装置。
(項目5)
前記第1マークおよび前記第2マークからの回折光は、前記プリズムを通過して前記撮像面に入射し、
前記検出系の前記瞳面は、前記プリズムと前記撮像面との間に配置されている、
ことを特徴とする項目4に記載の検出装置。
(項目6)
前記第1遮光部は、前記検出系の瞳面の前記第3方向における直径の全体にわたって延びていて、
前記第2遮光部は、前記検出系の瞳面の前記第4方向における直径の全体にわたって延びている、
ことを特徴とする項目1乃至5のいずれか1項に記載の検出装置。
(項目7)
前記検出系の前記瞳面は、前記遮光体が配置されていない領域に光透過領域を有し、
前記照明光で照明された前記第1マークおよび前記第2マークからの回折光は、前記光透過領域を通過して、前記相対位置を示す前記光学情報を前記撮像面に形成する、
ことを特徴とする項目1乃至6のいずれか1項に記載の検出装置。
(項目8)
前記照明光で照明された前記第1マークおよび前記第2マークからの1次回折光は、前記光透過領域を通過して、前記相対位置を示す前記光学情報を前記撮像面に形成する、
ことを特徴とする項目7に記載の検出装置。
(項目9)
前記遮光体は、前記検出系の前記光軸に調心された第3遮光部を更に含む、
ことを特徴とする項目1乃至8のいずれか1項に記載の検出装置。
(項目10)
前記照明光は、無偏光の光である、
ことを特徴とする項目1乃至9のいずれか1項に記載の検出装置。
(項目11)
前記照明光で照明された前記第1マークおよび前記第2マークからの光のうち前記相対位置を示す前記光学情報を含まない不要光は、前記第1遮光部および前記第2遮光部の双方で遮断される、
ことを特徴とする項目1乃至10のいずれか1項に記載の検出装置。
(項目12)
原版のパターンを基板に転写するリソグラフィー装置であって、
項目1乃至11のいずれか1項に記載の検出装置を備え、
前記第1マークが設けられた前記第1物体としての前記原版と、前記第2マークが設けられた前記第2物体としての前記基板と、のアライメントを前記検出装置の出力に基づいて行うように構成されたことを特徴とするリソグラフィー装置。
(項目13)
インプリント装置として構成されていることを特徴とする項目12に記載のリソグラフィー装置。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:照明系の瞳面、2:検出系の瞳面、12:検出装置、21:検出系、22:照明系、25:撮像素子、26:検出絞り、27:照明絞り

Claims (14)

  1. 重ねて配置された第1物体と第2物体とにそれぞれ設けられた第1マークと第2マークとの相対位置を検出する検出装置であって、
    前記第1マークおよび前記第2マークを照明光で照明する照明系と、
    撮像素子を含み、前記照明系によって照明された前記第1マークおよび前記第2マークからの回折光を前記撮像素子の撮像面に結像させる検出系と、を備え、
    前記第1マークおよび前記第2マークは、第1方向または前記第1方向に直交する第2方向における前記相対位置を示す光学情報を前記撮像面に形成可能に構成され、
    前記照明光は、前記照明系の瞳面における前記照明系の光軸およびその近傍のみを通過する光であり、
    前記検出系の瞳面には、前記検出系の光軸を第3方向に平行な方向に横切る第1遮光部と、前記検出系の前記光軸を第4方向に平行な方向に横切る第2遮光部とを含む遮光体が設けられ、
    前記第3方向は、前記第1方向に共役な方向であり、前記第4方向は、前記第2方向に共役な方向である、
    ことを特徴とする検出装置。
  2. 前記照明系は、前記照明系の前記瞳面に配置されたピンホール板を有し、前記照明光は、前記ピンホール板のピンホールを通過した光である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記第4方向における前記第1遮光部の幅、および、前記第3方向における前記第2遮光部の幅は、前記ピンホールの直径と等しいか、前記直径より大きい、
    ことを特徴とする請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記照明系および前記検出系は、プリズムを共有し、
    前記照明系の前記瞳面は、光源と、前記プリズムとの間に配置され、前記照明光は、前記プリズムで反射された後に前記第1マークおよび前記第2マークを照明する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の検出装置。
  5. 前記第1マークおよび前記第2マークからの回折光は、前記プリズムを通過して前記撮像面に入射し、
    前記検出系の前記瞳面は、前記プリズムと前記撮像面との間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の検出装置。
  6. 前記第1遮光部は、前記検出系の瞳面の前記第3方向における直径の全体にわたって延びていて、
    前記第2遮光部は、前記検出系の瞳面の前記第4方向における直径の全体にわたって延びている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  7. 前記検出系の前記瞳面は、前記遮光体が配置されていない領域に光透過領域を有し、
    前記照明光で照明された前記第1マークおよび前記第2マークからの回折光は、前記光透過領域を通過して、前記相対位置を示す前記光学情報を前記撮像面に形成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  8. 前記照明光で照明された前記第1マークおよび前記第2マークからの1次回折光は、前記光透過領域を通過して、前記相対位置を示す前記光学情報を前記撮像面に形成する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の検出装置。
  9. 前記遮光体は、前記検出系の前記光軸に調心された第3遮光部を更に含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  10. 前記照明光は、無偏光の光である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  11. 前記照明光で照明された前記第1マークおよび前記第2マークからの光のうち前記相対位置を示す前記光学情報を含まない不要光は、前記第1遮光部および前記第2遮光部の双方で遮断される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  12. 原版のパターンを基板に転写するリソグラフィー装置であって、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載の検出装置を備え、
    前記第1マークが設けられた前記第1物体としての前記原版と、前記第2マークが設けられた前記第2物体としての前記基板と、のアライメントを前記検出装置の出力に基づいて行うように構成されたことを特徴とするリソグラフィー装置。
  13. インプリント装置として構成されていることを特徴とする請求項12に記載のリソグラフィー装置。
  14. 請求項13に記載のリソグラフィー装置を使って原版のパターンを基板に転写する転写工程と、
    前記転写工程を経た前記基板から物品が得られるように前記基板を加工する加工工程と、
    を含むことを特徴とする物品製造方法。
JP2022116575A 2022-07-21 2022-07-21 検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法 Pending JP2024014031A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022116575A JP2024014031A (ja) 2022-07-21 2022-07-21 検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法
US18/346,296 US20240027926A1 (en) 2022-07-21 2023-07-03 Detection device, lithography apparatus, and article manufacturing method
KR1020230092815A KR20240013057A (ko) 2022-07-21 2023-07-18 검출 장치, 리소그래피 장치 및 물품 제조 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022116575A JP2024014031A (ja) 2022-07-21 2022-07-21 検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024014031A true JP2024014031A (ja) 2024-02-01

Family

ID=89577335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022116575A Pending JP2024014031A (ja) 2022-07-21 2022-07-21 検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20240027926A1 (ja)
JP (1) JP2024014031A (ja)
KR (1) KR20240013057A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
KR20240013057A (ko) 2024-01-30
US20240027926A1 (en) 2024-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107305322B (zh) 测量设备、压印装置和制造产品、光量确定及调整的方法
KR101894167B1 (ko) 임프린트 장치 및 물품 제조 방법
JP6632252B2 (ja) 検出装置、インプリント装置、物品の製造方法及び照明光学系
KR20130044149A (ko) 검출기, 임프린트 장치 및 물품 제조 방법
JP7328806B2 (ja) 計測装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法
JP7182904B2 (ja) 検出装置、インプリント装置、平坦化装置、検出方法及び物品製造方法
JP2017062348A (ja) 光照射方法、基板上構造体の製造方法および基板上構造体
JP7038562B2 (ja) 検出装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法
JP7278135B2 (ja) インプリント装置および物品製造方法
JP2018194738A (ja) 位置計測装置、リソグラフィ装置、および物品製造方法
JP2024014031A (ja) 検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法
JP2024014030A (ja) 検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法
JP7057094B2 (ja) 位置検出装置、インプリント装置および、物品製造方法
TW202419984A (zh) 檢測裝置、微影設備及物品製造方法
JP2024030557A (ja) 検出装置、リソグラフィー装置および物品製造方法
US12023850B2 (en) Position detection apparatus, imprint apparatus, and article manufacturing method
US20210372776A1 (en) Detector, imprint apparatus, and method of manufacturing article
US20230031701A1 (en) Position detection apparatus, imprint apparatus, and article manufacturing method
US20230294351A1 (en) Object alignment method, imprint method, article manufacturing method, detection apparatus, imprint apparatus, mold, and substrate
JP2023170174A (ja) 検出装置、リソグラフィ装置、物品製造方法および検出システム
JP2024037437A (ja) マークの相対位置の計測方法、計測装置及び物品の製造方法
JP2023091485A (ja) 検出装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法
JP2023056347A (ja) 計測装置、計測方法、リソグラフィ装置、および物品の製造方法
KR20220107951A (ko) 검출 장치, 리소그래피 장치 및 물품 제조 방법
JP2022128225A (ja) 計測装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法