JP2023544034A - エアロゾル発生装置 - Google Patents

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裕介 嘉山
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Abstract

本開示は、エアロゾル発生基材が加熱されてエアロゾルを形成するエアロゾル発生装置に関する。より具体的には、エアロゾル発生装置は、基材を受け入れ且つ加熱して、エアロゾルを発生させるように構成されたエアロゾル発生チャンバであって、少なくとも加熱要素を含むエアロゾル発生チャンバと、装置の開口部を覆う閉位置及び前記開口部を露出させる開位置にあり得るカバーと、基材を受け入れ且つ保持するためのトレイとを含む。

Description

本開示は、エアロゾル発生基材が加熱されてエアロゾルを形成するエアロゾル発生装置に関する。本開示は、特に、低温で動作し得る携帯型エアロゾル発生装置に適用可能である。そのような装置は、タバコ又は他の好適なエアロゾル基材材料を、燃やすのではなく、伝導、対流及び/又は放射によって加熱して、吸入のためのエアロゾルを発生させることができる。
エアロゾル発生装置(eシガレット及び非燃焼加熱式製品としても知られる)の人気及び使用は、ここ数年で急速に高まっている。従来のタバコ製品においてタバコを燃焼させるのとは対照的に、エアロゾル化可能物質を加熱又は加温する様々な装置及びシステムが利用可能である。
このタイプの装置は、湿った葉タバコ又は他の好適な固形エアロゾル化可能材料を典型的に含むエアロゾル基材を典型的には150℃~350℃の範囲の温度に加熱することにより、エアロゾル又は蒸気を発生させる。そのようなエアロゾル基材を、燃焼させるか又は燃やすのではなく、加熱することにより、使用者が求める成分を含むが、燃焼及び燃やすことによる毒性及び発癌性のある副生成物を含まないエアロゾルが放出される。更に、タバコ又は他のエアロゾル化可能材料を加熱することによって生成されるエアロゾルは、典型的には、ユーザにとって不快となり得る、燃焼及び燃やすことに起因する焦げた味又は苦味を含まない。したがって、基材は、煙及び/又は蒸気をユーザにとってより口当たりのよいものにするためにそのような材料に典型的に添加される糖及び他の添加物を必要としない。このような装置において、エアロゾル基材は、例えば、加熱チャンバ内の加熱要素によって加熱される。エアロゾル基材は、エアロゾルの発生によって消費されるため、定期的に交換されなければならない。したがって、加熱チャンバ内のエアロゾル基材を交換する便利な手法を提供することが望ましい。
更に、所与の量のエアロゾル基材からより多くのエアロゾルを発生させることが望ましく、したがってエアロゾル基材を加熱してエアロゾルをより効率的に発生させることができる装置を提供することが望ましい。
第1の態様によれば、以下の本開示は、エアロゾル発生装置であって、基材を受け入れ且つ加熱して、エアロゾルを発生させるように構成されたエアロゾル発生チャンバであって、少なくとも加熱要素を含むエアロゾル発生チャンバと、長円形のハウジングと、基材を受け入れ且つ保持するように構成されたトレイと、トレイに接続され、且つエアロゾル発生チャンバを覆う閉位置及びエアロゾル発生チャンバを露出させる開位置にあり得る蓋とを含み、蓋が開位置にあるとき、トレイは、少なくとも部分的にエアロゾル発生チャンバの外部に位置し、且つ基材を受け入れることができるか、又はトレイによって保持された基材は、ユーザの手によってトレイから取り出され得、及び蓋が閉位置にあるとき、基材は、エアロゾル発生チャンバ内に収容され、及び蓋は、エアロゾル発生チャンバに向かってハウジングの長手方向に並進することにより、開位置から閉位置に移行するように構成され、それにより、トレイは、エアロゾル発生チャンバ内に長手方向に並進され、及びトレイによって保持された基材は、加熱要素に押し付けられる、エアロゾル発生装置を提供する。
トレイは、使用済みの基材をトレイから取り出し、未使用の基材をトレイ上に置くことによる、エアロゾル基材消耗品を交換するための直感的且つ堅牢な手法を提供する。蓋を開位置から閉位置に移動させることにより、基材は、したがって、エアロゾル発生チャンバ内に移動し、ユーザが基材を正しい位置に配置するための簡単且つ直感的な手法が提供される。更に、エアロゾル発生チャンバへのトレイの移動によって基材を加熱要素と接触させることにより、エアロゾル発生効率が向上する。
本発明の第1の態様による本発明の第2の態様では、トレイは、ガイドレールの内部に配置されるように構成される少なくとも1つのボルトを含む。
これにより、トレイをガイドレールに沿った特定の軌道に沿って案内することを可能にし、直感的な取り扱いが向上し、加熱要素に対する基材の正しい位置決めを確実にし、それによりエアロゾル発生効率が向上する。
本発明の第2の態様による本発明の第3の態様では、ボルトは、スタッドの対からなるか又はそれを含む。
トレイの両方の側面から延びる1つの連続的なボルトではなく、トレイの側面に2つのスタッドを設けることで、材料の使用を減らし、装置のコスト効率を向上させる。
本発明の先行する態様のいずれか1つによる本発明の第4の態様では、エアロゾル発生装置は、ボルトを受け入れ、且つトレイをエアロゾル発生チャンバ内への又はエアロゾル発生チャンバからの並進中に案内するように構成されたガイドレールを含む。
これにより、加熱要素に対するトレイの距離の正確な制御を可能にする。したがって、エアロゾル発生効率を向上させることができる。
本発明の先行する態様のいずれか1つによる本発明の第5の態様では、エアロゾル発生チャンバ内に長手方向において並進中のトレイは、長手方向に実質的に垂直な方向において且つ加熱要素に向かっても並進される。
これにより、蓋が閉位置にあるときに基材が加熱要素と直接接触し、それによりエアロゾル発生効率が向上することを確実にする。
本発明の第5の態様による本発明の第6の態様では、ガイドレールは、加熱要素に近づくと長手方向にテーパし、それにより長手方向に垂直な方向におけるトレイの並進を生じさせるか又はそれに寄与する。
ガイドレールのテーパリングにより、トレイがエアロゾル発生チャンバ内に移動する際、トレイ、したがって基材を加熱要素に強制的に近づける。最終的に、基材を加熱要素に押し付けることができ、基材の消費中における基材と加熱要素との間の継続的な接触を確実にする。これにより、エアロゾル発生効率が向上する。
本発明の第4~第6の態様のいずれかによる本発明の第7の態様では、ガイドレールは、エアロゾル発生装置内に移動可能に取り付けられ、且つ少なくとも1つの第2のボルトを用いて第2のガイドレールによって案内され、それにより、2つのガイドレールは、伸縮式機構を形成する。
第2のガイドレールは、蓋が開位置にあるときにトレイを安定させる。更に、第2のガイドレールにより、エアロゾル発生チャンバからのトレイのより長い並進が可能になり、したがって基材へのユーザのアクセスが容易になる。
本発明の第7の態様による本発明の第8の態様では、第2のボルトは、第2のスタッドの対からなるか又はそれを含む。
トレイの両方の側面から延びる1つの連続的なボルトではなく、トレイの側面に2つのスタッドを設けることで、材料の使用を減らし、装置のコスト効率を向上させる。
本発明の第7の態様又は第8の態様のいずれか1つによる本発明の第9の態様では、第2のガイドレールは、傾斜部により、加熱要素から更に離れる方に縁部に沿ってテーパする。
ガイドレールのテーパリングにより、トレイがエアロゾル発生チャンバ内に移動する際、トレイ、したがって基材を加熱要素に強制的に近づける。最終的に、基材を加熱要素に押し付けることができ、基材の消費中における基材と加熱要素との間の継続的な接触を確実にする。これにより、エアロゾル発生効率が向上する。
本発明の第6の態様による本発明の第10の態様では、蓋は、エアロゾル発生チャンバに対する蓋の位置を閉位置に固定するための固定機構を含む。
これにより、蓋を閉位置に留め、蓋の望ましくない開口を阻止する。更に、留めるための手段は、ガイドレール内のボルトによって提供される第1の固定点に加えて、第2の固定点を提供し得る。したがって、留める手段により、傾いたトレイを加熱要素に平行な水平姿勢にすることができる。最後に、留め手段は、蓋が所定の位置にあり、基材がエアロゾル発生チャンバ内の正しい位置にあるときに関する触覚フィードバックをユーザに提供する。
本発明の第10の態様による本発明の第11の態様では、固定は、磁力によって実現される。
磁力を使用した固定は、実現が簡単であり、劣化を受けないため、装置の耐久性がより高くなる。更に、磁力により、蓋が所定の位置にあり、基材がエアロゾル発生チャンバ内の正しい位置にあるときに関する更により良好な触覚フィードバックがユーザに提供される。
本発明の先行する態様のいずれか1つによる本発明の第12の態様では、蓋は、蓋の端部に位置する凹部分であって、エアロゾル発生チャンバに面する凹部分を含む。
これにより、ユーザの装置の簡単且つ直感的な取り扱いが可能になる。
本発明の先行する態様のいずれか1つによる本発明の第13の態様では、基材は、板、パッド又はディスクの形状を有する。
そのような形状を有する基材は、実質的に平坦であり、実質的に平坦な加熱要素と容易に接触させることができ、永久接触を確実にし、エアロゾル発生効率が向上する。また、加熱要素と接触する表面と基材の体積との間の比率が比較的大きいことで、エアロゾル発生効率が更に向上する。
本発明の先行する態様のいずれか1つによる本発明の第14の態様では、トレイは、基材を受け入れ且つ保持するように構成された凹部を含む。
トレイの凹部は、トレイ上の基材を固定し、エアロゾル発生チャンバへのトレイの並進中におけるトレイに対する基材の移動を阻止する。これにより、基材を加熱要素に対して正しい位置にすることができるようにし、エアロゾル発生効率が向上する。
蓋が開位置にある、エアロゾル発生装置の上面図を示す。 蓋が閉位置にある、エアロゾル発生装置の上面図を示す。 蓋が開位置にある、エアロゾル発生装置の断面上面図を示す。 蓋が開位置と閉位置との間にある、エアロゾル発生装置の断面上面図を示す。 蓋が閉位置にある、エアロゾル発生装置の断面上面図を示す。 蓋が閉位置にある、エアロゾル発生装置の側面図を示す。 蓋が開位置にある、エアロゾル発生装置の側面図を示す。 蓋が開位置にある、エアロゾル発生装置の断面側面図を示す。 蓋が開位置と閉位置との間にある、エアロゾル発生装置の断面側面図を示す。 トレイの拡大図を示す。 ガイドレールの拡大図を示す。 第2のガイドレールの拡大図を示す。 摺動要素の拡大図を示す。 摺動要素の拡大図を示す。 摺動要素の拡大図を示す。 蓋が閉位置にある、エアロゾル発生装置の断面側面図を示す。
以下では、本発明の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図面の説明において、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の部分を示す。図面は、概略的であり、寸法の比率などは、実際のものと異なる可能性があることに留意すべきである。
エアロゾル発生装置1は、好ましくは、平坦形状を有する実質的に直方体の基材11とともに動作するように構成される。典型的な例では、基材11のサイズは、18×12×1.2mmである。概して、好適な実施形態における基材の長さは、40~10mm、好ましくは30~12mm、より好ましくは25~14mm、最も好ましくは22~15mmである。好適な実施形態における基材の幅は、30~6mm、好ましくは25~8mm、より好ましくは20~9mm、最も好ましくは16~9mmである。好適な実施形態における基材の高さは、3~0.5mm、好ましくは2~0.6mm、より好ましくは1.8~0.8mm、最も好ましくは1.6~0.9mmである。
エアロゾル基材は、例えば、ニコチン、タバコ及び/又はエアロゾルフォーマを含み得る。タバコは、刻みタバコ、粒状タバコ、タバコ葉及び/又は再構成タバコなど、様々な材料の形態をとることができる。適切なエアロゾルフォーマとしては、ポリオール(ソルビトール、グリセロール及びプロピレングリコール又はトリエチレングリコールなどのグリコール類など)、非ポリオール(一価アルコール、乳酸などの酸類、グリセロール誘導体、トリアセチン、トリエチレングリコールジアセテート、クエン酸トリエチルなどのエステル、グリセリン又は植物性グリセリンなど)が挙げられる。いくつかの実施形態では、エアロゾル発生剤は、グリセロール、プロピレングリコール又はグリセロールとプロピレングリコールとの混合物であり得る。基材は、ゲル化剤、結合剤、安定化剤及び保湿剤の少なくとも1つも含み得る。エアロゾル基材は、空気が基材を通して流れ、その際にエアロゾルを収集することができるように多孔質であり得る。基材は、例えば、発泡体又はストランド若しくは繊維を充填したものであり得る。基材は、押出及び/又は圧延プロセスによって安定した形状に形成され得る。エアロゾル発生基材は、1つの空気流路又は複数の空気流路を提供するように形作られ得る。これらは、加熱チャンバを通る空気の流れを増大させるためにエアロゾル発生用装置の空気流路と整列され得る。基材は、外面がむき出しの状態で露出する。代替的に、基材は、エアロゾル発生基材の表面の少なくとも一部を覆う通気性ラッパーを含み得る。ラッパーは、例えば、紙及び/又は不織布を含み得る。
エアロゾル発生チャンバ15は、単にハウジング2の内容積であり得るが、エアロゾル発生チャンバ15は、制御回路及び電源(図示せず)などの更なる構成要素が、エアロゾル発生チャンバ15内に提供される熱から絶縁されるように、ハウジング2内で絶縁筐体に内包されることが好ましい。ハウジングは、概して、熱可塑性材料又は金属(例えば、アルミニウム)などの任意の剛性材料から作製され得る。絶縁筐体は、熱変形又は熱溶融を防止するために、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)又はポリアミド(PA)などの耐熱材料から作製され得る。耐熱材料は、ポリイミド(PI)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)又はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などのスーパーエンジニアリングプラスチックであり得る。
基材11は、基材11を保持するトレイ5をエアロゾル発生チャンバ15に挿入することによってエアロゾル発生チャンバ15内に配置される。基材は、蓋が開位置にあるときにトレイ上に配置することができる。トレイ5がエアロゾル発生チャンバ15に挿入されると、トレイ5は、図10に示されるように、基材11がエアロゾル発生チャンバ15内に保持される位置に案内される。しかしながら、図3及び図8に示されるように、トレイ5は、基材11をトレイ5上に配置することができるか又はトレイ5から取り出すことができる第2の位置にもあり得る。
基材11を加熱してエアロゾルを発生させる時間中又は時間後、マウスピース3に向かって空気が送られ、エアロゾルがユーザに提供される。いくつかの実施形態では、空気は、ユーザの吸入によって送られる。他の実施形態では、エアロゾル発生装置1は、エアロゾルを提供するためにマウスピース3に向かって空気を圧送するためのポンプを含み得る。
図1を参照すると、エアロゾル発生装置1が示されている。装置は、長円形のハウジング2と、発生したエアロゾルを装置から吸い込むために使用され得るマウスピース3とを含み得る。図1に示される開位置では、蓋7が開位置にあるため、トレイ5は、エアロゾル発生チャンバの外部に位置し、ユーザに対して露出する。トレイ5は、凹部6又はユーザによって挿入され得る基材を固定するための他の手段を含み得る。蓋7は、蓋7をハウジング2の長手方向8に沿って摺動させることによって閉位置に並進させることができる。
図2は、図1と同じエアロゾル発生装置1の実施形態を示す。しかしながら、図2では、カバー7は、閉位置にある。カバーは、閉位置から、カバーを長手方向8の反対方向に摺動させることによって再び開位置に並進させることができる。
図3は、蓋7が開位置にあるエアロゾル発生装置1の実施形態の断面上面図を示す。トレイ5は、摺動要素4によって摺動可能に保持され、摺動要素4は、それ自体がガイドレール12内に保持されて伸縮式機構を形成する。摺動要素4はU字形であることが好ましいが、いくつかの実施形態では、例えば平行棒などの異なる形状を有し得る。図4に示されているのは、蓋7が開位置と閉位置との間にあるエアロゾル発生装置1の同じ実施形態である。この図では、摺動要素4は、ハウジング内に位置するが、トレイ5は、依然として部分的にハウジングの外部に位置する。図5は、蓋7が閉位置にあるエアロゾル発生装置1の同じ実施形態を示す。この図では、トレイ5は、ハウジング内に完全に収容され、したがって、基材11は、エアロゾル発生チャンバ内に位置する。
図6は、蓋7が開位置にあるエアロゾル発生装置1の実施形態の側面図を示す。トレイ5は、ねじ止め又は接着などによって蓋7に接続することができ、トレイ5が蓋7に対して常に定位置にあることを確実にする。これは、蓋7を開位置から閉位置にハウジング2の長手方向8に摺動させるとき、トレイが同じ方向に並進することを意味する。いくつかの実施形態では、蓋とトレイは一体部品として製造され得る。
図7は、蓋7が閉位置にあるエアロゾル発生装置1の実施形態の側面図を示す。蓋は、閉位置から、蓋をハウジングの長手方向8の反対方向に移動させることによって開位置に並進させることができる。ユーザの取り扱いを容易にするために、ユーザの指を受けることにより蓋に対するユーザのグリップを向上させるように構成された凹部16が蓋7に設けられ得る。
図8は、蓋7が開位置にあるエアロゾル発生装置1の実施形態の断面側面図を示す。トレイ5は、大部分がハウジング2の外部に位置し、基材11は、エアロゾル発生チャンバ15の外部に位置する。摺動要素4は、ボルト14を用いてガイドレール12内に配置される。好適な実施形態では、エアロゾル発生チャンバ15の両方の側面に配置された2つのガイドレール12が存在する。しかしながら、いくつかの実施形態では、例えば摺動要素4の下側の中央に1つのガイドレール12のみが提供される場合がある。
好適な実施形態では、ガイドレール12は、図12に示されるような形状を有する。蓋7が開位置にあるとき、ボルト14は、ガイドレール12の第1の部分21に位置する。蓋7が閉位置にあるとき、ボルト14は、ガイドレール12の第2の部分22に位置する。傾斜部分23により、ボルト14は、上向きに加熱要素10の高さ20に向かって案内される。この移動により、摺動要素4も上向きに加熱要素10の高さ20に向かって案内される。
トレイ5は、図10を参照してより詳細に説明するボルト24によって摺動要素4に接続される。ボルト24は、摺動要素4内のガイドレール32内に配置されるように構成される。したがって、トレイ5は、ガイドレール32によって摺動要素4に対して移動可能であり、前記摺動要素4は、ガイドレール12によってハウジング2に対して移動可能である。
エアロゾル発生チャンバ15は、基材11を加熱して基材11からエアロゾルを発生させるように構成された1つ以上の加熱要素10を含む。加熱要素は、抵抗加熱要素などの電気加熱要素であることが好ましいが、エアロゾル発生チャンバ15に熱を供給するのに適した任意の種類の加熱要素が使用され得る。加熱要素10は、実質的に平坦な構成を有することが好ましいが、いくつかの実施形態では異なる形状を有し得る。
加熱要素10は、着脱可能なバッテリー又は充電式バッテリーなどのような電源によって給電され得る。加熱要素に給電するために必要な電気回路は当業者に周知であり、ここでは論じられない。
エアロゾル発生装置1は、図10に示されるように蓋7が閉位置にあるときに蓋7をハウジング2に対して固定するように構成された固定手段25も含み得る。いくつかの実施形態では、留める手段25は、装置のユーザに触覚フィードバックを提供しつつ蓋7をハウジング2に固定する磁石の対として設けられ得る。
図9は、蓋7が開位置と閉位置との間にあるエアロゾル発生装置1の実施形態を示す。示されるように、1つのボルト14のみが設けられる場合、摺動要素の一端のみが加熱要素10に向かって並進する。これは、基材11の1つの縁部のみがボルトによって加熱要素10に向かって押され得ることを意味する。第2の縁部は、固定手段25によって加熱要素10に向かって押され得る。これにより、基材11の全面が加熱要素10に向かって押されるようにする。
別の実施形態では、基材11と加熱要素10との完全な接触を確実にするために、2つ以上のガイドレール及び2つ以上のボルトが設けられ得る。例えば、2対のガイドレールが互いに長手方向に間隔を空けて設けられ得る。したがって、摺動要素4は、2つのボルトを含み得、第1のボルトは、第1のガイドレール対に通され、第2のボルトは、第2のガイドレール対に配置される。
更に別の実施形態では、ボルト14は、ガイドレール12の第2の部分22の幅に実質的に等しい幅と、ガイドレール12の第2の部分22の幅の少なくとも2倍、好ましくはガイドレール12の第2の部分22の幅の少なくとも3倍、より好ましくはガイドレール12の第2の部分22の幅の少なくとも4倍の長さとを有する細長い形状を有し得る。このような細長いボルトがガイドレール12の第2の部分22に移動するため、摺動要素4は、加熱要素10に実質的に平行に配置される。したがって、基材11の全面が加熱要素10と接触する。
図10に示されるように、トレイ5は、基材11を受け入れ且つ保持するための凹部6を有する。基材11が凹部6内に配置されたときに基材11が凹部6から部分的に突出するように、凹部6の深さD2は、基材11の高さD1よりも小さい。トレイは、1つ以上のボルト24を含み、1つ以上のボルト24は、トレイの幅よりも長く、トレイ5の両方の側面から突き出るように配置される。いくつかの実施形態では、各ボルトは、トレイの側面から突き出る単なるスタッドの対として設けられ得る。ボルト24は、摺動要素4内のガイドレール32内に配置されるように構成される。
図12は、ガイドレール112の代替的な実施形態を示す。この実施形態では、ボルトは、ガイドレール112の第1の部分121からガイドレール112の第2の部分122に並進し得る。その後、ボルトは、傾斜部分123によって加熱要素10の高さ20に向かって移動し得る。ガイドレール112の異なる形状にもかかわらず、ガイドレール12の機能に関して行った説明が同じく適用される。
図13~図15は、摺動要素4の異なる実施形態を示す。図13に示されるように、いくつかの実施形態では、摺動要素4は、ガイドレール12と実質的に同じ形状を有する、ボルト24を受け入れるように構成されたガイドレール32を含み得る。他の実施形態では、図14に示されるように、摺動要素は、ガイドレール112と実質的に同じ形状を有する、ボルト24を受け入れるように構成されたガイドレール132を含み得る。図15に示されるような更に他のいくつかの実施形態では、摺動要素4は、ボルト24を受け入れるように構成されたガイドレール232を含み得る。ガイドレール232は、実質的に直線であるため、加熱要素10の高さ20に向けたトレイ5の更なる移動を生じさせない。
当業者であれば理解するように、ガイドレールの全ての構成は、等しく機能し、本発明の範囲を逸脱することなく交換可能に提供され得る。
図16は、カバー7が閉位置にあり、基材11がエアロゾル発生チャンバ15内にある、エアロゾルを発生させる準備ができた状態のエアロゾル発生装置1を示す。この図の基材は、加熱要素10によって加熱され、エアロゾルを発生させることができる。その後、エアロゾルは、マウスピース3を通してユーザに提供され得る。
1 エアロゾル発生装置
2 ハウジング
3 マウスピース
4 摺動要素
5 トレイ
6 凹部
7 蓋
8 長手方向
10 加熱要素
11 基材
12 ガイドレール
14 ボルト
15 エアロゾル発生チャンバ
20 加熱要素の高さ
21 ガイドレールの第1の部分
22 ガイドレールの第2の部分
23 部分間の傾斜部
24 ボルト
25 固定手段
32 ガイドレール
112 ガイドレール
121 ガイドレールの第1の部分
122 ガイドレールの第2の部分
123 部分間の傾斜部
132 ガイドレール
232 ガイドレール

Claims (14)

  1. 基材を受け入れ且つ加熱して、エアロゾルを発生させるように構成されたエアロゾル発生チャンバであって、少なくとも加熱要素を含むエアロゾル発生チャンバと、
    長円形のハウジングと、
    前記基材を受け入れ且つ保持するように構成されたトレイと、
    前記トレイに接続され、且つ前記エアロゾル発生チャンバを覆う閉位置及び前記エアロゾル発生チャンバを露出させる開位置にあり得る蓋と
    を含み、
    前記蓋が前記開位置にあるとき、
    前記トレイは、少なくとも部分的に前記エアロゾル発生チャンバの外部に位置し、且つ基材を受け入れることができるか、
    又は
    前記トレイによって保持された基材は、ユーザの手によって前記トレイから取り出され得、
    前記蓋が前記閉位置にあるとき、前記基材は、前記エアロゾル発生チャンバ内に収容され、
    前記蓋は、前記エアロゾル発生チャンバに向かって前記ハウジングの長手方向に並進することにより、前記開位置から前記閉位置に移行するように構成され、
    前記トレイは、前記エアロゾル発生チャンバ内に前記長手方向に並進され、
    前記トレイによって保持された基材は、前記加熱要素に押し付けられる、
    エアロゾル発生装置。
  2. 前記トレイは、ガイドレールの内部に配置されるように構成される少なくとも1つのボルトを含む、
    請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
  3. 前記ボルトは、スタッドの対からなるか又はそれを含む、
    請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
  4. 前記ボルトを受け入れ、且つ前記トレイを前記エアロゾル発生チャンバ内への又は前記エアロゾル発生チャンバからの並進中に案内するように構成されたガイドレールを含む、
    請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
  5. 前記エアロゾル発生チャンバ内に前記長手方向において並進中の前記トレイは、前記長手方向に実質的に垂直な方向において且つ前記加熱要素に向かっても並進される、
    請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
  6. 前記ガイドレールは、前記加熱要素に近づくと前記長手方向にテーパし、それにより前記長手方向に垂直な前記方向における前記トレイの前記並進を生じさせるか又はそれに寄与する、
    請求項5に記載のエアロゾル発生装置。
  7. 前記ガイドレールは、前記エアロゾル発生装置内に移動可能に取り付けられ、且つ少なくとも1つの第2のボルトを用いて第2のガイドレールによって案内され、それにより、前記2つのガイドレールは、伸縮式機構を形成する、
    請求項4~6のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
  8. 前記第2のボルトは、第2のスタッドの対からなるか又はそれを含む、
    請求項7に記載のエアロゾル発生装置。
  9. 前記第2のガイドレールは、傾斜部により、前記加熱要素から更に離れる方に縁部に沿ってテーパする、
    請求項7または8に記載のエアロゾル発生装置。
  10. 前記蓋は、前記エアロゾル発生チャンバに対する前記蓋の位置を閉位置に固定するための固定機構を含む、
    請求項6に記載のエアロゾル発生装置。
  11. 前記固定は、磁力によって実現される、
    請求項10に記載のエアロゾル発生装置。
  12. 前記蓋は、前記蓋の端部に位置する凹部分であって、前記エアロゾル発生チャンバに面する凹部分を含む、
    請求項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
  13. 前記基材は、板、パッド又はディスクの形状を有する、
    請求項1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
  14. 前記トレイは、前記基材を受け入れ且つ保持するように構成された凹部を含む、
    請求項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
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