JP2023527203A - エアロゾル発生システム、デバイス - Google Patents

Abstract

エアロゾル発生デバイスであって、エアロゾル発生基材の一部を含む消耗品を受け入れるように構成されたエアロゾル発生チャンバと、エアロゾル発生デバイスを通して延在し、且つエアロゾル発生チャンバと交差するローディングチャネルとを含み、ローディングチャネルは、一端において、消耗品がローディングチャネル内に押し込まれ得るローディングポートを含み、及びローディングチャネルは、ローディングポートに更なる消耗品を追加することにより、ローディングチャネルに沿ってエアロゾル発生チャンバに向かって押し込まれた複数の消耗品を保持するように構成される、エアロゾル発生デバイス。エアロゾル発生システムであって、エアロゾル発生デバイスであって、エアロゾル発生基材の一部を含む消耗品を受け入れるように構成されたエアロゾル発生チャンバと、一端にローディングポートを含み、且つエアロゾル発生チャンバと交差するローディングチャネルとを含むエアロゾル発生デバイスと、ローディングチャネル内の複数の消耗品であって、各消耗品は、連続する消耗品がローディングポート内に押し込まれると、隣接する消耗品をローディングチャネルに沿ってエアロゾル発生チャンバに向かって押すように構成される、複数の消耗品と、エアロゾル発生チャンバ内のエアロゾル発生基材の一部を加熱するように構成された加熱要素とを含むエアロゾル発生システム。【選択図】図１Ｂ

Description

本開示は、エアロゾルを形成するようにエアロゾル発生基材が加熱されるエアロゾル発生デバイスに関する。本開示は、特に、自己完結型且つ低温であり得る携帯型エアロゾル発生デバイスに適用可能である。そのようなデバイスは、タバコ又は他の好適なエアロゾル基材材料を、燃やすのではなく、伝導、対流及び／又は放射によって加熱して、吸入のためのエアロゾルを発生させ得る。

（気化器としても知られる）リスク低減デバイス又はリスク修正デバイスの人気及び使用は、紙巻きタバコ、葉巻、シガリロ及び巻きタバコなどの従来のタバコ製品の喫煙を止めることを望む常習的喫煙者を支援するための補助として、ここ数年で急速に成長している。従来のタバコ製品においてタバコを燃焼させるのとは対照的に、エアロゾル化可能基材を加熱又は加温する様々なデバイス及びシステムが利用可能である。

一般に利用可能なリスク低減デバイス又はリスク修正デバイスは、基材加熱式エアロゾル発生デバイス又は加熱非燃焼式デバイスである。このタイプのデバイスは、湿った葉タバコ又は他の好適なエアロゾル化可能材料を典型的に含むエアロゾル基材を、典型的には１５０℃～３５０℃の範囲の温度に加熱することによってエアロゾル又は蒸気を発生させる。エアロゾル基材を、燃焼させるか又は燃やすのではなく、加熱することにより、ユーザが求める成分を含むが、燃焼及び燃やすことによる毒性及び発癌性のある副生成物を含まないエアロゾルが放出される。更に、タバコ又は他のエアロゾル化可能材料を加熱することにより生成されるエアロゾルは、ユーザにとって不快となり得る、燃焼及び燃やすことに起因する焦げた味又は苦味を典型的には含まない。したがって、基材は、煙及び／又は蒸気をユーザにとってより口当たりのよいものにするためにそのような材料に典型的に添加される糖及び他の添加物を必要としない。

そのようなデバイスでは、エアロゾル基材は、例えば、加熱チャンバ内で加熱要素によって加熱される。エアロゾル基材は、エアロゾルの発生を介して消費され、定期的に交換する必要がある。したがって、加熱チャンバ内のエアロゾル基材を交換する便利な方法を提供することが望ましい。

本開示の第１の態様によれば、本開示は、エアロゾル発生システムを提供し、エアロゾル発生システムは、エアロゾル発生デバイスであって、エアロゾル発生基材の一部を含む消耗品を受け入れるように構成されたエアロゾル発生チャンバと、一端にローディングポートを含み、且つエアロゾル発生チャンバと交差するローディングチャネルとを含むエアロゾル発生デバイスと、ローディングチャネル内の複数の消耗品であって、各消耗品は、連続する消耗品がローディングポート内に押し込まれると、隣接する消耗品をローディングチャネルに沿って押すように構成される、複数の消耗品と、エアロゾル発生チャンバ内のエアロゾル発生基材の一部を加熱するように構成された加熱要素とを含む。

消耗品を追加するためのプッシュローディング機構及び複数の消耗品を保管できるローディングチャネルを提供することにより、エアロゾル発生デバイスは、低減された頻度でローディングされ得る。加えて、エアロゾル発生デバイスのローディング機構は、堅牢であり、可動部品を必要としないため、エアロゾル発生デバイスの寿命を増大させる。

任意選択的に、ローディングチャネルの長さは、複数の消耗品の長さに等しい。その結果、ローディングチャネルが最大数の消耗品を受け入れたとき、ローディングチャネルは、満杯になり、消耗品は、エアロゾル発生チャンバ内で正しく整列される。

第２の態様によれば、本開示は、エアロゾル発生デバイスにおいて使用するための消耗品を提供し、消耗品は、エアロゾル発生基材の一部を保持するように構成された支持フレームを含み、支持フレームは、ローディング軸に沿って実質的に剛性又は弾性であり、消耗品は、ローディング軸に沿ってエアロゾル発生デバイスのローディングチャネルを通過するように構成される。

連続する消耗品を押すための支持構造を提供することにより、消耗品は、プッシュローディング機構で押し込まれたときにより確実に挙動し、プッシュローディング機構のブロックを解除してクリーニングする必要性が低減される。

任意選択的に、消耗品は、ローディングチャネルに沿った空気流を抑制するためのシール部材を更に含む。

ローディングチャネルに沿った空気流を抑制することにより、空気を基材に貫通又は通過させることによるエアロゾル抽出をより効率的に行うことができる。

任意選択的に、消耗品は、空気がエアロゾル発生基材の一部を通過することを可能にするための空気入口及び空気出口を更に含む。

空気入口及び空気出口を提供することにより、空気が基材を通して流れることができ、基材からのエアロゾル抽出を増大させる。

任意選択的に、消耗品は、ローディングチャネルの内面を拭くためのクリーニング部材を更に含む。

消耗品上にクリーニング部材を提供することにより、エアロゾル発生からの残留物の蓄積が低減され、エアロゾル発生デバイスの寿命を改善させる。残留物は、例えば、エアロゾル基材の加熱中に放出された粘着性、油性又は焦げた基材の形態をとり得る。

任意選択的に、消耗品は、エアロゾル発生基材の一部にアクセスし、且つそれを覆うための蓋を含む。

蓋を提供することにより、エアロゾル発生からの残留物の蓄積が低減され、エアロゾル発生デバイスの寿命を改善させる。

任意選択的に、消耗品は、加熱要素を更に含む。

消耗品内に加熱要素を提供することにより、加熱要素を容易に交換することができ、エアロゾル発生デバイスの寿命を改善させる。

任意選択的に、支持フレームは、エアロゾル発生デバイスの加熱要素からエアロゾル発生基材に熱を伝達するように構成された熱伝導プレートを含む。

熱伝導板を提供することにより、基材まで熱をより効率的に伝達することができる。

第３の態様によれば、本開示は、エアロゾル発生デバイスを提供し、エアロゾル発生デバイスは、エアロゾル発生基材の一部を含む消耗品を受け入れるように構成されたエアロゾル発生チャンバと、エアロゾル発生デバイスを通して延在し、且つエアロゾル発生チャンバと交差するローディングチャネルとを含み、ローディングチャネルは、一端において、消耗品がローディングチャネル内に押し込まれ得るローディングポートを含み、及びローディングチャネルは、ローディングポートに更なる消耗品を追加することにより、ローディングチャネルに沿って押し込まれた複数の消耗品を保持するように構成される。

任意選択的に、エアロゾル発生デバイスは、消耗品がエアロゾル発生チャンバ内に受け入れられると、ローディングチャネルに沿った空気流を抑制するように配置されたシール部材を更に含む。

ローディングチャネルに沿った空気流を抑制することにより、空気を消耗品に貫通又は通過させることによるエアロゾル抽出をより効率的に行うことができる。

任意選択的に、ローディングチャネルは、ローディングポートに対向するローディングチャネルの端部にアンローディングポートを含み、追加の消耗品をローディングポート内に押し込むことは、前の消耗品をアンローディングポートから押し出す。

プッシュアンローディング機構を提供することにより、デバイスの操作を更に容易にする。

任意選択的に、ローディングポートとアンローディングポートとは、類似しており、それにより、消耗品は、ローディングポート又はアンローディングポートのいずれかを介してローディングチャネル内に押し込まれ得る。

可逆的なローディング／アンローディングシステムを提供することにより、デバイスの操作を更に容易にする。

任意選択的に、エアロゾル発生デバイスは、細長い本体と、細長い本体の一端に配置されたマウスピースとを更に含み、ローディングチャネルは、細長い本体に沿って配置される。

エアロゾル発生デバイスは、容易に手に持つことができるように細長い形状を有することが知られている。ローディングチャネルを長手方向に沿って配向することにより、ローディングチャネル内に保管され得る消耗品の数を増大させる。

任意選択的に、エアロゾル発生デバイスは、複数の消耗品をローディングチャネル内に押し込むためのドライバを更に含む。例えば、ドライバは、エアロゾル発生チャンバ内に受け入れられた現在の消耗品に対するエアロゾル発生セッションが完了した後、次の消耗品をエアロゾル発生チャンバ内にシフトさせるように構成され得る。

アクチュエータを提供することにより、ユーザがローディング又はアンローディング動作を実行する間に複数の消耗品を使用することを可能にする。アクチュエータは、ローディングチャネルを空にするための機構も提供することができる。

複数の消耗品を受け入れるためのローディングチャネルを有するエアロゾル発生デバイスを概略的に示す。 複数の消耗品を受け入れるためのローディングチャネルを有するエアロゾル発生デバイスを概略的に示す。 図２Ａおよび２Ｂは、エアロゾル発生デバイスのための消耗品を概略的に示す。 図３Ａおよび３Ｂは、支持フレームを有する消耗品の第１の例を概略的に示す。 図４Ａおよび４Ｂは、支持フレームを有する消耗品の任意選択的な特徴部を概略的に示す。 図５Ａ－５Ｃは、支持フレームを有する消耗品の更なる任意選択的な特徴部を概略的に示す。 図６Ａおよび６Ｂは、支持フレームを有する消耗品の更なる任意選択的な特徴部を概略的に示す。 複数の消耗品を受け入れるためのローディングチャネルを有するエアロゾル発生デバイスの代替構成を示す。 ローディング／アンローディングポートを１つのみ備えたローディングチャネルを有するエアロゾル発生デバイスの更なる代替構成を示す。

図１Ａ及び図１Ｂは、エアロゾル発生デバイス１の第１の例を異なる断面で概略的に示す。図１Ａは、「上」視点から見た断面図、図１Ｂは、「横」視点から見た断面図を示し、点線Ｘ１は、図１Ｂの平面を示し、点線Ｘ２は、図１Ａの平面を示す。

図１Ａを参照すると、エアロゾル発生デバイス１は、エアロゾル発生チャンバ１２を取り囲むハウジング１１を含む。エアロゾル発生チャンバ１２は、消耗品２を受け入れ、且つ消耗品２を加熱してエアロゾルを発生させるように構成される。

ローディングチャネル１３は、ローディングポート１３１を介して複数の消耗品２を受け入れ、且つ消耗品２をエアロゾル発生チャンバ１２に搬送するように構成される。ローディングチャネル１３は、ハウジング１１内部のエアロゾル発生デバイス１を通して延在し、エアロゾル発生チャンバ１２と交差する。

この例では、ローディングチャネル１３は、ローディングポート１３１に対向するローディングチャネルの端部におけるアンローディングポート１３２上に、消耗品２を搬送するように更に構成される。しかしながら、他の例では、エアロゾル発生デバイス１は、ローディングポート１３１を通して消耗品２をアンローディングするように構成され得る。

好ましくは、ローディングチャネル１３の長さは、所定の複数の消耗品２の長さに等しく、この場合、図１Ａに示されるように３つの消耗品の長さに等しい。しかしながら、いくつかの実施形態では、そうである必要はない。

空気流チャネル１４は、エアロゾル発生チャンバ１２を通して接続される。空気流チャネル１４に沿って空気をポンピングすることにより、エアロゾル発生チャンバ１２内で発生したエアロゾルがエアロゾル発生デバイス１から抽出される。例えば、エアロゾル発生デバイス１の一端は、空気流チャネル１４の端部を含むマウスピース１５として構成され得る。

図１Ｂを参照すると、ローディングチャネル１３は、エアロゾル発生チャンバ１２と交差する。その結果、消耗品２がローディングチャネル１３に沿って搬送されると、消耗品２は、加熱チャンバ１２内で加熱するために配置される。具体的には、図１Ｂでは、消耗品２－Ｃが加熱のために配置される。

この実施形態では、ローディングチャネル１３及び空気流チャネル１４は、エアロゾル発生チャンバ１２と共通の平面でそれぞれ交差し、空気流チャネル１４は、図１Ｂの平面を通して延在する。その結果、空気は、エアロゾル発生チャンバ１２内にある消耗品２を通して空気流チャネル１４に沿って流れる。しかしながら、これは全ての実施形態において必要とされるわけではなく、空気が消耗品２のみを通過して流れるように、ローディングチャネル１３及び空気流チャネル１４は、互いに交差することなく、エアロゾル発生チャンバ１２とそれぞれ交差し得る。加熱チャンバ１２は、エアロゾルを発生するために消耗品２に熱を供給する加熱要素１２１を有する。具体的には、加熱要素１２１は、エアロゾル発生チャンバ１２内において、消耗品に含まれるエアロゾル発生基材の一部を加熱するように構成される。エアロゾルは、空気流チャネル１４に沿って流れる空気によってマウスピース１５まで搬送される。加熱要素１２１は、抵抗性加熱要素などの電気加熱要素であることが好ましいが、加熱チャンバ１２に熱を供給するのに適した任意のタイプの加熱要素を使用することができる。

図１Ｂは、最後の消耗品（２－Ｄ）がローディングチャネル１３のローディングポート１３１の端部から押し込まれると、ローディングチャネル１３内の前方の消耗品（２－Ａ、２－Ｂ及び２－Ｃ）の各々が、ローディングチャネル１３に沿って、エアロゾル発生チャンバ１２に向かって、通過して、次いで押し出されるように、ローディングポート１３１内にそれぞれ挿入され、且つローディングチャネル１３内で互いに接触する４つの消耗品２－Ａ～２－Ｄを示す。具体的には、最後の消耗品２－Ｄは、更なる消耗品がローディングポート１３１に追加されると、ローディングポート１３１から押し込まれ得る。このように、エアロゾル発生デバイス１は、消耗品２をローディングするためのプッシュローディング動作を有する。

加えて、最後の消耗品（２－Ｄ）がローディングポート１３１から押し込まれると、最初の消耗品（２－Ａ）がアンローディングポート１３２から押し出される（アンローディングポート１３２が存在する実施形態において）。

ローディングポート１３１とアンローディングポート１３２とは、類似しており、それにより、消耗品２は、ローディングポート１３１又はアンローディングポート１３２のいずれかを介してローディングチャネル１３内に押し込まれ得る。これは、例えば、エアロゾル発生デバイス１の左利き及び右利きの両方の操作を支持するのに役立ち得る。しかしながら、ローディングチャネル１３のいずれの端部がローディングポート１３１であるかについての混乱を回避するために、アンローディングポート１３２は、代わりに、それが消耗品２をアンローディングポート１３２内に押し込むことが可能でないように構成され得る。

ハウジング１１、エアロゾル発生チャンバ１２、ローディングチャネル１３及び空気流チャネル１４は、一般に、熱可塑性樹脂又は金属（例えば、アルミニウム）などの任意の剛性材料から作成され得る。デバイス１は、例えば、熱変形又は熱溶融を防止するために、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）又はポリアミド（ＰＡ）などの耐熱材料から実質的に作成され得る。耐熱材料は、ポリイミド（ＰＩ）、ポリフェニレンサルファイド（ＰＰＳ）、ポリエーテルエーテルケトン（ＰＥＥＫ）等のスーパーエンジニアリングプラスチックであり得る。

図１Ｂの実施形態では、エアロゾル発生デバイス１は、消耗品２がエアロゾル発生チャンバ１２内に受け入れられると、ローディングチャネル１３に沿った空気流を抑制するように配置されたシール部材１３３を更に含む。具体的には、図１Ｂに示されるように、シール部材１３３は、ローディングチャネル１３の表面からの突出部の形態をとる。消耗品２が加熱チャンバ１２内に配置されると（図１Ｂでは、消耗品２－Ｃが加熱チャンバ１２内に配置される）、シール部材１３３は、ローディングチャネル１３の壁と消耗品２の表面との間のギャップにわたって延在する。１つのシール部材１３３が、エアロゾル発生チャンバ１２の両側上のローディングチャネル１３内に配置されて、エアロゾル発生チャンバ１２とローディングポート１３１及びアンローディングポート１３２のいずれかとの間の空気流を抑制する。他の実施形態では、２つのシール部材１３３のいずれかが省略され得る。

シール部材１３３は、ローディングチャネルの残りの部分と異なる材料から作成され得る。例えば、シール部材１３３は、エラストマ（例えば、ゴム）などの柔軟な材料から作成され得、それにより、消耗品２がローディングチャネル１３に沿って押し込まれている間、シール部材１３３が曲がることができ、シール部材１３３上の磨耗が低減される。代わりに、シール部材１３３は、ローディングチャネル１３内の消耗品２に密にフィットするように配置された剛性の突起であり得る。

図２Ａ及び図２Ｂは、上述のエアロゾル発生デバイス１において使用され得る消耗品２の基本的なタイプの概略斜視図である。

図２Ａ及び図２Ｂの例では、消耗品２は単に、加熱されるとエアロゾルを放出するエアロゾル発生基材の部分２１を含む。

図２Ａでは、部分２１は、長さＬ、幅Ｗ及び深さＤを有する単純な直方体である。一例を挙げると、基材は、１８×１２×１．２ｍｍのオーダーであり得る。

基材は、例えば、ニコチン又はタバコ及びエアロゾル形成剤を含み得る。タバコは、刻みタバコ、粒状タバコ、タバコ葉及び／又は再構成タバコなどの様々な材料の形態をとり得る。好適なエアロゾル形成剤としては、ポリオール（ソルビトール、グリセロール及びプロピレングリコール又はトリエチレングリコールなどのグリコール類など）、非ポリオール（一価アルコール、乳酸などの酸類、グリセロール誘導体、トリアセチン、トリエチレングリコールジアセテート、クエン酸トリエチル、グリセリン又は植物性グリセリンなどのエステルなど）が挙げられる。いくつかの実施形態では、エアロゾル発生剤は、グリセロール、プロピレングリコール又はグリセロールとプロピレングリコールとの混合物であり得る。基材は、ゲル化剤、結合剤、安定化剤及び湿潤剤の少なくとも１つも含み得る。

基材は、空気が基材を通して流れ、そうしている際にエアロゾルを収集することができるように多孔性である。基材は、例えば、発泡体又はパックされたストランド若しくはファイバであり得る。基材は、押し出し及び／又は圧延プロセスによって安定した形状に形成され得る。

図２Ｂに示されるように、多孔質であることに加えて、エアロゾル発生基材の部分２１は、１つ以上の突起及び凹部を有する形状であり得る。ローディングチャネル１３は、同様に、ローディングチャネル１３内の消耗品２のグリップを増大させ、且つローディングチャネル１３に沿って押し込まれるときに消耗品が位置ずれ又はスタックする可能性を低減するために、突起及び凹部に適合させることができる。

図２Ａ及び図２Ｂの各図では、部分２１は、エアロゾル発生基材が露出される裸の外面を有する。代わりに、部分２１は、エアロゾル発生基材の表面の少なくとも一部を覆う空気透過性ラッパーを含み得る。ラッパーは、例えば、紙及び／又は不織布を含み得る。

図２Ａ及び図２Ｂの例示的な消耗品２は製造するには簡単であるが、強化された消耗品を使用して、消耗品がローディングチャネル１３内でスタックする可能性を低減し、デバイス１のクリーニングをより容易にすることが好ましい。図３Ａ～図６Ｂは、エアロゾル発生基材の部分２１を保持するように構成された支持フレーム２２を有する消耗品２の異なる例を示す。部分２１がローディング／アンローディング動作中にそれ自体を維持するのに十分な剛性を有する場合、支持フレームは、（図２Ａ及び図２Ｂでのように）省略され得る。

図３Ａ及び図３Ｂの例示的な消耗品２を最初に参照すると、図３Ａは、概略斜視図であり、図３Ｂは、図３Ａに示される上面２２２の図である。図３Ａ及び図３Ｂに示されるように、支持フレーム２２は、エアロゾル発生基材の部分２１を保持するための凹部を含む立方体構造であり得る。

支持フレーム２２は、ローディング軸、すなわち消耗品２がローディングチャネル１３に沿って移動するように構成される方向に沿って実質的に剛性又は弾性である。図３Ａ及び図３Ｂに示されるように、支持フレーム２２は、隣接する消耗品２をローディングチャネル１３に沿って押すように構成された端部２３を含む。この支持フレーム２２を提供することにより、エアロゾル基材（変形しやすいか又は折り目が付きやすいより柔軟な材料であり得る）は、ローディングチャネル１３に沿って消耗品２を押すための押圧力を直接受けない。

支持フレーム２２は、エアロゾル発生デバイス１の構造的特徴部（ハウジング１１、エアロゾル発生チャンバ１２など）に使用されるものと同様の材料、例えば熱可塑性樹脂又は金属から作成され得る。例えば、支持フレーム２２は、実質的に中空であり、シート材料を曲げることによって形成され得る。

図３Ａに更に示されるように、支持フレーム２２の表面２２１は、エアロゾル基材の部分２１を加熱するために、エアロゾル発生デバイス１の加熱要素１２１がエアロゾル基材の部分２１に直接接触することを可能にするギャップを含み得る。図３Ａに示される例では、表面２２１は、上面２２２に対向する支持フレーム２２の底面である。

更に図３Ａ及び図３Ｂに示されるように、支持フレーム２２は、生成されたエアロゾルを抽出するために、空気がエアロゾル基材の部分２１を通して流れることを可能にするように構成された空気入口２４及び空気出口２５を含み得る。図３Ａ及び図３Ｂに示される例では、空気入口２４及び空気出口２５は、支持フレーム２２の対向する側壁に配置される。空気入口２４及び空気出口２５のサイズは、エアロゾル基材の部分２１のサイズまで可能な限り大きいことが好ましいが、部分２１が支持フレーム２２の外に移動できないように入口及び出口をわずかに小さくし得る。いくつかの実施形態では、空気入口２４は、省略され得、空気は、消耗品２を通るのではなく、消耗品を通過して流れるように方向付けられ得、消耗品２は、拡散に依存してエアロゾル基材の部分２１からエアロゾルを抽出することができる。

図４Ａ及び図４Ｂは、支持フレーム２２を含む消耗品２の第２の例を概略的に示す。第２の例は、以下に別段の説明があることを除いて、第１の例と同じであり得る。

第１の例との主な違いは、消耗品に１つ以上のシール要素２６が含まれることである。これらは、エアロゾル発生デバイス１のシール要素１３３に加えて又はその代わりに提供することができ、消耗品２がエアロゾル発生チャンバ１２内に配置されたときにローディングチャネル１３をシールするためにシール要素２６が消耗品２の表面から突出することを除いて、上述のシール要素１３３と同様の構造を有する。図４Ｂに示されるように、（シール要素１３３と同様に）エアロゾル発生チャンバ１２の両側上にローディングチャネル１３をシールするために複数のシール要素２６を任意選択的に提供することに加えて、シール要素２６は、支持フレーム２２の複数の表面上にも提供され得る。図４Ｂに示される例では、２つのシール要素２６は、エアロゾル基材の部分２１の両側上、消耗品２の上面及び下面の各々上に配置される。

加えて、シール要素２６とは別個に、図４Ａは、エアロゾル基材の部分２１と支持フレーム２２の端部２３との間の、支持フレーム２２内の中空バッファ領域の任意選択的な特徴部を示す。図４Ａの図示された実施形態では、上面２２２が省略されている。この空間は、消耗品２のプッシュローディングによる何らかの折り目から部分２１を更に保護する。

図５Ａ～図５Ｃは、消耗品２の更なる任意選択的な構造的特徴部の概略斜視図及び断面図である。

図５Ａ～図５Ｃの各図では、消耗品２は、ベース２７を含む。ベース２７は、支持フレーム２２のより厚い部分であり得、支持フレーム２２の強度を高めるか、又は単にエアロゾル発生デバイス１内に挿入するために消耗品２を配向する際にユーザを支援するように構成され得る。

更に、図５Ａ～図５Ｃの各図では、消耗品２は、エアロゾル発生基材の一部にアクセスし、且つそれを覆うための蓋２８を含む。蓋２８は、支持フレーム２２から完全に分離可能であり得るか、又は例えばヒンジで可動に取り付けられ得る。

図３Ａ～図６Ｂの例の各々では、エアロゾル基材の部分２１は、消耗品２が使用された後に交換することができ、支持フレーム２２は再使用することができる。蓋２８は、エアロゾル基材が消耗品２から移動せず、ローディングチャネル１３又はエアロゾル発生チャンバ１２内に留まることを確実にする一方で、エアロゾル基材の部分２１のそのような交換を依然として可能にするという利点を有する。

特に図５Ｂを参照すると、この例の消耗品２は、加熱要素の代替構成を有する。具体的には、ベース２７が加熱要素２７１を含み、支持フレーム２２のバッファ領域もそれぞれ加熱要素２２２を含む。消耗品２上に取り付けられたこれらの加熱要素の任意の組み合わせをエアロゾル発生デバイス１の加熱要素１２１に加えて又はその代替として使用し得る。

更に、消耗品２上に取り付けられた加熱要素に電力を供給するために、消耗品２は、電気接点２７２を含み得る。同様に、ローディングチャネル１３は、電気接点２７２に電力を供給するために、電気レール又はエアロゾル発生チャンバ１２内に特に配置された電気接点を含み得る。

更なる追加例又は代替例として、図５Ｃを参照すると、ベース２７は、エアロゾル発生デバイス１の加熱要素１２１からエアロゾル発生基材に熱を伝達するように構成された熱伝導プレート２７３を含み得る。熱伝導プレート２７３は、例えば、支持フレーム２２の薄い部分であり得るか、又は支持フレーム２２の残りの部分と異なる材料を含む部分であり得る。代わりに、ベース２７全体又は支持フレーム２２全体が熱伝導性であり得る。この図５Ｃの例は、消耗品２が外部加熱要素１２１に直接接触することを必要とすることなく、また消耗品２内に加熱要素２７１又は２２２を必要とすることなく、外部加熱要素１２１から消耗品２内のエアゾール基材の部分２１までの熱伝導を改善させることを意味する。部分２１と外部加熱要素１２１との間の直接接触を回避することにより、エアロゾル基材は、エアロゾル発生からの残留物を残す可能性が低くなる。

図６Ａ及び図６Ｂは、ローディングチャネル１３の内面を拭くためのクリーニング部材２９を有する消耗品２の概略断面図である。クリーニング部材２９は、消耗品２がローディングチャネル１３に沿って移動すると、エアロゾル基材によって残された何らかの残留物を除去することができる。クリーニング部材２９は、シール要素２６と同様に、消耗品２の外面上に配置され、エアゾール基材から生成されてローディングチャネル１３の表面上に堆積された残留物を擦り落とすか又は吸収するために、消耗品２がローディングチャネルに沿って移動すると、ローディングチャネル１３の表面に沿ってスライドするように構成される。クリーニング部材２９は、例えば、エアロゾルを発生するためにエアロゾル発生チャンバ１２内で使用される温度に耐えることができる耐熱布を含み得る。

消耗品２は、複数のクリーニング部材２９を有し得る。図６Ａに示されるように、これらは、例えば、消耗品２がローディングチャネル１３内にあるとき、１つのクリーニング部材２９がローディング方向に沿ってエアロゾル基材の部分２１の前方にあり、且つ１つのクリーニング部材２９がローディング方向に沿ってエアロゾル基材の部分２１の後方にあるように、配置され得る。追加的又は代替的に、図６Ｂに示されるように、複数のクリーニング部材２９を配置して、ローディングチャネル１３の異なる表面をクリーニングし得る。

図３Ａ～図６Ｂを参照して上述した特徴部のいずれも、上述のようにそれらの異なる機能を提供するために一緒に組み合わせることができる。

図７は、上述の消耗品のいずれかと共に使用され得るエアロゾル発生デバイス１の第２の例を概略的に示す。エアロゾル発生デバイス１の第２の例は、図１Ａ及び図１Ｂの第１の例と共通する多くの特徴部を有し、同様の図の参照部は同様の特徴部を示す。

エアロゾル発生デバイス１の第２の例は、主に、ローディングチャネル１３がハウジング１１の細長い軸に沿って配置され、ここで、ハウジング１１が一端にマウスピース１５を有する細長い本体を形成する点で第１の例と異なる。

手で保持することをより容易にするために、エアロゾル発生デバイス１に細長い本体が使用されることが知られている。ローディングチャネル１３をエアロゾル発生デバイス１の長手方向に対して平行に整列させることにより、この構成は、消耗品２を保持するために利用可能なローディングチャネル１３の長さを増大させることを意味する。

加えて、ローディングチャネル１３がハウジング１１の細長い軸に沿って延在することで、ユーザは、マウスピース１５に隣接するか、又はマウスピース１５に対向するハウジング１１の端部においてのいずれかで、消耗品２をローディングチャネル１３に押し込むことができる。これらのローディングポート構成のいずれも、ユーザが片手を細長い軸の周りに伸ばして、エアロゾル発生デバイス１を便利に且つ直感的に保持しながら操作することができる。

図７の第２の例に示される更なる任意選択的な特徴部は、エアロゾル発生チャンバ１２及びローディングチャネル１３が、エアロゾル発生チャンバ１２から押し出された消耗品２がエアロゾル発生デバイス１から直ちに押し出されないように配置されることである。これは、消耗品２がエアロゾル発生チャンバ１２において使用された後、ユーザによって取り扱われる可能性がある前に、冷却する時間があるという利点を有する。

加えて、図７の第２の例では、ローディングチャネル１３に対して部分的に平行であるだけでなく、ローディングチャネル１３を通して空気流を方向付けるための屈曲部も有し、その結果、図３Ｂに示される矢印と同様の方法で空気が消耗品２を通して流れることができる例示的な空気流チャネル１４が示されている。

図８は、上述の消耗品のいずれかと共に使用され得るエアロゾル発生デバイス１の第３の例を概略的に示す。エアロゾル発生デバイス１の第３の例は、図１Ａ及び図１Ｂの第１の例と共通する多くの特徴部を有し、同様の図の参照部は同様の特徴部を示す。

エアロゾル発生デバイス１の第３の例は、主に、ローディングポート１３１がアンローディングポートとしても使用される点で第１の例と異なる。この構成により、ユーザは、複数の消耗品２を１つずつプッシュローディングし、各消耗品２をそれぞれのエアロゾル発生セッション用に使用することができる。しかしながら、エアロゾル発生デバイス１は、各エアロゾル発生セッション後に空にする必要はなく、代わりに、ローディングチャネル１３が満杯になるまで、更なる消耗品２を追加することができる。

エアロゾル発生デバイス１は、ローディングチャネル１３内に複数の消耗品を押し込むためのドライバ１３４も含み得る。

第３の例では、ドライバ１３４は、ローディングチャネルを空にするために、ローディングチャネル１３から消耗品２－Ａ、２－Ｂ、２－Ｃを押し戻すように構成される。ドライバ１３４は、ボタンを使用してユーザによって制御されるか、又は制御回路によって自動的に制御される電子アクチュエータであり得る。代わりに、ドライバ１３４は、ローディングチャネル１３が満杯になるまで押されると後退し、ローディングチャネルが満杯になるまで押されると完全に伸びるように構成された伸縮要素など、純粋に機械的なシステムであり得る。

ドライバ１３４は、追加的又は代替的に、エアロゾル発生チャンバ内に受け入れられた現在の消耗品２に対するエアロゾル発生セッションが完了した後、次の消耗品をエアロゾル発生チャンバ１２内にシフトさせるように構成され得る。

第１の例又は第２の例によるエアロゾル発生デバイス１は、同様に、ローディングポート１３１又はアンローディングポート１３２を通してローディングチャネルを空にするか、又は次の消耗品２をエアロゾル発生チャンバ１２内にシフトさせるためのドライバ１３４を含み得る。

Claims (15)

1. エアロゾル発生システムであって、
   エアロゾル発生デバイスであって、
   エアロゾル発生基材の一部を含む消耗品を受け入れるように構成されたエアロゾル発生チャンバと、
   一端にローディングポートを含み、且つ前記エアロゾル発生チャンバと交差するローディングチャネルと
   を含むエアロゾル発生デバイスと、
   前記ローディングチャネル内の複数の前記消耗品であって、各消耗品は、連続する消耗品が前記ローディングポート内に押し込まれると、隣接する消耗品を前記ローディングチャネルに沿って前記エアロゾル発生チャンバに向かって押すように構成される、複数の前記消耗品と、
   前記エアロゾル発生チャンバ内のエアロゾル発生基材の一部を加熱するように構成された加熱要素と
   を含むエアロゾル発生システム。
2. 前記ローディングチャネルの長さは、前記複数の前記消耗品の長さに等しい、請求項１に記載のエアロゾル発生システム。
3. 前記複数の消耗品の各々は、
   エアロゾル発生基材の一部を保持するように構成された支持フレーム
   を含み、前記支持フレームは、ローディング軸に沿って実質的に剛性又は弾性であり、前記消耗品は、前記ローディング軸に沿って前記ローディングチャネルを通過するように構成される、請求項１又は２に記載のエアロゾル発生システム。
4. 前記ローディングチャネルに沿った空気流を抑制するためのシール部材を更に含む、請求項３に記載のエアロゾル発生システム。
5. 空気が前記エアロゾル発生基材の一部を通過することを可能にするための空気入口及び空気出口を更に含む、請求項３又は４に記載のエアロゾル発生システム。
6. 前記ローディングチャネルの内面を拭くためのクリーニング部材を更に含む、請求項３～５のいずれか一項に記載のエアロゾル発生システム。
7. 前記エアロゾル発生基材の一部にアクセスし、且つそれを覆うための蓋を含む、請求項３～６のいずれか一項に記載のエアロゾル発生システム。
8. 加熱要素を更に含む、請求項３～７のいずれか一項に記載のエアロゾル発生システム。
9. 前記支持フレームは、前記エアロゾル発生デバイスの加熱要素から前記エアロゾル発生基材に熱を伝達するように構成された熱伝導プレートを含む、請求項３～８のいずれか一項に記載のエアロゾル発生システム。
10. エアロゾル発生デバイスであって、
    エアロゾル発生基材の一部を含む消耗品を受け入れるように構成されたエアロゾル発生チャンバと、
    前記エアロゾル発生デバイスを通して延在し、且つ前記エアロゾル発生チャンバと交差するローディングチャネルと
    を含み、前記ローディングチャネルは、一端において、消耗品が前記エアロゾル発生チャンバに向かって前記ローディングチャネル内に押し込まれ得るローディングポートを含み、及び前記ローディングチャネルは、前記ローディングポートに更なる消耗品を追加することにより、前記ローディングチャネルに沿って押し込まれた複数の消耗品を保持するように構成される、エアロゾル発生デバイス。
11. 消耗品が前記エアロゾル発生チャンバ内に受け入れられると、前記ローディングチャネルに沿った空気流を抑制するように配置されたシール部材を更に含む、請求項１０に記載のエアロゾル発生デバイス。
12. 前記ローディングチャネルは、前記ローディングポートに対向する前記ローディングチャネルの端部にアンローディングポートを含み、追加の消耗品を前記ローディングポート内に押し込むことは、前の消耗品を前記アンローディングポートから押し出す、請求項１０又は１１に記載のエアロゾル発生デバイス。
13. 前記ローディングポートと前記アンローディングポートとは、類似しており、それにより、前記消耗品は、前記ローディングポート又は前記アンローディングポートのいずれかを介して前記ローディングチャネル内に押し込まれ得る、請求項１２に記載のエアロゾル発生デバイス。
14. 細長い本体と、前記細長い本体の一端に配置されたマウスピースとを更に含み、前記ローディングチャネルは、前記細長い本体に沿って配置される、請求項１０～１３のいずれか一項に記載のエアロゾル発生デバイス。
15. 複数の消耗品を前記ローディングチャネル内に押し込むためのドライバを更に含む、請求項１０～１４のいずれか一項に記載のエアロゾル発生デバイス。

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