JP2023160840A - 投影装置、投影方法、及び制御プログラム - Google Patents

投影装置、投影方法、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023160840000001
【課題】重畳領域の設定を効率よく行うことのできる投影装置、投影方法、及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】投影装置10は、第1投影部1aが投影する第1画像7aと第2投影部1bが投影する第2画像7bとを一部重畳させて投影する。また、投影装置10は、重畳領域の設定の変更操作を受け付けた場合に、第1画像7aを第1投影部1aから、受け付けた設定の変更操作に応じた投影制御を行って投影させる制御と、第2画像7bを第2投影部1bから、受け付けた変更操作に応じた投影制御を行って投影させる制御を行い、重畳領域の確定を指示する確定操作を受け付けると、変更操作に応じた制御を終了する。
【選択図】図5

Description

本発明は、投影装置、投影方法、及び制御プログラムに関する。
特許文献1には、予め画素領域における重複領域が分かっていない(想定できない)場合を考慮し、重複領域の範囲指定を行うためのユーザインタフェースが記載されている。
特開2014-81412号公報
本開示の技術に係る1つの実施形態は、複数の投影部から投影される各画像の重畳領域の設定を効率化した投影装置、投影方法、及び制御プログラムを提供する。
本発明の投影装置は、第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置であって、上記第1画像のうち上記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び上記第2画像のうち上記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行うプロセッサを有し、上記プロセッサは、上記第1領域及び上記第2領域の変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、上記第1画像を上記第1投影部から、上記第1領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御と、上記第2画像を上記第2投影部から、上記第2領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御のうち、少なくともどちらかを行い、上記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、上記第1操作に応じた上記制御を終了するものである。
本発明の投影方法は、第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置による投影方法であって、上記第1画像のうち上記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び上記第2画像のうち上記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行う上記投影装置のプロセッサが、上記第1領域及び上記第2領域の変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、上記第1画像を上記第1投影部から、上記第1領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御と、上記第2画像を上記第2投影部から、上記第2領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御のうち、少なくともどちらかを行い、上記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、上記第1操作に応じた上記制御を終了するものである。
本発明の制御プログラムは、第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置の制御プログラムであって、上記第1画像のうち上記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び上記第2画像のうち上記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行う上記投影装置のプロセッサに、上記第1領域及び上記第2領域の変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、上記第1画像を上記第1投影部から、上記第1領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御と、上記第2画像を上記第2投影部から、上記第2領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御のうち、少なくともどちらかを行い、上記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、上記第1操作に応じた上記制御を終了する、処理を実行させるためのものである。
本発明によれば、重畳領域の設定を効率よく行うことのできる投影装置、投影方法、及び制御プログラムを提供することができる。
本発明の投影装置の一実施形態である投影装置10の概略構成を示す模式図である。 図1に示す第1投影部1a及び第2投影部1bの内部構成の一例を示す模式図である。 投影部1の外観構成を示す模式図である。 図3に示す投影部1の光学ユニット106の断面模式図である。 制御装置4が重畳領域の設定を受け付ける処理の一例を示すフローチャートである。 重畳領域の設定に応じた投影制御の具体例を示す図(その1)である。 重畳領域の設定に応じた投影制御の具体例を示す図(その2)である。 重畳領域の設定に応じた投影制御の具体例を示す図(その3)である。 第1画像7a及び第2画像7bの位置関係の設定画面の一例を示す図である。 変更操作及び確定操作をユーザから受け付けるためのユーザインタフェースの一例を示す図である。 変更操作及び確定操作をユーザから受け付けるためのユーザインタフェースの他の一例を示す図である。 変更操作の方法を案内する案内情報の一例を示す図である。 3つ以上の投影部を有する投影装置10の一例を示す図である。 3つの投影部を有する投影装置10が重畳領域の設定を受け付ける処理の一例を示すフローチャートである。 投影装置10が設定対象の投影部の組み合わせの指定を受け付ける設定画面の一例を示す図である。 N個の投影部を有する投影装置10が重畳領域の設定を受け付ける処理の一例を示すフローチャートである。
複数の投影部が投影する各画像を一部重畳させる場合、各画像の重畳領域には、輝度を低下させる制御などの、重畳領域の違和感を抑制するための投影制御を行うことが望ましい。そのためには、複数の投影部から投影される各画像の重畳領域を装置側に設定する必要がある。しかし、従来技術では、複数の投影部から投影される各画像の重畳領域の設定を効率よく行うことができない。
例えば、特許文献1には、重複領域の範囲指定を行うためのユーザインタフェースを提供することが開示されているが、重複領域の範囲指定を行うために具体的にどのようなユーザインタフェースを提供するかについては何ら開示されていない。
これに対して、例えば、ユーザに重畳領域を指示させるためのカーソル等を投影し、そのカーソル等を移動させる変更操作をユーザから受け付け、その後にユーザが確定操作を行うと、その時点でカーソル等によって指示された領域を重畳領域として設定して投影制御を行う構成が考えられる。
しかし、このような構成では、ユーザが確定操作を行うまで、変更操作の結果が投影制御に反映されないため、ユーザは変更操作の結果を想像しにくい。例えば、2つの投影画像が重なり明るくなっている重畳領域の端部にカーソル等を合わせようとしても、重畳領域の端部にカーソル等が完全に一致したことを目視で確認することは困難である。このため、重畳領域を効率よく設定することができない。
以下、この課題を解決するための本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<本発明の投影装置の一実施形態である投影装置10の概略構成>
図1は、本発明の投影装置の一実施形態である投影装置10の概略構成を示す模式図である。
投影装置10は、第1投影部1a及び第2投影部1bと、制御装置4と、撮像部5と、スクリーン6と、操作受付部2と、を備える。第1投影部1a及び第2投影部1bのそれぞれは、例えば液晶プロジェクタ又はLCOS(Liquid Crystal On Silicon)を用いたプロジェクタ等によって構成される。以下では、第1投影部1a及び第2投影部1bのそれぞれが液晶プロジェクタであるものとして説明する。
制御装置4は、各種のプロセッサにより構成される制御部と、各部と通信するための通信インタフェース(図示省略)と、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、又はROM(Read Only Memory)等の記憶媒体4aと、を含む装置であり、第1投影部1a及び第2投影部1b、操作受付部2、及び撮像部5を統括制御する。
制御装置4の制御部の各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。制御装置4の制御部は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
撮像部5は、撮像光学系を通して被写体を撮像するCCD(Charged Coupled Device)型イメージセンサ又はMOS(Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の撮像素子を備え、スクリーン6を撮像する。撮像部5によって撮像された撮像画像は制御装置4に入力される。なお、投影装置10において撮像部5は省いてもよい。
操作受付部2は、ユーザからの各種の操作を受け付けることにより、ユーザからの指示(ユーザ指示)を検出する。操作受付部2は、制御装置4に設けられたボタン、キー、ジョイスティック等であってもよいし、制御装置4の遠隔操作を行うリモートコントローラからの信号を受け付ける受信部等であってもよい。
なお、第1投影部1a及び第2投影部1b、制御装置4、及び操作受付部2は、例えば一個の装置により実現される。又は、第1投影部1a及び第2投影部1b、制御装置4、及び操作受付部2は、互いに通信を行うことにより連携する複数の装置により実現されてもよい。
スクリーン6は、第1投影部1a及び第2投影部1bによって投影画像が表示される投影面を有する被投影物である。図1に示す例では、スクリーン6の投影面は矩形である。図1におけるスクリーン6の上下左右が、実際のスクリーン6の上下左右である。
投影装置10は、例えば、第1投影部1aから分割画像を投影させ、第2投影部1bから分割画像を投影させて、この2つの分割画像の継ぎ合わせによって、スクリーン6に横長の画像を表示する。
一点鎖線で図示する第1画像7aは、第1投影部1aによりスクリーン6に投影される画像である。破線で図示する第2画像7bは、第2投影部1bによりスクリーン6に投影される画像である。図1に示す例では、第1画像7a及び第2画像7bのそれぞれは矩形である。
また、投影装置10は、第1画像7a及び第2画像7bを一部重畳させて投影する。図1に示す例では、斜線で示す重畳領域8aが、第1画像7a及び第2画像7bが重畳する領域である。重畳領域8aにおいては、第1画像7a及び第2画像7bの輝度が足し合わされて表示されるため、そのまま投影すると違和感のある画像表示となる。
これに対して、投影装置10は、第1画像7a及び第2画像7bのうち互いに重畳する部分に対して、輝度を低下させる等の投影制御を行う。一例としては、投影装置10は、第1画像7aのうち第2画像7bとの重畳領域として設定している第1領域と、第2画像7bのうち第1画像7aとの重畳領域として設定している第2領域と、に対して、それぞれ輝度を半分に低下させる投影制御を行う。これにより、重畳領域8aにおける上記の違和感を抑制することができる。
また、投影装置10は、第1画像7a及び第2画像7bを上記のように2つの分割画像として継ぎ合わせて横長の画像を表示する場合、第1画像7a及び第2画像7bのそれぞれの重畳領域が同じ画像となるように2つの分割画像を生成する投影制御を行う。
図1に示す例のように、第1画像7a及び第2画像7bが、高さが同じ各矩形であり、かつ横方向に並んでいる場合、重畳領域8aとして、重畳領域8aの幅である重畳幅Dを投影装置10に設定することができる。
すなわち、正しい重畳幅Dを投影装置10に設定することにより、投影装置10は、第1画像7aのうちの、第2画像7bの側(図1の右側)の端部から重畳幅Dの領域を、第2画像7bとの重畳領域である第1領域として認識し、上記の投影制御を行うことができる。また、投影装置10は、第2画像7bのうちの、第1画像7aの側(図1の左側)の端部から重畳幅Dの領域を、第1画像7aとの重畳領域である第2領域として認識し、上記の投影制御を行うことができる。
一方で、投影装置10に重畳領域(重畳幅D)を正しく設定できていない場合、表示の違和感が大きくなる場合がある。例えば、実際の重畳幅Dより広い重畳幅が投影装置10に設定されていると、投影装置10は実際の重畳領域8aを超えて輝度を低下させる等の投影制御を行うことになり、表示画像の一部の輝度が意図せず低くなる(例えば図8参照)。また、実際の重畳幅Dより狭い重畳幅が投影装置10に設定されていると、投影装置10は実際の重畳領域8aの一部に対して輝度を低下させる等の投影制御を行わないことになり、表示画像の一部の輝度が意図せず高くなる(例えば図7参照)。
このため、投影装置10に対して重畳領域を正しく設定する必要がある。本発明によれば、正しい重畳領域を投影装置10に効率よく設定することができる。
<図1に示す第1投影部1a及び第2投影部1bの内部構成>
図2は、図1に示す第1投影部1a及び第2投影部1bの内部構成の一例を示す模式図である。
図1に示した第1投影部1a及び第2投影部1bのそれぞれは、例えば図2に示す投影部1により実現することができる。投影部1は、光源21と、光変調部22と、投影光学系23と、制御回路24と、を備える。
光源21は、レーザ又はLED(Light Emitting Diode)等の発光素子を含み、例えば白色光を出射する。
光変調部22は、光源21から出射されて図示省略の色分離機構によって赤色、青色、緑色の3色に分離された各色光を、画像情報に基づいて変調して各色画像を出射する3つの液晶パネルによって構成される。この3つの液晶パネルにそれぞれ赤色、青色、緑色のフィルタを搭載し、光源21から出射された白色光を、各液晶パネルにて変調して各色画像を出射させてもよい。
投影光学系23は、光源21及び光変調部22からの光が入射されるものであり、少なくとも1つのレンズを含む、例えばリレー光学系によって構成されている。投影光学系23を通過した光はスクリーン6に投影される。
制御回路24は、制御装置4から入力される表示用データに基づいて、光源21、光変調部22、及び投影光学系23を制御することにより、スクリーン6にこの表示用データに基づく画像を投影させる。制御回路24に入力される表示用データは、赤色表示用データと、青色表示用データと、緑色表示用データとの3つによって構成される。
また、制御回路24は、制御装置4から入力される命令に基づいて、投影光学系23を変化させることにより、投影部1の投影領域の拡大や縮小を行う。また、制御装置4は、操作受付部2によって受け付けられたユーザからの操作に基づいて投影光学系23を変化させることにより、投影部1の投影領域の移動を行ってもよい。
また、投影装置10は、投影光学系23のイメージサークルを維持しつつ、投影領域を機械的又は光学的に移動させるシフト機構を備える。投影光学系23のイメージサークルは、投影光学系23に入射した投影光が、光量落ち、色分離、周辺湾曲などの点から適正に投影光学系23を通過する領域である。
シフト機構は、光学系シフトを行う光学系シフト機構と、電子シフトを行う電子シフト機構と、の少なくともいずれかにより実現される。
光学系シフト機構は、例えば、投影光学系23を光軸に垂直な方向に移動させる機構(例えば図3,図4参照)、又は、投影光学系23を移動させる代わりに光変調部22を光軸に垂直な方向に移動させる機構である。また、光学系シフト機構は、投影光学系23の移動と光変調部22の移動とを組み合わせて行うものであってもよい。
電子シフト機構は、光変調部22において光を透過させる範囲を変化させることによる疑似的な投影領域のシフトを行う機構である。
また、投影装置10は、投影光学系23のイメージサークルとともに投影領域を移動させる投影方向変更機構を備えてもよい。投影方向変更機構は、機械的な回転で投影部1の向きを変更することにより、投影部1の投影方向を変化させる機構である(例えば図3,図4参照)。
<投影部1の機械的構成>
図3は、投影部1の外観構成を示す模式図である。図4は、図3に示す投影部1の光学ユニット106の断面模式図である。図4は、図3に示す本体部101から出射される光の光路に沿った面での断面を示している。
図3に示すように、投影部1は、本体部101と、本体部101から突出して設けられた光学ユニット106と、を備える。図3に示す構成において、投影部1における光源21、光変調部22、及び制御回路24は本体部101に設けられる。投影部1における投影光学系23は光学ユニット106に設けられる。
第1投影部1a及び第2投影部1bのそれぞれを投影部1により実現する場合、操作受付部2、制御装置4、及び撮像部5は、第1投影部1a及び第2投影部1bのいずれかの一部として構成してもよいし、第1投影部1a及び第2投影部1bとは別の構成として構成してもよい。
光学ユニット106は、本体部101に支持される第一部材102と、第一部材102に支持された第二部材103と、を備える。
なお、第一部材102と第二部材103は一体化された部材であってもよい。光学ユニット106は、本体部101に着脱自在に構成(換言すると交換可能に構成)されていてもよい。
本体部101は、光学ユニット106と連結される部分に光を通すための開口15a(図4参照)が形成された筐体15(図4参照)を有する。
本体部101の筐体15の内部には、図3に示すように、光源21と、光源21から出射される光を入力画像データに基づいて空間変調して画像を生成する光変調部22(図2参照)を含む光変調ユニット12と、が設けられている。
光源21から出射された光は、光変調ユニット12の光変調部22に入射され、光変調部22によって空間変調されて出射される。
図4に示すように、光変調ユニット12によって空間変調された光によって形成される画像は、筐体15の開口15aを通過して光学ユニット106に入射され、投影対象物としてのスクリーン6に投影されて、画像G1が観察者から視認可能となる。
図4に示すように、光学ユニット106は、本体部101の内部と繋がる中空部2Aを有する第一部材102と、中空部2Aと繋がる中空部3Aを有する第二部材103と、中空部2Aに配置された第一光学系121及び反射部材122と、中空部3Aに配置された第二光学系31、反射部材32、第三光学系33、及びレンズ34と、シフト機構105と、投影方向変更機構104と、を備える。
第一部材102は、断面外形が一例として矩形の部材であり、開口2aと開口2bが互いに垂直な面に形成されている。第一部材102は、本体部101の開口15aと対面する位置に開口2aが配置される状態にて、本体部101によって支持されている。本体部101の光変調ユニット12の光変調部22から射出された光は、開口15a及び開口2aを通って第一部材102の中空部2Aに入射される。
本体部101から中空部2Aに入射される光の入射方向を方向X1と記載し、方向X1の逆方向を方向X2と記載し、方向X1と方向X2を総称して方向Xと記載する。また、図4において、紙面手前から奥に向かう方向とその逆方向を方向Zと記載する。方向Zのうち、紙面手前から奥に向かう方向を方向Z1と記載し、紙面奥から手前に向かう方向を方向Z2と記載する。
また、方向X及び方向Zに垂直な方向を方向Yと記載し、方向Yのうち、図4において上に向かう方向を方向Y1と記載し、図4において下に向かう方向を方向Y2と記載する。図4の例では方向Y2が鉛直方向となるように投影装置10が配置されている。
図2に示した投影光学系23は、第一光学系121、反射部材122、第二光学系31、反射部材32、第三光学系33、及びレンズ34により構成される。図4には、この投影光学系23の光軸Kが示されている。第一光学系121、反射部材122、第二光学系31、反射部材32、第三光学系33、及びレンズ34は、光変調部22側からこの順に光軸Kに沿って配置されている。
第一光学系121は、少なくとも1つのレンズを含み、本体部101から第一部材102に入射された方向X1に進む光を反射部材122に導く。
反射部材122は、第一光学系121から入射された光を方向Y1に反射させる。反射部材122は、例えばミラー等によって構成される。第一部材102には、反射部材122にて反射した光の光路上に開口2bが形成されており、この反射した光は開口2bを通過して第二部材103の中空部3Aへと進む。
第二部材103は、断面外形が略T字状の部材であり、第一部材102の開口2bと対面する位置に開口3aが形成されている。第一部材102の開口2bを通過した本体部101からの光は、この開口3aを通って第二部材103の中空部3Aに入射される。なお、第一部材102や第二部材103の断面外形は任意であり、上記のものには限定されない。
第二光学系31は、少なくとも1つのレンズを含み、第一部材102から入射された光を、反射部材32に導く。
反射部材32は、第二光学系31から入射される光を方向X2に反射させて第三光学系33に導く。反射部材32は、例えばミラー等によって構成される。
第三光学系33は、少なくとも1つのレンズを含み、反射部材32にて反射された光をレンズ34に導く。
レンズ34は、第二部材103の方向X2側の端部に形成された開口3cを塞ぐ形でこの端部に配置されている。レンズ34は、第三光学系33から入射された光をスクリーン6に投影する。
投影方向変更機構104は、第一部材102に対して第二部材103を回転自在に連結する回転機構である。この投影方向変更機構104によって、第二部材103は、方向Yに延びる回転軸(具体的には光軸K)の回りに回転自在に構成されている。なお、投影方向変更機構104は、光学系を回転させることができればよく、図4に示した配置位置に限定されない。また、回転機構の数も1つに限らず、複数設けられていてもよい。
シフト機構105は、投影光学系の光軸K(換言すると光学ユニット106)をその光軸Kに垂直な方向(図4の方向Y)に移動させるための機構である。具体的には、シフト機構105は、第一部材102の本体部101に対する方向Yの位置を変更することができるように構成されている。シフト機構105は、手動にて第一部材102を移動させるものの他、電動にて第一部材102を移動させるものであってもよい。
図4は、シフト機構105によって第一部材102が方向Y1側に最大限移動された状態を示している。この図4に示す状態から、シフト機構105によって第一部材102が方向Y2に移動することで、光変調部22によって形成される画像の中心(換言すると表示面の中心)と光軸Kとの相対位置が変化して、スクリーン6に投影されている画像G1を方向Y2にシフト(平行移動)させることができる。
なお、シフト機構105は、光学ユニット106を方向Yに移動させる代わりに、光変調部22を方向Yに移動させる機構であってもよい。この場合でも、スクリーン6に投影されている画像G1を方向Y2に移動させることができる。
<制御装置4が重畳領域の設定を受け付ける処理>
図5は、制御装置4が重畳領域の設定を受け付ける処理の一例を示すフローチャートである。例えば図1に示したように、第1画像7a及び第2画像7bが互いに一部重畳するように第1投影部1a及び第2投影部1bが配置された状態で、制御装置4において図5に示す処理が実行される。
ここで、図1に示したように、スクリーン6に向かって第1画像7aの右側に第2画像7bが配置されているという、第1画像7a及び第2画像7bの位置関係については投影装置10に設定されているものとする。この位置関係の設定を行う方法については後述する(例えば図9参照)。
まず、制御装置4は、重畳幅D1を0に仮設定する(ステップS51)。重畳幅D1は、制御装置4に設定された重畳幅であり、例えば制御装置4の記憶媒体4aに記憶される。次に、制御装置4は、第1投影部1a及び第2投影部1bからそれぞれ第1画像7a及び第2画像7bの投影を開始させる(ステップS52)。第1画像7a及び第2画像7bは、例えば図1に示したように重畳しているが、この段階では、制御装置4において重畳幅D1が0、すなわち第1画像7a及び第2画像7bが重畳していないと仮設定されているため、制御装置4は上記の投影制御を行わない。
次に、制御装置4は、重畳幅D1を変更するための変更操作を、操作受付部2によりユーザから受け付けたか否かを判断する(ステップS53)。変更操作は、本発明の第1操作を構成する。変更操作を受け付けた場合(ステップS53:Yes)は、制御装置4は、受け付けた変更操作に応じて重畳幅D1を変更する。また、制御装置4は、変更した重畳幅D1に基づいて第1画像7a及び第2画像7bに投影制御を行い、投影制御を行った第1画像7a及び第2画像7bを第1投影部1a及び第2投影部1bから投影させる(ステップS54)。そして、制御装置4は、ステップS53へ戻る。
ステップS53において、変更操作を受け付けていない場合(ステップS53:No)は、制御装置4は、重畳領域の設定(重畳幅D1)を確定するための確定操作を、操作受付部2によりユーザから受け付けたか否かを判断する(ステップS55)。
ステップS55において、確定操作を受け付けていない場合(ステップS55:No)は、制御装置4は、ステップS53へ戻る。確定操作は、本発明の第2操作を構成する。また、確定操作は、第1画像7aにおける第2画像7bとの重畳領域として設定された第1領域や、第2画像7bにおける第1画像7aとの重畳領域として設定された第2領域が、重畳領域8aと一致したことを示す操作である。確定操作を受け付けた場合(ステップS55:Yes)は、制御装置4は、一連の処理を終了する。
このように、制御装置4は、変更操作を受け付けた場合に、第1画像7aを、受け付けた変更操作に応じた投影制御を行って投影させる制御と、第2画像7bを受け付けた変更操作に応じた投影制御を行って投影させる制御と、を行う。そして、制御装置4は、重畳領域の確定を指示する確定操作を受け付けると、変更操作に応じた上記の制御(ステップS53,S54)を終了する。
これにより、ユーザによる変更操作の結果がリアルタイムに投影制御に反映されて投影が行われるため、ユーザは、変更操作の結果を見ながら変更操作を行うことができる。このため、重畳領域を効率よく設定することができる。
<重畳領域の設定に応じた投影制御の具体例>
図6~図8は、重畳領域の設定に応じた投影制御の具体例を示す図である。図6~図8の各グラフにおいて、横軸はスクリーン6における水平方向(横方向)の位置を示し、縦軸は画像の輝度を示す。
また、ここでは、元の第1画像7a及び第2画像7bのそれぞれが、各位置の輝度が一定の調整用の画像(一例としては均一なグレーの画像)であり、制御装置4が、第1画像7a及び第2画像7bのそれぞれの重畳領域に対して輝度を半分に低下させる投影制御を行うものとする。
輝度分布71は、第1画像7aの水平方向における輝度の分布である。輝度分布72は、第2画像7bの水平方向における輝度の分布である。輝度分布73は、スクリーン6に表示される画像の水平方向における輝度の分布であって、輝度分布71及び輝度分布72を足し合わせた分布である。
重畳領域8aは、上記のように第1画像7a及び第2画像7bの重畳領域であり、第1画像7aの右端と、第2画像7bの左端と、の間の領域である。重畳幅D1は、制御装置4に設定されている第1画像7a及び第2画像7bの重畳領域の幅である。
輝度分布71に示すように、制御装置4は、第1画像7aのうち右端から重畳幅D1までの領域に対して、輝度を半分に低下させる投影制御を行う。また、輝度分布72に示すように、制御装置4は、第2画像7bのうち左端から重畳幅D1までの領域に対して、輝度を半分に低下させる投影制御を行う。
図6に示す例では、制御装置4に設定されている重畳幅D1が、重畳領域8aの実際の重畳幅Dと一致している。この場合、第1画像7a及び第2画像7bのそれぞれについて、重畳領域8aの部分のみに対して輝度を半分に低下させる投影制御が行われるため、輝度分布73は一定となる。したがって、スクリーン6に表示される画像は、輝度が水平方向に一定の画像(一例としては均一なグレーの画像)となる。
図7に示す例では、制御装置4に設定されている重畳幅D1が、重畳領域8aの実際の重畳幅Dより狭くなっている。この場合、重畳領域8aの一部について、第1画像7a及び第2画像7bの一方にのみ、輝度を半分に低下させる投影制御が行われる。このため、輝度分布73において、他の部分より輝度が高い部分が生じる。
具体的には、輝度分布73のうち、重畳領域8aの両端の内側部分の輝度が高くなる。したがって、スクリーン6に表示される画像には、輝度が高い2本の縦線が発生する。これにより、ユーザは、制御装置4に現在設定されている重畳幅D1が、重畳領域8aの重畳幅Dより狭いことを認識し、重畳幅D1を増加させる変更操作を行うことができる。
図8に示す例では、制御装置4に設定されている重畳幅D1が、重畳領域8aの実際の重畳幅Dより広くなっている。この場合、重畳領域8aを超えた範囲で、第1画像7a及び第2画像7bの両方に、輝度を半分に低下させる投影制御が行われる。このため、輝度分布73において、他の部分より輝度が低い高い部分が生じる。
具体的には、輝度分布73のうち、重畳領域8aの両端の外側部分の輝度が低くなる。したがって、スクリーン6に表示される画像には、輝度が低い2本の縦線が発生する。これにより、ユーザは、制御装置4に現在設定されている重畳幅D1が、重畳領域8aの重畳幅Dより広いことを認識し、重畳幅D1を減少させる変更操作を行うことができる。
<第1画像7a及び第2画像7bの位置関係の設定画面>
図9は、第1画像7a及び第2画像7bの位置関係の設定画面の一例を示す図である。ここでは、第1投影部1a及び第2投影部1bの並びが、そのまま第1画像7a及び第2画像7bの並びとなるものとする。この場合、第1投影部1a及び第2投影部1bの位置関係を設定することにより、第1画像7a及び第2画像7bの位置関係を設定することができる。
例えば、投影装置10は、ユーザに対して設定画面80を表示する。設定画面80の表示は、投影装置10に設けられたディスプレイによって行われてもよいし、投影装置10と通信可能な他の装置(例えばリモートコントローラ)などに設けられたディスプレイによって行われてもよい。また、設定画面80の表示は、第1画像7a及び第2画像7bの少なくともいずれかに設定画面80を含めることにより行われてもよい。
図9に示す例では、第1投影部1a及び第2投影部1bのうち基準となる投影部が制御装置4に設定されているものとする。基準となる投影部は、各投影部に固有の識別番号等に基づいて制御装置4が設定してもよいし、操作受付部2を介してユーザが設定してもよい。ここでは基準となる投影部として第2投影部1bが制御装置4に設定されているものとする。
設定画面80は、例えば第2投影部1bを基準として、第2投影部1bの隣のプロジェクタ(第1投影部1a)の位置の指定(上下左右のいずれか)をユーザから受け付ける画面である。ユーザは、設定画面80において、操作受付部2を介して、第2投影部1bの隣の第1投影部1aの位置を指定する。
図1に示した例では、ユーザは、スクリーン6に向かって第1投影部1aが第2投影部1bの左に位置しているため、図9に示すように、ユーザは第2投影部1bを基準とする第1投影部1aの位置として左を指定する。これにより、投影装置10に対して、第1投影部1a及び第2投影部1bの位置関係(すなわち第1画像7a及び第2画像7bの位置関係)を設定することができる。
第1投影部1a及び第2投影部1bの位置関係を投影装置10に設定することにより、投影装置10は、第1画像7a及び第2画像7bのそれぞれについて、いずれの端部が重畳領域8aとなっているかを判別することができる。このため、さらに上記の重畳幅D1を投影装置10に設定することにより、投影装置10は、第1画像7a及び第2画像7bのそれぞれにおける重畳領域8aの領域を設定することができる。したがって、ユーザが重畳領域の設定を変更するための変更操作を、上記の重畳幅D1の増減させるための操作に単純化することが可能になる。
このように、投影装置10は、第1投影部1a及び第2投影部1bの位置関係に基づいて、第1画像7a及び第2画像7bのそれぞれについて、重畳領域となる領域(第1領域及び第2領域)を設定する。これにより、重畳領域の設定を変更するための変更操作を単純化することが可能になり、より効率よく重畳領域を設定することができる。
投影装置10に対する第1投影部1a及び第2投影部1b(第1画像7a及び第2画像7b)の位置関係の設定は、例えば図9に示した例のように、ユーザ指示に基づいて行うことができる。ただし、第1投影部1a及び第2投影部1bの位置関係の設定は、ユーザ指示に限らず、例えば、図1に示した撮像部5の撮像により得られた撮像画像に基づいて行われてもよい。
<変更操作及び確定操作をユーザから受け付けるためのユーザインタフェース>
図10は、変更操作及び確定操作をユーザから受け付けるためのユーザインタフェースの一例を示す図である。
例えば、操作受付部2は、図10に示すリモートコントローラ60からの信号を受け付ける受信部とすることができる。リモートコントローラ60は、増加キー111と、減少キー112と、OKキー65と、を有する。増加キー111は、制御装置4に対して重畳幅D1の増加を指示するためのキーである。減少キー112は、制御装置4に対して重畳幅D1の減少を指示するためのキーである。増加キー111には「+」の記号が付され、減少キー112には「-」の記号が付されている。
一例としては、上記の重畳領域の設定(重畳幅D1)を変更するための変更操作は、増加キー111又は減少キー112の押下とすることができる。例えば、制御装置4は、増加キー111が1回押下された場合に重畳幅D1の設定を所定量増加させ、減少キー112が1回押下された場合に重畳幅D1の設定を所定量減少させる。又は、制御装置4は、増加キー111が押下された時間に応じて重畳幅D1の設定を増加させ、減少キー112が押下された時間の長さに応じて重畳幅D1の設定を減少させてもよい。
そして、制御装置4は、増加キー111又は減少キー112の押下に応じて重畳幅D1の設定を変更した場合は、即時(すなわちOKキー65の押下を待たずに)、変更後の重畳幅D1の設定に基づく投影制御及び投影を行う。
重畳領域の設定(重畳幅D1)を確定するための確定操作は、例えばOKキー65の押下とすることができる。例えば、投影装置10は、OKキー65が押下されると、変更操作に応じて投影制御及び投影を行う制御を終了する。
図11は、変更操作及び確定操作をユーザから受け付けるためのユーザインタフェースの他の一例を示す図である。
リモートコントローラ60は、方向キー61~64と、OKキー65と、を有していてもよい。方向キー61~64は、それぞれ制御装置4に対して上下左右を指示するためのキーである。上記の重畳領域の設定(重畳幅D1)を変更するための変更操作は、方向キー61~64の押下としてもよい。
図11に示す例では、第1投影部1a及び第2投影部1bのうち基準となる投影部が制御装置4に設定されているものとする。基準となる投影部は、各投影部に固有の識別番号等に基づいて制御装置4が設定してもよいし、操作受付部2を介してユーザが設定してもよい。ここでは基準となる投影部として第1投影部1aが制御装置4に設定されているものとする。
一方で、第1投影部1a及び第2投影部1b(第1画像7a及び第2画像7b)の位置関係について制御装置4に未設定であるとする。この場合に、制御装置4は、第1画像7a及び第2画像7bを投影させてから最初に受け付けた変更操作に応じて第1投影部1a及び第2投影部1bの位置関係を検出してもよい。
例えば、図5に示した例のように、第1画像7a及び第2画像7bの投影を開始した時点で重畳幅D1が0に設定されている場合、重畳領域8aの全域の輝度が、元の第1画像7a及び第2画像7bの輝度より高い状態となる。この状態において、ユーザは、輝度が高い領域を狭くするために、重畳領域8aを増加させる操作を行うと考えられる。
このことから、例えばユーザが方向キー63により左を指示した場合、基準となる第1投影部1aの第1画像7aにおいて重畳領域8aは右側に位置しており、図1の例のように、第2投影部1bは第1投影部1aの右側に位置していると予測できる。
したがって、制御装置4は、最初に方向キー63の押下を受け付けると、第2投影部1bは第1投影部1aの右側に位置していると判定し、判定した位置関係を設定するとともに、受け付けた方向キー63の押下に応じて重畳幅D1を増加させる。その後、制御装置4は、方向キー63の押下を受け付けると重畳幅D1をさらに増加させ、方向キー64の押下を受け付けると重畳幅D1を減少させる。
他の場合として、例えばユーザが最初に方向キー64を押下した場合、制御装置4は、第2投影部1bは第1投影部1aの左側に位置していると判定する。また、ユーザが最初に方向キー61を押下した場合、制御装置4は、第2投影部1bは第1投影部1aの下側に位置していると判定する。また、ユーザが最初に方向キー62を押下した場合、制御装置4は、第2投影部1bは第1投影部1aの上側に位置していると判定する。
このように、制御装置4は、第1画像7a及び第2画像7bを投影させてから最初に受け付けた変更操作に応じて第1投影部1a及び第2投影部1bの位置関係を検出してもよい。これにより、例えば図9に示した設定画面80により第1投影部1a及び第2投影部1bの位置関係をユーザが設定しなくても、制御装置4が第1投影部1a及び第2投影部1bの位置関係を自動的に設定することができる。
<変更操作の方法を案内する案内情報>
図12は、変更操作の方法を案内する案内情報の一例を示す図である。制御装置4は、例えば変更操作を受け付ける状態において、例えば案内情報90を表示する制御を行ってもよい。
案内情報90は、例えば、第1画像7a及び第2画像7bの少なくともいずれかに案内情報90を含めることによって、スクリーン6に表示することができる。ただし、案内情報90の表示は、これに限らず、例えば投影装置10が備えるディスプレイによって行われてもよいし、投影装置10と通信可能な他の装置などに設けられたディスプレイによって行われてもよい。
図12においては、上記の投影制御として、図6~図8に示した例のように輝度を低下させる処理を行うとともに、ユーザが変更操作を行うためのユーザインタフェースとして図10に示したリモートコントローラ60を用いる場合について説明する。
案内情報90は、投影された第1画像7a及び第2画像7bの状態毎の、変更操作の方法を案内する情報である。図12に示す例では、案内情報90は、図6~図8に示した、制御装置4に設定された重畳幅D1の状態ごとに、投影された第1画像7a及び第2画像7bの状態を示す輝度分布73と、ユーザが行うべき変更操作と、を示している。
例えば、案内情報90においては、図6に示した輝度分布73と対応付けて“設定OK”の文字列が表示されている。これにより、ユーザは、スクリーン6に表示された第1画像7a及び第2画像7bが、図6に示した輝度分布73が示す状態(輝度が異なる二本の縦線が見えない状態)となれば、それ以上は変更操作を行わなくてもよいことを容易に認識することができる。
また、案内情報90においては、図7に示した輝度分布73と対応付けて“「+」を押下してください”の文字列が表示されている。これにより、ユーザは、スクリーン6に表示された第1画像7a及び第2画像7bが、図7に示した輝度分布73が示す状態(明るい二本の縦線が見える状態)である場合は増加キー111を押下すればよいことを容易に認識することができる。
また、案内情報90においては、図8に示した輝度分布73と対応付けて“「-」を押下してください”の文字列が表示されている。これにより、ユーザは、スクリーン6に表示された第1画像7a及び第2画像7bが、図8に示した輝度分布73が示す状態(暗い二本の縦線が見える状態)である場合は減少キー112を押下すればよいことを容易に認識することができる。
すなわち、ユーザは、明るい二本の縦線が見える場合は増加キー111を押下し、暗い二本の縦線が見える場合は減少キー112を押下する変更操作を繰り返し行い、輝度が異なる二本の縦線が見えなくなったら確定操作としてOKキー65を押下すればよい。
<3つ以上の投影部を有する投影装置10>
図13は、3つ以上の投影部を有する投影装置10の一例を示す図である。図13に示す例では、投影装置10は、図1に示した第1投影部1a及び第2投影部1bに加えて第3投影部1cを備える。第3投影部1cは、第1投影部1a及び第2投影部1bと同様に、例えば図2に示した投影部1により実現することができる。
二点鎖線で図示する第3画像7cは、第3投影部1cによりスクリーン6に投影される画像である。第3画像7cは、第1画像7a及び第2画像7bと同様に矩形である。
また、投影装置10は、第2画像7b及び第3画像7cを一部重畳させて投影する。図13に示す例では、斜線で示す重畳領域8bが、第2画像7b及び第3画像7cが重畳する領域である。
このように、投影装置10が3つ以上の投影部を有する場合、投影画像が重畳する投影部の組み合わせ毎に重畳領域の設定を行う必要があり、そのために、投影装置10に対して、現在の設定対象の投影部の組み合わせを指定する必要がある。
<3つの投影部を有する投影装置10が重畳領域の設定を受け付ける処理>
図14は、3つの投影部を有する投影装置10が重畳領域の設定を受け付ける処理の一例を示すフローチャートである。
例えば図13に示したように、第1画像7a、第2画像7b、及び第3画像7cが横一列に並び、第1画像7aと第2画像7bとが互いに一部重畳し、第2画像7bと第3画像7cとが互いに一部重畳するように第1投影部1a、第2投影部1b、及び第3投影部1cが配置された状態で、制御装置4において図14に示す処理が実行される。
ここで、3つの投影部が横一列に配置されているという構成については投影装置10に設定されているものとする。この設定は、例えば事前にユーザが操作受付部2を介して投影装置10に設定しておく。一方で、第1投影部1a、第2投影部1b、及び第3投影部1cのそれぞれが、左、中央、及び右のいずれの位置に配置されているかの位置関係については投影装置10に設定されていないものとする。
まず、制御装置4は、組み合わせ情報として、3つの投影部のうち左と中央の投影部の指定を、操作受付部2を介してユーザから受け付ける(ステップS141)。図13に示した例では、ユーザは、ステップS141において、左の投影部として第1投影部1aを指定し、中央の投影部として第2投影部1bを指定する。この指定を行う方法については後述する(例えば図15参照)。
次に、制御装置4は、ステップS141により指定された2つの投影部の重畳領域を設定する(ステップS142)。ステップS142による重畳領域の設定は、例えば図5に示した処理と同様の処理によって行われる。
次に、制御装置4は、組み合わせ情報として、3つの投影部のうち中央と右の投影部の指定を、操作受付部2を介してユーザから受け付ける(ステップS143)。図13に示した例では、ユーザは、ステップS143において、中央の投影部として第2投影部1bを指定し、右の投影部として第3投影部1cを指定する。この指定を行う方法については後述する(例えば図15参照)。なお、ステップS143において、中央の投影部についてはステップS141において指定済みであるため、制御装置4は、右の投影部についてのみ指定を受け付けてもよい。
次に、制御装置4は、ステップS143により指定された2つの投影部の重畳領域を設定し(ステップS144)、一連の処理を終了する。ステップS144による重畳領域の設定は、例えば図5に示した処理と同様の処理によって行われる。
なお、ステップS141,S143において、制御装置4は、左、中央、及び右を区別せずに、重畳領域を設定する2つの投影部の組み合わせのみの指定をユーザから受け付けてもよい。この場合、制御装置4は、指定された2つの投影部の位置関係を、図9に示した設定画面80等を用いたユーザ操作により設定してもよいし、図11において説明した方法により自動的に設定してもよい。
このように、制御装置4は、3つの第1投影部1a、第2投影部1b、及び第3投影部1cの投影画像のうち2つの投影部の各画像を一部重畳させることを示す組み合わせ情報をユーザから受け付け、受け付けた組み合わせ情報に基づいて、その2つの投影部についての変更操作に応じた制御を行う。これにより、3つの第1投影部1a、第2投影部1b、及び第3投影部1cを有する投影装置10においても、投影画像を重畳させる投影部の組み合わせ毎に重畳領域を設定することができる。
<投影装置10が設定対象の投影部の組み合わせの指定を受け付ける設定画面>
図15は、投影装置10が設定対象の投影部の組み合わせの指定を受け付ける設定画面の一例を示す図である。ここでは、第1投影部1a、第2投影部1b、及び第3投影部1cにそれぞれ“A”、“B”、及び“C”というユーザが認識可能な識別子が付加されているものとする。
例えば、投影装置10は、ユーザに対して設定画面151を表示する。設定画面151の表示は、投影装置10に設けられたディスプレイによって行われてもよいし、投影装置10と通信可能な他の装置などに設けられたディスプレイによって行われてもよい。また、設定画面151の表示は、第1画像7a、第2画像7b、及び第3画像7cの少なくともいずれかに設定画面151を含めることにより行われてもよい。
設定画面151においては、操作受付部2を介したユーザ操作により、例えば第1投影部1a、第2投影部1b、及び第3投影部1c(“A”、“B”、及び“C”)の中から2つの投影部を選択できるようになっている。具体的には、設定画面151においては、「設定ペアを2つ選択してください」の文字列とともに、“A”、“B”、及び“C”が選択肢として表示されている。ユーザは、操作受付部2を介して、“A”、“B”、及び“C”のうち2つを指定することができる。
例えば、図14に示したステップS141において、ユーザは、設定画面151を用いて、左と中央の投影部として、図15に示すように第1投影部1a及び第2投影部1b(“A”及び“B”)を指定する。また、図14に示したステップS143において、ユーザは、設定画面151を用いて、中央と右の投影部として、第2投影部1b及び第3投影部1c(“B”及び“C”)を指定する。
<N個の投影部を有する投影装置10が重畳領域の設定を受け付ける処理>
図16は、N個の投影部を有する投影装置10が重畳領域の設定を受け付ける処理の一例を示すフローチャートである。
図16に示す例では、投影装置10がN個(Nは3以上の自然数)の投影部を備え、N個の投影部が横一列に並び、隣り合う投影部同士で投影画像が互いに一部重畳しているものとする。この状態で、制御装置4において図16に示す処理が実行される。
まず、制御装置4は、N個の投影部(各投影画像)の位置関係の指定を、操作受付部2を介してユーザから受け付ける(ステップS161)。例えば図13に示した例では、ユーザは、ステップS161において、左から順に第1投影部1a、第2投影部1b、第3投影部1cの順に配置されているという位置関係を指定する。
次に、制御装置4は、nを1に設定(初期化)する(ステップS162)。nは、制御装置4が記憶媒体4aに記憶する数値である。
次に、制御装置4は、現在のnに基づいて、左からn番目の投影部とn+1個目の投影部の重畳幅Dを設定し(ステップS163)、一連の処理を終了する。ステップS163による重畳幅の設定は、例えば図5に示した処理によって行われる。
次に、制御装置4は、現在のnに基づいて、n+1がNに達したか否かを判断する(ステップS164)。n+1がNに達していない場合(ステップS164:No)は、制御装置4は、nをインクリメント(n=n+1)し(ステップS165)、ステップS163へ戻る。n+1がNに達した場合(ステップS164:Yes)は、制御装置4は、一連の処理を終了する。
このように、制御装置4は、3つ以上の投影部が投影する各画像の位置関係に基づいて、その3つ以上の投影部における互いに隣接する投影部の組み合わせ毎に重畳領域を設定することで、重畳領域用の投影制御を行う領域の制御を行うことができる。
このとき、図16に示すように、重畳領域の設定を行う投影部の組み合わせの順番を投影装置10において設定することで、より効率よく重畳領域の設定を行うことができる。
図16に示したステップS163において、制御装置4は、n番目の投影部とn+1個目の投影部の各投影画像を、他の投影部の投影画像と区別できるように表示(例えば強調表示)させる制御を行ってもよい。これにより、ユーザは、設定対象となっている投影部の組み合わせを容易に把握することができ、より効率よく重畳領域の設定を行うことができる。
<変形例>
例えば図5に示した処理において、初期状態として重畳幅D1を0に仮設定する処理について説明したが、重畳幅D1の初期値は0に限らない。例えば、制御装置4は、図5に示したステップS51において、重畳幅D1を、第1画像7a又は第2画像7bの横幅と同じ値に設定してもよい。
また、例えば図6~図8に示した例において、それぞれ輝度が一定の第1画像7a及び第2画像7bに対して、重畳領域8aに対して輝度を低下させる投影制御を行う構成について説明したが、投影制御はこのような構成に限らない。
例えば、それぞれ輝度が一定で白色の第1画像7a及び第2画像7bを用いて、第1画像7aの重畳領域8aの色を第1の色とし、第2画像7bの重畳領域8aの色を、第1の色に対する補色である第2の色とする投影制御を行ってもよい。一例としては、第1の色を青色とし、第2の色をオレンジ色とすることができる。
この場合、制御装置4に設定されている重畳幅D1が重畳領域8aの重畳幅Dと一致すると、スクリーン6に表示される画像は、水平方向に白で一定の画像となる。一方で、制御装置4に設定されている重畳幅D1が重畳領域8aの重畳幅Dと一致しないと、スクリーン6に表示される画像に、青色やオレンジ色の部分が生じる。これにより、ユーザは、制御装置4に設定されている重畳幅D1と重畳領域8aの重畳幅Dとの差異を容易に認識することができる。
操作受付部2が、図10や図11に示したリモートコントローラ60からの信号を受け付ける受信部である構成について説明したが、操作受付部2は、スマートフォン等の情報端末からの信号を受け付ける受信部であってもよいし、投影装置10に設けられたボタンやタッチパネル等のユーザインタフェースであってもよい。
制御装置4が、互いに重畳する各画像(第1画像7a及び第2画像7b)のすべてに投影制御を行う構成について説明したが、制御装置4が互いに重畳する各画像の一方のみに投影制御を行う構成としてもよい。例えば、制御装置4は、第1画像7aのうち重畳領域8aとして設定された領域の輝度を0にする投影制御を行い、第2画像7bに対しては輝度を低下させる投影制御を行わなくてもよい。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。
(1)
第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置であって、
上記第1画像のうち上記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び上記第2画像のうち上記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行うプロセッサを有し、
上記プロセッサは、
上記第1領域及び上記第2領域の変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、上記第1画像を上記第1投影部から、上記第1領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御と、上記第2画像を上記第2投影部から、上記第2領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御のうち、少なくともどちらかを行い、
上記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、上記第1操作に応じた上記制御を終了する、
投影装置。
(2)
(1)記載の投影装置であって、
上記投影制御は、輝度を低下させる処理を含む、
投影装置。
(3)
(1)又は(2)記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1領域に第1投影制御を行い、上記第2領域に第2投影制御を行うものであり、
上記第1領域及び上記第2領域の変更を指示する上記第1操作を受け付けた場合に、受け付けた上記第1操作に応じて変更した上記第1領域に上記第1投影制御を行った上記第1画像を上記第1投影部から投影させ、受け付けた上記第1操作に応じて変更した上記第2領域に上記第2投影制御を行った上記第2画像を上記第2投影部から投影させる上記制御を行い、
上記第1領域及び上記第2領域の確定を指示する上記第2操作を受け付けると、上記第1操作に応じた上記制御を終了する、
投影装置。
(4)
(3)記載の投影装置であって、
上記第1投影制御は、上記第1領域の色を第1の色とする処理を含み、
上記第2投影制御は、上記第2領域の色を、上記第1の色に対する補色である第2の色とする処理を含む、
投影装置。
(5)
(1)から(4)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1画像の投影領域と上記第2画像の投影領域との位置関係に基づいて上記第1画像の上記第1領域を設定する、
投影装置。
(6)
(5)記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1画像の投影領域と上記第2画像の投影領域との位置関係を、ユーザ指示に基づいて設定する、
投影装置。
(7)
(5)記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1画像の投影領域と上記第2画像の投影領域との位置関係を、撮像装置による撮像データに基づいて設定する、
投影装置。
(8)
(5)記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1画像及び上記第2画像を投影させてから最初に受け付けた上記第1操作に応じて上記位置関係を検出する、
投影装置。
(9)
(1)から(8)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
投影された上記第1画像及び上記第2画像の状態毎の上記第1操作の方法を案内する案内情報を表示する制御を行う、
投影装置。
(10)
(9)記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記案内情報を、上記第1画像及び上記第2画像の少なくともいずれかに含めることにより表示する制御を行う、
投影装置。
(11)
(1)から(10)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1投影部及び上記第2投影部を含む3つ以上の投影部のうち、上記第1投影部及び上記第2投影部が投影する各画像を一部重畳させることを示す組み合わせ情報をユーザから受け付け、
受け付けた上記組み合わせ情報に基づいて、上記第1投影部及び上記第2投影部についての上記第1操作に応じた上記制御を行う、
投影装置。
(12)
(1)から(11)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1投影部及び上記第2投影部を含む3つ以上の投影部が投影する各画像の位置関係に基づいて、上記3つ以上の投影部における互いに隣接する投影部の組み合わせ毎に、重畳領域用の投影制御を行う領域の制御を行う、
投影装置。
(13)
(1)から(12)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記第2操作は、上記第1領域が、上記第1画像と上記第2画像との重畳領域と一致したことを示す操作である、
投影装置。
(14)
第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置による投影方法であって、
上記第1画像のうち上記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び上記第2画像のうち上記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行う上記投影装置のプロセッサが、
上記第1領域及び上記第2領域の変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、上記第1画像を上記第1投影部から、上記第1領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御と、上記第2画像を上記第2投影部から、上記第2領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御のうち、少なくともどちらかを行い、
上記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、上記第1操作に応じた上記制御を終了する、
投影方法。
(15)
(14)記載の投影方法であって、
上記投影制御は、輝度を低下させる処理を含む、
投影方法。
(16)
(14)又は(15)記載の投影方法であって、
上記プロセッサは、
上記第1領域に第1投影制御を行い、上記第2領域に第2投影制御を行うものであり、
上記第1領域及び上記第2領域の変更を指示する上記第1操作を受け付けた場合に、受け付けた上記第1操作に応じて変更した上記第1領域に上記第1投影制御を行った上記第1画像を上記第1投影部から投影させ、受け付けた上記第1操作に応じて変更した上記第2領域に上記第2投影制御を行った上記第2画像を上記第2投影部から投影させる上記制御を行い、
上記第1領域及び上記第2領域の確定を指示する上記第2操作を受け付けると、上記第1操作に応じた上記制御を終了する、
投影方法。
(17)
(16)記載の投影方法であって、
上記第1投影制御は、上記第1領域の色を第1の色とする処理を含み、
上記第2投影制御は、上記第2領域の色を、上記第1の色に対する補色である第2の色とする処理を含む、
投影方法。
(18)
(14)から(17)のいずれか1つに記載の投影方法であって、
上記プロセッサは、
上記第1画像の投影領域と上記第2画像の投影領域との位置関係に基づいて上記第1画像の上記第1領域を設定する、
投影方法。
(19)
(18)記載の投影方法であって、
上記プロセッサは、
上記第1画像の投影領域と上記第2画像の投影領域との位置関係を、ユーザ指示に基づいて設定する、
投影方法。
(20)
(18)記載の投影方法であって、
上記プロセッサは、
上記第1画像の投影領域と上記第2画像の投影領域との位置関係を、撮像装置による撮像データに基づいて設定する、
投影方法。
(21)
(18)記載の投影方法であって、
上記プロセッサは、
上記第1画像及び上記第2画像を投影させてから最初に受け付けた上記第1操作に応じて上記位置関係を検出する、
投影方法。
(22)
(14)から(21)のいずれか1つに記載の投影方法であって、
上記プロセッサは、
投影された上記第1画像及び上記第2画像の状態毎の上記第1操作の方法を案内する案内情報を表示する制御を行う、
投影方法。
(23)
(22)記載の投影方法であって、
上記プロセッサは、
上記案内情報を、上記第1画像及び上記第2画像の少なくともいずれかに含めることにより表示する制御を行う、
投影方法。
(24)
(14)から(23)のいずれか1つに記載の投影方法であって、
上記プロセッサは、
上記第1投影部及び上記第2投影部を含む3つ以上の投影部のうち、上記第1投影部及び上記第2投影部が投影する各画像を一部重畳させることを示す組み合わせ情報をユーザから受け付け、
受け付けた上記組み合わせ情報に基づいて、上記第1投影部及び上記第2投影部についての上記第1操作に応じた上記制御を行う、
投影方法。
(25)
(14)から(24)のいずれか1つに記載の投影方法であって、
上記プロセッサは、
上記第1投影部及び上記第2投影部を含む3つ以上の投影部が投影する各画像の位置関係に基づいて、上記3つ以上の投影部における互いに隣接する投影部の組み合わせ毎に、重畳領域用の投影制御を行う領域の制御を行う、
投影方法。
(26)
(14)から(25)のいずれか1つに記載の投影方法であって、
上記第2操作は、上記第1領域が、上記第1画像と上記第2画像との重畳領域と一致したことを示す操作である、
投影方法。
(27)
第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置の制御プログラムであって、
上記第1画像のうち上記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び上記第2画像のうち上記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行う上記投影装置のプロセッサに、
上記第1領域及び上記第2領域の変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、上記第1画像を上記第1投影部から、上記第1領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御と、上記第2画像を上記第2投影部から、上記第2領域に受け付けた上記第1操作に応じた上記投影制御を行って投影させる制御のうち、少なくともどちらかを行い、
上記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、上記第1操作に応じた上記制御を終了する、
処理を実行させるための制御プログラム。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
1 投影部
1a 第1投影部
1b 第2投影部
1c 第3投影部
2 操作受付部
2A,3A 中空部
2a,2b,3a,3c,15a 開口
4 制御装置
4a 記憶媒体
5 撮像部
6 スクリーン
7a 第1画像
7b 第2画像
7c 第3画像
8a,8b 重畳領域
10 投影装置
12 光変調ユニット
15 筐体
21 光源
22 光変調部
23 投影光学系
24 制御回路
31 第二光学系
32,122 反射部材
33 第三光学系
34 レンズ
60 リモートコントローラ
61~64 方向キー
65 OKキー
71~73 輝度分布
80,151 設定画面
90 案内情報
101 本体部
102 第一部材
103 第二部材
104 投影方向変更機構
105 シフト機構
106 光学ユニット
111 増加キー
112 減少キー
121 第一光学系
D1 重畳幅
G1 画像

Claims (28)

  1. 第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置であって、
    前記第1画像のうち前記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び前記第2画像のうち前記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行うプロセッサを有し、
    前記プロセッサは、
    前記第1画像における前記第1領域の範囲及び前記第2画像における前記第2領域の範囲の一括変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、前記第1画像を前記第1投影部から、前記第1領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御と、前記第2画像を前記第2投影部から、前記第2領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御と、を行い、
    前記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、前記第1操作に応じた前記制御を終了する、
    投影装置。
  2. 請求項1記載の投影装置であって、
    前記投影制御は、輝度を低下させる処理を含む、
    投影装置。
  3. 請求項1又は2記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1領域に第1投影制御を行い、前記第2領域に第2投影制御を行うものであり、
    前記第1領域及び前記第2領域の変更を指示する前記第1操作を受け付けた場合に、受け付けた前記第1操作に応じて変更した前記第1領域に前記第1投影制御を行った前記第1画像を前記第1投影部から投影させ、受け付けた前記第1操作に応じて変更した前記第2領域に前記第2投影制御を行った前記第2画像を前記第2投影部から投影させる前記制御を行い、
    前記第1領域及び前記第2領域の確定を指示する前記第2操作を受け付けると、前記第1操作に応じた前記制御を終了する、
    投影装置。
  4. 請求項3記載の投影装置であって、
    前記第1投影制御は、前記第1領域の色を第1の色とする処理を含み、
    前記第2投影制御は、前記第2領域の色を、前記第1の色に対する補色である第2の色とする処理を含む、
    投影装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1画像の投影領域と前記第2画像の投影領域との位置関係に基づいて前記第1画像の前記第1領域を設定する、
    投影装置。
  6. 請求項5記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1画像の投影領域と前記第2画像の投影領域との位置関係を、ユーザ指示に基づいて設定する、
    投影装置。
  7. 請求項5記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1画像の投影領域と前記第2画像の投影領域との位置関係を、撮像装置による撮像データに基づいて設定する、
    投影装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    投影された前記第1画像及び前記第2画像の状態毎の前記第1操作の方法を案内する案内情報を表示する制御を行う、
    投影装置。
  9. 請求項8記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記案内情報を、前記第1画像及び前記第2画像の少なくともいずれかに含めることにより表示する制御を行う、
    投影装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1投影部及び前記第2投影部を含む3つ以上の投影部のうち、前記第1投影部及び前記第2投影部が投影する各画像を一部重畳させることを示す組み合わせ情報をユーザから受け付け、
    受け付けた前記組み合わせ情報に基づいて、前記第1投影部及び前記第2投影部についての前記第1操作に応じた前記制御を行う、
    投影装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1投影部及び前記第2投影部を含む3つ以上の投影部が投影する各画像の位置関係に基づいて、前記3つ以上の投影部における互いに隣接する投影部の組み合わせ毎に、重畳領域用の投影制御を行う領域の制御を行う、
    投影装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記第2操作は、前記第1領域が、前記第1画像と前記第2画像との重畳領域と一致したことを示す操作である、
    投影装置。
  13. 第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置による投影方法であって、
    前記第1画像のうち前記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び前記第2画像のうち前記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行う前記投影装置のプロセッサが、
    前記第1画像における前記第1領域の範囲及び前記第2画像における前記第2領域の範囲の一括変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、前記第1画像を前記第1投影部から、前記第1領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御と、前記第2画像を前記第2投影部から、前記第2領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御と、を行い、
    前記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、前記第1操作に応じた前記制御を終了する、
    投影方法。
  14. 請求項13記載の投影方法であって、
    前記投影制御は、輝度を低下させる処理を含む、
    投影方法。
  15. 請求項13又は14記載の投影方法であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1領域に第1投影制御を行い、前記第2領域に第2投影制御を行うものであり、
    前記第1領域及び前記第2領域の変更を指示する前記第1操作を受け付けた場合に、受け付けた前記第1操作に応じて変更した前記第1領域に前記第1投影制御を行った前記第1画像を前記第1投影部から投影させ、受け付けた前記第1操作に応じて変更した前記第2領域に前記第2投影制御を行った前記第2画像を前記第2投影部から投影させる前記制御を行い、
    前記第1領域及び前記第2領域の確定を指示する前記第2操作を受け付けると、前記第1操作に応じた前記制御を終了する、
    投影方法。
  16. 請求項15記載の投影方法であって、
    前記第1投影制御は、前記第1領域の色を第1の色とする処理を含み、
    前記第2投影制御は、前記第2領域の色を、前記第1の色に対する補色である第2の色とする処理を含む、
    投影方法。
  17. 請求項13から16のいずれか1項記載の投影方法であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1画像の投影領域と前記第2画像の投影領域との位置関係に基づいて前記第1画像の前記第1領域を設定する、
    投影方法。
  18. 請求項17記載の投影方法であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1画像の投影領域と前記第2画像の投影領域との位置関係を、ユーザ指示に基づいて設定する、
    投影方法。
  19. 請求項17記載の投影方法であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1画像の投影領域と前記第2画像の投影領域との位置関係を、撮像装置による撮像データに基づいて設定する、
    投影方法。
  20. 請求項13から19のいずれか1項記載の投影方法であって、
    前記プロセッサは、
    投影された前記第1画像及び前記第2画像の状態毎の前記第1操作の方法を案内する案内情報を表示する制御を行う、
    投影方法。
  21. 請求項20記載の投影方法であって、
    前記プロセッサは、
    前記案内情報を、前記第1画像及び前記第2画像の少なくともいずれかに含めることにより表示する制御を行う、
    投影方法。
  22. 請求項13から21のいずれか1項記載の投影方法であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1投影部及び前記第2投影部を含む3つ以上の投影部のうち、前記第1投影部及び前記第2投影部が投影する各画像を一部重畳させることを示す組み合わせ情報をユーザから受け付け、
    受け付けた前記組み合わせ情報に基づいて、前記第1投影部及び前記第2投影部についての前記第1操作に応じた前記制御を行う、
    投影方法。
  23. 請求項13から22のいずれか1項記載の投影方法であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1投影部及び前記第2投影部を含む3つ以上の投影部が投影する各画像の位置関係に基づいて、前記3つ以上の投影部における互いに隣接する投影部の組み合わせ毎に、重畳領域用の投影制御を行う領域の制御を行う、
    投影方法。
  24. 請求項13から23のいずれか1項記載の投影方法であって、
    前記第2操作は、前記第1領域が、前記第1画像と前記第2画像との重畳領域と一致したことを示す操作である、
    投影方法。
  25. 第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置の制御プログラムであって、
    前記第1画像のうち前記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び前記第2画像のうち前記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行う前記投影装置のプロセッサに、
    前記第1画像における前記第1領域の範囲及び前記第2画像における前記第2領域の範囲の一括変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、前記第1画像を前記第1投影部から、前記第1領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御と、前記第2画像を前記第2投影部から、前記第2領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御と、を行い、
    前記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、前記第1操作に応じた前記制御を終了する、
    処理を実行させるための制御プログラム。
  26. 第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置であって、
    前記第1画像のうち前記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び前記第2画像のうち前記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行うプロセッサを有し、
    前記プロセッサは、
    前記第1領域及び前記第2領域の変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、前記第1画像を前記第1投影部から、前記第1領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御と、前記第2画像を前記第2投影部から、前記第2領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御のうち、少なくともどちらかを行い、
    前記第1画像及び前記第2画像を投影させてから最初に受け付けた前記第1操作に応じて前記第1画像の投影領域と前記第2画像の投影領域との位置関係を検出し、前記位置関係に基づいて前記第1画像の前記第1領域を設定し、
    前記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、前記第1操作に応じた前記制御を終了する、
    投影装置。
  27. 第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置による投影方法であって、
    前記第1画像のうち前記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び前記第2画像のうち前記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行う前記投影装置のプロセッサが、
    前記第1領域及び前記第2領域の変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、前記第1画像を前記第1投影部から、前記第1領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御と、前記第2画像を前記第2投影部から、前記第2領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御のうち、少なくともどちらかを行い、
    前記第1画像及び前記第2画像を投影させてから最初に受け付けた前記第1操作に応じて前記第1画像の投影領域と前記第2画像の投影領域との位置関係を検出し、前記位置関係に基づいて前記第1画像の前記第1領域を設定し、
    前記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、前記第1操作に応じた前記制御を終了する、
    投影方法。
  28. 第1投影部が投影する第1画像と第2投影部が投影する第2画像とを一部重畳させて投影する投影装置の制御プログラムであって、
    前記第1画像のうち前記第2画像との重畳領域として設定している第1領域、及び前記第2画像のうち前記第1画像との重畳領域として設定している第2領域に投影制御を行う前記投影装置のプロセッサに、
    前記第1領域及び前記第2領域の変更を指示する第1操作を受け付けた場合に、前記第1画像を前記第1投影部から、前記第1領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御と、前記第2画像を前記第2投影部から、前記第2領域に受け付けた前記第1操作に応じた前記投影制御を行って投影させる制御のうち、少なくともどちらかを行い、
    前記第1画像及び前記第2画像を投影させてから最初に受け付けた前記第1操作に応じて前記第1画像の投影領域と前記第2画像の投影領域との位置関係を検出し、前記位置関係に基づいて前記第1画像の前記第1領域を設定し、
    前記第1領域の確定を指示する第2操作を受け付けると、前記第1操作に応じた前記制御を終了する、
    処理を実行させるための制御プログラム。
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