JP2023123191A - 搬送装置、研磨装置、及び搬送方法 - Google Patents

搬送装置、研磨装置、及び搬送方法 Download PDF

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Mitsugi Saito
温光 古川
Onko Furukawa
孝平 蛭田
Kohei HIRUTA
雅史 三浦
Masafumi Miura
俊洋 廣嶋
Toshihiro Hiroshima
優 森田
Masaru Morita
圭佑 江▲崎▼
Keisuke Ezaki
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Abstract

【課題】キャリア及び基板の搬送中に基板が落下するのを抑制した搬送装置を提供する。【解決手段】平板状に形成され貫通孔206が設けられたキャリア205と、貫通孔内に収容される基板200と、を搬送する搬送装置46であって、キャリアの外周部を、キャリアの厚さ方向から保持する第1保持部52と、貫通孔内の基板を、厚さ方向から保持する第2保持部53と、を備え、第1保持部に保持されるキャリア及び第2保持部に保持される基板が互いに離間するように、第1保持部及び第2保持部の少なくとも一方が厚さ方向に伸びるか縮むことができる。【選択図】図6

Description

本発明は、搬送装置、研磨装置、及び搬送方法に関する。
従来、互いに合体されたキャリア及びワーク(基板)を、研磨装置(研磨部)の回転定盤上に搬送する搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この搬送装置では、キャリアが有する収容孔(貫通孔)内にワークが収容されることにより、キャリアにワークが合体する。
合体したキャリア及びワークは、吸着ヘッドにより搬送される。
特許第4235313号公報
しかしながら、特許文献1の搬送装置では、キャリア及びワークを同じ高さで同時に搬送する。このため、搬送時のキャリアの撓み等により、ワークがキャリアに対して接触及び離間を繰り返したり、ワーク及びキャリアが厚さ方向に重なったりして、搬送装置からワークが落下する問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、キャリア及び基板の搬送中に基板が落下するのを抑制した搬送装置、この搬送装置を備える研磨装置、及び搬送方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)この発明の第1態様は、平板状に形成され貫通孔が設けられたキャリアと、前記貫通孔内に収容される基板と、を搬送する搬送装置であって、前記キャリアの外周部を、前記キャリアの厚さ方向から保持する第1保持部と、前記貫通孔内の前記基板を、前記厚さ方向から保持する第2保持部と、を備え、前記第1保持部に保持される前記キャリア及び前記第2保持部に保持される前記基板が互いに離間するように、前記第1保持部及び前記第2保持部の少なくとも一方が前記厚さ方向に伸びるか縮むことができる。
この発明では、例えば、水平面に沿う支持面上で、貫通孔内に基板が収容されたキャリア及び基板を支持する。そして、搬送装置を用いて、第1保持部によりキャリアの外周部を厚さ方向となる上下方向から保持し、第2保持部により貫通孔内の基板を保持する。搬送装置により支持面上からキャリア及び基板を持ち上げ、キャリア及び基板を搬送すると、キャリアに作用する重力により、厚さ方向に見たときのキャリアの中央部が最も下方に撓み、キャリアが下方に向かって凸となるように湾曲する。この際に、第1保持部及び第2保持部の少なくとも一方を厚さ方向に伸ばすか縮ませることにより、第1保持部に保持されるキャリア及び第2保持部に保持される基板を互いに離間させる。すると、キャリア及び基板の搬送中に、基板がキャリアに接触したり、キャリア及び基板が厚さ方向に重なったりするのが抑制される。
従って、キャリア及び基板の搬送中に、搬送装置から基板が落下するのを抑制することができる。
(2)前記(1)に記載の搬送装置では、前記キャリアが前記第1保持部に保持され、前記貫通孔内に収容された前記基板が前記第2保持部に保持された状態から、前記第1保持部が前記厚さ方向の一方側に伸びる長さは、前記第2保持部が前記厚さ方向の前記一方側に伸びる長さよりも、前記キャリアの厚さを超えて長くてもよい。
この発明では、例えば、厚さ方向の一方側が下方となるように、搬送装置を配置する。このとき、キャリアが第1保持部に保持され、貫通孔内に収容された基板が第2保持部に保持された状態から、第1保持部が厚さ方向の一方側に伸びる長さは、第2保持部が厚さ方向の一方側に伸びる長さよりも、キャリアの厚さを超えて長い。このため、第1保持部に保持されるキャリア及び第2保持部に保持される基板がほぼ同じ高さに配置された状態から、基板よりもキャリアを、キャリアの厚さを超えて下方に配置することができる。キャリアの中央部は、キャリアに作用する重力により下方に向かって凸となるように湾曲するため、キャリア及び基板の搬送中に基板がキャリアに接触するのを、確実に抑制することができる。
(3)前記(1)又は(2)に記載の搬送装置では、前記第1保持部は、第1本体と、前記第1本体に対して前記厚さ方向に移動でき、前記キャリアの外周部を保持する第1移動部と、を有し、前記第2保持部は、第2本体と、前記第2本体に対して前記厚さ方向に移動でき、前記基板を保持する第2移動部と、を有し、前記第1本体及び前記第2本体を互いに連結する連結部材を備えてもよい。
この発明では、第1本体及び第2本体を互いに連結する連結部材により、第1移動部により保持されるキャリアの外周部、及び第2移動部により保持される基板の、厚さ方向における相対的な位置の精度を高めることができる。
(4)本発明の第2態様は、前記キャリアの外周縁には、複数の歯部が設けられ、定盤の支持面上で回転し、前記キャリアの前記複数の歯部に嵌め合う内歯車及び太陽歯車を有し、前記基板の厚さ方向を向く面を研磨する遊星歯車装置式の研磨部と、前記に記載の搬送装置と、を備え、前記搬送装置は、前記内歯車の複数の歯部及び前記太陽歯車の複数の歯部に前記キャリアの前記複数の歯部を嵌め合わせる研磨装置である。
この発明では、搬送装置により、遊星歯車装置式の研磨部における、内歯車の複数の歯部及び太陽歯車の複数の歯部にキャリアの複数の歯部を嵌め合わせる。そして、内歯車及び太陽歯車の少なくとも一方を回転させることによりキャリアを回転させ、キャリアに収容される基板の厚さ方向を向く面を研磨することができる。
(5)本発明の第3態様は、平板状に形成され貫通孔が設けられたキャリアと、前記貫通孔内に収容される基板と、を搬送する搬送方法であって、前記キャリアの外周部及び前記基板を、前記キャリア及び前記基板が互いに離間するようにそれぞれ保持する保持工程と、支持面上に前記キャリアを配置して前記キャリアを平坦にするとともに、前記キャリアを平坦にしたときに、前記基板を前記キャリアよりも上方に離間させる平坦化工程と、前記キャリアの前記貫通孔内に、上方から前記基板を収容させる収容工程と、を行う。
この発明では、保持工程におけるキャリア及び基板の搬送中、及び平坦化工程における支持面上にキャリアを配置する際に、基板がキャリアに接触したり、キャリア及び基板が厚さ方向に重なったりするのがそれぞれ抑制される。保持工程及び平坦化工程の後で、収容工程において、キャリアの貫通孔内に、上方から基板を収容させる。
従って、キャリア及び基板の搬送中に、基板が落下するのを抑制することができる。
(6)前記(5)に記載の搬送方法において、前記保持工程では、前記キャリアよりも前記基板が上方に位置するように保持してもよい。
この発明では、平坦化工程において支持面上にキャリアを配置する際に基板が支障とならないため、平坦化工程を容易に行うことができる。
本発明の搬送装置、研磨装置、及び搬送方法によれば、キャリア及び基板の搬送中に基板が落下するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態の研磨装置が用いられる研磨設備の概略構成を示す図である。 同研磨設備の研磨装置の拡大図である。 同研磨装置における保持部の断面図である。 吸着パッドが潰れる前後の状態を説明する図である。 セットテーブル上にキャリア及び基板が配置された状態を示す断面図である。 同研磨装置によりキャリア及び基板を保持した状態の断面図である。 本発明の一実施形態における搬送方法を示すフローチャートである。 搬送されるキャリア及び基板の状態を示す断面図である。
以下、本発明に係る研磨装置の一実施形態が用いられる研磨設備を、図1から図8を参照しながら説明する。
図1に示す研磨設備1は、基板200の厚さ方向を向く面を研磨するための設備である。例えば、図1及び図2に示すように、基板200は、基板200の厚さ方向から見たときに円形状を呈する平板状に形成される。基板200は、シリコン製である。なお、図2中に、基板200、後述するキャリア205を保持する、第1保持部52及び第2保持部53を示す。
以下では、研磨設備1により研磨される前の基板200を、基板200Aとも言う。研磨設備1により研磨された後の基板200を、基板200Bとも言う。例えば、基板200Aの厚さは、780μm(マイクロメートル)である。基板200Bの厚さは、770μmである。
キャリア205は、キャリア205の厚さ方向から見たときに円形状を呈する平板状に形成される。キャリア205には、複数(本実施形態では3つ)の貫通孔206が設けられる。複数の貫通孔206は、キャリア205の中心軸回りに等角度ごとに形成される。複数の貫通孔206は、キャリア205を厚さ方向に貫通する。貫通孔206の径及び基板200の径は、互いに同等である。基板200は、貫通孔206内に収容される。このとき、キャリア205の厚さ方向と、基板200の厚さ方向とが一致する。
図2に示すように、キャリア205の外周縁には、複数の歯部207が設けられる。複数の歯部207は、外歯である。キャリア205の周方向に隣り合う歯部207の間には、半円状の窪み208が形成される。
例えば、キャリア205の外径は720mm、厚さは770μmである。キャリア205は、ステンレス鋼等で形成される。
平坦な支持面等の上で、キャリア205の貫通孔206内に基板200を収容するときには、キャリア205及び基板200は撓んでいない。このとき、キャリア205の下面と基板200の下面とはほぼ面一であり、キャリア205の上面と基板200の上面とはほぼ面一である。
なお、キャリア205に設けられる貫通孔206の数に制限は無く、貫通孔206の数は1つでもよい。
図1に示すように、この研磨設備1は、搬入バスケット10と、搬出バスケット15と、セットテーブル20と、第1搬送装置25と、本実施形態の研磨装置30と、制御部80と、を備える。
搬入バスケット10は、基板200Aを収容した状態で、図示しない搬入装置により研磨設備1に搬入される。搬出バスケット15は、基板200Bを収容した状態で、図示しない搬出装置により研磨設備1から搬出される。
セットテーブル20は、基板200及びキャリア205を置くための台である。図5に示すように、セットテーブル20の上面21は水平面に沿う。上面21は、平坦である。
図1に示すように、例えば、第1搬送装置25は、マニピュレータである。第1搬送装置25は、バスケット10,15とセットテーブル20との間で基板200を搬送する。
研磨装置30は、研磨部31と、本実施形態の第2搬送装置(搬送装置)46と、を有する。
本実施形態の研磨部31は、遊星歯車装置式である。図1及び図2に示すように、研磨部31は、第1定盤(定盤)32と、太陽歯車33と、内歯車34と、第2定盤(不図示)と、を有する。
例えば、第1定盤32の支持面32aは、水平面に沿うように配置される。支持面32aは、平坦である。第1定盤32は、上下方向に沿う軸線O1周りの第1の向きに回転する。
太陽歯車33は、支持面32a上に軸線O1と同軸に配置される。図2に示すように、太陽歯車33の外周縁には、複数の歯部37が設けられる。例えば、複数の歯部37は、円柱状の外歯である。複数の歯部37は、太陽歯車33の周方向に互いに間隔を空けて配置される。太陽歯車33は、支持面32a上で回転する。複数の歯部37は、キャリア205の複数の歯部207に嵌め合う。太陽歯車33は、キャリア205に内接する。
内歯車34の内周縁には、複数の歯部39が設けられる。複数の歯部39は、円柱状の内歯である。複数の歯部39は、内歯車34の周方向に互いに間隔を空けて配置される。内歯車34は、支持面32a上で回転する。複数の歯部39は、キャリア205の複数の歯部207に嵌め合う。内歯車34は、キャリア205に外接する。
第2定盤は、第1定盤32とともに太陽歯車33及び内歯車34を挟む挟み状態と、太陽歯車33及び内歯車34から離間した退避状態と、の間で切り替えできる。
挟み状態の第2定盤は、軸線O1と同軸に配置され、軸線O1周りの前記第1の向きとは反対の第2の向きに回転する。
第2搬送装置46は、キャリア205と、複数の基板200とを、一体に搬送する。第2搬送装置46は、内歯車34の複数の歯部39及び太陽歯車33の複数の歯部37に、キャリア205の複数の歯部207を嵌め合わせる。図1に示すように、第2搬送装置46は、マニピュレータ47と、保持部50と、を有する。
例えば、マニピュレータ47は、図示しない複数のリンク及び関節を有する。複数のリンクは、連結軸O3に沿って並べて配置される。関節は、連結軸O3に沿って隣り合う複数のリンクの端部同士を回転可能に連結する。
複数のリンクにおける連結軸O3に沿った最も第1側のリンクには、前記保持部50が設けられる。複数のリンクにおける連結軸O3に沿った最も第1側とは反対側の第2側のリンクは、設置面Fに支持される。
図1に示すように、保持部50は、軸線O5に対して複数回の回転対称(本実施形態では3回対称)に形成される。なお、後述する第1保持部52及び複数の第2保持部53は、保持部50の径方向に沿う同一直線上には配置されていないが、図3では、第1保持部52及び複数の第2保持部53の保持部50の周方向における位置を変えて示している。
保持部50は、保持部50が保持するキャリア205及び基板200における厚さ方向が上下方向に平行になり、厚さ方向の一方側が下方となるように配置される。
図3に示すように、保持部50は、フレーム(連結部材)51と、第1保持部52と、第2保持部53と、撮像部54と、吸引部(不図示)と、を有する。
フレーム51は、天板57と、第1周壁58と、第2周壁59と、第1底板60と、第2底板61と、を有する。
天板57は、円板状に形成される。天板57は、マニピュレータ47により、水平面に沿うように支持される。
第1周壁58は、筒状に形成され、軸線O5と同軸に配置される。第1周壁58は、天板57の下面に固定される。
第2周壁59は、筒状に形成され、軸線O5と同軸に配置される。第2周壁59は、第1周壁58を外側から囲い、天板57の外周縁の下面に固定される。前記第1周壁58の下端は、第2周壁59の下端よりも下方に突出している。
第1底板60は、円板状に形成され、第1周壁58内に配置される。第1底板60は、第1周壁58における上下方向の中間部に固定される。
第2底板61は、環状に形成され、第1周壁58と第2周壁59との間に配置される。第2底板61は、第1周壁58の下端部及び第2周壁59の下端にそれぞれ固定される。第2底板61には、複数の連通孔61aが形成される。
第1保持部52は、キャリア205の外周部を厚さ方向から保持する。ここで言う外周部とは、円形状の保持対象の半径をrとしたときに、保持対象の外周縁から中心に向かって(0.4r)の範囲のことを意味する。
保持部50は、第1保持部52を複数有する。複数の第1保持部52は、軸線O5回りに互いに間隔を空けて配置される。図3に示すように、各第1保持部52は、第1本体64と、第1移動部65と、を有する。第1移動部65は、吸着パッド67と、可動管68と、を有する。
吸着パッド67は、合成ゴム等の弾性を有する材料でコーン状(円錐面状)に形成される。吸着パッド67は、下方に向かうに従い漸次、外径が大きくなるように配置される。
可動管68は、吸着パッド67から上方(厚さ方向の他方側)に向かって延びる。可動管68内の空間は、吸着パッド67の凹部に連なる。
例えば、可動管68の上端部における外周面には、第1係合部68aが固定される。可動管68における第1係合部68aよりも下方の部分は、第2底板61の連通孔61a内に配置される。
第1本体64は、内径が可動管68の外径よりも大きい管状である。第1本体64は、L字状に折れている。第1本体64の第1端部64aは上下方向に沿って延びている。例えば、第1端部64aの下端の内周面には、第2係合部64bが固定される。第2係合部64bは、第1本体64の第1端部64aの全周にわたって形成される。第2係合部64bは、第1係合部68aを、第1係合部68aの下方から支持する。第2係合部64bと可動管68との間は、気密に封止される。可動管68は、第2係合部64b(第1本体64の第1端部64a)に対して上下方向に移動できる。
第1本体64は、フレーム51の第2底板61等に固定される。図2に示す状態から、第1本体64に対して可動管68が下方に移動することはできない。一方で、図2に示す状態から、第1本体64に対して可動管68が上方に移動できる。
図4に示すように、第1保持部52の吸着パッド67の下端をキャリア205の外周部の上面に接触させる。
吸着パッド67の凹部内の空気を吸引すると、二点鎖線L1で示すように吸着パッド67が潰れるように変形し、吸着パッド67に接触していたキャリア205が吸着パッド67に保持される。
図5に、セットテーブル20の上面21上に、キャリア205及び基板200が配置された状態を示す。基板200は、キャリア205の貫通孔206内に収容される。
この状態のキャリア205及び基板200に対して、上方から保持部50を近づけ、第1保持部52の吸着パッド67をキャリア205の外周部の上面に接触させる。
吸着パッド67の凹部内の空気を吸引すると、第1保持部52の潰れた吸着パッド67が、キャリア205の外周部を保持する。このとき、可動管68の第1係合部68aは、第1本体64の第2係合部64bから上方に離間する。
このときの、フレーム51に対する潰れた吸着パッド67の下端の位置を、基準位置P521と言う。基準位置P521は、フレーム51に対する、潰れた吸着パッド67の下端における、吸着パッド67の周方向の平均位置であることが好ましい。
この状態から、マニピュレータ47により保持部50を上方に移動させると、図6に示すように、第1保持部52に保持されたキャリア205が、セットテーブル20の上面21から上方に離間する。キャリア205、吸着パッド67等に作用する重力により、第1保持部52の第1本体64に対してキャリア205、吸着パッド67等が下方に移動する。可動管68の第1係合部68aが第1本体64の第2係合部64bに、第2係合部64bの上方から係止すると、第1本体64(フレーム51)に対してキャリア205、吸着パッド67等が、これ以上下方に移動できなくなる。
キャリア205を保持して潰れ、フレーム51に対して下方に移動できなくなったときの、フレーム51に対する吸着パッド67の下端の位置を、下端位置P522と言う。下端位置P522は、第1保持部52の吸着パッド67の移動範囲における下方の端の位置である。
図6中に、吸着パッド67の基準位置P521を、二点鎖線L4で示す。以下では、潰れた吸着パッド67における、基準位置P521と下端位置P522との上下方向の距離を、伸長距離M52と言う。伸長距離M52は、第1保持部52がキャリア205を保持した状態から、第1保持部52が下方(厚さ方向の一方側)に伸びる長さである。
このように、第1保持部52は、キャリア205を保持した状態から下方に向かって伸びることができる。
第2保持部53は、キャリア205の貫通孔206内の基板200を、上下方向から保持する。図3に示すように、第2搬送装置46は、第2保持部53として、第2保持部53A、第2保持部53B、第2保持部53Cを有する。
第2保持部53A,53Bは、伸長距離M52の設定以外は第1保持部52と同一の構成である。
第2保持部53Aは、第1保持部52の第1本体64、第1移動部65、吸着パッド67、可動管68と略同一の構成の、第2本体71A、第2移動部72A、吸着パッド74A、可動管75Aを有する。
第2移動部72Aは、第2本体71Aに対して上下方向に移動できる。第2移動部72Aの吸着パッド74Aは、基板200を保持する。
第2保持部53Aの吸着パッド74Aに対しても、第1保持部52の吸着パッド67に対する基準位置P521、下端位置P522、伸長距離M52と同様に、基準位置P53A1、下端位置P53A2、伸長距離M53Aがそれぞれ規定される(図5及び図6参照)。
伸長距離M53Aは、第2保持部53Aが基板200を保持した状態から、第2保持部53Aが下方に伸びる長さである。
第2保持部53Bは、第1保持部52の第1本体64、第1移動部65、吸着パッド67、可動管68と略同一の構成の、第2本体71B、第2移動部72B、吸着パッド74B、可動管75Bを有する。
第2移動部72Bは、第2本体71Bに対して上下方向に移動できる。第2移動部72Bの吸着パッド74Bは、基板200を保持する。
第2保持部53Bの吸着パッド74Bに対しても、第1保持部52の吸着パッド67に対する基準位置P521、下端位置P522、伸長距離M52と同様に、基準位置P53B1、下端位置P53B2、伸長距離M53Bがそれぞれ規定される(図5及び図6参照)。
伸長距離M53Bは、第2保持部53Bが基板200を保持した状態から、第2保持部53Bが下方に伸びる長さである。
第2保持部53Cは、第1本体64の形状、伸長距離M52の設定以外は第1保持部52と同一の構成である。
第2保持部53Cは、第1保持部52の第1移動部65、吸着パッド67、可動管68と略同一の構成の、第2移動部72C、吸着パッド74C、可動管75Cを有する。
第2保持部53Cが有する第2本体78Cは、真っすぐな管状である。第2本体78Cは、上下方向に沿って延び、フレーム51の第1底板60に固定される。
以上のように、フレーム51は、第1本体64及び第2本体71A,71B,78Cを互いに連結する。
第2保持部53Cの吸着パッド74Cに対しても、第1保持部52の吸着パッド67に対する基準位置P521、下端位置P522、伸長距離M52と同様に、基準位置P53C1、下端位置P53C2、伸長距離M53Cがそれぞれ規定される(図5及び図6参照)。
伸長距離M53Cは、第2保持部53Cが基板200を保持した状態から、第2保持部53Cが下方に伸びる長さである。
このように、第2保持部53A,53B,53Cは、基板200を保持した状態からそれぞれ下方に向かって伸びることができる。
図6に示す二点鎖線L4上に、基準位置P53A1,P53B1,P53C1が配置される。
図2に示すように、第2保持部53A,53B,53Cは、各基板200に対して、基板200の軸線回りに等角度ごとに配置される。
本実施形態では、伸長距離M53A,M53B,M53Cは、互いに同等である。伸長距離M52は、伸長距離M53A,M53B,M53Cよりも、キャリア205の厚さ(厚さ方向の長さ)を超えて長い。伸長距離M52は、伸長距離M53A,M53B,M53Cよりも、キャリア205の厚さの2倍を超えて長いことが好ましい。
図3に示すように、撮像部54は、フレーム51の第2周壁59に固定される。撮像部54は、撮像部54に対して下方に配置された物の像を取得する。撮像部54は、取得した像を制御部80に送る。
吸引部は、図示はしないが、吸引ポンプと、複数の開閉弁と、を有する。
吸引ポンプは、図示しないチューブにより第1本体64、第2本体71A,71B,71Cにそれぞれ接続される。吸引ポンプは、チューブ、第1本体64、第2本体71A,71B,71C、可動管68,75A,75B,75Cを通して吸着パッド67,74A,74B,74Cの凹部内の空気を吸引できる。
複数の開閉弁は、複数のチューブを独立して開閉できる。
図1に示すように、第2搬送装置46及びセットテーブル20のそれぞれから近い位置には、複数のキャリア205が積み重ねられたストッカ85がある。ストッカ85にあるキャリア205には、基板200が収容されていない。
制御部80は、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、メモリ等を有する。メモリには、CPUを動作させるための制御プログラム等が記憶される。
制御部80は、第1搬送装置25及び研磨装置30に接続され、第1搬送装置25及び研磨装置30を制御する。
次に、以上のように構成された研磨設備1を用いた研磨方法について説明する。この研磨方法では、本実施形態の搬送方法を使用する。
予め、搬入装置により、基板200Aを収容した搬入バスケット10を搬送しておく。制御部80は、第2搬送装置46により、ストッカ85内のキャリア205を、セットテーブル20の上面21上に配置する。研磨部31の第2定盤は、退避状態になっている。
第2搬送装置46の吸引部を駆動し、複数の開閉弁を閉じた状態にする。
次に、前記搬送方法を行う。搬送方法では、キャリア205と、キャリア205の貫通孔206内に収容される基板200Aとを、セットテーブル20から研磨装置30に搬送する。図7は、搬送方法Sを示すフローチャートである。
まず、第1収容工程(図7に示すステップS1)において、制御部80は、第1搬送装置25により、搬入バスケット10内の基板200Aを、セットテーブル20上のキャリア205の貫通孔206に収容する。
第1収容工程S1が終了すると、ステップS3に移行する。
次に、保持工程(ステップS3)において、第2搬送装置46により、キャリア205の外周部及び基板200Aを、キャリア205及び基板200Aが互いに離間するようにそれぞれ保持する。
具体的には、制御部80はマニピュレータ47により、図5に示すように、セットテーブル20上のキャリア205及び基板200に対して、上方から保持部50を近づけ、第1保持部52の吸着パッド67を、キャリア205の外周部の上面に接触させる。第2保持部53A,53B,53Cの吸着パッド74A,74B,74Cを、基板200Aの上面に接触させる。
複数の開閉弁を開いた状態にすると、吸着パッド67,74A,74B,74Cの凹部内の空気がそれぞれ吸引され、吸着パッド67,74A,74B,74Cが潰れるように変形する。第1保持部52の潰れた吸着パッド67により、キャリア205の外周部が上方から保持され、第2保持部53A,53B,53Cの潰れた吸着パッド74A,74B,74Cにより、基板200Aの外周部が上方から保持される。
そして、マニピュレータ47により保持部50を上方に移動させると、図6に示すように、保持部52,53A,53B,53Cに保持されたキャリア205、基板200Aが、セットテーブル20の上面21から上方に離間する。
このとき、伸長距離M52は、伸長距離M53A,M53B,M53Cよりもキャリア205の厚さを超えて長い。このため、第1保持部52により保持されたキャリア205が湾曲しない場合であっても、キャリア205は、基板200Aよりもキャリア205の厚さを超えて下方に移動し、キャリア205の上面が二点鎖線L5で示す位置に配置される。第1保持部52に保持されるキャリア205及び第2保持部53A,53B,53Cに保持される基板200Aが、互いに離間する
さらに、キャリア205の中央部(キャリア205における厚さ方向に見たときの中央部)は、キャリア205に作用する重力により下方に向かって凸となるように湾曲する。
この場合、湾曲するキャリア205の変位の最大値(図6中に示す最大撓み量M)は、シミュレーションにより2mm程度であることが分かっている。
キャリア205が下方に向かって凸となるように湾曲することにより、第1保持部52に保持されるキャリア205及び第2保持部53A,53B,53Cに保持される基板200Aが、互いにさらに離間する。
このように、本実施形態では、保持工程S3では、キャリア205よりも基板200Aが上方に位置するように保持する。
第2搬送装置46によりキャリア205及び基板200Aを搬送する間に、図8に示すように、キャリア205の中央部が上下方向に振動することがある。図8中に、上方に向かって凸となるように湾曲したキャリア205を、二点鎖線L7で示す。
このため、前記伸長距離M52は、伸長距離M53A,M53B,M53Cよりも、最大撓み量Mの2倍を超えて長いことがより好ましい。
保持工程S3が終了すると、ステップS5に移行する。
次に、平坦化工程(ステップS5)において、第1定盤32の支持面32a上にキャリア205を配置してキャリア205を平坦にする。そして、キャリア205を平坦にしたときに、基板200Aをキャリア205よりも上方に離間させる。具体的には、制御部80はマニピュレータ47により、支持面32aの上方に保持部50を移動させる。そして、保持部50を下方に移動させることにより、支持面32a上に保持部50の保持部52,53A,53B,53Cが保持するキャリア205及び基板200Aを降ろしていく。
支持面32a上にキャリア205を配置したときには、図6中に二点鎖線L5で示すようにキャリア205が平坦になるため、基板200Aはキャリア205よりも上方に離間している。
支持面32a上にキャリア205を配置する際に、制御部80は、撮像部54が取得した、研磨部31における、内歯車34の歯部39及び太陽歯車33の歯部37の像を用いて、内歯車34の複数の歯部39及び太陽歯車33の複数の歯部37にキャリア205の複数の歯部207を嵌め合わせることが好ましい。
平坦化工程S5が終了すると、ステップS7に移行する。
次に、第2収容工程(収容工程)(ステップS7)において、支持面32a上において、キャリア205の貫通孔206内に、上方から基板200Aを収容させる。具体的には、制御部80はマニピュレータ47により保持部50を下方に移動させて、キャリア205の貫通孔206内に基板200Aを収容させる。
第2搬送装置46の複数の開閉弁を閉じ、保持部52,53A,53B,53Cによるキャリア205及び基板200Aの保持を解除する。マニピュレータ47により、保持部50を支持面32a上から退避させる。
第2収容工程S7が終了すると、搬送方法Sの全工程が終了し、キャリア205及び基板200Aが、セットテーブル20から研磨装置30に搬送される。
制御部80は、研磨部31の第2定盤を挟み状態にし、第1定盤32及び第2定盤を軸線O1周りの所定の向きに回転させるとともに、太陽歯車33及び内歯車34の少なくとも一方を軸線O1周りに回転させる。
第1定盤32、第2定盤等を所定の時間回転させると、第1定盤32及び第2定盤により、基板200Aの厚さ方向を向く面が研磨され、基板200Aが、研磨された後の基板200Bとなる。
制御部80は、研磨部31の第2定盤を退避状態にする。
制御部80は、前記搬送方法と同様の方法により、キャリア205と、キャリア205の貫通孔206内に収容される基板200Bとを、研磨装置30からセットテーブル20の上面21上に搬送する。
制御部80は、第1搬送装置25により、セットテーブル20上の基板200Bを、搬出バスケット15内に収容する。基板200Bが収容された搬出バスケット15は、適宜搬出装置により研磨設備1から搬出される。
以上の工程を繰り返すことにより、研磨設備1により基板200Aが連続的に研磨される。
以上説明したように、本実施形態の第2搬送装置46では、セットテーブル20の上面21上で、貫通孔206内に基板200Aが収容されたキャリア205及び基板200Aを支持する。そして、第2搬送装置46を用いて、第1保持部52によりキャリア205の外周部を上方から保持し、第2保持部53により貫通孔206内の基板200Aを保持する。第2搬送装置46により上面21上からキャリア205及び基板200Aを持ち上げ、キャリア205及び基板200Aを搬送すると、キャリア205に作用する重力により、キャリア205の中央部が最も下方に撓み、キャリア205が下方に向かって凸となるように湾曲する。この際に、第1保持部52及び第2保持部53の両方を下方に向かって伸ばすことにより、第1保持部52に保持されるキャリア205及び第2保持部53に保持される基板200Aを互いに離間させる。すると、キャリア205及び基板200Aの搬送中に、基板200Aがキャリア205に接触したり、キャリア205及び基板200Aが上下方向に重なったりするのが抑制される。
従って、キャリア205及び基板200Aの搬送中に、第2搬送装置46から基板200Aが落下するのを抑制することができる。
キャリア205が第1保持部52に保持され、貫通孔206内に収容された基板200Aが第2保持部53に保持された状態から、第1保持部52が下方に伸びる長さである伸長距離M52は、第2保持部53が下方に伸びる長さである伸長距離M53A,M53B,M53Cよりも、キャリア205の厚さを超えて長い。このため、第1保持部52に保持されるキャリア205及び第2保持部53に保持される基板200Aがほぼ同じ高さに配置された状態から、基板200Aよりもキャリア205を、キャリア205の厚さを超えて下方に配置することができる。キャリア205の中央部は、キャリア205に作用する重力により下方に向かって凸となるように湾曲するため、キャリア205及び基板200Aの搬送中に基板200Aがキャリア205に接触するのを、確実に抑制することができる。
第2搬送装置46は、フレーム51を有する。第1保持部52の第1本体64及び第2保持部53の第2本体71A,71B,71Cを互いに連結するフレーム51により、第1移動部65により保持されるキャリア205の外周部、及び第2移動部72A,72B,72Cにより保持される基板200Aの、上下方向における相対的な位置の精度を高めることができる。
また、本実施形態の研磨装置30では、第2搬送装置46により、遊星歯車装置式の研磨部31における、内歯車34の複数の歯部39及び太陽歯車33の複数の歯部37にキャリア205の複数の歯部207を嵌め合わせる。そして、内歯車34及び太陽歯車33の少なくとも一方を回転させることによりキャリア205を回転させ、キャリア205に収容される基板200Aの上下方向を向く面を研磨することができる。
また、本実施形態の搬送方法Sでは、保持工程S3におけるキャリア205及び基板200Aの搬送中、及び平坦化工程S5における第1定盤32の支持面32a上にキャリア205を配置する際に、基板200Aがキャリア205に接触したり、キャリア205及び基板200Aが厚さ方向に重なったりするのがそれぞれ抑制される。保持工程S3及び平坦化工程S5の後で、第2収容工程S7において、キャリア205の貫通孔206内に、上方から基板200Aを収容させる。
従って、キャリア205及び基板200Aの搬送中に、基板200Aが落下するのを抑制することができる。
保持工程S3では、キャリア205よりも基板200Aが上方に位置するように保持する。従って、平坦化工程S5において支持面32a上にキャリア205を配置する際に基板200Aが支障とならないため、平坦化工程S5を容易に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。
例えば、前記実施形態の搬送方法では、保持工程において、第1保持部52のみを、キャリア205を保持した状態から下方に向かって伸ばし、第2保持部53A,53B,53Cは、基板200Aを保持した状態から伸ばさなくてもよい。このように構成しても、伸長距離M52が、キャリア205の厚さを超えて長ければ、キャリア205よりも基板200Aを上方に位置させることができる。
同様に、保持工程において、保持部50を上方に移動させつつ、第2保持部のみを上方に向かって縮ませてもよい。保持工程において、保持部50を上方に移動させつつ、第1保持部及び第2保持部を上方に向かって縮ませてもよい。これらの方法によっても、キャリア205よりも基板200Aを上方に位置させることができる。
保持工程では、キャリア205よりも基板200Aが下方に位置するように保持したり、キャリア205及び基板200Aを水平面に沿って位置をずらして保持してもよい。
第1定盤32の支持面32a及びセットテーブル20の上面21は、それぞれ水平面に対して傾斜していてもよい。
第2搬送装置46が備える第1保持部52の数及び第2保持部53の数は、限定されない。
30 研磨装置
31 研磨部
32 第1定盤(定盤)
32a 支持面
33 太陽歯車
34 内歯車
37,39,207 歯部
46 第2搬送装置(搬送装置)
51 フレーム(連結部材)
52 第1保持部
53,53A,53B,53C 第2保持部
64 第1本体
65 第1移動部
71A,71B,78C 第2本体
72A,72B,72C 第2移動部
200 基板
205 キャリア
206 貫通孔
S 搬送方法
S3 保持工程
S5 平坦化工程
S7 第2収容工程(収容工程)

Claims (6)

  1. 平板状に形成され貫通孔が設けられたキャリアと、前記貫通孔内に収容される基板と、を搬送する搬送装置であって、
    前記キャリアの外周部を、前記キャリアの厚さ方向から保持する第1保持部と、
    前記貫通孔内の前記基板を、前記厚さ方向から保持する第2保持部と、
    を備え、
    前記第1保持部に保持される前記キャリア及び前記第2保持部に保持される前記基板が互いに離間するように、前記第1保持部及び前記第2保持部の少なくとも一方が、前記厚さ方向に伸びるか縮むことができる、搬送装置。
  2. 前記キャリアが前記第1保持部に保持され、前記貫通孔内に収容された前記基板が前記第2保持部に保持された状態から、
    前記第1保持部が前記厚さ方向の一方側に伸びる長さは、前記第2保持部が前記厚さ方向の前記一方側に伸びる長さよりも、前記キャリアの厚さを超えて長い、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第1保持部は、
    第1本体と、
    前記第1本体に対して前記厚さ方向に移動でき、前記キャリアの外周部を保持する第1移動部と、を有し、
    前記第2保持部は、
    第2本体と、
    前記第2本体に対して前記厚さ方向に移動でき、前記基板を保持する第2移動部と、を有し、
    前記第1本体及び前記第2本体を互いに連結する連結部材を備える、請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記キャリアの外周縁には、複数の歯部が設けられ、
    定盤の支持面上で回転し、前記キャリアの前記複数の歯部に嵌め合う内歯車及び太陽歯車を有し、前記基板の厚さ方向を向く面を研磨する遊星歯車装置式の研磨部と、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送装置と、
    を備え、
    前記搬送装置は、前記内歯車の複数の歯部及び前記太陽歯車の複数の歯部に前記キャリアの前記複数の歯部を嵌め合わせる、研磨装置。
  5. 平板状に形成され貫通孔が設けられたキャリアと、前記貫通孔内に収容される基板と、を搬送する搬送方法であって、
    前記キャリアの外周部及び前記基板を、前記キャリア及び前記基板が互いに離間するようにそれぞれ保持する保持工程と、
    支持面上に前記キャリアを配置して前記キャリアを平坦にするとともに、前記キャリアを平坦にしたときに、前記基板を前記キャリアよりも上方に離間させる平坦化工程と、
    前記キャリアの前記貫通孔内に、上方から前記基板を収容させる収容工程と、
    を行う、搬送方法。
  6. 前記保持工程では、前記キャリアよりも前記基板が上方に位置するように保持する、請求項5に記載の搬送方法。
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