JP2023105507A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の部品点数を削減する。【解決手段】電力変換装置10は、半導体モジュール200と、冷媒が流通する流路が設けられた冷却器100と、底面BFを含む筐体400と、冷却器100を底面BFに固定する1以上の第1の固定部材300と、冷却器100を底面BFに固定する1以上の第2の固定部材300とを備え、冷却器100は、筐体400の底面BFに対向する外面OFaと、外面OFaの反対側において流路の壁面の一部を構成する内面IFaと、1以上の第1の固定部材300が接続される外壁122cと、外壁122cとは反対側の側壁であって1以上の第2の固定部材300が接続される外壁122dとを含み、半導体モジュール200は、筐体400の底面BFと冷却器100の外面OFaとの間に位置し、筐体400の底面BFと冷却器100の外面OFaとにより押圧される。【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置に関する。
スイッチング素子等の発熱デバイスを含む半導体装置を冷却水等の冷媒を用いて冷却する方法が知られている。例えば、特許文献1には、発熱デバイスに対して熱的に結合された熱伝達プレートを冷却流体を用いて冷却することにより、発熱デバイスを冷却する構成が開示されている。また、特許文献2には、ヒートシンクの上面に配置された半導体モジュールを、半導体モジュールの上面に配置された板状のバネで固定する半導体装置が開示されている。
特開2020-073845号公報 特開2007-329167号公報
上述のような、半導体装置では、部品点数を削減することが求められている。以上の事情を考慮して、本発明のひとつの態様は、部品点数の削減を目的のひとつとする。
本発明の好適な態様に係る半導体装置は、半導体モジュールと、冷媒が流通する流路が設けられた冷却器と、設置面を含む支持体と、前記冷却器を前記設置面に固定する1以上の第1固定部材と、前記冷却器を前記設置面に固定する1以上の第2固定部材とを備え、前記冷却器は、前記設置面に対向する第1面と、前記第1面の反対側において前記流路の壁面の一部を構成する第2面と、前記1以上の第1固定部材が接続される第1側壁と、前記第1側壁とは反対側の側壁であって前記1以上の第2固定部材が接続される第2側壁とを含み、前記半導体モジュールは、前記設置面と前記第1面との間に位置し、前記設置面と前記第1面とにより押圧される。
実施形態に係る電力変換装置の要部を模式的に示す分解斜視図である。 図1に示されたヘッド部を説明するための説明図である。 図1に示された本体部を説明するための説明図である。 図2の第1平面図に示されたB1-B2線に沿う電力変換装置の断面図である。 対比例に係る電力変換装置の一例を説明するための説明図である。 電力変換装置全体の概略的な内部構造の一例を示す斜視図である。 第1変形例に係る電力変換装置の一例を説明するための説明図である。 第2変形例に係る冷却器の一例を説明するための説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
A.実施形態
以下、本発明の実施形態を説明する。先ず、図1を参照しながら、実施形態に係る電力変換装置10の概要の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る電力変換装置10の要部を模式的に示す分解斜視図である。
なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を有する3軸の直交座標系を導入する。以下では、X軸の矢印の指す方向は+X方向と称され、+X方向の反対方向は-X方向と称される。Y軸の矢印の指す方向は+Y方向と称され、+Y方向の反対方向は-Y方向と称される。また、Z軸の矢印の指す方向は+Z方向と称され、+Z方向の反対方向は-Z方向と称される。以下では、+Y方向及び-Y方向を特に区別することなく、Y方向と称し、+X方向及び-X方向を、特に区別することなく、X方向と称する場合がある。また、+Z方向及び-Z方向を、特に区別することなく、Z方向と称する場合がある。
+Y方向及び-Y方向の各々は、「第1方向」の一例であり、+X方向及び-X方向の各々は、「第2方向」の一例であり、+Z方向及び-Z方向の各々は、「第3方向」の一例である。また、以下では、特定の方向から対象物をみることを、平面視と称する場合がある。
電力変換装置10としては、例えば、インバータ及びコンバータ等の任意のパワー半導体装置を採用することができる。なお、電力変換装置10は、「半導体装置」の一例である。本実施形態では、電力変換装置10として、電力変換装置10に入力される直流電力を、U相、V相及びW相の3相の交流電力に変換するパワー半導体装置を想定する。
例えば、電力変換装置10は、直流電力を交流電力に変換する3つの半導体モジュール200u、200v及び200wと、冷却器100と、複数の固定部材300a、300b、300c、300d、300e及び300fと、筐体400とを有する。なお、図1では、筐体400の一部(底面BF)が示されている。筐体400は、「支持体」の一例であり、筐体400の底面BFは、「設置面」の一例である。また、固定部材300c及び300eの各々は、「第1固定部材」の一例であり、固定部材300d及び300fの各々は、「第2固定部材」の一例である。以下では、固定部材300a、300b、300c、300d、300e及び300fを、固定部材300と総称する場合がある。図1では、6個の固定部材300が示されているが、固定部材300の数は、2以上6未満でもよいし、7以上でもよい。
半導体モジュール200u、200v及び200wの各々は、例えば、スイッチング素子等のパワー半導体素子を含むパワー半導体チップを樹脂ケースに収容したパワー半導体モジュールである。スイッチング素子としては、例えば、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)及びIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等が該当する。
半導体モジュール200uは、例えば、入力端子202u及び204uと、出力端子206uと、複数の制御端子208uとを有する。例えば、半導体モジュール200uは、入力端子202u及び204uに入力される直流電力を3相の交流電力のうちのU相の交流電力に変換し、U相の交流電力を出力端子206uから出力する。例えば、入力端子202uの電位は、入力端子204uの電位よりも高い。また、複数の制御端子208uには、半導体モジュール200uが有するスイッチング素子等の動作を制御するための制御信号が入力される。
半導体モジュール200v及び200wの各々は、3相の交流電力のうちのV相又はW相の交流電力を出力することを除いて、半導体モジュール200uと同様である。例えば、半導体モジュール200vは、入力端子202v及び204vと出力端子206vと複数の制御端子208vとを有し、V相の交流電力を出力端子206vから出力する。また、例えば、半導体モジュール200wは、入力端子202w及び204wと出力端子206wと複数の制御端子208wとを有し、W相の交流電力を出力端子206wから出力する。
以下では、半導体モジュール200u、200v及び200wを、半導体モジュール200と総称する場合がある。また、入力端子202u、202v及び202wを入力端子202と総称し、入力端子204u、204v及び204wを入力端子204と総称し、出力端子206u、206v及び206wを出力端子206と総称する場合がある。また、本実施形態では、半導体モジュール200の面のうち、筐体400の底面BFに対向するは、面PF2とも称され、面PF2の反対側の面は、面PF1とも称される。
冷却器100は、半導体モジュール200を、冷媒を用いて冷却する。例えば、冷却器100は、Y方向に延在する本体部120と、本体部120に冷媒を供給する供給管160と、本体部120から冷媒を排出する排出管162と、供給管160及び排出管162と本体部120とを接続するヘッド部140とを有する。なお、図1の破線の矢印は、冷媒の流れの一例を示す。本実施形態では、冷媒が水等の液体である場合を想定する。
図1では、本体部120の概要を説明する。本体部120の詳細については、後述の図3及び図4において説明される。また、ヘッド部140については、後述の図2において説明される。
本体部120は、例えば、Y方向に延在する直方体に形成された中空の構造体であり、外壁122a、122b、122c、122d及び122eを有する。以下では、外壁122a、122b、122c、122d及び122eを、外壁122と総称する場合がある。外壁122により画定される空間内に、冷媒が流通する流路が形成される。
本実施形態では、Y方向に延在し、一端から冷媒が流入する流入路FP1と、Y方向に延在し、一端から冷媒を流出させる流出路FP2と、Y方向に配列され、かつX方向に延在する複数の冷却流路FP3とが、流路として本体部120に設けられる場合を想定する。なお、流入路FP1及び流出路FP2の各々の他端(+Y方向の端部)は、外壁122eにより画定される。また、複数の冷却流路FP3の各々の一端及び他端は、外壁122c及び122dによりそれぞれ画定される。流入路FP1は、「第1流路」の一例であり、流出路FP2は、「第2流路」の一例である。
外壁122aは、例えば、筐体400の底面BFに対向する外面OFaと、外面OFaの反対側において流路の壁面の一部を構成する内面IFaとを含む。例えば、外壁122aの内面IFaは、複数の冷却流路FP3の壁面の一部である。外面OFaは、「第1面」の一例であり、内面IFaは、「第2面」の一例である。以下では、外壁122aの外面OFaは、冷却器100の外面OFaとも称される。
外壁122c及び122dは、外壁122aに略垂直な側壁である。なお、「略垂直」及び後述する「略平行」等は、誤差を含む概念である。例えば、「略垂直」とは、設計上、垂直であればよい。外壁122cは、「第1側壁」の一例である。例えば、外壁122cには、固定部材300c及び300eが接続される。また、外壁122dは、外壁122cとは反対側の側壁であり、「第2側壁」の一例である。例えば、外壁122dには、固定部材300d及び300fが接続される。また、例えば、固定部材300a及び300bは、図2において後述するヘッド部140の外壁142c及び142d(2つの側壁)にそれぞれ接続される。
半導体モジュール200は、筐体400の底面BFと冷却器100の外面OFaとの間に位置し、固定部材300により冷却器100が底面BFに固定されることにより、底面BFと外面OFaとにより押圧される。これにより、本実施形態では、半導体モジュール200を冷却器100に安定して固定することができる。また、本実施形態では、筐体400に冷却器100を固定する固定部材300により、半導体モジュール200が冷却器100に安定して固定されるため、半導体モジュール200を冷却器100に固定する部材を固定部材300とは別に設ける必要がない。すなわち、本実施形態では、電力変換装置10の部品点数が増加することを抑制しつつ、半導体モジュール200を冷却器100に安定して固定することができる。
固定部材300と冷却器100との接続方法、及び、固定部材300と底面BFとの接続方法は、特に限定されない。例えば、固定部材300と冷却器100との接続(固定部材300c及び300eと外壁122cとの接続等)は、接着剤を用いた接着により実現されてもよいし、溶接により実現されてもよいし、ねじ留めにより実現されてもよい。同様に、固定部材300と底面BFとの接続は、接着剤を用いた接着により実現されてもよいし、溶接により実現されてもよいし、ねじ留めにより実現されてもよい。
冷却器100は、外壁122aの内面IFaを壁面の一部とする複数の冷却流路FP3を流れる冷媒により、外壁122aの外面OFaに配置された半導体モジュール200を冷却する。例えば、半導体モジュール200に発生した熱は、外壁122aを介して冷媒に放熱される。本実施形態では、半導体モジュール200が冷却器100に安定して固定されるため、半導体モジュール200の冷却効率が低下することを抑制することができる。
ここで、本体部120は、熱伝導性に優れる材料で形成される。本体部120の具体的な構成材料としては、例えば、銅、アルミニウム又はこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。また、ヘッド部140、供給管160及び排出管162は、例えば、本体部120と同一材料で形成される。すなわち、ヘッド部140、供給管160及び排出管162の具体的な構成材料としては、例えば、銅、アルミニウム又はこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。なお、ヘッド部140、供給管160及び排出管162の一部又は全部は、本体部120と異なる材料で形成されてもよい。
なお、本体部120の形状は、Y方向に延在する直方体に限定されない。例えば、-Y方向からの平面視における本体部120の形状は、曲線を有する形状でもよい。すなわち、外壁122c及び122dは、湾曲していてもよい。
筐体400は、例えば、冷却器100及び半導体モジュール200を収納する。筐体400の材料は特に限定されないが、本実施形態では、底面BFを含む部分が熱伝導性に優れる材料で形成される場合を想定する。
次に、図2を参照しながら、ヘッド部140について説明する。
図2は、図1に示されたヘッド部140を説明するための説明図である。なお、図2の第1平面図は、-Z方向から平面視した冷却器100及び半導体モジュール200の平面図であり、第2平面図は、-Y方向から平面視した冷却器100及び半導体モジュール200の平面図である。また、図2のA1-A2断面図は、第1平面図におけるA1-A2線に沿う冷却器100の断面図である。なお、図2では、図を見やすくするために、入力端子202u等の符号の記載が省略されている。図2以降の図においても、入力端子202u等の符号の記載は適宜省略される。
ヘッド部140は、例えば、流入路FP1と連通する開口、流出路FP2と連通する開口、供給口Hi及び排出口Hoを有する中空の直方体である。
供給口Hi及び排出口Hoは、第2平面図に示されるように、X-Z平面に略平行な外壁142eに形成された貫通孔である。外壁142eには、供給管160及び排出管162が接続される。例えば、供給管160は、供給管160内の流路が供給口Hiと連通するように、外壁142eに接続され、排出管162は、排出管162内の流路が排出口Hoと連通するように、外壁142eに接続される。
また、A1-A2断面図に示されるように、ヘッド部140は、外壁142eの他に、X-Y平面に略平行な外壁142a及び142bと、Y-Z平面に略平行な外壁142c及び142dと、X-Z平面に略平行な外壁142f及び142gとを有する。さらに、ヘッド部140は、Y-Z平面に略平行な隔壁144を有する。
外壁142f及び142gは、例えば、外壁142eから+Y方向に離れて配置され、本体部120の外壁122c及び122dにそれぞれ接続される。そして、供給口Hiから流入路FP1までの流路と、流出路FP2から排出口Hoまでの流路とを仕切る隔壁144が、X方向において本体部120の外壁122c及び122d間に配置される。例えば、隔壁144は、外壁142a及び142bと、図3において後述する本体部120の複数の隔壁124cのうち最もヘッド部140に近い隔壁124cと、本体部120の隔壁124aと、図4において後述する本体部120の隔壁124bとに接続される。
なお、ヘッド部140の形状は、図2に示される形状に限定されない。例えば、-Y方向からの平面視におけるヘッド部140の形状は、曲線を有する形状でもよい。すなわち、外壁142c及び142dは、湾曲していてもよい。この場合、例えば、外壁142c及び142dにそれぞれ接続される固定部材300a及び300bは、省かれてもよい。あるいは、外壁142c及び142dの代わりに、外壁142e等に固定部材300a等が接続されてもよい。
次に、図3及び図4を参照しながら、本体部120について説明する。
図3は、図1に示された本体部120を説明するための説明図である。なお、図3の平面図は、-Z方向から平面視した冷却器100の平面図である。また、図3のC1-C2断面図は、図3の平面図におけるC1-C2線に沿う冷却器100の断面図であり、図3のD1-D2断面図は、図3の平面図におけるD1-D2線に沿う冷却器100の断面図である。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。
例えば、本体部120は、C1-C2断面図及びD1-D2断面図に示されるように、Y方向に配列された複数の隔壁124cを有する。なお、複数の隔壁124cの各々は、X方向に延在する。複数の冷却流路FP3のうちの互いに隣接する2つの冷却流路FP3は、当該2つの冷却流路FP3の間に位置する隔壁124cにより、互いに仕切られる。
なお、隔壁124cの数は複数に限定されない。例えば、冷却流路FP3の数が2つの場合、隔壁124cの数は1つでもよい。また、複数の冷却流路FP3は、外面OFaに垂直なZ方向において、流入路FP1及び流出路FP2と、外壁122aとの間に位置する。そして、複数の冷却流路FP3の各々は、流入路FP1と流出路FP2とをX方向に連通する。
例えば、供給管160から流入路FP1に流入した冷媒は、複数の冷却流路FP3のいずれかに流入する。そして、複数の冷却流路FP3に流入した冷媒と半導体モジュール200との間で熱交換が行われる。また、複数の冷却流路FP3に流入した冷媒は、流出路FP2に流れる。そして、流出路FP2に流入した冷媒は、排出管162から排出される。このように、本実施形態では、流入路FP1から複数の冷却流路FP3に流入する新鮮な冷媒により、半導体モジュール200を冷却することができる。新鮮な冷媒とは、例えば、半導体モジュール200との熱交換が行われる前の冷媒、又は、半導体モジュール200との熱交換が行われる前の冷媒とほぼ同じ温度の冷媒等である。
また、本実施形態では、C1-C2断面図及びD1-D2断面図に示されるように、複数の隔壁124cが外壁122aと一体に形成される場合を想定する。例えば、外壁122a及び複数の隔壁124cが互いに一体に形成された構造物と冷媒との接触面積は、複数の隔壁124cが接続されていない場合の外壁122aと冷媒との接触面積よりも大きい。このため、本実施形態では、半導体モジュール200から外壁122aを介して冷媒に熱を伝達させる場合の熱伝達の効率を向上させることができる。
図3では、外壁122eのうち、外壁122aと一体に形成される部分は、外壁122eaとも称され、外壁122eのうち、外壁122ea以外の部分は、外壁122ebとも称される。
なお、複数の隔壁124c等の製造方法は、特に限定されない。例えば、外壁122aと一体に形成された複数の隔壁124cは、隔壁124aに接続されてもよいし、隔壁124aに接続されなくてもよい。また、例えば、複数の隔壁124cは、外壁122aと一体に形成されなくてもよい。この場合、複数の隔壁124cは、隔壁124aと一体に形成されてもよい。隔壁124aと一体に形成された複数の隔壁124cは、外壁122aに接続されてもよいし、外壁122aに接続されなくてもよい。あるいは、外壁122a及び隔壁124aとは別に形成された複数の隔壁124cが、外壁122a及び隔壁124aの一方又は両方に接続されてもよい。
図4は、図2の第1平面図に示されたB1-B2線に沿う電力変換装置10の断面図である。図4では、図を見やすくするために、半導体モジュール200の入力端子202等の端子の記載が省略されている。また、半導体モジュール200の断面図では、半導体モジュール200に含まれるスイッチング素子等の要素の記載が省略されている。図4以降に示される半導体モジュール200の断面図においても、半導体モジュール200に含まれるスイッチング素子等の要素の記載が省略される。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。
電力変換装置10は、図1に示された半導体モジュール200、冷却器100、固定部材300及び筐体400の他に、接続部材500及び502を有する。接続部材500及び502としては、例えば、任意の熱伝導材料を採用することができる。熱伝導材料としては、例えば、熱伝導性のグリス、熱伝導性の接着剤、熱伝導性のシート及びはんだ等のTIM(Thermal Interface Material)が該当する。本実施形態では、接続部材500及び502がはんだである場合を想定する。
接続部材500は、冷却器100の外面OFaと半導体モジュール200の面PF1との間に位置し、冷却器100の外面OFaと半導体モジュール200の面PF1とを接続する。また、接続部材502は、筐体400の底面BFと半導体モジュール200の面PF2との間に位置し、筐体400の底面BFと半導体モジュール200の面PF2とを接続する。これにより、例えば、半導体モジュール200の熱は、接続部材500を介して冷却器100内の冷媒に効率よく伝達され、接続部材502を介して筐体400に効率よく伝達される。この結果、本実施形態では、半導体モジュール200を効率よく冷却することができる。
なお、接続部材500及び502の一方又は両方は、省かれてもよい。例えば、半導体モジュール200の面PF1は、接続部材500を介さずに、冷却器100の外面OFaと物理的に直接に接してもよい。また、半導体モジュール200の面PF2は、接続部材502を介さずに、筐体400の底面BFと物理的に接してもよい。以下では、2つの要素が接続部材500及び502等の熱伝導材料を介して互いに接続されること、及び、2つの要素が熱伝導材料を介さずに物理的に互いに接することは、熱的に接続されるとも称される。
本体部120は、図1及び図3において説明された外壁122a、122b、122c、122d及び122eと隔壁124cとの他に、隔壁124a及び124bを有する。
隔壁124aは、外壁122aから+Z方向に間隔を空けて配置される。すなわち、隔壁124aは、外壁122a及び122b間に配置される。本実施形態では、隔壁124aが、外壁122aと略平行である場合を想定する。例えば、隔壁124aの面のうち、外壁122aの内面IFaに対向する面SFa1は、外壁122aの内面IFaと略平行である。なお、隔壁124aの面SFa1は、外壁122aの内面IFaと平行でなくてもよい。例えば、隔壁124aの面SFa1は、面SFa1の-X方向の縁部が外壁122aから遠ざかるように、傾斜していてもよい。
外壁122a及び122b間に配置された隔壁124aは、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを仕切り、かつ、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを仕切る。なお、隔壁124aの-X方向の縁部と外壁122cの内面IFcとの間には、流入路FP1と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。同様に、隔壁124aの+X方向の縁部と外壁122dの内面IFdとの間には、流出路FP2と複数の冷却流路FP3とを連通する空間が確保されている。すなわち、本実施形態では、複数の冷却流路FP3の各々は、一端で流入路FP1に連通し、他端で流出路FP2に連通する。
隔壁124bは、外壁122c及び122d間に配置され、隔壁124a及び外壁122bに接続される。例えば、隔壁124bの面SFb1は、隔壁124bの面のうち、外壁122cの内面IFcに対向する面であり、外壁122cの内面IFcと略平行である。また、隔壁124bの面SFb2は、隔壁124bの面のうち、外壁122dの内面IFdに対向する面であり、外壁122dの内面IFdと略平行である。
外壁122c及び122d間に配置された隔壁124bは、流入路FP1と流出路FP2とを仕切る。例えば、隔壁124aの面SFa2、隔壁124bの面SFb1、及び、外壁122bの内面IFb1は、流入路FP1の壁面の一部である。また、隔壁124aの面SFa3、隔壁124bの面SFb2、及び、外壁122bの内面IFb2は、流出路FP2の壁面の一部である。なお、隔壁124aの面SFa2は、面SFa1の反対側の面のうち、隔壁124bよりも-X方向の部分であり、隔壁124aの面SFa3は、面SFa1の反対側の面のうち、隔壁124bよりも+X方向の部分である。また、外壁122bの内面IFb1は、外壁122bの内面IFbのうち、隔壁124bよりも-X方向の部分であり、外壁122bの内面IFb2は、外壁122bの内面IFbのうち、隔壁124bよりも+X方向の部分である。
隔壁124cは、外壁122aに略垂直な壁であり、X方向に延在する。例えば、隔壁124cは、隔壁124aと外壁122aとの間に配置され、外壁122a、122c及び122dと隔壁124aとに接続される。すなわち、本実施形態では、隔壁124cは、隔壁124aと外壁122aとの両方に接続されている。なお、隔壁124cは、隔壁124aと外壁122aとのうちの一方のみに接続されてもよい。複数の冷却流路FP3の各々は、例えば、複数の隔壁124cのうちの互いに隣接する隔壁124c間に形成される。また、外壁122aの内面IFa及び隔壁124aの面SFa1は、複数の冷却流路FP3の壁面の一部である。
本実施形態では、複数の冷却流路FP3の壁面の一部である内面IFaを含む外壁122aの外面OFaに、接続部材500を介して半導体モジュール200の面PF1が接続される。
例えば、本実施形態では、冷却器100は、外面OFaと筐体400の底面BFとの間に半導体モジュール200を挟んだ状態で、外壁122c及び122dが筐体400の底面BFに固定部材300により接続されることにより、筐体400に固定される。このため、半導体モジュール200の面PF1は、冷却器100の外面OFaにより力Fで押圧され、半導体モジュール200の面PF1とは反対側の面PF2は、筐体400の底面BFにより力Fで押圧される。すなわち、半導体モジュール200は、冷却器100の外面OFaと筐体400の底面BFとにより、+Z方向及び-Z方向の両方向から力Fで押圧される。
この結果、半導体モジュール200は、冷却器100の外面OFaと筐体400の底面BFとの間に安定して固定される。これにより、本実施形態では、半導体モジュール200と冷却器100の外面OFaとの間の熱伝達率、及び、半導体モジュール200と筐体400の底面BFとの間の熱伝達率が低下することを抑制することができる。すなわち、本実施形態では、半導体モジュール200を効率よく冷却することができる。
また、本実施形態では、半導体モジュール200が冷却器100の外面OFaと筐体400の底面BFとにより両側から押圧されるため、半導体モジュール200が電力変換装置10の振動等により所定の位置からずれることを、抑制することができる。このように、本実施形態では、半導体モジュール200を冷却器100の外面OFaと筐体400の底面BFとの間に安定して固定することにより、電力変換装置10の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態では、複数の冷却流路FP3がZ方向において流入路FP1及び流出路FP2と外壁122aとの間に位置するため、半導体モジュール200の端子(例えば、入力端子202、204及び出力端子206等)のZ方向に空間を確保することができる。例えば、流入路FP1及び流出路FP2は、複数の冷却流路FP3を仕切る隔壁124cよりも+Z方向に位置する。これにより、本実施形態では、複数の冷却流路FP3の各々の一端を画定する外壁122cの内面IFcを流入路FP1の壁面の一部とし、複数の冷却流路FP3の各々の他端を画定する外壁122dの内面IFdを流出路FP2の壁面の一部とすることができる。この場合、半導体モジュール200の端子のZ方向に空間が確保されるため、半導体モジュール200の端子に配線等を容易に接続することができる。
次に、電力変換装置10と対比される形態として、半導体モジュール200と筐体400の底面BFとの間に冷却器100が位置する形態(以下、対比例とも称する)について、図5を参照しながら、説明する。
図5は、対比例に係る電力変換装置10Zの一例を説明するための説明図である。なお、図5では、図4に示された電力変換装置10の断面に対応する電力変換装置10Zの断面が示されている。図5においても、図を見やすくするために、半導体モジュール200の入力端子202等の端子の記載が省略されている。図1から図4において説明された要素と同様の要素については、同様の符号が付され、詳細な説明は省略される。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。
電力変換装置10Zは、モジュール固定部材320を有すること、及び、冷却器100と半導体モジュール200と筐体400の底面BFとの位置関係を除いて、図4等に示された電力変換装置10と同様である。例えば、冷却器100は、半導体モジュール200と筐体400の底面BFとの間に位置する。このため、冷却器100は、複数の冷却流路FP3が流入路FP1及び流出路FP2よりも+Z方向に位置するように、筐体400の底面BFに固定部材300により接続される。
半導体モジュール200は、面PF2が冷却器100の外面OFaに対向するように、冷却器100の外面OFaに配置される。半導体モジュール200の面PF2と冷却器100の外面OFaとの間には、接続部材500が介在する。また、モジュール固定部材320は、半導体モジュール200の面PF1とは反対側の面PF2を-Z方向に押圧するように、筐体400の底面BFに固定される。これにより、半導体モジュール200は、冷却器100の外面OFaとモジュール固定部材320とにより、+Z方向及び-Z方向の両方向から力Fで押圧される。
このように、対比例の電力変換装置10Zでは、半導体モジュール200を冷却器100に安定して固定するために、固定部材300の他に、モジュール固定部材320が用いられる。すなわち、対比例では、電力変換装置10Zの部品点数が本実施形態の電力変換装置10に比べて増加する。なお、対比例において、モジュール固定部材320が省かれた場合、半導体モジュール200と冷却器100との接続が不安定になるため、電力変換装置10Zの信頼性が低下する。例えば、電力変換装置10Zが振動した場合、半導体モジュール200が冷却器100から離れるおそれ、あるいは、半導体モジュール200が冷却器100から落下するおそれがある。半導体モジュール200が冷却器100から離れた場合、半導体モジュール200の冷却効率は低下する。また、半導体モジュール200が冷却器100から落下した場合、電力変換装置10Zが故障するおそれがある。
これに対し、本実施形態では、上述したように、半導体モジュール200を冷却器100に固定する部材(例えば、モジュール固定部材320)を固定部材300とは別に設けることなく、半導体モジュール200を冷却器100に安定して固定することができる。すなわち、本実施形態では、電力変換装置10の部品点数が増加することを抑制しつつ、電力変換装置10の信頼性を向上させることができる。
次に、図6を参照しながら、電力変換装置10全体の概略的な内部構造について説明する。
図6は、電力変換装置10全体の概略的な内部構造の一例を示す斜視図である。
電力変換装置10は、図4等に示された半導体モジュール200、冷却器100、固定部材300、筐体400、接続部材500及び502の他に、コンデンサ600、制御基板620、筐体400、入力コネクタ420及び出力コネクタ440等を有する。コンデンサ600は、半導体モジュール200の入力端子202及び204間に印加される直流電圧を平滑化する。制御基板620には、半導体モジュール200を制御する制御回路等が設けられる。筐体400は、冷却器100、半導体モジュール200、コンデンサ600及び制御基板620等の電力変換装置10の内部部品を収納する。また、筐体400には、入力コネクタ420及び出力コネクタ440が設けられている。例えば、図示されない直流電源から入力コネクタ420を介して、半導体モジュール200の入力端子202及び204間に直流電圧が印加される。また、例えば、U相、V相及びW相の3相の交流電力が半導体モジュール200の出力端子206から出力コネクタ440を介して、図示されない外部装置(例えば、モータ)に出力される。
なお、電力変換装置10の構成は、図6に示される例に限定されない。例えば、本実施形態では、冷却器100は半導体モジュール200を面PF1及びPF2のうちの一方の面PF1から冷却するため、冷却器100のZ方向の大きさを小さくすることができる。このため、本実施形態では、半導体モジュール200の+Z方向に他の部材等を配置する空間が確保される。例えば、制御基板620は、+Z方向からの平面視において、一部が冷却器100に重なるように配置されてもよい。この場合、電力変換装置10のZ方向の大きさが大きくなることを抑制しつつ、電力変換装置10のX方向の大きさを小さくすることができる。
以上、本実施形態では、電力変換装置10は、半導体モジュール200と、冷媒が流通する流路が設けられた冷却器100と、底面BFを含む筐体400と、冷却器100を底面BFに固定する固定部材300c、300d、300e及び300fとを有する。冷却器100は、筐体400の底面BFに対向する外面OFaと、外面OFaの反対側において流路(例えば、冷却流路FP3)の壁面の一部を構成する内面IFaを含む。さらに、冷却器100は、固定部材300c及び300eが接続される外壁122cと、外壁122cとは反対側の側壁であって固定部材300d及び300fが接続される外壁122dとを含む。半導体モジュール200は、筐体400の底面BFと冷却器100の外面OFaとの間に位置し、筐体400の底面BFと冷却器100の外面OFaとにより押圧される。
このように、本実施形態では、半導体モジュール200は、筐体400の底面BFと冷却器100の外面OFaとにより両側から押圧される。これにより、本実施形態では、半導体モジュール200を冷却器100に安定して固定することができる。この結果、本実施形態では、半導体モジュール200を効率よく冷却することができる。また、本実施形態では、固定部材300は、冷却器100を筐体400に固定するとともに、半導体モジュール200を冷却器100に安定して固定する。このため、本実施形態では、半導体モジュール200を冷却器100に固定するための部材を固定部材300とは別に設ける必要がない。この結果、本実施形態では、電力変換装置10の信頼性が低下することを抑制しつつ、電力変換装置10の部品点数を削減することができる。
また、本実施形態では、半導体モジュール200は、接続部材500により、冷却器100の外面OFaに接続されている。接続部材500は、熱伝導材料である。例えば、接続部材500は、はんだである。このように、本実施形態では、はんだ等の熱伝導材料である接続部材500により半導体モジュール200が冷却器100の外面OFaに接続されるため、半導体モジュール200の熱を冷却器100内の冷媒に効率よく伝達することができる。この結果、本実施形態では、半導体モジュール200を効率よく冷却することができる。
また、本実施形態では、半導体モジュール200は、接続部材502により、筐体400の底面BFに接続されている。接続部材502は、熱伝導材料である。例えば、接続部材502は、はんだである。このように、本実施形態では、はんだ等の熱伝導材料である接続部材502により半導体モジュール200が筐体400の底面BFに接続されるため、半導体モジュール200の熱を筐体400に効率よく伝達することができる。
また、本実施形態では、流路は、Y方向に延在し、一端から冷媒が流入する流入路FP1と、Y方向に延在し、一端から冷媒を流出させる流出路FP2と、冷却器100の内面IFaを壁面の一部とする複数の冷却流路FP3とを含む。複数の冷却流路FP3は、Y方向に配列され、かつ、Y方向に交差するX方向に延在する。また、複数の冷却流路FP3は冷却器100の、外面OFaに垂直なZ方向において、流入路FP1及び流出路FP2と、外面OFaとの間に位置する。そして、複数の冷却流路FP3の各々は、流入路FP1と流出路FP2とをX方向に連通する。
このように、本実施形態では、Z方向において、流入路FP1及び流出路FP2と外面OFaとの間に位置する複数の冷却流路FP3内の冷媒と半導体モジュール200との間で熱交換が行われる。このため、本実施形態では、例えば、半導体モジュール200の端子(例えば、入力端子202、204及び出力端子206等)のZ方向に空間を確保しつつ、流入路FP1、流出路FP2及び複数の冷却流路FP3を形成することができる。この結果、本実施形態では、半導体モジュール200の端子に配線等を容易に接続することができる。
B:変形例
以上に例示した実施形態は多様に変形され得る。前述の実施形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様を、相互に矛盾しない範囲で併合してもよい。
B1:第1変形例
上述した実施形態において、冷却器100の外壁122のうち、半導体モジュール200と熱的に接続された外壁122a以外の外壁122(例えば、外壁122b)に、半導体モジュール200とは別の電子部品が熱的に接続されてもよい。
図7は、第1変形例に係る電力変換装置10Aの一例を説明するための説明図である。なお、図7では、図4に示された電力変換装置10の断面に対応する電力変換装置10Aの断面が示されている。図7においても、図を見やすくするために、半導体モジュール200の入力端子202等の端子の記載が省略されている。図1から図6において説明された要素と同様の要素については、同様の符号が付され、詳細な説明は省略される。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。
電力変換装置10Aは、冷却器100に配置される電子部品640をさらに有することを除いて、図4等に示された電力変換装置10と同様である。例えば、電子部品640は、冷却器100が有する外壁122bの外面OFbに、接続部材504を介して配置される。冷却器100は、電子部品640と半導体モジュール200との間に位置する。
すなわち、本変形例では、電子部品640が冷却器100の外面OFbに熱的に接続され、半導体モジュール200が冷却器100の外面OFaに熱的に接続される。なお、接続部材504としては、接続部材500と同様に、任意の熱伝導材料を採用することができる。本変形例では、電力変換装置10Aの組立手順を考慮し、接続部材504がはんだ以外のTIMである場合を想定する。この場合、冷却器100が筐体400に固定された後に加熱工程が実行されることを避けることができる。
このように、本変形例では、流入路FP1の壁面の一部である内面IFb1及び流出路FP2の壁面の一部である内面IFb2を含む外壁122bの外面OFbに、接続部材504を介して電子部品640が接続される。このため、本変形例では、電子部品640の熱を流入路FP1内の冷媒及び流出路FP2内の冷媒に伝達することができる。すなわち、本変形例では、1つの冷却器100により、半導体モジュール200及び電子部品640の複数の部品を冷却することができる。
電子部品640の種類は、特に限定されない。例えば、電子部品640は、図6に示された制御基板620の一部分であってもよい。あるいは、電子部品640は、図6に示されたコンデンサ600等の発熱体に接続され、発熱体の熱を放熱する板金等の熱伝導部材であってもよい。
なお、電力変換装置10Aの構成は、図7に示される例に限定されない。例えば、電子部品640は、+Z方向から押圧されてもよい。
以上、本変形例においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本変形例では、電力変換装置10Aは、冷却器100に配置される電子部品640をさらに有する。冷却器100は、電子部品640と半導体モジュール200との間に位置する。このため、本変形例では、半導体モジュール200と電子部品640との間に位置する冷却器100により、半導体モジュール200及び電子部品640の両方を冷却することができる。すなわち、本変形例では、部品点数が増加することを抑制しつつ、半導体モジュール200及び電子部品640の複数の部品を冷却器100により冷却することができる。
B2:第2変形例
上述した実施形態及び変形例では、供給管160と排出管162とが同一のヘッド部140に設けられた冷却器100を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、供給管160及び排出管162は、互いに異なる2つのヘッド部140にそれぞれ設けられてもよい。
図8は、第2変形例に係る冷却器101の一例を説明するための説明図である。なお、図8では、冷却器101の斜視図が示されている。図の破線の矢印は、冷媒の流れを示す。図1から図7において説明された要素と同様の要素については、同様の符号が付され、詳細な説明は省略される。
冷却器101は、Y方向に延在する本体部121と、供給管160と、排出管162と、供給管160と本体部121とを接続するヘッド部140iと、排出管162と本体部121とを接続するヘッド部140oとを有する。本体部121は、Y方向に延在する1以上の流路を有する。本体部121内に形成された1以上の流路は、供給管160からヘッド部140iを介して流入した冷媒を、ヘッド部140oを介して排出管162に流す。
本変形例においても、図1等に示された冷却器100と同様に、冷却器101は、冷却器101と図8に図示されていない筐体400の底面BFとの間に半導体モジュール200を挟んだ状態で、固定部材300により筐体400の底面BFに固定される。以上、本変形例においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
B3:第3変形例
上述した実施形態では、外壁122c及び122dの各々の側面に固定部材300が接続される場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、外壁122c及び122dの各々の底面(筐体400の底面BFに対向する面)と筐体400の底面BFとがねじ留めされてもよい。具体的には、外壁122c及び122dの各々の底面にねじ孔が形成され、筐体400の底面BFを含む部分のうち、外壁122c及び122dのねじ孔に対応する部分に貫通孔が形成されてもよい。そして、筐体400の底面BFを含む部分に形成された貫通孔を挿通するねじと、外壁122c及び122dの各々の底面に形成されたねじ孔とを用いるねじ留めにより、冷却器100が筐体400の底面BFに固定されてもよい。この場合、外壁122cのねじ孔に対応するねじは、「第1固定部材」の別の例であり、外壁122dのねじ孔に対応するねじは、「第2固定部材」の別の例である。以上、本変形例においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
B4:第4変形例
上述した実施形態では、半導体モジュール200及び冷却器100を収納する筐体400を電力変換装置10が有する場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、電力変換装置10は、筐体400の代わりに、半導体モジュール200及び冷却器100が設置される設置面を含む支持板を有してもよい。支持板は、例えば、熱伝導性に優れる材料で形成された板状の支持体である。すなわち、半導体モジュール200及び冷却器100の一部又は全部は、筐体400に収納されなくてもよい。以上、本変形例においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
B5:第5変形例
上述した実施形態では、複数の冷却流路FP3の各々が、一端で流入路FP1に連通し、他端で流出路FP2に連通する場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、複数の冷却流路FP3の各々は、X方向において、外壁122cの内面IFcと隔壁124bの面SFb1との中間付近で流入路FP1に連通し、外壁122dの内面IFdと隔壁124bの面SFb2との中間付近で流出路FP2に連通してもよい。以上、本変形例においても、上述した実施形態及び変形例と同様の効果を得ることができる。
10、10A、10Z…電力変換装置、100、101…冷却器、120、121…本体部、122a、122b、122c、122d、122e、122ea、122eb、142a、142b、142c、142d、142e、142f、142g…外壁、124a、124b、124c、144…隔壁、140、140i、140o…ヘッド部、160…供給管、162…排出管、200u、200v、200w…半導体モジュール、202u、202v、202w、204u、204v、204w…入力端子、206u、206v、206w…出力端子、208u、208v、208w…制御端子、300a、300b、300c、300d、300e、300f…固定部材、400…筐体、420…入力コネクタ、440…出力コネクタ、500、502、504…接続部材、600…コンデンサ、620…制御基板、640…電子部品、FP1…流入路、FP2…流出路、FP3…冷却流路、Hi…供給口、Ho…排出口、BF…底面、IFa、IFb、IFb1、IFb2、IFc、IFd…内面、OFa、OFb…外面、PF1、PF2、SFa1、SFa2、SFa3、SFb1、SFb2…面。

Claims (7)

  1. 半導体モジュールと、
    冷媒が流通する流路が設けられた冷却器と、
    設置面を含む支持体と、
    前記冷却器を前記設置面に固定する1以上の第1固定部材と、
    前記冷却器を前記設置面に固定する1以上の第2固定部材とを備え、
    前記冷却器は、
    前記設置面に対向する第1面と、
    前記第1面の反対側において前記流路の壁面の一部を構成する第2面と、
    前記1以上の第1固定部材が接続される第1側壁と、
    前記第1側壁とは反対側の側壁であって前記1以上の第2固定部材が接続される第2側壁とを含み、
    前記半導体モジュールは、前記設置面と前記第1面との間に位置し、前記設置面と前記第1面とにより押圧される、
    半導体装置。
  2. 前記半導体モジュールは、
    はんだにより、前記第1面に接続されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体モジュールは、
    熱伝導材料により、前記第1面に接続されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体モジュールは、
    はんだにより、前記設置面に接続されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体モジュールは、
    熱伝導材料により、前記設置面に接続されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記冷却器に配置される電子部品をさらに備え、
    前記冷却器は、前記電子部品と前記半導体モジュールとの間に位置する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記流路は、
    第1方向に延在し、一端から前記冷媒が流入する第1流路と、
    前記第1方向に延在し、一端から前記冷媒を流出させる第2流路と、
    前記第2面を壁面の一部とする複数の冷却流路と、
    を含み、
    前記複数の冷却流路は、
    前記第1方向に配列され、かつ、前記第1方向に交差する第2方向に延在し、
    前記第1面に垂直な第3方向において、前記第1流路及び前記第2流路と、前記第1面との間に位置し、
    前記複数の冷却流路の各々は、
    前記第1流路と前記第2流路とを前記第2方向に連通する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の半導体装置。
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