JP2023061413A - シールドコネクタ - Google Patents

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章義 高木
Akiyoshi Takagi
光希 ▲徳▼本
Mitsuki Tokumoto
翔梧 古井
Shogo Furui
義直 佐藤
Yoshinao Sato
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Abstract

【課題】パッキンがハウジングから脱落することを防止することができるとともに、径方向の体格を小型化する。【解決手段】シールドコネクタ1は、軸線方向Xに延在する電線Wと、シールドシェル2と、ハウジング3と、ハウジング側パッキン4と、シェル側パッキン5と、位置規制部材6と、を備える。位置規制部材6の少なくとも一部は、軸線方向Xにおいて、ハウジング3の軸線方向Xの抜去方向X2側に形成される第1規制面3f1と、筒状部211aの軸線方向Xの挿入方向X1側に形成される第2規制面21f1との間に位置する。【選択図】図3

Description

本発明は、シールドコネクタに関する。
シールドコネクタは、導電性の電線と、電線を収容するハウジングと、電線およびハウジングを収容する金属性のシールドシェルと、を備える。そして、シールドコネクタは、電線をシールドシェルで覆うことによって、所望のシールド機能を発揮し、当該シールド機能によって、電線から発生するノイズがシールドシェルの外部に漏れることを抑制することができる。
シールドコネクタにおいて止水性が要望される場合、ハウジングの内部にパッキンを設ける必要があるとともに、パッキンがハウジングから脱落することを防止するホルダ(位置規制部材)を設ける必要がある。
その要望を実現するため、シールドコネクタは、ハウジングを筒状に形成し、当該ハウジングの径方向の外側へ向けて突出する弾性変形可能な係止爪を設ける一方、ホルダに、係止爪に係止可能な係止受け部を設けるものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、当該シールドコネクタは、組み立ての際、弾性変形させた係止爪を係止受け部に係止し、ハウジングにホルダを取り付けていた。
特開2014-154359号公報
しかしながら、ハウジングの径方向の外側へ向けて突出する係合爪を設けた場合には、当該係合爪を覆うシールドシェルが径方向へ大型がするとともに、シールドコネクタの体格が径方向に大型化することとなり、シールドコネクタの体格の観点で、改良の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、パッキンがハウジングから脱落することを防止することができるとともに、径方向の体格を小型化することができるシールドコネクタを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係るシールドコネクタは、軸線方向に延在する電線と、外部から挿入される前記電線を収容するハウジング空間を有する筒状のハウジングと、筒状に形成された筒状部を有する第1シェル部材と、前記第1シェル部材に対する前記軸線方向における挿入方向側に位置する第2シェル部材と、外部から挿入される前記電線、および、前記ハウジングを収容するシールド空間と、を有する金属製のシールドシェルと、前記ハウジング空間に配置され、前記電線と前記ハウジングとの間を止水する環状のハウジング側パッキンと、前記シールド空間に配置され、前記電線と前記筒状部との間を止水する環状のシェル側パッキンと、前記シールド空間に配置され、前記軸線方向において、前記ハウジング側パッキンと前記シェル側パッキンとの間に位置する位置規制部材と、を備え、前記位置規制部材の少なくとも一部は、前記軸線方向において、前記ハウジングの前記軸線方向の前記抜去方向側に形成される第1規制面と、前記筒状部の前記軸線方向の前記挿入方向側に形成される第2規制面との間に位置する、ことを特徴とする。
本実施形態に係るシールドコネクタは、上記構成を有するため、径方向の体格を小型化することができる。
図1は、本実施形態に係るシールドコネクタの斜視図である。 図2は、本実施形態に係るシールドコネクタの一部分解斜視図である。 図3は、本実施形態に係るシールドコネクタにおいて、電線の軸線を含む平面における断面図である。
以下に、本発明に係るシールドコネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、本実施形態に係るシールドコネクタ1の斜視図である。図2は、本実施形態に係るシールドコネクタ1の一部分解斜視図である。図3は、本実施形態に係るシールドコネクタ1において、電線Wの軸線XLを含む平面における断面図である。
Xは、本実施形態に係るシールドコネクタ1の電線Wの軸線方向である。Yは、本実施形態に係るシールドコネクタ1において、軸線方向Xに対して直交する第1直交方向である。Zは、本実施形態に係るシールドコネクタ1において、軸線方向Xおよび第1直交方向Yに対してそれぞれ直交する第2直交方向である。
図1に示す本実施形態に係るシールドコネクタ1は、自動車等の車両に搭載されるワイヤハーネスWH1に組み込まれる。ワイヤハーネスWH1は、例えば、車両に搭載される各機器間の電気的な接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線Wを束にして集合部品とし、複数の電線Wによって各機器を電気的に接続するものである。なお、ワイヤハーネスWH1は、この他、さらに、電気接続箱、グロメット等を含んで構成されてもよい。以下、各図を参照してシールドコネクタ1の構成について詳細に説明する。
図1、図2に示すシールドコネクタ1は、図1に示す相手方シールドコネクタ101に対して電気的に接続される。シールドコネクタ1は、相手方シールドコネクタ101と共にコネクタ装置100を構成する。コネクタ装置100は、シールドコネクタ1と相手方シールドコネクタ101との電気的な接続によって、シールドコネクタ1に接続された第1接続対象物と、相手方シールドコネクタ101に接続された第2接続対象物とを電気的に接続する装置である。
相手方シールドコネクタ101は、第2接続対象物の筐体に設けられる。当該筐体は、導電性の基板101aを有する。そして、当該基板101aは、後述するシールドシェル2が取り付けられる。基板101aの第2直交方向Zにおける上面は、第1ボルトBo1に螺合する第1ネジ穴Nu1が形成され、かつ、第2ボルトBo2に螺合する第2ネジ穴Nu2が形成される。さらに基板101aは、当該基板101aを第2直交方向Zに貫通する貫通孔102が形成される。貫通孔102は、相手方端子金具Wdが挿入される。
相手方シールドコネクタ101は、相手方ハウジング103を有する。そして相手方ハウジング103は、第2ボルト取り付け部104を有する。第2ボルト取り付け部104は、第2ボルトBo2の先端を挿通する第2ボルト孔が形成される。
第1接続対象物は、例えば、インバータ等の電源回路であり、シールドコネクタ1は、電線Wを介して、電源回路に対して電気的に接続される。第2接続対象物は、例えば、回転機等の電気機器であり、相手方シールドコネクタ101は、不図示の相手方電線を介して電気機器に対して電気的に接続される。
そして、コネクタ装置100は、シールドコネクタ1と相手方シールドコネクタ101とが電気的に接続されることによって、電源回路と電気機器とを電気的に接続し、電源回路から電気機器への電力の供給および電気機器で発生させた電力で電源回路を充電することができる。
本実施形態に係るシールドコネクタ1は、例えば、端子金具を有する。一方、相手方シールドコネクタ101は、相手方端子金具Wdを有する。そして、端子金具および相手方端子金具Wdは、シールドコネクタ1と相手方シールドコネクタ101とが嵌合することによって電気的に接続される。
シールドコネクタ1は、電線Wと、シールドシェル2と、ハウジング3と、ハウジング側パッキン4と、シェル側パッキン5と、位置規制部材6と、編組導体7と、ブーツ8と、を備える。つまり、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、少なくとも、電線Wと、シールドシェル2と、ハウジング3と、ハウジング側パッキン4と、シェル側パッキン5と、位置規制部材6と、を備える。
電線Wは、導電性の芯線Waと、芯線Waを被覆して弾性変形可能な絶縁性の被覆部Wbとを備える。電線Wは、軸線方向Xに延在する。電線Wの軸線方向Xにおける一方側の端部は、不図示の第1接続対象物に対して電気的に接続される。また、電線Wの軸線方向Xにおける他方側の端部は、複数の導電性部材を介して、端子金具に対して電気的に接続される。そして、端子金具は、相手方シールドコネクタ101に設けられた相手方端子金具Wdに対して電気的に接続される。
図3に示すシールドシェル2は、導電性の金属材料で形成される。シールドシェル2は、筒状に形成された筒状部211aを有する第1シェル部材21と、第1シェル部材21に対する軸線方向Xにおける挿入方向X1側に位置する第2シェル部材22と、外部から挿入される電線W、および、ハウジング3を収容するシールド空間2sと、を有する。さらに、シールドシェル2は、当該シールドシェル2の外部から電線Wをシールド空間2sに挿通するシェル開口部20aを、軸線方向Xにおける他方側の端部に有する。
本実施形態に係るシールドシェル2は、筒状に形成された筒状部211aを有する第1シェル部材21と、第1シェル部材21に対する軸線方向Xにおける挿入方向X1側に位置する第2シェル部材22と、外部から挿入される電線W、および、電線Wを収容するシールド空間2sと、を有する。そして、第2シェル部材22は、第1シェル部材21に対して組付可能である。
本実施形態に係るシールド空間2sは、軸線方向Xの抜去方向X2側に位置するシールド幅狭空間2s1と、軸線方向Xの挿入方向X1側に位置し、シールド幅狭空間2s1よりも径方向の幅が広いシールド幅広空間2s2とを有する。また、シールドシェル2は、シェル開口部20aと、シールド幅狭空間2s1との間に、シェル段差面21f2を有する。そして、シェル側パッキン5が、仮に、抜去方向X2側へ移動しても、シェル段差面1f2に接触するため、シェル側パッキン5の抜去方向X2側への移動が規制される。
シールド幅狭空間2s1は、筒状部211aに形成される。そして、シールド幅狭空間2s1は、シェル側パッキン5を収容する。
シールド幅広空間2s2は、第1シェル部材21および第2シェル部材22にわたって形成される。シールド幅広空間2s2は、ハウジング3を収容する。
第1シェル部材21の軸線方向Xにおける一方側の端部には、シールド空間2sに連通するシェル開口部20aが形成される。また、第1シェル部材21は、筒状部211aと、ハウジング3の一部を覆う被覆部211cと、軸線方向Xと直交する方向に延在し、かつ、筒状部211aと被覆部211cとを連結する第1シェル段差部(段差部)211bと、を有する。そして、第2規制面21f1は、シールドシェル2の内周面のうち第1シェル段差部211bにおける内周面に形成される。
第2シェル部材22は、第1ボルト取り付け部221を有する。第1ボルト取り付け部221は、第1ボルトBo1の先端を挿通する第1ボルト孔が形成される。
ハウジング3は、絶縁性の合成樹脂等で筒状に形成される。ハウジング3は、当該ハウジング3の外部から挿入される電線Wを収容するハウジング空間3sを有する。本実施形態に係るハウジング3は、図2に示すように、電線Wを個別に収容する第1収容部31および第2収容部32と、第1収容部31および第2収容部32を第1直交方向Yにおいて連結する連結部33とを有する。
第1収容部31および第2収容部32は、それぞれシールド空間2sに配置され、シールド空間2sから挿通される電線Wを収容するハウジング空間3sがそれぞれ形成される。つまり、ハウジング3は、シールド空間2sに配置され、シールド空間2sから挿通される電線Wを収容するハウジング空間3sが形成される。また、ハウジング3は、シールド空間2sから電線Wをハウジング空間3sに挿通するハウジング開口部30aを、軸線方向Xにおける一方側の端部に有する。本実施形態に係るハウジング空間3sは、軸線方向Xの抜去方向X2側に位置するハウジング幅広空間3s1と、軸線方向Xの挿入方向X1側に位置し、ハウジング幅広空間3s1部よりも径方向の幅が狭いハウジング幅狭空間3s2とを有する。ハウジング3は、ハウジング幅広空間3s1と、ハウジング幅狭空間3s2との間に、ハウジング段差面3f2を有する。そして、ハウジング側パッキン4が、仮に、挿入方向X1側へ移動しても、ハウジング段差面3f2に接触するため、ハウジング側パッキン4の挿入方向X1側への移動が規制される。
ハウジング側パッキン4は、例えば、熱硬化性エラストマ(合成ゴム)または熱可塑性エラストマ等の弾性変形可能な弾性および絶縁性を有する材料で環状に形成される。そして、ハウジング側パッキン4は、電線Wとハウジング3とを間を止水する。ハウジング側パッキン4は、円筒状に形成された第1パッキン基部40と、第1パッキン基部40の外周面から径方向の外側に突出する第1パッキン外側突出部41と、第1パッキン基部40の内周面から径方向の内側に突出する第1パッキン内側突出部42と、を備える。本実施形態に係るハウジング側パッキン4は、軸線方向Xにおける第1パッキン外側突出部41の位置と、軸線方向Xにおける第1パッキン内側突出部42の位置とが同一である。本実施形態に係るハウジング側パッキン4は、軸線方向Xに沿って離隔して配置された2つの第1パッキン外側突出部41を備え、軸線方向Xに沿って離隔して配置された2つの第1パッキン内側突出部42を備える。第1パッキン基部40は、軸線方向Xに沿って形成された第1パッキン挿通空間4sを有する。
シェル側パッキン5は、例えば、熱硬化性エラストマ(合成ゴム)または熱可塑性エラストマ等の弾性変形可能な弾性および絶縁性を有する材料で環状に形成される。そして、シェル側パッキン5は、電線Wと筒状部211aとを間を止水する。シェル側パッキン5は、円筒状に形成された第2パッキン基部50と、第2パッキン基部50の外周面から径方向の外側に突出する第2パッキン外側突出部51と、第2パッキン基部50の内周面から径方向の内側に突出する第2パッキン内側突出部52と、を備える。本実施形態に係るシェル側パッキン5は、軸線方向Xにおける第2パッキン外側突出部51の位置と、軸線方向Xにおける第2パッキン内側突出部52の位置とが同一である。本実施形態に係るシェル側パッキン5は、軸線方向Xに沿って離隔して配置された2つの第2パッキン外側突出部51を備え、軸線方向Xに沿って離隔して配置された2つの第2パッキン内側突出部52を備える。第2パッキン基部50は、軸線方向Xに沿って形成された第2パッキン挿通空間5sを有する。
本実施形態に係るシールドコネクタ1は、第1シェル部材21と第2シェル部材22との間から水がシールド空間2sの内部に浸入するおそれがある。しかし、シールドコネクタ1は、シールド空間2sに配置したハウジング側パッキン4によって、ハウジング空間3sに水が浸入することを防止することができる。その上、シールドコネクタ1は、シールド空間2sに配置したシェル側パッキン5によって、電線Wの周面を伝って編組導体7が水に濡れることを防止することができる。
位置規制部材6は、例えば、合成樹脂等の絶縁性を有する材料で形成される。位置規制部材6は、シールド空間2sに配置され、軸線方向Xにおいて、ハウジング側パッキン4とシェル側パッキン5との間に位置する。位置規制部材6は、図3に示すように、円筒状に形成された位置規制部材基部60と、位置規制部材基部60の外周面から径方向の外側に突出する位置規制部材鍔部61と、を備える。位置規制部材基部60は、軸線方向Xに沿って形成された位置規制部材挿通空間6sを有する。
位置規制部材6は、軸線方向Xにおいて、位置規制部材基部60の軸線方向Xにおける抜去方向X2側に形成される基部第1規制面6f1と、位置規制部材基部60の軸線方向Xにおける挿入方向X1側に形成さる基部第2規制面6f2と、を有する。基部第1規制面6f1は、軸線方向Xにおいて、ハウジング段差面3f2に対向する。基部第2規制面6f2は、軸線方向Xにおいて、シェル段差面21f2に対向する。そして、ハウジング側パッキン4が、仮に、抜去方向X2側へ移動しても、基部第1規制面6f1に接触するため、ハウジング側パッキン4の抜去方向X2側への移動が規制される。その上、シェル側パッキン5が、仮に、挿入方向X1側へ移動しても、基部第2規制面6f2に接触するため、シェル側パッキン5の挿入方向X1側への移動が規制される。
また、位置規制部材基部60の抜去方向X2側の外周面は、ハウジング3の内周面に接触し、かつ、位置規制部材基部60の挿入方向X1側の外周面は、筒状部211aの内周面に接触する。これらによって、シールドコネクタ1は、位置規制部材6が、軸線方向Xに対して直交する方向へ移動することを記載することができる。さらに、シールドコネクタ1は、位置規制部材6が、軸線方向Xに対して直交する方向へ移動することを規制することによって、ハウジング側パッキン4およびシェル側パッキン5が軸線方向Xに対して直交する方向へ移動することを規制することができる。
位置規制部材鍔部61は、軸線方向Xにおいて、ハウジング3の軸線方向Xにおける抜去方向X2側に形成される第1規制面3f1と、筒状部211aの軸線方向Xにおける挿入方向X1側に形成される第2規制面21f1との間に位置する。つまり、位置規制部材6の少なくとも一部は、軸線方向Xにおいて、ハウジング3の軸線方向Xの抜去方向X2側に形成される第1規制面3f1と、筒状部211aの軸線方向Xの挿入方向X1側に形成される第2規制面21f1との間に位置する。そのため、位置規制部材6は、軸線方向Xへの移動が規制される。
本実施形態に係るシールドコネクタ1は、ハウジング側パッキン4、シェル側パッキン5、および、位置規制部材6が各電線Wに対応して設けられる。
編組導体7は、導電性材料によって2本の電線Wの外周面を覆うよう筒状に形成され、電線Wから発生するノイズが外部に漏れることを抑制する。編組導体7は、複数の編組線を網目状に編み込んで形成される。なお、図3に示す編組導体7は、図示の便宜のため、編組導体7における網目形状を省略して仮想線で示してあり、他の図においては、編組導体7を省略してある。
シールドコネクタ1は、編組導体7をシールドシェル2の外周面に取り付ける環状のシールリング71を備える(図2、図3参照)。そして、編組導体7の軸線方向Xにおける一方側の端部は、当該シールリング71によってシールドシェル2と電気的に接続してあり、シールドシェル2および相手方シールドコネクタ101の接地部材を介して接地される。
ブーツ8は、編組導体7を覆い、例えば、合成ゴムによって筒状に形成される。当該ブーツ8は、例えば、結束バンド等の締結部材81を巻き付けて、シールドシェル2の外周面に密着状態で固定する。
次に、上述したコネクタ装置100の組み立てについて図2を用いて説明する。最初に、作業者は、貫通孔102に相手方端子金具Wdを挿入した後、相手方ハウジング103における第2ボルト孔に第2ボルトBo2の先端を挿通し、その後、第2ボルトBo2を第2ネジ穴Nu2に螺合することによって、基板101aに相手方シールドコネクタ101を取り付ける。
次いで、作業者は、シールドコネクタ1のハウジング3において、第1収容部31のハウジング空間3sに電線Wを挿通し、かつ、第2収容部32のハウジング空間3sに電線Wを挿通する。
次に、作業者は、各ハウジング側パッキン4の第1パッキン挿通空間4sに電線Wをそれぞれ挿通し、その後、当該ハウジング側パッキン4をハウジング空間3sにそれぞれ収容する。
次いで、作業者は、各位置規制部材6の位置規制部材挿通空間6sに電線Wをそれぞれ挿通し、その後、各位置規制部材鍔部61を、軸線方向Xにおけるハウジング3の一方側の端部に突き当てる。
次に、作業者は、各シェル側パッキン5の第2パッキン挿通空間5sに電線Wをそれぞれ挿通する。
次いで、作業者は、第1シェル部材21の各シェル開口部20aに電線Wをそれぞれ挿通する。
次に、作業者は、第1シェル部材21における各シールド幅狭空間2s1にシェル側パッキン5をそれぞれ収容する。
次いで、作業者は、第1シェル部材21を軸線方向Xの挿入方向X1側に移動させて第1シェル段差部211bの内周面を位置規制部材鍔部61に接触させ、軸線方向Xにおいて、位置規制部材鍔部61を、ハウジング3の一方側の端部と、第1シェル部材21のシェル鍔部211との間に配置する。そのため、位置規制部材鍔部61は、軸線方向Xへの移動が規制される。
次に、作業者は、環状のシールリング71によって、不図示の編組導体7(図3参照)を第1シェル部材21の外周面に取り付ける。
次いで、作業者は、ブーツ8で編組導体7を覆った後、ブーツ8の外周面に締結部材81を巻き付け、当該締結部材81によってブーツ8を第1シェル部材21の外周面に固定する。
次に、作業者は、第2シェル部材22を第1シェル部材21に組み付けてシールドシェル2を形成する。
最後に、作業者は、第2シェル部材22の第1ボルト孔に第1ボルトBo1の先端を挿通した後、第1ボルトBo1を第1ネジ穴Nu1に螺合することによって、基板101aに第2シェル部材22を取り付け、シールドコネクタ1およびコネクタ装置100を形成する。
本実施形態に係るシールドコネクタ1は、以下の構成を有する。位置規制部材6の少なくとも一部は、軸線方向Xにおいて、ハウジング3の軸線方向Xの抜去方向X2側に形成される第1規制面3f1と、筒状部211aの軸線方向Xの挿入方向X1側に形成される第2規制面21f1との間に位置する。そのため、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、位置規制部材6が軸線方向Xに移動することを規制することができる。その結果、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、位置規制部材6によってハウジング側パッキン4が抜去方向X2側へ移動することが規制されるため、ハウジング側パッキン4がハウジング3から脱落することを防止することができる。そして、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、ハウジング3にホルダである位置規制部材6を組み付ける際、ハウジング3の径方向において外側に向けて突出する係止爪を使用する必要がない。その結果、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、径方向の体格を小型化することができる。さらに、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、弾性変形可能な係止爪をハウジング3に設ける必要がないため、係止受け部に係止爪を係止する際、係止爪に大きな力が加わるおそれもない。そのため、シールドコネクタ1の組み立て時の作業性を向上することができる。
本実施形態に係るシールドコネクタ1は、以下の構成を有する。第1シェル部材21は、筒状部211aと、ハウジング3の一部を覆う被覆部211cと、軸線方向Xと直交する方向に延在し、かつ、筒状部211aと被覆部211cとを連結する第1シェル段差部211bと、を有する。第2規制面21f1は、シールドシェル2の内周面のうち第1シェル段差部211bにおける内周面に形成される。そのため、本実施形態に係る第1シェル部材21は、筒状部211aと被覆部211cとを連結する第1シェル段差部211bに第2規制面21f1を形成するため、第1シェル段差部211bを有効活用して構成が複雑になることを防止することができる。
本実施形態に係るシールドコネクタ1は、以下の構成を有する。位置規制部材鍔部61は、ハウジング3の軸線方向Xにおける抜去方向X2側に形成される第1規制面3f1と、筒状部211aの軸線方向Xにおける挿入方向X1側に形成される第2規制面21f1との間に位置する。そのため、本実施形態に係る位置規制部材6は、軸線方向Xにおいてハウジング側パッキン4に対向する基部第1規制面6f1と位置規制部材鍔部61の挿入方向X1側の平面とを同一平面で構成し、かつ、軸線方向Xにおいてシェル側パッキン5に対向する基部第2規制面6f2と位置規制部材鍔部61の抜去方向X2側の平面とを同一平面で構成することで、軸線方向Xを含む平面における断面形状が矩形状となる円筒状に形成された場合と比較すると、以下の相違点がある。すなわち、上記のように、軸線方向Xを含む平面における断面形状が矩形状となる円筒状に形成された場合と比べて、軸線方向Xにおいて、第1規制面3f1と第2規制面21f1との間に位置する位置規制部材鍔部61の軸線方向Xにおける厚さを薄くすることができるため、位置規制部材6を形成するための資材を減少させることができる。
なお、上述した実施形態に係るシールドコネクタ1は、2本の電線Wを備えるものを説明した。しかし、本実施形態に係るシールドコネクタ1は、それに限られない。例えば、シールドコネクタ1は、1本の電線Wを備えてもよいし、3本の以上の電線Wを備えてもよい。
また、上述した実施形態に係る位置規制部材6は、筒状に形成された位置規制部材基部60と、位置規制部材6の外周面から径方向の外側へ向けて突出する位置規制部材鍔部61と、を有するものを説明した。しかし、本実施形態に係る位置規制部材6は、それに限られない。例えば、位置規制部材6は、軸線方向Xにおいてハウジング側パッキン4に対向する基部第1規制面6f1と位置規制部材鍔部61の挿入方向X1側の平面とを同一平面で構成し、かつ、軸線方向Xにおいてシェル側パッキン5に対向する基部第2規制面6f2と位置規制部材鍔部61の抜去方向X2側の平面とを同一平面で構成することで、軸線方向Xを含む平面における断面形状が矩形状となる円筒状に形成してもよい。
1 シールドコネクタ
2 シールドシェル
21 第1シェル部材
21f1 第2規制面
211a 筒状部
211b (第1シェル段差部)段差部
211c 被覆部
22 第2シェル部材
2s シールド空間
3 ハウジング
3f1 第1規制面
3s ハウジング空間
4 ハウジング側パッキン
5 シェル側パッキン
6 位置規制部材
60 位置規制部材基部
61 位置規制部材鍔部
W 電線
X 軸線方向
X1 挿入方向
X2 抜去方向

Claims (3)

  1. 軸線方向に延在する電線と、
    外部から挿入される前記電線を収容するハウジング空間を有する筒状のハウジングと、
    筒状に形成された筒状部を有する第1シェル部材と、前記第1シェル部材に対する前記軸線方向における挿入方向側に位置する第2シェル部材と、外部から挿入される前記電線、および、前記ハウジングを収容するシールド空間と、を有する金属製のシールドシェルと、
    前記ハウジング空間に配置され、前記電線と前記ハウジングとの間を止水する環状のハウジング側パッキンと、
    前記シールド空間に配置され、前記電線と前記筒状部との間を止水する環状のシェル側パッキンと、
    前記シールド空間に配置され、前記軸線方向において、前記ハウジング側パッキンと前記シェル側パッキンとの間に位置する位置規制部材と、
    を備え、
    前記位置規制部材の少なくとも一部は、前記軸線方向において、前記ハウジングの前記軸線方向の前記抜去方向側に形成される第1規制面と、前記筒状部の前記軸線方向の前記挿入方向側に形成される第2規制面との間に位置する、
    ことを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 前記第1シェル部材は、
    前記筒状部と、
    前記ハウジングの一部を覆う被覆部と、
    前記軸線方向と直交する方向に延在し、かつ、前記筒状部と前記被覆部とを連結する段差部と、
    を有し、
    前記第2規制面は、前記シールドシェルの内周面のうち前記段差部における内周面に形成される、
    請求項1に記載のシールドコネクタ。
  3. 前記位置規制部材は、
    筒状に形成された位置規制部材基部と、
    前記位置規制部材の外周面から径方向の外側へ向けて突出する位置規制部材鍔部と、
    を有し、
    前記位置規制部材鍔部は、前記ハウジングの前記軸線方向における前記抜去方向側に形成される第1規制面と、前記第1シェル部材の前記筒状部の前記軸線方向における前記挿入方向側に形成される第2規制面との間に位置する、
    請求項1または2に記載のシールドコネクタ。
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