JP2023054945A - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】経験及び勘に頼らなくても適正な安定時間を設定する。【解決手段】組合せ計量装置1は、計量ホッパ6で逐次取得された時系列の計量値を記憶する記憶部22と、記憶部22に記憶された時系列の計量値が安定したと見做せる領域内へ収束するときの、計量ホッパ6への物品Mの供給に応じたタイミングから当該時系列の計量値が安定したと見做せる領域に入るタイミングまでの経過時間を、安定時間として計測する時間計測部24と、複数のサイクルに亘って時間計測部24により安定時間を取得し、取得した複数のサイクルの安定時間の標準偏差に基づいて、所定の計量精度が維持できる安定時間である推奨安定時間を選択可能とする推奨安定時間算出部26及びインターフェース30と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明の一側面は、組合せ計量装置に関する。
物品を複数の計量ホッパに供給して計量し、得られた複数の計量値に基づいて複数の計量ホッパの組合せを求め、求めた組合せの中から目標重量値に近い組合せを選び、選んだ当該組合せに係る複数の計量ホッパから物品を排出するサイクルを繰り返す組合せ計量装置が知られている。このような組合せ計量装置では、動作タイミングの一つとして、計量値が安定するまでの安定時間が設定されている。そして、例えば計量ホッパに物品が供給されたタイミングから、計量値が安定するまでの安定時間を計測し、この安定時間が経過したときに、計量ホッパの計量値が取得される。この安定時間は、通常、組合せ計量装置の能力に応じて設定される。そのため、例えば特許文献1に記載された組合せ計量装置では、計量ホッパで逐次取得された時系列の計量値の波形を取得し、それを計測機器等に表示させることで安定時間を見つけ、それを装置に設定することが図られている。
特開平9-113348号公報
しかし、上述した組合せ計量装置では、例えば物品の種類によっては、供給された物品が計量ホッパ内で踊るように動く場合がある。そのため、安定時間が必ずしも適正なものとはならず、安定時間の経過後に取得される計量値が物品の真の実重量と一致しない可能性がある。この場合には、安定時間を調整しなければならないが、そうした調整は、未だ経験及び勘に頼って行われるという実情がある。
そこで、本発明の一側面は、経験及び勘に頼らなくても適正な安定時間を設定することが可能な組合せ計量装置を提供することを課題とする。
本発明の一側面に係る組合せ計量装置は、物品を複数の計量ホッパに供給して計量し、得られた複数の計量値に基づいて複数の計量ホッパの組合せを求め、求めた組合せの中から目標重量値に近い組合せを選び、選んだ当該組合せに係る複数の計量ホッパから物品を排出するサイクルを繰り返す組合せ計量装置であって、計量ホッパで逐次取得された時系列の計量値を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された時系列の計量値が安定したと見做せる領域内へ収束するときの、計量ホッパへの物品の供給に応じたタイミングから当該時系列の計量値が安定したと見做せる領域に入るタイミングまでの経過時間を、計量値が安定するまでの安定時間として計測する時間計測部と、複数のサイクルに亘って時間計測部により安定時間を取得し、取得した複数のサイクルの安定時間の標準偏差に基づいて、所定の計量精度が維持できる安定時間である推奨安定時間を選択可能とする選択部と、を備える。
この組合せ計量装置では、計量ホッパに物品を投入する度にバラつく安定時間を複数のサイクルに亘って取得し、取得した安定時間の統計データから得られた標準偏差に基づいて、所定の計量精度が維持できる推奨安定時間を選択可能とする。これにより、経験及び勘に頼らなくても、適正な安定時間を設定することが可能となる。
本発明の一側面に係る組合せ計量装置では、時間計測部は、記憶部に記憶された時系列の計量値の収束値を複数のサイクルに亘って求め、求めた各サイクルの収束値を基準にした一定幅の領域を、安定したと見做せる領域として求めてもよい。これにより、安定したと見做せる領域を具体的に求めることが可能となる。
本発明の一側面に係る組合せ計量装置では、時間計測部は、記憶部に記憶された時系列の計量値について時間を遡るように辿ることによって、当該時系列の計量値が安定したと見做せる領域に入るタイミングを特定してもよい。これにより、時系列の計量値が安定したと見做せる領域に入るタイミングを具体的に求めることが可能となる。
本発明の一側面に係る組合せ計量装置では、選択部は、複数のサイクルの安定時間のヒストグラムを表示し、かつ、ヒストグラム上に推奨安定時間も併せて表示する表示部を有していてもよい。これにより、表示部で、推奨安定時間を容易に確認することができる。
本発明の一側面に係る組合せ計量装置では、推奨安定時間は、取得した複数のサイクルの安定時間の平均値に対して標準偏差の2倍相当の時間を加えた時間であってもよい。この場合、適正な安定時間を具体的に設定することが可能となる。
本発明の一側面に係る組合せ計量装置では、計量ホッパへの物品の供給に応じたタイミングは、当該計量ホッパにおける物品排出ゲートを閉じるタイミング、当該計量ホッパにおける物品排出ゲートを開くタイミング、及び、当該計量ホッパへ物品を供給する供給ホッパにおける物品排出ゲートを開くタイミングの少なくとも何れかに関していてもよい。この場合、安定時間の始点として、計量ホッパの物品排出ゲートを閉じるタイミング、計量ホッパの物品排出ゲートを開けるタイミング、及び、供給ホッパの物品排出ゲートを開くタイミングの何れかに関するタイミングを採用することができる。
本発明の一側面によれば、経験及び勘に頼らなくても適正な安定時間を設定することが可能な組合せ計量装置を提供することができる。
図1は、実施形態に係る組合せ計量装置の概略構成図である。 図2は、図1の制御部の機能的な構成を示す図である。 図3は、図1の制御部による処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、安定時間の一例を示すグラフである。 図5は、タッチパネルディスプレイの表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る組合せ計量装置1の概略構成図である。図1に示されるように、組合せ計量装置1は、投入シュート2と、分散フィーダ3と、複数の放射フィーダ4と、複数のプールホッパ(供給ホッパ)5と、複数の計量ホッパ6と、集合シュート8と、タイミングホッパ9と、計量部11と、制御部20と、インターフェース30と、を備える。組合せ計量装置1は、物品Mを複数の計量ホッパ6に供給して計量し、得られた複数の計量ホッパ6の各物品の計量値に基づいて複数の計量ホッパ6の組合せを求め、求めた組合せの中から目標重量値に近い物品Mの組合せを選び、選んだ当該組合せに係る複数の計量ホッパ6から物品を排出するサイクルを繰り返す。
組合せ計量装置1は、搬送コンベア50によって供給される物品Mを目標重量値となるように計量して製袋包装機60に供給する。なお、製袋包装機60は、フィルムを所定容量の袋に成形しつつ、組合せ計量装置1から排出された物品Mを袋詰めにする。搬送コンベア50は、組合せ計量装置1に物品Mを供給する外部装置である。物品Mは、例えば農産物、水産物、加工食品等のように、単体質量にばらつきのある物品である。
投入シュート2は、搬送コンベア50の搬送端50aの下方に配置される。投入シュート2は、搬送コンベア50の搬送端50aから落下した物品Mを受けて下方に排出する。分散フィーダ3は、上方から供給される物品Mを周縁に向けて搬送する。分散フィーダ3は、投入シュート2の下方に配置される。分散フィーダ3は、中央部分が高く且つ周縁が低い末広がりの円錐状の搬送面3aを有する。分散フィーダ3は、電磁バイブレータが振動することにより、搬送面3a上の物品Mを周縁へと搬送する。例えば、分散フィーダ3は、搬送面3aを振動させることで、投入シュート2から搬送面3aの頂部に排出された物品Mを搬送面3aの外縁に向かって分散させる。
複数の放射フィーダ4は、分散フィーダ3から搬送される物品Mをさらに放射方向に搬送する。複数の放射フィーダ4は、分散フィーダ3の搬送面3aの外縁に沿って放射状に配置される。放射フィーダ4は、搬送面3aの外縁の下方から外側に延在するトラフ4aを有する。放射フィーダ4は、電磁バイブレータが振動することにより物品Mを搬送する。例えば、放射フィーダ4は、トラフ4aが振動することで、搬送面3aの外縁から排出された物品Mをトラフ4aの先端部に向かって搬送する。
複数のプールホッパ5は、鉛直方向の中心線CLを囲むように配置される。各プールホッパ5は、各放射フィーダ4のトラフ4aの先端部の下方に配置される。各プールホッパ5は、開閉可能なゲート(物品排出ゲート)5aを有する。ゲート5aは、プールホッパ5の底部に位置する。各プールホッパ5は、ゲート5aを閉じることで、対応するトラフ4aの先端部から排出された物品Mを一時的に貯留する。各プールホッパ5は、ゲート5aを開くことで、一時的に貯留した物品Mを下方に排出する。つまり、プールホッパ5は、供給される物品Mをゲート5aの一時的な閉状態で貯留し、その後にゲート5aを開くことにより(開状態として)当該物品Mを下方の計量ホッパ6に供給する。
複数の計量ホッパ6は、中心線CLを囲むように配置される。各計量ホッパ6は、各プールホッパ5のゲート5aの下方に配置される。各計量ホッパ6は、物品Mを収納する本体部61と、その底部において開閉可能なゲート(物品排出ゲート)62とを有する。ゲート62は、本体部61に設けられる。ゲート62は、計量ホッパ6の底部に位置する。各計量ホッパ6は、ゲート62を閉じることで、対応するプールホッパ5から排出された物品Mを本体部61内に一時的に貯留する。各計量ホッパ6は、ゲート62を開くことで、本体部61内に一時的に貯留した物品Mを下方に排出する。つまり、計量ホッパ6は、供給される物品Mをゲート62の一時的な閉状態で貯留し、その後にゲート62を開状態として当該物品Mを下方へ排出する。
集合シュート8は、各計量ホッパ6から排出された物品Mを排出口8aに集合させる。排出口8aは、複数の計量ホッパ6に対して下方の中心線CL上に位置する。集合シュート8は、上段シュート部81と下段シュート部82とを有する。上段シュート部81は、各計量ホッパ6から排出された物品Mを受けて当該物品Mを排出口8a側(すなわち、中心線CL側かつ下側)に滑走させる。下段シュート部82は、下方に向かって先細りの円錐台状の筒体であり、上側の開口82a及び下側の開口82bを有する。下段シュート部82は、下側の開口82bを排出口8aとして、当該排出口8aから物品Mを下方に排出する。
タイミングホッパ9は、排出口8aの下方に配置される。タイミングホッパ9は、開閉可能なゲート9aを有する。ゲート9aは、タイミングホッパ9の底部に位置する。タイミングホッパ9は、ゲート9aを閉じることで、集合シュート8から排出された物品Mを一時的に貯留する。タイミングホッパ9は、ゲート9aを開くことで、一時的に貯留した物品Mを製袋包装機60に排出する。
計量部11は、フレーム12に支持されたケース13内に配置される。計量部11は、複数のロードセル11aを有する。各ロードセル11aは、対応する計量ホッパ6を支持する。計量部11は、各計量ホッパ6に物品Mが一時的に貯留される際に、各計量ホッパの重量値(物品Mの質量に応じた計量値)を計量(取得)する。本実施形態では、計量部11は、複数の計量ホッパ6の少なくとも1つにおいて、リアルタイム計量(逐次的に計量)して時系列の計量値を取得する。また、各計量部11に対応させて、プールホッパ5及び計量ホッパ6の各ゲート5a、62を選択的に開閉させる図示しないリンク機構と、当該リンク機構を選択的に動作させる図示しない駆動部と、が設けられる。
制御部20は、ケース13内に配置される。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する。制御部20は、分散フィーダ3及び放射フィーダ4の搬送動作、各プールホッパ5のゲート5aの開閉動作、各計量ホッパ6のゲート62の開閉動作、並びにタイミングホッパ9のゲート9aの開閉動作等、組合せ計量装置1の各部の動作を制御する。制御部20は、製袋包装機60と通信可能に接続される。
制御部20は、計量部11によって計量した計量値と、当該計量値に対応する物品Mを貯留する計量ホッパ6とを対応付けて記憶する。制御部20は、計量部11によって計量され、かつ各計量ホッパ6に対応付けられた各物品Mの複数の計量値から、合計値が目標重量値となるように物品Mの組合せを選択する。より具体的には、制御部20は、各計量部11によって出力されたそれぞれの物品Mの計量値を組み合わせて、組合せ合計値が目標重量値に近く、所定範囲内に収まるような物品Mの組合せを選択する。すなわち、制御部20は、計量部11で取得した複数の計量ホッパ6の各物品Mの重量値に基づいて、予め設定された目標重量値に等しいか、それに近い物品Mの組合せを計算する。そして、制御部20は、計算した当該組合せに係る物品Mの計量ホッパ6から物品Mを排出させる。
インターフェース30は、作業者等のユーザから情報の入力を受け付ける装置である。インターフェース30を介して受け付けられる情報は、制御部20に送信される。本実施形態では、インターフェース30は、例えば液晶ディスプレイ等により構成されるタッチパネルディスプレイ(表示部)30tを有する。インターフェース30は、キーボード、マウス、テンキー、マイク等を有してもよい。インターフェース30は、音声を出力するスピーカ等を有してもよい。インターフェース30は、タッチパネルディスプレイ30tを介して、安定時間(詳しくは後述)を選択可能とする。
投入シュート2、分散フィーダ3、複数の放射フィーダ4、複数のプールホッパ5及び複数の計量ホッパ6は、ケース13に直接的に又は間接的に支持される。集合シュート8及びタイミングホッパ9は、フレーム12に直接的に又は間接的に支持される。
次に、制御部20について詳細に説明する。
図2は、制御部20の機能的な構成を示す図である。図2に示されるように、制御部20は、記憶部22と、時間計測部24と、推奨安定時間算出部26と、を備える。制御部20は、記憶部22、時間計測部24及び推奨安定時間算出部26を、各種制御処理を実行する概念的な部分として有する。このような概念的な部分は、例えばROMに格納されているプログラムがRAM上にロードされてCPUで実行されるソフトウェアとして構成される。
記憶部22は、組合せ計量装置1の動作に関する情報を記憶する。記憶部22は、計量ホッパ6において計量部11によりリアルタイム計量される時系列の計量値を記憶する。時系列の計量値は、組合せ計量装置1が繰り返すサイクルを少なくとも1サイクルを含む期間(例えば3秒間)の、計量部11で経時的に計量された計量値のデータである。時系列の計量値は、例えば時間及び計量値を横軸及び縦軸とするグラフ上にて波形で表されるデータである。記憶部22は、1又は複数の計量ホッパ6についての、異なる複数の期間における時系列の計量値を記憶して蓄積する。記憶部22は、複数の上述の安定時間を記憶して蓄積する。
時間計測部24は、計量ホッパ6又はプールホッパ5のゲート開閉に伴う機械的な振動によって計量値が不安定になる時点から計時を開始する。この場合の計時開始時点は、例えば、制御部20がプールホッパ5や計量ホッパ6のゲート5a、62に対し、駆動信号を出力するタイミングである。そのタイミングから計量ホッパ6の計量値を逐次入力して記憶部22に記憶していく。記憶部22に記憶された時系列の計量値は、時間経過と共に、安定領域内に収まったと見做せる変動幅へ収束していく。この場合の安定領域は、予め設定された一定幅の領域である。時間計測部24は、記憶部22に記憶された時系列の計量値の収束値を複数のサイクルに亘って求め、求めた各サイクルの収束値を基準にした一定幅の領域を、安定領域として求めることができる。時間計測部24は、記憶部22に記憶された時系列の計量値が安定領域(安定したと見做せる領域)内へ収束するときの、計量ホッパ6への物品Mの供給に応じたタイミングから当該時系列の計量値が安定領域に入るタイミングまでの経過時間を、計量値が安定するまでの安定時間として計測する。
各サイクルの収束値は、それぞれのサイクルにおいて、計量ホッパ6に供給された物品Mの供給量に依存する。また、本実施形態では、安定領域内に収まったと見做せる変動幅は、完全に安定領域に収まっている場合の変動幅だけでなく、例えば瞬間的に安定領域外に出ているがそれ以外は安定領域に収まっているような場合の変動幅も含む。この変動幅は、収束値を基準とした所定の上限値と下限値である。本実施形態では、計量ホッパ6への物品Mの供給に応じたタイミングは、当該計量ホッパ6へ物品Mを供給するプールホッパ5におけるゲート5aを開くタイミングに関する。なお、計量ホッパ6への物品Mの供給に応じたタイミングは、特に限定されず、当該計量ホッパ6におけるゲート62を閉じるタイミングに関するものであってもよいし、当該計量ホッパ6におけるゲート62を開くタイミングに関するものであってもよい。
時間計測部24は、記憶部22に記憶された時系列の計量値について時間を遡るように辿ることによって、当該時系列の計量値が安定領域に入るタイミングを特定する。例えば、安定領域内に収まったと見做せる変動幅へ収束している計量値は、時間を遡ることで逆に変動が拡大していくことになる。よって、安定領域内に収まったと見做せる変動幅へ収束している計量値について、時間を遡るように辿った結果、安定領域の上限又は下限と交差するとき、その時点を時間計測部24は安定領域に入るタイミングと特定する。
推奨安定時間算出部26は、複数のサイクルに亘って時間計測部24により安定時間を取得し、当該安定時間を記憶部22に統計データとして記憶して蓄積する。推奨安定時間算出部26は、記憶部22に記憶された複数のサイクルの安定時間の標準偏差を算出する。推奨安定時間算出部26は、算出した標準偏差に基づいて、所定の計量精度が維持できる安定時間である推奨安定時間を算出する。推奨安定時間は、取得した複数のサイクルの安定時間の平均値に対して標準偏差の2倍相当の時間を加えた時間である。
推奨安定時間算出部26は、インターフェース30のタッチパネルディスプレイ30tに、複数のサイクルの安定時間のヒストグラムを表示する。推奨安定時間算出部26は、タッチパネルディスプレイ30tのヒストグラム上に推奨安定時間も併せて表示する。これにより、インターフェース30は、タッチパネルディスプレイ30tを介して推奨安定時間を選択可能である。推奨安定時間算出部26及びインターフェース30は選択部を構成する。
次に、制御部20によりタッチパネルディスプレイ30tに推奨安定時間を選択可能に表示させる場合の処理の一例について、図3のフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。
まず、例えば複数の計量ホッパ6の中から任意の何れか一つを、リアルタイム計量の対象となる計量ホッパ6に選択する(ステップS1)。選択した計量ホッパ6をリアルタイム計量し、時系列の計量値を取得する(ステップS2)。取得した時系列の計量値について時間計測部24により安定時間を計測し、計測した安定間を記憶部22に蓄積する(ステップS3)。
記憶部22における安定時間の蓄積数が一定以上か否かを判定する(ステップS4)上記ステップS4でNOの場合、上記ステップS1の処理に戻る。上記ステップ数S4でYESの場合、推奨安定時間算出部26により、安定時間の平均値及び標準偏差を算出する(ステップS5)。推奨安定時間算出部26により、推奨安定時間を算出する。そして、安定時間のヒストグラム及び推奨安定時間を、タッチパネルディスプレイ30tに表示させる(ステップS7)。
図4は、安定時間S0の一例を示すグラフである。図4の例では、時系列の計量値Kがリアルタイム計量された例が示されている。時系列の計量値Kでは、計量ホッパ6への物品Mの供給(プールホッパ5のゲート5aが閉状態から開状態になるタイミングt0)に応じて、急峻に大きくなりピークに達した後、波状に変動しながらその変動幅が小さくなり、ある収束値に収束している。ゲート5aを開くタイミングは、ゲート5aに対する駆動信号に基づいて取得することができる。時系列の計量値K上には、収束値を基準として一定幅の安定領域R0が設定されている。時系列の計量値Kは、安定領域R0内に収まったと見做せる変動幅へ収束している。このような時系列の計量値Kでは、その波形を時間を遡るように(図示の右から左へ)辿ることにより、その値が安定領域R0に入るタイミングt1を特定する。その結果、タイミングt0からタイミングt1までの間の期間が、安定時間RTとして取得される。
図5は、タッチパネルディスプレイ30tの表示例を示す図である。図5の例では、縦軸が頻度で横軸が安定時間のヒストグラムが示されている。推奨安定時間は、ヒストグラム上に併せて表示されている。蓄積した安定時間RTの統計データをヒストグラムにして表示させることで、安定時間RTの設定調整時の目安を示すことができる。また、適切な安定時間の値を推奨安定時間として提示する。例えば、このようなタッチパネルディスプレイ30tでは、表示されている推奨安定時間の値をタッチ選択すること、又は、表示されている推奨安定時間の値を別画面にて入力することで、推奨安定時間を選択可能であってもよい。
以上、組合せ計量装置1では、計量ホッパ6に物品Mを投入する度にバラつく安定時間RTを複数のサイクルに亘って取得し、取得した安定時間RTの統計データから得られた標準偏差に基づいて、所定の計量精度が維持できる推奨安定時間を選択可能である。これにより、経験及び勘に頼らなくても適正な安定時間RTを設定することが可能となる。
組合せ計量装置1では、時間計測部24は、記憶部22に記憶された時系列の計量値Kの収束値を複数のサイクルに亘って求め、求めた各サイクルの収束値を基準にした一定幅の領域を、安定領域R0として求める。これにより、安定領域R0を具体的に求めることが可能となる。ちなみに、安定領域R0は、例えばリモートコントローラで設定する固定値であってもよい。
組合せ計量装置1では、時間計測部24は、記憶部22に記憶された時系列の計量値Kについて時間を遡るように辿ることによって、当該時系列の計量値Kが安定領域R0に入るタイミングを特定する。これにより、時系列の計量値Kが安定領域R0に入るタイミングを具体的に求めることが可能となる。
組合せ計量装置1では、インターフェース30は、複数のサイクルの安定時間RTのヒストグラムを表示し、かつ、ヒストグラム上に推奨安定時間も併せて表示するタッチパネルディスプレイ30tを有する。これにより、タッチパネルディスプレイ30tで、推奨安定時間を容易に確認することができる。
組合せ計量装置1では、推奨安定時間は、取得した複数のサイクルの安定時間RTの平均値に対して標準偏差の2倍相当の時間を加えた時間である。この場合、適正な安定時間RTを具体的に設定することが可能となる。
組合せ計量装置1では、計量ホッパ6へ物品Mを供給する(計量ホッパ6への物品Mの供給に応じた)タイミングt0は、当該計量ホッパ6へ物品Mを供給するプールホッパ5におけるゲート5aを開くタイミングt0に関する。この場合、安定時間RTの始点として、プールホッパ5のゲート5aを開くタイミングt0を採用することができる。
組合せ計量装置1では、計量値が安定領域R0内へ収束までの時間は、計量値が不安定になるタイミングを始点として計測される。例えば、物品Mを受け取るために計量ホッパ6のゲート62が閉じたり、プールホッパ5のゲート5aが開いて、計量ホッパ6に物品Mが供給されたりすると、計量値が不安定になるから、そのタイミングから計測を開始するのが好ましい。これらのタイミングは、ゲート62,5aを開閉させる駆動信号の出力タイミングによって取得することができるからである。ただし、計時を開始するタイミングは、これには限定されない。例えば包装機等の外部装置から排出要求信号を受信すると、その時点から一定時間後には、計量ホッパ6に物品Mが供給される場合には、その排出要求信号を受信した時点から計時を開始し、そのときの計測時間から、上記一定時間を減算することによって、不安定になった計量値が安定するまでの安定時間を求めるようにしてもよい。
以上、本発明の一態様について説明したが、本発明の一態様は、上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、複数のプールホッパ5及び計量ホッパ6を環状に配置したが、これに限定されず、マトリックス状に配置してもよい。上記実施形態及び上記変形例は、複数のブースタホッパを備えていてもよい。上記実施形態及び上記変形例では、制御部20の機能の一部は、別の制御部により実行されてもよいし、組合せ計量装置1と通信可能なサーバで実行されてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、推奨安定時間を算出した際に、安定時間RTとして自動的に推奨安定時間を選択させてもよい。上記実施形態及び上記変形例では、物品M毎の安定時間RTを収集することで、物品Mに応じた推奨安定時間を選択可能としてもよい。上記実施形態及び上記変形例では、実際の稼動状況(稼動率及び不良率)と関連付けて安定時間RTを収集することで、より良い推奨安定時間を選択可能としてもよい。
1…組合せ計量装置、3…分散フィーダ、4…放射フィーダ、5…プールホッパ(供給ホッパ)、5a…ゲート(物品排出ゲート)、6…計量ホッパ、11…計量部、20…制御部、22…記憶部、24…時間計測部、26…推奨安定時間算出部(選択部)、28…ゲート開閉時間調整部、30…インターフェース(選択部)、62…ゲート(物品排出ゲート)、M…物品。

Claims (6)

  1. 物品を複数の計量ホッパに供給して計量し、得られた複数の計量値に基づいて複数の前記計量ホッパの組合せを求め、求めた組合せの中から目標重量値に近い組合せを選び、選んだ当該組合せに係る複数の前記計量ホッパから前記物品を排出するサイクルを繰り返す組合せ計量装置であって、
    前記計量ホッパで逐次取得された時系列の計量値を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された時系列の計量値が安定したと見做せる領域内へ収束するときの、前記計量ホッパへの前記物品の供給に応じたタイミングから当該時系列の計量値が前記安定したと見做せる領域に入るタイミングまでの経過時間を、計量値が安定するまでの安定時間として計測する時間計測部と、
    複数の前記サイクルに亘って前記時間計測部により前記安定時間を取得し、取得した複数の前記サイクルの前記安定時間の標準偏差に基づいて、所定の計量精度が維持できる前記安定時間である推奨安定時間を選択可能とする選択部と、を備える、組合せ計量装置。
  2. 前記時間計測部は、前記記憶部に記憶された時系列の計量値の収束値を複数の前記サイクルに亘って求め、求めた各サイクルの前記収束値を基準にした一定幅の領域を、前記安定したと見做せる領域として求める、請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記時間計測部は、前記記憶部に記憶された時系列の計量値について時間を遡るように辿ることによって、当該時系列の計量値が前記安定したと見做せる領域に入るタイミングを特定する、請求項1又は2に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記選択部は、複数の前記サイクルの前記安定時間のヒストグラムを表示し、かつ、前記ヒストグラム上に前記推奨安定時間も併せて表示する表示部を有する、請求項1~3の何れか一項に記載の組合せ計量装置。
  5. 前記推奨安定時間は、取得した複数の前記サイクルの前記安定時間の平均値に対して前記標準偏差の2倍相当の時間を加えた時間である、請求項1~4の何れか一項に記載の組合せ計量装置。
  6. 前記計量ホッパへの前記物品の供給に応じたタイミングは、当該計量ホッパにおける物品排出ゲートを閉じるタイミング、当該計量ホッパにおける物品排出ゲートを開くタイミング、及び、当該計量ホッパへ前記物品を供給する供給ホッパにおける物品排出ゲートを開くタイミングの少なくとも何れかに関する、請求項1~5の何れか一項に記載の組合せ計量装置。
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